JPH02217321A - タングステン酸類の回収方法 - Google Patents

タングステン酸類の回収方法

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JPH02217321A
JPH02217321A JP3472089A JP3472089A JPH02217321A JP H02217321 A JPH02217321 A JP H02217321A JP 3472089 A JP3472089 A JP 3472089A JP 3472089 A JP3472089 A JP 3472089A JP H02217321 A JPH02217321 A JP H02217321A
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JP
Japan
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tungstic
acids
acid
reaction mixture
tungstic acids
Prior art date
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Pending
Application number
JP3472089A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kitamura
北村 悟志
Izumi Yamamura
山村 泉
Naoki Ito
直樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisso Maruzen Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nisso Maruzen Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G41/00Compounds of tungsten
    • C01G41/02Oxides; Hydroxides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は酸化反応触媒として使用されたタングステン酸
類を該反応混合物から回収する方法に関する。
「従来技術」 過酸化水素を用いる酸化反応において触媒としてタング
ステン酸或はこのアルカリ金属塩(以下、これらを略し
てタングステン酸類という、)が屡々使用されることは
周知である。
然し乍ら、従来これらのタングステン酸類は高価である
にも関わらず、あまり回収された例は見られず、これら
は主として廃棄物として処理されてきた。又、上記の反
応混合物からタングステン酸類を分離せずに次の反応工
程に使用しようとすれば、この反応を阻害したり最終的
には多量の廃棄すべき固形物が析出して目的とする製品
を単離する事が難しくなるといった様に不利に作用する
ことが多々見られた。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明者らは上記の如き点を考慮し、前記の酸化反応混
合物からタングステン酸類を効率的に回収し該酸化反応
の経済性をあげ、再使用することによって最終的に廃棄
物を減少させるべく検討し1本発明を完成した。
r問題点を解決しようとする手段」 即ち、本発明は酸化反応に触媒として使用されたタング
ステン酸類を、 (1)該反応混合物と水酸化カルシウムを接触させ、該
酸類をカルシウム塩となしこれを濾別し、(2)該カル
シウム塩を酸性域にて過酸化水素水と反応させ過タング
ステン酸となし、これを水に溶解させることによって回
収することを特徴とするタングステン酸類の回収方法で
ある。
本発明方法にて回収可能なタングステン酸類は所謂酸化
反応の触媒として反応に用いられたものであれば如何な
るものでもよい、又、他の反応に用いられたものであっ
ても上記の(1)及び(2)の操作により回収が可能で
あれば、如何なる反応に触媒として用いられたものでも
良い、これらタングステン酸類としては5例えばタング
ステン酸ソーダ、タングステン酸カリ等の塩、或はタン
グステン酸そのもの等を例示出来る。
上記の酸化反応に供される酸化すべき化合物は如何なる
ものでもよいが1例えば第3級アミン、オレフィン類、
アルコール類及びスルフィド類を例示出来る。
本発明方法を構成する上記の(1)及び(2)の操作に
付き、詳しく説明すると、 (1)酸化反応の混合物を水酸化カルシウムと接触させ
る事により、用いたタングステン酸類は目孔のカルシウ
ム塩となって反応混合物から沈殿するのでこれを濾別す
る。
水酸化カルシウムの使用量は酸化反応混合物中に存在す
るタングステン酸類の当量以上10倍当量以下で充分で
ある。当量未満の使用量では、カルシウム塩の生成が不
十分となり、又、10倍当量を超えての使用はその必要
がなく、(1)の操作が低能率となり、共に好ましくな
い8 該接触は、室温から80”Cの温度範囲で0.5〜3時
間行なえば充分である。
(2)濾別されたカルシウム塩を例えば水等に分散させ
同分散液を酸性となし、過酸化水素と反応させることに
よって、分散p、ているタングステン酸カルシウム塩を
水溶性の過タングステン酸とし水に溶解させ、水に溶解
しない種々の副生物を濾別する。
上述の分散液を酸性するに当っては、硫酸、塩酸等の鉱
酸が好ましく用いられる。又、過タングステン酸とする
に当り用いる過酸化水素の使用量は上述のカルシウム塩
の当モル以上、100倍モル以下であり、当モル未満の
使用量では、過タングステン酸への移行が不十分となり
、更に100倍モルを超えての使用量では実際的でなく
、共に好ましくない。
この過酸化水素による処理に当っては、温度は通常80
℃以下でよく、又、その時間は1時間から24時間程度
で充分である。
以上の操作によって得られた水溶液はそのまま或は濃度
を調節してから次の酸化反応に使用することが出来る。
上述の酸化反応に於いては通常、例えば過酸化水素等が
用いられる為触媒として使用されるタングステン酸類は
常に過タングステン酸として作用するので、上記の過タ
ングステン酸水溶液をそのまま循環して使用することに
ついては何ら差し支えない。
更に、上記の水溶液中の過タングステン酸を還元し、タ
