JPH02217082A - 記録muse信号読取装置 - Google Patents

記録muse信号読取装置

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JPH02217082A
JPH02217082A JP1037745A JP3774589A JPH02217082A JP H02217082 A JPH02217082 A JP H02217082A JP 1037745 A JP1037745 A JP 1037745A JP 3774589 A JP3774589 A JP 3774589A JP H02217082 A JPH02217082 A JP H02217082A
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period
level
dropout
muse
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英樹 林
Koichi Nagaki
孝一 長岐
Yuichi Ninomiya
佑一 二宮
Toshiro Omura
大村 俊郎
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Japan Broadcasting Corp
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Nippon Hoso Kyokai NHK
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Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ビデオディスク、ビデオテープ等の記録媒体
に記録されたいわゆるMU S E (Multipl
e 5ub−Nyquist Sampling En
coding)信号を読み取る装置に関する。
背景技術 高品位テレビジョン信号のサンプリングを行ない、得ら
れたサンプルデータに対して一定の手順に従った間引き
や並べ換え等の処理を行なうことにより帯域圧縮を行な
って高品位テレビジョン信号の放送衛星による伝送を可
能にするMUSE方式が提案されている(NHK技研月
報、第27巻、第7号、1984年)。このMUSE方
式によれば、高品位テレビジョン信号を光学式ビデオデ
ィスク等の記録媒体に記録することも容易となる。
MUSE方式により伝送されるビデオフォーマット信号
(以下、MUSE信号と称する)にはNTSC方式のビ
デオフォーマット信号のペデスタルレベル部やシンクチ
ップレベル部に対応する部分が存在しない。また、MU
SE方式による衛星放送の送信装置においては、エネル
ギー拡散の目的でMUSE信号にフレーム周期の三角波
が重畳される。このため、受信側においては例えばMU
SE信号の各水平走査期間の先頭にあるHD期間と称さ
れる水平同期信号期間を検出し、このHD期間の平均電
圧を所定の基準電圧にクランプした後、MUSE信号を
A/D変換してデコード処理をなすようにして三角波成
分を除去すると同時にMUSE信号の直流レベルを正確
に再生してA/D変換及びデコード処理を誤りなく行な
うようになされている。
HD期間は、第5図に示す如く、MUSE信号の最大振
幅の約1/2の振幅を有し、1ライン毎にその極性が反
転している。従って、HD期間においては、NTSC方
式におけるペデスタルレベルやシンクチップレベルのよ
うな一定のレベルが継続するのではなく、HD期間の波
形は、1ライン毎に変化する。しかし、HD期間の平均
電圧(平均直流レベル)は、MUSE信号の最大振幅の
中心値であるから、HD期間の継続する時間(約0.6
8μs)に対して充分大なる時定数(数μs〜数十μs
)を有するクランプ回路によってキードクランプを行な
うことにより安定したクランプをなすことができ、クラ
ンプ回路出力においてMUSE信号の最大振幅の中心値
を所定の基準電位と一致させることができる。従って、
この基準電位をA/D変換器の許容入力範囲の中心値に
等しくすれば、A/D変換を誤りなく行なうことができ
るのである。
MUSE信号の各フレーム期間にはHD期間を始め各種
のデータが時分割多重されているが、HD期間における
レベルは画像信号期間におけるレベル範囲内の値に設定
されているので、NTSC方式のビデオ信号の如く振幅
分離等の方法で容易にHD期間を検出することはできな
い。このため、各フレーム期間に時分割多重されている
