JPH02212768A

JPH02212768A - 採液管

Info

Publication number: JPH02212768A
Application number: JP1034474A
Authority: JP
Inventors: Sakae Yamazaki; 山崎　栄; Takahito Murashita; 尊人村下
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1989-02-13
Filing date: 1989-02-13
Publication date: 1990-08-23
Also published as: US5061263A; EP0383262A3; JPH02216053A; EP0383262A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は採液針により液体を採取するために用いられる
採液管に関し、特に封止部材としてフィルム状のガスバ
リヤー性部材および再シール性部材を備えた所謂フィル
ムシール型の採液管に関する。

Ｆ従来の技術１従来、この種の採液管、例えば血液検査に用いられる採
血管は、ガラスあるいはプラスチック製の有底管体と、
この有底管体の開口部を封止する封止部材とから構成さ
れている。そして、この封止部材は、例えばアルミニウ
ム箔により形成されたフィルム状のガスバリヤー性部材
と、このカスバリー・−性部材−［二に固定され、採液
針の抜去後に刺通部位を再シールし得る再シール性部月
とにより構成され−Ｃいる。

ところで、このようなフィルムシール型の採血管では、
ガスバリヤ−性部材は有底管体の開口端に設けたフラン
ジ部に接着剤により接着され、さらにこのガスバリへ・
−性部材トに再シール性部材が接着固定されるようにな
っていた。

「発明が解決しようとする課題］しかしながら、上述の従来の採血管にあっては、ガスバ
リヤ−性部材および再シール性部材を固定する際に、そ
れぞれ接着剤を用いているため、接着作業が煩雑である
とともに、−旦接着させてしまうと、剥がすのが容易で
はなかった。

また、採血の後に、封止部材を剥して検査のために内部
の血液を取り出し、さらに再度封止するような場合には
、剥した封止部材は再使用ができず、このため新たに）
１１ト部材を用意しなければならないという問題があっ
た。

本発明はかかる問題、＋５．　ｉ、二鑑みてなさオＩＩ
・イ）の−Ｃあって、基本的に煩雑な接着作業が不要で
あり、組立作業が簡単であるとともし４−１開閉が容易
であり、しか６封止部材の再使用＊−’ｉ’ｉｌ能と一
釘る↑−５浦管を提供することを目的とする。

［課題を解決するだめの一１４段］ト記従来の課題を解決するために、本発明による採液管
は、一端が開Ｕ」するとともに４ｉ〜端が閉塞してなる
有底管体と、採液針の祷去後番にす！１１通部４：ｉを
再シールし得る再シール性部材およびガスバリヤ−性部
材を有し、かつ前記イｌ′底管体の開「ｌを封止する封
止部材と、前記有底管体の開［−１部に対応した第１の
採油針貫通部を有するとともに前記有底管体の開口部に
当該開口端との間にン、−ル材を介在させて装着される
第１のギャップ部材とを備え、該第１のキャップ部材−
Ｆ番に前記刺止部材が位置するよう構成したことを特徴
とする。ここ゛Ｃ１前言２有底管体には、開口端の外１
１”、１壁而に第１の螺子部を形成し、かつ自ｉＩ記キ
ャップ部材の内壁面には前記第１の螺子部に螺合し得る
第２の螺子部を形成し、第２の螺ｒ部を第１の螺子部に
螺着させることによりギャップ部材を装着させる態様と
することが好ましい、さらに、ｉｉｌ記第１のキャップ
部材の第１の採液針貫通部に対応して第２の採液針貫通
部を有する第２のヤヤツブ部材を第１のキャップ部材に
嵌合させることにより、前記封止部材を第１のキャップ
部材の上面に押圧固定させる態様とすることがより好ま
しい。

［作　用］上記構成により本発明による採液管においては、第１の
キャップ部材をシール材を介在させた状態て有底管体の
開１」外周に嵌合させるとともに、該第１のギャップ部
材−トに封止部材を固定さ（することにより、当該開口
部が封止される。ここで、第１のヤヤップ部材を取り外
し、採取した液体の分集を行うような場合には、封止部
材は当該キャップ部材−Ｌに固定されているため、同時
に外れ、したがってト１止部材の再使用が可能となる。

