JPH02223019A - 磁気記録媒体の磁場配向方法及び磁場配向装置並びに面内磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体の磁場配向方法及び磁場配向装置並びに面内磁気記録媒体

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JPH02223019A
JPH02223019A JP28296589A JP28296589A JPH02223019A JP H02223019 A JPH02223019 A JP H02223019A JP 28296589 A JP28296589 A JP 28296589A JP 28296589 A JP28296589 A JP 28296589A JP H02223019 A JPH02223019 A JP H02223019A
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JP28296589A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Chiba
千葉 克義
Masayuki Katsumoto
勝本 正之
Yasutaro Kamisaka
保太郎 上坂
Heigo Ishihara
石原 平吾
Naoki Kodama
直樹 児玉
Hajime Fukuya
福家 元
Iwao Akiyama
秋山 巌
Yasuo Suganuma
菅沼 庸雄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は、磁気ディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体
の磁場配向方法及び磁場配向装置に係り、特に高密度記
録に適した磁気記録媒体の′m磁場配向方法び磁場配向
装置並びに面内磁気記録媒体に関する。 (従来の技ml 従来、高密度の磁気記録媒体の磁場配向方法は、例えば
、米国特許筒4,189,508号、特開昭62−24
430.特公昭62−50888等に記載の如く、複数
個の電磁石又は永久磁石を磁気記録媒体の上下に配置し
て行なっていた。また複数個の磁石の相互の位置や磁石
と磁気記録媒体との間隔を厳密に制御したり(米国特許
筒4.189,508号)、複数個の直流磁石又は永久
磁石と交流磁石とを組み合わせて行なっていた(特開昭
62−24430)。 【発明が解決しようとする課題1 上記従来技術は、製造した磁気記録媒体のSZN比(再
生出力信号/雑音)については十分配慮されておらず、
高出力かつ高S/N比の磁気記録媒体が製造できないと
いう問題があった。これについてさらに説明する。 一般に、磁気記録媒体の記録再生出力を高めるためには
、残留磁束を増加させればよく、このための一つの方法
としては磁性塗膜の膜厚を厚くすることが知られている
。 一方、膜厚を厚くすれば高周波特性が劣化することが知
られている。 したがって、高周波特性を良好に保つために。 膜厚は薄いままにしておき、S/Nを向上させるために
、磁性粉を磁場配向する方法が採られていた。 しかし、この従来法では、出力(S)は大きくなるもの
の、雑音(N)は予想どおりには小さくならなかった。 これは、磁性粉の凝集が起こる為である。従って高出力
かつ高S/N比の磁気記録媒体が製造できないという問
題があった。 本発明の目的は、高出力かつ高S/N比の磁気記録媒体
を製造するための磁場配向方法及び磁場配向装置並びに
磁気記録媒体を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 上記目的は (1)動的な磁性粉を有する磁性塗膜に、該磁性塗膜の
面内記録方向成分を有する磁力線を印加する磁気記録媒
体の磁場配向方法において、上記磁力線はマイスナー効
果によって得られたものであることを特徴とする磁気記
録媒体の磁場配向方法。 (2)上記磁力線の強度は時間に対し変動する上記(1
)項記載の磁気記録媒体の磁場配向方法。 (3)磁力線を有する空間に、粉体または塗料から成る
磁性粉を基板上に塗布したすなわち、動的な磁性粉を有
する磁性塗膜を形成した磁気記録媒体を設置し、上記磁
力線の方向が上記磁気記録媒体の基板近傍において該基
