JPH02230110A - レンズ位置制御装置及び光学機器 - Google Patents

レンズ位置制御装置及び光学機器

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JPH02230110A
JPH02230110A JP5172789A JP5172789A JPH02230110A JP H02230110 A JPH02230110 A JP H02230110A JP 5172789 A JP5172789 A JP 5172789A JP 5172789 A JP5172789 A JP 5172789A JP H02230110 A JPH02230110 A JP H02230110A
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lens
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motor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、カメラや観測機器等の機器におけるレンズ位
置制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来よりビデオカメラ等に用いられている焦点距離可変
の撮影レンズ、所謂ズームレンズとして多くの光学設計
例が知られている。特に光軸前方の第工群レンズ群が焦
点調節の為のレンズであり、第2群が変倍の為のレンズ
群、第3群が補正の為のレンズ群となり、第2群,第3
群が所定の関係で連動することによって、ズーム動作を
成し、第4群が結像の為の固定のレンズ群となる所謂4
群ズームは最も一般的なズームレンズ構成と言える。こ
の4群ズームレンズにおいでは焦点調節の為の第1群レ
ンズ群と、焦点距離可変の為の第2,3群レンズ群は、
全く別個に機能することから、ズーミングに連動して第
1群を動かしたり焦点調節の為に第2群を動かしたりす
る必要はない。この為比較的簡単な構成で鏡筒メカニズ
ムを達成できた。
これに対して焦点調節の為のレンズ群を第3群以降のレ
ンズ群とする、所謂インナーフォーカスタイプのズーム
レンズが知られている。インナーフォーカスタイプのレ
ンズ構成の場合、前述の4群ズームレンズと異り、焦点
距離によって、焦点調節の為のレンズ群が最も《り出し
た位置にある場合に撮影可能(合焦可能)な最至近距離
が変化する。特にワイド端ではレンズ直前迄合焦可能と
なるという、4群ズームレンズでは達成できない大きな
利点があった。しかし、一方で、この様なインナーフォ
ーカスタイプのズームレンズでは、焦点調節の為のレン
ズ群が変倍の為のレンズ群より後方にあることから、被
写体距離が変化しな《てもズーミングによって焦点調節
の為のレンズ群を移動しなければならないという特性を
有している。この為鏡筒メカニズムの構成が非常に複雑
になるという欠点があった。この為、従来は実用化され
た例が少なかった。しかしながら近年、自動焦点調節装
置の発達により焦点面のボケを直接評価して、この情報
に基き焦点調節の為のレンズ群の位置制御を行う方式が
実用化されている。この方式の自動焦点調節装置とイン
ナーフォーカスレンズを組合わせることによって、複雑
な鏡筒構造をとらな《とも焦点調節の為のレンズ群の位
置を正しい位置とすることが可能となる。
第5図〜第8図はインナーフォーカスレンズの幾つかの
例を示す。第5図のタイプでは、第1群レンズ1は固定
されており、第2群レンズ2の位置(実線)がワイド側
の焦点距離(ワイド端)の位置、2′の位置(2点鎖線
)がテレ側の焦点距離(テレ端)の位置となる。又、こ
の例では第3群レンズ3が従来の4群ズーム同様第2群
レンズと所定の関係をもウて連動しており、3の位置(
実線)がワイド端位置、3′の位置(2点鎖線)がテレ
端位置となる。
第2群及び第3群のレンズは従来の4群ズームの鏡筒メ
カニズム構成と同じく、例えばカム環によって連動する
ものである。4が焦点調節の為の]ノンズ群となり、矢
印で示す様に定められた所定範囲内で光軸方向に位置可
変に構成される。
第6図の場合、第5図の3に相当するレンズ群がない場
合である。又、この例ではレンズ群4を前方レンズ群4
Aと後方レンズ群4Bに分け、前方レンズ群4Aは固定
し、後方レンズ群4Bが焦点調節の為のレンズ群として
所定範囲光軸方向に位置可変に構成されている。
第7図の例では第1と第4レンズ群1と4が固定であり
