JPH02214460A - ディスク駆動用モータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気ディスク装置のディスクを回転駆動させ
るディスク駆動用モータ（以後モータと称す）に関する
ものである。

従来の技術 近年、モータは高精度、高品質、小型化が要求されてい
る。

以下、図面を参照しながら上述した従来のモータについ
て説明する。

第５図は従来のモータの断面図を示すものである。。第
５図において、ｌはモータのシャフト、２はシャフト１
に固定されたハブ、５はリング状のロータマグネット、
６はロータマグネット５を固定するロータフレームで、
シャフトｌに固着されている。７はロータマグネット５
に対向する位置に設けられたステータコア、１１はステ
ータコア７に巻装された巻線である。３はブラケットで
、このブラケット３にはステータコア７が固定される。

又、ブラケット３にはステータ基板４が取りつけられて
おり、ステータ基板４には巻線１１の励磁を制御するた
めの位置検出素子８が配置されている。ブラケット３に
は軸方向に離れた位置に下部ベアリング１０き上部ベア
リング９が構成され、予圧バネ１５は下部ベアリング１
０と上部ベアリング９に予圧を与えている。又、ブラケ
ット３には下部ベアリング１０に側圧を与える側圧用Ｏ
リング１６を保持する溝が加工されており、側圧用Ｏリ
ング１６は下部ベアリングに側圧を与えている。磁性流
体シール１４はシールマグネット１２ｂと、シャフト１
とシールヨーク１２ａ間のギャップに注入された磁性流
体１３とから構成され、上部ベアリング９を通しての塵
埃の進入や、ベアリング９，１０からのグリースの飛散
を防止している。

更に第６図は他の従来例のモータの断面図を示すもので
、第５図と同一構成部分は省略し異なる構成についての
み説明する。ブラケット３ａには下部ベアリング９に側
圧を与える側圧バネ１７が取付はビス１８によって固定
されている。

近年、ディスク装置は高密度化と高速アクセスの方向に
あり、その際の問題として温度が変化するとトラック位
置がずれるというサーマル・オフトラックがある。この
サーマル・オフトラックによって使用できるトラック密
度が決定されるため、高密度化を進めるためにはこのサ
ーマル・オフトラックを改善する必要がある。サーマル
・オフトラックは、モータを構成する部品の材質が異な
っているとき、モータ部品の膨脂係数が異なるため温度
変化によってハブが倒れることから発生する現象である
。このハブの倒れる方向が定まらない為、サーマル・オ
フトラックは改善されず、高密度化になるにつれて誤動
作を起こす原因となる。

その対策として、ヘッド方向に対して９０度方向に側圧
を加えハブの倒れに方向性をもたせ、サーマル・オフト
ラックを改善する手段が必要となっている。

発明が解決しようとする課題 しかし、従来の構成では、Ｏリングで径方向に側圧を加
える方法や側圧バネでハブの熱倒れ方向を定める方法を
とってきたが、Ｏリングを用いる場合、０リングの入る
溝をブラケット筒部内輪で偏心させなければならな（加
工も困難であり、ベアリングを挿入するのに手間がかか
るうえに側圧のバラツキが大きいという欠点があった。

また、側圧バネをネジで止める構造のものは工数がかか
るうえに、側圧バネを取り付けるネジのスペースが必要
となり、小型化、薄型化には適していなかった。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のモータは、ベアリ
ングにより回転自在に支持されたシャフトと、このシャ
フトに固定され、ディスクを保持する部分を有するハブ
と、シャフトに固定されたロータと、ベアリングを支持
する軸方向に伸びた筒部を有するブラケットと、このブ
ラケットを有するステータと、ベアリングを軸ラジアル
方向に付勢する弾性体とを備え、ベアリングの一部が露
出するように筒部に偏心溝を設け、この偏心溝に弾性体
を配設したものである。

また、ベアリングを軸ラジアル方向に付勢する弾性体を
備え、弾性体を配設する同心溝に連続してベアリングの
一部が露出する切り欠き溝を筒部外輪に設けたものであ
る。

作用 本発明は上記した構成の如く、弾性体が筒部外輪の偏心
溝によって保持され、さらにベアリングの一部が露出す
る部分によって側圧をかける方向を決めることができ、
偏心溝を外輪に設けることにより加工を簡単に行うこと
ができるうえに、正確にベアリングに側圧を加えること
ができる。又、同心溝と切り欠き溝を有する構造では、
同心溝を設けることにより、より正確に弾性体を保持す
ることができ、正確にベアリングに側圧を加えることが
できる。

