JPH06203364A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH06203364A
JPH06203364A JP4361041A JP36104192A JPH06203364A JP H06203364 A JPH06203364 A JP H06203364A JP 4361041 A JP4361041 A JP 4361041A JP 36104192 A JP36104192 A JP 36104192A JP H06203364 A JPH06203364 A JP H06203364A
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Japan
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magnetic
recording medium
magnetic recording
binder
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JP4361041A
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English (en)
Inventor
Akinori Nishizawa
明憲 西沢
Keiji Koga
啓治 古賀
Junichi Sato
純一 佐藤
Sadao Hagiwara
貞夫 萩原
Nobuo Oshima
宣夫 大島
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布型の磁気ディスクに代表される磁気記録
媒体において、磁性層の表面性が良好で、角型比、保磁
力角型比がともに高く、磁気特性、電磁変換特性に優れ
たものとする。 【構成】 磁性層を塗布により形成する際に用いる磁性
塗料中に化10で示されるリン酸モノエステル系化合物
の少なくとも1種以上と化11で示されるリン酸ジエス
テル系化合物の少なくとも1種以上との混合物を含有さ
せる。 【化10】 【化11】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体、特にハ
ードタイプの磁気ディスクの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの外部記憶装置に用い
られる磁気ディスク装置には、剛性基板上に磁性層を設
層したハードタイプの磁気ディスクが用いられている。
ハードタイプの磁気ディスクに記録再生を行なう磁気ヘ
ッドとしては、各種浮上型磁気ヘッドが用いられてい
る。
【0003】近年、これらの磁気ディスク装置は大容量
化、小型化にともない高記録密度化が急速に進展してい
る。そのため、記録媒体である磁気ディスクでは高密度
化に対応するために磁性層の高保磁力化、薄層化、平滑
化が進められており、磁気ヘッドではギャップ部の狭間
隙化、高飽和磁束密度化、およびスライダーの低浮上化
が行なわれている。
【0004】従来、ハードタイプの磁気ディスクは、磁
性粉とバインダーとを含有する磁性塗料を塗布して形成
される塗布型磁性層を有する塗布型磁気ディスクが一般
的である。塗布型磁気ディスクは、通常磁性塗料をスピ
ンコートした後、配向、硬化等を行なって製造されてお
り、磁性粉としては、信頼性が高いことからγ−Fe2
3 系磁性粉末が多く用いられている。
【0005】また、このような塗布型磁気ディスクに組
み合わされる浮上型磁気ヘッドとしては、モノリシック
タイプやコンポジットタイプのフェライト型磁気ヘッ
ド、薄2膜型磁気ヘッド等が用いられている。
【0006】しかし、従来の塗布型磁気ディスクでは磁
性膜表面の平滑性が十分でないために、磁気ヘッドの浮
上量(磁気ディスク表面と浮上型磁気ヘッド浮揚面との
距離)を小さくすることが出来なかった。また、γ−F
23 系磁性粉末は保磁力が300〜800Oe程度と
低いため、高性能な浮上型磁気ヘッドと組み合わせて
も、記録密度を顕著に向上させることは困難であった。
