JPH02212317A - 改良された酸化ジルコニウム繊維とその製造方法 - Google Patents

改良された酸化ジルコニウム繊維とその製造方法

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JPH02212317A
JPH02212317A JP1328111A JP32811189A JPH02212317A JP H02212317 A JPH02212317 A JP H02212317A JP 1328111 A JP1328111 A JP 1328111A JP 32811189 A JP32811189 A JP 32811189A JP H02212317 A JPH02212317 A JP H02212317A
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fiber
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zirconia
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JP1328111A
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Eric F Funkenbusch
エリック フレッド ファンケンブスク
Tai Thi Tran
タイ シ トラン
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3M Co
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/62227Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres
    • C04B35/62231Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres based on oxide ceramics
    • C04B35/6225Fibres based on zirconium oxide, e.g. zirconates such as PZT

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、改良された酸化ジルコニウム繊維及びその製
造方法を開示する。このm維は耐火性物質、強化材及び
加工材料の応用に有効で、またエネルギーの生産、濾過
、及び固定化の応用にも有効である。
発明の背景 酸化ジルコニウム、すなわちジルコニアは広くセラミツ
材料として用いられる。ジルコニアの高い融点(約26
00℃)と低い熱伝導率が耐火性物質への応用に引きつ
ける。加熱するとジルコニアは高い酸素の拡散率を示し
、例えば燃焼ガス中の酸素含量を測定するセンサーに用
いられている。
他の少量の金属酸化物とジルコニアが合金を作ると極端
に高い破壊タフネスを備えた安定化ジルコニアが得られ
る。これら安定化ジルコニアの製造と特性は、衣料及び
構造材の応用へジルコニアの用途を導いてきた数多くの
研究の課題である。ざらにジルコニアの表向は多くの化
学反応に対して触媒的であると知られてきたので、触媒
又は触媒の担体としての用途はよく知られている。繊維
材料が連続した繊維になるということは、多くの応用に
対し特に有利な点である。
111i!シた金属酸化物の前駆物質を乾式紡糸して連
続した酸化物繊維を製造することはよく知られている。
連続とは1,0TrL以上の良さをいう。金属酸化物前
駆物質と溶媒(通常は水又はアルコール)を含む粘稠な
繊維となり得るドープはオリフィスを通して加圧下に押
出し、桑型的な例としては回転する巻取り装置の輪に引
取る。ドープとは繊維が紡糸、押出し、引取り又はブロ
ー工程を経て形成される粘稠な固まりをいう。得られた
繊維は”緑色″繊維と呼ぶこととする。”緑色“とは未
焼成を意味する。緑色繊維は引続いてa温に加熱すると
揮発し、不安定(−時的)成分種(spectes )
は除去され、焼成したセラミック繊維を形成する。その
ようなm雑の工業的生産においては処]!l!原料m(
一定時間内に加工される原料の徂)が重大な軽済的ポイ
ントとなる。繊維の直径は与えられた紡糸速度では処理
原料量に強く影響を及ぼし、その結果繊維の与えられた
fll (mass)に対するコストにも影響を与える
。例えば与えられたmll1の長さについて、10μm
の直径の!INは5μmの直径のmsのli (mas
s)の4倍にV1″gる。それ故に等しい紡糸速度(m
/win、)では10μmの直径の繊維を製造する繊維
ラインでは5μmの直径のIIAMを製造する伍(ma
ss>の出力の4倍になる。更に大きな直径の繊維の利
点はそのより小さい外側の表面積と容積との比率である
周囲の環境が繊維と反応する条件下では、より大きい直
径の繊維はより小さい直径の繊維よりはもつとゆっくり
破壊されるであろう。セラミック繊維の直径が増大する
とすぐれた固有の強度を保持することがますます国難に
なる。これはもろい破壊の統計上の性質による。ざらに
m雑の直径が増大するとひび割れのないミクロ構造を保
持することがだんだん困難となる。このことは熱分解の
間に発生したガスの除去並びに熱分解と焼結に伴なう収
縮の調整が増大するという障害によるもので、その結果
1!11の直径が増大するとますます大きなひびが頻発
する。一般にセラミック繊維の固有の強度は、一定のミ
クロ構造を仮定して厳密に統計上の考えにより予言する
以上にかなりの程度直径が増大すると減少する。
繊維を作る多くの二酸化ジルコニウムの製造方法は知ら
れている。1つの方法は米国特許3,385.915及
び3,860.529に記載されている”古典的な方法
″である。″古典的な方法″ではジルコニウム化合物及
び所望の安定化用酸化物(以上、安定剤酸化物という)
を有機ポリマーの繊維又は織物に含浸させる。含浸させ
た繊維又は織物は酸化雰囲気中で加熱する。しかしこの
方法で作られた繊維は多くの応用に対して十分な機械的
強度又は可撓性を有しない。
繊維を作る他の二酸化ジルコニウムの製造方法にはまた
ジルコニウム源として塩又はアルコキシドのようなジル
コニウム化合物の溶液を用いてきた。そのような方法は
英国特許1,030.232及び1,360.197;
米国特許3,180゜741 :3.322.865 
:及び3,992゜498に記載されている。゛緑色“
繊維は紡糸、引取り、ブロー(blowing )又は
押出しによって作られる。緑色繊維は焼成して揮発させ
、不安定成分(即ち、水、有機物、塩化物又は硝酸塩の
ようなアニオン類)を繊維から除去し、酸化ジルコニウ
ムを形成する。これらの方法では可溶性のジルコニウム
塩、添加剤及び調節剤を典型的な例としては減圧下、回
転蒸発器の中で加温することによって濃縮し粘度の高い
mtmとなり得るドープを作る。ドープを作る溶液を濃
縮している間、シルコニ・クム塩と及び添加した金属塩
も多分加水分解又は重合反応を行なわせ、加水分解又は
重合極を作る。これらのジルコニウム種はコロイドサイ