HD期間等を検出するためには先ずフレームパルスを検
出する必要がある。フレームパルスは、各フレームの先
頭に配置されており、第6図に示す如く瞬時レベルがM
USE信号の最低レベル及び最高レベルに所定のタイミ
ングで交互に等しくなるパルスであり、HD期間の始ま
る時点qから8クロック期間前方にフレームパルス点p
と称される立ち上かりエツジを有している。
フレームパルスの検出は、例えばMUSE信号をA/D
変換して得たデータと、MUSE信号の振幅の中心値に
対応するデータとの大小比較結果に応じたデータのパタ
ーン検出により行なわれるが、そのためにはA/D変換
器の許容入力範囲内にMUSE信号が存在し、かつフレ
ームパルスがA/D変換器の許容入力範囲の中心値(2
値判定の閾値)を横切っている必要がある。フレームパ
ルスが検出された後は、これによりHD切期間正しく検
出されるので、キードクランプかかけられて、A/D変
換器には正しくクランプされた信号が入力される。
しかしながら、MUSE信号を記録媒体に記録し、再生
する場合には、記録媒体の傷や汚れ等によるRF倍信号
欠落すなわちいわゆるドロップアウトは避けられないた
め、記録媒体に記録されたMUSE信号を読み取る読取
装置においては、特開昭61−56584号公報に開示
されている如くドロップアウトが発生したときデコーダ
において4フイールド前の信号に置換して処理するよう
にしていた。かかる従来の読取装置においては、デコー
ダ内におけるMUSE信号処理時においてはドロップア
ウト補正がなされるが、A/D変換器の前段においては
ドロップアウト補正はなされない。従って、従来の装置
においては、HD切期間含むHD期間近傍の期間におい
てドロップアウトが発生すると、再生MUSE信号のH
D切期間おける平均レベルがMUSE信号の最大振幅の
中心値とは異なる値になるので、HD切期間亘って再生
MUSE信号を所定の基準電位にクランプすると、MU
SE信号の最大振幅の中心値が所定の基準電位とは異な
った値になるという誤クランプがなされることとなる。
このような誤クランプがなされると、その後、数ライン
に亘って誤クランプの影響がでる。すなわち、実際にド
ロップアウトの発生した箇所を4フイールド前の信号で
置換してもその後のラインでの誤クランプの影響は残っ
てしまうのである。
また、MUSE信号には、第7図に示すように、第56
3ライン及び第1125ラインの後半に対応する部分に
MUSE信号の最大振幅の中心値を示す平坦なりランプ
レベル信号が存在する。このクランプレベル信号を用い
て基準電位を形成する方法が特開昭58−124373
号に開示されている。このような場合も、クランプレベ
ル期間を含むクランプレベル期間近傍の期間においてド
ロップアウトが発生すると、クランプレベル信号のレベ
ルかMUSE信号の最大振幅の中心値とは異なる値にな
るので、このレベルを積分して得る基準電位も所定のク
ランプレベルとは異なる値となり、誤クランプがなされ
てしまう。このような誤クランプがなされると、その後
数フィールドに亘って誤クランプの影響が現われ、画面
上では、ちらつき(フリッカ)が発生する。
発明の概要 本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであって、
ドロップアウトによって誤ったクランプをなすことのな
い記録MUSE信号読取装置を提供することを目的とす
る。
本発明による記録MUSE信号読取装置においでは、記
録媒体から読み取られたRF倍信号復調処理してMUS
E信号を再生し、得られた再生MUSE信号中のHD信
号が存在する期間に亘ってHD期間検出信号を発生し、
RF倍信号ドロップアウトが発生したときドロップアウ
ト検出信号を発生し、ドロップアウト検出信号が存在せ
ずかつHD期間検出信号が存在するときのみ再生MUS
E信号の低域成分を所定基準電位にクランプするように
している。
また、クランプ手段の基準電位が負帰還ループにより設
定されるようにする場合は、RF倍信号ドロップアウト
が発生したときドロップアウト検出信号を発生し、再生
MUSE信号中のクランプレベル信号が存在する期間に
亘ってクランプレベル期間検出信号を発生し、クランプ
手段によってクランプされた再生MUSE信号をドロッ
プアウト検出信号が存在せずかつクランプレベル期間検
出信号が存在するときのみ積分手段に中継するようにし
、・この積分手段の出力端子の電位をクランプ手段の基
準電位として用いるとよい。
また、クランプ手段によってクランプされた再生MUS
