JP2500708B2 - 採血管 - Google Patents

採血管

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JP2500708B2 JP3125483A JP12548391A JP2500708B2 JP 2500708 B2 JP2500708 B2 JP 2500708B2 JP 3125483 A JP3125483 A JP 3125483A JP 12548391 A JP12548391 A JP 12548391A JP 2500708 B2 JP2500708 B2 JP 2500708B2
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    • B01L2300/041Connecting closures to device or container
    • B01L2300/044Connecting closures to device or container pierceable, e.g. films, membranes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は採血管に関する。より詳
しくは管体に容易に嵌着でき、そして外れにくいにもか
かわらず、特定のある方向からは容易に外れる機能を有
する栓を装着した減圧採血管であり、かつ、中空針と栓
体間の穿刺抵抗を小さくした減圧採血管に関する。
【0002】
【従来の技術】採血管は採血操作を簡便化するために内
部を減圧した状態で栓を施し、減圧採血管として一般に
広く普及されている。採血管の素材としては当初ガラス
であったが、現在は破損の心配や廃棄物処理の関係上、
合成樹脂製採血管が種々開発されている。
【0003】合成樹脂を減圧採血管に使用するために
は、気体透過性の小さな素材いわゆるガスバリア性に優
れた樹脂例えばポリエチレンテレフタレート等が使われ
ている。またゴム栓の素材としても同様に、ガスバリア
性の優れたブチルゴムや天然ゴムが用いられている。一
般にポリエチレンテレフタレートからなる有底管に、真
空状態下でゴム栓を打栓(真空打栓法)した形態の減圧
採血管(以下、従来技術1という。)が広く普及してき
ている。従来技術1はポリエチレンテレフタレート管と
ゴム栓から少しは気体が透過するので、減圧採血管を製
品として在庫している間に、真空度が不十分になってし
まうという品質劣化をきたす。
【0004】そこで、合成樹脂製でありながら、前記品
質劣化の少ない減圧採血管を開発する必要性、すなわ
ち、有底管と栓体の気体透過性を抑制する処置を施す必
要性から、また、血液サンプル供給に穿刺法を採用して
いる血液学検査用自動分析機の普及によって、その対応
面から、ゴム栓を採用しないで有底管の開口部に気体透
過性のほとんどないガスバリア性フイルム(例えばアル
ミラミネート)を真空状態下で融着し、かつフイルム上
の中央に肉薄のゴム片を接着させた減圧採血管(以下、
従来技術2という。)がある。従来技術2によって、減
圧採血管を在庫している間に、真空度が不十分になって
しまうという品質劣化の問題解決となり、穿刺部分のゴ
ム層の肉薄化もでき、それ故に減圧採血管への穿刺抵抗
を小さくし、かつ針を引き抜く際の抵抗をも小さくでき
るために、穿刺法を採用している自動分析機にも容易に
対応できることとなった。なお、穿刺抵抗が小さいと採
血に際して細い針を使用することができ、穿刺時の検体
提供者へ与える負担を軽くできることにもなっている。
【0005】またゴム栓に付着した血液からの血液感染
を防ぐために、テーパを備えたキヤツプでゴム栓部分を
覆った減圧採血管(以下、従来技術3という。)も存在
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の三種類の採血管