板と実質的に平行ならしめるように超電導体を配置する
工程と、上記磁性粉を該磁力線により配向させる工程と
を有することを特徴とする磁気記録媒体の磁場配向方法
。 (4)磁性粉を高分子結合剤中に分散させた磁性塗料を
基板上に塗布して磁性塗膜を形成し、該基板上の磁性塗
膜に磁力線を印加して上記磁性粉を配向させる磁気記録
媒体の配向方法において、上記磁力線の方向が上記基板
近傍において該基板と実質的に平行ならしめるように超
電導体を配置して上記磁性粉を配向することを特徴とす
る磁気記録媒体の磁場配向方法。 (5)磁力線発生手段と、超電導体と、磁気記録媒体を
保持する手段を有する磁場配向装置において、上記磁力
線発生手段から発生した磁力線と上記超電導体との間の
マイスナー効果により上記磁気記録媒体の面内記録方向
成分を有する磁力線を得ることを特徴とする磁場配向装
置。 (6)磁力線を発生する手段、該磁力線を発生する手段
より発生した磁力線の方向を所望の面において核間と実
質的に平行ならしめるように配置された超電導体及び上
記面又はその近傍に、核間と実質的に平行に磁気記録媒
体を保持するための手段を有することを特徴とする磁場
配向装置によって達成される。 上記第(3)項記載の本発明において、最初の工程中の
各プロセスは、どのような順で行なってもよい。例えば
超電導体を配置してから磁気記録媒体を設置しても、そ
の逆でもよい。また磁力線を有する空間とは、磁気記録
媒体を設置したときに磁力線が発生していなくても、後
に磁力線を発生させればよい。すなわち、第(3)項の
最初の工程の各プロセスはどの様な順で行なってもよい
。 上記各項に記載のいずれの本発明においても2磁力線の
印加は、磁力線を変化させて行なってもよい。すなわち
、永久磁石を用いるとき、その磁石を振動させ、回転さ
せ、又は磁石の位置を変化させてもよい。また電磁石を
用いるとき、交流(変動磁界)又はパルス電流を与えて
もよい。無論、磁力線を変化させずに印加してもよい。 すなわち、永久磁石又は直流を与えた@磁石を用いても
よい。さらに交流(変動)又はパルスと直流を重ねて、
バイアス脈流磁界を与えてもよい。 なおさらにまた磁力線の向きをやや斜めに傾け、磁場勾
配を持たせてもよい。
【作用1 周知の通り、超電導体はマイスナー効果を示す。 すなわち、超電導体の内部には表面の10;l′C11
程度のごく薄い部分を除いて磁力線が侵入しない。 本発明は磁石又はコイル等から発生する種々方向が異な
る磁力線と超電導体のマイスナー効果との相互作用によ
って、優れた磁場配向性と高いSZN比を有する磁気記
録媒体を製造することができる。 一例をもってさらに説明する。磁石と超電導体とを相対
して配置すると、両者の間において51i1向に向く、
それ故この面の近傍に1面に平行に磁気記録媒体を配置
し、上記磁力線によって磁性粉を磁場配向することによ
り、優れた磁場配向性と高いS/N比を有する磁気記録
媒体を製造することができる。 【実施例1 以下、図面を用いて本発明の装置の実施例を説明する。 第1図は、本発明の磁場配向装置の一例の原理的な概略
断面図である。基+ff l上に磁性塗Tfs2゜2′
が形成された磁気記録媒体は、モーター5に、固着する
受台6によって支持される。7は磁気記録媒体の支えふ
たである。腕4は磁石3を支持し、さらに超電導体10
0を冷却する冷却剤101(液体N2)の容11102
を支持する。磁気記録媒体を、この磁石3と超電導体1
00の間にそれらの面が互に平行になるように配置した
後回転させることにより、粉体状の磁性粉や磁性塗膜中
の磁性粉が配向する。この時、磁石3から発生した磁力
4!(図示せず)が超電導体100とマイスナー効果に
よって相互作用し、それにより得られた磁力vA(図示
せず)により動的磁性粉が配向される。 m3rM及び第4図は、磁気記録媒体として磁気テープ
を用いる場合の磁場配向装置の概略断面図である。ポリ
エステルフィルムからなる基板1はロール50より供給
される。この基板1上にタンク51より磁性粉を分散し
た熱可塑性の磁気塗料52を塗布して磁性塗膜2を形成
する。基板1は巻き取りロール50′によって駆動され
、未乾燥の磁性塗膜2は一定速度で超電導体100と磁
石3または磁芯30との間を通過し、この間に磁性粉は
配向される。磁性粉の配向のメカニズムは第1図の装置
