JPH02209673A - 一体多層ガスケットおよびその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は一般的にガスケット集合体、とくに多層構造に
形成された内燃エンジン用一体ガスケットおよびその製
法に圓する。

［従来の技術］ たとえば自動車エンジンブロックおよび排気マニホルド
の対応する面のような、シールすべき対応面または一対
の面は平滑かつ平坦に見えるけれども、屡々それらは有
効にシールするのに十分に平滑ではない。したがって、
ガスケットをそれらの間に設置してガス蒸気のような流
体が逃げないように有効にシールすることが必要である
。

多層ガスケット集合体は、自動車エンジンにますます一
般的に使用されるようになってきた。そのようなガスケ
ット集合体は、通常溶接またはリベット止めされる２層
以上のガスケット片よりなっている。各ガスケット片は
、同じ集合体に使用される他のガスケット片と同じ大き
さおよび全体的形状のものである。しかしながら、多片
は他のガスケット片と異なる細部を備えている。すなわ
ち、同様な外形または形状であるけれども、一つのガス
ケット片は１つ以上のエンボスをその上に設けられ、同
じガスケット集合体の他の同じ外形のガスケット片は異
ったエンボスを有するか、または他の特徴を備えている
。さらに、たとえば、集合体の１つのガスケット片はほ
ぼ平坦で、同じ集合体の他のガスケット片はそのガスケ
ット片に設けられた流体源の開口から延びる流通管を有
している。

多層ガスケットの製造は、通常多くの工程または製造プ
ロセスを有する。第１にガスケット集合体を構成する多
片はユニークな構造を備えているため、それぞれのガス
ケット片はたとえば型打ちまたは打ち抜き法によって多
量生産される。すなわち、鋼または他の適当なガスケッ
ト材料は連続的に、特殊な構造を有する個々のガスケッ
ト片を型打ちまたは打ち抜く機械に供給される。つぎの
工程において、これらの個々のガスケット片はたとえば
熱処理等により別々に処理される。ついで、別々のガス
ケット片は特別の順序で積層され、弓続いて、その順に
組立てられる。ガスケット集合体を形成する個々の片は
、通常、たとえばリベットまたは点溶接により、集合体
として一緒に保持される。別々のガスケット片が完全な
集合体として一緒に接合された後、得られたガスケット
は精度および適合性を検査される。

［発明が解決しようとする問題点］ ガスケット集合体を構成する多片は適当な順序で積層さ
れる。さもなければ、ガスケット組立ては失敗する。ガ
スケット集合体を構成する多片はすべて大きさおよび全
体形状が同じでないため、ガスケットの組立ては容易に
不正確になりうる。

すなわち、ガスケット片は不適当な層の順序に配置され
る。さもなければ、ガスケット片が別々に製造され、−
緒に設置され、ついで組立てられるため、同じ２つのガ
スケット片が不注意に組立てられる。ガスケット片の無
数の他の不注意、不正確な組合わせが考えられる。その
ような不適当な種々のガスケット片の組合わせまたは配
置はガスケットに故障を生ずる。

［問題点を解決するための手段および作用］上記の事情
に鑑み、本発明によれば、多数の連結されたガスケット
部分よりなるガスケット本体を備えた多層ガスケットが
得られる。好ましい型式において、ガスケット本体は少
なくとも２つのガスケット部分を備え、各ガスケット部
分はサービス開口および少なくとも１つの孔を備えてい
る。

第１ガスケット部分の外周端部は第２ガスケット部分の
外周端部に、第１ガスケット部分が第２ガスケット部分
に折たたまれて重なり係合関係になり、孔およびサービ
ス開口が整合するように連結される。

一型式において、第１および第２ガスケット部分は金属
から一体に形成され、同じ長さだけ延びている。さらに
少なくとも１つのガスケット部分に設けられたサービス
開口を囲む突出するエンボスを備えている。ガスケット
部分の１つの一体の延長部としつる、１つ以上の橋絡部
がガスケット部分を連結するようになっている。