、第2レンズ群2は、同じく2の位置がワイド端位置、
2′の位置がテレ端位置となる。又、焦点調節の為のレ
ンズ群は3であり、所定範囲光軸方向に位置可変に構成
されている。
第8図の例では第1群レンズは固定されてなく、第1群
レンズlと第2群レンズ2はズーミングに伴って連動す
るものである,,:こで1, 2はワイド端での位置を
示し、又、1’,2’はテレ端での位置を示している。
又、焦点調節の為のレンズ群は第6図の例と同じく最後
部の後方レンズ群4Bにて行うものである。
第9図,第10図は第5図〜第8図のインナーフォーカ
スレンズにて、各焦点調節の為のレンズ群のとるべき位
置の焦点距離(2群レンズ位置)との関係を示しており
、第9図は第6図〜第8図のレンズタイプの場合の、第
lO図は第5図のレンズタイプの場合の関係を示してい
る。図にて縦軸がゼロの位置はテレ端ω合焦の際の焦点
調節の為のレンズ群位置である。
第9図にて明らかな様に第6図〜第8図で示したレンズ
タイプの場合にはワイド端での撮影可能(合焦可能)な
至近距離はOrn,中間で約1mとなり、テレ端では0
.6m程度となる。又、第5図で示した様なレンズタイ
プの場合にはワイド端でOm0徐々に至近距離が遠方に
なりテレ端で約lmとなっている。
第11図は前述した焦点面のボケを直接評価する方式の
自動焦点調節装置の一例の基本的考え方を示している。
第11図(A)にてl7はビデオカメラ等の画面であり
、l8はこのうち自動焦点調節を行う為の信号を抽出す
る領域である測距視野を示している。l9は被写体の有
するコントラストパターンである。第11図(B)は信
号処理を示し(a)のコントラストパターンに対する輝
度信号は(b)の様になる。これを微分すると(C)の
様になり、更に絶対値をとると(d)の様になる。これ
をサンプルホールドした(e)の高さを仮にAとする。
第11図(C)で示す様に横軸に焦点調節の為のレンズ
群位置をとり縦軸に八の値をとると山伏の信号となり、
ピークであるところのレンズ群位置(B)が合焦レンズ
位置となる。
第12図は第6図に示すインナーフォーカスレンズを例
として、この様な自動焦点調節装置12.  13とを
組合わせた場合のブロック構成図である。12がセンサ
ーであり、l3がセンサー12の出力により合焦状態を
検知するAF回路。l4が焦点調節の為のレンズ群4B
を光軸方向に位置可変とする駆動手段の駆動源であると
ころのモータである。
しかしながら、実際には第12図に示したような構成で
は、特にズーム中に常時、合焦状態を得ることは困難な
ことが多い。これは自動焦点調節装置12.13がボケ
を検知し、このボケがマエピンであるかアトビンである
かを判定し、モータエ4の回転方向を決定する為に要す
る時間に、変倍用の第2群レンズだけが移動することに
よって、第9図,第10図に示す固有の被写体距離に合
焦し続ける為の軌跡から脱線してしまうこと等に起因す
る。
この点に鑑み、本件同一出願人による特願昭63− 1
09966号等によれば、第9m,第10図に示す横軸
に焦点距離、縦軸に焦点調節の為のレンズ群位置をとウ
だマップ内を、例えば第13図のように(I, II・
・・というような)複数のブロックに分け、例えばそれ
ぞれのブロックのほぼ中心の点を通る軌跡の微分値と、
第2群レンズ2の移動速度から、ズーム中に焦点調節の
為のレンズ群が移動すべき方向と速度を決定し、自動焦
点調節装置の測距結果が得られなくとも、ズーミングの
為の第2群レンズ群用の駆動手段と、焦点調節の為のレ
ンズ群用の駆動手段を同時に駆動開始することによって
ズーム中のピンボケを解消しようというものが提案され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べてきた様なインナーフォーカスレンズにおいて
は、第9図,第10図の様に焦点調節の為のレンズ群が
最くり出し位置にある場合に、焦点距離によって撮影可
能(合焦可能)な最至近距離が異ってしまう為、焦点距
離の選択を間違えると合焦可能な被写体に対しても合焦
できない。
この点を解決する方式として特開昭60−143310
号によれば、自動焦点調節装置の判定した被写体までの
距離がその焦点距離における合焦可能な最至近距離より
も更に至近であるか否かを演算により求め、至近の場合
には、変倍用のレンズ群を強制的に広角方向へズーミン
グを行うという方式が開示されている。
この様な構成は所謂ズレ検知方式の自動焦点調節装置の