【0007】そこで、磁性膜の表面平滑性に優れ、磁性
膜の薄層化が可能で、かつ磁性膜の保磁力が大きく出来
る、スパッタ法やめっき法等により設層される連続薄膜
型の磁性層を有する薄膜型磁気ディスクが用いられるよ
うになっている。
【0008】薄膜型磁気ディスクとしては、Al 系のデ
ィスク状金属板にNi−P下地層をめっきにより設層す
るか、あるいはこの金属板表面を酸化してアルマイトを
形成したものを基板とし、この基板上にCr層、Co−
Ni等の金属磁性層、さらにC等の保護潤滑膜をスパッ
タ法により順次設層して構成されるものが一般的であ
る。
【0009】このような薄膜型磁気ディスクは電磁変換
特性に優れ、高密度記録が可能であるが、磁性層の表面
エネルギーが高く、硬度が低く、かつ潤滑層の形成が困
難なため耐久性が低く、CSS(コンタクト・スタート
・ストップ)の繰り返しにより磁性層に傷が発生し易
い。また、ディスクと磁気ヘッドとの間の吸着が生じ易
く、摩擦抵抗が大きくなり、信頼性が十分ではない。そ
して、これらの問題は、浮上型磁気ヘッドの浮上量(磁
気ディスク表面と浮上型磁気ヘッド浮揚面との距離)が
小さくなるほど顕著となる。
【0010】さらに、薄膜型磁気ディスクは、磁性層構
成材料が一般に高価であり、しかも磁性層形成に真空槽
などの高価な装置を必要とするため、安価に製造するこ
とが困難である。また、薄膜型磁気ディスクは多層膜構
造であるために、成膜工程が複雑でかつ時間がかかるた
め、生産性および量産性が低く、このためさらにコスト
が高くなる。
【0011】このような事情から生産性や量産性が高
く、耐久性や信頼性が高い塗布型磁気ディスクにおい
て、磁性膜の表面の高平滑化、磁性膜の薄層化、高保磁
力化等の改良が種々研究されている。
【0012】塗布型磁気ディスクの磁性膜を高保磁力化
するためには、磁性粉として強磁性金属微粒子や六方晶
系フェライト微粒子などが用いられる。
【0013】塗布型磁気ディスクに用いるバインダーと
しては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ブチ
ラール樹脂(特公昭49−15404号公報)、および
メラミン樹脂、アクリル樹脂(特公昭49−13110
1号公報)、ビニル樹脂(特開昭53−104202号
公報)、ホルマール樹脂、アセテート樹脂(特公昭57
−44712号公報)等が提案されている。
【0014】また、磁界中での配向性を十分高めるなど
の目的で、磁性塗料中の六方晶系フェライト微粒子がバ
インダー内で均一に分散するように所定構造のリン酸エ
ステル系界面活性剤を磁性塗料中に含有させる旨が開示
されている(特公昭63−43808号、対応特開昭5
7−58229号)。
【0015】しかしながら、上記のようないずれの方法
でも、磁性塗料中における磁性粒子の分散性は十分では
なく、これに起因して磁性層の表面性が十分ではなくな
る。また、磁性層の均質性に欠け、磁性粉の配向が不十
分となるため磁性膜の磁気特性、特に角形比が低く良好
な電磁変換特性が得られない等の問題点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、磁性層の表面性に優れ、角形比および保磁力角形比
がともに高く、良好な磁気特性と電磁変換特性とを有
し、高密度記録が可能な塗布型磁気ディスクに代表され
る磁気記録媒体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。 (1)非磁性基体上に、磁性粒子とバインダーと分散剤
とを含有する磁性塗料を塗布して形成された磁性層を有
する磁気記録媒体において、前記分散剤は下記化5で示
されるリン酸モノエステル系化合物の少なくとも1種以
上と下記化6で示されるリン酸ジエステル系化合物の少
なくとも1種以上との混合物を含むものであることを特
徴とする磁気記録媒体。
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】[化5において、qは10〜50であり、
rは2または3である。化6において、q1 およびq2
は、それぞれ、10〜50であり、rは2または3であ
