JPH0221708Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0221708Y2
JPH0221708Y2 JP1986152199U JP15219986U JPH0221708Y2 JP H0221708 Y2 JPH0221708 Y2 JP H0221708Y2 JP 1986152199 U JP1986152199 U JP 1986152199U JP 15219986 U JP15219986 U JP 15219986U JP H0221708 Y2 JPH0221708 Y2 JP H0221708Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchange
exchange element
outside air
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986152199U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6357433U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986152199U priority Critical patent/JPH0221708Y2/ja
Publication of JPS6357433U publication Critical patent/JPS6357433U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0221708Y2 publication Critical patent/JPH0221708Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外気冷却装置に関し、特に、室内を
冷房するための空気冷却装置に関する。
(従来の技術) 散水冷却塔に外気を導入して、水の気化潜熱で
この外気の乾球温度を下げ、このようにして冷却
した外気を直接室内に導入することによつて室内
を冷房する装置が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) この種の装置では、外気の乾球温度は下げるこ
とができるが、その湿球温度はほとんど変らな
い。人間の場合、発汗作用を行うため、体感温度
は湿球温度の影響を受け、湿球温度の下がつてい
ない上述の冷却空気では、外気と変わらなく感じ
てしまう。
したがつて、本考案の目的は、簡単な構成によ
り、外気の乾球温度と湿球感度の両方を下げるこ
とのできる外気冷却装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案の外気冷却
装置は次の特徴を備える。
(イ)外気冷却装置には、送風機を設け、外部から空
気を導入できるようにする。(ロ)外気冷却装置の内
部には、湿式熱交換素子と乾式熱交換素子を設け
る。(ハ)湿式熱交換素子には、水に濡れた充填材を
配置し、外気冷却装置に導入された気体の一部
が、媒介空気として、充填材の中を通過できるよ
うにする。(ニ)乾式熱交換素子には、湿式熱交換素
子を通過した媒介空気を通過させる第1の通路
と、外気冷却装置に導入された空気のその他の部
分を被冷却空気として通過させる第2の通路とを
設ける。(ホ)第1の通路と第2の通路とを、互いに
熱交換可能なように配置する。
(作用) 送風機によつて、外部から外気冷却装置に気体
が導入される。導入された空気の一部は、媒介気
体として、湿式熱交換素子に入り、液体の気化潜
熱により冷却される。湿式熱交換素子を通過した
媒介気体は、乾式熱交換素子の第1の通路を通過
水と接触する。水は常に外気との接触を繰り返し
ているところから、外気湿球温度と同温となつて
いる。従つて媒介空気の湿球温度は変らないが、
乾球温度は冷却されると同時に絶対湿度は高くな
る。湿式熱交換素子を通過した媒介空気は、乾式
熱交換素子の第一の通路を通過する。外気冷却装
置に導入された空気のその他の部分は、被冷却気
体として、乾式熱交換素子の第2の通路を通過す
る。第1の通路内の乾球温度を冷却された媒介空
気と、第2の通路内の被冷却空気とが、熱交換さ
れ、被冷却空気の乾球温度と湿球温度とが共に下
げられる。このようにして冷却された被冷却空気
が、室内の冷房などに用いられる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して、本考案の実施例を
詳しく説明する。
第1図は、本考案の一実施例の構成図である。
気体冷却装置1の底部には貯水槽2を設けてあ
る。また、気体冷却装置1の内部には、乾式熱交
換素子3と、湿式熱交換素子4とを、重ねて配置
してある。第2図には、これら両熱交換素子の斜
視図を示す。湿式熱交換素子4の一部は、貯水槽
2内に浸つている。湿式熱交換素子4の内部に
は、充填材を詰めてあり、貯水槽2内の水19
は、毛細管現象によつて充填材の中を上昇してい
くようになつている。乾式熱交換素子3には、第
1の通路5と、これに直交する第2の通路6とを
設けてある。第1の通路5は、湿式熱交換素子4
と連通してある。
外気冷却装置1の側面には、外気取り入れ用の
モータ7と送風機8とを設けてある。外気9は、
送風機8の働きにより、外気冷却装置1に導入さ
れ、湿式熱交換素子4と乾式熱交換素子3とに振
り分けられる。
送風機8によつて外気冷却装置1に導入された
外気9は、その一部が、媒介空気10として、湿
式熱交換素子4に入る。湿式熱交換素子4では、
媒介空気10は、充填材に含まれる水19によつ
て乾球温度が下げられる。湿式熱交換素子4を通
過した媒介空気10は、上方に抜けて、乾式熱交
換素子3の第1の通路5に入る。一方、外気9の
その他の部分は、被冷却空気11として、乾式熱
交換素子3の第2の通路6に入る。第1の通路5
内の媒介空気10と、第2の通路6内の被冷却空
気11とは、通路の壁を通して熱交換され、被冷
却空気11が冷却される。その後、被冷却空気1
1は、乾式熱交換素子3を通り抜けて、室内12
に送り込まれる。なお、符号13は、住宅の壁を
表す。媒介空気10は、上方に抜けて、外部に放
出される。
次に、第1図の装置の働きを、第3図に示す湿
り空気i−x線図を用いて説明する。第3図にお
いて、14は飽和曲線、15は外気乾球温度一定
の線、16は外気湿球温度一定の線、17は外気
絶対湿度一定の線である。線15,16,17の
交点Aは、外気の状態を示す。まず、媒介空気1
0が、湿式熱交換素子4内で水と接触した場合を
考える。水の温度は外気湿球温度と同じであるた
め、媒介空気10は、A点の状態から、湿球温度
一定のまま、乾球温度が下げられて加湿され、線
