JPH0777701B2 - 磁気チャック - Google Patents

磁気チャック

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JPH0777701B2
JPH0777701B2 JP59004780A JP478084A JPH0777701B2 JP H0777701 B2 JPH0777701 B2 JP H0777701B2 JP 59004780 A JP59004780 A JP 59004780A JP 478084 A JP478084 A JP 478084A JP H0777701 B2 JPH0777701 B2 JP H0777701B2
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JP
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magnetic
face plate
permanent magnet
magnetic poles
iron core
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JP59004780A
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JPS60150930A (ja
Inventor
岩崎  弘
Original Assignee
フジ磁工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は磁気チヤツクに係り、特に永久磁石による磁力
と電磁石による磁力とを併用してワークを吸着する電磁
チャックに関する。
〔技術的背景〕
磁気チヤツクには、永磁式、電磁式に加えてエレクトロ
パーマ式と呼ばれる永磁式と電磁式とを加え合わせたも
のがある。これは、チヤツク本体内に永久磁石と電磁コ
イルとを組込んで、吸着時は永久磁石の磁束を面板磁極
を介してワークに作用させ、解放時は電磁コイルにより
永久磁石の半分を極性変換させて磁石同士がチヤツク内
部で閉磁路を形成するようにし、磁束を面板磁極側に出
さないようにしたものである。
従来のエレクトロパーマ式磁気チヤツクでは、固定磁石
に保磁力の高いフエライト磁石を、極性変換用磁石には
保磁力がフエライト磁石より小さく(つまり電磁コイル
により磁性反転が容易で)磁束密度の高いアルニコ磁石
を用いている。ここでアルニコ磁石はコバルトを用いて
いるために最近はコスト面および資源問題面から使用を
避ける傾向にある。そして、アルニコ磁石を軟鉄を鉄心
とする電磁石に置き換えることが考えられ、これにより
性能的にもアルニコ磁石以上の効果がある。
しかし、この構成は、電磁チヤツクの側から捉えてみる
と、次のような不具合がある。すなわち、磁気チヤツク
は特に薄物ワークとか小型ワークを対象とする場合、磁
極を細分化する必要があるが、その場合磁極間のセパレ
ータ部分を通る磁束が多くなり、吸着力が全体的もしく
は部分的に弱くなるという問題がある。
〔発明の目的] 本発明は上述の点を考慮してなされたもので、永久磁石
の磁束に対し電磁コイルの発生磁束を有効に相加作用さ
せてワークを良好に吸着し得る電磁チャックを提供する
ものである。
〔発明の概要〕
この目的達成のため、本発明では、ワークに当接する面
板中に永久磁石を埋め込み、チャック本体には鉄心とコ
イルにより構成された電磁コイルを設け、この電磁コイ
ルによって前記永久磁石の磁束と相加わる磁束を発生す
るための励磁を行ってワークの吸着を行い、前記電磁コ
イルを逆方向に励磁することによって前記永久磁石の磁
束を前記チャック本体の鉄心に導くための励磁を行うこ
とによりワークの解放を行うようにした電磁チャックを
提供するものである。
〔実施例〕
以下添付図面を参照して本発明を実施例につき説明す
る。
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示したもの
で、チヤツク本体1には電磁コイル2を設け、面板3に
は永久磁石4および非磁性部材5を設ける。面板3は、
チヤツク本体1の磁極と連なる磁極と、この磁極間に配
された永久磁石4および非磁性部材5を有する。永久磁
石4および非磁性部材5は共に磁極間に跨るように配さ
れ、永久磁石4はチヤツク本体1側に、また非磁性部材
5は吸着面側に配される。永久磁石4は磁束φが永久
磁石4から一方の磁極に至り、図示しないワークを経て
他方の磁極に達し永久磁石4中に戻るように着磁されて
いる。つまり永久磁石4の発生磁束φは非磁性部材5
の周りを回るように構成されている。そして電磁コイル
2は付勢電流の方向により正,逆2つの向きの磁束を発
生することができ、第1図(a)では永久磁石4の発生
磁束φに相加わるような磁束φe1をワーク(図示せ
ず)に作用させる場合を示し、また第1図(b)では永
久磁石4の発生磁束を方向変換させ、磁束φが電磁コ