E信号をクランプレベル期間検出信号が存在するときの
み上記積分手段に中継すると共に上記積分手段の出力の
瞬時レベルを所定範囲内のレベルに制限するようにし、
上記積分手段の出力端子の電位をクランプ手段の基準電
位として用いでもよい。
実施例 以下、本発明の実施例につき添附図面を参照して詳細に
説明する。
第1図において、ディスク1にはFM変調されたMUS
E信号が記録されており、ディスク1はスピンドルモー
タ2によって回転駆動される。このディスク1の回転に
伴ってディスク1に記録されている信号がピックアップ
3によって読み取られる。ピックアップ3から出力され
るRF(高周波)信号は、FM復調回路4及びドロップ
アウト検出回路15に供給される。
ドロップアウト検出回路15は、例えばRF倍信号ゼロ
クロス点と同期して得られる正及び負のパルスのうちの
一方をトリガとしてリトリガラブルモノマルチバイブレ
ータを駆動し、このリトリガラブルモノマルチバイブレ
ークの0出力をドロップアウト検出信号aとして出力す
るように構成されている。このドロップアウト検出回路
15におけるリトリガラブルモノマルチバイブレータの
反転時間をRF倍信号最大周期にほぼ等しくしておくこ
とにより、RF倍信号欠落したときリトリガラブルモノ
マルチバイブレータの出力が反転して高レベルのドロッ
プアウト検出信号aが得られる。
一方、FM復調回路4においてはRF倍信号FM復調処
理がなされてMUSE信号が再生される。
このFM復調回路4から出力された再生MUSE信号は
、クランプ回路5に供給される。クランプ回路5におい
て、再生MUSE信号はバッファアンプ6及びコンデン
サCを介してバッファアンプ7の入力端子に供給される
。バッファアンプ7の入力端子と定電圧源8のプラス端
子間には抵抗R及びアナログスイッチ11が直列接続さ
れている。
定電圧源8のマイナス端子は接地されている。
アナログスイッチ11は、制御入力端子に高レベル信号
が供給されたときオンになるように構成されている。ア
ナログスイッチ11の制御入力端子には論理積ゲート1
2の出力が供給されている。
論理積ゲート12の一方の入力端子にはインバり13を
介してドロップアウト検出回路15の出力が供給されて
いる。また、論理積ゲート12の他方の入力端子にはH
D期間検出回路16の出力が供給されている。
バッファアンプ7の出力は、クランプ回路5の出力とし
てA/D変換回路18に供給される。A/D変換回路1
8においては、クランプ回路5の出力のサンプリングが
なされ、得られたサンプル値に応じたディジタル信号が
生成される。このA/D変換回路18の出力データは、
HD期間検出回路16及びデコーダ20に供給される。
デコダ20には更にドロップアウト検出回路15からド
ロップアウト検出信号aが供給される。デコダ20は、
例えば特開昭61−56584号公報に開示されている
如く、ドロップアウト検出信号aが発生したときはA/
D変換回路18の出力データを例えば4フイールド前の
データに置換して所定の手順に従ったデコード処理をな
すように構成されている。このデコーダ20からディジ
タル化された高品位テレビジョン信号が出力される。
このデコーダ20の出力は、D/A変換回路21によっ
てアナログ信号に変換されたのちテレビジョン受像器等
に供給される。
また、HD期間検出回路16は、例えばA/D変換回路
18の出力データを順次保持してMUSE信号の振幅の
中心値に対応するデータとの大小比較を行ない、得られ
たデータのパターンを順次認識してフレームパルス点を
検出した時点でフレムパルス検出信号を発生し、このフ
レームパルス検出信号によってリセットされかつ1ライ
ン周期でカウント値が一周するカウンタを有・し、この
カウンタのカウント値をデコードすることによって各ラ
インの先頭に位置するHD初期間継続する期間に亘って
高レベルのHD期間検出信号すを出力するように構成さ
れている。このHD期間検出信号すは、クランプ回路5
における論理積ゲート12の他方の入力端子に供給され
る。
以上の構成において、ドロップアウトが発生してないと
きは、ドロップアウト検出回路15から高レベルのドロ
ップアウト検出信号aは出力されず、このドロップアウ
ト検出回路15の出力がインバータ13を介して供給さ
れている論理積ゲト12の一方の入力端子には高レベル
の信号が供給されることとなる。また、論理積ゲート1
2の他方の入力端子にはHD期間において高レベルのH
D期間検出信号すが供給されるので、論理積ゲト12の
出力は、HD期間において高レベルになる。そうすると