本発明の別の形式において、ガスケット本体は第３ガス
ケット部分を有する。湾曲可能な金属橋終部がこの第３
部分をガスケット本体に連結する。

さもなければ、３つのガスケット部分はガスケット部分
を連結する橋絡部とともに一体に形成される。また各ガ
スケット部分は、ガスケット部分の重なり関係の順序を
指示する指標を備えることができる。３つのガスケット
部分は折たたまれてアコーディオン状に重なり係合関係
となり、重なり部分の孔はほぼ整合することができる。

種々のガスケット部分は、それぞれ、各部分が折たたま
れた後ガスケット部分の外周端部にガスケット本体に形
成された折たたみ線に沿って折たたまれる。

本発明の好ましい型式において、１つ以上の湾曲可能な
開鎖タブが少なくとも１つのガスケット部分から延びて
いる。もし望むならば、そのような閉鎖タブは、ガスケ
ット部分の１つと一体に形成することができる。そのよ
うな閉鎖タブはガスケット部分を相対的に重なり係合関
係に保持するように操作することができる。

本発明によれば、そのようなガスケットを製造する方法
は、それぞれサービス開口および比較的小さい孔を有す
る、多数の連結されたガスケット部分を形成することを
含む。好ましい方法は少なくとも２つの連結されたガス
ケット部分を形成することである。別の方法は少なくと
も３つの連結されたガスケット部分を形成することであ
る。ガスケット部分は金属から一体に成形することがで
きる。

本発明による一体７多層ガスケットの製造は、さらに第
１ガスケット部分を第２ガスケット部分に折たたむ重な
り係合関係となることを含んでいる。ガスケット部分は
、１つのガスケット部分が他のガスケット部分の上に折
たたまれた後各ガスケット部分の外周端部に沿って形成
される折たたみ線に沿って折たたまれる。

３つの互いに連結されたガスケット部分が設けられるこ
れらの実施例において、各部分は好ましくは相対的にア
コーディオン状に折たたまれる。

多層ガスケットの製造はさらにガスケット部分の少なく
とも１つの各サービス開口の周りを囲むエンボスを設け
ることを含んでいる。包囲エンボスはそれらが互いに折
たたまれる前にガスケット部分に形成される。

本発明による一体ガスケットを形成するが法に含まれる
他の工程は、湾曲可能な閉鎖タブを少なくとも１つのガ
スケット部分に設けること、およびそのタブを閉鎖する
ことを含んでいる。タブの閉鎖は、ガスケット部分を相
対的に折たたまれたアコーディオン状に保持するように
なっている。

ガスケット部分が連結されているため、それらは互いに
分離することはない。そのように、上記提案の構造は確
実に反復可能性および適当なガスケット構造を得ること
ができる。すなわち、ガスケットを構成する部分が互い
に分離不能であるため、適当な片のみが各ガスケット組
立てに関連する。したがって、各ガスケットはつねに同
じ構成片よりなることができる。

さらにガスケット部分が連結されているため、各ガスケ
ット部分の積層配置は他のガスケット部分に対して一定
となる。各部分がその隣接するガスケット部分に対して
折たたまれまたは湾曲されるため、確実に適当な積層順
序が得られる。この点で、もし望むならば、ガスケット
部分はガスケット部分の重なり順序を指示する指標を備
えることができる。

本発明に含まれる製造方法はもつとも有効で、人的誤差
および要する労力を最少にする。しかして、ガスケット
材料の連続Ｌｌ−ルが機械に供給され、完成したガスケ
ットが自動的に処理されかつ成形され、それにより不注
意な組立てを回避することができる。提案された構造は
、製造中の品物、労力、材料の取扱および倉庫の経費を
最少にする。

もしガスケット部分が、提案されたように、圧延材料の
１枚板から進歩したダイ集合体によって一体に成形され
るならば、ガスケット部分を型打ちまたは打抜くため使
用される機械の準偏時間の節約ができる。むしろ、多数
の別の素材を製造するため多数のプレスおよびダイ集合
体を使゛用するよりも、本発明によって提案された構造
は１つだけのダイ集合体を必要とするに過ぎない。明ら
かに、ダイの経費は１つだけのダイ集合体が使用される
とき、もし別々のガスケット素材がガスケットを製造す
るのに使用されるならば必要とする、多数のダイ集合体
に比較して安価である。

