JPH0221412A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は磁気ヘッドの製造方法に関する。

〔従来の技術Ｉ ８Ｂに従来のフロッピー型＆ｎ気記録再生装置（以下Ｆ
ＤＤと称す）に用いられる磁気ヘッドの構造としては第
１図に示したものがある。■は記録再生コア、２および
３は消去コア、６は記録再生ギャップ、４および５は消
去ギャップ、７．８および９はセラミックである。

また特開昭４８−５５７１７に見られるよう単に基板に
薄膜磁性体を形成するものも見られる。

さらには、実開昭４８−４８６１５に見られるように、
記録再生ギャップと消去ギャップの最外幅がコア部材の
外端まで設けであるものもある。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、例えばＦＤＤの場合はウインチニスター
型固定ディスク装置とは異なり、ディスクの互換性が要
求される。また機械公差や温度変化などにより、磁気ヘ
ッドのオフトラック量は数１０ミクロンある。従って、
別のＦＤＤで書かれたディスクのデータ上に他のＦＤＤ
で新たなデータを書く場合には、前に書かれたデータを
完全に消去しなければならない、また同一のＦＤＤにお
いても、温度変化等によりオフトラックが生じるため、
記録再生ギャップで新たなデータを書く時には、消去ギ
ャップで常にその両サイドを消去する必要がある。これ
らの理由から第１図のような構造になっているが、この
第１図に示した従来例の構造の欠点を列記すると、 （１）部品数および張り合せ回数が多い（２）記録再生
ギャップと消去ギャップのコントロールが性格にできな
い （３）記録再生ギャップと消去ギャップに内輪差が生じ
る （４）高トラツク密度化に対応するヘッドができない 等の課題点がある。

本発明はこのような課題を解決するもので、両サイドか
らの張合せをなくすことにより、簡単な構造のトンネル
イレーズタイプの磁気ヘッドを容易に提供することにあ
る。すなわち記録再生コアの両サイドからの消去コアの
張り合せをなくすことにより、構造の簡略化、記録再生
ギャップと消去ギャップとのキョリの正確さが図れると
ともに、より一層の高トラツク密度化に対応できる磁気
ヘッドを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の磁気ヘッドの製造方法は、記録再生キャップの
両サイドに消去ギャップを有するトンネルイレーズ型の
磁気ヘッドの製造方法において、前記磁気ヘッドの製造
方法は、非磁性板の一方の面に前記非磁性板の長手方向
に沿ってパターン化された部材Ａを、他方の面に前記部
材Ａのパターン間隙となるような幅とした部材Ｂを形成
したのち、前記非磁性板に部材Ａが形成された面にギャ
ップ層が形成されたバルク状磁性コアを、前記非磁性板
に部材Ｂが形成された面にギャップ層が形成されたバル
ク状磁性コアを張り合わせ、前記張りあわせた非磁性板
と、前記複数のバルク状磁性コアとを前記パターン化さ
れた部材Ｂと前記バタン化された部材Ａの間隙とを前記
非磁性板の長手方向に同時に切断分割することを特徴と
する。

以下に実施例を用いて本発明の詳細な説明する。

［実　施　例］ 第２図は磁気ヘッドのスライダー面側からみた平面図で
あり、本発明の基本構造となっている。

１１はバルク状磁性コアＡ、１３は記録再生ギャップ層
、１４は薄膜磁性コアＡまたはシート部材磁性コア、２
０は非磁性板、１６および１７は薄膜磁性コアＢまたは
シート部材磁性コア、１８は消去ギャップ層、１２はバ
ルク状磁性コアＢ、１９および２１はそれぞれ非磁性板
Ａおよび非磁性板Ｂである。第３図（ａ）は第２図（ａ
）の斜視図、第３図（ｂ）は第２図（ｂ）の斜視図であ
る。ただし第３図では、バルク状磁性コア例えばバルク
状磁性コアＡ、バルク状磁性コアＢ、非磁性板等を分離
して示している。

このように従来のヘッドと比較すると部品数が少なく、
記録再生ギャップと消去ギャップの間隔は非磁性板の厚
みで正確にコントロールできる。

また、使用されるディスクの径に対応させて、１６と１
７の薄膜磁性コアＢの位置を薄膜磁性コアＡの１４に対
して適当にずらせば、ギャップにアジマス角をつけるこ
となく内輪差を解消できる。

さらには、従来のタイプのヘッドは消去コアの厚みは５
０ミクロンが限度とされており、インチ当り２００トラ
ツクに対応するヘッドは不可能に近かったが、本発明で
は両サイドからの張り合せがなく、バルクコアの厚みの
限界まで可能であり、インチ当り２００トラツク用のヘ
ッドも容易に製作できる０本実施例の作用としては、薄
膜磁性コアＡ１４の幅で記録を行ない、薄膜磁性コアＢ
１６および１７の幅でその両サイドを消去する。再生時
にはバルク状磁性コアＡ　１．１と薄膜Ｇｎ性コアＡ１
４とのコアでループをつくり再生を行なうが、この場合
もギャップ、間が、従来はｍ性体が存在したが、はぼ非
磁性体であるためイレーズギャップからのクロストーク
も問題にはならない。