イル側に流れ、電磁石φe2はφにおおむね等しい。し
かも磁束φe2は永久磁石4に着磁する方向に一致してい
る。
すなわち、同図(a)の場合は、永久磁石4による磁束
φによるワークの吸着作用に加えて電磁コイル2によ
る磁束φe1による吸着を行うものである。したがってワ
ークを強力に吸着することができる。一方、同図(b)
の場合は、電磁コイル2の付勢電流を反転し、永久磁石
4による磁束φをコイル鉄心側へ導く方向に磁束φe2
を発生させる。このとき、永久磁石4に対しては永久磁
石4が増磁されるような方向になり、φとφe2はほぼ
等しい。電磁石2による発生磁束は面板を僅かに逆励磁
(φe3)し得る程度に磁束にするのがよく、永久磁石4
の増磁効果にもなる。
第2図(a),(b)は本発明の他の実施例を示したも
ので、第1図の実施例との相違点は面板における磁極ピ
ツチを1/2にした点である。
すなわち、第1図における面板の主磁極31間に補助磁極
32を挿入して磁極間隔を狭め、これに応じて磁極間に挿
入すべき永久磁石の数、磁極も増す。
このように磁極数を増し、磁極ピツチを細かくすること
により薄い鉄板のようなワークを吸着することが容易に
なる。
上記各実施例の説明では特に触れなかった材質について
説明すると、永久磁石4はフエライト磁石とか希土類磁
石等の保磁力の高いものが好ましい。また非磁性部材5
としては、黄銅,ステンレス鋼,樹脂等の一般的に用い
られているものでよい。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように、ワークに当接する面板中に永久
磁石を埋め込み、チャック本体には鉄心とコイルとで構
成された電磁コイルの励磁によって上記永久磁石の磁束
と相加わる磁束を作用させてワークの吸着を行い、また
上記電磁コイルの逆励磁によって該永久磁石の磁束を電
磁コイルの鉄心側に導くことによりワークの解放を行う
ようにしたため、従来のエレクトロパーマ式チャックと
異なり吸着時にも電磁コイルの発生磁束を利用すること
ができ、しかも永久磁石の効果で従来の電磁チャックと
異なり吸着時の磁力が弱い部分をまず均一な吸着を行う
電磁チャックを提供することができる。すなわち、面板
上に複数の磁極が所定間隔で配されており、磁極同士が
互いに近い位置にあるため、小物ワークとか薄い鉄板の
ようなワークとかを確実に吸着することができる。さら
に所定間隔で配された磁極を主磁極とし、この主磁極間
に補助磁極を配することにより、磁極間隔が一層短くな
り、より小さな小物やより薄いワークであっても確実に
吸着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例の吸着時およ
び解放時を説明するための縦断面図および拡大縦断面
図、第2図(a),(b)は同じく他の実施例の吸着時
および解放時を説明するための縦断面図である。 1……チヤツク本体、1b……鉄心、2……電磁コイル、
3……面板、4……永久磁石、5……非磁性部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔で複数の磁極が配置されてなり、
    ワークを吸着する面板と、 この面板における前記磁極相互間の位置に、同極性磁極
    同士が前記面板の磁極を挟んで対向するように並置され
    た複数の永久磁石と、 前記面板における前記磁極に連なり、前記永久磁石の磁
    極間に閉磁路を形成する鉄心と、 この鉄心に巻装され、通電方向に応じて前記面板の磁極
    に順、逆いづれかの方向の磁束を作用させて前記永久磁
    石の発生磁束を前記面板からワークに向かわせたり、前
    記面板から前記鉄心に向かわせたりする電磁コイルと をそなえた磁気チャック。
  2. 【請求項2】所定間隔で複数の主磁極が配置されてな
    り、ワークを吸着する面板と、 この面板における前記主磁極相互間の各位置に、同極性
    磁極同士が前記面板の磁極を挟んで対向する一対づつの
    永久磁石と、 これら一対づつの永久磁石間に配された複数の補助磁極
    と、 前記面板における前記主磁極に連なり、前記永久磁石の
    両磁極間に閉磁路を形成する鉄心と、 この鉄心に巻装され、通電方向に応じて前記主磁極に
    順、逆いづれかの方向の磁束を作用させて前記永久磁石
    の発生磁束を前記面板からワークに向かわせたり、前記
    面板から前記鉄心に向かわせたりする電磁コイルと を備えた磁気チャック。
JP59004780A 1984-01-17 1984-01-17 磁気チャック Expired - Lifetime JPH0777701B2 (ja)

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JPS60150930A JPS60150930A (ja) 1985-08-08
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