また、特にＸ−ヤップ部材を有底管体に対して螺子締め
させる構成とすれば、上記組立作業および開口部の開閉
作業がさらに容易となる。

［実施例］以下、本発明の実施例を図面を谷間して具体的に説明す
る。

第１図は本発明の第１の実施例に係る減圧採血管の要部
を断面して示す側面図である。図中、１は例えばポリエ
チレンテレフタレート（Ｐトー′■゛）等のプラスデッ
ク材料により形成され、−ト端部に開口部２を有する有
底管体である。この有底管体１の開口端２ａ周縁にｔ」
フランジ部３が一体的し、−般けられている。このフラ
ンジ部３の土面に環状のシール材４が位置決めされ、こ
のシール材４を第１のキャップ部材５が抑圧固定するよ
うになっている。シール材４としてはＯリングが用いら
れるが、その代りに第１のキャップ部材５側にライニン
グゴム層を形成するようにし−Ｃもよい。

上記キＡ・ツブ部材５は中央部ＩＪ第１の採液側１′Ｉ
通部６が設けられており、この採液針貫通部〔３を封止
部材７により、内部に例えば抗凝固剤等を１４人した状
態で、かつ所定の減圧状態を維持するように封止するよ
うになっている。この封止部材７は、例えばアルミニウ
ム箔により形成されるとともに、キャップ部材５上に接
着固定されて採液針貫通部６を覆うガスバリヤー性部材
７ａと、例えば天然ゴムにより形成されるとともにガス
バノヤー性部材７ａ上に接着固定された再シール部材７
ｂとにより構成されている。なお、ここでＦガスバリヤ
−性］とは、ガス（／Ｉ２素ガス、炭酸ガス、水蒸気等
）を完全に遮蔽するものに限らず、酸素ガスで０　、　
　Ｉ　Ｘ　ｌ　Ｏ−”ｍｆｆ　−ｍｍ７ｃｍ２ｓｅｃ　
−ｃｍＨｇ　（２０℃）、水蒸気でＩ　Ｘ　１．０−３
ｇ　−ｍｍ／　ｍ”　２４ｈｒｓ　　（４０℃、９０％
ＲＨ）程度のガスを透過するものも含むものとし、要は
実用上の「ガスバリヤ−性」を有することを意味する。

再シール性部材７ｂは、後述のように採血が行われた後
に採液針の刺通部位を再シールするものである。

キャップ部材５の内周壁面には第２の螺子部、例えば雌
螺子部５ａが形成されている。一方、この雌螺子部５ａ
に対応して有底管体１のフランジ部３の外周壁面には第
１の螺子部として例えば雌螺子部３ａが形成されている
。

すなわち、このキャップ部材５は、有底管体１への装着
に際して、頭部を回転させながら螺子部めするもので、
これにより有底管体１の開口端２ａとの間にシール材４
を介在させた状態で容易にかつ強固に固定させることが
できる。なお、この作業は真空中では困１１であるので
、予めキャップ部材５を弛めに螺子部めし、その後真空
中において強く螺子部めするようにすれば、当該キャッ
プ部材５の真空中での回転距離が短くて済むので、その
作業が容易になる。また、上記ガスバリヤー性部材７ａ
および再シール性部材７ｂのキャップ部材５上への接着
固定は、キャップ部材５の有底管体ｌへの装着の前後い
ずれに行ってもよい。

このようにして組立てられた採血管により、血液の採取
を行う場合には、図示しない採血ホルダーに設けられた
中空の穿刺針が、再シール性部材７ｂおよびガスバリヤ
ー性部材７ａに穿刺され、さらにキャップ部材５の採液
針貫通部６を通って有底管体ｌの内部に刺通されること
となる。そして、穿刺針の先端から導入された血液は、
有底管体１の内部の減圧状態により、穿刺針の中空部を
通って採血管の内部に流入し、これにより採血が行われ
る。また、採取した血液を成分毎に分離する場合には、
キャップ部材５を弛めて取り外すことにより、同時にガ
スバリヤー性部材７ａおよび再シール性部材７ｂを取り
外すことができるとともに、再度封止する際にもこれら
を再使用することができる。

第２図は本発明の第２の実施例を示すものである。本実
施例においては、第１のキャップ部材５上に、さらに第
２の採液針貫通部９を有する第２のキャップ部材８を強
嵌合させて、再シール性部材１０を押圧固定させるもの
である。この場合には、再シール性部材ＩＯはガスバリ
ヤー性部材７ａ上に接着させる必要はないが、その外径
はガスバリヤー性部材７ａのたわみを防止するために開
口部２の内径より太き（することが好ましい。