ズでゾル粒子と呼ばれる。ドープ中の”その場で″作ら
れたゾル粒子の性質は存在するアニオン類、温度、pH
1縮の速度と程度及び他の種の存在を含む多くのいろい
ろな方法の関数である。それ故にこれらの“その場で“
発生したゾル粒子は管理し特徴づけることが困難で時間
と共に変化することがある。可溶性の種に加えて前駆物
質はまたコロイドサイズの加水分解又は重合極を含んで
いるのでこれらの方法での繊維の前駆物質は真の溶液と
はいえないだろう。
いろいろな変動要素を包含する為、普遍化することがむ
ずかしい一方、これらの方法によって”その場で″作ら
れたコロイド粒子はアモルファス又はわずかに結晶種で
ある。そのようなコロイド種の性質に関係なく、前駆物
質はなおアニオン類や金属塩からの配位子のバルクを濃
縮に先立ち含んでいる。大鋤のこれらのアニオン類や配
位子の存在は緑色繊維の焼成を複雑にしている。事実コ
ロイド二酸化ジルコニウムの種が1その場で“発生する
ことが公開されているこれらの方法の限定は先行技術に
明らかにされている。
ウィンター(14inter)らは(米国特許3.84
6.527)溶液、−ゾル、又は1つ又はそれ以上の金
属化合物分散体を乾式紡糸することによる無機繊維の製
造方法を公開している。5μmから数百人の直径を有す
る多種の粒子のゾル及び分散体の使用の能力について論
じている。しかしこの特許は改良された特性の繊維を公
開していない。この特許の教示により製造された繊維は
、実施例に公開されているように比較的低い強度を備え
ている。
約5μmの直径以上の強い可撓性のある連続した二酸化
ジルコニウム繊維の製造の先行技術の記載はどこにも見
当らない。事実そのような繊維を製造した若干の不成功
な試みが最近文献に記載されてきた。最近マーシャル(
Harshall)らにより、N  %l1tlJr1
u (J、A*+、Ceraii、Soc、 ) 70
 [8]]C−187−0188(1987)に、酢酸
ジルコニウムを基盤とするドープよりvii造されたジ
ルコニアを基盤とする繊維は強い強度(1,5−2,5
GPa)を有するジルコニアl1llが得られたと指摘
する研究が公表されたが、しかしその繊維の直径は小さ
いものにすぎなかった。(5μm未満)。その次の報告
書では、直径が12μmまでの繊維を製造したが、しか
しこれらの繊維は熱分解の間に小さい繊維に細分した。
この研究は熱分解の闇に繊維の中に生じた低密度の領域
が主なひびの原因となったことを示唆した。 H,E、
力ヴアリ(にhavari ) 、F、F、ラング(L
ange ) 、p、スミス(S+aith )及びり
、B、’?−シャル(Harshall)、“ジルコニ
ア繊維の連続紡糸:加工と強度との関係”    IU
”’−1:化学によるよりすぐれたセラミックス■、(
Proceedings or theHateria
lS Re5earch 5octety : Bet
ter Ceramicsthrouoh Chea+
1stry m、617−621頁(c,J。
プリンカー(Brinker ) 、D、E、クラーク
(c1ark )及び0.R,ウルリツヒ(旧rich
、材料調査協会(Material Re5earch
 5ociety ) 、ピッツバーグ、ペンシルベニ
ア(Pittsburgh、 PA)  (1988秋
)を参照のこと。このような改良された繊維が強化材、
濾過、及び触媒作用のような多種の応用を有するという
価値は技術に精通している人にとっては明白なことであ
る。
発明の要約 簡単にいえば、この発明は、5から200μmの範囲内
の直径と少なくとも1つの水溶性のジルコニウム化合物
及び溶媒を有する結晶性のコロイドジルコニア粒子を含
むケイ素のない緑色繊維を提供している。
驚いたことに我々は、可溶性ジルコニウム化合物の溶液
中に結晶性コロイド二酸化ジルコニウムを制御、混入し
ドープの濃縮を行ない、それが以前に到達したものより
は、より大きな直径(即ら5−60μmの範囲内)を有
する強く可撓性のある連続した焼成1!11を与えると
いうことを発見した。この発明の実施の中で用いられた
コロイド二酸化ジルコニウム粒子は以前に教示された゛
その場“で加水分解され又は重合させたジルコニウム塩
よりはずっと濃厚にした性質(より高密度)のものであ
る。これらの粒子のずっと濃厚にした結晶性の性質は繊
維の焼成の間に収縮がより少なく起るものと信じられて
いる。また強く連続した大きな直径を有する焼成繊維の
製造にも重要なことと信じられている。この発明の好ま
しい実ms様においては、これらの結晶性コロイド二酸
化ジルコニウム粒子には繊維中に二酸化ジルコニウムの
重要な根源を含んでいる。
この発明は5μm以上の直径、好ましくは1〇−60μ
mの範囲内で、0.5GPa以上の引張り強さ、好まし
くは1.0から5,0GPaそして更に好ましくは2.
0GPa以上の引張り強さを有する連続したケイ素を含
まない、また炭素も含まないジルコニア繊維を開示して
いる。
もう1つの見地からみると、0.5から50μmの直径
を有する強く、可撓性のある、酸化ジルコニウムをベー
スとした繊維の製造方法を開示している。繊維は形状に
おいては連続か、不連続で、大きい表面積(1から20
07FL2/9の範囲内)が小さい表面積(1m2/9
未満)を有しこれは採用した加工条件に左右される。そ
の製造方法には結晶性コロイド二酸化ジルコニウム粒子
をさらに可溶性ジルコニウム粒子及び溶媒を含む繊維前
駆物質に混入することを含む。これらのコロイド粒子の
存在は、以前に製造したものよりは大きな直径を有する
強く連続した繊維を与えている。
この応用において使用されているように、′ジルコニア
繊維“とは相変化安定剤、粒子成長抑ill 。
剤又は触媒材料のような他の金属酸化物をさらに含む結
晶性ジルコニアより成る繊維を意味している。ケイ素を
含まないとは約2損固%未満のレベルで不純物として他
にケイ素を含まないことを意味する。
発明の詳細な説明と明細内 本発明は、好ましい実施態様において、ジルコニア繊維
及び大きくても1.0μmの粒子の大きさを持つ結晶性
のジルコニア粒子を含むセラミック繊維、その繊維は5
から60μm1好ましくは10から60μmの範囲内の
直径を有し、0.5GPa以上の引張り強さを有する1
11rHの製造方法を提供している。
これらのSaWの製造方法は、結晶性コロイド二酸化ジ
ルコニウム粒子、可溶性ジルコニウム化合物及び溶媒を
含むドープから紡糸、引取り、ブロー又は押出しする緑
色繊維を含む。連続繊維の製法としては、ドープを紡糸
口金から押出し、空中で引取る乾式紡糸方法が好ましい
。乾式紡糸方法は、例えば1人造繊維”(Man−ma
de Fibers )、11点且薯(5cience
 and Lechnolo(ly) 、第1巻、編集
者H,F、v−り(Mark) 、S、H,アトラス(
Atlas ) 、E、セルニア(cernia)  
(インターサイエンス出版、1967 )  (Int
erscience Publ )145頁〜、焼成に
先立ってこの発明の緑色繊維は結晶性二酸化ジルコニウ
ム粒子とジルコニウム化合物及び溶媒、好ましくは水の
混合物を含む。
緑色繊維は一般に丸い横断部と容易に取り扱いできる十