様に、現在の焦点調節の為のレンズ群位置から合焦とな
るレンズ位置を予測できる場合には比較的容易であるも
のの、単に前ピンか後ピンだけが判別できる装置や、被
写体までの距離が正確に検知できない自動焦点調節装置
では実現できない。
又、別の解決する方式として、至近側の非合焦の際にま
ず焦点調節の為のレンズ群をその焦点距離での至近端ま
で動かし、それでも合焦できない時に変倍用のレンズ群
を広角方向へズーミングすることが考えられる。
しかしながら、この方式では合焦に到るまでの時間が長
くかかウてしまう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は焦点合わせ用のレンズ群が特定の位置より至近
側にいる際には、合焦合わせ用のレンズ群を至近側に移
動させると共に、変倍用のレンズ群も広角側に移動させ
て合焦までに要する時間を短縮したことを特徴とする。
なお、最初は一旦焦点合わせ用のレンズ群を至近側に移
動させ、それでも合焦しないときには変倍用のレンズ群
も広角側に移動させたのは、最至近にない通常位置にい
る被写体に対しては通常のフオーカシングにて対処し、
最至近付近にいる被写体に対してだけ、若干の画角の変
化を生じさせても合焦時間を優先させたからである。
〔実施例〕 第2図は本発明に係る実施例の基本的な考え方を示す図
である。
縦軸の焦点調節の為のレンズ群位置を何らかのエンコー
ダ一手段によってOから210まで分割して絶対位置検
出を可能とする。又、変倍の為のレンズ群位置も同様に
O−180迄絶対位置検出が可能であるとする。
縦軸移動速度は、焦点調節の為のレンズ群の移動速度で
あり、例えば210番地を4.2秒で移動するとする(
50番地/ s e c )。又、ズーミング速度は最
高速として、例えば180番地を6秒で移動するものと
する(30番地/sec)。
最初、変倍の為のレンズ群が50番地にあり、この焦点
距離で■被写体に合焦していると、第2図のマップ上点
P,(約90番地)に焦点調節の為のレンズ群が位置し
ていることになる。この状態からレンズ直前の被写体に
バンニングをする(又はレンズ直前に被写体が現われる
)。この場合アトピンが検出されると焦点調節の為のレ
ンズ群をくり出す必要がある。従って従来の方式では約
0.04mに合焦するP2点まで到る。P1からP2ま
では約120パルスであるので、この間に要する時間は
2.4秒に相当する。又、この段階では、当然、Ocm
のものには合焦できない。従ウて変倍の為のレンズ群駆
動用の駆動源にて焦点調節の為のレンズ群は210番地
のままワイド方向へのズーミングを行う。この結果P。
点に到るとレンズ直前の被写体に合焦する。P2からP
0迄に要する時間は1.7秒となるので、結局従来の方
式ではP1点からP。点に到る迄に計4.1秒を要する
ことになる。
これに対して本実施例の基本的考えは、最初は焦点調節
用のレンズ群のみを《り出す。モしてP5(通常の撮影
の場合の至近1 m )まで移動させても合焦しないの
で、ここで変倍用のレンズ群も広角側へ移動させ、P,
からP3へ到り、次にP0点へ到達する。この間に要す
る時間は2.4秒である。したがって、PI−+P2→
P0に比べてP,−P,→P3→Poで41%の短時間
化が計れることになる。しかしながら、例えば■被写体
から0.04mの被写体にバンニングした場合には、従
来例ではP,→P2で2.4秒かかるものの焦点距離の
変動を伴わないで合焦に到ることができる。これに対し
て本実施例ではP4点で0.04mに合焦するこの間に
約1秒であるので、50%以上の短時間化が計れるもの
の、焦点距離の変動を伴う。この様な焦点距離の変動を
伴うことを嫌う場合には本発明は適さない。しかしなが
ら実際には第2群レンズ位置と焦点距離の関係は第3図
の様であるので、P,での焦点距離は14mm,P4で
は11mmとなっている。この程度の焦点距離の変化で
あればほとんど画角変化が目立たない訳で、合焦に到る
迄の時間の短縮効果の方が利点が多いと考えられる。
以上に本実施例の基本的な考え方を示した。
次に、実施例を具体的に説明する。
第4図は第1実施例のマップ内のレンズの移動軌跡を示
す図である。
従来の4群ズームレンズの多くは、撮影可能な最至近距
離が1m前後であり、これより近い距離は所謂マクロ撮
影領域となる。本件第1実施例はこの考えに基き、フォ
ーカシングの為に使用するモータとして、ズームモータ
とフォー力シングモータの両モータを用いる領域l6と
フオーカシングモータのみを用いる領域I7を第4図の
