JPH02212845A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JPH02212845A
JPH02212845A JP3554189A JP3554189A JPH02212845A JP H02212845 A JPH02212845 A JP H02212845A JP 3554189 A JP3554189 A JP 3554189A JP 3554189 A JP3554189 A JP 3554189A JP H02212845 A JPH02212845 A JP H02212845A
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JP
Japan
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metal
iron
acid
sol
photosensitive
Prior art date
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Pending
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JP3554189A
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English (en)
Inventor
Akihisa Nakajima
彰久 中島
Sei Goto
聖 後藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性ジアゾ化合物を感光成分として含有する
感光性平版印刷版に関する。
〔発明の背景〕
従来、平版印刷版の作製に用いられるネガ型感光性平版
印刷版としては、アルミニウム板の支持体上にp−ジア
ゾジフェニルアミン−ホルムアルデヒド縮合体のような
感光性ジアゾ樹脂を主成分とする感光層を有する感光材
料が工業的に広く使用されている。
しかしながら、このような従来の感光性平版印刷版には
網点画像の再現性に問題がある。具体的には、いわゆる
点太りゃシャド一部における目開きの不良と称される問
題、即ち焼き付ける網ネガの網点に比べて露光・現像処
理して得られる版上の網点が網点面積率において増大す
る問題がある。
本発明者らは、このような網点画像の再現性の問題が、
前記のような感光性平版印刷版の支持体として鉄材を用
いることによって改良される温々を見いだしたが、これ
に伴って次のような問題が存在することを見い出した。
即ち、 鉄支持体に関する技術として、例えば特開昭55−14
5193号、同58−220796号、同59−311
92号公報等に記載されたクロム電着層を有する鉄支持
体、特開昭56−130395号、同56−13096
号、同56−150592号、同57−64597号公
報等に記載された電気鋳造によって粗面化された鉄支持
体が知られており、また、このような鉄支持体は、その
ままでは非画像部の親水性が十分でなく地汚れが発生し
易いので、非画像部の親水性を高める技術として、特開
昭58−220797号及び同59−11294号公報
により、水溶性高分子と水溶性金属塩との混合水溶液や
過マンガン酸カリ水溶液でも理する親水化処理方法が知
られている。
しかしながら、これらの親水化処理方法を適用した鉄支
持体を使用した感光性平版印刷版は、画像露光後、画像
部と非画像部が識別し難い(N光可視画性が悪い)とい
う問題、及び非画像部の親水性が未だ充分でないという
問題を有している。
特公昭62−55517号公報に記載されている、金属
のゾルを含んだ溶液で処理する親水化処理方法によれば
非画像部の親水性については改善されるが、露光可視画
性の良好な感光性平版印刷版は得られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、本発明の目的は、可視画性が良好で、かつ
画像再現性が改良された(具体的には点太りが少なく、
シャドーの目開きが良好な)ネガ型感光性平版印刷版を
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、鉄板の表面にめっきしさらに金属
又は金属の酸化物のゾルで表面処理した支持体上に、有
機塩ジアゾ化合物と光酸発生剤とを含有する感光層を有
する感光性平版印刷版によって達成される。
以下、本発明について詳述する。
本発明の感光性平版印刷版の支持体に用いる鉄板の材料
は、純鉄の他、鉄と他の元素との合金を包含する。鉄と
合金をつくる他の元素としては炭素、マンガン、ニッケ
ル等が挙げられる。合金としては、具体的には炭素鋼(
炭素(0,04〜1.7%)と鉄の合金)、炭素鋼より
炭素含有率の高い鋳鉄、更に他の元素(例えばマンガン
、ニッケル、クロム、コバルト、タングステン、モリブ
デン)を加えた特殊鋼(例えばマンガン鋼、ニッケル鋼
、クロム鋼、ニッケルークロム鋼)等が挙げられる。
上記炭素鋼としては、極軟*(炭素0.25%以下)、
軟鋼(0,25〜0.5%)、硬鋼(炭素0.5〜1.