る。] (2)前記リン酸モノエステル系化合物およびリン酸ジ
エステル系化合物が磁性粉末に対して0.5〜20wt%
含まれる上記(1)の磁気記録媒体。 (3)前記バインダーは樹脂を主成分とするものであっ
て、バインダーが磁性粉末に対して5〜30wt% 含まれ
る上記(1)または(2)の磁気記録媒体。 (4)前記バインダーは下記化7で示される単位を有す
るポリパラビニルフェノール系樹脂の少なくとも1種以
上を含む上記(1)ないし(3)のいずれかの磁気記録
媒体。
【0021】
【化7】
【0022】[化7において、Xはメチロール基または
アルキル基を表す。pは、平均置換率であり、0〜2で
ある。] (5)前記ポリパラビニルフェノール系樹脂の総含有量
が、前記バインダーの全樹脂成分に対し20wt% 以上で
ある上記(4)の磁気記録媒体。 (6)前記バインダーは、さらに下記化8で示される単
位を有するエポキシ系樹脂の少なくとも1種を含む上記
(1)ないし(5)のいずれかの磁気記録媒体。
【0023】
【化8】
【0024】[化8において、kは3〜20である。] (7)前記ポリパラビニルフェノール系樹脂の総含有量
が前記バインダーの全樹脂成分に対し20〜80wt% で
あり、かつ前記エポキシ系樹脂の総重量が前記バインダ
ーの全樹脂成分に対して20〜80wt% である上記
(6)の磁気記録媒体。 (8)前記磁性層の厚さが0.6μm 以下である上記
(1)ないし(7)のいずれかの磁気記録媒体。 (9)前記非磁性基体が剛性のディスク体である上記
(1)ないし(8)のいずれかの磁気記録媒体。 (10)前記磁性粒子が六方晶系フェライト粒子である
上記(1)ないし(9)のいずれかの磁気記録媒体。
【0025】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0026】本発明の磁気記録媒体は磁性塗料を塗布し
て形成された磁性層を有するものである。
【0027】この場合、磁性塗料には、分散剤として、
前記化5で示されるリン酸モノエステル系化合物の少な
くとも1種以上と前記化6で示されるリン酸ジエステル
系化合物の少なくとも1種以上との混合物を含有させ
る。このような混合物を用いることによって塗料中の磁
性粒子の分散性を向上させることができ、本発明の効果
を奏する。
【0028】なお、特公昭63−43803号公報(対
応特開昭57−58229号公報)には、本発明のもの
と類似の構造であって、エチレンオキシドの平均付加モ
ル数が異なり、またエチレンオキシドのかわりにプロピ
レンオキシドでもよい点で本発明のものとは異なるリン
酸エステル系界面活性剤が開示されている。しかし、こ
のようなものを用いても本発明の効果は得られない。
【0029】また、上記の混合物におけるリン酸モノエ
スエル系化合物とリン酸ジエステル系化合物との比(リ
ン酸モノエステル系化合物/リン酸ジエステル系化合
物)は、重量比で、9以下であることが好ましい。(リ
ン酸モノエステル系化合物/リン酸ジエステル系化合
物)を9以下とするのは、この比が9を超えると、すな
わちリン酸モノエステル系化合物の割合が高くなると、
磁性塗料中における磁性粉末の分散性が十分でなくなる
からである。この比の下限には特に制限はないが、製造
上の理由などから、通常0.1程度である。
【0030】本発明において、化5のリン酸モノエステ
ル系化合物と化6のリン酸ジエステル系化合物とは、磁
性粉末に対して0.5〜20wt% 、好ましくは2〜15
wt%の含有量とすればよい。
【0031】このような含有量とすることによって、本
発明の効果は向上する。この含有量が少なすぎても多す
ぎても、磁性塗料における分散性が十分ではなくなり、
硬化処理を施した後の磁性塗膜の架橋が十分進行せず、
良好な耐久性が得られない。さらに磁性塗料の均質性が
不十分となり、磁性膜の良好な磁気特性も得られない。
【0032】次に、化5、化6について記す。化5にお
いて、rは2または3であり、qはエチレンオキシド
(r=2)またはプロピレンオキシド(r=3)の平均
付加モル数を表し、10〜50であり、さらには10.
