JPH04113517A - 磁気ディスクの製造方法および磁気ディスク - Google Patents

磁気ディスクの製造方法および磁気ディスク

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JPH04113517A
JPH04113517A JP2233591A JP23359190A JPH04113517A JP H04113517 A JPH04113517 A JP H04113517A JP 2233591 A JP2233591 A JP 2233591A JP 23359190 A JP23359190 A JP 23359190A JP H04113517 A JPH04113517 A JP H04113517A
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magnetic
disk
magnetic layer
substrate
polishing
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JP2233591A
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English (en)
Inventor
Keiji Koga
啓治 古賀
Junichi Sato
純一 佐藤
Kenji Yokoyama
横山 研二
Akinori Nishizawa
明憲 西沢
Yasumichi Tokuoka
保導 徳岡
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハードタイプの磁気ディスクの製造方法、特
にディスク表面加工方法および磁気ディスクに関する。
〈従来の技術〉 計算機等に用いられる磁気ディスク駆動装置には、剛性
基板上に磁性層を設層したハードタイプの磁気ディスク
が用いられている。 ハードタイプの磁気ディスクに記
録再生を行なう磁気ヘッドとしては、各種浮上型磁気ヘ
ッドが用いられている。
従来、ハードタイプの磁気ディスクは、磁性粉とバイン
ダとを含有する磁性塗料を塗布して形成される塗布型磁
性層を有する塗布型磁気ディスクが一般的であった。
塗布型磁気ディスクは、通常磁性塗料をスピンコードし
た後、配向、硬化等を行なって製造されており、磁性粉
としては、信頼性が高いことがらγ−Feze3系磁性
粉末が多く用いられている。
また、このような塗布型磁気ディスクに組み合わされる
浮上型磁気ヘッドとしては、モノリシックタイプやコン
ポジットタイプのフェライト型磁気ヘッドが用いられて
いる、 しかし、γ−Fe20s系磁性粉末は保磁性粉末00〜
800Oe程度と低いため、高性能な薄膜型浮上型磁気
ヘッドと組み合わせても、記録密度を顕著に向上させる
ことは困難であった。
そこで、電磁変換特性に優れ高密度記録が可能であるこ
とから、スパッタ法やめっき法等により設層される連続
薄膜型の磁性層を有する薄膜型磁気ディスクが用いられ
るようになっている。
薄膜型磁気ディスクとしては、Aρ系のディスク状金属
板にN1−P下地層をめっきにより設層するか、あるい
はこの金属板表面を酸化してアルマイトを形成したもの
を基板とし、この基板上にCr層、C〇−Ni等の金属
磁性層、さらにC等の保護潤滑膜をスパッタ法により順
次設層して構成されるものが一般的である。
このような薄膜型磁気ディスクは電磁変換特性に優れ、
高密度記録が可能であるが、磁性層の表面エネルギーが
高く、硬度が低く、かつ潤滑層の形成が困難なため耐久
性が低(、C85(コンタクト・スタート・ストップ)
の繰り返しにより磁性層に傷が発生し易い。
また、ディスクと磁気ヘッドとの間の摩擦が大きいため
吸着が生じ易く、信頼性が十分ではない。
そして、これらの問題は、浮上型磁気ヘッドの浮上量(
磁気ディスク表面と浮上型磁気ヘッド浮揚面との距離)
が小さくなるほど顕著となる。
さらに、薄膜型磁気ディスクは、磁性層構成材料が一般
に高価であり、しかも磁性層形成に真空槽などの高価な
装置を必要とするため、安価に製造することが困難であ
る。 また、薄膜型磁気ディスクは多層膜構造であるた
めに、成膜工程が複雑でかつ時間がかかるため、生産性
および量産性が低く、このためさらにコストが高くなる
このような事情から生産性や量産性が高(、耐久性や信
頼性が高く、加えて記録密度が高い磁気ディスクを得る
には、塗布型磁気ディスクにおいて、保磁力が高い磁性
粉、例えば強磁性金属微粒子やBaフェライト、Srフ
ェライト等の六方晶系酸化物微粒子を用いることを考え
なければならない。
一方磁気ディスクには、デジタル信号記録が行なわれ、
通常、1f信号と2f信号にて飽和記録が行なわれてい
る。
このような記録・再生を行なうに際し、記録密度を向上
させるため、例えば2f信号として10〜30 kFR
PI程度の短波長信号波が用いられている。
しかし、短波長信号波を用いる場合は、磁性層の膜厚が
厚いと飽和記録が困難となり、オバーライト特性が悪く
、しかも記録密度特性が悪化する。
このため、磁気ディスクを高密度化するためには、磁性
層の保磁力を太き(するとともに、磁性層の膜厚を薄層
化し、かつ磁性層の表面を平滑化することが技術的に最
も重要な課題として要求されている。
従って、磁性層を薄層化かつ平滑化させるため、磁性層
を形成した後、磁性層表面に研磨加工を行なう。
磁性層を研磨するには、通常第5図に示される研磨装置
を用い、スピンドル部30とクランプ31とでディスク
を挾持し、これを空気圧で固定し、ディスクを1000
 rpm程度にて回転させる。
そして、研磨テープ335を有する研磨ヘッド33をデ
ィスク101に圧接しながら、ディスク101の径方向
にて一定速度で揺動させて、磁性層を所定の膜厚および
表面粗さに研磨する。
この場合、ディスクの径方向の厚みむらをなくす方法と
して、特開昭57−201163号公報にはディスク回
転角速度制御部を有するディスク研磨装置、特開昭58
−200432号公報には研磨ヘッドの揺動速度を変化
させる研磨方法が開示されている。
また、ディスクが高密度化され薄層化された場合、ディ
スクの周方向の厚みむらが、磁気ディスクシステムの性
能、特に電磁変換特性を著しく悪化させる。
周方向の厚みむらをなくすには、研磨装置のチャッキン
グの精度を向上させる必要がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来の研磨方法では、研磨装置のチャッキング
精度が不十分である。
例えば、図示のように、スピンドル部30とクランプ部
31とで空気圧によってディスク101を挾持する場合
には、特にクランプ部31とディスク101のガタッキ
を極限的に小さくしても限界が生じる。
このため、スピンドル部30およびクランプ部31によ
って固定されているディスク101は一定の面内にて回
転しない。
このようにディスク101の回転にブレが生じるとディ