16の上を移動して、線14,16の交点Bに近
付いていき、湿式熱交換素子4の出口ではC点の
状態となる。C点を通る垂線18は、媒介空気1
0の乾球温度を示す。
一方、被冷却空気11は、乾式熱交換素子3の
入口のところでは、A点の状態にある。乾式熱交
換素子3内では、C点の状態の媒介空気10と、
A点の状態の被冷却空気11との間で顕熱移動が
行われるため、各空気は互いの乾球温度に影響さ
れる。A点にある被冷却空気11は、C点にある
媒介空気10によつて冷却されるが、顕熱移動の
ため、絶対湿度は変化しない。したがつて、被冷
却空気11、A点の状態から、線17の上を移動
して、線17,18の交点Dに近付き、E点の状
態まで冷却される。冷却された被冷却空気11の
湿球温度は、外気の湿球温度(線16の状態)よ
り低く、乾球温度は、外気の乾球温度(線15の
状態)より低くなる。
以上のようにして、被冷却空気11は、第1図
の装置を利用することによつて、外気の状態より
も、乾球温度も湿球温度も低くなる。しかも、こ
の装置では、1台の送風機8で導入した外気9
を、乾式熱交換素子3と湿式熱交換素子4とに、
自動的に振り分けており、極めて簡単な構成とし
ている。もちろん、送風機8の台数は、2台以上
とすることもできる。この実施例は、湿式熱交換
素子4において水の毛細管現象を利用しているた
め、冷房容量の比較的小さい家庭用の冷房装置に
適している。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では、外部から外
気冷却装置に導入した空気を、湿式熱交換素子と
乾式熱交換素子へと媒介空気と被冷却空気として
振り分け、湿式熱交換素子では、媒介空気の乾球
温度を下げ、この冷却された媒介空気と被冷却空
気とを乾式熱交換素子で熱交換させるようにして
ある。したがつて、非常に簡単な構成で、被冷却
空気の乾球温度と湿球温度とを共に下げることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図
は、第1図に示す装置で使用する乾式熱交換素子
と湿式熱交換素子の斜視図、第3図は、第1図の
装置の働きを示す湿り空気i−x線図である。 1……気体冷却装置、2……貯水槽、3……乾
式熱交換素子、4……湿式熱交換素子、5……第
1の流路、6……第2の通路、7……モータ、8
……送風機、9……外気、10……媒介空気、1
1……被冷却空気、19……水。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 以下の特徴を備える外気冷却装置。 (イ) 外気冷却装置には、送風機を設け、外部から
    空気を導入できるようにする。 (ロ) 外気冷却装置の内部には、湿式熱交換素子と
    乾式熱交換素子を設ける。 (ハ) 湿式熱交換素子には、水に濡れた充填材を配
    置し、外気冷却装置に導入された気体の一部
    が、媒介空気として、充填材の中を通過できる
    ようにする。 (ニ) 乾式熱交換素子には、湿式熱交換素子を通過
    した媒介空気を通過させる第1の通路と、外気
    冷却装置に導入された空気のその他の部分を被
    冷却空気として通過させる第2の通路とを設け
    る。 (ホ) 第1の通路と第2の通路とを、互いに熱交換
    可能なように配置する。
JP1986152199U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH0221708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986152199U JPH0221708Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986152199U JPH0221708Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6357433U JPS6357433U (ja) 1988-04-16
JPH0221708Y2 true JPH0221708Y2 (ja) 1990-06-12

Family

ID=31069964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986152199U Expired JPH0221708Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0221708Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3559255B2 (ja) * 2001-06-08 2004-08-25 株式会社ア−スクリ−ン東北 間接型熱交換装置を備えたデシカント空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6357433U (ja) 1988-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4970876A (en) Evaporative cooler
US5315843A (en) Evaporative air conditioner unit
US4090370A (en) Environmental control system
US2852090A (en) Liquid type air conditioning apparatus and method for marine applications
JPH0221708Y2 (ja)
JP2000279745A (ja) 調湿装置
JPH0740902Y2 (ja) 調湿器
JPH0728496Y2 (ja) 調湿器
AU620876B2 (en) Evaporative cooler
JPS5844248Y2 (ja) 空調機の熱交換器
JPS56105227A (en) Heat pump type air conditioner
JPH0129472Y2 (ja)
JPH031723Y2 (ja)
JPS63134324U (ja)
JPS59147939A (ja) 冷房機
JPS6093885U (ja) 冷蔵装置
JPH04184019A (ja) 冷却装置および空気調節装置
JP2557501Y2 (ja) 除湿装置
JPH07198162A (ja) 空気調和機
JPS6453814U (ja)
KR810001565Y1 (ko) 대류식 가습기(對流式加濕器)
JPH05168841A (ja) 除加湿機能付空気調和機
JPH0413624B2 (ja)
JPH10192658A (ja) 無結露型冷房装置
JPH07289841A (ja) 電子除加湿装置