本発明の他の特徴および利点は図面に基づく下記の説明
から容易に明らかになるであろう。

［実施例］ 本発明は種々の型式の実施例が可能であるが、図面には
以下に説明する好ましい実施例が図示され、この開示は
本発明の例示と考えるべぎで、本発明を図示の特殊な実
施例に限定するつもりはないことを理解されたい。

図面において、同様の部品はいくつかの図面を通じて同
じ符号で示され、第１図には一体の多層ガスケットが折
たたまれない状態で示されている。

作動状態に組立てられたとき、ガスケット１０は公知の
ように、内燃エンジンのエンジンブロックと多孔マニホ
ルド間のような、シールすべき一対の面の間に設置され
その間で圧縮されるようになっている。エンジンそれ自
体の細部は種々の型式を備えることができるが本発明の
いかなる部分をも構成しない。ただし本発明の原理を実
施するガスケットは使用される特定のエンジンに必要な
ように構成され、ガスケット集合体は使用されかつシー
ルする、ブロックおよびマニホルドの開口および面に適
合するような大きさにされる。

第１図および第２図において、ガスケット１゜は多数の
ガスケット部分１４，１６．１８を有するガスケット本
体１２を備えている。３つのガスケット部分が図示され
ているが、３つ以上のガスケット部分を本発明の精神お
よび範囲から離れることなく設けることができる。好ま
しい実施例において、各ガスケット部分は金属から構成
されている。

各ガスケット部分はそれらの間に共通のある特徴を有す
る。それらの共通の特徴は、ガスケット部分１４を対象
として説明されるが、他のガスケット部分も同じまたは
同様の特徴を有するものと理解されたい。各ガスケット
部分は第１の全体的に平坦な主要面２０（第１図）およ
び第２の全体的に平坦な主要面２２（第２図）を備えて
いる。

面２０および２２は全体的に互いに平行である。

このように少なくとも３つのガスケット部分があるとき
、各ガスケット部分の厚さは約０．００８インチ（０，
２０３ａｍ）とするのが好ましいが、ガスケット部分の
厚さを約０．００５インチから０．０２０インチ（０，
１２７ａｍから０．５０８ｍ＋）の範囲とすることがで
きる。２つしがガスケット部分がないが別の用途が可能
である場合、厚さは０．００５インチから０．０４０イ
ンチ（０，１２７麿から１．０１６Ｍ）の範囲とするこ
とができる。各ガスケット部分は、さらに、１つ以上の
比較的大きい貫通するサービス開口２４および１つ以上
の比較的小さい孔２６を備えている。小さい孔２６は（
図示しない）締付はボルトが貫通するボルト孔を構成し
ている。

ガスケット本体１２は好ましくは、型打機械、パンチプ
レスまたは他の適当な形式の装置により型切断または打
抜きされて、ガスケット本体１２に必要な形状が形成さ
れる。本発明の実施例において、多数のガスケット部分
１４．１６および１８は型打ちまたはパンチ作業中１枚
の板材から一体に形成される。そのように、各部分は同
じ材料であるが異なる形状とすることができる。各部分
は連続的とするかまたは区分される。

図示のように、ガスケット部分１４は各サービス開口２
４の周りに設けられた包囲エンボス２８を備えている。

エンボス２８は、公知のように、たとえばガスケット部
分１４が形成される平板にそれらを押印することによっ
て形成される。シールエンボスはガスケットの用途に応
じて異なった深さおよび大きさのものとすることができ
る。

第３図に示すように、エンボス２８は主または主要面２
２から外方に延びる突出部分または突起３０、および主
または主要面２０から内方に延びる対応する凹み、凹所
または孔３２を備えている。

図示のように、ガスケット部分１４はさらにボルト孔２
６のあるものの周りに設けられた包囲エンボス３４を備
えている。エンボス３４は、ガスケット部分が形成され
る平板に、公知のように、たとえばそれらを押印するこ
とによって形成される。シールエンボス３４は、ガスケ
ットの用途に応じて異なった深さおよび大きさのものと
することができる。