0〜25であることが好ましい。
【0033】また、化6において、化5と同様にrは2
または3であり、q1 およびq2 はそれぞれエチレンオ
キシド(r=2)またはプロピレンオキシド(r=3)
の平均付加モル数を表し、10〜50であり、さらには
10.0〜25であることが好ましい。q1 とq2 とは
同一でも異なっていてもよいが、通常は同一であること
が好ましい。
【0034】また、併用する化5のリン酸モノエステル
系化合物と化6のリン酸ジエステル系化合物において、
q、q1 、q2 はすべて同一であることが好ましいが、
場合によっては異なるものであってもよい。通常、化5
と化6において、rは同一である。
【0035】なお、上記リン酸エステル類はアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミ
ン塩などの塩の形態であってもよい。
【0036】上記のリン酸モノエステル系化合物および
リン酸ジエステル系化合物は、公知の方法によって合成
できる。また、市販されているものもあり、このような
ものは市販品をそのまま用いることができる。このよう
な市販品としては、フォスファノールRE−620、R
E−710、RE−720、RE−870、RE−96
0、RE−970、RE−980、RE−990(東邦
化学工業社製)等がある。
【0037】本発明で用いるバインダーの主成分は樹脂
であり、ポリパラビニルフェノール系樹脂を含有してい
る。
【0038】バインダーは、磁性粉末に対して、全体で
5〜30wt% 、好ましくは10〜20wt% の含有量とす
るのがよい。
【0039】このような含有量とすることによって、磁
性粉末の分散性が十分に得られ、かつ媒体としての特性
も十分である。
【0040】本発明で用いるポリパラビニルフェノール
系樹脂は、前記の化7で示される単位を有する置換また
は非置換のポリパラビニルフェノール樹脂である。ま
た、ポリパラビニルフェノール系樹脂としては、パラビ
ニルフェノールとメチルメタクリレート等との共重合体
であってもよい。共重合体の場合はパラビニルフェノー
ルが60モル%程度以上存在すればよい。なお、Xの平
均置換率pが0でないときは、1〜2であることが好ま
しい。このとき、特にXはメチロール基、メチル基、エ
チル基等の炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
【0041】また、ポリパラビニルフェノール系樹脂は
直鎖状あるいは分岐鎖を有する分子構造のものでよく、
その平均分子量は3000〜50000程度であること
が好ましい。平均分子量が小さすぎると十分な磁性膜の
強度を得ることができなくなってくる。また平均分子量
が大きすぎると溶剤に対する溶解性が悪くなり、均質な
磁性塗料を得ることができなくなってくる。
【0042】このようなポリパラポリビニルフェノール
系樹脂の市販品の具体的例としては、マルカリンカ−M
−S2P、M−S3P、M−S4P、M−H1P、M−
H3F(丸善石油化学社製)等が挙げられる。
【0043】このようなポリパラビニルフェノール樹脂
は、バインダーの全樹脂成分に対し、20wt% 以上、一
般に20〜100wt% 、特に20〜80wt% 含有され
る。少なすぎると、磁性塗料中の磁性粉末の十分な分散
性が得られず、平滑な薄層の磁性層が得られなくなって
くる。また特に後述のエポキシ系樹脂をさらに添加すれ
ば磁性層の強度はさらに向上し、耐久性がさらに高くな
る。
【0044】ポリパラビニルフェノール系樹脂と併用し
てより好ましい結果の得られるエポキシ系樹脂は前記化
8で示される単位を有するエポキシ系樹脂である。な
お、化8の両末端には通常エポキシ基を有する。
【0045】エポキシ系樹脂は平均分子量1000〜6
000程度であることが好ましい。平均分子量が小さす
ぎると磁性層の硬化性が悪化し、磁性膜の強度が低下し
てくる。また大きすぎると磁性塗料の分散性が悪化して
くる。
【0046】このようなエポキシ系樹脂の具体的な例と
しては、エピコート1004、1007、1009、1
010(油化シェルエポキシ社製)、アラルダイト60
84、6097、6099(チバガイギー社製)、DE
R664、667(ダウコーニング社製)等の市販品が
挙げられる。
【0047】このようなエポキシ系樹脂は、バインダー
の全樹脂成分に対し20〜80wt%含有されることが好
ましい。少なすぎると、磁性膜の強度の向上効果が低下
し、十分な耐久性が得にくくなる。また多すぎると磁性
塗料中の磁性粉末の分散性が悪化し、平滑な薄層の磁性
層が得られなくなる。