様に分割する。この場合、焦点合わせをフォー力シング
モー夕のみで行う領域l7は■軌跡と1m軌跡58とに
囲まれた領域としている。即ちlm−ωの間の焦点調節
に際しては焦点距離の変動を伴わない。ここで領域17
の上限は1m軌跡としたが、この理由のひとつは第4図
で明らかなように、1mという被写体距離が全ての焦点
距離に於いて撮影可能な最至近距離であるからである。
例えばPIjJポイントで(1)合焦している場合から
、レンズ直前の被写体に合焦する場合にはPl3→PI
4→PII5→Poという径路をたどることになる。
この様に第1実施例では領域I6と17の境界をライン
58とした。これにより(1)からライン58で規定さ
れるある距離(第4図だとlm)の範囲では、焦点距離
の変動を伴わないでフォーカシングが行われる。
第14図にはい《つかの焦点距離におけるω合焦状態と
して第4図のP10 * P II +  P Ill
 +  P 19 +  P 22 *P24をとり、
この位置からP。(Om合焦)までの径路を示している
。例えば、PIg点の■合焦位置からOmの被写体に焦
点合わせをする時は、最初に1mラインまでフォー力シ
ングモータのみの駆動を行い、その後にフォー力シング
モー夕とズームモータの両方を駆動してPl8点へ進み
、ここで焦点調節用のレンズ群が至近端につきあたった
為、今後はズームモータのみを駆動して、Om合焦位置
であるP0点へ到る。
第15図は焦点距離検出の為のエンコーダが第2図の様
なT−W180分割というような細分割ではな《、ここ
では12分割の場合を示している。この場合、第4図の
境界ライン58は58′のようになる。
第1図は本実施例のブロック構成図を示している。
この例では、レンズタイプとして第8図で示したズーミ
ングに際して第1群レンズ1及び第2群レンズ2が移動
するタイプを用いた。l8は第2群レンズ2の鏡枠。1
9はこの鏡枠18に一体的に取付けられたブラシ。20
はエンコーダー基板であり、これらによつて焦点距離検
知(変倍用レンズの位置検知)のエンコーダー(ズーム
エンコーダー)を構成している。23はズームエンコー
ダ一読み取り回路であり、この検出結果はCPU33に
取り込まれる。尚、ズームエンコーダ一手段として、こ
こでは基板20上の抵抗パターン又はグレイコードパタ
ーン上をブラシ19が摺動するタイプを示したが、他の
方法でも構わない。
2lはCCD等の撮像素子。22は撮像信号の輝度成分
を用いて、例えば第II図で述べた方式の場合にはAの
値を求めるAF装置であり、その結果はCPU33にと
り込まれる。25はフオーカシングモータ27の為の駆
動パルスの出力回路であり、この駆動パルスはCPU3
3にて決定される。26はドライバー。27はステップ
モー夕から成るフォー力シングモータである。又、24
はフォー力シングモータ27の駆動パルスカウント回路
であり、これによって焦点調節の為のレンズ群の絶対位
置を知るエンコーダーを形成している。ステップ数を絶
対位置検出に用いる為に、メインSW31がONされる
と、バワーオンリセット回路30にて、焦点調節の為の
レンズ群4Bを所定位置へ移動し、例えばこの所定位置
でのステップ数をゼロとして初期リセットするものであ
る。28はズームモータ29のドライバー29はズーム
モータである。ズームモータ29の駆動に関しても、C
PU33にて駆動内容を決定する。
32はズームスイッチであり、広角方向のスイッチ(W
)と望遠方向のスイッチ(T)を有する。34〜36は
前述したズーム中のフォー力シングモータ27の速度及
び方向を決定する為のデータである。ズームエンコーダ
ー検出結果と各チップ数の情報をもとに領域データ36
から第13図の■,■・・・といった領域が判別され、
次にズームスイッチ32の操作内容と、この領域(1,
  n・・・)から、フォー力シングモータ27の回転
方向が方向データ35より判別される。又、回転速度は
同じく速度データ34より決定する。
従来はズームスイッチが操作されていない時には、AF
装置の検出結果によって、CPUにてフォー力シングモ
ー夕の駆動方向と速度を決定し、この結果によってフオ
ーカシングモータ駆動パルス出力とフォー力シングモー
タドライバーにより、フォー力シングモータを駆動する
。これに対して本実施例に於いては、ズームスイッチ3
2が操作されていな《とも、ズームエンコーダー及びス
テップ数から第4図の領域l6にあるか、領域17にあ
るかがCPU33内で判定される。領域16の場合には