0%)、極硬鋼(炭素1.0%以上)が包含される。
本発明において、鉄板の版面となる側の表面はめっさを
施す府に粗面化することが好ましい。
鉄板の表面の粗面化の手段としては、従来知られた種々
の方法が使用でき、例えば、機械的方法、化学的方法、
電解による方法が挙げられる。機械的方法としては、例
えばポール研磨法、ブラシ研磨法、液体ホーニングによ
る研磨法等が挙げられる。
化学的方法としては硫酸、リン酸、硝酸、塩酸、シュウ
酊、ビロリン酸、塩化第2鉄等を含む溶液でエツチン°
グする方法が挙げられる。電解による方法としては電解
によりエツチングする方法及び電解1:よりめっきする
方法が挙げられる。
本発明におけるめ・〕き処理は、鉄材に対して防錆効果
をもつ、N i 、 Cr 、 Cu又はSnを用いる
。なお、めっき金属は、前記の金属単体に限らず、これ
らの1種以上を含む合金、或いはこれらのうちの2種以
上の複合めっきも含まれる。
めっき後必要Iこ応じて化成処理を施すことができる。
化成処理は、クロム酸塩、重クロム酸塩、リン酸塩、モ
リブデン酸塩、ホウ酸塩、過ホウ酸塩などを含む溶液へ
の浸漬、或いは該溶液中での電解lこよる化成処理法が
含まれる。
上記のようにして、処理されて得られた支持体表面の中
心線平均粗さ(DIN4768に示されている)は好ま
しくは0.1〜3μ■であり、より好ましくは0.3〜
1.5μmである。
めっき処理の後にめっき処理された面に表面処理を施す
金属又は金属酸化物のゾルは金属又は金属酸化物を分散
質とするゾルで、該金属及び金属酸化物は水和物を包含
し、該金属及び金属酸化物の金属としては例えばAi2
.Tf、Zr、Cr、Nj 、Zn、Sn、MD。
Cu、Co、Fe、Pb、Cd、Mg、Ca等があり、
本発明においてはこれらの金属又は金属酸化物のゾルの
少なくとも1種が用いられ、Aα、Cr、Ni及びZn
が好ましく用いられ乙。
前記ゾルによる親水化処理方法としては、上記金属又は
金属酸化物を分散質として含むヒドロシル中で陰極電解
又は浸漬処理を行うのが好ましい。
該ヒドロシル中の金属又は金属酸化物の分散質の濃度は
1〜100g/Qが好ましい。又、ヒドロシルの安定性
を良くするために前記ヒドロシルからなる処理液中にク
ロム酸、リン酸、硫酸などの無機塩、クエン酸、酢酸な
どのを機酸或いは界面活性剤を添加することができる。
陰極電解条件としては、使用するゾルの種類によって異
なるが、電流密度は0.5〜IOA/da’、処理温度
は5〜50℃、処理時間は1〜60秒が好ましい。
本発明における有機塩ジアゾ化合物は、芳香族ジアゾニ
ウム塩と活性カルボニル含有化合物(例えばホルムアル
デヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂)の有機塩を
包含し、その中で有機溶媒可溶性のジアゾ樹脂が好まし
い。
該ジアゾ樹脂としては、例えばp−ジアゾジフェニルア
ミンとホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドの縮合物
と、米国特許3,300.309号明細書に記載されて
いるようなスルホン酸類例えばパラトルエンスルホン酸
又はその塩、ホスフィン酸類例えばベンゼンホスフィン
酸又はその塩、ヒドロキシル基含有化合物例えば2.4
−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン−5−スルホン酸又はその塩等の反応
生成物である有機溶媒可溶性ジアソ樹脂有機酸塩、特公
昭47−1167号公報の第6欄第41行〜第8欄第8
行に記載されている有機塩ジアゾ化合物等が挙げられる
また、本発明における有機塩ジアゾ化合物は、好ましく
は下記一般式(1)で表される構造単位を有する化合物
である。
一般式(1) 一般式(1)において、RIJ!及びR3は、各々水素
原子、アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基等)、又はアルコキシ基(例えばメトキシ基、ニド
キシ基等)を示しR4は水素原子、アルキル基(例えば
メチル基、エチル基、プロピル基等)又はフェニル基を
示し、Xは有機酸アニオン(例えばスルホン酸アニオン
、ホスフィン酸アニオン等)を示し、Yは−NH−5−
S−又は−〇−を示す。
一般式〔I〕において、214!4!及びR4が水素原
子又はメトキシ基、Yが−NO−であるものが好ましい
本発明のジアゾ化合物は、好ましくは前記一般式(I)
で表され、かつ、該式においてnは通常1〜200であ
る化合物であるが、nが5以上のものを20モル%以上