と同様である。ついで磁性塗g12はヒーター53によ
り乾燥される。なお、超電導体1001よ、第1図に示
した装置と同様にポリテトラフルオロエチレン製の容8
102の下部にはめ込まれている。また、第3図に示し
た装置においては磁石3として永久磁石を用い、第4図
に示した装置においては磁石として電磁石54を用いる
。 後者の場合、電磁石は交流電源55及び直流電源56と
接続し、交流(変動)、直流及びその両者が重畳した脈
流等を印加し得る。したがって、磁力線の強度が変動す
る。 第3図および第4図の装置においては、永久磁石3又は
磁芯30の形状はテープlに対し凸状になっている。し
たがって、第3図の装置および第4図の装置における直
流電圧56印加の場合は、磁石3.54から発生する磁
力線の強度が極大値を有しており、この磁力線と超電導
体100との相互作用により得られる磁力線の強度に影
響を与える。その結果、動的磁性粉の配向が均一化され
、磁性塗膜の面粗が小さくなる。 さらに、第4図の装置において、交流電圧55又はこれ
に直流電圧56を重畳した場合には、電磁石54から発
生する磁力線の強度は極大値の他に、極小値も有する。 この場合は、動的磁性粉の揺れが上記の場合よりも大き
くなるため、面粗さもより小さくなる。 第5図は、磁気テープの磁場配向装置の他の実施例の原
理的な概略断面図である。ガラス製の二重中空管の容器
の内側の壁の一部を除去し、その部分に平板状の超電導
体100をエポキシ系接着剤で接着する。それと対向す
る内側の壁に、同様な方法で平板上の磁石3を接着する
。上記超電導体100及び磁石3の外側にコイル54を
設ける9そこで、コイル54による磁場は超電導体10
0に作用し、その磁性塗膜2中の磁性粉が各々作用し合
って優れた配向性を示す3 本実施例では、バイアスとして働く永久磁石3と変動分
として働く電磁石54を用いている。永久磁石3の作用
は第1図又は第3図の永久磁石3の作用と同様であり、
一つの磁力線が得られる。 また、電磁石54から発生する磁力線と超電導体100
の間にマイスナー効果による相互作用を生じ、その結果
他の磁力線が得られる。本実施例のように、バイアスに
変動分を重畳させることにより、磁性粉の回転が滑らか
になり、配向が有効に行なわれる。 第6図は、磁気テープの磁場配向装置のさらに他の実施
例の原理的な概略断面図である。本実施例は、第5図に
示した装置の永久磁石3は設けられていす、円筒状の超
電導体100を磁芯とした電磁石55が設けられている
。電磁石54には交流、直流又はそれらを重畳した脈流
が印加される。 電磁石54から発生した磁力線は円筒状超電導体100
とマイスナー効果による相互作用を起す。 その結果得られる磁力線により、円筒状超電導体100
内に配置された磁気記録媒体は配向される。 次に、上記装置に用いた超電導体の製造の一例を説明す
る。出発原料としてY 203 t BaC0a 1C
uOをY、Ba、Cuの比が1:2:3となる様に秤量
した後、合成樹脂ボールミルを用いてメタノールによる
湿式混合を行ない、次いで100℃で12時間乾燥し、
混合粉末を得た。この混合粉末100!を受部に有機結
合剤としてポリビニルアルコール3重量部を添加し、1
00 kgf /cm”の圧力で直径30mm、厚さ2
1の成形体とした後、この形成体を酸素雰囲気中で95
0℃10時間焼結した0次いでこの焼結体をメノウ乳鉢
で粗砕後、ジルコニア製ボールミルで24時時間式粉砕
し平均粒径2.0μmの超電導体粉末を得た。 この超電導体粉末100重量部に有機結合剤としてポリ
ビニルブチラール樹脂8重量部、可塑剤としてフタル酸
エステル4重量部、溶剤としてブタノール20重量部、
トリクロルエチレン40重量部を添加しボールミルにて
50時間均一に混合してセラミックススリップ(スラリ
ー)とした後。 テープキャスティング法(ドクターブレード法)により
厚さ0.8a+m〜1.2mmのグリーンシートを得た
。 このグリーンシートを内径50mmφの大きさに切断し
た後、酸素雰囲気中で950℃、10時間焼結し、第1
図、第3図、第4図に示した各装置に用いる超電導体を
得た。なお他の装置に用いるものは、グリーンシートの
切断の形状、大きさを変えて同様に製造した。 次に前記装置を用いて磁気記録媒体を製造した例を示す