ングステン酸類として単離1回収して次回の酸化反応に
循環使用することも可能である。
r実施例」 以下に実施例及び比較例を挙げ1本発明方法を更に詳し
く説明するが、これらに限定されるものではない。尚、
以下の記述に於いて1部」と記すのは特に限定のない限
り重量部を示す。
実施例1 滴下ロート及び冷却管を付けた500容量部のガラス製
丸底フラスコに2−クロロピリジン136.4部。
蒸留水140部、濃硫酸9.8部及びタングステン酸ソ
ーダ・2水塩12.0部を入れ、70℃迄加熱・攪拌し
た。
これに30%過酸化水素水263.4部を70℃にて1
2時間かけて滴下した。更に同温度にて20時間熟成反
応を続けた。
その後、反応液に水酸化カルシウム12.0部を加え、
室温で1時間攪拌処理した0次いで、60mlIl(g
の減圧下、2時間加熱して215部の水を主として肩出
させ、容器に残った混合物を濾過し、濾物と濾液に分離
した。得られた濾液は302部であり、これに含まれる
タングステン成分を原子吸光分析装置にて測定した所、
lOppmであった。又、液体クロマトグラフィーにて
これを分析した所、2−クロロピリジン−N−オキシド
が96.3%の収率で生成していた。
上記の濾物56部に10%硫酸200部を加え30分間
攪拌後濾過し更に2%過酸化水素水120部を加えて1
時間攪拌した。12時間後に濾過し、水性濾液中のタン
グステン含量を原子吸光分析した所、酸化反応に使用し
たタングステン含量の95.2%が回収されたことが判
明した。
実施例2 実施例1に示される回収操作後の水性濾液を使用し、且
つ新たに触媒を一切加えず実施例1を繰り返した。酸化
反応後の反応液を液体クロマトグラフで分析した所、2
−クロロピリジン−N−オキシドが96.1%の生成率
で生成した。
即ち、実施例1で回収されたタングステン酸類は回収前
のものと比較しても、該酸化反応用の触媒として何ら遜
色ないことが分かる。
比較例1 実施例1記載の方法の内、酸化反応直後の反応液を等分
し、一方は実施例1記載の方法でタングステン酸類をカ
ルシウム塩として除いた水溶液として用意した。(これ
を水溶液Aとする。)他方は室温で15%水酸化ナトリ
ウムで中和した後、 60−鳳Hgの減圧下に2時間加
熱して130部の水を除き、更に沈殿を濾過した水溶液
とした。(これを水溶液Bとする。)水溶液Bを原子吸
光分析した所、1.6%の濃度でタングステン酸類が残
存していた。
水溶液A及びBを用いて以下の反応を行なった。
即ち、 1000容量部のガラス製丸底フラスコに上記
の水溶液を入れ、50℃迄加熱した。一方、 17%硫
化ナトリウム水溶液230部を50℃〜55℃にて1時
間かけて滴下した0滴下終了後トルエン300部と濃硫
酸66部を加え、30分攪拌後分液漏斗にて分液した。
この際、水溶液Aにあっては1分液性が良く容易に分液
出来たが、タングステン酸類を完全に除去しなかった水
溶液Bにあっては、水層とトルエン層の間に多量の赤色
固形物が生成しそのまま分液することが難しかったので
、濾過によってこの固形物を分離して始めて分液できた
上記のトルエン層を液体クロマトグラフィーにて分析し
た所、水溶液Aからは2−ピリジンチオール−N−オキ
シドが2−クロルピリジン基準で93.2%の収率で得
られ、水溶液Bからは75.8%であった。
実施例3 実施例1記載の装置に、塩化フリル114.8部及びタ
ングステン酸9.1部を仕込み45℃迄加熱攪拌した。
これに30%過酸化水素水274.2部を50℃にて1
0時間かけて滴下し、更に60℃に昇温しで5時間熟生
反応を行なった。
この後、冷却し室温で水酸化カルシウム6.0部を加え
室温で2時間攪拌・処理した。その後、混合物を濾過し
、濾物に15%硫酸100部を加え更に2%過酸化水素
水150部を加えて5時間攪拌した。
この混合物を再度濾過し、濾液中のタングステン含量を
原子吸光分析した所、上記の酸化反応に使用したタング
ステン酸成分の95.7%が回収された。
このタングステン酸成分を含む水溶液を用い、再度上記
の酸化反応を繰り返した所、上記と同様の結果が得られ
た。
実施例4〜9 実施例1記載の反応装置を用い、更に第1表に示す原料
を用い酸化反応及び回収操作を繰返し。
これらの結果を第1表に示した。
「発明の効果」 本発明方法を用いると、酸化反応の触媒であるタングス
テン酸類を該反応混合物から効率的に廃棄物と分離回収
でき、しかも分離されたタングステン酸類は再度核反応
の触媒として使用出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸化反応に触媒として使用されたタングステン酸類
    を、 (1)該反応混合物と水酸化カルシウムを接触させ、該
    酸類をカルシウム塩となしこれを濾 別し、 (2)該カルシウム塩を酸性域にて過酸化水素水と反応
    させ過タングステン酸となし、これ を水に溶解させることによって 回収することを特徴とするタングステン酸類の回収方法
    。 2、前記の使用されたタングステン酸類がタングステン
    酸又はタングステン酸アルカリ金属塩である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 3、前記酸化反応後の反応混合物中に存在するタングス
    テン酸類の当量以上、10倍当量以下の水酸化カルシウ
    ムを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の方法。 4、前記酸化反応後の反応混合物中に存在するタングス
    テン酸類の当モル以上100倍モル以下の過酸化水素を
    用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項
    又は第3項記載の方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0666108A1 (en) * 1994-02-07 1995-08-09 Novaol S.r.l. Process for recovering and re-using cobalt and tungsten from reaction liquors
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