JPH0616199Y2 - 管抜止め継手 - Google Patents

管抜止め継手

Info

Publication number
JPH0616199Y2
JPH0616199Y2 JP1986099777U JP9977786U JPH0616199Y2 JP H0616199 Y2 JPH0616199 Y2 JP H0616199Y2 JP 1986099777 U JP1986099777 U JP 1986099777U JP 9977786 U JP9977786 U JP 9977786U JP H0616199 Y2 JPH0616199 Y2 JP H0616199Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
wedge
rubber ring
recess
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986099777U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS636293U (ja
Inventor
定芳 山崎
Original Assignee
定芳 山崎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 定芳 山崎 filed Critical 定芳 山崎
Priority to JP1986099777U priority Critical patent/JPH0616199Y2/ja
Publication of JPS636293U publication Critical patent/JPS636293U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0616199Y2 publication Critical patent/JPH0616199Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 此の考案は、主として道路下など地下に埋設される流体
輸送管路のメカニカル継手の管抜め継手。
わが国では、道路の交通事情は、ますます過密化が進
み、一時の道路不通は社会的に深刻な影響を及ぼすため
に、上記地下埋没の流体輸送管路の新設・増設・関係す
る事故等の復旧工事などは、より迅速化・再三復旧工事
らが発生しないように、なかんずく管継手部の接合関係
作業などの実施例に就いては、関係施主・施工業者等に
厳しく求められて来た。
しかしながら現実には、管継手接合後の管抜止め作業
は、狭い掘削溝の深さ1.2m以上の作業手元の暗い所で、
上記配管接合後其の継手に管抜止め機能を正確に付加す
る作業は、熟練した技能者等でも長時間を必要として来
た。しかしながら経済の発展とともに、社会全体が技能
者・一般労働者不足等の深刻化とあいまって、管継手抜
止め機能を正確に付加作業実施作業は全国的に極めて困
難な状態になって来た。
従って、管抜止め継手の上記の深刻な事情に対処すべ
く、現在では、実公昭57−4302号(第5図・第6
図)、実公昭57−6866号(第7図)、実開昭59
−27836号(第8図)等が使用されてきた。
上記第5図ないし第8図の場合には、掘削溝底で配管継
手接合後、該継手に管抜止め機能を付加する、即ち係止
体の爪部を挿口管に所定の深さ食込ますために、其の係
止体に力を加えるボルトは、いずれも押輪の外側から挿
口管中心に向かって複数等間隔に螺着されているために
これらのボルトのうち管軸から下方部に位置に螺着され
たものは、そのボルトに所定力のトルクを与える作業、
即ち各ボルトの頭に順次スパナーを掛け、そのスパナー
に所定の力に達するまで回動与える狭い掘削溝中の作業
は、直接手元を視覚による作業が出来ないうえに、上記
のスパナーをボルトの頭に掛けたまま自由に回動締付け
作業を続ける物理的環境にないために、所定力のトルク
に達するまで手探りで其の都度スパナーを各ボルトの頭
に着脱作業を繰返すし実施を必要とし、これらの作業の
あいだボルトの頭に掛けたスパナーの力を少しでも緩む
ことがあると、スパナーはボルトの頭から直ちに外れ、
その都度再び手探りで又ボルトの頭にスパナーを掛ける
作業を繰返しながら、各ボルトが所定力のトルクに達す
るまで上記締付け作業を実施を必要として来た。従って
上記管抜止め機能付加作業は、熟練技能者でも管抜止め
継手のゴム輪を介して受口に押輪をボルト・ナットで締
付け作業の8〜10倍以上の作業時間を必要として来
た。まして普通程度以下の技能者においては、関連する
周囲の諸作業の流れに押され管抜止め機能付加作業は、
正確に実施出来ない状態が発生して来た。また第5図な
いし第8図の管抜止め係止体の直接挿口管に初期食込む
爪部の爪は、いずれも管軸に対して直角方向に直線長さ
25〜35mm程度に、また其の爪は管軸方向凡そ5〜2
0mm間隔の2〜4の複数を設け形成されているために、
挿口管抜止め機能を付加するためのボルト締付けの力
は、専ら其の爪部を介して管の変形抵抗の弱い管軸方向
に且つ集中的に働く為に、爪部は挿口管に有効に初期食
込みが充分に出来ない。従って挿口管が地震や其の他の
外力等で継手部から抜け始めると、爪部による挿口管の
局部変形が更に進行し、それだけ爪部の挿口管に食込む