、更に好ましくはnが5以上のものを30モル%以上含
むジアゾ樹脂である。
上記のジアゾ樹脂は、公知の方法、例えば、7オツトグ
ラフイツク サイエンス アンド エンジニアリング(
Photo、Sci、Eng、)第17巻、第33頁(
1973)、米国特許2,063,631号、同2,6
79,498号明細書に記載の方法に従い、硫酸やリン
酸或いは塩酸中でp・ジアゾフェニルアミン等と(バラ
)ホルムアルデヒドとを重縮合させることによって得ら
れる。
その際、p・ジアゾフェニルアミン等と(バラ)ホルム
アルデヒドとをモル比で通常1 : 0.6〜1:2、
好ましくは、t:o、7〜1:1.5で仕込み、低温で
短時間、例えば10°C以下で3時間程度反応させるこ
とにより高分子量のジアゾ樹脂を製造することができる
。該ジアゾ樹脂を公知の方法により、有機酸塩にして、
本発明のジアゾ化合物として使用される。
本発明における感光層中には、さらに露光、即ち活性光
線の照射により酸を発生する化合物を含む。
このような化合物としては活性光線の照射により遊離基
を生成する下記一般式・〔■〕又は(I[I]で示され
るトリハロアルキル化合物が好ましく用いられる。
一般式(I[)において、xaは炭素数1〜3のトリハ
ロアルキル基を表し、Wは−NH−1−N=、−5−1
−3e−1−PH−1−P=又は−〇)l=を表し、Z
は一〇−1−S−1−NH−1−N=、−PH−又は−
P−を表す。Yは発色団基を有し、かつWと2を環化さ
せるに必要な非金属原子群からなる基を表す。点線は単
結合又は二重結合を表す。
一般式(I[[) %式% 一般式(m)において、Arはアリール基を表し、Xは
無機化合物の対イオン表す。
具体的には、例えば一般式(II)のトリハロアルキル
化合物としては、下記一般式(IV)、(V)又は(V
l)で表される化合物が含まれる。
メチル基、Aは置換若しくは非置換のアリール基又は置
換若しくは非置換の複素環基を表し、nは0.1または
2である。
一般式(IV)で表される化合物の具体的例示化合物と
しては、(IV)で表される化合物の具体的例示化合物
としては、 一般式(V) 一般式(Vl) 入a 一般式(rV)〜(Vl)において、Xaは炭素数1〜
3のトリハロアルキル基、Bは水素原子または等のベン
ゾフラン環を有するオキサジアゾール化合物、特開昭5
4−74728号公報に記載されている2−トリクロロ
メチル−5−(p−メトキシスチリル) −1゜3.4
−オキサジアゾール化合物等が挙げられる。
また、一般式(V)又は(Vl)で表される化合物の具
体例としては、特開昭53−36223号公報に記載さ
れている4−(2,4−ジメトキシ−4−スチリル)−
6=トリクロロメチル−2−ピロン化合物、2.41:
’ X −(トリクロロメチル)−6−p−メトキシス
チリル−S−トリアジン化合物、2,4−ビス−(トリ
クロロメチル)−6−p−ジメチルアミノスチリル−5
−トリアジン化合物が挙げられる。
本発明においては、ジアゾニウム塩、ホスホニウム塩、
スルホニウム塩及びヨードニウムのBF、−1PF、−
1SbF 、−1SiF、”−1CQO4−などの塩、
有機/)ロゲン化合物、オルトキノンジアジドスルホニ
ルクロリド、及び有機金属/有機/%ロゲン化合物も活
性光線の照射の際に酸を形成又は分散する活性光線感受
性成分として使用することができる。
原理的には遊離基形成性感光開始剤として知られるすべ
ての有機ハロゲン化合物をノ\ロゲン水素酸を形成し得
る感光性化合物として使用することができる。そのよう
な化合物の例は米国特許3,515.552号、同3,
536.489号、同3,779,778号及び西独間
特許公開公報2,243.621号に記載されている。
又、例えば西独国特許公開公報第2.610,842号
、特開昭54〜74728号、同55−77742号、
同57−16323号、同60−3626号公報に記載
の光分解により酸を発生させる化合物も使用することが
できる。
また、更に特開昭50−36209号公報に記載されて
いる0−す7トキノジアジドー4−スルホン酸ハロゲニ
ドも使用することができる。
また、本発明において適当な染料と組合せて前記のトリ
ハロアルキル基を有する化合物に加えて、ざらに0−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホン酸ハロゲニドあるい
は特開昭55−6244号、同59−2184.42号
公報などに記載の0−ナフトキノンジアジド系の化合物
を併用することもできる。