スクの周方向にて研磨ヘッド33の押圧力が変化し、周
方向の磁性層の膜厚を一定にできない。
すなわち磁性層の周方向には、回転の際のディスクの面
ブレに応じた厚みむらが生じ、この厚みむらにより記録
・再生時のモジュレーションやノイズが悪化し、エラー
が増加してしまう。
本発明の主たる目的は、ディスク周方向の膜厚が均一で
あり、表面粗度が小さく、良好な電磁変換特性を有する
磁性“層を有する高密度記録および高信頼性を実現する
磁気ディスクの製造方法と、磁気ディスクとを提供する
ことにある。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は下記(1)〜(8)の本発明によって
達成される。
(1)ディスク状の剛性基板上に磁性層を形成した後、
前記基板を研磨装置のスピンドル部と、クランプ部との
間に挾持し、前記基板を回転させながら研磨ヘッドを圧
接して前記磁性層を研磨する磁気ディスクの製造方法に
おいて、 前記基板を前記スピンドル部および/またはクランプ部
に対して滑らせながら回転させることを特徴とする磁気
ディスクの製造方法。
(2)前記剛性基板上に強磁性微粒子を含有する磁性塗
料を塗布して、前記磁性層を形成する上記(1)に記載
の磁気ディスクの製造方法・ (3)前記磁性塗料を塗布し、次いで、前記剛性基板を
回転しながら、溶剤蒸気中にて磁界を印加して塗膜のレ
ベリングを行なった後、配向を行なう上記(2)に記載
の磁気ディスクの製造方法。
(4)前記剛性基板の径方向に前記研磨ヘッドを揺動し
、揺動範囲を変化させることにより、前記基板の内周部
での前記研磨/\ラッド圧接時間を外周部での圧接時間
より短くする上記(1)ないしく3)のいずれかに記載
の磁気ディスクの製造方法。
(5)上記(1)ないしく4)のいずれかに記載の方法
にて製造されたことを特徴とする磁気ディスク。
(6)強磁性金属微粒子または六方晶系酸化物微粒子を
含有する磁性層を有する上記(5)に記載の磁気ディス
ク。
(7)0.5−以下の膜厚の磁性層を有する請求項5ま
たは6に記載の磁気ディスク。
(8)磁性層の有する保磁力が1100Oe以上である
上記(5)ないしく7)のいずれかに記載の磁気ディス
ク。
〈作用〉 本発明の磁気ディスクの製造方法では、磁性層を研磨す
る際、スピンドル部やクランプ部に対しディスクをすべ
らせながら回転させる。
このようにディスクをすべらせながら研磨することによ
り、ディスクの回転にブレが生じても研磨ヘッドからの
押圧力の最大位置および最小位置はずれてい(ので、デ
ィスク周方向の押圧力変化がほとんどなくなる。
このため、磁性層の研磨量をディスクの周方向において
一定にでき、磁性層の片へりや厚みむらが生じるのを防
止できる。
そして、周方向の膜厚が一定であり、高い電磁変換特性
を有する磁気ディスクが実現する。
加えて、研磨後の磁性層の膜厚の変動がほとんど生じな
いため、0.5−以下の非常に薄い均一な膜厚の磁性膜
を得ることができる。
しかも、研磨量を大きくしても膜厚の均一性が損なわれ
ないため、十分に深く研磨を行なうことができ、磁性膜
の表面を極限的に平滑化できる。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図に、本発明の磁気ディスクの好適例を示す。
第1図において、磁気ディスク101は、剛性基板10
2上に塗布型の磁性層103を有する。
本発明は、剛性基板102の片面だけに磁性層103を
有する片面記録型の磁気ディスクおよび剛性基板102
の両面に磁性層103を有する両面記録型の磁気ディス
クのいずれでもよい。
本発明に使用されるディスク状の剛性基板102は、例
えば、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属、ガラ
ス、セラミックス、エンジニアリングプラスチックス等
の各種非磁性材料により構成すればよい。
この場合、これら、剛性基板の表面は、アルマイトの陽
極酸化膜、クロム酸等の酸化膜、N1−P−Cu等の無
電解メツキ膜、カップリング剤、硬化性樹脂などで処理
されていてもよい。
剛性基板の寸法は目的に応じて選定すればよいが、通常
、厚さ0.8〜1.9rnm程度、直径60〜1301
Xlrn程度である。
この場合の剛性基板の表面粗さ(Ra )は、0.00
7−以下、より好ましくは0.006−以下とすること
が好ましい。
また、Raの下限は、特に問題とならないが0.002
−以上であることが好ましい。
ここで、表面粗さ(Ra )とは、JIS  B12O
3の定義に従うものであり、カットオフ値0.17mm
、測定長0.5mmにおけるものである。
Raを上記の値とすることにより、記録再生時のS/N
比およびC/N比が格段と向上する。
このようなRaを得るには、公知の各種ポリッシング技
術を用いればよい。
本発明において、剛性基板102上に設層される磁性層
103には特に制限がな(、例えばスパッタリング等の
各種気相法で成膜した薄膜型磁性層等でもよい。
ただし、磁性層の耐久性や信頼性が高(、しかも生産性
や量産性が高く、低コストである点で、強磁性微粒子を
含有する磁性塗料の塗膜から形成されることが好ましい
磁性層に用いる強磁性微粒子には特に制限はなく、各種
酸化物磁性粉等も使用可能であるが、高保磁力の磁性微
粒子、例えば強磁性金属微粒子やバリウムフェライト、
ストロンチウムフェライト等の六方晶系酸化物微粒子が
好ましい。 強磁性金属微粒子等の高保磁力の磁性微粒
子を用いれば高い記録密度と、高い記録・再生感度が得
られる。
この場合、後記のような磁気特性の磁性層が得られるよ
うに選択することが好ましい。
強磁性金属微粒子としては、例えば、Fe。
Co、Niの単体、これらの合金、またはこれらの単体
および合金に、Cr、Mn、C。
Ni  さらにはZn、Cu、Zr、AlTi、Bi、
Ag、Pt等を添加した強磁性金属微粒子が使用できる
また、これらの金属にB、C,Si、P、Nなどの非金
属元素を少量添加したものであってもよ(、F e 4
 N等、一部室化されたものであってもよい。
さらに、強磁性金属微粒子は、耐食性、耐候性の向上の
ために、表面に酸化物の被膜を有するものであってもよ
い。 このような酸化物としては、強磁性金属微粒子を
構成する金属の酸化物、Aβ203等の各種セラミック
スが好ましい。
強磁性微粒子の形状に特に制限はないが、形状磁気異方
性を利用できることから針状形態のものを用いることが
好ましい。
また、強磁性微粒子の寸法は目的とする磁性層の構成に
応じて選定すればよいが、通常、長径0.15〜0.3
0−程度、針状比6〜10程度のものを用いることが好
ましい。
なお、強磁性金属微粒子を用いる場合は、a −F e
 OOH(Goethite)を還元する方法など、公
知の各種方法により製造すればよく、また、市販のもの
を用いてもよい。
また、高保磁力の磁性微粒子としては、前記のとおりバ
リウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の六方