深さが浅くなり、爪部による挿口管の継手から抜出し阻
止力は小さくなり、管抜出し機能を充分に発揮出来ない
問題が生じてきた。なお挿口管抜止め機能付加による管
の局部変形は、挿口管内の防錆用のセメントライニング
に亀裂を発生させてきた。
此の考案の管抜止め継手は、上記従来の管抜止め継手に
管抜出し防止機能付加作業時の実用上の諸問題発生に鑑
み、現在の狭い掘削溝内においても、配管接合後、管継
手に管抜出し防止の機能付加作業を容易に、且つ確実に
実施可能にし、管継手に管抜出し防止機能を付与した後
も管体に係止体の爪部による凹部が発生することなく、
所要の管抜出し防止機能を維持する管抜止め継手を構成
することを目的としたものであります。
実施例に就いて、第1図の1、第1図の2、第2図、第
3図、並びに第4図に基ずいて説明する。
受口7にゴムリング9を介して、挿口管8を接続するメ
カニカル管継手において、押輪2のフランジ2a内周面
に複数の開口した凹部3を設け、該凹部の前記の上方部
には、挿口管8の軸8aに平行して開口された楔収納部
2bを連接て形成し、該楔収納部2bには、ゴムリング
9側に開拡形成された傾斜加圧面4aを有する楔4を収
納し、前記凹部3のゴムリング9接当側の内周面には、
前記凹部3の底から開放側に開拡する傾斜面3aが形成
され、上記傾斜面3aに対設する側面には、挿口管8の
軸8aに対して垂直面3bが形成され、係止体5の頭部
5aは前記楔4収納部2bに内設された楔4のゴムリン
グ9当接側に開拡された傾斜加圧面4aに接当し且つ係
止体5の他の端の爪部5bが、押輪2に内挿された挿口
管8の円周に沿って接当するように形成された係止体5
を、上記凹部3内の傾斜面3aに接当するよう前記凹部
3に内設し、上記の楔4をゴムリング9側に押圧するボ
ルト6を前記楔収納部2bの外部から挿口管8の輪8a
に平行状態に螺着し構成した管抜止め継手1を示す。
作用効果について。
此の考案の管抜止め継手1は、受口7にゴムリング9を
介して挿口管8を挿入し、其の後複数のボルト・ナット
10をもって上記受口7に押輪2を締付け挿口管8を接合
する。該継手に管抜止め機能を付加する作業に際し、爪
部5bの先が挿口管8に初期の所要深さ食込みを与える
ために、押輪2に内装した複数の係止体5の爪部5bを
それぞれ楔4を介してボルト6をスパナーで回動し、所
定の力で挿口管8外周に加圧する。此の場合上記のボル
ト6と其のボルトの頭の位置・方向は、同一押輪2の同
一側の面に設置されるように構成されているから、狭い
掘削溝の中であっても、上記管抜止め継手1の管抜止め
機能を付加するために、スパナーをボルト6の頭に掛け
て回動する作業は、物理的にも且つ視覚確認等にも容易
となり、上記のボルト・ナット10をスパナーで締付け作
業と同じように且つ作業中にナパナーはいずれのボルト
6の位置に掛けても容易に脱落することが無くなる。従
って此の考案の管抜止め継手1は、前記の従来の各種管
抜止め継手等の管抜止め機能付加作業時間の8〜10分
の1以下に短縮することを可能になり、且つ容易に正確
に管抜止め機能をの付加することが出来る。上記のボル
ト6締付けによる所定力のベクルトを、係止体5の傾斜
角を考慮して、予め楔4の傾斜加圧面4aの傾斜角を調
整し形成することによって係止体5の管8に対する初期
食込みの爪部5に一致させることが出来る。(第1図の
2参照)此の場合爪部5bの形状は、挿口管8円周に沿
った円弧状に形成されているから、前記力のベクルトは
常に管8の最も変形抵抗の大きい特性状態に加わること
になり、爪部5bは管8外周に対して所要の初期食え込
み深さを確実にすることが出来き、且つ管8内の防錆の
セメントライニングに亀裂を発生することはない。なお
此の考案の各爪部5bは、挿口管8に対して同一円周上
に有り、且つ爪部5bの先は挿口管8の円周と同一の円
周弧の形状に形成され、上記の挿口管8外周に初期食込
みされるから、管抜止め継手1から挿口管8から抜出す
時に、上記状態の挿口管8は、あたかも桶に箍が強く締
付ける状態に近ずき変形抵抗を増し。其の分各爪部5b
の先は、挿口管8に食込みが進むと共に挿口管8の抜出
し阻止力を増大する。従って挿口管8内の防錆セメント
ライニングに亀裂を発生させることが無い。
よって,此の考案の管抜止め継手1は、前記此れ迄の管
抜止め継手等の実用上の問題をことごとく解決する顕著
な効果を有するもので有ります。
【図面の簡単な説明】
第1図の1は、此の考案の管抜止め継手の縦断面図を示
す。第1図の2は、第1図の1の管抜止め管継手のに挿
口管を抜止め機能を付加したとき、力のベクルトの変化
を示す。第2図は、第1図のA−Aの正面を示す。第3
図は、第1図のB−Bの正面を示す。第4図は、第3図
のC−Cの側面を示す。第5図は、実公昭57−430
2号の管の逸脱防止装置の縦断面を示す。第6図は、実
公昭57−4302号の管の逸脱防止装置の縦断面を示
す。第7図は、実公昭57−6866号の管継手に於け
る離脱防止装置の縦断面を示す。第8図は、実開昭59
−27386号の管の接合部離脱防止金具の縦断面を示
す。 1……管抜止め継手,2……押輪、2a……フランジ,
2b……楔収納部,2c……孔,3……凹部,3a……
傾斜面,3b……垂直面,4……楔,4a……傾斜加圧
面,5……係止体,5a……頭部,5b……爪部,6…