これらの活性光線の照射により酸を発生し得る化合物の
含有量は、その化学的性質及び感光層の組成あるいは物
性に依って広範囲に変光ることができるが、感光層の固
形分の全重量に対して約0゜1〜約10重量%の範囲が
適当であり、好ましくは0゜2〜5重量%の範囲である
本発明の感光層には、更に性能を向上させるために種々
の公知の添加剤を加えることができる。
例えば、ビクトリアピュアーブルーBOH,ビクトリア
ブルーB(以上、保止ケ谷化学社製)、ビクトリアブル
ーベースF4R(B 、A 、5 、F社製)、クリス
タルバイオレット(住友化学社製)、ローダリンブルー
6G(バイエル社製)、オイルブルー# 603(オリ
エント化学工業社製)等の油溶性染料を感光性組成物中
に0.5〜IO重量%、好ましくは1〜5重量%添加さ
せてもよい。
その他、塗布性を改良するためのアルキルエーテル類(
例えばエチルセルロース、メチルセルロース、フッ素系
界面活性剤類や、ノニオン系界面活性剤〔例えば、プル
ロニックL −64(旭電化株式会社社製)〕、塗膜の
柔軟性、耐摩耗性を賦与するl;めの可塑剤(例えばブ
チルフタリル、ポリエチレングリコール、クエン酸トリ
ブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル
酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、オレイン
酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸又はメタクリル
酸のオリゴマー)、画像部の感脂性を向上させるための
感脂化剤(例えば、特開昭55−527号公報記載のス
チレン−無水マレイン酸共重合体のアルコールによるハ
ーフエステル化合物等)、公知の安定剤〔例えば、リン
酸、亜リン酸、有機酸(クエン酸、シュウ酸、酒石酸、
ポリアクリル酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスル
ホン酸、4−メトキシ・2−ヒドロキシベンゾフェノン
−5・スルホン酸等)〕等が挙げられる。
これらの添加剤の添加量はその使用対象目的によって異
なるが、一般に全固形分に対して、 0.01〜30重
量%が好ましい。
本発明においては、上記の感光性lIl成物を適当な溶
媒に溶解して、前述の鉄支持体に塗布し、本発明の感光
性平版印刷版が得られる。
本発明の感光性組成物を溶解する際に使用し得る溶媒と
しては、メチルセルロース、メチルセロンルプアセテー
ト、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート、
ジエチレングリコール七ツメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチル
エーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピ
レングリコール、プロピレングリコールモノエーテルア
セテート、プロピレングリコール、モノエチルエーテル
アセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテル
、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリ
コールメチルエチルエーテル、ギ酸エチル、ギ酸プロピ
ル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル
、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチ
ルシクロヘキサノン、ジアセトンアルコール、アセチル
アセトン、γ−プチロラクトン等が挙げられる。これら
溶媒は、巣独或いは2種以上混合して使用することがで
きる。
本発明の感光性組成物を支持体表面に塗布する際に用い
る塗布方法としては、従来公知の方法、例えば回転塗布
、ワイヤーバー塗布、デイツプ塗布、エアーナイフ塗布
、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等が可能
である。この際塗布量は用途により異なるが、例えば固
形分として0.5〜5.0g/la”が好ましい。
こうして得られた感光性平版印刷版の使用に際しては、
従来から常用されている方法が適用され得、例えば線画
像、網点画像などを有する透明原画を感光面に密着して
露光し、次いでこれを現像液にて現像することにより、
原画に対してネガ型のレリーフ像が得られる。露光に好