、HD期間においてアナログスイッチ11がオンとなっ
てコンデンサCを介してバッファアンプ7の入力端子に
供給される再生MUSE信号が抵抗Rを介して定電圧源
8の出力電圧によって定まる基準電位Eにクランプされ
る。
この結果、再生MUSE信号のHD期間の平均電圧(平
均直流レベル)が基準電位Eに一致するようになる。
MUSE信号のHD期間の平均レベル(平均直流レベル
)は、MUSE信号の最大振幅の中心値であるから、コ
ンデンサCと抵抗Rとによって定まる時定数τの値をH
D期間の継続する時間(約0.68μs)に対して十分
大なる値(数μs〜数十μs)に設定することにより波
形を変化させることなく、クランプ回路出力においてM
USE信号の中心値を基準電位Eと一致させることがで
きる。
従って、基準電位EをA/D変換回路18の許容入力範
囲の中心値に等しくすれば再生MUSE信号のレベルが
A/D変換回路18の許容入力範囲内のレベルとなって
A/D変換が誤りなくなされることとなる。
次に、ドロップアウトが発生すると、ドロップアウト検
出回路15から高レベルのドロップアウト検出信号aが
中力され、このドロップアウト検出回路15の出力がイ
ンバータ13を介して供給されている論理積ゲート12
の一方の入力端子には低レベルの信号が供給されること
となる。そうすると、論理積ゲート12の他方の入力端
子にHD期間において高レベルのHD期間検出信号すが
供給されても、論理積ゲート12の出力は、低レベルの
ままとなり、アナログスイッチ11はオンにならないの
で、クランプが禁止されることとなる。この結果、ドロ
ップアウトによって再生MUSE信号のHD期間の波形
が乱れてHD期間の平均レベルが再生MUSE信号の最
大振幅の中心値と異なる値になってもクランプが禁止さ
れるので、再生MUSE信号の最大振幅の中心値が基準
電位E以外の誤ったレベルになることはなく、誤クラン
プが防止されることとなる。
第1図の装置の場合は、クランプ基準電位として定電圧
源の出力端子の電位を用いていたが、定電圧源を用いず
負帰還回路によりクランプ基準電位が設定されるように
する場合について第2図を参照して説明する。
第2図において、第1図と同様の部分については同一符
号を付し、説明を省略する。A/D変換回路18の出力
は、クランプレベル期間検出回路40、減算回路41及
びHD期間検出回路16に供給される。減算回路41に
おいては、A/D変換回路18の出力値とディジタルク
ランプレベル設定値7間の差に応じたデータが形成され
る。この減算回路41の出力データは、D/A変換回路
42に供給される。D/A変換回路42の出力は、中継
手段としてのアナログスイッチ43を介して積分回路4
4に供給される。積分回路44の出力は、アナログスイ
ッチ11の一方の入出力端子に供給されている。
アナログスイッチ43は、アナログスイッチ11と同様
に制御入力端子に高レベル信号が供給されたときオンに
なるように構成されている。アナログスイッチ43の制
御入力端子には、論理積ゲート45の出力が供給されて
いる。論理積ゲート45の一方の入力端子にはクランプ
レベル期間検出回路40の出力が供給されている。また
、論理積ゲート45の他方の入力端子にはインバータ1
3の出力が供給されている。
クランプレベル期間検出回路40は、HD期間検出回路
16と同様にフレームパルス検出信号によってリセット
され、かつ1フレ一ム周期でカウント値が一周するカウ
ンタを有し、このカウンタのカウント値をデコードする
ことによってクランプレベル信号の存在する第563ラ
イン及び第1125ラインを検出し、クランプレベル信
号が存在する期間に亘って高レベルのクランプレベル期
間検出信号dを出力するように構成されている。
このクランプレベル期間検出信号dは、論理積ゲート4
5の他方の入力端子に供給される。
以上の構成において、ドロップアウトが発生していない
ときは、論理積ゲート45の一方の入力端子には高レベ
ルの信号が供給される。また、論理積ゲート45の他方
の入力端子には、クランプレベル期間において高レベル
のクランプレベル期間検出信号dが供給されるので、論
理積ゲート45の出力は、クランプレベル期間において
高レベルになる。そうすると、クランプレベル期間にお
いてアナログス・イツ壬43がオンとなり、D/A変換
回路42の出力が積分回路44に供給される。
この積分回路44の出力端子の電位はクランプ回路5に
おけるクランプ基準電位として用いられている。
従って、クランプレベル期間においてクランプ回路5.
