JPH0587246A - メタルガスケツトの製造方法 - Google Patents
メタルガスケツトの製造方法Info
- Publication number
- JPH0587246A JPH0587246A JP27192591A JP27192591A JPH0587246A JP H0587246 A JPH0587246 A JP H0587246A JP 27192591 A JP27192591 A JP 27192591A JP 27192591 A JP27192591 A JP 27192591A JP H0587246 A JPH0587246 A JP H0587246A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- gasket
- cylinder head
- manufacturing
- metal gasket
- Prior art date
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- Pending
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】金属薄板を２層に重ね合わせて成るメタルガス
ケットの製作費低廉化を図る。 【構成】１枚の金属薄板を打ち抜く事で、同形同大の１
対の素板５、５と、両素板５、５を連続させる連続部
６、６とを形成する。その後、この連続部６、６を１８
０度折り返す事で、上記１対の素板５、５を重ね合わせ
る。
ケットの製作費低廉化を図る。 【構成】１枚の金属薄板を打ち抜く事で、同形同大の１
対の素板５、５と、両素板５、５を連続させる連続部
６、６とを形成する。その後、この連続部６、６を１８
０度折り返す事で、上記１対の素板５、５を重ね合わせ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明に係るメタルガスケット
の製造方法は、例えば内燃機関のシリンダヘッド下面と
シリンダブロック上面との間に挟持して、両面間の気密
及び液密を保持する、メタルシリンダヘッドガスケット
を製造するのに利用する。
の製造方法は、例えば内燃機関のシリンダヘッド下面と
シリンダブロック上面との間に挟持して、両面間の気密
及び液密を保持する、メタルシリンダヘッドガスケット
を製造するのに利用する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関のシリンダヘッド下面とシリン
ダブロック上面との間にはシリンダヘッドガスケットを
挟持して、シリンダ内で発生する高圧の燃焼ガス、或は
シリンダブロックとシリンダヘッドとの間を流通する冷
却水や潤滑油が外部に漏洩するのを防止している。
ダブロック上面との間にはシリンダヘッドガスケットを
挟持して、シリンダ内で発生する高圧の燃焼ガス、或は
シリンダブロックとシリンダヘッドとの間を流通する冷
却水や潤滑油が外部に漏洩するのを防止している。
【０００３】図５は、この様なシリンダヘッドガスケッ
ト１の１例を示している。このシリンダヘッドガスケッ
ト１には、シリンダ頂部の開口形状に合わせた円形のボ
ア孔２、２、シリンダヘッドをシリンダブロックに固定
する為のボルトを挿通する小円孔３、３、冷却水や潤滑
油を通す為の透孔４、４が穿設されている。
ト１の１例を示している。このシリンダヘッドガスケッ
ト１には、シリンダ頂部の開口形状に合わせた円形のボ
ア孔２、２、シリンダヘッドをシリンダブロックに固定
する為のボルトを挿通する小円孔３、３、冷却水や潤滑
油を通す為の透孔４、４が穿設されている。
【０００４】この様なシリンダヘッドガスケット１は従
来から、ボア孔２等を打ち抜き形成した亜鉛メッキ鋼
板、ステンレス鋼板等の金属薄板を複数枚重ね合わせる
事により、構成されている。
来から、ボア孔２等を打ち抜き形成した亜鉛メッキ鋼
板、ステンレス鋼板等の金属薄板を複数枚重ね合わせる
事により、構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の様に構
成される従来のメタルガスケットの場合、別体に打ち抜
かれた２枚以上の金属薄板を、各金属薄板に形成した各
孔２、３、４を整合させた状態で重ね合わせ、しかも上
記２枚以上の金属薄板同士が分離しない様に、互いに束
ねる必要がある。この為、メタルガスケットの製造作業
が面倒で、製作費が嵩む原因となっていた。