適な光源としては、水銀灯、メタルハライドランプ、キ
セノンランプ、ケミカルランプ、カーボンアーク灯など
が使用される。
本発明に係る感光性印刷版の現像処理に用いられる現像
液は公知のいずれのものであってもよいが、好ましくは
以下のものがよい。すなわち感光性印刷版を現像する現
像液は、水、或いは特定の有機溶媒及び/又はアルカリ
剤を含む水溶液が挙げられる。ここに特定の有機溶媒と
は、現像液中に含有させたとき上述の感光性組成物層の
未露光部(非画像部)を溶解又は膨潤することができ、
しかも常温(20”0)におC\て水に対する溶解度が
10重量%以下の有機溶媒をいう。このような有機溶媒
としては上記のような特性を有するものでありさえすれ
ばよく、これら有機溶媒の中では、エチレングリコール
モノフェニルエーテルとベンジルアルコールが特に有効
である。
他方、現像液中に含有されるアルカリ剤としては、 (A)  ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第二又
は第三リン酸のナトリウム又はアンモニウム塩、メタケ
イ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア等の無機
アルカリ(B)  モノ、ジ又はトリメチルアミン、モ
ノ、ジ又はトリエチルアミン、モノ又はジイソプロピル
アミン、n−ブチルアミン、モノ、ジ又はトリエタノー
ルアミン、モノ、ジ又はトリプロパツールアミン、エチ
レンイミン、エチレンジアミン等の有機アミン化合物等
が挙げられる。
又、現像液中には、現像性能を向上させるために例えば
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウムなどの水溶性亜硫酸
塩、例えばイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、n−7’チルナフタレンスルホン酸ナトリウムなど
のアニオン界面活性剤、例えばN−メチル−N・ペンタ
デシルアミノ酢酸ナトリウムのような両性界面活性剤、
有機溶剤の水への溶解を助けるために、例えばアルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトンのような可溶化剤を
添加することができる。
〔実施例〕 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はその要旨を超えない限りこれら実施例に限定される
ものではない。
支持体の作製 支持体−1 厚み0−15mmの鋼板の平面をボーメ40′の塩化第
二鉄溶液でエツチングして、粗面化し、これに硫酸塩浴
を用い、温度50″C1電流密度5A/d+i”の条件
で、Znを4μ醜メツキした後、親木処理として粒径1
00mmのCrゾル20gIQ、リン酸LOgIQを含
む溶液中で、鋼板を陰極として2A/dw”の電流密度
で30秒電解を行い、水洗、乾燥して支持体−1を得た
支持体−2 厚み0.09II11の圧延鋼箔表面に5μ層のFeメ
ツキを施して、表面粗さ0.4μ−とし、更にサージェ
ント浴を用いて、温度45’C,電流密度40A/dg
I’の条件で、厚み0.1gmのCrメツ、キを行い、
親水化処理として粒径50μ−のアルミナゾル(アルミ
ナゾル−200,8産化学製) 30g/Q 、 りo
ム酸5g/rtヲ含む水溶液中に浸漬し、乾燥して支持
体−2を得た。
支持体−3 厚さ0.24su+のアルミニウム板(材質1050、
調質H16)を5重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に
おいて6060で1分間脱脂処理を行った後、IQの0
.5モル塩酸水溶液中において温度:25°C1電流密
度二60^/ d s ” 、処理時間:30秒間の条
件で電解エツチング処理を行った。次いで、5重量%水
酸化ナトリウム水溶液中で60°C,10秒間のデスマ
ット処理を施した後、20mm1%M酸溶液中で温度=
20@C,電流密度: 3 A/da”、 ’A理待時
間:l 分間ノ条件で陽極酸化処理を行った。更に、3
06Cの熱水で20秒間、熱水封孔処理を行い、平版印
刷版材料用支持体のアルミニウム板を製作した。
(高分子結着剤の合成) 共重合体−1 N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド(H
yP) 17.7g、アクリロニトリル(AN) 12
.7g。
アクリル酸メチル(MA) 12.9g、アクリル酸エ
チル(EA) 43g、メタクリル酸(輩AA) 6.