。 実施例1゜ 針状Co  Y  FezO3(平均粒径0.33XO
,05μm、抗磁力He: 6500e)300g、主
としてエポキシ樹脂とフェノール樹脂よりなる混合バイ
ンダー300g及びシクロヘキサノンとトルエンよりな
る混合溶剤850gをボールミルを用いて混合し、磁気
塗料とした。 この塗料をさらにイソホロンで粘度調整して粘度95c
pにしたものを5インチアルミニウム基板に、回転数2
20Orpmで20秒間回転塗布し、中心部の乾燥時膜
厚が約0.55μmとなる磁性塗膜を形成した。この磁
性塗膜がまだ未乾燥の状態で第1図の装置を用いて磁場
配向を行なった。 この超電導体の臨界温度は80に以上であり、液体窒素
温度の77にで超電導状態になり、マイスナー効果を示
す。また配向時の基板の回転数は60rpm−磁性塗膜
と超電導体との距離は約2mm+である。複数の試料に
ついて印加磁界を変えて、10秒磁場配向した。その磁
性塗膜を210’Cで2時間硬化し、加工後、フッ素系
液体潤滑剤を塗布し、磁気ディスクとした。この磁気デ
ィスクの面内方向での角形比Er/Bmは第2図の曲線
aに示す通りである。なお超電導体を用いずに従来の磁
場配向方法で製造した磁気ディスクのそれを同図曲線d
に示す。曲線aは従来曲線dに比べて、角型化(Br/
Bm)が低磁場(7500e)において飽和傾向を示し
、その最大値は0.95と従来に比べて格段に大きく、
塗布型磁気記録媒体としては限界値に近い値を示してい
る。すなわち、出力(S)は従来に比べて格段に大きい
。 また、磁気記録媒体の透過電顕写真(TEM)および表
面電顕写真(SEM)により、磁性粉は凝集していす、
均一に分散していることが観察され、ノイズ(N)も従
来に比べて小さくなっていた。本発明の磁気ディスクの
S/N比は、従来の磁気ディスクのそれに対し13〜2
7%向上した。 実施例2゜ 粒径約8.0μmのエポキシ樹脂粉末25g、強磁−性
粉体(BET値40m”/gの比表面積を持つCO被着
酸化鉄粉、Hcニア700e)100g及び単結晶アル
ミナ5gを十分混合した後、シクロへキサノン10gを
添加して、ニーダ混練機中でさらに混合を行なった。そ
の後、さらにシクロへキサノン5gを添加して約4時間
高すり応力下で混練を行なった。 上記混線物をボールミルポットに入れ、シクロヘキサノ
ンとイソホロンからなる混合溶媒140gを加え、3日
間ボールミル混練を行ない、強磁性粉体を分散させた。 つぎに、フェノール樹脂25gとビニル樹脂6gをシク
ロヘキサノン・イソホロン・ジオキサンからなる混合溶
媒490gに溶解した溶液を加えて、磁気ディスク用の
磁性塗料を調製した。つぎに、予め表面を清浄にした5
、25インチのアルミニウム基板上に上記塗料を回転塗
布し、第1図の装置で面内に磁場配向を行なった。磁性
塗膜を210℃で硬化し、塗膜厚。 面粗さを測定した。 得られた磁気ディスク孕の加工前の膜厚はR38mmで
0.46μm、R60ma+で0.48μmであった。 また、加工前の面粗さは0.020μrnRaであった
。その後、塗膜加工を行ない、加工後膜厚をR38ni
m、 R60mmともほぼ0.30μmとした。 本ディスクを、ギャップ長0.3μmのメタルインギャ
ップ型ヘッドを用いて電気測定を行なった。測定条件は
、最高記録周波数を26.25KPCI、最低記録周波
数を6.56KPCIとした。その結果は実施例1と同
様で、第2図の曲1iAbの関係にあった。 実施例3゜ ポリビニルブチラールの粉末70gと板状六方晶系バリ
ウムフェライト磁性粉(直径0.1μm。 He : 6550e)700gをニーダ−混練機に投
入し、約15分間混合を行なう。次に酢酸セルソルブ2
50gを徐々に添加し、ニーダ−混線を約4時間行なう
。この混線物480gをとり、アルミナ12.g、酢酸
セロソルブ700gと共に、3Qのボールミルポットに
入れ、7日間ボールミル混練を行ない磁性粉、アルミナ
を良好に分散させる。つぎに、フェノール樹脂120g
、40%のエポキシ樹脂のブチルセロソルブ溶液を30
0g、ブチルセロソルブ500gを添加混合し、磁気デ
ィスク用塗料を調合する。次にこの塗料を予め、表面を
清浄にしたアルミニウム円板に、実施例1と同様のプロ
セスで塗布し1面内配向した磁気ディスクを製造した。 その角型比特性を第2図の曲mcに示す。また、磁性塗