AF装置22の検出結果によって、前述の通り、ズーム
モータ29とフォー力シングモータ27の両モータを駆
動する。
第16図は第1実施例のフローチャートである。
ここでは、フオーカシングに用いるモータの選択フロー
を示す。ステップ39でスタートする。ステップ40で
第1図で示したズーム操作スイッチ32が操作されてい
るかどうかが判定される。ズーム操作中はズーム中ルー
チン52へ飛ぶ。ズーム中ルーチンに関しては、例えば
本件同一出願人による特願昭63−109966号等に
開示されている。ズーム操作が行われていない場合には
、ステップ41にてズームエンコーダーの値が読み込ま
れる。続いてステップ42にてフォー力シングモータ2
7のステップ数が読み込まれる(焦点調節用のレンズ群
4Bの絶対位置情報が読み込まれる)。ステップ43で
、AF装置22の合焦・非合焦の判定が行われる。
合焦であればステップ44にてズームモータ29とフォ
ー力シングモータ27を共に停止する。非合焦の場合ス
テップ45にて非合焦の方向がマエピンであるのかアト
ビンであるのかが読み込まれる。ステップ41.42よ
り判明するマップ内のポイントと、この読み込み結果に
より両モータの駆動方向が決定する。ここでは、非合焦
がマエピンの場合にて以下のフローを進めると、ステッ
プ46にて、マップ内の現在のポイントが第4図で示す
領域l6にあるか領域l7にあるかが判定される。領域
16であれば、ステップ47でワイド端かどうか、ステ
ップ49で最も《り出した位置にあるかどうかが判別さ
れ、それぞれの判別結果に応じてステップ48,50.
51でそれぞれフォーカシングの為の駆動源としてフオ
ーカシングモータ27のみ、ズームモータ29のみ、両
モータを駆動という様に場合分けされる。尚、最くり出
し位置はステップ数としてあらかじめCPU33内にメ
モリーされており、現在のステップ数とその値との比較
で判定する。又、ズームのワイド端に関してもズームエ
ンコーダーにより判定する。
又、ステップ53で領域l7にあるかどうかが判別され
る。Noであれば、超無限領域(第4図にて斜線が引か
れている領域)等の禁止領域内であるので、ここでは詳
述しないが、54にて禁止領域を脱出する必要がある。
ステップ55では焦点調節用のレンズ群が最繰り出し位
置にあるかどうかが判別される。Yesであればステッ
プ56にてズームモータ29を駆動して領域16へ入る
。又、Noであればステップ57にてフォー力シングモ
ータのみでフォーカシングを行う。
以上の様に構成することによって、 (A)c1)合焦時の焦点距離がどの様な状態にあって
も、レンズ直前の被写体に合焦することが可能である。
(B)被写体に合焦する迄の時間を大幅に短縮できる。
(C)至近側の通常撮影領域(例えばlm)までは、今
までと同じくフオーカシングモー夕だけによる焦点合わ
せを行い、それでも合焦できない最至近の被写体に対し
てフォー力シングモータとズームモータの両方を駆動す
るようにしたので、異和感のない焦点合わせが実現でき
る。
〔実施例2〕 第5図の光学系において実施した場合を説明する。
この第5図の光学特性ではlm軌跡(各焦点距離でのl
m位置に合焦するポイントを結んだライン)の曲線58
が、第4図に示した第1実施例とは異なるだけで、基本
的なモータ制御の考え方は同じである。
すなわち、第17図に示すように、■合焦位置からlm
軌跡まではフォー力シングモー夕だけによる焦点合わせ
を行い、それでも合焦しない最至近の被写体に対しては
、フオーカシングモータとズームモータの両方を駆動し
て焦点合わせを行う。
例えばω合焦位置でのps3点から、Omの被写体に焦
点合わせする際には、P34点であるlm合焦位置まで
はフォー力シングモータのみを駆動し、そこからはフォ
ー力シングモー夕とズームモータの両方を駆動して広角
端であるP3s点へ移動し、更にフォー力シングモータ
のみの駆動に切り換えてOm合焦できるP。点へ移動さ
せる。
なお当然のことであるが、ω合焦位置以外のところから
スタートする場合でも領域16′と領域17′のどちら
かの領域にいるかによって、両モータは駆動制御される
この第2実施例を実現する為のブロック構成図は、上述
の第1図においてフオーカシングモータ27により移動
させるレンズ群を、第5図の第4群レンズ4に置換える
と共に、ズームモータ29により移動されるレンズ群を
、同じく第5図の第2群及び第3群レンズ2,3に置換
えるだけで良い。
なお、フローチャートについては一部の変更が必要であ