晶系酸化物微粒子が好適である。
この場合、六方晶系酸化物微粒子の寸法は、目的とする
磁性層の構成に応じて選定すればよいが、電磁変換特性
上、平均粒径が0.15μ以下、特に0.02〜0.1
0−程度、板状比は2以上、特に3〜10程度であるも
のが好ましい。
ここで、平均粒径とは、電子顕微鏡写真[走査型電子顕
微鏡(SEM)および透過型電子顕微鏡(TEM)]に
よって、例えば六方晶系のバリウムフェライト粒子の断
面50個程度を観察し、粒径についての測定値を平均に
したものである。
平均厚みはX線回折による2θの半値巾によって測定す
ることが好ましい。 また板状比とは、平均粒径/平均
厚みの値である。
バリウムフェライトとしては、 BaFe+□019等の六方晶系バリウムフェライトや
バリウムフェライトのBa、Feの一部をCa、Sr%
Pb、Co、Ni、Ti、Cr、Zn、I n、Mn、
Cu、Ge、Nb、Zr、Snその他の金属から選ばれ
る1種以上で置換したもの等が挙げられる。
また、ストロンチウムフェライトとしては、六方晶系ス
トロンチウムフェライト S r F e +zOre、あるいはこれを上記に準
じて置換したものであってもよい。
さらに、六方晶系酸化物微粒子は、耐候性や分散性の向
上のために、表面に酸化物や有機化合物等の被膜を有す
るものであってもよい。
なお、これらの六方晶系酸化物微粒子は、必要に応じて
2種以上併用してもよい。
バリウムフェライト等の製法としては、セラミック法、
共沈−焼成法、水熱合成法、フラックス法、ガラス結晶
化法、アルコキシド法、プラズマジェット法等があり、
本発明ではいずれの方法を用いてもよい。 これらの方
法の詳細については小池吉康、久保修共著“セラミック
ス18 (1983) No、  10”などを参照す
ることができる。
また、塗布型の磁性層には、さらに非磁性無機微粒子よ
りなる研磨剤が含有されることによって、磁性層の耐久
性が格段と向上する。
なお、本発明に好適な研磨剤としては、アルミナα−A
β203、非磁性酸イじロムCr2O3、炭化ケイ素5
iC1酸化チタンT i Ox 、シリカSiO□、ジ
ルコニアZ r 02等が挙げられる。
この場合、これらの研磨剤の表面は、界面活・膣剤やカ
ップリング剤、プラズマ重合膜、メツキ膜等の有機また
は無機化合物で被覆されていてもよい。
なお、これらは単独で用いても、2種以上を1井用して
用いてもよい。
本発明においては、磁性層の保磁力は 1.100Oe以上とすることが好ましい。
これにより、電磁変換特性が向上し、高密度記録が可能
となり、高い再生出力が得られる。
保磁力の上限は、組み合わせて使用する磁気ヘッドの性
能を考慮し、十分なオーバーライド特性を得るために、
通常、2000Oe以下とすることが好ましい。
なお、磁性層の保磁力は、特に、1200〜1500 
Oeとすることが好ましい。
また、磁性層の厚さは、0.5−以下、特に0.3−以
下とすることが好ましい。
磁性層の厚さが0.5−を超えると、十分なオーバーラ
イド特性が得られなくなる。 また、特に短波長記録に
おいて飽和記録が困難となり厚み損失が増大するため、
高密度記録が困難となる。
磁性層の厚さの下限は、十分な再生出力およびS/N比
を確保する上で、0.05−以上とすることが好ましい
なお、磁性層の厚さの特に好ましい範囲は、0.08〜
0.3−である。
本発明において、磁性層の表面粗さ(Ra )は000
5−以下、より好ましくは 0.003以下、特に好ましくは0.001〜0.00
3−とすることが好ましい。
なお、この場合のRaは、前記と同様に測定されるもの
である。
Raを上記の値とすることにより、配録・再生時のS/
N比およびC/N比が臨界的に向上する。
また、磁性層のRaを上記値にするには、本発明の方法
により塗膜硬化後ないし予備硬化後に磁性層表面をポリ
ッシングすればよい。
このポリッシングは後述する研磨テープ等の各種研磨材
を用いて行なえばよい。
さらに、後述のように磁性層塗膜に潤滑剤を含浸させた
後、必要に応じて行なう本発明によるバニッシングによ
っても所望のRaが実現する。
なお、磁性層を各種気相法により成膜した場合は、本発
明によるバニッシングを行なえばよい。
本発明における磁性層は、前記のとおり、強磁性微粒子
を含有する磁性塗料を塗布して形成されることが好まし
い。
用いる磁性塗料は、強磁性微粒子と、バインダと、溶剤
と、好ましくはさらに研磨剤とを混練して調製される。
用いるバインダに特に制限はな(、熱硬化性樹脂、反応
型樹脂、放射線硬化性樹脂等から目的に応じて選択すれ
ばよいが、薄層で十分な膜強度を確保し、高い耐久性を
得る必要があることがら熱硬化性樹脂あるいは放射線硬
化性樹脂を用いることが好ましい。
熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、ビニル共重合系樹脂、ボッウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、ブチラール樹脂、ホルマール樹脂、メラ
ミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系
反応樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂
、飽和ポリエステル樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂な
どの縮重合系の樹脂あるいは高分子量ポリエステル樹脂
とイソシアネートプレポリマーの混合物、メタクリル酸
塩共重合体とジイソシアネートプレポリマーの混合物、
ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混合物
、低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフェニ
ルメタントリイソシアネートの混合物など、上記の縮重
合系樹脂とインシアネート化合物などの架橋剤との混合
物、ビニル共重合系樹脂と架橋剤との混合物、ニトロセ
ルロース、セルロースアセトブチレート等の繊維素系樹
脂と架橋剤との混合物、ブタジェン−アクリロニトリル
等の合成ゴム系と架橋剤との混合物、さらにはこれらの
混合物が好適である。
そして、特に、エポキシ樹脂とフェノール樹脂との混合
物、米国特許筒3,058,844号に記載のエポキシ
樹脂とポリビニルメチルエーテルとメチロールフェノー
ルエーテルとの混合物、また特開昭49−131101
号に記載のビスフェノールA型エポキシ樹脂とアクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステル重合体との混合
物等が好ましい。
放射線硬化性化合物の具体例としては、ラジカル重合性
を有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メタクリル
酸、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル
