JPH0223863Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0223863Y2 JPH0223863Y2 JP1985075819U JP7581985U JPH0223863Y2 JP H0223863 Y2 JPH0223863 Y2 JP H0223863Y2 JP 1985075819 U JP1985075819 U JP 1985075819U JP 7581985 U JP7581985 U JP 7581985U JP H0223863 Y2 JPH0223863 Y2 JP H0223863Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- caliper
- disc
- pads
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 claims description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、鉄道車両に使用されているオポーズ
ド形デイスクブレーキの取付構造に関する。
ド形デイスクブレーキの取付構造に関する。
（従来の技術）
第３図、４図に示すようなオポーズド形デイス
クブレーキが鉄道車両に使用されている。
クブレーキが鉄道車両に使用されている。
１はブレーキデイスク１０を跨ぐキヤリパであ
る。２，２は、キヤリパ１を車体側に固定する取
付腕であり、ボルト挿通用の通孔２ａ，２ａをそ
れぞれ設けてある。各３はキヤリパ１に対向して
形成されたシリンダ部であり、各シリンダ部３に
内蔵されたピストンにて両パツドの裏金４ａ，４
ａを押圧して、車輪と共に回転しているブレーキ
デイスク１０に両パツド４，４を摺接させて制動
する。各５，５は、キヤリパの両端部（ブレーキ
デイスク１０の周方向の両端部）に架設されて各
パツド裏金４ａ，４ａを案内するガイドピンであ
り、その外周には、それぞれ、図上にて二点鎖線
で示すコイルばね５ａ，５ａを介装して制動解除
後の各パツド裏金４ａ，４ａを所定の非制動位置
に復帰させる。各取付腕２の車体側の支持体への
取付は、第２図に示すように、取付腕２の通孔２
ａに一対のブツシユ２a′，２a′を嵌合させ、ボル
ト８を挿通して、取付腕２と両支持体９，９とを
一体的にナツト８ａにて締付けてあり、従つて、
図上の矢印方向、すなわち、車軸の軸線方向に
は、キヤリパ１は移動しない。
る。２，２は、キヤリパ１を車体側に固定する取
付腕であり、ボルト挿通用の通孔２ａ，２ａをそ
れぞれ設けてある。各３はキヤリパ１に対向して
形成されたシリンダ部であり、各シリンダ部３に
内蔵されたピストンにて両パツドの裏金４ａ，４
ａを押圧して、車輪と共に回転しているブレーキ
デイスク１０に両パツド４，４を摺接させて制動
する。各５，５は、キヤリパの両端部（ブレーキ
デイスク１０の周方向の両端部）に架設されて各
パツド裏金４ａ，４ａを案内するガイドピンであ
り、その外周には、それぞれ、図上にて二点鎖線
で示すコイルばね５ａ，５ａを介装して制動解除
後の各パツド裏金４ａ，４ａを所定の非制動位置
に復帰させる。各取付腕２の車体側の支持体への
取付は、第２図に示すように、取付腕２の通孔２
ａに一対のブツシユ２a′，２a′を嵌合させ、ボル
ト８を挿通して、取付腕２と両支持体９，９とを
一体的にナツト８ａにて締付けてあり、従つて、
図上の矢印方向、すなわち、車軸の軸線方向に
は、キヤリパ１は移動しない。
（考案が解決しようとする問題点）
ところが、鉄道車両においては、車輪は車体に
対して車軸の軸線方向への揺動が許容されてお
り、従つて、車輪と共に回転するブレーキデイス
クは車両が曲線を通過する際等に車軸の軸線方向
に揺動する。このために、制動解除後にパツドが
所定の非制動位置にまで充分に復帰している場合
であつても、ブレーキデイスクが揺動してパツド
に強く摺接してパツドの引きずりを生ずる。
対して車軸の軸線方向への揺動が許容されてお
り、従つて、車輪と共に回転するブレーキデイス
クは車両が曲線を通過する際等に車軸の軸線方向
に揺動する。このために、制動解除後にパツドが
所定の非制動位置にまで充分に復帰している場合
であつても、ブレーキデイスクが揺動してパツド
に強く摺接してパツドの引きずりを生ずる。
（問題点を解決するための手段）
本考案は、鉄道車両に使用されているオポーズ
ド形デイスクブレーキにおいて、パツドの引きず
り防止のためにキヤリパをフローテイング構造と
するものであり、その構成は下記の通りである。
ド形デイスクブレーキにおいて、パツドの引きず
り防止のためにキヤリパをフローテイング構造と
するものであり、その構成は下記の通りである。
車輪と共に回転するブレーキデイスクを跨ぐキ
ヤリパに対向して形成されたシリンダ部と、各シ
リンダ部に内蔵されたピストンと、裏金を備え、
該ピストンに当接して該ブレーキデイスクを挟圧
し得る一対のパツドと、該キヤリパの該ブレーキ
デイスクの周方向の両側部に架設され、該ブレー
キデイスクの軸線方向に延在して該裏金を案内す
るガイドピンと、各ガイドピンに外装して一対の