分な機械的強度により特徴づけられる。繊維は透明か半
透明で、これは存在する結晶性二酸化ジルコニウムコロ
イド種の濃度と大きさに左右される。さらにイツトリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、セリウム、アルミニウ
ム等のような他の金属の可溶性化合物やゾル、特殊な結
晶形に二酸化ジルコニウムを安定化させ、焼成中に粒子
の成長を抑制すると考えられているこれらの酸化物はま
たドープの中に存在してもよい。触W@料又はそれらの
前駆物質もあってよい。そのような触媒材料はクロム、
コバルト、銅、鉄、ニッケル、パラジウム、白金、バナ
ジウム等のような金属及びこれらの酸化物を含み得る。
これらの前駆物質は金属及びそれらの酸化物に相当する
可溶性塩又はゾルを含むことができる。さらに増粘剤又
は繊維形成助剤(fiberizinoaids)とし
て用いられるポリニブレンゲリコール、ポリエチレンオ
キシド、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル′コール、ポ
リビニルピロリドン等のような可溶性有機ポリマーもま
たドープの中に存在してもよい。これらの有機ポリマー
は焼成工程の間に生成する揮発種の分解及び揮発によっ
て除去される。m1llの焼成は酸素雰囲気中で徐々に
温度を上げ、ジルコニウム化合物を分解し、酸化ジルコ
ニウムを発生ずることによって速成する。
コロイドゾルは典型的に多様の形式に講和した粒子の大
きさの分布を含んでいる。ニヤコール会社(アッシュラ
ンド、マサチューセッツ)(Hyacol、 Inc、
 Ashland、 Mass、 )は例えばコロイド
の大きざの分布を含んだ水性の二酸化ジルコニウムゾル
のシリーズを製造している。例えばニヤコール(商標)
ジルコニウム100/20はメーカーにより約100か
ら50鵬の大きさの範囲の二酸化ジルコニウム粒子を含
む公称10001の粒子の大きさを有する結晶性のコロ
イド二酸化ジルコニウムゾルである。同様にニヤコール
(商標)ジルコニウム50/20、ニヤコール(商11
)150/20、及びニヤコール(商機)ジルコニウム
200/20は、それぞれ約50から5n■、150か
ら5nm、及び200から5nlの大きさの範囲の結晶
性のコロイド二酸化ジルコニウム粒子を含む。分布の中
にいろいろな大きさとして存在する全ゾル粒子の百分率
は、ロフト毎にいくらか変っているかも知れない。
この発明の実施において、もし余りにも大きい大きさの
コロイド粒子がドープの中に混入すると悪い特性を有す
るm1llができることが発見された。
良質の繊維を作るには、コロイド二酸化ジルコニウム粒
子は約20On1未満かこれに等しく、好ましくは豹1
00n1未満かこれに等しい大きさであるべきである。
より大きな粒子はより小さい粒子と混合して用いられる
が、約200 nm未満の粒子が大部分(50%以上)
をコロイド二酸化ジルコニウム粒子の固まりによって構
成することが好ましい。コロイド粒子は球状でなくても
よく、不規則又は不等軸(nonequiaxed )
な形状のものでもよい。不等軸な粒子の場合、上述した
大きさは粒子中に存在する主な軸の大きさについていう
この発明の実施において、これらコロイドは結晶として
実在する。結晶とは酸化ジルコニウムの結晶相の1つの
特有な回折パターン (diffraction pattern )を作る
ため回折XII又は電子を生じる能力を有することを意
味する。単斜晶の相はこの発明の実施例において用いた
ニヤコール二酸化ジルコニウムに存在する結晶相である
。正方晶(tetraoonal)及び立方晶(cub
ic )相の結晶二酸化ジルコニウムゾルの製造方法ら
知られており、またもし固有な大きさのものについても
この発明の実施においては有用である。″吸収剤及び触
媒物理的及び化学的観点“(Physicaland 
  Chemical  Aspects  of  
Adsorbents  andcatalysts“
(B、G、リンセン編集、アカデミツク出版、ニューヨ
ーク)  (Lin5en、 Academic Pr
ess。
N、Y、)を参照のこと。また米国特許3,110゜6
81も参照のこと。コロイドの粒子は単結晶の必要はな
いが、それでもよい。また典型的には多結晶a4造で実
在している。だからジルコニアゾルの平均の結晶の大き
さは、ゾル中の平均のコロイドの大きさ未満か等しい。
電子顕微鏡で調べると、この発明の実施例で用いたニヤ
コール(Nyacol )ジルコニアゾルの平均の結晶
のサイズは約5から10nm(50−100人)である
。結晶性ジルコニア粒子はドープ中に存在する全ジルコ
ニア当への20から80重猷%、好ましくは50から8
0重量%を含む。
この発明の実施において用いられる可溶性ジルコニウム
化合物は、酢酸塩、ギ酸塩、塩化物、硝1%!2塩等、
又はこれに対応する酸素m塩(即も酢酸ジルコニル)又
は塩基性塩のような有機及び無機性の塩を含む。そのよ
うな化合物はよく知られており、商業的にも入手できる
。1つ以上の可溶性ジルコニウム化合物も使用されるが
単独でも註合物の中で用いてもよい。好ましい可溶性ジ
ルコニウム化合物は酢酸ジルコニルである。可溶性ジル
コニウム化合物はドープ中に存在する全ジルコニア5斂
の20から80重量%、好ましくは20から50重社%
を含む。
ドープを製造する好ましい溶媒は水である。他の溶媒、
特にアルコール、アルデヒド、エステル、エーテル及び
ケトンのような極性有機溶媒は繊維を作るのに単独でも
又は水との混合物でも用いられる。出来ばえ、安全性、
毒性及び費用の点では水はこの発明のIllには好まし
い溶媒である。
ハフニア(hafnia)は普通ジルコニアと随伴して
実在するので、工業的に利用するジルコニア化合物及び
その水溶液及びジルコニアゾルは一般に酸化物に堰焼し
た後では約1から2重量%当量ハフニア(hafnia
)を含むであろう。それ故に一般にこの発明の耐火性製
品中には2重伶%未謂の他の不純物に加えてさらに対応
する少量又痕跡量のハフニア(hafnia)が存在す
るであろう。
高温で焼成又は使用する間、繊維の中で特別な二酸化ジ
ルコニウムの結晶性の相を安定化し又は粒子の成長を抑
制するため、二酸化ジルコニウム源に他の金属酸化物の
前駆物質をまぜることが望ましい。マグネシウム、カル
シウム、アルミニウム及びこれに類似の金属の塩又は酸
化物ゾル及びイツトリウム、セリウム及びこれに類似の
希土類元素の塩又は酸化物、これらのすべては商業的に
入手できるが、これらを二酸化ジルコニウムの全モルを
基にして約Oから20モル%のレベルでまぜてもよい。
これらの添加物の存在は高温で焼成した時に強い強度を
保持する繊維を製造するのに重要である。これらの二酸
化ジルコニウムの特徴は技術上周知であり、例えばR,
H,ステイーバンズ(5tevenm ) 、ジルコニ
ア及びジルコニアセラミックス(Zirconia a
nd Zirconia Cerag+1cs) 、マ
グネシウムエレクトロン会社(MagnesiumEl
ektron Ltd、 )出版の中で論じられている
もし繊−雑が触媒としての応用に要望されるならば、触