【0048】さらにバインダー中には、メラミン系樹
脂、レゾール型またはノボラック型のフェノール系樹
脂、ブチラール系樹脂、ホルマール系樹脂、尿素系樹
脂、フェノキシ系樹脂、超高分子量エポキシ系樹脂、ア
クリル系樹脂等のその他の樹脂を含まれてもよい。ただ
し、その総計は40wt% 以下、特に30wt% 以下である
ことが好ましい。
【0049】本発明において、磁性層の厚さは0.6μ
m 以下とすることができる。このため、磁性層の厚さが
この範囲を超えて、十分なオーバーライト特性が得られ
にくくなったり、特に短波長記録において飽和記録が困
難となり厚み損失が増大して、高密度記録が困難となる
ことが解消する。磁性層の厚さの下限には特に制限はな
いが、十分な再生出力およびS/Nを確保するためには
0.05μm 以上とすることが好ましい。なお、磁性層
厚さの好ましい範囲は0.08〜0.5μm である。
【0050】また、本発明における磁性層の表面性は良
好である。例えば磁性層の表面粗さRa(JIS B
0601)は5nm以下検出限まで低下させることができ
る。表面性が悪くなると、ヘッドの浮上量を十分に小さ
くすることができず、空隙損失が増大するため、高密度
記録が困難となってくる。
【0051】本発明の磁気記録媒体の磁性膜の保磁力は
700Oe以上とするのが好ましい。保磁力が小さすぎる
と、十分な電磁変換特性が得られず高密度記録が困難と
なってくる他高い再生出力が得られなくなってくる。磁
性層の保磁力は、組み合わせる磁気ヘッドの性能を考慮
し、十分なオーバーライト特性が得られる範囲とすれば
よいので、その上限には特に制限はないが、通常300
0Oe以下とすることが好ましい。なお磁性層の保磁力の
特に好ましい範囲は、800〜2000Oeである。
【0052】磁性層に用いる磁性微粒子には特に制限は
ないが、強磁性金属微粒子や六方晶系フェライト微粒子
が好ましい。強磁性金属微粒子や六方晶系フェライトを
用いれば高い記録密度と、高い記録・再生感度が得られ
る。この場合、用いる強磁性金属粒子および六方晶系フ
ェライト微粒子には特に制限はないが、前記のような磁
気特性が得られるように選択することが好ましい。
【0053】強磁性金属微粒子としては、Fe,Co,
Niの単体、これらの合金またはこれらの単体および合
金に、Cr,Mn,Co,Ni,さらにはZn,Cu,
Zr,Al,Ti,Bi,Ag,Pt等を添加した強磁
性金属微粒子が使用できる。これらの金属にB,C,S
i,P,N等の非金属元素を少量添加したものであって
もよく、Fe4 N等、一部窒化されたものであってもよ
い。さらに、強磁性金属微粒子は、耐食性、耐候性の向
上のために、表面に酸化物の皮膜を有するものであって
もよい。このような酸化物としては強磁性金属粒子を構
成する金属の酸化物、Al23 等の各種セラミックス
が好ましい。
【0054】強磁性金属微粒子の形状に特に制限はない
が、粒子の寸法は目的とする磁性層の構成に応じて選定
すればよいが、通常、長径0.15〜0.30μm 程
度、針状比6〜10程度のものを用いることが好まし
い。なお、強磁性金属微粒子を用いる場合は、α−Fe
OOH(Goethite)を還元する方法など公知の各種方法
により製造すればよく、また、市販のものを用いてもよ
い。
【0055】六方晶系フェライト微粒子の使用はさらに
好ましい結果を与える。六方晶系フェライト微粒子とし
ては、バリウムフェライトやストロンチウムフェライト
等の酸化物微粒子がある。バリウムフェライトとしては
BaFe1219等の六方晶系バリウムフェライトやバリ
ウムフェライトのBa,Feの一部をCa,Sr,P
b,Co,Ni,Ti,Cr,Zn,In,Mn,C
u,Ge,Nb,Zr,Snその他の金属から選ばれる
一種以上で置換したもの等が挙げられる。また、ストロ
ンチウムフェライトとしては、六方晶系ストロンチウム
フェライトSrFe1219、あるいはこれを上記に準じ
て置換したものであってもよい。
【0056】この場合、磁化量増大や温度特性改善のた
め、六方晶系フェライトの表面をスピネル型フェライト
で変性したものでもよい。さらに、耐候性・分散性向上
のために、これらの粒子の表面に酸化物や有機化合物の
皮膜を有するものであってもよい。六方晶系フェライト
微粒子の寸法は、目的とする磁性層の構成に応じて選定
すればよいが、電磁変換特性上、平均粒径が0.15μ
m 以下、特に0.02〜0.10μm 程度、板状比2以
上、特に3〜10程度であるものが好ましい。
【0057】なお、六方晶系フェライト微粒子の製法と
しては、セラミック法、共沈−焼成法、水熱合成法、フ