裏金間に圧縮して介装され、各パツドを所定の非
制動位置に復帰させるコイルばねと、前記キヤリ
パの該周方向の両側部に突設した取付腕と、該ブ
レーキデイスクの軸線方向に延在し、各取付腕と
車体側の支持体とを連結する連結具と、各連結具
に外装され、各取付腕と支持体との該軸線方向の
相対移動を弾性的に許容する弾性体とを備えるオ
ポーズド形デイスクブレーキの取付構造である。
ヤリパに対向して形成されたシリンダ部と、各シ
リンダ部に内蔵されたピストンと、裏金を備え、
該ピストンに当接して該ブレーキデイスクを挟圧
し得る一対のパツドと、該キヤリパの該ブレーキ
デイスクの周方向の両側部に架設され、該ブレー
キデイスクの軸線方向に延在して該裏金を案内す
るガイドピンと、各ガイドピンに外装して一対の
裏金間に圧縮して介装され、各パツドを所定の非
制動位置に復帰させるコイルばねと、前記キヤリ
パの該周方向の両側部に突設した取付腕と、該ブ
レーキデイスクの軸線方向に延在し、各取付腕と
車体側の支持体とを連結する連結具と、各連結具
に外装され、各取付腕と支持体との該軸線方向の
相対移動を弾性的に許容する弾性体とを備えるオ
ポーズド形デイスクブレーキの取付構造である。
（作用）
従つて、非制動時には、コイルばねの弾発力を
受けて各パツドが所定の非制動位置に復帰した状
態にある。この状態において、ブレーキデイスク
が揺動して、ブレーキデイスクを挾装するオポー
ズド形デイスクブレーキのパツドにブレーキデイ
スクが摺接すると、パツドを介してキヤリパを押
圧するので、弾性体を押圧変形させ、キヤリパは
パツドを伴つて軸線方向の一側へ移動してパツド
の引きずりが抑制される。
受けて各パツドが所定の非制動位置に復帰した状
態にある。この状態において、ブレーキデイスク
が揺動して、ブレーキデイスクを挾装するオポー
ズド形デイスクブレーキのパツドにブレーキデイ
スクが摺接すると、パツドを介してキヤリパを押
圧するので、弾性体を押圧変形させ、キヤリパは
パツドを伴つて軸線方向の一側へ移動してパツド
の引きずりが抑制される。
（実施例）
本考案に係るオポーズド形デイスクブレーキの
取付構造の実施例を第１図に基づいて説明する。
２はキヤリパ１に突設（ブレーキデイスク１０の
径方向に突設）された取付腕であり、通孔２ａを
有し、該通孔２ａ内に一対のブツシユ２a′，２
a′を嵌合させてある。８は連結具たるボルトであ
り、取付腕２の両側において、車体側に固定され
る一対の支持体９，９との間に、ゴムまたはエラ
ストマよりなる弾性体６，６をそれぞれ介装し、
ボルト８をブレーキデイスク１０の軸線方向に延
在するように挿通して、両支持体９，９、両弾性
体６，６および取付腕２を、ナツト８ａを締付け
て一体的に連結してある。
取付構造の実施例を第１図に基づいて説明する。
２はキヤリパ１に突設（ブレーキデイスク１０の
径方向に突設）された取付腕であり、通孔２ａを
有し、該通孔２ａ内に一対のブツシユ２a′，２
a′を嵌合させてある。８は連結具たるボルトであ
り、取付腕２の両側において、車体側に固定され
る一対の支持体９，９との間に、ゴムまたはエラ
ストマよりなる弾性体６，６をそれぞれ介装し、
ボルト８をブレーキデイスク１０の軸線方向に延
在するように挿通して、両支持体９，９、両弾性
体６，６および取付腕２を、ナツト８ａを締付け
て一体的に連結してある。
従つて、両弾性体６，６は、取付腕２と支持体
９，９との軸線方向の相対移動を弾性的に許容す
る。
９，９との軸線方向の相対移動を弾性的に許容す
る。
次に作用について説明する。
非制動時には、コイルばね５ａ，５ａの弾発力
を受けて各パツド４，４が所定の非制動位置に復
帰した状態にある。この状態において、図外の車
輪が車体に対して揺動し、車輪と共に回転するブ
レーキデイスク１０が揺動して該デイスク１０が
いずれかのパツド４に摺接すると、キヤリパ１
は、ブレーキデイスク１０が摺接した側の取付腕
２と支持体９との間の弾性体６を押圧変形させ、
ブレーキデイスク１０の軸方向に移動してパツド
の引きずりが抑制される。
を受けて各パツド４，４が所定の非制動位置に復
帰した状態にある。この状態において、図外の車
輪が車体に対して揺動し、車輪と共に回転するブ
レーキデイスク１０が揺動して該デイスク１０が
いずれかのパツド４に摺接すると、キヤリパ１
は、ブレーキデイスク１０が摺接した側の取付腕
２と支持体９との間の弾性体６を押圧変形させ、
ブレーキデイスク１０の軸方向に移動してパツド
の引きずりが抑制される。
なお、弾性体６は、コイルばね、皿ばね等で置
き替えても作用効果は同じである。
き替えても作用効果は同じである。
（考案の効果）
各パツドは、コイルばねの弾発力によつて所定
の非制動位置に復帰するので、コイルばねの弾発
力を大きく設定して各パツドの復帰を確実にさせ
ることが可能であると共に、各パツドのガタツキ
を良好に抑制できる。また、非制動時に、ブレー
キデイスクが揺動してパツドに摺接するとキヤリ
パが弾性体を圧縮して移動するので、パツドの引
きずり現象が軽減し、パツドの昇温、異状摩耗等
を防止できる。
の非制動位置に復帰するので、コイルばねの弾発
力を大きく設定して各パツドの復帰を確実にさせ