媒金属又は金属酸化物に対する前駆物質をドープの中に
まぜてもよい。こうしてニッケル、鉄、銅、クロム、コ
バルト、マンガン等のような遷移金属、又はそれらの金
属酸化物、パラジウム、白金等のような負金属、これら
のすべては商業的に入手できるがこれらの金属又は金属
酸化物のそれぞれの塩又はゾルを、酸化ジルコニウムの
全モル5云を基にして10モル%以内をドープ内にまぜ
ることによって1雑の中に混合してもよい。特に有用な
供給源には硝酸塩、塩化物、酢M塩、ギ酸塩及び他のす
ぐれた可溶性塩を含む。緑色lI維はこれらの触媒金属
又は金属酸化物供給源を含むドープから紡糸される。酸
素含有雰囲気中で焼成する時、繊維は一般に貴金属の場
合を除いて触媒金属をその酸化物として含有する。広い
表面積を保持する為には、繊維は約1100℃以上で焼
成してはならない。一般に表面積は焼成温度と逆の関係
にある。もし酸素含有雰囲気中1焼成後に、触媒が金属
の形で存在することが要望されるならば、繊維を還元雰
囲気中で加熱し、金属酸化物を金属相に還元させる。好
ましい還元雰囲気は純水素、水素−窒素及び水系−アル
ゴン混合物のような水素を含む雰囲気である。還元に必
要な条件は、還元される個々の金j!酸化物に左右され
る。
繊維の上及び中に、相安定剤、粒子成長抑制剤又は触媒
種を混合する1つの方法は、焼成した繊維を要望する添
加種又はその供給源の溶液又はゾルの中に含浸させるこ
とである。溶液又はゾルの濃度は焼成111を中に要望
される安定剤、抑制剤又は触媒種のmによってかわる。
もし必要ならば含浸させた繊維は供給源を分解し要望す
る種を形成するように処理することができる。また化学
蒸着及び物理蒸着のような蒸気相技術(vapor D
hasOtechnique )によって繊維の上及び
内部に物質を被着させることも可能である。これらの方
法によって繊維を変性し、触媒、濾過材、り0マドグラ
フイ一媒体、耐火材等としての効用を高めることが可能
である。
繊維化を促進するため、ドープ中に可溶性有機ポリマー
を存在させることも望ましい。ポリマーの濃度は含有す
る全二酸化ジルコニウムの当ff1l量のOから50重
量%、好ましくは20から40重量%が用いられる。こ
の発明の実施において有効なポリマーの中にはポリエチ
レングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンが
あり、これらのすべては商業的に入手できる。好ましい
繊維化促進剤はポリビニルビ0リドン(PVP)である
この発明の好ましい実施態様において、コロイドの大き
さの結晶性二酸化ジルコニウムの粒子には主として二酸
化ジルコニウム源(50%以上)を含み、上で論じた可
溶性成分と水性溶媒中で混合し前駆物質の混合物を作る
。前駆物質混合物は濃縮して水を除去する。例えば減圧
下に混合物を加熱し回転蒸発器を用いて行なう。前駆物
質混合物は当業者に周知の方法で繊維が出来る特有な粘
度及びレオロジーに達するまで濃縮する。この濃縮され
た前駆物質混合物はドープを構成する。連続talI1
g)製造には、オリフィス又は紡糸口金を通して押出し
及び引取って繊維を乾式紡糸することが好ましい。乾式
紡糸にはドープの粘度が60から120 Pa5ecが
好ましい。不連続又は短繊維は、例えば英国特許1,3
60,197及び米国特許3.795.524に述べら
れているプロ一方法で製造してもよい。この方法ではド
ープはオリスイスを通して静止又は回転紡糸口から押出
し、平行、斜め又は接線方向の気流で吹付け、一般に2
5C11未満の長さのステープルファイバー又はWi織
繊維形状の吹付は緑色繊維が得られる。これらの繊維は
スクリーンの上にマットの形で集められる。
低粘度のドープはブロ一方法に用い゛られる。プロ・一
方法での好ましい粘度は1から100 Pa5ecであ
る。次いで緑色繊維は炉の中で徐々に昇温し焼成する。
もし連続したずぐれた強度の繊維が必要ならば焼成条件
は重要なことである。
焼成速度は約500℃の温度に達するまでは10℃/s
inをこえないことが望ましい。ひとたび繊維が500
℃で焼成されると、それらは大変中く(即ち100℃/
1n)分解することなく高温に加熱される。約1100
℃未満で焼成すると繊維は関口した多孔性となり従って
広い表面積を有する。それらは触媒作用及び吸着剤の応
用にもつとも有効である。I維はam(iioo℃−1
400℃)で焼成すると、その気孔率と表面積は減少し
、繊維はすぐれた引張り強さと弾性率を右する。これら
の温度に焼成された繊維は構造材及び強化材の応用とし
てもつとも有効である。さらに高温(1400℃及びそ
れ以上)で焼成された繊維は、繊維内で粒子が成長する
為、もろく且弱くなる。酸化アルミニウムのような粒子
成長抑制剤の存在はこの、結果として機械的強度を低下
させてしまう粒子生長を抑制するのに有利である。繊維
をl寵させ、さらに有効な機械的性質を保持する温度の
上限は!露の長さにも左右される。はぼジルコニアの融
点(約2600℃)までのamは、もし暴露Bimが短
く又は秦露後の機械的性質の保持が重要でなければ許さ
れる。もつとも実用的なことは、繊維を酸素含有雰囲気
中で400℃から2000℃までの温度範囲で焼成する
ことが好ましい。
コロイドサイズの結晶性二酸化ジルコニウムの粒子をド
ープ中に混合させると、ジルコニウム化合物、溶媒及び
任意に有機ポリマー及び相変化安定剤、粒子成長抑制剤
及び触媒材料の前駆物質を含むアモルファスマトリック
ス状に分散された結晶性二酸化ジルコニウムを所有する
緑色繊維が得られる。これらの細かく分散した結晶性二
酸化ジルコニウム粒子は、緑色繊維の収縮をへらし、焼
成の間にガスがもっと容易に逃げられるミクロ構造を提
供することによって焼成の間のひびの発生が減少するも
のと信じられている。
焼成工程は緑色繊維中に存在する有機ポリマーと溶媒の
分解と揮発をもたら1゜さらに可溶性ジルコニウム化合
物と相変化安定剤、粒子成長抑制剤及び触媒材料の前駆
物質は、それぞれの酸化物又は金属状態に変換される。
焼成した繊維はジルコニアの結晶性粒子からなるミクロ
構造を有し、その中でも個々の結晶性粒子の大きさは最
大限1.0μm未満である。そのジルコニア粒子は、相
変化安定剤又は粒子成長抑制剤のような固溶体中に他の
金属酸化物を含むだろう。そのミクロ構造はさらに酸化
アルミニウムのような粒子成長抑制剤と又は触媒材料と
同じ結晶相を含むであろう。
これらの付加した結晶相はまた最大限1μm未満である
。ジルコニア粒子といくつかの付加した相の両者の結晶
性粒子の大きさは焼成時間の関数である。粒子の大きさ
は焼成時間が増大づると共に大きくなる。1400℃又
はそれ以下の温度で焼成された繊維は典型的に最大限0
.5μm未満の粒子の大きさを有する。この発明で焼成
して得られたミクロ構造は、背景となる技術の教示によ
って作られた繊維より小さく自然の結晶面が少ない粒子
を持ち、低密度の部分が少ない。
繊維は構造体、触媒、耐火物、分離、濾過、固定化、エ
ネルギー生産及び加工材料としての応用に有効である。
特にすぐれた強度によりこれらの1asiは複合体にお
いて強化繊維として有効である。