系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重
結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結合等
の放射線照射による架橋あるいは重合する基を熱可塑性
樹脂の分子中に含有または導入した樹脂である。 その
他放射線照射により架橋重合する不飽和二重結合を有す
る化合物であれば用いることができる。
放射線硬化性バインダーとして用いられる樹脂としては
、上記不飽和二重結合を樹脂の分子鎖中や末端、側鎖に
含有する飽和、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂
、ポリビニルブチラール系樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
キシ樹脂、繊維素系樹脂、アクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合体、ポリブタジェン等が好適である。
さらに、オリゴマー、モノマーとして本発明で用いられ
る放射線硬化性化合物としては、単官能また多官能のト
リアジン系アクリレート、多価アルコール系アクリレー
ト、ペンタエリスリトール系アクリレート、エステル系
アクリレート、ウレタン系アクリレートおよび上記系の
単官能または多官能のメタクリレート化合物等が好適で
ある。
磁性塗料中のバインダの含有量に特に制限はないが、磁
性微粒子100重量部に対し、20〜50重量部程度と
することが好ましい。
用いる溶剤に特に制限はなく、シクロヘキサノン、イソ
ホロン等のケトン系、イソプロピルアルコール、ブチル
アルコール等のアルコール系、エチルセロソルブ、酢酸
セロソルブ等のセロソルブ系、トルエン等の芳香族系等
の各種溶剤を目的に応じて選択すればよい。
磁性塗料中の溶剤の含有量に特に制限はないが、磁性微
粒子100重量部に対し、400〜700重量部程度と
することが好ましい。
さらに、磁性塗料中には潤滑剤を含有させることが好ま
しい。
潤滑剤としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
、ミルスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸
、ステアロール酸等の脂肪酸; 脂肪酸のアルコールエステル; シリコーンオイル; 含フッ素荷機化合物 脂肪酸のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩からなる
金属石鹸: レシチン等 亮級アルコール、およびこれらの硫酸エステル 等が使用可能である。
本発明において、このような磁性塗料を剛性基板表面に
塗布して磁性層が形成されるが、磁性塗料の塗布には種
々の塗布法を適用することができる。
なかでも、均一な塗布が容易にできることから、スピン
コード法を用いることが好ましい。
スピンコードの際の回転数や回転時間等は、磁性層の厚
さに応じて適宜設定すればよい。
この場合、振り切り時の回転数は3000rpm以上が
好ましい。
また、磁性塗料の粘度は100〜1000cps程度と
することが好ましい。
本発明では必ずしも塗膜のレベリングは必要ではないが
、磁性塗膜を塗布した後、磁性塗膜の配向処理を行なう
前に、溶剤蒸気中で、基板面に直交させた直流磁界によ
って塗膜のレベリングを行なうことが好ましい。
この場合、レベリング用の装置がスピンコード用の装置
をも兼ねる場合等は、スピンコードを溶剤蒸気中にて行
なうことも可能である。
なお、塗布と同時にレベリングを行なうこともできるが
、通常は、磁性塗料を塗布した後、塗膜にレベリングを
行なう。
レベリングとしては、公知の種々の方法を用いることが
できるが、特に溶剤蒸気中で磁界を印加した状態で、基
板を回転させることによって行なうことが好ましい。
このような場合に用いるレベリング装置としては、例え
ば、第2図に示されるものが好適例として挙げられる。
第2図に示される装置は、剛性基板102上に形成され
た磁性塗料の塗膜104をレベリングするものである。
この装置は、図示のように、密閉容器201内に溶剤2
05を注・封入して使用するもので、この容器201に
は主面に着磁した1対の棒状の磁石203.204が配
置されている。
また、上記基板102を回転させる回転軸206が設置
されている。
また、1対の磁石203.204は、図示のように、基
板102を挾んで互いに異極同士を対向させて配置する
ことが好ましい。
用いる磁石203,204は、永久磁石でも電磁石でも
よい。
また、用いる磁石203.204の最大エネルギー積(
BH)maxや大きさ等は、基板101の大きさ、印加
する磁界強度、基板と磁石間の距離等に応じて、適宜、
選択すればよい。
通常、磁石203.204の(BH)maxは16〜3
0 MGOe程度、磁極の大きさはIOX65mm程度
であり、磁石203.204と基板101との間の距離
は5〜20mm程度とすればよい。
また、密閉容器201内に封入される溶剤205は、磁
性塗料を調製する際、使用できるものであればいずれの
ものも用いることができ、単独で用いても2種以上の溶
剤を併用してもよい。
上記構成にて、基板102を回転しながら、磁性塗料1
04を塗布した基板102に、磁界を印加する。
印加磁界の方向は、通常基板102に垂直であるが、多
少の傾斜があってもよい。
ただし水平磁界では磁界が広がり、磁極の位置と180
°の方向の塗膜に力が働(ため均一なレベリングができ
ない。
また、磁界強度は、磁性塗料104中にて500〜30
00Gであることが好ましい。
このような磁界強度とすることにより、本発明における
レベリングの効果が十分高いものとなる。
この場合、図示のように1対の磁石203.204を配
置し、印加磁界の強度が、基板102の最外径部の磁性
塗料104中にて最小であり、最内径部の磁性塗料10
4中にて最大であり、外径部から内径部にかけて連続的
あるいは段階的に増加するものであることが好ましい。
このようにするには、磁界の強い部分、つまり磁石のエ
ツジ部を基板の内径側へ、磁界の弱い部分、つまり磁石
の中央部を基板の外径側へ配置すればよい。
なお、本発明において、これら対向磁石203.204
は、1対のみでなく、2対〜6対程度設ける構成として
もよい。
また、磁界印加方法は、前記の方法に限定されるもので
はなく、例えば基板の片側にのみ磁極を配置して、垂直
方向の磁界を印加するなど種々の方法が可能である。
図示のように、本発明では、基板102を回転させつつ
、溶剤蒸気を溶存させた雰囲気中で磁界印加を行なって
いるが、この場合の基板102の回転速度は200〜2
00 Orpmであることが好ましい。
また、回転時間は5秒以上、特に10〜120秒である
ことが好ましい。
上記の回転条件とすることにより、スピンコード等の塗