は所々に問題を抱えている。従来技術1の採血管は使い
やすさに関して問題はないが、有底管とゴム栓だけでは
その嵌合強度の甘さのために、採血操作時や穿刺法を採
用した自動分析機の対応に不安がある。つまり自動分析
機の場合ならば、従来技術2に比し太い針で穿刺し、測
定用血液サンプルを分析機へ供給後、針を引き抜く際、
針とゴム栓間の抵抗が大なれば、この抵抗力が有底管と
ゴム栓の嵌合強度を上回り、ゴム栓が抜け、自動分析機
内で血液が洩れる可能性がある。また、採血操作時にお
いてもゴム栓への穿刺抵抗が大なる故に、従来技術2な
みの細い針を使用すれば折れ曲がってしまう可能性があ
り、おのずから太い針を使用しなくてはならず、検体提
供者へ与える採血時の負担が大きくなる。その他、ゴム
栓を抜き再度栓をし終えた際、採血管内部の空気を圧縮
したがため、自然にゴム栓が外れるといった、いわゆる
ホツプアツプ現象も確認されている。
【0007】従来技術2は、次の問題がある。遠心分離
処理後の血液サンプルを移すに当たり、従来技術1なら
ばゴム栓を片手で外すことができたが、従来技術2のも
のは開封操作に際し、両手を用いる点、すなわち、片手
で出来ないことが従来技術1と異なる。これは操作に手
間取るという欠点である。
【0008】製造に関しても前述した通り、真空状態下
での融着であるため従来技術2を採用するには、従来技
術1の製造方法を変更せねばならない問題がある。また
採血時、一本のホルダー内の中空針で数本の採血管を穿
刺するため使用の度に少しずつホルダー内で中空針の位
置が変わり、中空針がゴム片を貫かずアルミラミネート
フイルムを貫き、血液が洩れ出すと言った危険性も心配
される。以上の他にフイルムを剥がした後、再度栓をす
る必要ができたときは専用キヤツプを別に用意せねばな
らない問題があった。
【0009】また従来技術3は血液からの感染予防の長
所を有するものの、従来技術1と同じ問題を抱えてい
る。
【0010】本発明者は、ガラス製の減圧採血管の製造
方法を採用しつつ、合成樹脂製の減圧採血管を製造し、
自動分析機への対応、穿刺抵抗の低下、穿刺には細い針
が使用できること、採血管を長期間保存しても真空度低
下という品質劣化が少ないこと、採血・分析操作はガラ
ス製のものと同様に簡単に行えること、ゴム栓を外した
後、再度栓をすることのできること、ホツプアツプの生
じないこと等の課題を解決する採血管を開示するもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は (i)開口部と閉
鎖部を有する有底管体であって、血液を収容するための
排気可能な上記有底管体と、(ii)上方の環状フランジ部
と下方の環状スカート部とを有する環状の栓本体であっ
て、該環状フランジ部の上方に上部凹所と該環状スカー
ト部により形成される底部凹所とを所有し、該上部凹所
と該底部凹所との間に中空針の穿刺部を設けた上記栓本
体と、(iii) 上記有底管体の該開口部に上記栓本体を嵌
着させた際、その外部に位置する上記有底管体と上記栓
本体の嵌合補強用のキヤツプ本体と、から構成される採
血管において、
【0012】上記有底管体の該開口部に環状フランジ部
を有し、該環状フランジ部径が下方に向かって大きくな
るよう設定されてなり、上記栓本体を上記有底管体に嵌
着させた際、上記栓本体の該環状フランジ部と上記有底
管体の該環状フランジ部によって二重の環状フランジ部
を形成し、また着脱可能な上記キヤツプ本体であって、
該キヤツプ本体は開放端と閉鎖端を有し、該閉鎖端は中
央に中空針を穿刺するための孔を有し、該開放端は、一
方の半円が上記有底管体の該環状フランジ部の下方に、
これに対する他方の半円が上記二重の環状フランジ部の
間に位置する段違いの環状突起を該開放端の内側に所有
してなる上記嵌合補強用のキヤツプ本体であることを特
徴とする採血管を要旨とする。