第３図にもつとも良く示されたように、エンボス３４は
主または主要面２２から外方に延びる突出部分または突
起２２、および主または主要面２０から内方に延びる対
応する凹み、凹所または孔３８を備えている。各エンボ
ス３４は同じ構造のものである。

図示のように、ガスケット部分１６は各サービス開口２
４の周りに設けられた包囲エンボス２９を備えている。

エンボス２９は、ガスケット部分１６が形成される平板
に、たとえばそれらを押印することによってエンボス２
８と同様に形成される。

第３図にもつとも良く示されたように、エンボス２９は
主または主要面２ｏから外方に延びる突出部分または突
起３１、および主または主要面２２から内方に延びる対
応する凹み、凹所または孔３３を備えている。エンボス
２９はガスケット部分１４に設けられたエンボス２８と
反対にガスケット部分１６に設けられている。そのよう
な場合、第６図に示されたように、１つのガスケット部
分が他の部分の上に折たたまれるとき、エンボス２８お
よび２９は補完的状態に配置される。

図示のように、ガスケット部分１８は一連の管部４０を
備え、それらはサービス開口２４を通る排気ガスの流れ
を改善する。流通管７１５４０は、部分１８に設けられ
た各開口２４の周りに延びる曲ったリム４２を備えてい
る。第３図に示されたように、各管部４０はガスケット
部分１８の主または主要面２２からほぼ横方向に延びて
いる。突起４２はガスケット部分１８の一体部分として
形成されている。

第１図に戻って、ガスケット部分１８はさらに、その外
方に延びる端部に設けられた１つ以上の湾曲可能な閉鎖
タブ４３を備えている。好ましくは、湾曲可能なタブ４
３はそれらが突出するガスケット部分とは一体に形成さ
れているが、そのタブは別の部分を含むこともできる。

湾曲可能な閉鎖タブ４３は、そうでなければまたはさら
に、ガスケット部分１４の外方に延びる端部上に設ける
ことができる。いずれの実施例によっても、湾曲可能な
閉鎖タブ４３はそれらが取付けられたガスケット部分か
ら十分な距離横方向に延び、それらが他のガスケット層
の周りに操作されかつ／または湾曲されて、すべての積
層部分を互いに折たたまれた係合関係に固定または保持
することができるようになっている。

本発明によれば、ガスケット本体を構成するガスケット
部分は互いに一体に連結されている。本発明は、ガスケ
ット部分を適当な方法で連結して、ガスケット部分を折
たたんで重なり係合関係になるようにすることに関する
。

これらの目的を達成するため、１つ以上の湾曲可能な連
結がガスケット部分を互いに連結するため使用される。

第１図にもつとも良く示された実施例において、ガスケ
ット部分１４．１６および１８の向き合った外周端部は
、それぞれ、多数の湾曲可能な橋絡部４８によって連結
されている。

第４図にもつとも良く示されたように、比較的小さい橋
絡部４８がガスケット部分１４Ｉ３よび１６間に形成さ
れている。

型打ちまたはパンチ作業の間、一体形成された多数のガ
スケット部分は１枚の金属板から隣接して横に並べて成
形される。通常のように、ガスケット部分をパンチする
ダイ集合体は、ガスケット部分をそれらが使用される特
定の用途に対応する形状にするような構造になっている
。さらに、ダイ集合体は橋絡部４８をガスケット部分の
隣接区域間に設けるような構造にすることができる。本
発明の実施例において、橋絡部４８はガスケット部分間
に一体の延長部として形成されている。

第５図、第６図および第７図にもつとも良く示されたよ
うに、ガスケット部分間の湾曲可能な連結部４８は、１
つの連結されたガスケット部分１４が他の連結されたガ
スケット部分１６にＷ４層されまたは折たたまれて重な
り係合関係になることができるようになっている。ガス
ケット部分が連結されているため、それらは折たたまれ
たとき互いに分離しない。すなわち、ガスケット部分１
４および１６の外周端部に設けられた湾曲可能な橋絡部
４８は、ガスケット部分１４をガスケット部分間の一体
性を維持しながら折たたまれることができるようになっ
ている。第６図に示すように、ガスケット部分１４およ
び１６が折たたまれたとき、各サービス開口２４、各エ
ンボス２８および２９、ならびに８孔２６はすべてほぼ
整合して配置される。

