JPH0222503Y2 - - Google Patents

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JPH0222503Y2
JPH0222503Y2 JP1983153002U JP15300283U JPH0222503Y2 JP H0222503 Y2 JPH0222503 Y2 JP H0222503Y2 JP 1983153002 U JP1983153002 U JP 1983153002U JP 15300283 U JP15300283 U JP 15300283U JP H0222503 Y2 JPH0222503 Y2 JP H0222503Y2
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JP
Japan
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pad
mounting
piston
inner pad
disc rotor
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JP1983153002U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の対象及びその利用分野〕 本考案は、自動車等車両に装着されて使用され
るデイスクブレーキ、特にキヤリパ本体が車体に
対して移動可能なデイスクブレーキに関する。
〔従来技術〕
上記形式のデイスクブレーキにおいては、一般
にキヤリパ本体が車体の一部に固着されるマウン
テイングに対してデイスクロータの軸線に沿つて
摺動可能に支持されている。この支持方法として
は、一般に知られている方式、すなわち、キヤリ
パ本体の一部がマウンテイングの一部に面接触す
る所謂面スライド方式や、キヤリパ本体がマウン
テイングに支持ピンを介して連結される所謂ピン
スライド方式、並びに米国特許第3,298,468号
にて提案されて第5図にて示した方式、すなわ
ち、マウンテイング1に固着したアンカピン2に
デイスクロータ3に軸線に沿つて摺動可能に支持
されているインナパツド4とアウタパツド5の両
裏金4a,5aに同裏金4a,5aを貫通する支
持ピン6,7を介してキヤリパ本体8が支持され
る方式等がある。
〔従来技術の問題点及びその技術的分析〕
ところで、上記した所謂面スライド方式を採用
したデイスクブレーキにおいては、キヤリパ本体
とマウンテイングの面接触摺動部が通常外部に露
出していて、錆付、泥付着等によつて摺動不良が
生じやすい。また、上記した所謂ピンスライド方
式を採用したデイスクブレーキにおいては、その
摺動部がブーツにより保護されているが、ブーツ
は飛石等により破損するおそれがあり、かかる場
合には上記した所謂面スライド方式の場合と同様
に摺動不良を招く。更に、上記した米国特許第
3298468号にて提案されている方式を採用したデ
イスクブレーキにおいては、各裏金4a,5aと
支持ピン6,7が外部に露出していて、制動時に
ピストン9によつて図示左方へ押動されるインナ
パツド4の裏金4aと制動時にキヤリパ本体8と
一体的に図示右方へ移動する支持ピン6,7の摺
動部A,Bに錆付、泥付着等による摺動不良が生
じる。なお、上記した各摺動不良は制動不良や所
謂ブレーキの引きずり等の不具合をもたらす。
〔技術的課題〕
本考案は、上記した問題に対処すべくなされた
もので、キヤリパ本体(及びこれと一体の部材)
が摺動部なく支持されるように当該デイスクブレ
ーキを構成することを、その技術的課題とするも
のである。
〔技術的手段〕
上記した技術的課題を達成すべく、本考案にお
いては、当該デイスクブレーキを、デイスクロー
タの外周の一部を跨ぐ一対の腕を有して車体の一
部に固着されるマウンテイング、前記デイスクロ
ータの車両内側及び外側に配置されて前記マウン
テイングの腕に前記デイスクロータの軸方向への
み摺動可能に組付けられるインナパツドとアウタ
パツド、前記デイスクロータと前記両パツドを跨
ぐ形状に形成されて前記インナパツドの背面に向
けて開口し前記インナパツドの裏金背面に脱着可
能に取付けられるピストンを軸方向へ摺動可能に
収容するシリンダと前記アウタパツドの背面に向
けて延びて前記アウタパツドの裏金背面に脱着可
能に固着されるリアクシヨン部を備えて前記マウ
ンテイングとインナパツドに摺接しない状態にて
前記両パツドに支持されるキヤリパ本体を具備す
る構成とした。
〔技術的手段の作用・効果〕
上記した構成の本考案に係るデイスクブレーキ
においては、キヤリパ本体がそのリアクシヨン部