ラックス法、ガラス結晶化法、アルコキシド法、プラズ
マジェット法等があり、本発明ではいずれの方法を用い
てもよい。これらの方法の詳細については小池吉康、久
保修共著、“セラミックス18(1983)No. 10”
等を参照することができる。
【0058】本発明に使用されるディスク状の基板は、
例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属、ガ
ラス、セラミックス、エンジニアリングプラスチックス
等の各種非磁性材料により構成すればよい。ディスク基
板の寸法は、用途等に応じて適宜選択すればよいが、通
常、外径65〜130mm程度、内径20〜40mm程度、
厚さ0.8〜1.9mm程度である。また、基板のRaは
0.5〜10nm程度とする。
【0059】ディスク基板の表面は、アルマイト等の陽
極酸化膜、クロム酸等の酸化膜、Ni−P−Cu等の無
電解めっき膜、カップリング剤、硬化性樹脂などで処理
されていてもよい。
【0060】磁性塗料に用いる溶剤に特に制限はなく、
シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン系、イソプロ
ピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール系、
エチルセロソルブ酢酸セロソルブ等のセロソルブ系、ト
ルエン等の芳香族系等の各種溶剤を目的に応じて選択す
ればよい。
【0061】磁性塗料中の溶剤の含有率に特に制限はな
いが、磁性微粒子100重量部に対し、300〜700
重量部程度とすることが好ましい。磁性塗料には、必要
に応じα−Al23 等の研磨剤、シリコーンオイル等
の潤滑剤、その他の各種添加剤を添加してもよい。
【0062】このような磁性塗料は、ポリッシングによ
り表面平滑化された剛性基板表面に塗布される。この場
合、磁性塗料の塗布方法に特に制限はないが、均一な塗
布が容易にできることから、スピンコート法を用いるこ
とが好ましい。また、スピンコート後に引き続いて、デ
ィスク基板内周部で強度が増加した磁界中での磁性塗膜
のレベリングを併用するのが好ましい。
【0063】スピンコートの際の回転数や回転時間等
は、磁性層の厚さに応じて適宜設定すればよいが、振り
切り時の回転数は1000rpm 以上、より好ましくは2
000〜10000rpm が好ましい。回転数が小さすぎ
ると、0.6μm 以下の磁性層を形成するのが困難とな
ってくる。また、回転時間は2秒以上、より好ましくは
5〜30秒が好ましい。短すぎると、厚さ0.6μm 以
下の磁性層を形成するのが困難となってくる。ただし、
あまり長すぎると塗膜表面の特にディスク内周部が乾燥
し、十分なレベリング効果が得られなくなってくるばか
りでなく、磁性粒子の配向性も悪くなってくる。
【0064】また、磁性塗料の粘度は100〜1000
cps 程度となることが好ましい。磁性塗料を塗布した後
は、溶剤蒸気中にて、磁界を印加した状態で、基板を回
転させて塗膜のレベリングを行なうことが好ましい。な
お、レベリング用の装置とスピンコート用の装置とを兼
用し、スピンコートとレベリングとを溶剤蒸気中にて行
なってもよい。
【0065】その後、磁性層の硬化を行なう。硬化は窒
素気流中等の不活性雰囲気中で行なうことが好ましい。
硬化温度は100〜300℃程度、硬化時間は0.5〜
20時間程度とする。なお、本発明では、硬化後のRa
を小さくできるため、ポリッシングにより磁性層のRa
を5nm以下とすることができる。
【0066】磁性層を研磨後、磁性層表面に液体潤滑剤
を塗布し、磁性層中に含浸させることが好ましい。用い
る液体潤滑剤に特に制限はないが、潤滑性が良好である
ことから、フッ素を含む有機化合物を含有する液体潤滑
剤を用いることが好ましい。液体潤滑剤の塗布方法に制
限はなく、例えば、ディップ法、スピンコート法等を用
いればよい。
【0067】液体潤滑剤の含浸後、バニッシングを行な
うことにより、磁気ディスク表面の平滑性をさらに向上
させることが好ましい。なお、このような液体潤滑剤
は、磁性塗料に含有させてもよい。
