JPH0222307A - オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法

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JPH0222307A
JPH0222307A JP17303588A JP17303588A JPH0222307A JP H0222307 A JPH0222307 A JP H0222307A JP 17303588 A JP17303588 A JP 17303588A JP 17303588 A JP17303588 A JP 17303588A JP H0222307 A JPH0222307 A JP H0222307A
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olefin
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Toshiyuki Tsutsui
俊之 筒井
Akinori Toyoda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1肌二且歪±ヱ 本発明は、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重
合方法に関する。詳細にはアルミノオキサンの使用量を
減少させても潰れた重合活性でオレフィンを重合するこ
とができかつ分子量の大きいオレフィン重合体を製造す
ることができるオレフィン重合用触媒およびオレフィン
の重合方法に関する。さらに詳細には、分子量分布が狭
く、しかも2種以−Lのオレフィンの共重合に適用した
場合には、分子量分布および組成分布が狭いオレフィン
共重合体を優れた重合活性で重合することのできるオレ
フィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法に関する
の     tらびに の 題 従来、α−オレフィン重合体、とくにエチレン重合体ま
たはエチレン・α−オレフィン共重合体の!!!遣方法
としては、チタン化合物と有機アルミニウム化合物から
なるチタン系触媒またはバナジウム化合物と有機アルミ
ニウム化合物からなるバナジウム系触媒の存在下に、エ
チレン又はエチレンおよびα−オレフィンを共重合する
方法が知られている。一般にチタン系触媒で得られるエ
チレン・α−オレフィン共重合体は分子量分布および組
成分布が広くかつ透明性、表面非粘着性および力学物性
が劣っていた。また、バナジウム系触媒で得られるエチ
レン・α−オレフィン共重合体はチタン系触媒で得られ
るものにくらべて分子量分布および組成分布は狭くなり
かつ透明性、表面非粘着性、力学物性はかなり改善され
るが、これらの性能が要求される用途にはなお不充分で
あり、さらにこれらの性能の改善されなα−オレフィン
重合体、とくにエチレン・α−オレフィン共重合体が要
求されている。
一方、新しいチーグラー型オレフィン重合触媒としてジ
ルコニウム化合物お゛よびアルミノオキサンからなる触
媒が最近提案されている。
特開昭58−19309号公報には、下記式%式% [ここで、Rはシクロペンタジェニル、C1〜C6のア
ルキル、ハロゲンであり、Meは遷移金属であり、Ha
jはハロゲンである]で表わされる遷移金属含有化合物
と、下記式 %式%)) [ここで、Rはメチル又はエチルであり、nは4〜20
の数である]で表わされる線状アルミノオキサンまたは
下記式 [ここで、Rおよびnの定義は上記と同じである]で表
わされる環状アルミノオキサンとから成る触媒の存在下
、エチレン及びC3〜C12のα−オレフィンの1種又
は2種以上を一50℃〜200℃の温度で重合させる方
法が記載されている。同公開公報には、得られるポリエ
チレンの密度を調節するには、10重量%までの少量の
幾分長鎖のα−オレフィン又は混合物の存在下でエチレ
ンの重合を行なうべきことが記載されている。
特開昭59−95292号公報には、下記式、[ここで
、nは2〜40であり、Rは01〜C6で表わされる線
状アルミノオキサンおよび下記式[ここで、nおよびR
の定義は上記と同じである]で表わされる環状アルミノ
オキサンの製造法に関する発明が記載されている。同公
報には、同製造法により製造された、例えばメチルアル
ミノオキサンとチタン又はジルコニウムのビス(シクロ
ペンタジェニル)化合物とを混合して、オレフィンの重