【0013】以下、本発明を図面で詳細に説明を行う。
図1は本発明の構成の一部を示し、ゴム栓を取り付けた
有底管の中央縦断面図である。本発明の有底管(10)の素
材はガラスや合成樹脂でできている。合成樹脂の場合の
好ましい例としては、遷移金属有機塩を含有するポリエ
チレンテレフタレートとポリm−キシリレンアジパミド
の混合物がある。この際、外観上の問題として透明感を
強調するために有機顔料を添加する。また有底管(10)の
開口部の外側には下方に向かって拡がった環状のフラン
ジ部(11)を設けてある。素材が合成樹脂であれば射出成
形法によって容易に本発明の有底管(10)を成形すること
ができる。
【0014】本発明のゴム栓(20)の素材はブチルゴムや
天然ゴム或いはそれらの混合物である。また本発明のゴ
ム栓(20)は上方の環状フランジ部(21)と下方の環状スカ
ート部(22)を有し、上方の環状フランジ部(21)と下方の
スカート部(22)の円にみたてての中央にそれぞれ凹所(2
3 、24) を形成している。それらの凹所(23 、24) の間
に、採血時の中空針や穿刺法を採用した自動分析機の血
液サンプル採取針で穿刺される穿刺部(25)があり、その
肉厚は 0.5〜2.5 mmに設定してある。なお、本発明のゴ
ム栓は圧縮成形法によって容易に準備することができ
る。
【0015】図2は本発明のキヤツプの断面図である。
本発明のキヤツプ(30)は閉鎖端(31)と開放端(32)を有す
る。閉鎖端(31)には採血時の中空針や穿刺法を採用した
自動分析機の血液サンプル採取用の針を穿刺するため
に、中央に孔(33)が設けられてある。開放端(32)にはそ
の内壁に2個の半円状に展開する突起(34 、35) があ
る。半円状に展開する突起(34)と (35) は互いに対面
し、かつ段違いに突出するように設計されている。また
上段に位置する突起、すなわち、半円状に展開する突起
(35)側の上端には半円状に展開するフランジ部(36)を外
側に突出するように設計されている。なお、半円状に展
開する該フランジ部(36)を設けることによって、キヤツ
プ(30)とゴム栓(20)を一体にして有底管(10)から取り外
す方向性を示すとともに、その操作を容易にすることが
できる。前述の段違いに対面する半円状に展開する突起
(34 、35) は、キヤツプ(30)が図1に示す有底管とゴム
栓上に取り付けた際、下方の突起(34)が有底管体の環状
フランジ(11)の下方に、上方の突起(35)がゴム栓の環状
フランジ(21)と有底管体の環状フランジ(11)の間、すな
わち、両フランジによって形成される二重の環状フラン
ジ部の境界に位置するように設計されてある。なお、内
部に突出した突起部(34 、35) の内径と開放端(32)の内
径の差が1mm程度であるため、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等の汎用プラスチツクを用いれば、容易に射出成
形法で本発明のキヤツプを作ることができる。
【0016】なお、本発明採血管は有底管(10)にゴム栓
(20)を真空打栓して後、キヤツプ(30)を取付けることに
よって製造することのほか、真空打栓を行うとき、同時
にキヤツプ(30)を取付けて製造してもよい。すなわち従
来から使用されているガラス製の減圧採血管の製造ライ
ンを用いて製造できる。図3は本発明の構成を示す減圧
採血管の中央縦断面図である。
【0017】
【作用】本発明は、採血管と栓体の嵌合強度を従来のも
のより高める処置を嵌合強度補強用のキヤツプを用いて
達成しているために、穿刺法を採用している自動分析機
の対応は容易となる。なお、嵌合強度の補強は、キヤツ
プ部の下方の半円状に展開する突起と採血管のフランジ
部を係合することによって達成されている。
【0018】本発明のゴム栓の穿刺部の肉厚は 0.5〜2.