実施例 以下、本発明の一実施例のモータについて図面を参照し
ながら説明する。

なお、従来の構成と同じ部分については、従来例での符
号を付し、その説明を省略する。

第１図は第１の実施例におけるモータの断面図を示し、
第２図は同実施例の第１図のＸ−Ｙ断面図を示すもので
ある。

図において、３ｂはブラケットであり、筒部外周に側圧
用偏心溝２０が設けられている構造となっており、下部
ベアリング１０が挿入された後に、弾性体１９が挿入さ
れる。前記弾性体１９は前記ブラケット３ｂの側圧用偏
心溝２０によって保持される構造となっており、下部ベ
アリング１０の一部が露出している部分により側圧を加
える構造となっている。上記構成にすることにより、下
部ベアリング１０に負荷を加えないでブラケット３ｂに
挿入することができるとともに、弾性体１９で正確に側
圧を加える構造となっている。

このようにしたことにより、小型化しやすく組立やすく
できる。

第３図は本発明の第２の実施例におけるモータの断面図
を示し、第４図は同実施例の第３図の部分断面図を示す
ものである。

図において、３Ｃはブラケットであり、筒部外周に弾性
体１９を保持する同心溝２１と下部ベアリングの一部が
露出する切り欠き溝２２が設けられている構造となって
おり、下部ベアリング１０が挿入された後に、弾性体１
９が挿入される。前記弾性体１９は前記ブラケット３Ｃ
の同心溝２１によって保持され、下部ベアリング１０の
一部が露出する切り欠き溝２２の部分から側圧を加える
構造となっている。このように構成することにより、下
部ベアリング１０に負荷を加えないでブラケット３ｃに
挿入することができるとともに、組立工数を減らすこと
ができ、弾性体１９も保持しやすい。

発明の効果 以上のように本発明は、ブラケットに側圧用偏心溝を設
け、ベアリングを挿入した後に、弾性体を挿入すること
もできる構造となっており、弾性体は側圧用偏心溝で保
持できる構成であり、簡単に組立られ、小型化、薄型化
のモータを提供できる。

更に、同心溝と切り欠き溝を有する構成にすることによ
り、切り欠き溝は金型で精度よく製作でき、同心溝も加
工が簡単に行えるので経済的にも精度的にもすぐれた効
果があり、よりいっそう小型化、薄型化を図ることがで
き、安価なディスク駆動用モータが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の断面図、第２図は本発
明の第１の実施例の部分断面図、第３図は本発明の第２
の実施例の断面図、第４図は本発明の第２の実施例の部
分断面図、第５図、第６図は従来例の断面図である。 １・・・・・・シャフト、２・・・・・・ハブ、３ｂ、
３ｃ・・・・・・ブラケット、５・・・・・・ロータマ
グネット、６・・・・・・ロータフレーム、７・・・・
・・ステータコア、９・・・・・・上部ベアリング、１
０・・・・・・下部ベアリング、１９・・・・・・弾性
体、２０・・・・・・側圧用偏心溝、２１・・・・・・
同心溝、２２・・・・・・切り欠き溝。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名第 図 第 ル 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベアリングにより回転自在に支持されたシャフト
   と、前記シャフトに固定され、ディスクを保持する部分
   を有するハブと、前記シャフトに固定されたロータと、
   前記ベアリングを支持する軸方向に伸びた筒部を有する
   ブラケットと、前記ブラケットを有するステータと、前
   記ベアリングを軸ラジアル方向に付勢する弾性体とを備
   え、前記ベアリングの一部が露出するように前記筒部に
   偏心溝を設け、この偏心溝に前記弾性体を配設したディ
   スク駆動用モータ。
2. （２）ベアリングにより回転自在に支持されたシャフト
   と、前記シャフトに固定され、ディスクを保持する部分
   を有するハブと、前記シャフトに固定されたロータと、
   前記ベアリングを支持する軸方向に伸びた筒部を有する
   ブラケットと、前記ブラケットを有するステータと、前
   記ベアリングを軸ラジアル方向に付勢する弾性体とを備
   え、前記筒部に前記弾性体を配設する同心溝を設けると
   ともに前記ベアリングの一部が露出する切りかき溝を前
   記同心溝に連続して設けたディスク駆動用モータ。