合を行なうと、1gの遷移金属当り且つ1時間当り、2
5百万g以上のポリエチレンが得られると記載されてい
る。
特開昭60−35005号公報には下記式R0はR1で
あるか又は結合して一〇−を表わす]で表わされるアル
ミノオキサン化合物を先ずマグネシウム化合物と反応さ
せ、次いで反応生成物を塩素化し、さらにTi 、V、
Zr又はC「の化合物で処理して、オレフィン用重合触
媒を製造する方法が開示されている。同公報には、上記
触媒がエチレンとC〜C12のα−オレフィンの混合物
の共重合に特に好適であると記載されている。
特開昭60−35006号公報には、反応器ブレンドポ
リマー製造用触媒系として、異なる2種以上の遷移金属
のモノ−、ジーもしくはトリーシクロペンタジェニル又
はその誘導体(a)とアルミノオキサン(b)の組合せ
が開示されている。同公報の実施例1には、ビス(ペン
タメチルシクロペンタジェニル)ジルコニウムジメチル
とアルミノオキサンを触媒として、エチレンとプロピレ
ンを重合せしめて、数平均分子量15,300.重量平
均分子量36.400およびプロピレン成分を3.4%
含むポリエチレンが得られたことが開示されている。ま
た、同実施例2では、ビス(ペンタメチルシクロペンタ
ジェニル〉ジルコニウムジクロライド、ビス(メチルシ
クロペンタジェニル)ジルコニウムジクロライトおよび
アルミノオキサンを触媒としてエチレンプロピレンを重
合し、数平均分子量2,200、重!平均分子ff11
1,900および30モル%のプロピレン成分を含むト
ルエン可溶部分と数平均分子量3.000、重量平均分
子量7,400及び4.8モル%のプロピレン成分を含
むトルエン不溶部分から成る数平均分子量2,000、
重量平均分子量8,300及び7.1モル%のプロピレ
ン成分を含むポリエチレンとエチレン・プロピレン共重
合体のブレンド物を得ている。同様にして実施例3には
分子量分布(Mw /Mn )4.57及びプロピレン
成分20.6%の可溶性部分と分子量分布3.04及び
プロピレン成分2.9モル%の不溶性部分から成るIL
DPEとエチレン−プロピレン共重合体のブレンド物が
記載されている。
特開昭60−35007号公報にはエチレンを単独で又
は炭素数3以上のα−オレフィンと共にメタロセンと下
記式 [ここで、Rは炭素数1〜5のアルキル基であり、nの
定義は上記に同じである]で表わされる線状アルミノオ
キサンとを含む触媒系の存在下に重合させる方法が記載
されている。同方法により得られる重合体は、同公報の
記載によれば、約500〜約140万の重量平均分子量
を有し且つ1.5〜4.0の分子量分布を有する。
また、特開昭60−35008号公報には、少なくとも
2種のメタロセンとアルミノオキサンを含む触媒系を用
いることにより、巾広い分子量分布を有するポリエチレ
ン又はエチレンと03〜C1oのα−オレフィンの共重
合体が製造されることが記載されている。同公報には上
記共重合体が分子量分布(Mw /Mn )2〜50を
有することが記載されている また、シクロペンタジェニル基を配位子として有する遷
移金属化合物およびアルミノオキサンと有機アルミニウ
ム化合物とからなる混合有機アルミニウム化合物から形
成される触媒を用いてオレフィンを重合する方法が特開
昭60−260602号公報および特開昭60−130
604号公報に提案されており、有機アルミニウム化合
物を添加することにより単位遷移金属当りの重合活性が
向上することが記載されている。しかし、これらの方法
ではいずれもアルミノオキサンの使用量が多くアルミノ
オキサン当りの活性は依然として低いという問題点があ
った。さらに、これらの従来から知られている遷移金属
化合物およびアルミノオキサンから形成される触媒を用
いて、α−オレフィンたとえばエチレンとプロピ/ンを
共重合させた場合には、分子量が充分に大きい重合体を
得ることが困難であるという欠点があった。
また、特開昭61−130314号公報には、立体的に
固定したジルコン−キレート化合物とアルミノオキサン
から成る触媒系の存在下にプロピレンを重合するとアイ
ソタクチック度の高いポリプロピレンが得られることが
記載されている。しかし、この方法では、アルミノオキ
サンの使用量が多くかつ高分子量の重合体を得る為には
、低温で重合しなければならなかった。
本発明者らは、分子量分布が狭く、しかも2種以上のオ
レフィンの共重合に適用した場合には、分子量分布およ
び組成分布が狭いオレフィン共重合体を少ないアルミノ