複合体マトリックスはポリマー、セラミック又は金属で
ある。織物又はマットの形にしたI!維は、濾過材とし
て特に極端な腐食性環境に出くわした場合、例えば極端
なpHでの液濾過に有効である。
繊維はまた細かく分けられた金属又は金属酸化物の粒子
のような触媒の担体か又は触媒そのものとして触媒の応
用に有効である。広い表面積を有する繊維は触媒の応用
に好ましい。分離及び固定化において小球体を基にした
酸化ジルコニウムの応用は出願人の特許同時係属出願米
国セリアル懇07/151.819 (2/3/88)
において開示されている。この発明の繊維はまたこれら
の応用、特に広い表面積を有するものに有効である。
その強度とたわみ性の為にこの発明の繊維は耐火物、エ
ネルギー生産及び加工材料の応用に要求されるような高
温の環境に有効である。
この発明の目的と利点は次に述べる実施例によって更に
具体的に説明するが、これらの実施例の中で述べられて
いる個々の材料や恐は他の条件や細部と同じくはなはだ
しくこの発明を限定づけるものと解釈すべきではない。
試験方法 繊維の表面積は、クオンタソルブ(ouantasor
b )(商標)SW−6型の表面積測定器を用い、ブル
ーナラエル・エムメット・テラー(arunauer−
Eanet−Teller、 BET)の窒素吸着法に
より測定する。(重器はクオンタクロム株式会社、ショ
セット、二1−ヨーク(QuantaChrOle C
0rD、 。
5yosett、  New Work)から市販され
ており利用できる。) 引張強さのデータは単繊維に荷重をかけて得ている。た
いていの測定には12.811IIのゲージ長が用いら
れ、弱い繊維の測定には6.4麿のゲージ長が用いられ
た。1分に付120gの均一な荷重速度が用いられた。
引張強さの計算を可能にする為、フィラメントの直径は
直接マイクロメーターで測定した。
弾性率のデータは振動共鳴法を用いて単at帷から得た
。短い(1から20)長さの繊維は音響駆動体に付属し
ている金属基板の上に接着剤で接着し、それは振動の方
向と垂直に基板に一端だけが固定されている。音響駆動
体が撮動すると繊維ははっきりと特有な共鳴蚤動数を示
し、その形態を双眼顕微鏡で観察する。繊維の動的弾性
率は次の式により膵出する。
E−64π” p(LF/dK)2 ここでE−弾性率、L−繊維長、d−繊維の直径、F=
共鳴振動数、K−モード係数(modecoeffic
ient ) 、D−繊維密度である。
弾性率の計算では繊維密度は6.19/a3と仮定する
。ここでいう粘度は室温中で測定したブルックフィール
ド粘度(Brookfield viscosity)
のことである。′透明な″繊維と述べたこの用語は、繊
維を光学顕微鏡下に、例えば50倍の立体顕微鏡及び斜
め又は透過光を用いて観察した時、可視光線が透過光線
としての特性を有することを意味する。こうして同じ種
類のm1lliなどの透明な繊維と接触して下におかれ
た本体は、はっきりとそれを通して見ることができ、そ
の本体の輪郭、表面又はへりもくっきりと見分けられる
。他方ここで言及した“不透明な“繊維は可視光線を通
さず、即ち下に接触している本体は、不透明なIIIに
よってぼかされ、それを通して見ることができない。1
半透明な“繊維は透過光に対する能力が透明と不透明の
間に位置するもので、たとえ半透明のaimがある程度
可視光線を透過する特性を有し、その結果いくらか部分
的に透明であっても、下に接触している本体は、はっき
り見分けられる方法よりはむしろ散乱光として見ること
ができる。
時々焼成中に奇抜なことがおこり、繊維製品は、これら
のいろいろな型の繊維(即ち透明、不透明、半透明)の
混合物となる。もつとも一般に1つの型は相当量、その
、混合物の本当の性質を示す程存在し、他の型の製品は
少量存在し所望する温度で不完全な焼成が行われ又は炉
内の熱い所で過熱されたりして、特別な外観を呈する。
この発明の実施について具体的に説明するが、下記の実
施例に限定されるものではない。大きな直径(5μmよ
り大きいか等しい)の連続した焼成[IJI:製造する
のに結晶性二酸化ジルコニウムゾルの粒子の存在がもた
らす有益な効果は実施例1及び2において実証される。
これらの実施例において製造されるジルコニア繊維には
2.5モル%の酸化イツトリウム(Y2O2)と97.
5モル%の二酸化ジルコニウムが含まれる。
1胤■」 ハーシコー社、クリーブランド、オハイオ(Harsh
aw Inc、、 C1eveland、 0hio 
)から購入した水性酢酸ジルコニル24.659 (2
5重悌%二酸化ジルコニウム当量)に硝酸イツトリウム
の6水場1.929を加える。これはかきまぜて溶かす
。それに50重11%のポリビニルビOリドンポリマー
の水溶液(PVP  K−30、ニューヨークのジ−エ
イエフ社製)  (GAF Inc、、 14重w Y
ork)8.0gを加える。この混合物にニヤコール 
ジルコニウム(Nyacol  Zr)100/20を
29.279加える。これはニヤコール社、アッシュラ
ンド、マサチューセッツ(Nyacol Inc、 。
Ashland、  HA)で製造された20重M%の
二酸化ジルコニウムを含む公称的100rvの粒子の大
きざを有し、pH3で硝酸塩で安定化された結晶性のコ
ロイド二酸化ジルコニウムゾルである。得られた混合物
には、結晶性コロイド粒子として49重。
量%当量の二酸化ジルコニウムと酢酸塩として51%を
含むが、#54のホワットマン(%4hatman )
濾紙で吸引濾過し、回転蒸発器で粘度が約80−Q Q
 Pa5OCになるまで濃縮する。濃縮した乳白色のド
ープを一晩放置し、次の日に75μm140孔の紡糸口
金を通して約1.5iPaの窒素圧で押し出す。繊維は
約25m/■in、で巻取りi!の回転輪上に引取る。
得られた連続した緑色繊維は良質、透明で強かった。
緑色繊維は酸化アルミニウムの棒上に掛け、抵抗加熱の
組み入れられた炉の中にぶら下げる。温度は12時間か
けてV温から900℃に上げ、さらに900℃で2g8
問保つ。炉はざらにまた室温に戻し冷却した。焼成した
繊維は半透明で光沢があり強く、直径は9から25μm
であった。これらの繊維の平均引張り強さは1.25G
Paであった。X線回折分析では繊維は正方晶系の結晶
構造を示した。
比較例2 48.06gの酢酸ジルコニル(25重量%当5二酸化
ジルコニウム)に1.929の硝酸イツトリウム6水塩
を加え、溶けた時に8.0gの50重扮%のPVP  
K−30の水溶液を加えた。
酢酸塩として全当量二酸化ジルコニウムを含むこの溶液
は濾過し上述のように濃縮した。得られた粘稠な水のよ
うに澄んだドープは一晩放置し、繊維を押出し実施例1
のように引取った。得られた連続の緑色繊維は良質、透
明で強かった。
緑色繊維は実施例1と同じ方法で焼成した。焼成した繊
維は不透明でく舊んでおり大変もろく弱かった。これら
のm維は9から25μmの直径を有し、ひどくひびが入
りこわれた。繊維は弱すぎて、引張り強さを測定するこ
とができなかった。
Xl!回折分析ではサンプルは正方品系の結晶構造を示
した。
実施例3では焼成温度のmM1特性への影響を示寸。
実施例3 この実施例で製造された繊維には3.8モル%の酸化イ