膜をfI&顕写真(TEM、SEM)でi察した結果、
板状六方晶系バリウムフェライト磁性粉が均一に分散し
ており、しかもその磁化容易軸が面内方向に配向してい
ることがわかった。 このように、本発明によれば、板状六方晶系バリウムフ
ェライト磁性粉を用いた面内磁気記録媒体において、角
形比の標準規格値(0,8以上)を満たす媒体の作製が
可能である。 実施例4゜ 第3図、第4図、第5図及び第6図の装置を用いて磁気
テープを製造した例を示す。 針状Co  Y  FezOa(平均粒径0,33 X
Q、 07μm、抗磁力He : 6500e)98部
(重量部)、アルミナ5部、ポリウレタン15部、塩化
ビニル酢酸ビニル共重合体12部、シリコン樹脂3部、
レシチン2部、ステアリン酸鉛0.2部、シクロへキサ
ノン120部、メチルイソブチルケトン80部、エチレ
ングリコール15部、トルエン90部をボールミル混練
して磁性塗料を作成した。この磁性塗料をポリエチレン
テレフタレートフィルムに膜厚3μmになるよう塗布し
、その磁性塗膜が未乾燥のうちに、図に示す磁場配向装
置内を通過させ、ついで塗膜を乾燥させ、通常のカレン
ダロール処理をすることによって磁気テープとした。な
お、配向時の磁性塗膜への磁界の強さはほぼ15000
e (磁石、コイルを用いて)で面内配向とした。 なお、第3図においては100c+u/u+in (矢
印方向)のテープ速度で処理した。また、熱処理温度は
70±10℃で行った。 同様に、第4図は300 c@/ win、熱処理70
±10℃、さらに、配向時には直流(D、C)10V、
5A、交流(A、C)IOV、2Aをコイルに重畳した
脈流を印加し、平均的磁界の強さ15000e (D、
C成分15000e、A、C成分±2500e)すなわ
ち、1250〜175゜Oeの脈流で処理した。しかし
、マイスナー効果した。 同様に、第5図は500cm/win、熱処理70±1
0℃、また、配向時には磁性膜に15000eを与える
垂直磁界(垂直成分)のバイアス磁界3(永久磁石)と
、さらには、コイル内に発生する面内磁界15000e
 (D、C成分15000e、A、C成分±2500e
)すなわち、1250〜17500eをさらに加重し、
そこで、マイスナー効果によって、また、磁場勾配がさ
らに±3500e可変したもので処理した。 同様に、第6図は500 crs/ sin、熱処理7
0±10℃、また、配向時には15000e (円筒形
の超電導体に巻かれているコイルを長くし、包み隠して
も良い)を印加するために、そのコイルニハ直流(D、
C)12V7Aと、さらに、交流(A、C)12V5A
、すなりち、磁性媒体雑音(N)に効果があった10H
zから500 Hz、のぞましくは100Hzであった
ものを重畳させた。いずれも、この場合のマイスナー効
果は、特に、円筒形の超電導体端部に於て周波数の最大
値。 最小値が、さらに、±2500e可変したもので処理し
た。 なお、ここで用いた交流のほか、パルス電流でも同じ効
果を得た。また、測定中の温度は+20℃から一20℃
の範囲内で行った。 得られた磁気テープは、いずれの方式で製造したもので
もS/N比は従来のものより11%〜17%向上した。 【発明の効果】 本発明によれば、高出力でかつ優れたS/N比を有する
磁気記録媒体を製造することができた。 特に、磁性塗料中の板状六方晶系バリウムフェライト磁
性粉を面内方向に配向することが可能となり、この磁性
粉を用いた面内磁気記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第4図、第5図及び第6図は、本発明
の磁場配向装置の原理的概略断面図、第2図は本発明を
説明するための媒体の角形比と磁界の強さとの関係を示
す図である。 1・・・基板、2,2′・・・磁性塗膜、3・・・磁石
、4・・・腕、5・・・モーター、6・・・受台、7山
支えふた、3o・・・磁芯、50.50’・・・ロール
、51・・・容器、52・・・磁気塗料、53・・・ヒ
ーター、54・・・コイル。 55・・・交流電源、56・・・直流電源、57.57
’・・・ロール、100・・・超電導体、101・・・
冷却剤、102・・・容器。 第7図 ?り/ 第22 藷岑っ礒ぐ(0υ 第 固 第 図 (廿 「5 第 乙 月 ’−11−= )。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、動的な磁性粉を有する磁性塗膜に、該磁性塗膜の面