オキサンの使用において優れた重合活性で製造すること
ができかつ分子量の大きいオレフィン重合体を容易に製
造することのできるオレフィン重合用触媒およびオレフ
ィンの重合方法を検討した結果、 [A]特定のハフニウム化合物[B]アルミノオキサン
および[C]有機アルミニウム化合物から形成される触
媒を使用することにより、前述の目的が達成されること
を見出し、本発明に到達した。
1匪五旦道 本発明は、分子量分布が狭く、しかも2種以上のオレフ
ィンの共重合に適用した場合には、分子量分布および組
成分布が狭いオレフィン共重合体を少ないアルミノオキ
サンの使用において優れた重合活性で製造することがで
きかつ分子量の大きいオレフィン重合体を容易に製造す
ることのできるオレフィン重合用触媒およびオレフィン
の重合方法を提供することを目的としている。
1肌ゑ見1 本発明によれば、 [A]少なくとも2個の共役シクロアルカジェニル基ま
たはその置換体が低級アルキレン基を介して結合した多
座配位性化合物を配位子ヒするハフニウム化合物 [B]アルミノオキサン、および [C]有機アルミニウム化合物、 から形成されるオレフィン重合用触媒が提供され、さら
にはこのオレフィン重合用触媒の存在下に、オレフィン
を重合または共重合させることを特徴とするオレフィン
の重合方法が提供される。
北曹目χ民葬」91明 、以下、本発明に係るオレフィン重合触媒およびオレフ
ィンの重合方法について、具体的に説明する。
本発明において「重合」という語は単独重合のみならず
共重合を包含した意で用いられることがあり、また「重
合体」という語は単独重合体のみならず共重合体を包含
した意で用いられることがある。
本発明において使用される触媒は3つの触媒成分[A]
、[B]および[C]から形成されるらのである。
第1図に本発明の触媒の調製法のフローチャートを示す
本発明において使用される触媒成分[A]はインデニル
基、置換インデニル基およびその部分水素化物からなる
群から選ばれた少なくとも2個の基が低級アルキレン基
を介して結合した多座配位化合物を配位子とするハフニ
ウム化合物である。
該ハフニウム化合物としては次の化合物を例示すること
ができる。
エチレンビス(インデニル)ジメチルハフニウム エチレンビス(インデニル)ジエチルハフニウム エチレンビス(インデニル)ジフェニルハフニウム、 エチレンビス(インデニル)メチルハフニウムモノクロ
リド、 エチレンビス(インデニル)エチルハフニウムモノクロ
リド、 エチレンビス(インデニル)メチルハフニウムモノプロ
ミド、 エチレンビス(インデニル)ハフニウムジクロリド、 エチレンビス(インデニル)ハフニウムジブロミド、 エチレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−イ
ンデニル)ジメチルハフニウム、 エチレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−イ
ンデニル)メチルハフニウムモノクロリド、エチレンビ
ス(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−インデニル)
ハフニウムジクロリド、 エチレンビス(4,5,6,7−テトラしドロー1−イ
ンデニル)ハフニウムジブロミド、 エチレンビス(4−メチル−1−インデニル)ハフニウ
ムジクロリド、 エチレンビス(5−メチル−1−インデニル)ハフニウ
ムジクロリド、 エチレンビス(6−メチル−1−インデニル)ハフニウ
ムジクロリド、 エチレンビス(7−メチル−1−インデニル)ハフニウ
ムジクロリド、 エチレンビス(5−メトキシ−1−インデニル)ハフニ
ウムジクロリド、 エチレンビス(2,3−ジメチル−1−インデニル)ハ
フニウムジクロリド、 エチレンビス(4,7−シメチルー1−インデニル)ハ
フニウムジクロリド、 エチレンビス(4,7−シメトキシー1−インデニル)
ハフニウムジクロリド。
本発明の方法において使用される触媒成分[B]はアル
ミノオキサンである。触媒成分として使用されるアルミ
ノオキサンとして一般式(I)及び一般式(II) で表わされるオキシ有機アルミニウム化合物を例示する
ことができる。該アルミノオキサンにおいて、Rはメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの炭化水素
基であり、好ましくはメチル基、エチル基、とくに好ま
しくはメチル基であり、■は2以上、好ましくは5以上
の整数である。該アルミノオキサンの製造法として、た