ツトリウム(Y2O2)と96.2モル%の二酸化ジル
コニウムを含む。
68.09の501ffi%のPVP  K−30の水
溶液に、50.0gの脱イオン水に溶かした23.89
の硝酸イツトリウム6水塩を加えた。
この溶液をざらに292.79のニヤコールジルコニウ
ム(Nyacot  Zr)100/20のコロイド二
酸化ジルコニウムゾルと150.09の酢酸ジルコニル
溶液(25重量%当5二酸化ジルコニウム)の混合物に
加えた。得られた混合物には当量二酸化ジルコニウムの
61重量%を結晶性コロイド粒子として含み、酢酸塩と
して39%含むが、これをパルストンフィルタープロダ
クツ、レキシント)、マサチューセッツ(Blasto
n FilterProducts 、 Lexing
ton、 Mass、  )から市販されている0、3
μmのパルストン(商標)のAAクラスのカートリッジ
フィルター(Balston”A^Grade car
tridge filter)を通して濾過した。混合
物はさらに回転蒸発器で約Q Q Pa5eCの粘度ま
で濃縮した。このドープは3日間室温に貯蔵した。
さらに連続した緑色繊維を75μm140孔の紡糸口金
を通して約1.5HPaの窒素圧を用いて押出した。繊
維は約25 m/1ain、で巻取りV4置の回転輪上
に引取った。連続した緑色繊維は半透明で強かった。そ
れらはセラミック棒につるして70−80℃の乾燥オー
ブン中で貯蔵された。これらの繊維は焼成の研究にたく
わえられた。
繊維は小さな束に分け、さらに最終fmlfをそれぞれ
800.900.1000.1100.1200.13
00及び1400℃で加熱処理し、2時間保持した。焼
成繊維の直径は9から25μmの範囲内にあり、正方品
の構造であった。これらの連続繊維の特性は第1表に示
したように特徴づけられていた。
第  1 表 平均引張 A         800     23.9   
 1.19B        900    11.2
    1.40   170C100G      
1.2    1.45   181D       
110G      0.3    1.52   2
19E       120G      0.1  
  1.57   211F        1300
            1.49   231G  
   1400         弱い 231第1表
は実施例3で製造されたmN特性への焼成温度の効果を
示している。焼成温度が増大すると(300−1200
℃)繊維の表面積は減少し、引張り強さと弾性率は増す
。より高い焼成温度(1300℃及びそれ以上)では繊
維の強さは減少する。
次の実施例4−7では安定剤として4.0モル%の酸化
イツトリウム(Y2O2)を含む!Illの製造におい
て、異なる最高の粒子の大きざの結晶性二酸化ジルコニ
ウムコロイドを使用した場合について具体的に説明する
。これらのすべてのコロイド二酸化ジルコニウムゾルは
ニヤ」−ル社(Nyacol Inc、 )から購入し
たもので、メーカーにより公称の大きさから約5n―ま
での粒子の大きさの分布を含む。
実施例4−7において、繊維中の二酸化ジルコニウムの
約61重量%は結晶性コロイドから、他の二酸化ジルコ
ニウムの39重量%は酢酸ジルコニルからである。
実施例4 12.59の硝酸イツトリウム6水塩を30m1の脱イ
オン水に溶かす。これをさらに34.09の50重量%
のPVP−に30水溶液に加えた。
この溶液はさらによくかきまぜながら、146.4gの
ニヤコールジルコニウム(NyacolZr)50/2
0、DH3で公称的5On−の粒子の大きさを有するコ
ロイド二酸化ジルコニウム(20重量%二酸化ジルコニ
ウム)と75.09の酢酸ジルコニル溶液(25重凶%
当量二酸化ジルコニウム)の混合物に加える。得られた
混合物は0.3μmのパルストンAAクラスのカートリ
ッジフィルター(Balston AA orade 
cartridoefiter) (パルストン フィ
ルター プロダクツ、レキシント)、マサチューセッツ
)  (Ba1stonFilter Product
s、 Lexinoton、 Mass)を通して約1
20にpaの圧で加圧濾過した。濾過した混合物は回転
蒸発器で粘度が約100 Pa5acになるまで濃縮し
た。このドープは約1.5HPaの窒素圧を用い75μ
m直径の40孔を有する紡糸口金を通して押出す。繊維
は約257a/Winで紡糸口金の約2m下方で巻取り
装置の回転輪上に引取った。
加熱ランプは乾燥を助けるため繊維がたれ下ってくる経
路にそってずえつけられている。繊維は大変うまく紡糸
され、得られた連続の緑色繊維は光沢があり、透明で強
かった。得られた繊維は乾燥後すぐに熱処理をするか又
は70−80℃の乾燥オープン中に貯蔵して後で焼成を
行なった。
繊維はセラミック棒につるして焼成し、次のスケジュー
ルで加熱した。室温から300℃まで10時間以上、3
00℃で5時間含浸(soak) 、300℃から40
0℃まで2w8間以上、400℃で2時間含浸、400
℃から500℃まで2時間以上、500℃?21111
含浸、500℃から800℃まで5時間以上、800℃
で2時間含浸、室温まで冷却。そのあとしばらくして繊
維を1100℃で2時間熱処理し室温まで冷却する。
実施例5 実施例4で用いたのと同一の@量及び材料を使用して繊
維を製造したが、しかしニヤコールジルコニウム(Ny
acol  7r) 50/20の代わりにニヤ] −
ルジルコニウム(Nyacol  Zr)100/20
、公称的ioonmの粒子の大きさを有する二酸化ジル
コニウムゾル(2011%二酸化ジルコニウム)を使用
した。IIIはうまく紡糸でき、光沢があり半透明で強
く連続した緑色繊維が得られた。緑色繊維は実施例4と
同じ方法で焼成した。
実施例6 実施例4で用いたのと同一の重量及び材料を使用して繊
維を製造したが、しかしニヤコールジルコニウム(Ny
acol  Zr) 50/20の代りにニヤコールジ
ルコニウム(Nvacol  Z r ) 150/2
0、公称的1500―の粒子の大きさとE)H3の二酸
化ジルコニウムゾル(20重量%二酸化ジルコニウム)
を使用した。5illはうまく紡糸でき、光沢があり半
透明で0強く連続した緑色繊維が得られた。緑色繊維は
実施例4と同じ方法で焼成した。
実施例7 実施例4で用いた・のと同一の重量及び材料を使用して
繊維をInしたが、しかしニヤコールジルコニウム(N
yacol  Zr)50/20の代りにニヤ:l−7
Lz :、5 )Lt コニウム(Nyacol  Z
r) 200/20、公称的200μmの粒子の大きさ
とpH3の二酸化ジルコニウムゾル(20重量%二酸化
ジルコニウム)を使用した。繊維は紡糸し、得られた連
続した緑色11iは光沢があり、乳白色で取り扱うこと
ができた。これらは実施例4の方法で焼成した。これら
の焼成した繊維は弱く、ある程度もろかった。
実施例4−7で製造した焼成繊維は約9−25μmの直
径を有し連続で、立方晶の結晶構造であった。これらの
繊維の平均引張り強さは下の第2表に示す。
第  2  表 4          50          1.