このような構成とすることにより、本実施例では、再シ
ール性部材１０を第２のキヤ・ノブ部材１０の内部に収
納することができる。したがって、採血した後、当該再
シール性部材］０の血液溜り１０ａに血液が付着しても
、これが手に付着するようなおそれがなくなる。また、
本実施例においては、図のように第２のキャップ部材８
の下端内周部に第１のキャップ部材５の下面に係合し得
る環状係合部８ａを設けるようにすれば、第２のキャッ
プ部材８をより強固に装着させることができる。

以上に実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変
更しない範囲で種々変更可能である。例えば、第１の実
施例においては、第１のキャップ部材５を有底管体１に
対して螺子部めして装着させる構成としたが、これは螺
子部を設けることなく、キャップ部材を有底管体ｌの開
口外周面に対して強嵌合させるような構成としてもよい
４、にのような構成であれば、キャップ部材５のへ空中
での装着作文が容易になる。また、＋１　ｘｚ′ｅ施例
にｉ５いＣは、ガスバリヤ−性部材７ａとしてアルミニ
ウム箔を用いたが、ガスバリヤ−性をイｉ　ｉ’るもの
であれば、合成樹脂を用いてもよい。

さら（、二、不ｉｆＫ管（本１はブラスヂ・ンク製のも
のに限らず、ガラ２．製のものでもよい。

１か、−１紀実施例に才５いては、本発明を血液を採取
４゛るための減圧採血管を例にしｒ説明したが、イの他
の体液や液体の採取に用いられる採液管に−）いても適
用できることは勿論である。

［発明の効果］以上説明したように本発明による採液管番こよれば、第
１のキャップ部材をシール材を介在させて（１′底管体
の開［−１外周に装青させるとともに、該第１のキー・
・・ノブ部材上に封止部材を位置させるように１５１．
なので、１・１十作業オなわぢ組立作業が容易になると
ともに、開閉ｆＩｊｊ作も容易になり、しかも封１１一
部材の再使用も可能になる。また、さらに第２のギャッ
プ部材を第１のキヤ・ノブ部材に嵌合させ−Ｃ，封止部
材を第１のキヤ・ノブ部利十（こｆｌｌｌ　ＩＥ＋−固
定させるようにすれば、Ｆ４　＋ｔ′部材を内部番ご１
１！納することができ、したがって、血液が人体に接触
する危険性：が軽減されるという効果を奏−４る。、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例に係る基１−ト採血管の
要部を断面しで示す側面図、第？図は本発明の第２の実
施例シ二係る減圧採血管のｉｇｊ部断面断面図゛ある。１・・−有底管体、　　？・・・開口部、２ａ・・・開
「１端３・・・フランジ部、　　５・・・第１のヤヤッ
プ部材６・・・第１の採液針貫通部７・・・）・１止部材、　　７ａ、ＩＯ・・・再シール
性部材７ｂ・・・ガスバリヤ−性部材８・・・第２のギャップ部十Ａ９・・・第２の採液針貫通部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一端が開口するとともに他端が閉塞してなる有底
管体と、採液針の抜去後に刺通部位を再シールし得る再
シール性部材およびガスバリヤー性部材を有し、かつ前
記有底管体の開口を封止する封止部材と、前記有底管体
の開口部に対応した第１の採液針貫通部を有するととも
に前記有底管体の開口部に当該開口端との間にシール材
を介在させて装着される第１のキャップ部材とを備え、
前記第１のキャップ部材上に前記封止部材が位置するよ
う構成したことを特徴とする採液管。
（２）前記有底管体は、開口端の外周壁面に第１の螺子
部を形成してなり、かつ前記キャップ部材の内壁面に前
記第１の螺子部に螺合し得る第２の螺子部を形成してな
り、第２の螺子部を第１の螺子部に螺着させてなる請求
項１記載の採液管。
（３）前記第１のキャップ部材の第１の採液針貫通部に
対応して第２の採液針貫通部を有するとともに、前記第
１のキャップ部材に嵌合して前記封止部材を第１のキャ
ップ部材の上面に押圧固定する第２のキャップ部材を設
けてなる請求項１または２記載の採液管。