るので、第18図に示す。第16図と異なるステップだ
け別の符号を付して説明すると、ステップ46′で第1
7図にて示した領域16’にあるのか領域17′にある
のかが判別される。領域16’にあればステップ47に
進んで、第1実施例と同じような動作を行い、領域17
′にあればステップ60へ進む。ステップ60ではフォ
ー力シングモータ27のみを駆動してフォーカシングを
行う。
〔第3実施例〕 第19図に示す第3実施例は領域l6でのモータ27,
  29の制御に関し、画角の変化をある割合以下に押
さえることを狙ったものである。その為にレンズ群の位
置によりフォー力シングモータ27とズームモータ29
の実質的な速度比を変えている、具体的に第19図に基
づき説明すると、ズーム用のレンズ群(第1実施例と同
様な光学系にて説明する)がω位置からスタートした場
合に、P41点位置の場合と、PI,6点位置の場合と
で、フォー力シングモータ27の速度に対するズームモ
ータ29の速度の比率を変えている。具体的には広角端
側に近いPal点位置の方を、P58点位置に比べて、
ズームモータ29の速度の比率を高くしている。換言す
ると、望遠端側に近いP41点位置では、第3図に示す
ようにズーム用のレンズ群の移動に伴う焦点距離の変動
が大きいので、あまり大きくズーム用のレンズ群を変動
させると、画角の変化が太き《なってしまうので、ここ
ではズームモータ29の速度の比率を低くした。なお、
参考までに各P40点、P43点,P46点,P49点
,P52点,P55点,P38点,P61点,P64点
からのレンズ群の移動をP40P41P42, P43
P44P46,・・・r]t1漬,5口t11にて表わ
しておいたので、その傾き角の違いによりフォー力シン
グモータ27とズームモータ29との速度の比率の違い
は容易に理解される。
なお、第5図の光学系でも第3実施例の考え方は適用で
きるものである。
〔第4実施例〕 第4実施例の考え方はフオーカシングモータ単独から、
フオーカシングモータ及びズームモータの両方の駆動へ
の切換えを時間によって行うことを特徴としている。す
なわち、上述の第1〜第3実施例では、焦点調節用のレ
ンズ群の位置(例えば1m合焦位置)をモータ制御の切
換えポイントとしていたが、第4実施例ではフォー力シ
ングモー夕のみによる焦点合わせにおいて所定時間たっ
ても合焦が得られないときに、フォー力シングモータ及
びズームモータの両方の駆動による焦点合わせを行うも
のである。
一般的な撮影での被写体は2m前後にいることが多く、
そこから通常レベルのlm付近の至近撮影に移ったと仮
定して、フォー力シングモータ単独での駆動時間をタイ
マ一時間として設定すれば、ほぼ上述の第1〜第3実施
例と同等の効果を得ることができる。
第20図に基づき第4実施例を説明する。この第21図
は第6図〜第8図の光学系を実施した例であり、初期位
置から至近側に焦点調節する際には、最初にフォー力シ
ングモー夕のみを所定時間駆動して、それでも合焦しな
い時に所定時間経過後に、フオーカシングモー夕とズー
ムモータの両方の駆動に切換えて焦点合わせをする。例
えばω合焦とlm合焦の中間の2m合焦位置を初期位置
とするpyo点からOmの被写体に焦点合わせをしたと
すると、P70点から所定時間はフオーカシングモータ
のみを駆動してP71まで移動し、そこからはフォー力
シングモー夕とズームモータの両方を駆動してP72点
まで移動し、そこで広角端につきあ、たってしまうので
、今後はフオーカシングモータのみの駆動となりP。点
のOm合焦地点まで移動させる。同じく、仮にω合焦位
置にあるP73点からスタートすると、P74点までは
フォー力シングモー夕のみの駆動となり、P74点から
P75点までがフォー力シングモータとズームモータの
両方の駆動となり、P76点からPo点まではズームモ
ータのみの駆動となる。
この第4実施例を実現するためのブロック構成図は上述
の第1図と同様となる。
なお、フローチャートについては第16図とは一部が異
なるので、第4実施例としてのフローチャートを第21
図として示す。
各ステップに関し、第16図と同じステップは説明を省
略し、異なるステップについて説明すると、ステップ6
0では非合焦の際にここで被写体がレンズの合焦位置よ
りも前ビントなのか後ビントなのかを判別し、後ピント
の場合は別の後ピントのルーチンへ分岐させる。そして
、前ピントのときだけ以下のステップ47へ進ませる。
そして、ズーム用のレンズ群が広角端までいってなく且