445        100          1
.576        150          
1.207200        弱い 第2表は、100口論以上のコロイドで製造した!IN
の平均引張り強さは、全コロイド粒子が約1100nに
等しいか小さい場合よりは弱いということを示している
実施例8及び9は、触媒に応用するための繊維に金JI
酸化物及び金属を含ませたものを具体的に説明する。
実施例8 300gのニヤコールジルコニウム(Nyac。
Zr)100/20コロイド二酸化ジルコニウム(20
重齢%二酸化ジルコニウム)に160gの酢酸ジルコニ
ル(25重量%当量二酸化ジルコニウム)を加え、これ
に混合した後13.569の。
硝酸イツトリウム6水塩を409の脱イオン水に溶かし
た溶液を加えた。混合したあと、669のpvpm液(
50重量%PVP  K−30)を加えた。この混合物
を二等分した。
A)  1N7)1分に4;t3.889(7)w41
1ニッケル6水塩を10gの脱イオン水に溶かして加え
た。
これは最終的に焼成aimにおいて3.0モル%の濃度
の酸化ニッケル(Nip)となった。
B)他の部分には1.539の硝酸第二銅3水塩を10
9の脱イオン水に溶かして加えた。これは最終的には焼
成繊維において1.5モル%の濃度の酸化銅(cub)
となった。
サンプル八と8は回転蒸発器で約100 Pa5ecに
濃縮した。繊維は押出し、実施例4と同じ方法で引取っ
た。すべてうまく紡糸でき光沢がよく透明で強い連続し
た繊維が得られた。これらは実施例4で述べたスケジュ
ールにより800℃に加熱した。熱処理後繊維の直径は
約9から25μmで、ぞの表面積は窒素吸着法によ)で
測定した(第3表)。
第  3  表 A      13.3      透明、強い、うす
黄緑色 8     1.9     透明、強い、うす緑色 第3表のデータは、触媒金属酸化物を含む多孔性の連続
した強い二酸化ジルコニウム繊維がこの発明の教示によ
って製造されたことをボしている。
友直亘ユ 実施例8で製造したサンプルのA及びBの部分を酸化ア
ルミニウム製のボートに入れ水素雰囲気中で900℃に
焼成し室温に冷却した。得られた繊維は強くて点り、サ
ンプルAには金属のニッケルの存在を示し、サンプル8
には金属の銅の存在を示した。窒素吸着法で測定した所
、サンプルAの表面積は12.9m2/g、サンプルB
は8.1?FL2/9Fあった。
実施例10−12では触媒、吸着剤、膜、及び濾過の応
用としての広い表面積を持った連続した繊維の製造を具
体的に説明する。
哀! この実施例の繊維は2.5モル%の酸化イツトリウム(
Y2O2)を含む。
30.819のニヤコールジルコニウム(Nyacol
  Zr) 10/20のコロイド二酸化ジルコニウム
(201m%二酸化ジルコニウム)、公称5から1On
−の粒子の大きさを有するコロイド二酸化ジルコニウム
ゾルと24.659の酢酸ジルコニル(25tlui1
%当聞二酸化ジルコニウム)を混合した。3.839の
硝酸イツトリウム6水塩をこの混合物に加え、溶解させ
た。この混合物に16.09のPVP  K−30(5
0重量%水溶液)と58.539のニヤコールジルコニ
ウム(Nyacol  Zr)100/20コロイド二
酸化ジルコニウム(20重量%二酸化ジルコニウム)を
加えた。この混合物は#54ホワットマンフィルター(
Whati+an filter)を用イテ濾過し、回
転蒸発器で約100 Pan1cの粘度まで濃縮した。
連続した繊維を押出し、実施例4と同じ方法で引取った
。これらの繊維は400℃で熱処理を行なった。
繊維は白く光沢があり、かなり強かった。繊維の直径は
9−25μmの範囲内にあった。m維の表面積は窒素吸
着法で測定した所、129m2/gであった。
実施例11 この実施例の繊維には3.2モル%の酸化イツトリウム
(Y2O2)を含む。
292.709のニヤコールジルコニウム(Hyaco
l  Zr)100/20コロイド二酸化ジルコニウム
(20重農%当量二酸化ジルコニウム)に246.59
の酢酸ジルコニル(25重量%二酸化ジルコニウム)と
25.09の硝酸イツトリウム6水塩を加えた。このU
合物を回転蒸発器で約100 Pa5ecまで濃縮した
。得られたドープは室温で2日間貯蔵した。連続した繊
維を押出し、実施例4で述べた条件で引取った。l!報
はうま(紡糸でき、400℃で10時間以上熱処理を行
ない、400℃で28HIII含浸(SOak) L/
た。繊維は連続しており容易に取り扱うことができ、ウ
ォーターホワイト(water white )で透明
、8から60μmの範囲の直径で、窒素吸着法で測定し
た所、表面積は137.1TrL2/gであった。
実施例12 この実施例の繊維には4.0モル%の酸化イツトリウム
(Y2O2)を含む。
292.79のニヤコールジルコニウム(Nyacol
  Zr)100/20コロイド二酸化ジルコニウム(
20m1%二酸化ジルコニウム)、1509の酢酸ジル
コニル(25重量%当量二酸化ジルコニウム)と70.
09のPVP  K−30(50%水溶液)を混合した
。この混合物に25.0gの硝酸イツトリウム6水塩を
60dの蒸留水にとかし加えた。この混合物は#54ホ
ワットマンフィルタ−(Whatman filter
)を用イr濾過し、回転蒸発器で約100 Pa5ec
の粘度まで濃縮した。得られたドープは2日間放置し1
、実施例4で述べた方法で押出した。繊維はうまく紡糸
でき、連続しており光沢があり透明で強かった。
繊維のサンプルは次のスケジュールにより熱処理を行な
った。室温から300℃まで10vI問以上加熱、30
0℃で5vI間含浸(soak) 、400℃まで6時
間以上加熱、400℃で5時間含浸、600℃まで5時
間以上加熱、600℃で2時間含浸、室温まで冷却。繊
維は無色透明1光沢があり強かった。直径が約10から
17μmの範囲内にある繊維の平均引張り強さは1.0
5GPaであった。表面積は窒素吸着法により測定した
所、37.6m279であった。
実施例13−14では二酸化ジルコニウム繊維において
粒子成長抑制剤として酸化イツトリウム(Y2O2)だ
けでなく酸化アルミニウムを含有した場合について具体
的に説明する。
実施例13 この実施例の繊維には90.9モル%の二酸化ジルコニ
ウム、5.5モル%の酸化アルミニウム及び3.6モル
%の酸化イツトリウム(Y、203’)を含む。
29.27gのニヤコールジルコニウム(Nyacol
  Zr)100/20コロイド二酸化ジルコニウム(
20重量%二酸化ジルコニウム)、15、(lの酢酸ジ
ルコニル(25重量%当量二酸化ジルコニウム)、5.
