JPH022146Y2 - - Google Patents

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JPH022146Y2
JPH022146Y2 JP5917484U JP5917484U JPH022146Y2 JP H022146 Y2 JPH022146 Y2 JP H022146Y2 JP 5917484 U JP5917484 U JP 5917484U JP 5917484 U JP5917484 U JP 5917484U JP H022146 Y2 JPH022146 Y2 JP H022146Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は管同志を連結すると共に継手部分の水
密性を保持するようにしたメカニカル型管継手部
における離脱防止押輪に関し、例えば地中に埋設
する水道管を連結するのに適するものである。
(従来技術) 水道管同志を連結するには従来は第1図に示す
ように、一方の連結管Aの差口部Bに押輪C、ゴ
ム製の防水リングDを被嵌しておき、この差口部
Bを他方の受口管Eの受口部Fに挿入し、押輪C
と受口部FのフランジGとをボルトHとナツトI
とで連結して、押輪Cの突出部Jによりゴム製の
防水リングDを受口部Fに押込んで水密性を保持
するようにしている。
しかしボルトHとナツトIによる締付けだけで
は管同志の連結が不十分であり、地震や地盤沈下
或は荷重などの外圧によつて連結が離脱するおそ
れがある。
そこで従来はこの離脱を防止するため、例えば
第1図に示すように押輪Cに形成した差込部Kに
押ボルトLを斜めにねじ込んでその先端で連結管
Aの差口部Bを直接押しつけるようにしたものが
ある。
また離脱防止手段の他の例としては第2図に示
すように、押輪Cに形成した差込部Kに押ボルト
Lを垂直にねじ込んでその先端でコマMを押しつ
け、このコマMにより連結管Aの差口部Bを押圧
するようにしたものもある。
(考案が解決しようとする問題点) 第1図のものは次のような問題がある。
イ 連結管Aを押ボルトLの先端で直接押すもの
であるため押圧力が弱い。
ロ 押ボルトLの先端で直接連結管Aを押しつけ
るものであるため、押ボルトLを強く締付ける
と連結管Aの押圧部分に集中的に力が加わつて
連結管Aがいたむ。
ハ 押ボルトLを斜めにねじ込むだけであるため
押ボルトLが振動や衝撃により緩みやすい。
第2図のものは次のような問題がある。
イ 押ボルトLによりコマMを介して押圧するも
のであるため、第1図のものよりは押圧力が強
く振動や衝撃によつても緩みにくいという特徴
はあるが、コマMに離脱力が働くとコマMが仮
想線で示すように回動するものであるためどう
しても押ボルトLが緩みやすく、また押ボルト
Lの緩みを防止する工夫が特に施されていない
ため振動や衝撃に対して弱い。
ロ 押ボルトLを連結管軸に対して直角方向にね
じ込むものであるため、地盤に掘削する連結管
埋設用穴の直径を連結管の径よりかなり大きく
しないと押ボルトLを締付けるとき手や締付け
工具が連結管埋設用穴の周面に当つて締付けに
くゝなる。特に連結管の下側の押ボルトLを締
付けるためには連結管の下に手を廻さなければ
ならないため連結管埋設用穴の直径が小さいと
非常に締付けにくくなる。この不便を解決する
ためにはどうしても連結管埋設用穴の径を大き
くしなければならず、そのためその分連結管埋
設用穴の掘削が大変になる。
ハ 従来は継手部分の腐食防止や外部から汚水等
が流れ込むのを防止するため継手部分にポリチ
レン製のカバーを被せているが、第1図、第2
図のように押ボルトLが連結管Aの外側に突出
していると被せたカバーが破れることがあり、
腐食防止や外部からの汚水等の流れ込みを十分
に防止することができない。
(考案の目的) 本考案の目的は従来技術の前記ような各種問題
を解消して連結管の離脱を確実に防止できるよう
にすると共に連結作業が容易である押輪を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は離脱を確実に防止するため、連結管が
離脱しようとする力(連結管の離脱力)を離脱防
止力に変えて、連結管が離脱しようとすればする
ほど離脱しにくくなるようにしたものである。
本考案は第3図以下に示すように、押輪本体6
と、押ボルト3と、コマ4とから構成されてい
る。
押輪本体6は中央部に連結管Aの差口部Bを挿
入する貫通孔1が形成されて環状に製作され、環
状部13にはゴム製の防水リングDを押す押込み
部14が環状に突出されると共に連結ボルト挿入
孔2が均一間隔で形成され、更に押ボルト3とコ
マ4とを収納する収納部5が突設されている。