にてアウタパツドの裏金に脱着可能に固着され、
またキヤリパ本体のシリンダ内に摺動可能に組込
まれたピストンがインナパツドの裏金に脱着可能
に取付けられて、キヤリパ本体がマウンテイング
やインナパツドに摺接しない状態にて両パツドに
支持されるため、キヤリパ本体とこれを直接支持
する部材間には、従来問題となつていた錆付、泥
付着等による摺動不良をもたらすおそれのある摺
動部がなくなり、該摺動部の摺動抵抗や摺動不良
に起因する制動不良や所謂ブレーキの引きずり等
の不具合が効果的に解消できる。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。第1図〜第3図において、本考案に係る
デイスクブレーキは、図示しないホイールハブに
一体的に固着されるデイスクロータ10と、この
デイスクロータ10の車両内側にて図示しないナ
ツクル等車体の一部に固着されるマウンテイング
11と、このマウンテイング11に支承されるイ
ンナパツド12及びアウタパツド13と、ピスト
ン14を組込んでなるキヤリパ本体15を主要構
成部材としている。
マウンテイング11は、デイスクロータ10の
外周の一部を跨ぐ一対の腕11a,11aを有し
ていて、これら各腕11a,11aの互いに対向
する側にはインナパツド12を支承するための突
起11b,11bとアウタパツド13を支承する
ための突起11c,11cが一体的に形成されて
いる。インナパツド12は、デイスクロータ10
の車両内側(第2図の左側)においてその裏金1
2aに形成した一対の凹所12b,12bにてマ
ウンテイング11の突起11b,11bにコ字状
のステンレス板16を介して嵌合され、デイスク
ロータ10の軸方向(第2図左右方向)へのみ摺
動可能となつている。アウタパツド13は、デイ
スクロータ10の車両外側(第2図の右側)にお
いて、インナパツド12と同様に、その裏金13
aに形成した一対の凹所13b,13bにてマウ
ンテイング11の突起11c,11cにコ字状の
ステンレス板16を介して嵌合され、デイスクロ
ータ10の軸方向(第2図左右方向)へのみ摺動
可能となつている。
キヤリパ本体15は、デイスクロータ10と両
パツド12,13を跨ぐ略C型の形状に形成され
ていて、シリンダ15aとリアクシヨン部15b
を一体的に備えている。シリンダ15aはインナ
パツド12の背面に向けて開口していて、ピスト
ン14を軸方向へ摺動可能に収容している。ピス
トン14はインナパツド12の背面に向けて開口
するカツプ状のピストンであつて、公知のリトラ
クト機能を有するピストンシール17を介してシ
リンダ15a内に摺動可能に嵌挿されており、シ
リンダ15aとの摺動部はブーツ18によつて保
護されている。またピストン14には、サポート
部材19が嵌着されている。サポート部材19は
その円形隆起部19aにてピストン14に嵌着さ
れ一対のボルト20,20にてインナパツド12
の裏金12a背面に脱着可能に取付けられてい
る。一方、キヤリパ本体15のリアクシヨン部1
5bは、アウタパツド13の裏金13a背面に向
けて延びていて、先端部が二股状に形成されてお
り、一対のボルト20,20にてアウタパツド1
3の裏金13a背面に脱着可能に固着されてい
る。
上記したデイスクブレーキにおいては、マウン
テイング11に両パツド12,13を組付け、そ
の後にピストン14、サポート部材19等を予じ
め組付けてなるキヤリパ本体15を組合せ、最後
にサポート部材19とインナパツド12をボルト
20にて組付けるとともにキヤリパ本体15のリ
アクシヨン部15bとアウタパツド13をボルト
20にて組付けることにより組立体が作られる。
この組立体は、両パツド12,13間にデイスク
ロータ10が入るようにしてデイスクロータ10
に組合わされ、マウンテイング11にてボルトに
よりナツクル等車体の一部に固着される。
上記のように構成したデイスクブレーキにおい
ては、キヤリパ本体15のシリンダ15aとピス
トン14間の摺動部や、両パツド12,13の裏
金12a,13aとマウンテイング11の突起1
1b,11b,11c,11c間の摺動部(ステ
ンレス板16が介在している)が従来と同様に存
在するが、キヤリパ本体15がそのリアクシヨン
部15bにてアウタパツド13の裏金13aに脱
着可能に固着され、またキヤリパ本体15のシリ
ンダ15a内に摺動可能に組込まれたピストン1
4がインナパツド12の裏金12aに脱着可能に
取付けられて、キヤリパ本体15がマウンテイン
グ11やインナパツド12に摺接しない状態にて
両パツド12,13に支持されるため、キヤリパ
本体15とこれを直接支持する部材間には、従来