とえば次の方法を例示することができる。
(1)吸着水を含有する化合物、結晶水を含有する塩類
、例えば塩化マグネシウム水和物、硫酸銅水和物、硫酸
アルミニウム水和物、硫酸ニッケル水和物、塩化第1セ
リウム水和物などの炭化水素媒体懸濁液にトリアルキル
アルミニウムを添加して反応させる方法。
(2)ベンゼン、トルエン、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフランなどの媒体中でトリアルキルアルミニウムに
直接水を作用させる方法。
これらの方法のうちでは(1)の方法を採用するのが好
ましい、なお、該アルミノオキサンには少量の有機金属
成分を含有していても差しつかえない。
本発明において触媒構成成分として使用される有機アル
ミニウム化合物[C]としては、少なくとも分子内に1
個のAオーC結合を有する化合物が利用でき、例えば次
のタイプの化合物を挙げることができる。
(1)一般式 15i、好ましくは1ないし10個を含む炭化水素基で
互いに同一でも異なっていてもよい。Xはハロゲン、l
は1≦l≦3、nは0≦n≦2、pは0≦p≦2、qは
0≦q≦2の数であって、しかも1+n+p+q=3で
ある)で表わされる有機アルミニウム化合物、 (ここで、MlはLi 、NaまたはKであり、R1は
前記と同じ)で表わされる第1族金属とアルミニウムと
の錯アルキル化物などを挙げることができる。
上記有機アルミニウム化合物の内、特にn−アルキル基
以外の炭化水素基を有する有機アルミニウム化合物が好
適である。n−アルキル基以外の炭化水素基としては、
イソアルキルなどの分枝鎖を有するアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基などを例示することができる。
該有機アルミニウム化合物として具体的には、トリイン
プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、
トリ2−メチルブチルアルミニウム、トリ3−メチルブ
チルアルミニウム、トリ2−メチルペンチルアルミニウ
ム、トリ3−メチルペンチルアルミニウム、トリ4−メ
チルペンチルアルミニウム、トリ2−メチルヘキシルア
ルミニウム、トリ3−メチルヘキシルアルミニウム、ト
リ2−エチルヘキシルアルミニウムなどのトリアルキル
アルミニウム、トリシクロヘキシルアルミニウムなどの
トリシクロアルキルアルミニウム、トリフェニルアルミ
ニウム、トリトリルアルミニウムなどのトリアリールア
ルミニウム、ジイソブチルアルミニウムハイドライドな
どのようなジアルキルアルミニウムハイドライド、イソ
ブチルアルミニウムメトキシド、イソブチルアルミニウ
ムエトキシド、イソブチルアルミニウムイソプロポキシ
ドなどのアルキルアルミニウムアルコキシドなどを例示
することができる。これらの有機アルミニウム化合物の
うちでは分校型のアルキル基を有するアルミニウム化合
物が好ましく、とくにトリアルギルアルミニウム化合物
であることが好ましい、また、一般式 %式%) (x、y、zは正の整数であり、Z≧2×である)で表
わされるイソプレニルアルミニウムも好ましい、なお、
重合系内で上記有機アルミニウム化合物が形成されるよ
うな化合物、例えば、ハロゲン化アルミニウムとアルキ
ルリチウムまたはハロゲン化アルミニウムとアルキルマ
グネシウムなどを添加しても差しつかえない。
本発明において、触媒成分[A]、[B]及び[C]を
反応系にそれぞれ供給してもよく、また2つの触媒成分
を予め混合したものと残り1つの触媒成分をそれぞれ反
応系に供給してもよく、また触媒成分すべてを予め混合
した後、反応系に供給してもよい。
本発明の方法を実施する際の該ハフニウム化合物の使用
割合は重合反応系内の該ハフニウム原子の濃度として通
常は10 ないし10°2グラム原子/1、好ましくは
10 ないし10−3グラム原子/jの範囲である。
また、本発明の方法において、アルミノオキサンの使用
量は反応系内のアルミニウム原子に換算して好ましくは
3ミリグラム原子/J以下、より好ましくは0,01な
いし2ミリグラム原子/1、とくに好ましくは0.02
ないし1ミリグラム原子/jの範囲である。また、反応
系内における該アルミノオキサン成分[B]および有機
アルミニウム化合物成分[C]の合計のアルミニウム原
子の総量に対するアルミノオキサン成分[B]のアルミ
ニウム原子の割合は通常1ないし80%、好ましくは2
ないし75%、とくに好ましくは5ないし70%の範囲
