JPH0222880A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

半導体発光素子の製造方法

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JPH0222880A
JPH0222880A JP17243188A JP17243188A JPH0222880A JP H0222880 A JPH0222880 A JP H0222880A JP 17243188 A JP17243188 A JP 17243188A JP 17243188 A JP17243188 A JP 17243188A JP H0222880 A JPH0222880 A JP H0222880A
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一弘 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 半導体発光素子に関し、 高速動作を可能にすることを目的とし、半導体基板上に
、少なくとも第1のクラッド層、活性層、第2のクラン
ド層、およびコンタクト層を順に積層して形成した半導
体発光素子において、前記活性層の帯状発光領域の両外
側に、少なくとも上記第1のクラッド層の底部に達する
2つの)i4を設け、さらに線溝の外側に位置するコン
タクト層および第2のクラッド層の上部をエツチングし
て′a膜化し、前記溝内及び薄膜化した前記第2のクラ
ッド層の上に高抵抗半導体をエビタキシャル成長させて
構成する。
〔産業上の利用分野] 本発明は、半導体発光素子に関する。
〔従来の技術] 半導体レーザ発光素子は、第4図に示すように基板40
の上に第1のクランド層41、第2のクラッド層43、
コンタクト層44、半導体埋込み層50及びコンタクト
ホールを形成した絶縁層45を順に積層し、その基板4
0と絶縁層45の露出面に電極46.47を取付けたも
のが一般に使用されているが、電流閉込めに用いる埋込
み層50と第1のクラッド層40のrHlのpn接合の
寄生容¥C1が発生するといった問題があった。
このため、本出願人は特開昭61−21649において
、半導体発光素子の活性層における発光領域4日の両側
に逆メサ形の満49を設け、この溝48内に高抵抗半導
体層52を理め込むことにより寄生容量を低減する装置
を提案した。(第5図参照)。
〔発明が解決しようとする課題) しかし、この種の半導体レーザ素子においても、第5図
に示すように、溝49の外側に位置する絶縁層45と活
性層42が誘電体とし作用するため、依然として寄生容
量C2、C1が残存しており、数G bit/sec以
上の情報に対し、半導体レーザが追従しないといった問
題がある。
これを改善するために、溝を形成せずに外側までエツチ
ングし、高抵抗半導体層で理め込んだ第6図の構造が考
えられる。しかし、この構造では平坦な領域での高抵抗
半導体層の成長が遅いため、図に示すような段差が生じ
、電極プロセス、ボンディング等に不具合が生じるとい
った問題が生しる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、高速で作動でき、かつ埋込み成長後に平坦化されて
いる半導体発光素子を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記した課題は、半導体基板1上に、少なくとも第1の
クランド層2、活性層3、第2のクラッド層4、および
コンタクト層5を1頌に積層して形成した半導体発光素
子において、前記活性層3の帯状発光領域30の両外側
に、少なくとも上記第1のクラッド層2に達する2つの
溝6.7を設け、さらに線溝6.7の外側に位置する第
2のクラ。
ド層4の−F部をエツチングして薄膜化し、前記溝6.
7内及び薄膜化した前記第2のクランド層4の上に高I
ル抗〕#−導体層8をエピタキシャル成長させたことを
特徴とする半導体発光素子により解決する。
〔作用〕
以上の構造で高抵抗半導体層の埋込み成長を行うと溝の
外側の平lu部の成長速度が遅くとも、平坦部が溝底部
よりも高い位置にあるため、埋込み成長が終了した時点
で、溝部と平坦部での高抵抗半導体層が同じ筋さとなり
、全体として平1uな埋込み形状とすることができる。
この状態においては、一方のTLt?iiの下に形成し
た絶縁膜9と、さらに下方の活性層3の間に高抵抗半導
体層8が存在するために、2つの電極間における寄生容
量が大幅に低減することになる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例を示す半導体発光素子の断
面図で、図中符号1はインジウムリン(InP)よりな
るn型化合物半導体基板で、その上には、n型IFIP
よりなる第1のクラッド層2(厚さは例えば2〜3μm