さらに、１つのガスケット部分を他のガスケット部分の
上に折たたむと、１つのガスケット部分が他のガスケッ
ト部分上に折たたまれた後、ガスケット部分の外周端部
に折たたみ線を形成する。

その後、第８図、第９図および第１０図に示すように、
他のガスケット部分１８は同様に、好ましくはアコーデ
ィオン状に、他のガスケット部分１４．１６に対して同
様に折たたまれ重なり係合関係となることができる。第
１０図に示すように、第３のガスケット部分１８が折た
たまれて伯のガスケット部分に対して係合関係になると
き、ガスケット部分１８の一体部分として形成された流
通管４０は、他のガスケット部分１４および１６のサー
ビス開口２４を通って横方向に延びる。すなわち、多数
のガスケット片が折たたまれたとき、突起４２の外端は
ガスケットのすべての層を貫通する。

各ガスケット部分はさらに型打ちまたは他の方法でその
上に形成される指標５０（第８図）を有する。指標５０
はガスケット部分の所要の重なり関係の順序を指示する
ため設けられている。対応する切欠き５２をガスケット
部分が折たたまれるとき指標を見るため使用される。

第１１図に示すように、ガスケットを格成するガスケッ
ト部分がアコーディオン状に重ねて折たたまれた模、湾
曲可能な各タブ４３の外端または自由端は、第１．１図
に二点ＩＩ線で示された、その延びた位置からガスケッ
ト部分１４との接触面まで折曲げられる。折曲げられた
タブ４３は、包装、収納および取付けの際ガスケット部
分を重なり係合関係に維持する。

本発明によれば、製造方法は少なくとも１つのサービス
開口および少なくとも１つの相対的に小さい孔を備えた
、多くの連結されたガスケット部分を形成することを含
んでいる。好ましい方法は少なくとも２つの連結された
ガスケット部分を形成することを含んでいる。別の方法
はすべてが金属から一体に形成された少なくとも３つの
連結されたガスケット部分を形成することを含んでいる
。

ついで、これらの多くの連結されたガスケット部分は折
たたまれる。すなわち、第１ガスケット部分は第２ガス
ケット部分に対して、１つのガスケット部分が他のガス
ケット部分の上に折たたまれた模、各ガスケット部分の
外周端部に形成される折たたみ線に沿って折たたまれ、
重なり係合関係になる。３つの連結されたガスケット部
分が設けられるとき、それらは相対的にアコーディオン
状に折たたまれるのが好ましい。

ガスケット部分が折たたまれて相対的に重なり係合間係
になると、閉鎖タブ４３はガスケット部分をいずれかの
相対的に折たたみ関係に保持するように操作される。

本発明の製造方法はさらにガスケット部分の少なくとも
１つにエンボスを形成することを含んでいる。エンボス
はガスケット部分に設けられたサービス開口を包囲して
いる。エンボス作業は、ガスケット部分が折たたまれる
前に、ガスケット部分に実施される。

第１２図に示された本発明の別の形式において、シール
を改善するためガスケット部分１４’、１６′にそれぞ
れ設けられたエンボス２８’　、２９′は各ガスケット
部分の主または主要面２２′から延びる各エンボス２８
’　、２９’の突出部分、および各ガスケット部分の主
または主要面２０′から内方に延びる各エンボスの凹み
、凹所または孔を形成されている。そのような場合、ガ
スケット部分１４′がガスケット部分１６′に折たたま
れ重なり係合関係になるとき、各エンボスの突起は反対
方向に延び、圧縮司能な空間がエンボスの反対方向に向
いた、対向する凹みの間に形成される。