つ焦点調節用のレンズ群が最《り出し位置にいってない
時には、マエビン(前ピント)ルーチンへ分岐させる。
以下に、マエビンルーチンについて説明する。
[ステップ70]タイマーをリセットし、ただちにスタ
ートさせる。
[ステップ71]フオーカシングモータ27だけを駆動
して焦点合わせを行う。
[ステップ72]フオーカシングモータ27だけの駆動
で合焦が得られるかを見る。合焦を検出した時にはステ
ップ73へ進み、非合焦のままであればステップ74へ
進む。
[ステップ73]合焦になったので、フォー力シングモ
ータ27をストツブさせる。
[ステップ74コタイマーが所定時間を計時したかを判
別し、所定時間の計時が済んだ時にはステップ75へ進
み、まだ済んでいない時にはステップ71へ戻る。
「ステップ75コ被写体が最至近に位置しているので、
両モータ27,29を駆動して合焦までの時間を短かく
する。
[ステップ76]ズーム用のレンズ群が広角端につきあ
たったかどうかを検知し、広角端を検知した場合はステ
ップ77へ進み、それ以外のときにはステップ80へ進
む。
[ステップ77]フオー力シングモータ27のみを駆動
してフォーカシングを行う。
[ステップ781合焦したかどうかを検知し、合焦した
際にはステップ79へ進み、非合焦の際にはステップ8
0へ進む。
[ステップ79]合焦したので、フォー力シングモータ
27をストツブさせて、元のrsTARTJのフローへ
戻る。
[ステップ80]フオーカシング用のレンズ系が最繰り
出し位置にあるか否かをチェックし、最繰り出し位置で
あればステップ81へ進み、そうでなければステップ8
4へ進む。
[ステップ81]フォーカシング用のレンズ群が最繰り
出し位置にあるのでフォー力シングモータ27を停止さ
せ、ズームモータ29のみを駆動させてズーム用のレン
ズ群のみにて焦点合わせを行う。
「ステップ82コ合焦したかどうかを検知し、合焦した
際にはステップ83へ進み、非合焦の際にはステップ8
lへ戻る。
[ステップ83コ合焦したので、ズームモータ29を停
止させて、元のrSTARTJフローへ戻る。
Cステップ84コ合焦したかどうかを検知し、合焦した
際にはステップ85へ進み、非合焦の際にはステップ7
6へ戻る。
[ステップ85]合焦したので、両モータ27,  2
9を停止させて、元のl’−STARTJフローへ戻る
この第4実施例にて特徴とすることは、焦点調節の為の
各レンズ群の移動制御に際し、フォーカシング用のレン
ズ群を単独で駆動する間隔を、時間に基づいて制御した
ものである。したがって、至近側への焦点合わせの際に
、所定時間は従来と同じくフオーカシング用のレンズ群
を単独で至近側へ移動させ、それでも合焦できないよう
な最至近の被写体に対しては、フオーカシング用のレン
ズ群に合わせて、ズーム用のレンズ群も広角側へ移動さ
せた。
上述の第1〜第3実施例がフオーカシング用のレンズ群
の位置情報を基に切換えたのに対して、本第4実施例で
は時間情報を基に切換えており、考え方が若干異なって
いる。しかしながら、通常の撮影領域にフォーカシング
用のレンズ群が位置していれば、第21図にても明らか
なように、第4実施例も動作としては上述の第1〜第3
実施例とほとんど同じことになり、同様な効果を得るこ
とができる。
なお、第4実施例と同様の制御を第5図の光学系にて実
施したのが第22図に示す第5実施例である。
この第5実施例も上述第4実施例と同様な制御で行え、
変更するのは上述第1図の光学系を変更するだけである
なお、詳し《説明しないが、第4及び第5実施例におい
て、フオーカシングモータ27の単独駆動時間を、ズー
ム用レンズ群の位置情報により変化させることも実施に
際しては効果がある。これは例えば、ズーム用のレンズ
群が広角端側に位置したときに「所定時間Jを短く設定
することである。
その他、第3実施例の考え方を第4及び第5実施例に応
用することも効果がある。
〔発明の効果〕
本発明はズーム用のレンズ群も焦点合わせの際に移動さ
せることによって、合焦までに要する時間を短縮すると
共に最至近の被写体に対しても合焦させることができる
。また、この動作において、ほぼ通常撮影領域ではフォ
ーカシング用のレンズ群単独の動作により画角を変化さ
せることな《焦点合わせ動作を行わせたので、撮影の異
和感を生じさせることがないレンズ位置制御装置を提供
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構成を示すブロック図。 第2図はズーム用レンズ群と焦点調節用レンズ群の合焦