5インジウムガリウムヒ素リン (InGaAsP)よ
りなる活性層3(〜0.15μm) 、p型1nPより
なる第2のクラッド層4(〜25μm)、P°型インジ
ウムガリウムヒ素リン(InGaAsP)よりなるコン
タクト層5(〜0.5 μm)がそれぞれ順にエピタキ
シャル成長法により形成されていて、活性層3の発光領
域30の両外側には逆メサ形の溝6,7が第1のクラッ
ド層2に至る深さに形成され、さらにこれらの溝6,7
の外側に存在する第2のクラッド層4は上部がF]II
2化さている。
8は、溝6.7内を理め込むとともに、薄膜化された第
2のクラッド層4上に積層される高抵抗半導体層で、例
えばlnPに鉄(Fe)をドーピングした高抵抗半導体
からなり、気相エビクキシャル結晶成長法によってコン
タクト層5と同一の高さに至るまで成長されている。
9は、高抵抗゛1−導体層8上に形成した二酸化シリコ
ン(SiO□)膜よりなる絶縁層で、この絶縁層9の上
にはp側電極10が形成されていて、発光領域30と平
行に形成した絶縁層9のコンタクトホール11を通して
コンタクト層5と導通ずるように構成されている。
なお、図中符号12は、基板1に形成したn側電極を示
している。
上述した実施例において、半導体発光素子の電極10,
12間に電圧を加えると、活性層3の発光領域30に電
流が流れ、この発光領域30の端部から光が放射する。
この状態においては、p側電橋10の下に形成した絶縁
19と、さらに下方の活性層3の間に高抵抗半導体層8
が存在するために、2つの電極10,12間における寄
生容量が大幅に低減することになる。
次に、上記した半導体発光素子の作成方法について説明
する。
第2図は、本発明の半導体発光素子を作成する工程を示
す断面図で、第2図(a)において、n−1nP基板l
上には、上記したような第1のクラッドJli2.活性
層3.第2のクラッド層4.コンタクト層5がエピタキ
シャル成長法により順に積層され、また、その上にはC
VD法等により二酸化シリコン膜(StOzllff)
 21が形成されている。
この5iOzl1221はフォトリソグラフィー法によ
りパターニングされ、活性層発光領域30の上方に位置
する領域を挟むJl)状の窓22.23が設けられてい
る。
次に、基板1を臭素(Br)エタノール混合液に浸漬し
てコンタクト層5から下方向に順にエツチングし、第2
のクラツド層4上部に達する深さ(例えば4μm)の溝
6.7を形成する(第2図(b))。
次に、2つの満6.7に挟まれた凸部24を覆う厚さに
レジスト25を塗布した後(同図(C))、マスク26
を使用して露光、現像を行い、凸部24の周りだけにレ
ジスト25を残存させる(同図(d))。
ここで、フン酸系の?8液を用いて満6.7外方にある
s r 0 ! II焚21を除去する(同図(e))
。そのあとで、凸部24を覆うレジスト25を除去する
。次いで、B「エタノール液を用いて;146.7をさ
らに深くエッチングする一方、満6.7の外方向にある
第2のクランド層4の上面をエツチングしてそのnり厚
を薄くする(同図(f))。例えば、溝の深さは5μm
、平坦部は1. 51tmエッチングされるようにする
次に、クロライド気相エビクキシャル結晶成長法(クロ
ライドVPE法)により講6.7内及び薄11り化され
た第2のクラッド層4上に高抵抗半導体2Gを成長させ
、高抵抗半導体層8とする。
このクロライドVPE法は、第2図(g)に示すように
、溝内での埋込み層の成長速度が大きく、溝6.7内に
高抵抗半導体26を理め込んだ後に、第2のクラッド層
4上の埋込み層と溝6.7の埋込み層とを平坦に形成す
ることができる。ただし、予めコンタクト層5の上面に
対する第2のグランド層4の深さと、満6.7の深さと
を調整しておく必要がある。
このクロライドVPE法により、高抵抗半導体26を形
成する場合について、具体例をあげて詳細に説明すると
次のようになる。
第3図において、800°Cに加熱した反応管31にP
Clff +H2のガスを送るとともに、その流路中に
金属Inソース32を置く一方、その下流に基板】をソ
ース下流に置き、基板lを600〜700℃(典型値6
50’C)に設定すると、PCl3は高温でP4及びl
lClに分解し、Pは一部がInソースに吸収され、I
nソース32はTnPクラスト(外皮)になる。IIC
LはInPソースと反応してInC1を生成する。
これらを反応式で書くと以下のようになる。
4 PCl3  + G It□−P、 + 1211
CL(1)41nP+411CL”41nCL+Pa+
211i   (3)そして、成長領域で温度が下がり
、次のようなソース領域と逆の反応により基板1nl’
が析出する。
41nCj +I’4−41n!’+41Icj   
   (4)鉄(Fe)を1n1)中にドーピングする
場合には、反応管31内に1Iciガスを(jt給し、