A/D変換回路18.減算回路41.D/A変換回路4
2.アナログスイッチ43.積分回路44によってフィ
ードバックループが閉成されることになる。このフィー
ドバックループによって、クランプレベル信号をA/D
変換して得られる値がディジタルクランプレベル設定値
γと等しくなるように負帰還がかかる。この結果、MU
SE信号の最大振幅の中心値のA/D変換結果がγと等
しくなるので、所定の直流レベルを有するディジタルデ
ータがA/D変換回路18からデコダ20に供給される
次に、ドロップアウトが発生すると、ドロ・ツブアウト
検出回路15から高レベルのドロップアウト検出信号a
が出力され、ドロップアウト検出回路15の出力がイン
バータ13を介して供給されている論理積ゲート45の
一方の入力端子には低レベルの信号が供給されることに
なる。そうすると、論理積ゲート45の他方の入力端子
にクランプレベル期間において高レベルのクランプレベ
ル期間検出信号dが供給されても論理積ゲート45の出
力は、低レベルのままになり、アナログスイッチ43が
オンにならないので、D/A変換回路42の出力の積分
が禁止されることになる。この結果、ドロップアウトに
よって再生MUSE信号のクランプレベル期間の波形が
乱れて、D/A変換回路42の出力が正しいレベルと異
なるレベルになっても積分が禁止されるので、積分回路
44においてドロップアウト発生直前の正しいクランプ
基準電位がそのまま保持される。この結果、ドロップア
ウトによるクランプ基準電位の乱れが防止され、誤クラ
ンプが防止されることとなる。
第2図の装置においては、ドロップアウトによるクラン
プ基準電位の乱れを防止するためにクランプレベル期間
検出信号とドロップアウト検出信号を論理積ゲートの入
力信号とし、この論理積ゲートの出力信号によってアナ
ログスイッチのオンオフを制御していたが、この論理積
ゲートを使用せずにドロップアウトによるクランプ基準
電位の乱れを防止することもできる。その場合について
、第3図を参照して説明する。
第3図において、第2図の構成から論理積ゲト45が除
去され、かつアナログスイッチ43の制御入力端子にク
ランプレベル期間検出信号dが直接供給され、かつアナ
ログスイッチ43と積分回路44の間にリミッタ50が
接続されていることを除いて各部は、第2図の装置と同
様に構成されている。リミッタ50は、例えばダイオー
ドを使用したダイオードリミッタからなっており、クラ
ンプレベル近傍のレベル以外のレベルを有する信号の通
過を阻止するように形成されている。
以上の構成において、クランプレベル期間においてアナ
ログスイッチ43の制御入力端子にクランプレベル期間
検出回路40から高レベルの信号が供給されるので、D
/A変換回路42の出力はリミッタ50を介して積分回
路44に供給される。
クランプレベル期間においてドロップアウトが発生しな
いとき再生MUSE信号のレベルは、正しいレベルであ
るため、リミッタ50による制限を受けず、D/A変換
回路42の出力がそのまま積分回路44に供給され、ク
ランプ基準電位が正しい値に設定される。クランプレベ
ル期間において、ドロップアウトが発生すると、再生M
USE信号の波形が乱れて再生MUSE信号のレベルが
正しいレベルとは異なった値となる。ところが、D/A
変換回路42の出力は、リミッタ50による制限を受け
、積分回路44にはクランプレベル近傍のレベルが供給
され、クランプレベルと値が異なったレベルがそのまま
供給されることがない。このため、積分回路44の出力
の瞬時レベルは、クランプレベルを中心とする所定範囲
内のレベルに制限される。この結果、ドロップアウトに
よるクランプ基準電位の乱れが僅かとなり、誤クランプ
の影響を小さくすることができることになる。
尚、第3図の装置においては積分回路44の出力の振幅
を所定レベル以下に制限する振幅制限手段としてのリミ
ッタ50は、積分回路44の前段に配置されているが、
リミッタ50は、積分回路44の次段に配置されていて
もよい。また、リミッタ50、積分回路44は、ディジ
タル回路で構成してもよく、その場合はリミッタ50及
び積分回路44をD/A変換回路42の前段に接続する
とよい。また、このときリミッタ50として例えばRO
Mを用い、積分回路44として例えばアップダウンカウ
ンタを用いることにより容易に実現可能である。
以上、MUSE信号をデコードするためのA/D変換処
理に先立ってMUSE信号のクランプを行なって直流レ
ベルを再生するようにした場合について説明したが、デ
ィジタルT B C(Time Ba5e Corre
ctor )を用いて時間軸補正を行なう場合について
第4図を参照して説明する。第4図において、ディスク
1.スピンドルモータ2.ピックアップ3.FM復調回
路4.クランプ回路5.ドロップアウト検出回路15.