【0068】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0069】実施例1 下記のとおり磁性塗料を調製した。 バリウムフェライト磁性粉末 100重量部 保磁力 :900Oe 飽和磁化: 60emu/g 粒径 :0.05μm 板比 :3 α−Al23 5重量部 バインダー樹脂 ポリパラビニルフェノール樹脂(マルカリンカM−S2P:丸善石油化学社製 :化7において、p=0、平均重合度n=46:平均分子量Mw=5600:主 鎖=リニアー) 14重量部 エポキシ樹脂(エピコート1007:油化シェルエポキシ社製:化8において 、平均重合度k=9:平均分子量Mw=2900) 6重量部 リン酸エステル系化合物(表1に示すとおり:磁性粉末に対するwt% で表示す る。) シクロヘキサノン 175重量部 イソホロン 175重量部 上記組成物をボールミル中にて140時間混合、分散さ
せた。
【0070】このようにして得られた磁性塗料を3.5
インチ径のディスク状アルミ基板の両面にスピンコート
法により振り切り時の回転数4000rpm 、時間10秒
にて塗布を行なった。
【0071】そして、空気中にシクロヘキサノン蒸気を
存在させた雰囲気中にて、棒状のNS対向磁石を配した
レベリング装置を用いてディスクを回転させ、室温23
℃にて塗膜のレベリングを行なった。この場合、磁性塗
料中の磁界強度は、ディスク面の最外周部が970G 、
最内周部が1530G であり、シクロヘキサノンの温度
は35℃とした。また、レベリング時のディスクの回転
数は1000rpm 、時間は20秒とした。
【0072】次に、対向磁石を配した配向装置により、
ディスク円周方向に配向処理を行なった後、塗料を乾燥
させた。配向磁界は、ディスク面にて3000G 、回転
数200rpm 、配向時間は45秒とした。
【0073】次に窒素気流中、200℃で3時間硬化処
理を行なった後、テープ研磨装置により研磨テープWA
8000(日本ミクロコーティング社製)を用いて研磨
量が約0.05μm となるように研磨を行ない、磁性層
の平滑化処理を行なった。
【0074】次いで、ディスクを洗浄し、濃度0.2%
のフルオロカーボン系潤滑剤フォンブリンAM2001
(AUSIMONT社製)のフロン溶液をディップ法に
より塗布し、含浸させ、磁気ディスクサンプルNo. 1〜
8を作製した。
【0075】これらのサンプルNo. 1〜8について、以
下に示すようにして特性等を調べた。結果を表1に示
す。なお、表中のリン酸エステル系化合物は化5または
化6の構造式に基づく、r、q、q1 、q2 で示してい
る。
【0076】(1)磁性層の平均膜厚 あらかじめ被測定ディスクに磁性層の無い領域を設け、
触針式表面粗さ計(タリステップ)を用いてその場所の
段差から求めた。
【0077】(2)角型比(S)、保磁力角型比(S
* ) 振動試料型磁力計(VSM)を用い、最大印加磁界10
kGの条件下で求めた。
【0078】(3)光沢度(%) 光沢度はJIS K 5400に記載の60度鏡面光沢
度の測定方法にて求めた。
【0079】(4)表面粗さRa 表面粗さRaはJIS B 0601に記載されている
方法にて求めた。
【0080】(5)S/N比 S/N比は、ディスクの最内周で下記のとおり測定し
た。すなわち、記録周波数3.3MHz で書き込んだ後、
再生出力(Vrms )を10MHz の帯域の交流電圧計にて
測定した。次に、このトラックで直流消去を3回行った
後、交流電圧計で再生出力(VDC rms)を測定した。そ
して、S/N比を数1から求めた。
【0081】
【数1】
【0082】
【表1】
【0083】表1より、本発明の効果は明らかである。
また、本発明のサンプルNo. 1〜3、7について、S/
N比のほか、記録密度、オーバーライト特性等の電磁変
換特性を調べたところ、良好であった。
【0084】なお、サンプルNo. 1において、リン酸エ
ステル系界面活性剤として、特公昭63−43803号
公報実施例1に記載のリン酸エステル系界面活性剤[化
9に示す(S−1)]を用いるほかは同様にして作製し
たサンプルについて、上記と同様に特性を調べたとこ
ろ、サンプルNo. 1〜3、7に比べ、特性が劣ることが
確認された。
【0085】
【化9】
【0086】実施例2 実施例1において、磁性塗料の調製の際に、樹脂バイン
ダーとして下記のものを用いるほかは、同様にしてサン
プルを作製し、同様に特性を調べたところ、用いたリン
酸エステル系化合物に応じ、同等の結果を示した。
【0087】 バインダー樹脂 ポリパラビニルフェノール樹脂(マルカリンカM−H3F:丸善石油化学社製 :化7において、p=0、平均重合度n=235:ただし分岐鎖:平均分子量M w=28200:主鎖=分岐) 10重量部 エポキシ樹脂(エピコート1004:油化シェルエポキシ社製:化8において 、平均重合度k=9:平均分子量Mw=2900) 10重量部
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、磁性層の表面性が良好
