JPH0381843A - ファイル退避復元処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は情報処理におけるファイルの保存に利用する。

本発明は補助記憶装置上の一つあるいは複数のファイル
を別の媒体に保存する退避復元処理に関する。

〔概要〕

本発明は補助記憶装置上のファイルを別の媒体に保存す
るファイル退避復元処理装置において、ジャーナ、ルフ
ァイルおよび全退避ファイルを基にして退避処理を行い
、業務プログラム走行時のオーバヘッドおよび補助記憶
装置内のページのアクセス状態に影響を与えずに常に最
新のページイメージを全て退避させることにより、 退避ファイル群の容量を少なくし、復元処理時間を短縮
できるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来技術における補助記憶装置上のファイルを別の媒体
に保存するための退避復元処理を分類すると、次の６つ
に分けられる。

（１）　　定期的または必要に応じて全データファイル
をその都度退避させる。

（２）全データファイルを退避した以降はデータファイ
ルが更新されるごとにレコード単位で更新した内容を蓄
積しているジャーナルファイルのみを退避させる。

（３）全データファイルを退避した以降は更新したファ
イルをファイル単位で退避させる。

（４）全データファイルを退避した以降はデータファイ
ルを更新するごとに更新ページ情報を収集し、定期的ま
たは必要に応じて当該更新ページ情報を基に更新された
ページのみを退避させる。

（５）全データファイルを退避した以降は定期的または
必要に応じてジャーナルファイルから更新ページ情報を
収集し、更新されたページのみを退避させる。

（６）全データファイルを退避した以降は定期的または
必要に応じてジャーナルファイルおよび旧増分ファイル
から更新ページ情報を収集し、最新のページイメージの
みを新増分ファイルとして退避させる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の処理には以下のような欠点がある。

（１）第１の退避復元処理では、定期的または必要に応
じてその都度全データファイルを退避させるため、退避
ファイルの容量および退避処理時間が膨大になる。

（２）第２の退避復元処理では、全データファイルを退
避した以降はジャーナルファイルのみを退避させるため
に、退避ファイルの容量および退避処理時間は膨大にな
らないが、復元処理のときジャーナルファイルから更新
レコードを読み出すため、レコード単位で復元するとき
は更新レコード件数回の復元処理が必要となり、ページ
あるいはファイル単位で復元するときは更新した内容か
ら更新後のページあるいはファイル内容を作成する処理
が必要となり、復元処理時間が長くなる。

（３）第３の退避復元処理では、全データファイルを退
避した以降は更新したファイルをファイル単位で退避さ
せるために更新のないページも退避することになり、退
避ファイルの容量がページ単位で退避させる方式に比べ
大きくなる。

（４）第４の退避復元処理では、全データファイルを退
避した以降は更新したページをページ単位で退避させる
ために退避ファイルの容量は小さくなるが、更新ページ
情報を収集する処理はデータファイルを更新するごとに
行われ、業務プログラム走行時のオーバヘッドが大きく
なり、さらに、増分゛退避を行う回数が増えると同一ペ
ージに対する更新ページイメージが何回も増分退避する
可能性があり、最新ではない更新ページイメージまでも
増分退避してしまう。

（５）第５の退避復元処理では、業務プログラム走行時
のオーバヘッドには影響を及ぼさないが、第４の退避復
元処理方式と同様に、全データファイルを退避した以降
は更新したページをページ単位で退避させるので退避フ
ァイルの容量は小さくなるが、増分退避を行う回数が増
えると同一ページに対する更新ページイメージが何回も
増分退避する可能性があり、最新ではない更新ページイ
メージまでも増分退避してしまう。

（６）第６の退避復元処理では、退避ファイル群として
全退避ファイルの他に増分ファイルを必要とするため、
更新されたページ数が多（なれば増分ファイルの容量も
ページ数に比例して多くなり、さらに、復元処理では全
退避ファイルを復元した後に増分ファイルを復元しなけ
ればならず、更新されたページ数に比例して復元処理時
間が増加する。

本発明はこのような欠点を除去するもので、ジャーナル
ファイルと全退避ファイルとを用いることにより、業務
プログラム走行時のオーバヘッドおよび補助記憶装置内
のページのアクセス（ＢＵＳＹ）状態にはまったく影響
を与えず、また増分ファイルを使用しないで退避ファイ
ル群の容量を小さくし、さらに復元時にページ単位で最
新のページイメージのみを復元して復元処理時間を短縮
することができる装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、補助記憶装置、旧全退避ファイルと新全退避
ファイルとを含む退避ファイル群、およびファイルを更
新したときに更新した内容を順次蓄積するジャーナルフ
ァイルを備え、この補助記憶装置、退避ファイル群、お
よびジャーナルファイルとのページ単位およびレコード
単位での入出力を制御する入出力処理手段を含むファイ
ル退避復元処理装置において、前記ジャーナルファイル
を読み出し、更新されたページ番号からページ単位の更
新ページ情報を収集する更新ページ情報収集手段と、こ
の更新ページ情報収集手段により得られた更新ページ情
報に基づき前記旧全退避ファイルから読み出したページ
イメージを更新して前記新全退避ファイルに書き込み、
前記ジャーナルファイルを読み出して全退避ファイルを
作成する場合には直前に作成した新全退避ファイルを旧
全退避ファイルとし、旧全退避ファイルを新全退避ファ
イルとして交互に使用する退避処理手段と、その新全退
避ファイルを読み出し、前記入出力処理手段を用いて復
元処理を行う復元処理手段とを含むことを特徴とする。