布段階で内径側が薄く、外径側が厚くなっていた磁性塗
料の塗膜104は均一な膜厚となる。
すなわち、磁性層の最外周部と最内周部との膜厚差は1
0%以内とすることができる。
また、表面も平滑化される。
そして、レベリング後の磁性塗膜の均質性も良好である
これは、磁性塗料中の強磁性金属微粒子が、周期的に磁
界強度が高い内径側へ引かれ、それに伴って磁性塗料も
内径側へ移動するためである。
上記の磁界印加は溶剤蒸気を存在させた雰囲気中で行な
う。
図示例では、溶剤205として低沸点溶剤(例えばシク
ロヘキサノン)を用い、容器201内の空気中に溶剤を
自然蒸発させることによって溶剤蒸気を発生させ、所定
の雰囲気を得るような構成となっている。
この場合、雰囲気の温度は20〜50℃であってよい。
そして、雰囲気中の溶剤蒸気の含有量は30〜90体積
%であることが好ましい。
なお、雰囲気は、通常空気とするが、これのみならず窒
素、アルゴン等の不活性ガスとしてもよい。
また、溶剤蒸気を得るには、自然蒸発によるのみならず
、例えば超音波やバブリング等を用いてもよい。
このように、溶剤蒸気を存在させた雰囲気中で磁界印加
を行なうことによって、磁性塗料の乾燥が防止でき、あ
るいはすでに乾燥した部分も再度膨潤し、磁性塗料の表
面平滑性はより一層向上する。
そして、レベリングの後に行なわれる配向の直前まで磁
性塗料の乾燥を防止できるため、強磁性微粒子を十分に
配向させることができ、高い角形比Sや高い保磁力角形
比S°を有する磁性層を形成できる。
また、磁性層表面を、前記した範囲Raに規制する作業
も容易となる。
この後、磁性層では強磁性微粒子の配向が行なわれる。
磁性層中では、強磁性微粒子の磁化容易軸がディスク周
方向に向(ように配向されることが好ましい。 このよ
うな配向を行なうためには、磁性層を挟んで同極同士が
対向するように一対の磁石を設け、これらの磁石間で磁
気ディスクを回転させることが好ましい。
配向磁石の磁界は、塗膜中にて2000〜4000G程
度とし、配向磁石は、1対〜6対程度設けてもよい。
この際、回転数は100〜500 rpm程度とする。
また、配向雰囲気には、溶剤蒸気を存在させても、させ
な(でもよい。
配向後、磁性塗料硬化のために硬化処理を行なう。
バインダが熱硬化性樹脂の場合、熱処理温度、熱処理時
間等の各種条件はバインダの種類に応じて適宜設定すれ
ばよいが、通常150〜300℃程度にて1〜5時間程
度である。
また、放射線硬化性樹脂の場合には、常温において、3
〜10 Mradの線量に設定すればよい。
硬化処理時の雰囲気は不活性ガス雰囲気中、特に窒素雰
囲気中であることが好ましい。
このように磁性層にて磁性塗料を硬化した後、前記のよ
うに磁性層表面は研磨(ポリッシング)され、前記した
所定の厚さと、所定の表面粗さ(Ra)とされる。
本発明で用いる研磨装置は、ディスクをスピンドル部お
よび/またはクランプ部に対してすべらせることができ
る構成であれば特に制限はないが、好適例を第3図に示
し以下図示例に従って説明する。
第3図に示される研磨装置は、磁気ディスク101を回
転させるスピンドル部30を有する。 そして、このス
ピンドル部30に対向して、その回転軸上にクランプ部
31を配置し、このクランプ部31とスピンドル部30
とでディスク101を挾持する。
さらに、ディスク101の磁性層を研磨するために、研
磨ヘッド33.33とを配置する。
研磨ヘッド33は、従来公知の種々のものでよいが、図
示されるような研磨テープ335を用いたテープ方式の
ものが好ましい。
テープ方式の研磨ヘッドは、押圧ローラ331と、研磨
テープ335とを有する。
そして、研磨テープ335は、図示しない送出リールか
ら送り出され、巻き取りリールに巻き取られる走行経路
の途中で、押圧ローラ331によりディスク101の磁
性層に押し付けられ、この研磨テープ335の走行と、
ディスク101の回転により、研磨が行なわれる。
スピンドル部30は、スピンドル301の先端にディス
ク101を内周部の孔部に嵌入して、ディスク101を
係止する係止部305を有している。 そして、駆動源
により、図示矢印a方向に回転する。
クランプ部31は、例えば図示されるように、押圧装置
317を有し、その押圧力にてディスク101をスピン
ドル部30に押し付けるものである。
図示される抑圧装置317は空気圧式のものであり、こ
の押圧装置317により、スピンドル部30と同一軸線
上にて、筒状のクランプ311の先端をスピンドル部3
0側に押圧している。
このクランプ311の後方には、回転プランジャ312
がスプリング313、ニードルベアリング314を介し
て嵌着されている。 この際、押圧装置317の空気圧
による押圧力の変動があったときでも、これらスプリン
グ313、ニードルベアリング314により、この変動
は吸収される。
さらに、この回転プランジャ312の後方には、ベアリ
ング316を介し、押圧プランジャ315が嵌着されて
いる。
そして、押圧プランジャ315の後端は、押圧装置31
7の軸承部318に槽動可能に嵌入され、押圧装置31
7からの空気圧によって、図示矢印す方向に押圧される
そして、ディスク101をスピンドル部30およびクラ
ンプ部31内に装着した状態で、押圧装置317により
空気圧を印加すると、押圧プランジャ315、回転プラ
ンジャ312およびクランプ311は、図示矢印す方向
に押圧される。
そして、ディスク101の回転が行なわれると、ディス
ク101に圧接されたクランプ311および回転プラン
ジャ312が図示矢印a方向に回転するものである。
このようなりランプ部31のクランプ311の先端部に
はスリップリング35が設けられている。
スリップリング35の材質は、スベリ性をもちディスク
に対してすべりながら回転できるものであれば何れでも
よいが、例えば、ボリン、ソ化エチレン系樹脂等が好適
である。
このような構成により、ディスク101中夫の孔部をス
ピンドル301に装着し、スピンドル部30と、クラン
プ部31とでディスク101を挾持し、スピンドル部3
0を図示矢印a方向に回転すると、ディスク101も図
示矢印a方向にスピンドル301と同期して回転するが
、ディスク101とスリップリング35との間ですべり
が生じ、クランプ311は、ディスク101およびスピ
ンドル301に対しすべりながら図示矢印a方向にそれ
らより遅い速度で回転する。
従って、例えばクランプ311とディスク101の接合
状態が悪く、ディスク101が定の面内にて回転しない
場合でも、磁性層の周方向の膜厚を均一にできる。
また、図示される研磨装置では、クランプ311と押圧
プランジャ312との間にスプリング313が設けられ
ているため、前記のとおりディスク101を押し付ける
押圧力をほぼ一定値に保持でき、クランプ311のディ
スク101に対するすべりおよびクランプ311の回転
数を一定値に保持できる。
なお、本発明ではクランプ311の回転数は一定値であ
っても脈動していてもよいが、制御の容易性と、研磨量
の均一性の点で一定値であることが好ましい。