で、角型比および保磁力角型比がともに高く、磁気変換
特性および電磁変換特性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 貞夫 東京都葛飾区東四ツ木2−21−13 東邦化 学工業株式会社東京研究所内 (72)発明者 大島 宣夫 東京都葛飾区東四ツ木2−21−13 東邦化 学工業株式会社東京研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基体上に、磁性粒子とバインダー
    と分散剤とを含有する磁性塗料を塗布して形成された磁
    性層を有する磁気記録媒体において、 前記分散剤は下記化1で示されるリン酸モノエステル系
    化合物の少なくとも1種以上と下記化2で示されるリン
    酸ジエステル系化合物の少なくとも1種以上との混合物
    を含むものであることを特徴とする磁気記録媒体。 【化1】 【化2】 [化1において、qは10〜50であり、rは2または
    3である。化2において、q1 およびq2 は、それぞ
    れ、10〜50であり、rは2または3である。]
  2. 【請求項2】 前記リン酸モノエステル系化合物および
    リン酸ジエステル系化合物が磁性粉末に対して0.5〜
    20wt% 含まれる請求項1の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記バインダーは樹脂を主成分とするも
    のであって、バインダーが磁性粉末に対して5〜30wt
    % 含まれる請求項1または2の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記バインダーは下記化3で示される単
    位を有するポリパラビニルフェノール系樹脂の少なくと
    も1種以上を含む請求項1ないし3のいずれかの磁気記
    録媒体。 【化3】 [化3において、Xはメチロール基またはアルキル基を
    表す。pは、平均置換率であり、0〜2である。]
  5. 【請求項5】 前記ポリパラビニルフェノール系樹脂の
    総含有量が、前記バインダーの全樹脂成分に対し20wt
    % 以上である請求項4の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記バインダーは、さらに下記化4で示
    される単位を有するエポキシ系樹脂の少なくとも1種を
    含む請求項1ないし5のいずれかの磁気記録媒体。 【化4】 [化4において、kは3〜20である。]
  7. 【請求項7】 前記ポリパラビニルフェノール系樹脂の
    総含有量が前記バインダーの全樹脂成分に対し20〜8
    0wt% であり、かつ前記エポキシ系樹脂の総重量が前記
    バインダーの全樹脂成分に対して20〜80wt% である
    請求項6の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記磁性層の厚さが0.6μm 以下であ
    る請求項1ないし7のいずれかの磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記非磁性基体が剛性のディスク体であ
    る請求項1ないし8のいずれかの磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記磁性粒子が六方晶系フェライト粒
    子である請求項1ないし9のいずれかの磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305237A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Toyo Ink Mfg Co Ltd 磁気記録媒体用塗料組成物及びそれを用いてなる磁気記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305237A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Toyo Ink Mfg Co Ltd 磁気記録媒体用塗料組成物及びそれを用いてなる磁気記録媒体
JP4609376B2 (ja) * 2006-05-12 2011-01-12 東洋インキ製造株式会社 磁気記録媒体用塗料組成物及びそれを用いてなる磁気記録媒体

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