JPH0222195Y2 - - Google Patents

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JPH0222195Y2
JPH0222195Y2 JP11228385U JP11228385U JPH0222195Y2 JP H0222195 Y2 JPH0222195 Y2 JP H0222195Y2 JP 11228385 U JP11228385 U JP 11228385U JP 11228385 U JP11228385 U JP 11228385U JP H0222195 Y2 JPH0222195 Y2 JP H0222195Y2
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magnet
sliding
magnetic
chuck
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はワークを磁気吸着して加工のための固
定を行うチヤツクに係り、特に永久磁石を用いた
ものに関する。
〔技術的背景〕
いわゆる永久磁石式チヤツクの磁気回路は第4
図に示すような構成となつている。すなわち、固
定磁極片1と固定磁石5aとを等ピツチで順次積
層しその下方に摺動磁極片2と摺動磁石5bとの
等ピツチ積層体を配する。固定磁極片1および固
定磁石5aの上方には面板を構成する磁極1a,
1bと分極材4との積層体が配されており、また
摺動磁極片2および摺動磁石5bの下方には本体
3がある。すなわち本体3に固定磁極片1、固定
磁石5a、面板磁極片1a,1bおよび分極材4
が固定されており、摺動磁極片2および摺動磁石
5bは一体的に本体3および本体3に固定されて
いる部材に対し相対運動する。
第4図aはチヤツクのオフ状態つまりワークを
吸着しない状態を、同図bはオフからオンへの切
換途中の状態を、同図cはオン状態をそれぞれ示
している。すなわち同図aの場合は固定磁石5a
と摺動磁石5bとで閉磁路を形成しているが、こ
の状態から摺動磁石5b等を1ピツチ分だけ右方
向にずらせて同図cのオン状態つまり固定磁石5
aおよび摺動磁石5bの両磁束が面板を介してワ
ークに作用する状態に切換える。
この過程において両磁石5a,5bの発生磁束
は同図bに示すように狭められた磁路を通るよう
になり、この状態では摺動部材に対し元の位置に
戻すための強力な反力が働くから、操作力はこの
反力を上回るだけのものを必要とする。つまり大
きな操作力を要する訳であり、より少い操作力で
切換操作し得る永久磁石チヤツクが望まれてい
る。
〔考案の目的〕
本考案は上述の点を考慮してなされたもので、
小さな操作力でオンとオフとの切換えを行い得る
永久磁石チヤツクを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
この目的達成のため、本考案では、固定磁石と
摺動磁石の磁路中間位置に摺動磁石と共に摺動し
得る補助摺動磁石を設け、これによりオン、オフ
間の切換時にバイパス磁路を形成し磁路の絞り込
み現象を緩和して操作力を軽減した永久磁石チヤ
ツクを提供するものである。
〔実施例〕
以下第1図乃至第3図を参照して本考案を一実
施例につき説明する。
第1図a,b,cは第4図a,b,cに対応さ
せて描いた本考案の一実施例のオフ、切換中、オ
ンの3つの状態を示したものである。同図におい
て、5cが摺動磁極片2の上端部に設けた補助摺
動磁石であり、チヤツクのオン、オフ間切換時に
摺動磁石5bの発生磁束のバイパス磁路を形成
し、また、チヤツクのオン時、オフ時には固定磁
石5a、摺動磁石5bと協働するものである。
固定磁石5aおよび摺動磁石5bは共に保磁力
の大きな磁石であるのに対し補助摺動磁石5cは
保磁力、残留磁束密度の共に大きな磁石を用い
る。これら磁石5a,5b,5cは固定磁極片1
および摺動磁極片2により磁気結合され、且つ非
磁性材(または空隙)6a,6bにより磁気的に
切離されている。
このような磁気回路構成によりチヤツクのオフ
状態では第1図aに示すように固定磁石5a、摺
動磁石5b、補助摺動磁石5cにより閉磁路を形
成しており、面板には磁束が向わない。またチヤ
ツクのオン状態では同図cに示すように、3つの
磁石5a,5b,5cの発生磁束全てが面板に向
う。
そしてオフ状態からオン状態への切換途中では
同図bに示すように、固定磁石5aの磁束の一部
が面板に向い、摺動磁石5bの発生磁束は磁路を
2つに分け、一方が従来に近く、摺動磁石5bと
固定磁石5aの一部を循環的に通り、他方が磁極
片を通る。つまり後者は完全なるバイパス磁路を
通るものとなる。
このように摺動磁石5bの発生磁束の磁路が
個々に分かれるため、磁路の絞り込み現象は緩和
され、摺動要素に対する反力も少くなる。したが
つて少い操作力でチヤツクのオン、オフ切換操作
を行うことができる。
第2図および第3図は、第1図の要素を含みチ
ヤツクの縦断面に現れる全要素を示したものであ
り、第2図はオフ状態を、第3図はオン状態をそ
れぞれ示している。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、永久磁石チヤツクにお
ける固定磁石と摺動磁石の磁路中間位置に摺動磁
石と共に摺動し得る補助摺動磁石を設けたため、
チヤツクのオン、オフ切換時に摺動磁石の磁束の
一部をバイパスさせて磁路の絞り込みの影響を緩
和でき、少い操作力で切換操作し得る永久磁石チ
ヤツクを提供することができる。これは反面、よ
り強力な磁石を用いることを可能とし、吸着力の
強い永久磁石チヤツクを提供することができる。
また、補助摺動磁石は、とくにオン時に摺動磁石
の発生磁束を増強するように作用し、その点でも
強力なチヤツク提供に資するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは本考案の一実施例における
オフ時、切換時、オン時の磁束の流れを示す図、
第2図および第3図は同実施例のオフ時およびオ
ン時の状態をチヤツクの主要要素が現れるように
描いた縦例断面図、第4図a,b,cは従来の永
久磁石チヤツクの第1図に対応する図である。 1……固定磁極片、1a,1b……面板磁極
片、2……摺動磁極片、3……本体、4……分極
材、5a……固定磁石、5b……摺動磁石、5c
……補助摺動磁石、6……非磁性材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 等ピツチで配された磁極片間に固定永久磁石が
    同極同士対向するように順次配列されてなる固定
    要素と、 この固定要素と同ピツチで磁極片と摺動磁石と
    が順次配列され且つ磁極片の各上端部には補助摺
    動磁石が前記摺動磁石の発生磁束を上下方向に通
    すように磁化されて設けられ、前記固定要素の下
    部に配されて該固定要素に対し相対的に摺動し得
    る摺動要素とをそなえた永久磁石チヤツク。
JP11228385U 1985-07-22 1985-07-22 Expired JPH0222195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228385U JPH0222195Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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JP11228385U JPH0222195Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6222034U JPS6222034U (ja) 1987-02-10
JPH0222195Y2 true JPH0222195Y2 (ja) 1990-06-14

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