    内記録方向成分を有する磁力線を印加する磁気記録媒体
    の磁場配向方法において、上記磁力線はマイスナー効果
    によって得られたものであることを特徴とする磁気記録
    媒体の磁場配向方法。 2、上記磁力線の強度は時間に対し変動する特許請求の
    範囲第1項記載の磁気記録媒体の磁場配向方法。 3、磁力線を有する空間に、磁性粉を基板上に塗布した
    磁気記録媒体を設置し、上記磁力線の方向が上記磁気記
    録媒体の基板近傍において該基板と実質的に平行ならし
    めるように超電導体を配置する工程と、上記磁性粉を該
    磁力線により配向させる工程とを有することを特徴とす
    る磁気記録媒体の磁場配向方法。 4、磁性粉を高分子結合剤中に分散させた磁性塗料を基
    板上に塗布して磁性塗膜を形成し、該基板上の磁性塗膜
    に磁力線を印加して上記磁性粉を配向させる磁気記録媒
    体の配向方法において、上記磁力線の方向が上記基板近
    傍において該基板と実質的に平行ならしめるように超電
    導体を配置して上記磁性粉を配向することを特徴とする
    磁気記録媒体の磁場配向方法。 5、磁力線発生手段と、超電導体と、磁気記録媒体を保
    持する手段を有する磁場配向装置において、上記磁力線
    発生手段から発生した磁力線と上記超電導体との間のマ
    イスナー効果により上記磁気記録媒体の面内記録方向成
    分を有する磁力線を得ることを特徴とする磁場配向装置
    。 6、上記磁力線発生手段は、該手段から発生する磁力線
    が上記磁気記録媒体に垂直に印加されるように配置され
    ており、上記超電導体の上記磁力線が印加される面は上
    記磁気記録媒体面と実質的に平行になるように配置され
    ている特許請求の範囲第5項記載の磁場配向装置。 7、上記磁気記録媒体は磁気ディスクである特許請求の
    範囲第6項記載の磁場配向装置。 8、上記磁気記録媒体は磁気テープであり、上記磁力線
    発生手段から発生する磁力線の強度は、該磁気テープの
    進行方向に対し極大値を有する特許請求の範囲第5項記
    載の磁場配向装置。 9、上記磁力線発生手段の磁力線発生面は曲面形状を有
    する特許請求の範囲第8項記載の磁場配向装置。 10、上記曲面形状は1つのキノコ状である特許請求の
    範囲第9項記載の磁場配向装置。 11、上記磁力線発生手段から発生する磁力線の強度は
    、上記磁気テープの進行方向に対し、上記極大値の他に
    、極小値を有する特許請求の範囲第8項記載の磁場配向
    装置。 12、上記磁力線発生手段は電磁石を有する特許請求の
    範囲第5項記載の磁場配向装置。 13、上記磁力線発生手段は電磁石を有する特許請求の
    範囲第9項記載の磁場配向装置。 14、上記電磁石は上記超電導体を磁芯として使用して
    おり、かつ永久磁石が上記電磁石のコイル内に上記磁気
    記録媒体を挟んで上記超電導体と対をなすように配置さ
    れている特許請求の範囲第12項記載の磁場配向装置。 15、上記磁気記録媒体は磁気テープである特許請求の
    範囲第14項記載の磁場配向装置。 16、上記電磁石は上記超電導体を磁芯として使用して
    おり、かつ上記超電導体は円筒状である特許請求の範囲
    第12項記載の磁場配向装置。 17、上記磁気記録媒体は磁気テープである特許請求の
    範囲第16項記載の磁場配向装置。 18、上記磁気記録媒体は面内磁気記録媒体であり、か
    つ該媒体の磁性塗膜は板状六方晶系バリウムフェライト
    を磁性粉として含む特許請求の範囲第1項記載の磁気記
    録媒体の磁場配向方法。 19、上記磁気記録媒体は面内磁気記録媒体であり、か
    つ該媒体の磁性塗膜は板状六方晶系バリウムフェライト
    を磁性粉として含む特許請求の範囲第5項記載の磁場配
    向装置。 20、磁性粉が板状六方晶系バリウムフェライトから成
    る磁性塗膜を有することを特徴とする面内磁気記録媒体
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