ることが可能であると共に、各パツドのガタツキ
を良好に抑制できる。また、非制動時に、ブレー
キデイスクが揺動してパツドに摺接するとキヤリ
パが弾性体を圧縮して移動するので、パツドの引
きずり現象が軽減し、パツドの昇温、異状摩耗等
を防止できる。
加えて、キヤリパは、ブレーキデイスクの周方
向の両側部に配置した各弾性体によつて軸線方向
に弾性的かつ安全的に支持されると共に、非制動
時において各パツドをブレーキデイスクから離れ
る方向に押し戻すコイルばねの弾発力とは無関係
に弾性体の弾発力を大きく設定することができる
ので、パツドの引きずり防止とキヤリパのガタツ
キ防止とを良好に両立させることができる。
向の両側部に配置した各弾性体によつて軸線方向
に弾性的かつ安全的に支持されると共に、非制動
時において各パツドをブレーキデイスクから離れ
る方向に押し戻すコイルばねの弾発力とは無関係
に弾性体の弾発力を大きく設定することができる
ので、パツドの引きずり防止とキヤリパのガタツ
キ防止とを良好に両立させることができる。
第１図は、本考案に係るオポーズド形デイスク
ブレーキの取付構造の実施例を示す図、第２図
は、従来のオポーズド形デイスクブレーキの車体
側への取付構造を示す図、第３図は、オポーズド
形デイスクブレーキの平面図、第４図は同側面図
である。 １：キヤリパ、２：取付腕、３：シリンダ部、
４：パツド、４ａ：裏金、５：ガイドピン、５
ａ：コイルばね、６：弾性体、８：ボルト（連結
具）、９：支持体、１０：ブレーキデイスク。
ブレーキの取付構造の実施例を示す図、第２図
は、従来のオポーズド形デイスクブレーキの車体
側への取付構造を示す図、第３図は、オポーズド
形デイスクブレーキの平面図、第４図は同側面図
である。 １：キヤリパ、２：取付腕、３：シリンダ部、
４：パツド、４ａ：裏金、５：ガイドピン、５
ａ：コイルばね、６：弾性体、８：ボルト（連結
具）、９：支持体、１０：ブレーキデイスク。
Claims (1)
- 車輪と共に回転するブレーキデイスクを跨ぐキ
ヤリパに対向して形成されたシリンダ部と、各シ
リンダ部に内蔵されたピストンと、裏金を備え、
該ピストンに当接して該ブレーキデイスクを挟圧
し得る一対のパツドと、該キヤリパの該ブレーキ
デイスクの周方向の両側部に架設され、該ブレー
キデイスクの軸線方向に延在して該裏金を案内す
るガイドピンと、各ガイドピンに外装して一対の
裏金間に圧縮して介装され、各パツドを所定の非
制動位置に復帰させるコイルばねと、前記キヤリ
パの該周方向の両側部に突設した取付腕と、該ブ
レーキデイスクの軸線方向に延在し、各取付腕と
車体側の支持体とを連結する連結具と、各連結具
に外装され、各取付腕と支持体との該軸線方向の
相対移動を弾性的に許容する弾性体とを備えるこ
とを特徴とするオポーズド形デイスクブレーキの
取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985075819U JPH0223863Y2 (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985075819U JPH0223863Y2 (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61191532U JPS61191532U (ja) | 1986-11-28 |
| JPH0223863Y2 true JPH0223863Y2 (ja) | 1990-06-29 |
Family
ID=30617391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985075819U Expired JPH0223863Y2 (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0223863Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140526B2 (ja) * | 1978-10-13 | 1986-09-10 | Asahi Chemical Ind |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140526U (ja) * | 1984-08-20 | 1986-03-14 | トキコ株式会社 | デイスクブレ−キ |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP1985075819U patent/JPH0223863Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140526B2 (ja) * | 1978-10-13 | 1986-09-10 | Asahi Chemical Ind |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61191532U (ja) | 1986-11-28 |
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