にあり、同様に有機アルミニウム化合物成分[C]のア
ルミニウム原子割合は通常は20ないし99%、好まし
くは25ないし98%、とくに好ましくは30ないし9
5%の範囲にある0本発明の方法において、反応系内の
該ハフニウム原子に対する該アルミノオキサン成分[B
]および有機アルミニウム化合物成分[C]の総量のア
ルミニウム原子の比は通常は20ないし10000、好
ましくは50ないし5000、とくに好ましくは100
ないし2C)00の範囲である。
本発明の方法は、オレフィン重合体、特にα−オレフィ
ン重合体及びエチレンとα−オレフィンの共重合体の製
造に有効である0本発明において使用することができる
オレフィンの例として、エチレン及び炭素数が3ないし
20のα−オレフィン、たとえばプロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン
、1−へキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセ
ンなどを挙げることができる。必要に応じてジエンなど
のポリエンを共重合することらできる。
本発明の方法において、オレフィンの重合は、通常、気
相であるいは液相で行なわれる。液相重合においては、
不活性炭化水素を溶媒としてもよいし、オレフィン自身
を溶媒とすることもできる。
炭化水素媒体として具体的には、ブタン、イソブタン、
ペンタン、ヘキサン、オクタン、デカン、ドデカン、ヘ
キサデカン、オクタデカンなどの脂肪族系炭化水素、シ
クロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン
、シクロオクタンなどの脂肪族系炭化水素、ベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族系炭化水素、ガソリン
、灯油、軽油などの石油留分などが挙げられる。
本発明の方法において、通常重合温度は−50ないし2
00℃、好ましくは0ないし120℃の範囲である0重
合圧力は通常常圧ないし1. OOkt/−1好ましく
は常圧ないし50kg/−の条件下であり、重合は、回
分式、半連続式、連続式のいずれの方法においても行な
うことができる。さらに重合の反応条件の異なる2段以
上に分けて行なうことも可能である0重合体の分子量は
水素及び/又は重合温度によって調節することができる
几肌Ω豆1 本発明におけるオレフィン重合、とくにα−オレフィン
重合又はエチレンとα−オレフィンとの共重合に適用し
た場合には、従来の方法に比べてて少ないアルミノオキ
サンの使用においても著しく高活性でありかつ分子量の
大きい重合体を得ることができるという効果があり、し
かも2種以上のオレフィンの共重合に適用した場合には
分子量分布および組成分布の狭いオレフィン共重合体を
得ることができるという効果がある。
[実施例] 次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。なお
、My /Ilnの測定は武内著、丸首発行の「ゲルパ
ーミェーション・クロマトグラフィー」に準じて次の如
く行なう。
(1)分子量既知の標準ポリスチレン(東洋ソーダ■製
、単分散ポリスチレン)を使用して、分子IMとそのG
 P C(Gel Permeation Chrom
atograph)カウントを測定し、分子量MとE 
V (HutionVolume )の相関図較正曲線
を作製する。この時の濃度は0.02重量%とする。
[2)GPC測定により試料のGPCクロマトグラフを
とり、前記(1)によりポリスチレン換算の数平均分子
量Mn、重量平均分子量Mwを算出し、Mw /Mn値
を求める。その際のサンプル調製条件およびGPC測定
条件は以下の通りである。
[サンプル調製コ (イ)試料を0.1重量%になるように0−ジクロルベ
ンゼン溶媒とともに三角フラスコに分散する。
(ロ)三角フラスコを140℃に加温し、約30分間撹
拌し、溶解させる。
(ハ)その溶液をGPCにかける。
[GPC測定条件1 次の条件で実施した。
(イ)装’fl     Waters社製(150C
−ALC/GPC)(ロ)カラム   東洋ソーダ製(
GMHタイプ)(ハ)サンプル量 400μm (ニ)温度    140℃ (ホ)流速    1a+l/1lin充分に窒素置換
した400の1のフラスコにAj (So  )  ・
14820 37 gとトルエン 125 mlを装入
し、0℃に冷却後、トルエン 125 mlで希釈した