HD期間検出回路16、A/D変換回路18は第1図の
装置と同様に接続されている。
しかしながら、本例においてはディスク1にはFM変調
されたMUSE信号と共にこのFM信号の占める周波数
帯域より低い帯域にパイロット信号が多重記録されてお
り、ピックアップ3からは、FM変調されたMUSE信
号とパイロット信号とが周波数多重されて出力される。
このピックアップ3の出力は、バンドパスフィルタ等か
らなるパイロット分離回路31に供給されてパイロット
信号が分離される。分離されたパイロット信号は、可変
クロック発生回路32に供給される。可変クロック発生
回路32は、フェイズロックドループ(Phase L
ocked Loop )によってパイロット信号の時
間軸変動に追従して周波数の変化するクロック信号eを
発生するように構成されている。この可変クロック発生
回路32から出力されたクロック信号eは、HD期間検
出回路16及びA/D変換回路18に供給されると同時
にメモリ33に書き込み指令信号として供給される。メ
モリ33にはA/D変換回路18の出力データが供給さ
れており、かつ基準クロック発生回路34から出力され
た基準クロックが読み出し指令信号として供給されてい
る。
メモリ33は、クロック信号eに同期してA/D変換回
路18の出力データを所定のアドレスから順に順次各ア
ドレスに書き込み、基準クロック信号に同期して各アド
レスの格納データを所定のアドレスから順に順次読み出
すように構成されている。このメモリ33から読み出さ
れたデータは、D/A変換回路35に供給されて時間軸
変動が除去された再生MUSE信号が得られる。
以上の構成においても第1図の装置と同様にA/D変換
回路18に供給される再生MUSE信号のドロップアウ
トによる誤クランプが防止されてA/D変換が誤りなく
なされる。従って、ドロップアウトが発生してもディジ
タルTBCからは正しいデータが出力される。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による記録MUSE信号読取装
置においては、記録媒体から読み取られたRF倍信号復
調処理してMUSE信号を再生し、得られた再生M、U
SE信号中のHD信号が存在する期間に亘ってHD期間
検出信号を発生し、RF倍信号ドロップアウトが発生し
たときドロップアウト検出信号を発生し、ドロップアウ
ト検出信号か存在せずかつHD期間検出信号が存在する
ときのみ再生MUSE信号の低域成分を所定基準電位に
クランプするようにしている。従って、本発明による記
録MUSE信号読取装置においてはドロップアウトが発
生してないときは、HD期間検出信号の存在時のみ再生
MUSE信号の低域成分が所定基準電位にクランプされ
、再生MUSE信号のHD期間の平均レベルが所定基準
電位に等しくなる。この結果、再生MUSE信号の最大
振幅の中心レベルを所定基準電位に一致させることがで
きることとなる。従って、所定基準電位をA/D変換回
路の許容入力範囲の中心レベルに一致した値とすること
により再生MUSE信号のレベルをA/D変換回路の許
容入力範囲のレベルとすることができ、A/D変換を誤
りなくなすことができる。また、ドロップアウトが発生
して再生MUSE信号のHD期間の波形が乱れてHD期
間の平均レベルが再生MUSE信号の最大振幅の中心値
と異なる値になっても、ドロップアウト発生時は再生M
USE信号のクランプが禁止されるので再生MUSE信
号の最大振幅の中心値が所定基準電位以外の誤ったレベ
ルになるという誤クランプが防止されるのである。
また、クランプ手段の基準電位が負帰還ループにより設
定されるようにする場合は、RF倍信号ドロップアウト
が発生したときドロップアウト検出信号を発生し、再生
MUSE信号中のクランプレベル信号が存在する期間に
亘ってクランプレベル期間検出信号を発生し、クランプ
手段によってクランプされた再生MUSE信号をドロッ
プアウト検出信号が存在せずかつクランプレベル期間検
出信号が存在するときのみ積分手段に中継するようにし
、この積分手段の出力端子の電位をクランプ手段の基準
電位として用いると、ドロップアウトが発生しないとき
は、クランプレベル期間検出信号の存在時のみ積分手段
が動作し、正しい基準電位を形成することができる。ま
た、ドロップアウトが発生して再生MUSE信号のクラ
ンプレベル期間の波形が乱れて正しいレベルと異なる値
になってもドロップアウト発生時は再生MUSE信号の
積分が禁止されるので、積分手段の出力が所定基準電位
以外の誤ったレベルになることが防止され、誤クランプ
が防止されることとなる。
また、クランプ手段によってクランプされた再生MUS
E信号をクランプレベル期間検出信号が存在するときの
み上記積分手段に中継すると共に上記積分手段の出力の
瞬時レベルを所定範囲内のレベルに制限するようにし、
上記積分手段の出力端子の電位をクランプ手段の基準電
位として用いると、ドロップアウトが発生せず再生MU