5 mmに設定してあるので、穿刺抵抗が小さい。その結
果、細い針で穿刺できる。
【0019】また本発明においては、採血管からゴム栓
を取外す際には、キヤツプ上方外周部に設けられた半円
状に展開するフランジ(36)を軽く押し上げることによっ
て、キヤツプ内部の上位にある半円状に展開する突起(3
5)とゴム栓の環状フランジ(21)が係合されたまま、片手
で容易に栓体(20)とキヤツプ(30)を一体となって外すこ
とができ、また、栓体(20)とキヤツプ(30)を再度一緒に
密栓することもでき、それを行った際には、キヤツプ部
の下位にある半円状に展開する突起(34)と採血管のフラ
ンジ部(11)が係合されて、ホツプアップ現象はみられな
い。
【0020】更にまた、本発明の採血管を使用すれば、
採血管を長期間保存しても真空度が低下するという品質
劣化が少ないのであるが、採血管の素材にガラスでなく
合成樹脂を採用するときは、少量の遷移金属有機塩を添
加されたポリエチレンテレフタレートとポリm−キシリ
レンアジパミドの混合物を原料とすることが、減圧採血
管保存中の真空度の低下を防ぐために好ましい。
【0021】
【実施例】以下、実施例で本発明の効果を示す。本発明
の採血管において、材質をブチルゴムとし、穿刺部肉厚
が 1.0mm、 1.5mm、 2.0mmの3種類のゴム栓(実施例
1)を準備した。
【0022】また実施例1のゴム栓と同じ材質であっ
て、従来技術1のポリエチレンテレフタレート製採血管
に使用されている穿刺部肉厚が6mmのゴム栓(比較例
1)を準備した。
【0023】24〜26℃の室温下で、針サイズを21G1
1/2とし、(株)島津製作所のオートグラフを用い、引
張速度は、針で貫く際の穿刺抵抗測定時には 100mm/
分、貫いた針を引抜く際の引抜き抵抗測定時は 500mm/
分で、実施例1・比較例1の穿刺抵抗と引抜き抵抗を測
定した。各15回測定し平均で示せば次の通りであった。
【0024】実施例1で穿刺部肉厚が 1.0mmの場合、穿
刺抵抗平均 150gf、引抜き抵抗平均90gf。実施例1で穿
刺部肉厚が 1.5mmの場合、穿刺抵抗平均 200gf、引抜き
抵抗平均100gf。実施例1で穿刺部肉厚が 2.0mmの場
合、穿刺抵抗平均 270gf、引抜き抵抗平均120gf。比較
例1で穿刺部肉厚が 6.0mmの場合、穿刺抵抗平均1050g
f、引抜き抵抗平均790gf。以上のように、本発明に従う
ゴム栓は穿刺部肉厚が薄いので、当然のことながら、穿
刺抵抗が小さいものである。
【0025】実施例2として、ポリエチレンテレフタレ
ート:ポリm−キシリレンアジパミド:アントラキノン
系有機顔料含有のマスターペレツト= 100重量部:1重
量部:2重量部に対し、コバルト濃度が4ppmになるよう
にステアリン酸コバルトを添加し、射出成形によって最
大容量5mlの採血管を作製し、ゴム栓の材質をブチルゴ
ムとし、ゴム栓の穿刺部肉厚が 1.0mm、 2.0mmの2種類
を準備し、前記採血管にこのゴム栓を嵌め、1年間にわ
たる真空度保持試験を行った。
【0026】また比較例2として、実施例1に使用した
採血管に、ブチルゴム製であって、従来技術1のポリエ
チレンテレフタレート製採血管に使用されている穿刺部
肉厚が6mmのゴム栓を嵌めたものを準備した。更にまた
比較例3として、ポリエチレンテレフタレート単独から
なる採血管に、穿刺部肉厚が6mmのブチルゴム製ゴム栓
を嵌めたもの、すなわち従来技術1の採血管を準備し
た。実施例2・比較例2・比較例3の採血管について、
初期採血量が2ml又は5mlになるように真空打栓をし、
真空打栓直後の吸水量を測定し10本の平均値(A)を求
め、真空打栓から1年間にわたり保存した後、吸水量を
測定し10本の平均値(B)を求めた。真空度保持率とし
て(B)/(A)を%で表示した。以下の通り、真空度
保持に関してみれば、本発明の採血管は従来技術1の合
成樹脂製採血管よりも優れていることが分かる。
【0027】実施例2で穿刺部肉厚が 1.0mmの場合、初
期採血量が2mlに吸引できるように成形・減圧されてい
たものは1年後の真空度が 106.8%であり、初期採血量
が5mlのときはそれが94.0%であった。実施例2で穿刺
部肉厚が 2.0mmの場合、初期採血量が2mlに吸引できる
ように成形・減圧されていたものは1年後の真空度が 1
07.5%であり、初期採血量が5mlのときはそれが94.2%
であった。比較例2で穿刺部肉厚が 6.0mmの場合、初期
採血量が2mlに吸引できるように成形・減圧されていた
ものは1年後の真空度が 108.2%であり、初期採血量が
5mlのときはそれが95.4%であった。比較例3で穿刺部