の為の各位置を示す説明図。 第3図はズーム用レンズ群の位置と焦点距離の関係を示
す説明図。 第4図゛は第1実施例でのフオーカシング軌跡を示す説
明図。 第5図〜第8図は各々、インナーフォーカスタイプのレ
ンズ光学系を示す図。 第9図は第6図〜第8図のレンズ光学系での特性を示す
説明図。 第10図は第5図のレンズ光学系での特性を示す説明図
。 第11図は本実施例に用いた一般的な自動焦点調節装置
の原理を示す説明図。 第12図はインナーフォーカスレンズと自動焦点調節装
置を組合せた状態の簡単な説明図。 第13図はズームエンコーダの分割数が小さい場合での
領域分割の一例を示す説明図。 第14図は第4図に示した第1実施例でのフォーカシン
グ軌跡をまとめた説明図。 第15図は第13図の領域分割でのモータ制御を異なら
せる領域を示す説明図。 第16図は第1実施例のフローチャート。 第17図は第2実施例でのフォーカシング軌跡を示す説
明図。 第rg図は第2実施例のフローチャート。 第19図は第3実施例でのフォーカシング軌跡を示す説
明図。 第20図は第4実施例でのフォーカシング軌跡を示す説
明図。 第21図は第4実施例のフローチャート。 第22図は第5実施例でのフォーカシング軌跡を示す説
明図。 第9ア 第107 (A) (C) A 糖 !3 ! 魚7斎,茗閂節の希oしシス゛付■ ↑ W T W T

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変倍作用を行わせる第1のレンズ群と、前記第1
    のレンズ群より焦点面側に設けられ、焦点合わせの作用
    を行わせる第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群を光
    軸に沿って移動させる第1の駆動手段と、 前記第2のレンズ群を光軸に沿って移動させる第2の駆
    動手段と、 少なくとも前記第2のレンズ群の位置を検出する位置検
    出手段と、 合焦状態を検出する合焦検出手段と、 前記合焦検出手段にて合焦の為には前記第2のレンズ群
    を至近側に移動させる必要があることが検出された際に
    は、前記位置検出手段によって前記第2のレンズ群が特
    定の位置より至近側か無限側かにより、前記第1及び第
    2の駆動手段の制御を異ならせる制御手段と、を有し、 前記制御手段は前記第2のレンズ群が前記特定の位置よ
    り無限側に位置している際には、前記第2のレンズ群の
    みを至近側に移動させ、一方、至近側に位置している際
    には、該第2のレンズ群を至近側に移動させると共に、
    前記第1のレンズ群を広角側に移動させたことを特徴と
    するレンズ位置制御装置。
  2. (2)変倍作用を行わせる第1のレンズ群と、前記第1
    のレンズ群より焦点面側に設けられ、焦点合わせの作用
    を行わせる第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群を光
    軸に沿って移動させる第1の駆動手段と、 前記第2のレンズ群を光軸に沿って移動させる第2の駆
    動手段と、 合焦状態を検出する合焦検出手段と、 前記合焦検出手段にて合焦の為には前記第2のレンズ群
    を至近側に移動させる必要があることが検出された際に
    は、所定時間、前記第2の駆動手段を作動させて前記第
    2のレンズ群を至近側へ移動させ、それでも合焦が検出
    されない際には前記第1及び第2の駆動手段を作動させ
    て、該第2のレンズ群を至近側へ移動させると共に、前
    記第1のレンズ群を広角側へ移動させる制御手段と、を
    有したことを特徴とするレンズ位置制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60143310A (ja) * 1983-12-30 1985-07-29 Asahi Optical Co Ltd ズ−ムレンズのオ−トフオ−カス装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60143310A (ja) * 1983-12-30 1985-07-29 Asahi Optical Co Ltd ズ−ムレンズのオ−トフオ−カス装置

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