研磨時のスピンドル301の回転数は、250〜250
 Orpm程度とする。
そして、クランプ311は、スピンドル301の回転数
の5〜20%程度の遅れをもってすべるようにすること
が好ましい。
また、ディスクを挾持する際には、磁性層を保護するた
め、ディスク101とスピンドル301問および/また
はディスク101とクランプ311間には、保護リング
36や保護シートを設けることが好ましい。
保護リング36には、通常摩擦係数μが大きい材質、す
なわち研磨時にディスクに対してすべらない材質を用い
る。
本発明に好適な材質としては、ポリエチレン、ポリエス
テル等が挙げられる。
保護リング36は、ディスク101に直接接着したり、
あるいはスピンドル301やクランプ311に嵌装すれ
ばよい。
磁気ディスク101を研磨装置に装着した後、ディスク
101を回転させながら、研磨ヘッド33をディスク1
01の径方向に往復運動させ、同時に研磨テープ335
を移送させて磁性層を研磨する。
そして、研磨時には、磁気ディスク101の表面を滑性
化させ、かつ研磨カスを除去したり、温度上昇を抑える
ため、研磨面には研磨液が流される。
研磨液としてはアニオン系界面活性剤等が好適である。
研磨ヘッド33を外周部−内周部間を、通常径方向へ往
復運動させる時の揺動速度は10〜60秒/往復程度と
する。
また、研磨ヘッド33が磁気ディスク101を押し付け
る押圧力は0.25〜1.5kg程度とする。
以上では、主に磁性層の周方向の膜厚を均一化するため
の好適な諸条件を挙げて説明してきたが、さらに研磨ヘ
ッド33の揺動範囲をディスク101の外周部から内周
部にかけて段階的ないし連続的に変化させることが好ま
しい。
例えば、揺動範囲を段階的に外周側に移動させることに
より、研磨ヘッドの圧接時間を外周部から内周部にかけ
て段階的に減少させることかできる。
このようにして、揺動範囲を変化させることにより、ス
ピンコードによって内周部の膜厚が薄(、外周部の膜厚
が厚く形成された磁性層の径方向の膜厚を均一化できる
研磨ヘッド33の揺動範囲は、磁性層の外周部と内周部
との膜厚差や研磨量等により適宜決定すればよいが、磁
性層の最外周部の圧接時間(最大圧接時間)が最内周部
の圧接時間(最小圧接時間)より20〜80%程度大き
いものとすることが好ましい。
また、このほか、研磨ヘッド33の揺動速度をディスク
101の外周部から内周部にかけて段階的または連続的
に増加させたり、研磨ヘッド33の揺動速度を一定にし
て、研磨ヘッド33が、ディスク101の外周部から内
周部に移動するに従い、ディスクの回転速度を段階的ま
たは連続的に増加させて、径方向の研磨レートを一定に
することもできるが、ディスク101をすべらせながら
研磨する本発明では、このような方法では磁性層に回転
むら等が生じやすいため、前記の研磨ヘッド33の揺動
範囲を変化させる方法が最も効果がある。
この場合、研磨ヘッドの揺動範囲を段階的ないしステッ
プ状に変化させると、より一層平滑化した磁性層が得ら
れる。
なお、研磨ヘッドの揺動範囲を変化させる方法では、研
磨ヘッドの位置を規制するだけでよいため、制御が容易
である。
本発明では前記の研磨方法により、塗膜のレベリングを
行なわない場合でも磁性層の膜厚と表面粗度(Ra )
とを前記の所定値にでき、しかも径方向の膜厚と周方向
の膜厚をそれぞれ均一化できる。
例えば、磁性層の膜厚が0.5μ以下、特に0.3−以
下においても径方向の膜厚差は10%以内、周方向の膜
厚差は5%以内とすることができる。
以上では、第3図に示される研磨装置、すなわちスリッ
プリング35がクランプ311にのみ設けられている装
置を例に挙げて説明してきたが、この他、例えば第4図
に示されるように、スリップリング35がクランプ31
1と、スピンドル301とに設けられている装置でも前
記と同様に高い効果が得られる。
この場合は、スピンドル301に設けられているスリッ
プリング35によって、ディスク101は、スピンドル
301に対しすべりながら回転する。
そして、クランプ311に設けられているスリップリン
グ36によって、クランプ311は、ディスク101に
対しすべりながら回転する。
この場合には、ディスク101はスピンドル301に対
してもすべりながら回転するため、スピンドルとディス
クとの接合精度が低い場合でも、周方向に均一な膜厚の
磁性層を形成できる。
研磨後は、磁性層表面に液体潤滑剤を塗布し、磁性層の
空孔中に含浸させるようにする。
用いる液体潤滑剤に特に制限はなく、前記の潤滑剤はい
ずれも使用可能である。
液体潤滑剤の塗布方法に制限はなく、例えば、デイツプ
法、スピンコード法等を用いればよい。
このように、液体潤滑剤を含浸した後、本発明の方法を
用いてバニッシングを行なってもよく、これによってよ
り小さなRaを得ることができる。
このように製造される磁気ディスクの残留磁束密度Br
は1200〜2500程度、角形比Sは0.75〜0.
95程度、保磁力角形比S0は0.70〜0.95程度
である。
以上のように詳述してきた本発明の磁気ディスクを用い
て、磁気記録・再生が行なわれる。
この場合、磁気ディスクと組合わせて用いられる磁気ヘ
ッドは、浮上型磁気ヘッドである。
この浮上型磁気ヘッドは、少な(ともギヤツブ部付近が
飽和磁束密度0.7T以上の軟磁性材料で形成されてい
ればよく、その他の構成に特に制限はない。
このような構成を有する浮上型磁気ヘッドとしては、メ
タル・イン・ギャップ(MIG)型の磁気ヘッドまたは
薄膜型の磁気ヘッドが好適である。
MIG型磁気ヘッドは、一対のコアの少な(とも一方の
ギャップ部対向面に、これらのコアよりも飽和磁束密度
の高い軟磁性薄膜を有する磁気ヘッドである。 MIG
型磁気ヘッドでは、軟磁性薄膜から強力な磁束を磁性層
に印加できるため、高い保磁力を有する磁性層に有効な
記録を行なうことができる。
また、本発明では、MIG型の磁気ヘッドの1種である
いわゆるエンハンスト・デュアルギャップ・レングス(
EDG)型の磁気ヘッドを用いてもよい。
本発明において、浮上型磁気ヘッドの浮上量は、0.2
μ以下とすることが好ましい。 浮上量がこの範囲を超
えるとオーバーライド特性が不十分となり、また、高い
記録密度を得ることが困難となる。
なお、浮上量のより好ましい範囲は、 0.17μs以下である。
また、浮上量の下限は特になく、浮上型磁気ヘッドの浮
揚面と磁気ディスク表面とが準接触状態となるまで浮上
量を小さ(することができる。
なお、浮上量とは浮上型磁気ヘッドの浮揚面と磁気ディ
スク表面との距離である。
浮上量は、スライダの形状変更、ジンバル、サスペンシ
ョン等の荷重変更、磁気ディスクの回転数の変更などに
より種々の値に設定することができる。
配録再生時の磁気ディスクの回転数に特に制限はなく、
目的とする転送レート、浮上量、記録密度等に応じて適
宜設定すればよいが、例えば1500〜4000rpr
n程度である。
本発明では通常、デジタル信号を記録するので、飽和記
録を行なう。
また、飽和記録を行なうので、オーバーライド記録が可