SE信号のクランプレベル期間の波形に乱れがない場合
は、積分手段の出力の瞬時レベルが所定範囲内のレベル
となって制限を受けず、再生MUSE信号のクランプレ
ベル期間のレベルに応じたレベルとなるので、クランプ
基準電位が正しい値に設定される。ドロップアウトが発
生して再生MUSE信号の波形が乱れてクランプレベル
期間の瞬時レベルが誤ったレベルになっても、積分手段
の出力の瞬時レベルが所定範囲内のレベルに制限され、
ドロップアウトによるクランプ基準電位の乱れが僅かと
なるので、ドロップアウトによる誤クランプの影響を小
さくすることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路ブロック図、第
2図は、本発明の他の実施例を示す回路ブロック図、第
3図は、本発明の更に他の実施例を示す回路ブロック図
、第4図は、本発明の更に他の実施例を示す回路ブロッ
ク図、第5図は、MUSE信号を示す概略波形図、第6
図は、フレームパルスを示す波形図、第7図は、MUS
E信号におけるクランプレベル信号期間の存在する部分
の波形図である。 主要部分の符号の説明 3・・・・・・ピックアップ 4・・・・・・FM復調回路 5・・・・・・クランプ回路 15・・・・・・ドロップアウト検出回路16・・・・
・・HD期間検出回路 40・・・・・・クランプレベル期間検出回路43・・
・・・・アナログスイッチ 44・・・・・・積分回路 50・・・・・・リミッタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)記録媒体から読み取られたRF信号を復調処理し
    てMUSE信号を再生する復調手段と、前記再生MUS
    E信号中のHD信号が存在する期間に亘ってHD期間検
    出信号を発生するHD期間検出手段と、前記RF信号の
    ドロップアウトが発生したときドロップアウト検出信号
    を発生するドロップアウト検出手段と、前記ドロップア
    ウト検出信号が存在せずかつ前記HD期間検出信号が存
    在するときのみ前記再生MUSE信号の低域成分を所定
    基準電位にクランプするクランプ手段とを備えたことを
    特徴とする記録MUSE信号読取装置。 (2)記録媒体から読み取られたRF信号を復調処理し
    てMUSE信号を再生する復調手段と、前記RF信号の
    ドロップアウトが発生したときドロップアウト検出信号
    を発生するドロップアウト検出手段と、前記再生MUS
    E信号のHD信号の存在する期間における低域成分を所
    定基準電位にクランプするクランプ手段と、前記再生M
    USE信号中のクランプレベル信号が存在する期間に亘
    ってクランプレベル期間検出信号を発生するクランプレ
    ベル期間検出手段と、入力信号を積分する積分手段と、
    前記クランプ手段によってクランプされた再生MUSE
    信号を前記ドロップアウト検出信号が存在せずかつ前記
    クランプレベル期間検出信号が存在するときのみ前記積
    分手段に中継する中継手段とを備え、前記積分手段の出
    力端子の電位を前記所定基準電位として用いたことを特
    徴とする記録MUSE信号読取装置。 (8)記録媒体から読み取られたRF信号を復調処理し
    てMUSE信号を再生する復調手段と、前記再生MUS
    E信号のHD信号の存在する期間における低域成分を所
    定基準電位にクランプするクランプ手段と、前記再生M
    USE信号中のクランプレベル信号が存在する期間に亘
    ってクランプレベル期間検出信号を発生するクランプレ
    ベル期間検出手段と、入力信号を積分する積分手段と、
    前記クランプ手段によってクランプされた前記再生MU
    SE信号を前記クランプレベル期間検出信号が存在する
    ときのみ前記積分手段に中継する中継手段と、前記積分
    手段の出力の瞬時レベルを所定範囲内のレベルに制限す
    る制限手段とを備え、前記積分手段の出力端子の電位を
    前記所定基準電位として用いたことを特徴とする記録M
    USE信号読取装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50140038A (ja) * 1974-04-26 1975-11-10
JPS62159982A (ja) * 1986-01-08 1987-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジヨン信号クランプ装置
JPS6397074A (ja) * 1986-10-14 1988-04-27 Pioneer Electronic Corp ビデオ信号再生装置

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