収納部5には第3図〜第8図に明示するよう
に、連結管Aの挿入方向に貫通する押ボルト挿入
孔7と、この挿入孔7から環状部13の内周面1
3a(連結管A側)に開口するコマ孔8が形成さ
れている。
押ボルト挿入孔7には第4図、第6図に明示す
るように、押ボルト3の受面10を押圧する押ボ
ルト押圧面9を形成し、その押圧面9を押ボルト
挿入孔7の奥側から手前側に向けて次第に下りに
なるテーパにしてある。
押ボルト3は第5図に明示するように、コマ押
圧部15にボルト16を突設し、コマ押圧部15
の受面10を押ボルト挿入孔7の押ボルト押圧面
9の傾斜に合せてテーパにしてある。
コマ4は第7図に明示するように、外側面17
の左半分17aを下りテーパにし、右半分17b
を水平にしてその水平部分を押ボルト3の押圧面
18に押当する外側押当部11とし、内側面19
の幅方向両端部19a,19bを中央部19cよ
りやや下方に突出させて連結管Aの差口部Bに押
当する内側押当部12a,12bとしてある。
コマ4は第7図ロに明示するようにその内側面
19を長さ方向中央部20が上方に湾曲するよう
弧状に成形して、その内側面19を連結管Aの差
口部Bに押当させたとき差口部Bの外周曲面に接
触し易くなるようにしてある。
(使用例) 以上のようにしてなる本考案の押輪を使用する
には、例えば第6図に示すように予め押ボルト挿
入孔7に押ボルト3を挿入しておき、コマ孔8内
にコマ4を挿入してコマ4をテープ21などによ
り押輪本体6に仮止めしておく。
この状態で連結管Aの差口部Bに押輪本体6、
ゴム製の防水リングDを被嵌し、差口部Bを他方
の受口管Eの受口部Fに挿入し、押輪本体6の連
結ボルト挿入孔2と受口管EのフランジGのボル
ト孔に連結ボルトHを通し、このボルトHをナツ
トIにより締め付けて連結管Aと受口管Eとを連
結すると共に押輪本体6の押込み部14により防
水リングDを受口部Fに押圧する。
次に押ボルト3に螺合してあるナツト22を締
付けて押ボルト3を連結管Aを第3図ハ、第4図
の矢印X向に引寄せる。これにより押ボルト3の
受面10が押ボルト挿入口7の押ボルト押圧面9
により内側に押され、ひいては押ボルト3の押圧
面18でコマ4が押されてコマ4がコマ孔8から
突出し、これによりコマ4の内側押当部12a,
12bが連結管Aの差口部Bに押当する。
これによりコマ4の外側押当部11が押ボルト
3の押圧面18に、内側押当部12a,12bが
連結管Aの差口部Bに押当して三点接触となり、
連結管Aと受口管Eとが連結されると共に継手部
分の水密性が保持される。
この状態で水圧により連結管Aが第8図イの矢
印X方向に押されて少しでも動くと、コマ4が一
方の内側押当部12bを支点として第8図イの矢
印Y方向(左上方)に回動し、これにより先鋭な
内側押当部12bが連結管Aの差口部Bに食込ん
で連結管Aがそれ以上第8図の矢印X方向に抜け
ないようにしてある。
(考案の効果) 本考案は以上のようにしてなるため以下のよう
な各種効果がある。
(1) コマ4に外側押当部11と内側押当部12
a,12bを形成して三点接触となるように
し、水圧により連結管Aが抜け方向に押されて
少しでも動くと、コマ4が一方の内側押当部1
2bを支点として回動して、同押当部12bが
連結管Aの差口部Bに食むようにしてあるた
め、連結管Aの抜けが確実に阻止される。しか
も連結管Aが抜け方向に動けば動く程内側押当
部12bが連結管Aの差口部Bに食むようにな
るため確実に離脱を阻止することができる。
(2) 押ボルト3により連結管Aを直接押圧するも
のではなく、コマ4を介して連結管Aを押圧
し、しかも押ボルト3をテーパになつている押
ボルト押圧面9により押圧してコマ4を押圧す
るものであるため押圧力が非常に強い。そのた
め押ボルト3に振動やその他の外圧が加わつて
も押ボルト3が緩みにくゝ、従つてコマ4によ
る連結管Aの押圧力も緩まない。ちなみに本考
案の押輪の押圧力と第1図の押輪の押圧力とを
比較したところ、本考案の押輪の押圧力は第1
図の押輪の押圧力の約4倍もあつた。
(3) 第1図に示すもののように連結管Aを押ボル
ト3の先端で直接押圧するものではなく、コマ
4を介して押圧するものであるため連結管Aに
局部的に力が加わりにくく、そのため連結管A
のいたみが少ない。
(4) 押圧力が強いため、連結管Aへのコマ4の押
当を必要以上に強くしなくとも十分に連結管A
を押圧することができる。従つて連結管に無理
な力が加わらないため連結管が歪んだり連結管
に傷がついたりしにくゝなり連結管のいたみが
少なくなる。
(5) 押圧力が強いため、押ボルト一本当りの押圧
力をそれほど強くする必要がなく、従つて押ボ
ルト3として径の細いものを使用することがで
