JPS60231923A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａｌ　発明の技術分野 本発明は、磁気記録媒体の製造方法に係り、特に垂直配
向性の磁気記録媒体に関する。

（ｂ）　技術の背景 最近、磁気記録媒体面に生成される磁性粉が、媒体基板
に垂直配向性を有して被着される垂直配向性の磁気記録
媒体が実用化されつつあり、磁気デスク、磁気テープ、
フロッピディスク等に利用されるｆ頃向にある。

然しながら、垂直磁気記録媒体の記録特性をより一層向
上させるためには、磁性粉の被着の際の製造条件を改善
する必要があり、特に、磁性粉が垂直配向性で形成され
る状態が製造条件に微妙に影響されるため、優れた垂直
配向性を有し安定に製造し得る磁気記録媒体の製造方法
が要望されている。

（Ｃ１従来技術と問題点 垂直磁気記録媒体が急速に実用化され始めた理由として
、垂直磁気記録媒体には次のような優れた特性がある。

＋１１　磁化反転が急峻である。

（２）記録された隣接磁気間で互いに磁気を弱めないよ
うに働く為、高密度になる程記録磁化が安定する。

等の利点が挙げられ、今後の磁気記録媒体の高密度化の
趨勢に応えるものとして実用化が進められている。

従来、垂直磁気記録媒体の製造方法については種々試み
られているが、磁気デスクの製造方法について概要を説
明すると、磁性粉の塗料としてはバリウム（Ｂａ）−フ
ェライトの粉体に樹脂のバンイダーで懸だくし、これを
溶媒であるシンナーに溶解した液状の塗料を製作する。

この塗料はスピンナーに固定されて回転するデスフ基板
に滴下されて被着されるが、この際に磁気デスクに垂直
方向の強い磁界内で被着が行われると、この磁気デスク
はバリウム（Ｂａ）−フェライトの結晶粒子がＣ軸方向
に配向され、このような磁気デスクは外部磁界によって
磁化が容易になる性質がある。

第１図は従来の製造方法の模式図である。

１は磁気デスク基板であり、２は塗料の滴下装置、３は
磁気デスク基板面に垂直な磁界を形成する磁石、４はス
ピンナーで磁気デスク基板を高速に回転させて、その遠
心力で塗料の均一膜面を形成する。

バリウム−フェライトの結晶粒子は六角形の結晶で厚み
が０．０２μｍ程度であり、デスク上に形成される膜厚
は２μｍ程度である。

磁界の強度は、塗料に含まれるシンナーが蒸発する以前
に、即ち磁性粉が運動しやすい状態の時に加えるもので
、約５キロエルステツド（ＫＯｅ　）程度の磁界が加え
られるが、磁性粉がＣ軸方向に形成された直後には急激
にシンナーを蒸発させて磁性粉が動かないようにするこ
とが望ましい。

従来の製造方法はこのような方法が適用されているが、
問題点として垂直方向の磁界を作る磁力がかなり大きく
、又反磁界の影響で磁性粉の配向が変化するためシンナ
ーが蒸発する迄磁界をかけ続ける必要があった。

Ｔｄｌ　発明の目的 本発明の目的は、従来の垂直磁気記録媒体の製造方法を
改善し、良好な垂直配向性を得ることにより、垂直磁気
記録媒体の性能の向上を図ることにある。

（ｅ）　発明の構成 上記目的を達成するため、本発明によれば、磁性粉を媒
体基板に被着する際、磁界方向を該媒体基板に垂直にし
、且つ上記磁性粉を媒体基板に被着した直後に該媒体基
板をサンドインチ状にプレスする垂直配向性の磁気記録
媒体の製造方法を提供することにより達成できる。

（ｆ）　発明の実施例 第２図は本発明に係る垂直磁気記録媒体の製造方法の一
実施例を概念的に示す図である。

第２図において、１０は磁気デスクであり、１１は電磁
石であって、この電磁石のポール面１２に面精度の良好
なテフロン板１３を固定する。

１４は塗料滴下装置であり、１５はスピンナー装置の磁
気デスクの支持部である。

１３のテフロン板は塗料が塗布された磁気ディスク面を
プレスするものであるから、特に磁性粉が付着しにくい
離型性の性質を有するテフロンを選択したが、同様の性
質を有する別の材料を使用してもよい。

第２図において、通常の方法のスピンナーで塗料を滴下
した後に、磁気デスク面の磁界を４キロエルステツドに
して、所定の膜厚が形成された時に、磁気デスク面を、
電磁石を移動して、そのポール面に取りつけられたテフ
ロン板で磁気ディスク面をプレスするが、この際のプレ
ス圧力は約ＩＫｇ／ｃｔＡである。

このように磁気デスク面に塗料被着時、垂直磁界と一定
圧力のプレスの双方を作用させることにより、磁性粉の
膜面は垂直配向性を有すると同時に、プレスの効果によ
ってシンナーの発散が加速されるため垂直配向性された
磁性粉が、そのままの状態で被着され、又膜面をプレス
することよって、磁性粉が垂直配向に積層される膜形成
にも利点がある。

第３図は、従来の製造方法と本発明による製造方法で製
作した磁気記録媒体の特性を比較したものである。

横軸は外部の磁界強度、縦軸は磁性のヒステリシス曲線
における残留磁気Ｍｒ、最大磁束密度のＭｓの比率であ
って、従来の製造方法の場合（点線）は磁界の強度が５
キロエルステツドの場合でも０．８であったが、本発明
の場合（実線）には殆ど１に近づき垂直配向性の効果が
極めて顕著であることが判る。

このように磁気記録媒体の垂直配向性の向上により、磁
気特性は勿論のこと表面が平滑になり、ノイズを著しく
減少させることができる。

（荀　発明の詳細 な説明した本発明の垂直磁気記録媒体の製造方法によれ
ば、製造された垂直磁気記録媒体は高性能で且つ高密度
の記録が可能となり、磁気記録媒体の性能向上に供し得
るという効果が大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の垂直磁気記録媒体の製造方法を示す斜視
図、第２図は本発明の垂直磁気記録媒体の製造方法を示
す断面図、第３図は本発明による特性図である。 図において、１０は磁気デスク、１１は電磁石、１２は
電磁石のポール面、１３はテフロン板、１４は塗料滴下
装置、１５はスピンナー装置の磁気デスクの支持部であ
る。 外部社人（バＯｅ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁性粉を媒体基板に被着する際、磁界方向を該媒体基板
   に垂直にし、且つ上記磁性粉を媒体基板に被着した直後
   に該媒体基板をサンドインチ状にプレスしたことを特徴
   とする垂直配向性の磁気記録媒体の製造方法。