339の9重齢%酸化アルミニウムを含むアルミニウム
をベースとしたホルモアセテート(for−oacet
ate)の溶液と2.389の硝酸イツトリウム6水塩
を50dの脱イオン水に溶かしたものとを混合した。ア
ルミニウムをペースとしたホルモアセテート(for鵬
oac、etate)は米国特許3,957.598に
述べられているようにギ酸と酢酸のほぼ等モルの混合物
を含む溶液中で金属アルミニウムをaWI(diges
tings) Llて製造した。全カルボン置場とアル
ミニウムとの比率はほぼ1.0であった。混合物を濾過
、濃縮し、繊維は実施例4で述べたように押出した。繊
維はうまく紡糸でき、光沢のある透明な強いi続した緑
色繊維が得られた。このバッチの一部分をとって100
0℃及び1100℃に熱処理した。どちらの処理温度で
も繊維は強く光沢があった。1000℃で処理した繊維
の平均引張り強さは1.12GPaであった。1100
℃で熱処理した繊維の平均引張り強さは1.27GPa
で、ある繊維は2.39GPaもあった。
実施例14 この実施例のallには89.2モル%の二酸化ジルコ
ニウム、7.6モル%の酸化アルミニウム及び3.2モ
ル%の酸化イツトリウム(Y2O2)を含む。
30.09のニヤコールジルコニウム(HyacolZ
r)100/20コロイド二酸化ジルコニウム(20重
量%当量二酸化ジルコニウム)、16.09の酢酸ジル
コニル(251!ffi%二酸化ジルコニウム)、7.
789のアルミニウムホルモアセテート(fOrloa
cetate)溶液(9重石%当[Q化アルミニウム)
と2.269の硝酸イツトリウム6水塩を混合した。得
られた混合物を濾過し、繊維ニテキル粘r!1(約10
0 Payee )まで濃縮した。連続したm維を実施
例4で述べた条件で押出した。IINは次のスケジュー
ルによって焼成した。室温から300℃まで4時間以上
加熱、300℃で1時間含Wi (soak) 、40
0℃まで1時間以上加熱、400℃で1時間含浸、55
0℃まで2時間以上加熱、550℃で1時間含浸、10
00℃まで3時間以上加熱、1000℃で1時間含浸、
次いで室温まで戻し冷却した。焼成繊維は光沢があり、
わずかに半透明で強かった。
実施例15では大きな直径の二酸化ジルコニウムIMの
製造を述べる。
実施例15 この実施例のsewには2.2モル%の酸・化イツトリ
ウム(Y2O2)を含む。
2.0gの酸化イツトリウム(Y2O2)粉末に5.0
9の濃硝酸で酸性にした40Idの脱イオン水を加え約
70℃に加温して溶かした。これに144、OfのpH
3で公称5Qnmの粒子の大きさを有するニヤ」−ルジ
ルコニウム(Nyacol  Z r )50/20コ
ロイド二酸化ジルコニウムゾル(20重畿%二酸化ジル
コニウム)を混合した。この混合物に76.89の酢酸
ジルコニル(25重置%当量二酸化ジルコニウム)をか
きまぜ乍ら加えた。得られた混合物は0.2μrT1の
パルストンAAクラスのカートリッジフィルター(Ba
1StOn^A Grade cartridge f
ilter )を用イテ丸底フラスコの中に濾過し、回
転蒸発品で約100 Pa5ecの粘度まで濃縮した。
このドープは150μm130孔の紡糸口金を用いて4
.5HPaの圧で押出し、約25m/■in、の速廓で
巻取り装置の1転輪の上に引取った。紡糸の間、相対@
度は約60%であった。緑色$111は連続して円形を
なし透明で強く、約25から60μmの範囲の直径を有
していた。
緑色繊維はアルミナの棒の上に掛け、プログラムの組み
こまれた炉の中で焼成した。繊維は800℃まで次のス
ケジュールにより加熱した。室温から300℃まで10
時間以上、300℃に5時間保持、300℃から400
℃まで5時間以上、400℃で5時間保持、400℃か
ら500℃まで5時間以上、500℃で2時間保持、5
00℃から800℃まで5時間以上、800℃で2時間
保持。
800℃で焼成した繊維は直径が20から50μmで、
連続しており透明で強かった。直径が平均23μmの繊
維で測定した引張り強さの平均tよ0.62GPa−(
’あツタ。
この発明の多様な変更態様及び改変はこの発明の範囲と
精神に反することなく当業者にとって明らかな所であり
、この発明がここに具体的に説Illする実施態様に不
当に限定されないことは当然とするところである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)5から200nmの範囲内の直径を有する
    結晶性コロイドジルコニア粒子 (b)少なくとも1つの水溶性ジルコニウム化合物 (c)残留溶媒 を含むケイ素のない緑色の繊維。
  2. (2)更に1つ又はそれ以上の下記の化合物を含む請求
    項1記載の緑色繊維: (d)金属の水溶性化合物又はゾル(その金属酸化物は
    酸化ジルコニウムの相変化安定剤で、前記金属は存在す
    るジルコニアの全当量モルの0以上20モル%まで含む
    )、 (e)少なくとも1つの金属の水溶性化合物又はゾル(
    その金属酸化物は酸化ジルコニウムの粒子成長抑制剤で
    、前記金属は存在するジルコニアの全当量モルの0以上
    20モル%まで含む)、(f)少なくとも1つの水溶性
    触媒又はその前駆物質(前記触媒又は前駆物質は存在す
    るジルコニアの全当量モルの0以上10酸化物当量モル
    %までを含む)、及び (g)水溶性有機ポリマー(前記ポリマーは繊維の全ジ
    ルコニア含量の0以上50重量%を含む)、
  3. (3)多くても1.0μm(マイクロメートル)の粒子
    の大きさを持つ結晶性のジルコニア粒子を含む緑色繊維
    (前記の繊維は10から60μmの範囲の直径を有し、
    引張り強さは0.5GPaである)から製造された請求
    項1に記載のセラミック繊維。
  4. (4)請求項3記載の繊維から製造された織布、不織布
    、又は編み地。
  5. (5)下記の諸工程を含む請求項3記載のセラミック繊
    維の製造方法。 (a)結晶性コロイドジルコニア粒子と少なくとも1つ
    の可溶性ジルコニア化合物、溶媒、及び任意に1つ又は
    それ以上の (i)金属の水溶性化合物又はゾル(その金属酸化物は
    酸化ジルコニウムの相変化安定剤で、前記金属は存在す
    るジルコニアの全当量モルの0以上20モル%までを含
    む)、 (ii)少なくとも1つの金属の水溶性化合物又はゾル
    (その金属酸化物は酸化ジルコニウムの粒子成長抑制剤
    で、前記金属は存在するジルコニアの全当量モルの0以
    上20モル%までを含む)、(iii)少なくとも1つ
    の水溶性触媒又はその前駆物質(前記触媒又は前駆物質
    は存在するジルコニアの全当量モルの0以上10酸化物
    当量モル%までを含む)、 (iv)水溶性有機ポリマー(前記ポリマーは繊維の全
    ジルコニア含量の0以上50重量%を含む) を混合し、 (b)前記混合物を濃縮し、 (c)前記繊維を押出し又はブロー(blowing)
    して緑色繊維となし、そして (d)前記緑色繊維を酸素含有雰囲気中で400から2
    000℃の範囲で加熱し、結晶性コロイドジルコニア粒
    子を含んだ前記セラミック繊維とする工程。
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