その流路中にFcソース33を置いて反応させ、Fac
t、にして基板1に++(給すると、・満6.7や第2
のクランド層4上に形成するlnl’にFeがドーピン
グされて高抵抗ミl−導体層になる。
第2図(h)に示すように、高抵抗゛1′−導体層26
を平il化する場合の一例をあげると、溝6.7の深さ
を5μm、第2のクラッド層4の深さをコンタクト層5
に対して1.5 μmとなし、エピタキシャル成長温度
600°C,キャリヤガス(11□)に対するリン(P
)のモル比を3.3X 10−”とすればよい。
以上のような工程を行った後、マスクに用いた5i02
膜を除去後、基板1のコンタクト層5側に酸化11Q 
(SiOx膜)27を形成するとともに、レジストマス
ク28を使用して活性層3の発光領域30と平行になる
ように帯状のコンタクトホール11を形成する(第2図
(i) 、 (j)、 (K))  。そして、レジス
ト28を除去した後、5iOz膜27を絶縁nり9とし
て使用する。
最後に、基板1、絶縁膜9の露出面に電極10.12を
蒸着法等により形成するが、絶縁膜9側の電極10とし
ては、例えばチタン、白金、金を順に設けた三層構造の
ものを使用し、また基板1例の電極12としては、例え
ば金/ゲルマニウム合金、金を順に形成したものを使用
する。
以上のようにして形成した発光素子における電極1O1
12間の寄生容量を測定した結果、300X300μm
当たり3pFとなり、単に1t146.7に高抵抗半導
体を理めこんでtoppとした従来のものよりも寄生抵
抗が低くなったことがわかる。
なお、上述した実施例では、高抵抗半導体の形成にクロ
ライド成長装置を用いたが、ハイドライド系のガス(r
’lh + IICL)を使用するハイドライド気相成
長法、その他のハライド系気相エピタキシャル結晶成長
法を用いることもできる。
〔発明の効果) 以上逮べたように本発明によれば、発光素子の発光領域
の両側に形成した溝に高抵抗゛1′、導体層を形成する
とともに、この溝の外方にあるコンタクト層及びその下
のクラッド層5の一部を除去し、これらの上に高抵抗’
l−4’2体層を形成したので、素子の光特性に影ツを
与えず、かつ理込み成長後の形状を平坦に保ったまま、
寄生容量を低減して高運動性を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す装置の断面図、 第2図は、本発明袋;ηの作成工程の一例を示す断面図
、 第3図は、クロライド成長装置の一例を示す概略図、 第4図は、第1の従来例を示す装置の断面図、第5図は
、第2の従来例を示す装置の断面図、第6図は、従来例
を改善するための装置の断面図である。 (符号の説明) 1 ・・・基(反、 2・・・第1のクラッド層、 3・・・活性層、 4・・・第2のクラッド層、 5・・・コンタクト層、 6.7・・・溝、 8・・・高抵抗′ト導体層、 9・・・絶縁層、 l0112・・・電極、 11・・・コンタクトホール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板(1)上に、少なくとも第1のクラッ
    ド層(2)、活性層(3)、第2のクラッド層(4)、
    およびコンタクト層(5)を順に積層して形成した半導
    体発光素子において、 前記活性層(3)の帯状発光領域(30)の両外側に、
    少なくとも上記第1のクラッド層(2)に達する2つの
    溝(6、7)を設け、 さらに該溝(6、7)の外側に位置するコンタクト層(
    5)及び第2のクラッド層(4)の上部をエッチングし
    て薄膜化し、 前記溝(6、7)内及び薄膜化した前記第2のグランド
    層(4)の上に高抵抗半導体層(8)をエピタキシャル
    成長させたことを特徴とする半導体発光素子。
  2. (2)請求項1において、コンタクト層(5)上面から
    溝底部までの段差と、コンタクト層(5)上面から薄膜
    化した第2のクラッド層上面との段差の関係を、溝が高
    抵抗半導体層(8)によって理め込まれてコンタクト層
    (5)上面に達すると同時に薄膜化した第2クラッド層
    上に成長する高抵抗層半導体層(8)がコンタクト層上
    面に達するように構成したことを特徴とする半導体発光
    素子の製造方法。
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US6403986B1 (en) 1994-09-28 2002-06-11 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical semiconductor device and method of fabricating the same
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