トリメチルアルミニウム500 analを滴下しな0
次に、40℃まで昇温し、その温度で10時間反応を続
けた0反応後、濾過により固液分離を行ない、さらにP
液よりトルエンを除去することによって白色固体のアル
ミノオキサン13gを得た。ベンゼン中での凝固点降下
により求められた分子量は930であり、触媒成分[B
]中に示したm値は14であった。
エチレンビス(インデニル)ハフニウムジクロリドの4 窒素置換した200m1のガラス製フラスコにとス(イ
ンデニル)エン7 (Bull、Soc、Chii、 
2954(1967)に基づいて合成)5.4gとTH
F50calを装入し、撹拌しながら−30〜−40℃
まで冷却した。これにn−Bu t、i  (t、6M
溶液)31.5mlを滴下し、引き続き一30℃で1時
間撹拌の後、室温まで自然昇温することによりビス(イ
ンデニル)エタンをアニオン化した。
窒素置換した別の200m1のガラス製フラスコにT 
HF 60 mlを装入し一60°C以下に冷却後、H
fCj   6.7gを徐々に添加した。その後、60
℃まで昇温して1時間撹拌した。これにアニオン化しな
配位子を滴下し、60℃で2時間撹拌した後、グラスフ
ィルターでP遇しな、P液を室温で最初の115程度の
容量まで濃縮した。この操作により固体が析出する。こ
の析出固体をグラスフィルターでア過後、ヘキサン/エ
タノールで洗浄し、減圧乾燥することにより目的の化合
物を得た。
(重合) 窒素置換した内容積2jのステンレス製オートクレーブ
にトルエン500 mlを装入後糸内をプロピレンガス
で置換した。引き続きトリイソブチルアルミニウムを1
ミリモル、アルミノオキサンをAj!原子換算で1ミリ
グラム原子、エチレンビス(インデニル)ハフニウムジ
クロリドをI×−3, 10ミリモル添加し、45℃まで昇温しな、その後、全
圧が7 kg / −d Gになるようにプロピレンガ
スを供給しながら50’Cで1時間重合を行ない135
℃のデカリン中で測定した[η]−2゜5dJ /l、
 Mw /Mn =2.2のアイソタクチックポリプロ
ピレン45.0gを得た。
1歿血止 実施例1の重合においてトリイソブチルアルミニウムを
使用しなかった以外は、実施例1と同様に行ない[77
]−1,9dj/g、Mw/Mn2.1のアイソタクチ
ックポリプロピレン5.1gを得た。
K1透ユ 実施例1においてトリイソブチルアルミニウムの代わり
にトリー2−エチルヘキシルアルミニウム1ミリモルと
アルミノオキサンをAj原子換算で0.5ミリグラム原
子使用した以外は、実施例1と同様に重合を行ない[η
]−2,3dJ!/、、My /Pan =2.4のア
イソタクチックポリプロピレン38.2gを得た。
K■■ユ 窒素置換した内容積1jのガラス製オートクレーブにト
ルエン335m1および1−オクテン15m1を装入後
、エチレンガスを吹き込みながら系内を70℃に昇温し
な、引き続きトリイソブチルアルミニウム0.4ミリモ
ル、アルミノオキサンをAj原子換算で0.2ミリグラ
ム原子、エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジク
ロリドを3XIO’ミリモル添加し、重合を開始した。
エチレンガスを連続的に供給しながら70℃で30分間
重重合性ナイ、MFRo 、 09 t/ 10m1n
、密度0.879g/−のエチレン/1−オクテン共重
合体16.8gを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の触媒のフローチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)[A]少なくとも2個の共役シクロアルカジエニル
    基またはその置換体が低級アルキレ ン基を介して結合した多座配位性化合物を 配位子とするハフニウム化合物 [B]アルミノオキサン、および [C]有機アルミニウム化合物、 から形成されるオレフィン重合用触媒。 2)[A]少なくとも2個の共役シクロアルカジエニル
    基またはその置換体が低級アルキレ ン基を介して結合した多座配位性化合物を 配位子とするハフニウム化合物 [B]アルミノオキサン、および [C]有機アルミニウム化合物、 から形成される触媒の存在下に、オレフィンを重合また
    は共重合させることを特徴とするオレフィンの重合方法
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