き、このようにすれば押ボルト3の単価が安く
なり経済的であると共に軽量にもなる。
(6) 押圧力が強いため押ボルト3の数を少なくす
ることもでき、このようにすれば当然のことな
がら、その分だけ収納部5の数を少なくするこ
ともできるため押輪本体6が安価になり、しか
も軽量になるため連結作業が容易になる。
(7) 収納部5の押ボルト挿入孔7を連結管Aの差
込方向に貫通させてあるため、この挿入孔7に
差込まれる押ボルト3の方向が連結ボルトHの
締付け方向と同じになり、従つて連結作業が非
常に容易になる。
(8) 押ボルト挿入口7を連結管Aの差込み方向に
開設してあるため、押ボルト3に螺合したナツ
ト22を締付けるとき第1図、第2図の押輪の
ように連結管埋設用穴の周壁に手が当るといつ
たことがない。そのためナツト22の締付け作
業が容易になり、また連結管埋設用穴を第1
図、第2図の押輪のように連結管Aの外形より
かなり大きくしなければならないといつたこと
がないため連結管埋設用穴の掘削及び連結作業
が容易になり且つ施工費も安くてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の押輪の説明図、第3図
は本考案に係る押輪の一例を示すもので、イは部
分正面図、ロは一部切欠の部分横断面図、ハは一
部切欠の部分縦断面図、第4図は本考案の押輪の
要部説明図、第5図は本考案に係る押輪の構成部
材である押ボルトの一例を示すもので、イは側面
図、ロは右側面図、第6図は本考案に係る押輪の
連結説明図、第7図イは本考案に係る押輪の構成
部材であるコマの一例を示す斜視説明図、同図ロ
は同コマの背面図、第8図は本考案に係る押輪の
使用説明図で、イはコマが回動した状態の説明
図、ロはコマが回動する前の説明図である。 1は貫通孔、2は連結ボルト挿入孔、3は押ボ
ルト、4はコマ、5は収納部、6は押輪本体、7
は押ボルト挿入孔、8はコマ孔、9は押ボルト押
圧面、10は受面、11は外側押当部、12a,
12bは内側押当部、Aは連結管、Bは差口部、
Eは受口管、Gはフランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジGが形成されている受口管E内に連結
    管Aの差口部Bを挿入し、その差口部Bに被嵌し
    て受口管Eと連結管Aを連結すると共に受口管E
    と連結管Aの差口部Bの間に介在されている防水
    リングDを押圧して継手部の水密性を保持するよ
    うにしたメカニカル型管継手部における押輪にお
    いて、押輪が、連結管Aの差口部Bを挿入する貫
    通孔1と連結ボルト挿入孔2と押ボルト3及びコ
    マ4を収納する収納部5とが形成された環状の押
    輪本体6と、収納部5内に収納されてナツトを締
    付けると連結管Aの差込み側に引寄せられナツト
    を緩めると引寄せが緩まるようにした押ボルト3
    と、収納部5内に収納されて押ボルト3が連結管
    Aの差込み側に引かれると押ボルト3に押圧され
    て貫通孔1に差込まれている連結管Aに押当する
    コマ4とから構成され、押輪本体6の収納部5に
    は貫通孔1の開通方向に貫通する押ボルト挿入孔
    7とこの挿入孔7から押輪本体6の貫通孔1に開
    通してコマ4を出し入れ自在としたコマ孔8とが
    形成され、押ボルト挿入孔7には連結管Aの差込
    み側から奥の方に向けて次第に上りになるテーパ
    に成形された押ボルト押圧面9が形成され、押ボ
    ルト3には押ボルト押圧面9のテーパに合せてテ
    ーパにした受面10が形成され、コマ4には押ボ
    ルト3に押当する外側押当部11と連結管Aに押
    当する二つの内側押当部12a,12bが形成さ
    れ、内側押当部12a,12bは平常時は押ボル
    ト3に押圧されてコマ孔8から内側に突出して連
    結管Aに押当され、連結管Aが抜ける方向に動く
    とコマ4が一方の内側押当部12bを支点として
    連結管のAの抜け方向に回動すると共に連結管A
    に食込むようにしたことを特徴とするメカニカル
    型管継手部における離脱防止押輪。
JP5917484U 1984-04-20 1984-04-20 メカニカル型管継手部における離脱防止押輪 Granted JPS60169489U (ja)

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JPS60169489U JPS60169489U (ja) 1985-11-09
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