問題となつていた錆付、泥付着等による摺動不良
をもたらすおそれのある摺動部がなくなり、該摺
動部の摺動抵抗や摺動不良に起因する制動不良や
所謂ブレーキの引きずり等の不具合が効果的に解
消できる。
また、上記した構成のデイスクブレーキにおい
ては、ピストン14の押圧力がサポート部材19
を介してインナパツド12に伝わるため、インナ
パツド12をピストン14にて直接押動するのに
比してインナパツド12の面圧分布が均一となり
インナパツド12の偏摩耗が防止できる。
なお、上記実施例においては、ピストン14を
サポート部材19を介してインナパツド12の裏
金12a背面に脱着可能に取付けるようにして従
来の形状のピストンが採用できるようにしたが、
本考案の実施に際しては、第4図にて示したよう
に、ピストン114にフランジ114aを一体的
に形成して、このフランジ114aにてピストン
114をインナパツド12の裏金12a背面に脱
着可能に取付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデイスクブレーキの車両
内側からみた正面図、第2図は第1図の−線
に沿う断面図、第3図は第1図の−線に沿う
断面図、第4図はピストンの変形例を示す断面
図、第5図は従来技術の一例を示す断面図であ
る。 符号の説明、10……デイスクロータ、11…
…マウンテイング、11a……腕、12……イン
ナパツド、12a……裏金、13……アウタパツ
ド、13a……裏金、14……ピストン、15…
…キヤリパ本体、15a……シリンダ、15b…
…リアクシヨン部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクロータの外周の一部を跨ぐ一対の腕を
    有して車体の一部に固着されるマウンテイング、
    前記デイスクロータの車両内側及び外側に配置さ
    れて前記マウンテイングの腕に前記デイスクロー
    タの軸方向へのみ摺動自在に組付けられるインナ
    パツドとアウタパツド、前記デイスクロータと前
    記両パツドを跨ぐ形状に形成されて前記インナパ
    ツドの背面に向けて開口し前記インナパツドの裏
    金背面に脱着可能に取付けられるピストンを軸方
    向へ摺動可能に収容するシリンダと前記アウタパ
    ツドの背面に向けて延びて前記アウタパツドの裏
    金背面に脱着可能に固着されるリアクシヨン部を
    備えて前記マウンテイングとインナパツドに摺接
    しない状態にて前記両パツドに支持されるキヤリ
    パ本体を具備してなるデイスクブレーキ。
JP15300283U 1983-09-30 1983-09-30 デイスクブレ−キ Granted JPS6059830U (ja)

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JP15300283U JPS6059830U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 デイスクブレ−キ

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JP15300283U JPS6059830U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 デイスクブレ−キ

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JPS6059830U JPS6059830U (ja) 1985-04-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001323953A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Nisshinbo Ind Inc ディスクブレーキ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57120735A (en) * 1981-01-16 1982-07-27 Akebono Brake Ind Co Ltd Disc brake

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JPS57120735A (en) * 1981-01-16 1982-07-27 Akebono Brake Ind Co Ltd Disc brake

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