JPH02224155A - 情報処理システムの履歴データ再現方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマスタデータファイルおよび履歴データファイ
ルを有する情報処理システムの履歴データ再現方式に関
する。特に、利用者が必要とする時点のマスクファイル
の再現を出力帳票により実現させる履歴ファイルロール
バックによる再現に関する。

〔概要〕

本発明は情報処理システムの履歴データ再現方式におい
て、 ホストコンピュータに備えた履歴ファイルを用いて逐一
修正を元に戻してゆき、常に過去のマスクファイルの状
況を再現できるようにすることにより、 マスクファイルの過去の内容を簡単な操作により短時間
で、かつ連続的に再現させることができ、さらに正確な
データ管理を行うことができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、マスクファイルの更新に関しては、特に履歴ファ
イルなどは設けず、マスクファイル更新時に出力される
ブルーフリストを１枚１枚追加させていくことにより、
履歴ファイルの代用としてきた。そのために過去の一時
点におけるマスクファイルの再現方法としては多くのブ
ルーフリストの中から人手で検索を行う方法がとられて
いた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のブルーフリスト方式は、更新ごとにブル
ーフリストが出力されるために管理がしにくく、さらに
年々ブルーフリストが増えていくために紛失、破損など
の弊害も発生しやすくなり正確なデータ管理が行いにく
い問題がある。

そのため過去にさかのぼり何年前の何月何日のマスクフ
ァイルの内容が知りたいなどの場合に、多くのブルーフ
リストの中から条件に合った一枚を捜し出さなければな
らず、さらにそ、の−枚が必ずしも正確なマスク内容か
どうかはっきりしないといったような検索時間とデータ
の正確さの面で大きな欠点を持っている。

本発明はこのような欠点を除去するもので、マスクファ
イルの過去の内容を簡単な操作により短時間でかつ連続
的に再現することができ、正確なデータ管理を行うこと
ができる方式を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、時間の経過とともにその内容が修正されるマ
スタデータファイルと、このマスタデータファイルの修
正内容がその修正時刻を付して記録される履歴データフ
ァイルとを備えた情報処理システムの履歴データ再現方
式において、現時のマスタデータファイルの内容から指
定された部分について、上記履歴データファイルを参照
して指定された過去の時刻まで実行された修正を順次さ
かのぼって戻す演算手段と、この演算手段により得られ
た上記過去の時刻のマスタデータファイルの内容を印刷
する手段とを備えたことを特徴とする。

〔作用〕

マスクファイルの更新時に、更新年月日、次回更新年月
日および修正データを履歴ファイルにアペンドし、利用
者の指定する年月日のマスクファイルを、入力された更
新年月日および次回更新年月日により履歴ファイルをロ
ールバックしてマージさせるとともに現状マスクとマー
ジさせて帳票出力することにより常に過去のマスク状況
を簡単な操作で、かつ連続的に再現することができ・、
正確なデータ管理を行うことができる。

〔実施例〕

次に本発明実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明実施例の構成を、示すブロック図である
。

本発明実施例はホストコンピュータ１に、プリンタ２が
接続された入出力装置３が接続され、ホストコンピュー
タ１にはマスタデータファイル４と、履歴データファイ
ル５と、マスタデータファイル４の更新時に入出力装置
３から人力された更新年月日、次回更新年月日および修
正データを履歴データファイル５にアペンドするデータ
付加手段６と、利用者の指定する年月日のマスクファイ
ルを、人力された更新年月日および次回更新年月日１こ
より履歴データファイル５をロールバックしてマージさ
せるとともに現状マスクとマージさせて帳票出力し過去
のマスク状況を再現する併合手段７とを含む。

本発明実施例は公害水質届出事務における主な機器の構
成を表したもので、入出力装置３のキーボードより利用
者が指定する年月日を人力してもらい、マスタデータフ
ァイル４と履歴データファイル５とをマージしてプリン
タ２にマスタデータファイル４のイメージで出力する方
式をとっている。

第２図は本発明実施例のマスタデータファイル４と履歴
データファイル５の中のレコード形式を表したものであ
る。マスタデータファイル４は工場番号１１および工場
データ１２により構成され、履歴データファイル５は工
場番号１１、工場データ１２、更新年月日１３および次
回更新年月日１４により構成される。履歴データファイ
ル５のレコードには変更のあった古いデータのみ出力す
る形式をとっており、最新履歴の次回更新年月日１４に
は９９９９９９を人力しておく。

第３図は利用者が指定した年月日のマスク再現方法を詳
細化したものである。ここで利用者が工場番号１１が２
０１０００１の５９年１１月１日現在のマスク状況を見
たいと指定した場合、更新年月日≦指定年月日≦次回更
新年月日の条件でレコードを抽出することにより、（１
）のレコードが抽出される。ここで現在のマスクレコー
ドかう（１）のレコードに至るまで次回更新日が９９９
９９９のレコード＝（４）、そのレコードの更新年月日
が次回更新日になっているレコード＝（３Ｌさらにその
レコードの更新年月日が次回更新日になっているレコー
ド＝（２）が存在するので、現在のマスクのレコード→
（４）のレコード→（３）のレコード→（２〕のレコー
ド→（１）のレコードの順番にレコードを更新させてい
く。

この場合、データに変更のあった項目のみデータが存在
しているので、データのない（スペース）項目は更新を
行わない。

以上の処理を行うことにより、工場番号が２０１０００
１の５９年１１月１日現在の工場状態が再現される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、利用者が指定する
年月日のマスクファイルの再現を履歴ファイルロールバ
ック機能によって実現させ、従来のプルーフリストの検
索によって多くの時間をかけて調べていた過去１時点の
工場状況を簡単な操作により短い時間で行うことができ
、さらに連続操作を可能にし、正確なデータ管理を行う
ことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の主な構成を示すブロック図。 第２図は本発明実施例マスクファイルおよび履歴ファイ
ルの格納形式を示す図っ 第３図は本発明実施例におけるマスクファイル再現のた
めの具体的方法を示す図。 １・・・ホストコンピュータ、２・・・プリンタ、３・
・・入出力装置、４・・・マスクデータファイノペ５・
・・履歴データファイル、６・・・データ付加手段、７
・・・併合手段、１１・・・工場番号、１２・・・工場
データ、１３・・・更新年月日、１４・・・次回更新年
月日。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、時間の経過とともにその内容が修正されるマスタデ
   ータファイルと、 このマスタデータファイルの修正内容がその修正時刻を
   付して記録される履歴データファイルとを備えた情報処
   理システムの履歴データ再現方式において、 現時のマスタデータファイルの内容から指定された部分
   について、上記履歴データファイルを参照して指定され
   た過去の時刻まで実行された修正を順次さかのぼって戻
   す演算手段と、 この演算手段により得られた上記過去の時刻のマスタデ
   ータファイルの内容を印刷する手段とを備えたことを特
   徴とする情報処理システムの履歴データ再現方式。