JPH0221799Y2 - - Google Patents

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JPH0221799Y2
JPH0221799Y2 JP1983097188U JP9718883U JPH0221799Y2 JP H0221799 Y2 JPH0221799 Y2 JP H0221799Y2 JP 1983097188 U JP1983097188 U JP 1983097188U JP 9718883 U JP9718883 U JP 9718883U JP H0221799 Y2 JPH0221799 Y2 JP H0221799Y2
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circuit
afc
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local oscillation
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、発振回路の可変容量ダイオードにか
かる基準電圧を変更することなくAFC(自動周波
数制御)幅を変更可能としたAFC回路に関する。
FMチユーナに適用されるAFCは、受信電波の
周波数がずれた場合にチユーナの同調周波数、具
体的には局部発振周波数を変化させてそれのずれ
を補償しようとするもので、通常中間周波段の出
力が同調点を中心に+側、−側にそれぞれ3dB低
下するまでの周波数帯域幅をAFC幅と定義する。
第1図は従来のAFC回路の一例で、10は中
間周波(IF)回路である。この回路10はICフ
イルタ、IFアンプ、検波器等を含み、そのIF出
力は中間周波帯の出力ではなくオーデイオ帯域の
信号である。11は局部発振回路の共振回路で、
その出力(局発周波数)は図示せぬミキサの1入
力となる(他の入力は受信周波数)。発振回路の
共振回路11を構成する素子のうち、L1はμチ
ユーナのチユーニングコイル、C1は温度補償用
コンデンサ、C2は調整用トリミングコンデン
サ、C3は磁気コンデンサ、D1は可変容量ダイ
オード、R1,R2はIF出力を分割してP点の
基準電圧を設定する抵抗である。
第1図の回路で受信周波数を変化させるとIF
出力の直流分は第2図のVDCのようにy(V)を
中心に+,−側へx(V)ずつ変化する。第2図の
横軸は周波数で、f0は同調点、y(V)は同調点
f0におけるVDCの値である。このときのP点の基
準電圧Vp(V)は VP=R1/R1+R2y である。この電圧VpによつてダイオードD1が
ある容量CD1を持ち、これと他の素子L1,C1
〜C3により発振周波数が決定される。一方、同
調をずらすと、P点の電圧は VP=R1/R1+R2y±R1/R1+R2x となる。これにより容量CD1が変化すると発振周
波数がVDCをy(V)にする方向に変化する。
上記の回路で問題となるのはAFC幅のバラツ
キを抑えようとする場合である。AFC幅のバラ
ツキの原因には、IF出力電圧のバラツキ、
ダイオードD1のバラツキ、AFCをかけない
ときの帯域幅のバラツキ、等がある。これらに起
因するAFC幅のバラツキを従来は抵抗R1,R
2の比を変えて調整するようにしているが、この
ようにすると抵抗R1の一端(Q点)が接地され
ているために電圧VDCの振り幅が変り、またP点
の基準電圧も変化してしまう。そして、この基準
電圧が変化すると同調時の発振周波数がずれてト
ラツキングエラーを起こすと共に、受信周波数範
囲が変化するという欠点がある。
本考案は、P点の基準電圧を変えずに電圧VDC
の振り幅だけを変えられるようにするものであ
る。
本考案は、中間周波回路の検波出力の直流成分
に応じた電圧を局部発振回路に与え、該局部発振
回路の発振周波数を制御するAFC回路であつて、
前記中間周波回路の検波出力の直流成分を一端に
受けるAFC幅調整用抵抗と、該AFC幅調整用抵
抗の他端に、同調時における前記中間周波回路の
検波出力の直流成分と等しい電圧を与える定電圧
回路とを有し、前記AFC幅調整用抵抗の一部か
ら取り出した分圧電圧を前記局部発振回路に与え
ることを特徴とするが、以下図示の実施例を参照
しながらこれを詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す回路図で、第
1図と同一部分には同一符号が付してある。本例
では第1図の抵抗R1,R2に相当する部分を半
固定抵抗RVに代え、且つQ点の電位をIF回路1
0の直流出力VDCの基準値y(V)と同じ値に設
定してある。第4図は要部の説明図である。半固
定抵抗RVのP点からIF出力y(V)側の抵抗値
をRA、Q点側をRBとしたとき同調時のP点の電
圧Vp(V)は次の様に表わすことができる VP=y′+(y−y′)・RB/RA+RB=y 一方、離調してIF出力がy+xに変化した時
は Vp=y′+(y+x−y′)・RB/RA+RB =y′+RB/RA+RBx となる。但し、上記2式はいずれもy′=yのとき
であるが、この条件が満たされれば基準電圧を変
えずに振り幅だけを変えることができる。因に第
1図の回路はy′=0(V)である。
第5図はQ点に電圧y′を与える定電圧回路12
の例で、(a)はIF回路(IC)10で使用されるレ
ギユレータ電源+B(IF)を抵抗R3,R4で分
割したものである。この場合R3,R4の値は
RVより1桁程度小さいものを使用する。同図(b)
はこのようなレギユレータ電圧がない場合に、通
常の電源+BをツエナーダイオードZDで安定化
してy′発生する例である。
以上述べたように本考案によれば、AFCルー
プに組込まれる局部発振回路の基準電圧を一定に
したままAFC幅を変化させることができるので、
トラツキングエラーの発生を阻止し、また受信周
波数範囲の変化を防止できる利点がある。さらに
従来の方法ではAFC幅の変動要因が多く規格値
の許容差を大きくとる必要があつたが、本考案に
よればバラツキを吸収するので規格値の許容差が
狭くて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のAFC回路の一例を示す回路図、
第2図はその動作特性図、第3図は本考案の一実
施例を示す回路図、第4図は要部の説明図、第5
図は定電圧回路の異なる例を示す回路図である。 図中、10は中間周波回路、11は局部発振回
路、12は定電圧回路、RVはAFC幅調整用半固
定抵抗である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中間周波回路の検波出力の直流成分に応じた電
    圧を局部発振回路に与え、該局部発振回路の発振
    周波数を制御するAFC回路であつて、 前記中間周波回路の検波出力の直流成分を一端
    に受けるAFC幅調整用抵抗と、 該AFC幅調整用抵抗の他端に、同調時におけ
    る前記中間周波回路の検波出力の直流成分と等し
    い電圧を与える定電圧回路とを有し、 前記AFC幅調整用抵抗の一部から取り出した
    分圧電圧を前記局部発振回路に与えることを特徴
    とするAFC回路。
JP9718883U 1983-06-23 1983-06-23 Afc回路 Granted JPS606342U (ja)

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JP9718883U JPS606342U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 Afc回路

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JP9718883U JPS606342U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 Afc回路

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JPS606342U JPS606342U (ja) 1985-01-17
JPH0221799Y2 true JPH0221799Y2 (ja) 1990-06-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55148234U (ja) * 1980-04-17 1980-10-24

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JPS606342U (ja) 1985-01-17

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