〔作用〕

入出力処理手段が、補助記憶装置、退避ファイル群およ
びジャーナルファイルとの入出力を制御してページ単位
またはレコード単位で入出力を行い、更新ページ情報収
集手段がジャーナルファイルから更新レコードを読み出
しページ単位に更新ページ情報を編集し、退避処理手段
がその更新ページ情報を受は取り、旧全退避ファイルか
らページイメージを読み出しながら更新ページ情報を基
に当該ページイメージを更新し、新全退避ファイルに書
き込み、復元処理手段が新全退避ファイルを読み出して
、ページ単位で復元処理を行う。

これにより、退避ファイル群の容量を少なくすることが
でき、復元処理時間を短縮することができる。

〔実施例〕

次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図である。

本発明実施例は、補助記憶装置８、旧全退避ファイル６
と新全退避ファイル７とを含む退避ファイル群９、およ
びファイルを更新したときに更新した内容を順次蓄積す
るジャーナルファイル１を備え、この補助記憶装置８、
退避ファイル群９、およびジャーナルファイル１とのペ
ージ単位およびレコード単位での入出力を制御する入出
力処理手段５を含むファイル退避復元処理装置１０に、
さらに、ジャーナルファイル１を読み出して更新された
ページ番号からページ単位の更新ページ情報を収集する
更新ページ情報収集手段２と、この更新ページ情報収集
手段２により得られた更新ページ情報に基づき旧全退避
ファイル６から読み出したページイメージを更新して新
全退避ファイル７に書き込み、ジャーナルファイル１を
読み出して全退避ファイルを作成する場合には直前に作
成した新全退避ファイル７を旧全退避ファイル６とし、
旧全退避ファイル６を新全退避ファイル７として交互に
使用する退避処理手段３と、新全退避ファイル７を読み
出し入出力処理手段５を用いて復元処理を行う復元処理
手段４とを含む。

第１図中実線矢印は退避処理のデータの流れを示し、破
線矢印は復元処理のデータの流れを示す。

次に、このように樋底された本発明実施例の動作につい
て説明する。

第２図は本発明実施例の更新ページ情報収集手段２の動
作の流れを示す流れ図である。更新ぺ一ジ情報収集手段
２は、ジャーナルファイル１から更新レコード１件を読
み出し、最終的に更新ページテーブルを退避処理手段３
に送出する。

第３図は本発明実施例の退避処理手段３の動作の流れを
示す流れ図である。退避処理手段３は旧全退避ファイル
６からページイメージを読み出し、当該ページイメージ
を更新ページテーブルを基に更新し、更新した当該ペー
ジイメージを新全退避ファイル７に書き込む。

第４図は本発明実施例の復元処理手段４の動作の流れを
示す流れ図である。復元処理手段４は新全退避ファイル
７からページイメージを読み出し、入出力処理手段５を
用いて補助記憶装置８に当該ページイメージを書き込む
。

まず、退避処理について第１図、第２図および第３図を
参照して説明する。

更新ページ情報収集手段２は第２図に示すように、ジャ
ーナルファイル１から更新レコードをｌレコードずつ読
み出す（ステップ２１）。ジャーナルファイルｌのファ
イルＥＮＤをチエツクしくステップ２２〉、ファイルＥ
ＮＤであれば全更新ページテーブルを退避処理手段３に
送出しくステップ２５〉、ファイルＥＮＤでなければ処
理ステップ２１でジャーナルファイル１から読み出した
更新レコードを基に当該レコードを含むページのページ
番号を検索する（ステップ２３）。ここで、当該更新レ
コードの更新イメージ内にはページ番号を示す情報があ
るので、ページ番号の検索は当該情報を取りだすことに
より実現する。

次いで処理ステップ２３で検索したページ番号を基に更
新ページテーブルに更新レコードを登録する（ステップ
２４）。更新ページテーブルは更新レコードをページ単
位で記憶しておくためのテーブルであり、ページ番号ご
とに作成される。また、当該更新ページテーブルの使用
目的はページ番号とは無関係に補助記憶装置８内のファ
イルが更新されるごとにジャーナルファイルに出力され
ている更新レコードをページ番号単位にまとめるための
ものである。

退避処理手段３は第３図に示すように、旧全退避ファイ
ル６からページイメージを１ページ分読み出す（ステッ
プ３１）。旧全退避ファイル６のファイルＥＮＤをチエ
ツクしくステップ３２）、もしファイルＥＮＤであれば
当該退避処理手段３を終了し、ファイルＥＮＤでなけれ
ば処理ステップ３１で読み出したページイメージのペー
ジ番号により更新ページ情報収集手段２から受は取った
更新ページテーブルの中から対応する更新ページテーブ
ルを捜し出す（ステップ３３）。