次に本願の磁気ヘッドの製造例を示す。第４図は第３図
（ａ）の例であり、まずトラック方向に長いバルク磁性
コアＡの３１側の面に記録再生ギャップ用のＳ　ｉ　０
２等を形成する。同じくバルクｇ１−ｔ！ｌ：コアＢの
３２側の面に消去ギャップ用の５ｉ０２等を形成する６
さらに非磁性板の両面に磁性コアＡ（部材Ａ）および磁
性コア（部材Ｂ）を薄膜形成技術により形成するか、あ
るいはシート部材を個別にエツチング技術により形成し
ておく。

シート部材の場合には、スライダー面側を連結しておけ
ば、スライダー面研磨の時に自動的に切断される。スラ
イダー面と反対側を連結してお（ことももちろん可能で
ある。上記のように形成したそれぞれの部品を第４図の
ような構成で張り合せ、そのあと破線で示した部分をス
ライスすればよい、第３図（ｂ）例の場合もほぼ同じ方
法で製造できる。このように、第１図の従来例の場合張
り合せ回数が８回であったのに対し、第４図の場合には
エツチング２回、張り合せが２回で済む。

第３図（ｂ）の例の場合でもエツチング２回、張り合せ
が３回で済む、最大の効果は何といっても、従来消去コ
アの張り合せを各ヘッド毎に行なっていたが、本願の場
合は不要であり、この点が工数を大幅に軽減すると共に
コストを大幅に下げる。

第５図は本発明の応用例であり、４１は記録再生用のバ
ックバー、４２は消去用のバックパー４３は記録再生コ
イル、４４は消去コイルである。本図の応用例ではヘッ
ドのサイドに設けるスライダーは図示していないが、従
来のスライダーがそのまま使える。なお記録再生ギャッ
プおよび消去ギャップを形成するためのＳ　ｉ　Ｏｚな
どの素材を上まで形成しているが、ギャップ近傍だけで
もよいことは明らかである。なお５ｉＯｚなどのギャッ
プ材は、バルクコア側でなく薄膜磁性コア上に形成して
もよい。

本願によって作製した磁気ヘッドをインチ当り３００ト
ラツクの装置に応用した１例を示せば、バルクコアの厚
みは約８５ミクロン前後であり、記録再生幅が約５６ミ
クロン、消去幅が片方で約２８ミクロンである。

以上説明したように、本発明によれば、部材Ａと部材Ｂ
とを張り合わせた非磁性板と、前記複数のバルク状磁性
コアとを部材Ｂと部材Ａの間隙とを非磁性の長手方向に
同時に切断分割する事により、部材Ａに対して、複数の
部材Ｂの幅を相対的に変えることができるので、内Ｉｔ
ｌ差を解消させるための形状を容易につくることができ
、同一の部材を用いて如何なる半径を有する磁気ディス
クであっても、それに適応した磁気ヘッドを早期に、ま
た極めて安価に提供できる。また、部品点数もバルク状
磁性コアと非磁性板だけであるので、高い位置精度を極
めて容易に得ることができるなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の実施例の斜視図。 第２図は本発明の実施例の平面図。 第３図は本発明の実施例の斜視図。 第４図は本発明の製造方法の例を示す図。 第５図は本発明の実施例を示す図。 １　・　・　・　・　・ ２、３　・　・　・ ４、５　・　・　・ ６　・　・　・　・　・ ７、８、９　・ １１　・　・　・　・　・ ｌ　２　・　・　・　・　・ ｌ　３　・　・　・　・　・ １４　・　・　・　・　・ １４ａ　　・　・　・　・　・ １６、１７　・　・　・ １６ａ、　　１７ａ　　・ １８　・　・　・　・　・　・ ・記録再生コア ・消去コア ・消去ギャップ ・記録再生ギャップ ・セラミック ・バルク状磁性コアＡ ・バルク状磁性コアＢ ・記録再生ギャップ ・薄膜又はシート状磁性コア ・部材Ａ ・薄膜又はシート状６ｎ性コア ・部材Ｂ ・消去ギャップ ｌ９・・・・・・・非磁性板Ａ ２０・・・・・・・非磁性板 ２１・・・・・・・非磁性板Ｂ ４１．４２・・・・バックパー ４３．４４・・・・励磁コイル 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　鈴　木　喜三部（他１名）第３図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録再生キャップの両サイドに消去ギャップを有するト
   ンネルイレーズ型の磁気ヘッドの製造方法において、前
   記磁気ヘッドの製造方法は、非磁性板の一方の面に前記
   非磁性板の長手方向に沿ってパターン化された部材Ａと
   、他方の面に前記部材Ａのパターン間隙となるような幅
   とした部材Ｂを形成したのち、前記非磁性板に部材Ａが
   形成された面にギャップ層が形成されたバルク状磁性コ
   アを、前記非磁性板に部材Ｂが形成された面にギャップ
   層が形成されたバルク状磁性コアを張り合わせ、前記部
   材Ａと部材Ｂとを張りあわせた非磁性板と、前記複数の
   バルク状磁性コアとを前記パターン化された部材Ｂと前
   記パターン化された部材Ａの間隙とを前記非磁性板の長
   手方向に同時に切断分割することを特徴とする磁気ヘッ
   ドの製造方法。