…ボルト,7……受口,7a……孔,8……挿口管,8
……a軸,9……ゴムリング,10……ボルト・ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受口にゴムリングを介して、挿口管を接続
    するメカニカル継手において、押輪のフランジの内周面
    に複数の開口した凹部を設け、該凹部の上方部には、挿
    口管の軸に平行して開口された楔収納部を連設して形成
    し、該楔収納部には、ゴムリング側に開拡形成された傾
    斜加圧面を有する楔を収納し、前記凹部のゴムリング接
    当側の内側面には、前記凹部の底から開放側に開拡する
    傾斜面が形成され、該傾斜面に対面する側面には、挿口
    管の軸に対して垂直面が形成され、係止体の頭部は前記
    楔収納部に内設された楔のゴムリング接当側に開拡され
    た傾斜加圧面に接当し且つ係止体の他の端爪部が押輪に
    内挿される挿口管の円周に沿って接当するように形成さ
    れた係止体を、前記凹部内の傾斜面に接当するよう前記
    凹部に内設し、前記の楔をゴムリング側に押圧するボル
    トを前記楔収納部の外部から挿口管の軸に平行状態に螺
    着して構成した管抜止め継手。
JP1986099777U 1986-06-28 1986-06-28 管抜止め継手 Expired - Lifetime JPH0616199Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986099777U JPH0616199Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28 管抜止め継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986099777U JPH0616199Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28 管抜止め継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636293U JPS636293U (ja) 1988-01-16
JPH0616199Y2 true JPH0616199Y2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=30968972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986099777U Expired - Lifetime JPH0616199Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28 管抜止め継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0616199Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250410U (ja) * 1975-10-08 1977-04-11
JPS6256690A (ja) * 1985-09-06 1987-03-12 コスモ工機株式会社 流体管の離脱防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS636293U (ja) 1988-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7997628B1 (en) Mechanically restrained push-on pipe connection
US7004511B2 (en) Pipe coupling device
US5505499A (en) Pipe coupling
CA2189808C (en) Junction holder for connecting pipes with mechanical joints
JPH07167357A (ja) 管継手及びゴムパッキン
JPH0616199Y2 (ja) 管抜止め継手
JP3822021B2 (ja) 管継手の連結方法及び管継手構造
JPH11218276A (ja) 耐震型離脱防止継ぎ輪
JPH0351587Y2 (ja)
JP4372129B2 (ja) 管継手抜け止め押輪
JPH0640565U (ja) メカニカル継手
JP2001295968A (ja) K形管継手のシール方法と其の関係部材
JPH0417891Y2 (ja)
JPH0435663Y2 (ja)
JPH022143Y2 (ja)
KR101984139B1 (ko) 조임 스틱 일체형 쐐기 그립 안전 압륜
JP2547707B2 (ja) 伸縮可撓管継手の管離脱防止装置
JPS5815748Y2 (ja) 管継手部に於ける管離脱防止装置
JPH022146Y2 (ja)
JP2583574Y2 (ja) 空管路口用止水栓の構造
JP3339673B2 (ja) 離脱防止形管継手
JPH0353111Y2 (ja)
JPS5817188Y2 (ja) 離脱防止管継手
JP2880413B2 (ja) 立坑坑口における推進管の固定方法及び固定用具
JPS6114782Y2 (ja)