9g (仕込みモノマーモル比: HyP/ AN/ 
MA/ EA/ MAA −No/ 24/ 15/ 
43/ 8)をアセトン95sOとメタノール95m1
2の混合溶液に溶解させ、アソビスイソブチロニトリル
2.5gを添加し、窒素気流下、約8時間、還流下(約
55〜60℃)に重合反応を行った。反応終了後、反応
液を水中に投じて、共重合体を沈澱させ、50℃で一昼
夜真空乾燥させた。この共重合体−1の重量平均分子量
は、ゲルバーミエーシジングラフ法(以下、cpc s
略す、)の測定から、ポリスチレン換算9.5万であっ
た。
共重合体−2 N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド14
.2g、アクリロニトリル12.7g、アクリル酸エチ
ル59.5g1 メタクリル酸7.3g (仕込みモノ
マーモル比: HyP/ AN/ EA/ MAA= 
8/ 24/ 59.5/ 8.5)を、共重合体−1
の合成と同様にして合成した。共重合体−2の重量平均
分子量はGPC測定より9万であった。
感光性組成物塗布液のm成 感光性組成物塗布液(1) p−ジアゾジフェニルアミンとバラホルムアルデヒドの
縮合生成物のp−トルエンスルホン酸塩       
     1.0g光酸発生剤(下記ネI)     
    0.1g前記共重合体−I         
  10gビクトリアピュアーブルー (保止ケ谷化学(株)製)       0.12gメ
チルセロソルブ          50g感光性組成
物塗布液(2) p−ジアゾフェニルアミンとバラホルムアルデヒドの縮
合物のベンゼンホスフ ィン酸塩               1.0g光酸
発生剤(下記ネ2)         O,1g前記共
重合体−210g ビクトリアピュアーブルー (保止ケ谷化学(株)製)       0.12gメ
チルセロソルブ          50g前記支持体
に前記感光性組成物塗布液を回転塗布機を用いて塗布し
、85°Cで3分間乾燥し、感光性平版印刷版試料を作
製した。支持体と感光性組成物塗布液との組み合わせは
表1に示すとおりとし、塗布量は乾燥重量で2.0g/
■3であった。
これらの試料について網点画像を有するネガ原稿を密着
して、2万wメタルハライドランプ(岩崎電気(株)製
アイドルフィン2000)を光源とシテ8.0IIw/
c+w”の条件で謂光した後、5DN−21(コニカ(
株)製)を水で4倍に希釈した現像液で25°C145
秒間現像して網点画像を有する平版印刷版を作製し、ド
ツトメータ(サクラエリアダック、コニカ(株)製)を
用いて小点およびシャド一部の再現性について測定した
。結果を表1に示す。表1において、小点の再現性は原
稿の網点面積率5%の網点に対応する版上の網点の網点
面積率、シャドー部の再現性は原稿の再現される最大の
網点面yl率である。可視画性については目視判定の結
果、実表  1 表1から、本発明による感光性平版印刷版は、従来の技
術によるものと比べて網点画像の再現性に優れているこ
とが分かる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、可視画性が良好で、かつ画像再現性(
具体的には、点太り及びシャドーの目開き)が改良され
たネガ型感光性平版印刷版を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機塩ジアゾ化合物と光酸発生剤とを含有する感光層を
    、鉄板の表面にめっきしさらに金属又は金属の酸化物の
    ゾルで表面処理した支持体上に有することを特徴とする
    感光性平版印刷版。
JP3554189A 1989-02-14 1989-02-14 感光性平版印刷版 Pending JPH02212845A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1065025A3 (en) * 1999-06-30 2003-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Laser working method, method for producing ink jet recording utilizing the same, and ink jet recording method produced by such method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1065025A3 (en) * 1999-06-30 2003-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Laser working method, method for producing ink jet recording utilizing the same, and ink jet recording method produced by such method

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