この処理ステップ３３で捜し出した更新ページテーブル
の中に更新レコードが入っているかどうかをチエツクし
くステップ３４）、更新レコードが１件も入っていなけ
れば、当該ページに対する更新がなかったことになり、
当該ページイメージを新全退避ファイル７に書き込み（
ステップ３６〉、処理ステップ３１を実行する。更新レ
コードが１件以上入っていれば、当該ページに対する更
新が行われたことを意味しており、前述の更新ページテ
ーブルから更新レコードを取り出し、当該更新レコード
の内容（レコード単位での更新情報〉を基に旧全退避フ
ァイル６から読み出したページイメージを更新する（ス
テップ３５）。この処理は更新ページテーブル内にある
更新レコード数分だけ実行される。

以上説明したように退避処理は、更新ページ情報収集手
段２でジャーナルファイル１から更新されたページの更
新ページ情報を収集し、退避処理手段３で当該更新ペー
ジ情報を基に旧全退避ファイル６から読み出したページ
イメージを更新して新全退避ファイル７に書き込むこと
により実現する。

次に、復元処理について第１図および第４図を参照して
説明する。

復元処理手段４は新全退避ファイル７から１ペ一ジ分を
読み出しくステップ４１）、新全退避ファイル７のファ
イルＥＮＤをチエツクしくステップ４２）、ファイルＥ
ＮＤであれば全てのページを復元したことになるので当
該復元処理手段４を終了する。

ファイルＥＮＤでなげれば新全退避ファイル７から読み
出したページイメージを補助記憶装置８に書き込む（ス
テップ４３）。この段階で当該ページは最終更新イメー
ジに復元されたことになり、その後再び処理ステップ４
１を実行する。

以上説明したように、復元処理は復元処理手段４が新全
退避ファイル７を読み出し、そのまま補助記憶装置８に
出力することにより実現する。

また、入出力処理手段５は更新ページ情報収集手段２、
退避処理手段３および復元処理手段４から呼び出される
が、処理内容としてはページ単位に旧全退避ファイル６
からページイメージを読み出すこと、新全退避ファイル
７とページ単位にページイメージを読み出し書き込みを
行うこと、ページ番号を基に補助記憶装置８にページイ
メージを出力すること、およびｌトコ−１分をジャーナ
ルファイル１から読み出すことである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ジャーナルファイ
ルおよび全退避ファイルを基にして退避処理を行い、業
務プログラム走行時のオーバヘッドおよび補助記憶装置
内のページのアクセス（ＢＵＳＹ）状態に影響を与えず
に常に最新のページイメージを全て退避させることによ
り、退避ファイル群の容量を少なくすることができ、さ
らに復元処理では全退避ファイルを１回復元し、同一ペ
ージに対する復元処理ではページ単位で１回処理を行え
ばよいために復元処理時間を短縮することができる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図。 第２図は本発明実施例の更新ページ情報収集手段の動作
の流れを示す流れ図。 第３図は本発明実施例の退避処理手段の動作の流れを示
す流れ図。 第４図は本発明実施例の復元処理手段の動作の流れを示
す流れ図。 １・・・ジャーナルファイル、２・・・更新ページ情報
収集手段、３・・・退避処理手段、４・・・復元処理手
段、５・・・入出力処理手段、６・・・旧全退避、ファ
イル、７・・・新全退避ファイル、 ８・・・補助記憶装置、 ９・・・退 避ファイル群、 ｌＯ・・・ファイル退避復元処理装置。 夷扇例 、￥１１　図 芙鍬例 吏町ぺ一＝；／梧蝮収業手段の動作 雷２　圓 昂 ろ 圓

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、補助記憶装置、旧全退避ファイルと新全退避ファイ
   ルとを含む退避ファイル群、およびファイルを更新した
   ときに更新した内容を順次蓄積するジャーナルファイル
   を備え、 この補助記憶装置、退避ファイル群、およびジャーナル
   ファイルとのページ単位およびレコード単位での入出力
   を制御する入出力処理手段を含むファイル退避復元処理
   装置において、 前記ジャーナルファイルを読み出し、更新されたページ
   番号からページ単位の更新ページ情報を収集する更新ペ
   ージ情報収集手段と、 この更新ページ情報収集手段により得られた更新ページ
   情報に基づき前記旧全退避ファイルから読み出したペー
   ジイメージを更新して前記新全退避ファイルに書き込み
   、前記ジャーナルファイルを読み出して全退避ファイル
   を作成する場合には直前に作成した新全退避ファイルを
   旧全退避ファイルとし、旧全退避ファイルを新全退避フ
   ァイルとして交互に使用する退避処理手段と、 その新全退避ファイルを読み出し、前記入出力処理手段
   を用いて復元処理を行う復元処理手段とを含むことを特
   徴とするファイル退避復元処理装置。