能である。
本発明で実現する記録密度は、磁性層の保磁力および厚
さ、浮上型磁気ヘッドのギャップ長および浮上量等の各
種条件によっても異なるが、Dsoで表わしたとき、3
0 kFRPI(kil。
Flux Reverse Per Inch)以上、
特に32kFRPI以上が得られる。 なお、D、。と
は、再生出力が孤立波再生出力の50%となるときの記
録密度である。
また、本発明では、−30dB以下の実用上十分なオー
バーライド特性が得られる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 下記のとおり磁性塗料を調製した。
磁性粉           100重!部組成:α−
Fe 保磁カニ1340Oe 長径:0.25)u++ 針状比=8 α−八へ□03        10重量部エポキシ樹
脂         28重量部(エピコート1004
、シェル化学社製)フェノール樹脂      12重
量部(スミラックPC25、住人ベークライト社製)シ
リコーンオイル    0.4重量部シクロヘキサノン
/イソホロン (l/1の混合溶剤)  340重量部または570重
量部 上記組成物をボールミル中にて140時間混合、分散さ
せた。 塗料の粘度は600〜900 cpsであった
このようにして得られた磁性塗料をポリッシングして、
表面粗さ(Ra )が0.0021Jの3.5″径のデ
ィスク状アルミ基板の両面に、スピンコード法により平
均塗膜厚0.4または1.0pとなるように塗設した。
スピンコード条件は、回転速度4000rpm 、  
5秒間とした。
次に、本発明のサンプルNo、 9.10および比較サ
ンプルNo、I5.16には、塗膜のレベリングを行な
った。
レベリングは、空気中にシクロヘキサノン蒸気を存在さ
せた雰囲気中にて、第2図に示される棒状のNS対向磁
石を配したレベリング装置を用いてディスクを回転させ
、室温23℃にて行なった。
この場合、磁性塗膜中の磁界強度は、最外周部が970
 G、最内周部が1530Gであった。
また、レベリング時のディスクの回転速度は、1100
0rp、時間は20秒間とした。
次に、対向磁石を配した配向装置によりディスク円周方
向に配向処理を行なった後、塗料を乾燥させた。
配向磁界は、塗料中にて3000G、回転数200 r
pm 、配向時間は45秒とした。
次に窒素気流中、200℃で3時間硬化処理を行なった
後、所定のテープ研磨装置により研磨テープWA100
OO(日本ミクロコーティング社製)を用いて研磨(ポ
リッシング)を行なった。
この場合、本発明のサンプルNo、  1〜6.9およ
び10は、第3図に示されるテープ研磨装置を用い、デ
ィスク101およびスピンドル301の回転数に対し、
クランプ311の回転数を10%遅らせた。
また、本発明のサンプルNo、 7および8は、第4図
に示されるテープ研磨装置を用い、スピンドル301の
回転数に対し、ディスク101の回転数を遅らせ、さら
に、ディスク101の回転数に対し、クランプ311の
回転数を遅らせた。
この場合、スピンドル301の回転数に対するクランプ
311の回転数の遅れは、10%とした。
また、サンプルNo、 4〜10は、研磨時に、さらに
、研磨ヘッド33の揺動範囲を変化させ、研磨ヘッドの
圧接時間を外周部から内周部へ段階的に減少させた。
なお、スリップリング35の材質は、ポリフッ化エチレ
ン樹脂、保護リング36の材質は、ポリエステル樹脂と
した。
これに対し、比較サンプルNo、11〜16は、第5図
に示されるテープ研磨装置を用い、スピンドル301と
、ディスク101と、クランプ311とをすべて同一の
回転数にて回転させながら研磨を行なった。
各種サンプルの研磨前後の磁性層の平均膜厚t、表面粗
さRaおよび膜厚変動は、表1に示されるとおりである
磁性層の厚さは、あらかじめ被測定ディスクに磁性層の
無い領域を設け、触針式段差針(タリーステップ)を用
いてその場所の段差から求め、表面粗さRaはJIS 
 B  0601に記載されている方法にて求めた。
この場合、表面粗さRaは、ディスク最内周および最外
周の各4点、合計8点の測定点のRaの最大値であり、
平均膜厚tは、合計8点の測定点の膜厚の平均値であり
、膜厚変動は、合計8点の測定点の膜厚の最大値をtm
ax、最小値t minとし、下記式から求めた。
膜厚変動= (t rnax −t m1n)/ tX
loo (%) 次いで、ディスクを洗浄し、濃度0.1%のフルオロカ
ーボン(KRYTOX 143CZ :デュポン社製)
のフロン溶液をデイツプ法により塗布し、含浸させ、各
種磁気ディスクサンプルを作製した。
本発明のサンプルNo、  1〜10の磁性層の保磁力
Hc、飽和磁束密度Bm、角形比S、保磁力角形比S°
をVSMを用い最大印加磁界10kGで測定したところ
下記のとおりであった。
Hc:1310Oe Bm  :  1 800〜2000GS:0.89〜
0 、93 S”  :0. 72〜0 、75 各サンプルに対して浮上型磁気ヘッドを搭載した磁気デ
ィスク装置を用いて記録・再生を行なった。
この場合、磁気ヘッドには、ギャップ長0.6−のモノ
リシックタイプのMIGヘッドを用い、記録・再生時の
ヘッド浮上量は0.14−とじた。
ヘッド浮上量は、磁気ディスク表面と磁気ヘッド浮揚面
のギャップ部との距離であり、自動浮上量テスタ(PP
L社製)を用いて下記のようにして求めた。
測定用の石英製ディスクを下記各測定と同様の条件にて
回転させてディスク表面に浮上型磁気ヘッドを浮上させ
、そのとき石英製ディスクの裏面側から白色光を浮上型
磁気ヘッドのギャップ部に照射し、その反射光とディス
ク表面からの反射光との干渉を検出して浮上量を算出し
た。
また、言己録電流は、飽和記録特性の再生出力の最大値
の90%に相当する記録電流値をI s。
としたとき、I eox 2とした。
なお、評価特性は以下の定義とし、以下のようにして求
めた。
(1)モジュレーション(MOD) ディスク最内周に3.3MHzの単波長の信号を言己録
し、その1周分の出力波形エンベロープより、出力のP
 −P (peak to peak)値の最大値をA
、最小値をBとし下記式から算出した。
MOD = (A−B) / (A+B) x  10
0  (%)(2)エラーレート エラーレートは、記録周波数3.3MHz、トラック送
りピッチ15−でディスク全面についてサーテイファイ
を行ない、その信号欠陥の個数で評価をおこなった。
ミッシングパルスエラー(MP)は信号をディスクに記
録し、その再生信号の出力が全周の平均出力(TAA)
の65%以下まで低下したときのエラーである。
エキストラパルスエラー(EP)は信号をディスクに書
き込んだ後、直流消去を行ない、その消え残りの信号が
TAAの25%以上になったときのエラーである。
(3)D、。
磁気ディスフサ−ティファイアを用いて測定した。 記
録周波数を変更することにより記録密度を変化させた。
DIIOは再生出力のP −P (peak to p