一体のガスケットを構成する各ガスケット部分が相互に
連結されているため、それらは互いに分離できない。し
たがって、ガスケットはつねに連結されたガスケット部
分のみが適当に組合わされかつ連続している。さらに、
ガスケット部分は、折たたまれる順序を決定するように
互いに連結することができる。そのように、各ガスケッ
ト部分は他のガスケット部分および一体のガスケット集
合体に対して適当に配置されている。実際、本発明の一
体、多層ガスケット集合体は、人為的誤操作および誤っ
た組立ての可能性を回避する。

上記説明から、多数の変型および変更を本発明の真の精
神および新規な概念の範囲から離れることな〈実施する
ことができることが分るであろう。

明らかに、この開示は本発明を例示するためのもので、
本発明を図示の実施例に限定するものではない。この開
示は、特許請求の範囲の記載によって、すべての本発明
の特許請求の範囲に入るそのような変型がカバーされる
ことを意図したものである。

［発明の効果］ 本発明は、ガスケットの各部分の湾曲可能な橋絡部を介
して一体に形成することにより、組立ての際の不注意、
不正確な作業を防止し、ガスケットの故障を未然に回避
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を具体化する一体、多層ガスケッ
トの、折たたむ前の状態を示す上面図。 第２図は第１図のガスケットの底面図。 第３図は第１図の３−３線に沿う断面図。 第４図は第１図の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図。 第５図は第１ガスケット部分が、ガスケットの他のガス
ケット部分に重なり係合関係になるように折たたまれた
、第１図のガスケットの上面図。 第６図は第５図に示すガスケットの底面図。 第７図はほぼ第５図の７−７線に沿う断面図。 第８図は各ガスケット部分が、アコーディオン状に折た
たまれた、第１図のガスケットの上面図。 第９図は第８図のガスケットの底面図。 第１０図はほぼ第８図の１０−１０線に沿う断面図。 第１１図はほぼ第８図の１１−１１線に沿う拡大、破断
、断面図。 第１２図は本発明の別の実施例を示す第１０図と同様の
図。 １０・・・ガスケット、１２・・・ガスケット集体、１
４．１４’　　　１６．１６’　　　１８．１８’・・
・ガスケット部分、 ２０．２２・・・主要面、２４・・・サービス開口、２
６・・・ボルト孔、 ２８．２８’　　　２９．２９’・・・エンボス、３０
．３６・・・突起、３２．３８・・・孔、３４・・・シ
ールエンボス、４０・・・管部、４３・・・閉鎖タブ、
４８・・・橋絡部、５０・・・指標、５２・・・切欠き
。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）一体多層ガスケットであつて、少なくとも２つの
   ガスケット部分を有するガスケット本体を備え、前記各
   ガスケット部分は包囲する外周端部を有し、各ガスケッ
   ト部分はその外周内部のサービス開口およびその外周内
   部の少なくとも１つの比較的小さい孔を備え、前記第１
   ガスケット部分の外周端部は前記第２ガスケット部分の
   外周端部に隣接して前記第１ガスケット部分が前記第２
   ガスケット部分に折たたまれて重なり係合関係となり前
   記各孔および前記各サービス開口が整合するように折た
   たみ可能に固定された、一体多層ガスケット。
2. （２）一体多層ガスケットであつて、少なくとも３つの
   連結されたガスケット部分を有するガスケット本体を備
   え、前記各部分はサービス開口および比較的小さい孔を
   有し、前記ガスケット部分は前記ガスケット部分が折た
   たまれてアコーディオン状の重なり係合関係となり前記
   孔がほぼ互いに整合するように連結され、前記ガスケッ
   ト部分は各部分が折たたまれた後前記ガスケット部分外
   周端部に形成された折たたみ線に沿つて折たたみ可能で
   ある、一体多層ガスケット。
3. （３）一体多層ガスケットを形成する方法であつて、 それぞれサービス開口および小さい孔を有する少なくと
   も２つの連結されたガスケット部分を形成する工程、 前記第１ガスケット部分を前記第２ガスケット部分に１
   つのガスケット部分が他のガスケット部分に折たたまれ
   た後各ガスケット部分の外周端部に沿つて形成される折
   たたみ線に沿つて重なり係合関係になるように折たたむ
   工程 を有する、一体多層ガスケットを形成す る方法。