肉厚が 6.0mmの場合、初期採血量が2mlに吸引できるよ
うに成形・減圧されていたものは1年後の真空度が95.6
%であり、初期採血量が5mlのときはそれが90.2%であ
った。
【0028】
【発明の効果】本発明の採血管は、採血操作が容易で、
採血中或いは自動分析機での測定中にゴム栓が外れ血液
が洩れるという心配がなく、再度栓をすることが可能
で、再度栓をした後ホツプアツプ現象がみられないもの
である。また従来通りの工程、すなわち、従来の真空打
栓方式を変更することなく製造されうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の一部を示し、ゴム栓を取り付け
た有底管の中央縦断面図である。
【図2】本発明の構成の一部であるキヤツプの断面図で
ある。
【図3】本発明の構成を示す減圧採血管の中央縦断面図
である。
【符号の説明】
10 有底管 11 環状フランジ部 20 ゴム栓 21 環状フランジ部 22 環状スカート部 25 穿刺部 30 キヤツプ 34 半円状に展開する突起 35 半円状に展開する突起 36 半円状に展開するフランジ部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)開口部と閉鎖部を有する有底管体で
    あって、血液を収容するための排気可能な上記有底管体
    と、(ii)上方の環状フランジ部と下方の環状スカート部
    とを有する環状の栓本体であって、該環状フランジ部の
    上方に上部凹所と該環状スカート部により形成される底
    部凹所とを所有し、該上部凹所と該底部凹所との間に中
    空針の穿刺部を設けた上記栓本体と、(iii) 上記有底管
    体の該開口部に上記栓本体を嵌着させた際、その外部に
    位置する上記有底管体と上記栓本体の嵌合補強用のキヤ
    ツプ本体と、から構成される採血管において、上記有底
    管体の該開口部に環状フランジ部を有し、該環状フラン
    ジ部径が下方に向かって大きくなるよう設定されてな
    り、上記栓本体を上記有底管体に嵌着させた際、上記栓
    本体の該環状フランジ部と上記有底管体の該環状フラン
    ジ部によって二重の環状フランジ部を形成し、また着脱
    可能な上記キヤツプ本体であって、該キヤツプ本体は開
    放端と閉鎖端を有し、該閉鎖端は中央に中空針を穿刺す
    るための孔を有し、該開放端は、一方の半円が上記有底
    管体の該環状フランジ部の下方に、これに対する他方の
    半円が上記二重の環状フランジ部の間に位置する段違い
    の環状突起を該開放端の内側に所有してなる上記嵌合補
    強用のキヤツプ本体であることを特徴とする採血管。
  2. 【請求項2】 キヤツプ本体の上部において、栓本体と
    有底管体で形成される二重の環状フランジ部の間にキヤ
    ツプ本体の環状突起が位置する側に、該キヤツプ本体を
    上記有底管体から取外すための突起を備えたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の採血管。
  3. 【請求項3】 上記キヤツプ本体にある突起が半円状フ
    ランジであることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の採血管。
  4. 【請求項4】 栓本体の穿刺部肉厚が 0.5〜2.5mm であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の採血
    管。
  5. 【請求項5】 有底管体がポリエチレンテレフタレート
    或いはポリエチレンテレフタレートとポリm−キシリレ
    ンアジパミドの混合物の材質であって、遷移金属有機塩
    と有機顔料を含有してなり、栓本体はブチルゴム及び/
    或いは天然ゴムの材質であって、またキヤツプ本体がプ
    ラスチツクからなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の採血管。
  6. 【請求項6】 有底管体、栓本体及びキヤツプ本体によ
    って形成される採血管内部が減圧されてなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の採血管。
JP3125483A 1991-04-26 1991-04-26 採血管 Expired - Fee Related JP2500708B2 (ja)

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