eak)値が孤立波再生出力P−P値の50%まで減少
したときの記録密度である。
なお、測定時のディスク回転数は3600rpmとした
(4)オーバーライド特性(0/W) 1F信号(1,65MHz)に2F信号(3,3MHz
)を重ね書きしたときのIF倍信号減衰量で評価し、こ
れはスペクトラムアナライザ(ヒユーレットパラカード
社製)で測定した。
このときの磁気ディスク回転数は3600rpmとした
(5)摩擦係数μ 摩擦係数μはANSI規格に基づき測定した。 ヘッド
荷重は15g、相対速度は5mm/secとした。
(6)C3S耐久性 C3S (コンタクト・スタート・ストップ)耐久性の
測定には、プラス社製3.5″磁気デイスクドライブを
用いた。
C8Sの1サイクルは、静止時間10秒−立ち上がり時
間5秒一定常回転の時間10秒−立ち下がり時間30秒
とし、定常状態のディスクの回転数は3600 rpm
とした。 また、C8Sはディスク中心から22mmの
位置で行なった。
そして、ディスクの摩擦係数が1,0以上になったとき
、または、磁性層に傷が発生したときのC8Sサイクル
数で評価した。
(7)S/N比 S/N比の測定は、ディスクの最内周で下記のとおり行
なった。
記録周波数3.3MHzで書き込んだ後、再生出力(V
rms)を10MHzの帯域の交流電圧計にて測定した
。 次に、このトラックで直流消去を3回行なった後、
交流電圧計で再生出力(VocrmS)を測定した。
また、ヘッドをオンロードし、システムノイズ(Vno
ise)を測定した。
そしてS/N比を下記式から求めた。
S/N比= Vrms/(VI、crms2− Vno
ise”) ””結果は表1に示されるとおりである。
表1に示される結果から、本発明の効果が明らかである
なお、本発明のサンプルNo、  1〜10のMOD以
外の評価結果は下記のとおりであった。
MP:5(個/枚)以下 EP:5(個/枚)以下 D5゜=35〜40 (kFRPI) 0/W+−32〜−40(dB) μ:0.2以下 CSS:3XIO’  (サイクル)以上S/N : 
32〜35 (dB) また、浮上量を0.2〇−超とした他は同様にして各サ
ンプルに対し上記測定を行なったところ、D、。および
オーバーライド特性の低下がみられた。
また、磁性微粒子をBaフェライトにかえたり、バイン
ダを放射線硬化性樹脂にかえたところ上記と同等の結果
が得られた。
〈発明の効果〉 本発明の磁気ディスクの製造方法では、磁性層の膜厚を
0.5μ以下にする場合でもディスクの周方向の磁性層
の膜厚を一定にでき、しかも表面を平滑化できる。
加えて、研磨ヘッドの揺動範囲を変化させることにより
、ディスクの径方向の磁性層の膜厚も一定にできる。
しかも本発明の製造方法では、−度最終膜厚の130〜
400%程度の膜厚の厚い磁性層を形成した後に、所定
の均一な膜厚に研磨すればよいので配向時の塗膜の乾燥
を防止できる。
そして、十分に磁性粒子を配向させることができ、高い
保磁力を有する薄層かつ均一な膜厚の磁性層を形成でき
る。
また、本発明の磁気ディスクの磁性層は、ディスクの周
方向の膜厚が均一であるためモジュレーションやエラー
レートが小さい等電磁変換特性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気ディスクの好適例を示す部分断
面図である。 第2図は、本発明の磁気ディスクの製造方法の1製造工
程を説明するための断面図である。 第3図および第4図は、それぞれ本発明の磁気ディスク
の製造方法に用いられる研磨装置の1例が示される断面
図である。 第5図は、従来の研磨装置を示す断面図である。 符号の説明 101・・・磁気ディスク 102・・・剛性基板 103・・・磁性層 104・・・磁性塗料の塗膜 201・・・容器 203.204・・・磁石 205・・・溶剤 206・・・回転軸 30・・・スピンドル部 301・・・スピンドル 305・・・係止部 31・・・クランプ部 311・・・クランプ 312・・・回転プランジャ 313・・・スプリング 314・・・ニードルベアリング 315・・・押圧プランジャ 316・・・ベアリング 317・・・押圧装置 318・・・軸承部 33・・・研磨ヘッド 331・・・押圧ローラ 335・・・研磨テープ 35・・・スリップリング 36・・・保護リング F ■ IG /

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスク状の剛性基板上に磁性層を形成した後、
    前記基板を研磨装置のスピンドル部と、クランプ部との
    間に挾持し、前記基板を回転させながら研磨ヘッドを圧
    接して前記磁性層を研磨する磁気ディスクの製造方法に
    おいて、 前記基板を前記スピンドル部および/またはクランプ部
    に対して滑らせながら回転させることを特徴とする磁気
    ディスクの製造方法。
  2. (2)前記剛性基板上に強磁性微粒子を含有する磁性塗
    料を塗布して、前記磁性層を形成する請求項1に記載の
    磁気ディスクの製造方法。
  3. (3)前記磁性塗料を塗布し、次いで、前記剛性基板を
    回転しながら、溶剤蒸気中にて磁界を印加して塗膜のレ
    ベリングを行なった後、配向を行なう請求項2に記載の
    磁気ディスクの製造方法。
  4. (4)前記剛性基板の径方向に前記研磨ヘッドを揺動し
    、揺動範囲を変化させることにより、前記基板の内周部
    での前記研磨ヘッドの圧接時間を外周部での圧接時間よ
    り短くする請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気デ
    ィスクの製造方法。
  5. (5)請求項1ないし4のいずれかに記載の方法にて製
    造されたことを特徴とする磁気ディスク。
  6. (6)強磁性金属微粒子または六方晶系酸化物微粒子を
    含有する磁性層を有する請求項5に記載の磁気ディスク
  7. (7)0.5μm以下の膜厚の磁性層を有する請求項5
    または6に記載の磁気ディスク。
  8. (8)磁性層の有する保磁力が1100Oe以上である
    請求項5ないし7のいずれかに記載の磁気ディスク。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10064806A1 (de) * 2000-12-22 2002-07-18 Schott Glas Festplattensubstrat mit Spindel
JP2009102705A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Hitachi Ltd プラズマエッチング装置及び磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体

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