成される従来のメタルガスケットの場合、別体に打ち抜
かれた２枚以上の金属薄板を、各金属薄板に形成した各
孔２、３、４を整合させた状態で重ね合わせ、しかも上
記２枚以上の金属薄板同士が分離しない様に、互いに束
ねる必要がある。この為、メタルガスケットの製造作業
が面倒で、製作費が嵩む原因となっていた。
【０００６】本発明のメタルガスケットの製造方法は、
上述の様な不都合を解消するものである。
上述の様な不都合を解消するものである。
【０００７】
【課題を解決する為の手段】本発明のメタルガスケット
の製造方法は、１枚の金属薄板を打ち抜く事で、同形同
大の１対の素板と、両素板を連続させる連続部とを形成
した後、この連続部を１８０度折り返す事により、上記
１対の素板を重ね合せるものである。
の製造方法は、１枚の金属薄板を打ち抜く事で、同形同
大の１対の素板と、両素板を連続させる連続部とを形成
した後、この連続部を１８０度折り返す事により、上記
１対の素板を重ね合せるものである。
【０００８】
【作用】上述の様に構成される本発明のメタルガスケッ
トの製造方法によれば、１枚の金属薄板を折り曲げる事
で、２枚の金属薄板を重ね合わせたメタルガスケットを
得られる為、メタルガスケットの製作費の低廉化を図れ
る。
トの製造方法によれば、１枚の金属薄板を折り曲げる事
で、２枚の金属薄板を重ね合わせたメタルガスケットを
得られる為、メタルガスケットの製作費の低廉化を図れ
る。
【０００９】
【実施例】図１〜４は本発明の実施例を示している。本
発明の製造方法によりメタルシリンダヘッドガスケット
を造る場合、先ず第一工程として、ステンレス鋼板、亜
鉛メッキ鋼板等の１枚の金属薄板を、プレス加工機等を
用いて打ち抜く事により、図１に示す様に、同形同大の
１対の素板５、５と、両素板５、５を連続させる連続部
６、６とを有する素材７を形成する。この素材７は、複
数の連続部６、６の中央部を通る直線ａに対して線対称
の形状とする。又、この素材７の打ち抜きと同時に、各
素板５、５には、それぞれボア孔２、２並びに透孔４、
更に必要な小円孔３、３（図５参照）を形成する。
発明の製造方法によりメタルシリンダヘッドガスケット
を造る場合、先ず第一工程として、ステンレス鋼板、亜
鉛メッキ鋼板等の１枚の金属薄板を、プレス加工機等を
用いて打ち抜く事により、図１に示す様に、同形同大の
１対の素板５、５と、両素板５、５を連続させる連続部
６、６とを有する素材７を形成する。この素材７は、複
数の連続部６、６の中央部を通る直線ａに対して線対称
の形状とする。又、この素材７の打ち抜きと同時に、各
素板５、５には、それぞれボア孔２、２並びに透孔４、
更に必要な小円孔３、３（図５参照）を形成する。
【００１０】この様な素材７は、次いで別のプレス加工
機に移送し、第二工程として、この別のプレス加工機に
より、図２に示す様に、各ボア孔２、２の周囲に突条
８、８を形成する。この突条８、８は、使用時に於いて
各ボア孔２、２周囲部分の押圧力を高くし、この周囲部
分のシール性向上を図る為のものである。
機に移送し、第二工程として、この別のプレス加工機に
より、図２に示す様に、各ボア孔２、２の周囲に突条
８、８を形成する。この突条８、８は、使用時に於いて
各ボア孔２、２周囲部分の押圧力を高くし、この周囲部
分のシール性向上を図る為のものである。
【００１１】上述の様にして各ボア孔２、２の周囲に突
条８、８を形成した素材７は、次いで折り曲げ加工機に
移送し、第三工程としてこの折り曲げ加工機により、図
３に示す様に、各連続部６、６を前記直線ａ部分で１８
０度折り返す事によって、上記１対の素板５、５を重ね
合せ、図４に示す様なメタルシリンダヘッドガスケット
９とする。
条８、８を形成した素材７は、次いで折り曲げ加工機に
移送し、第三工程としてこの折り曲げ加工機により、図
３に示す様に、各連続部６、６を前記直線ａ部分で１８
０度折り返す事によって、上記１対の素板５、５を重ね
合せ、図４に示す様なメタルシリンダヘッドガスケット
９とする。
【００１２】上述の様な本発明の製造方法により造られ
たメタルシリンダヘッドガスケット９は、従来から知ら
れたメタルシリンダヘッドガスケットと同様に、エンジ
ンのシリンダブロック上面とシリンダヘッド下面との間
に挟持して、両面間の気密及び液密保持を図る。この場
合に於いて、前記連続部６、６を折り返す事により形成
された突片１０、１０は、上記両面間から突出させる。
たメタルシリンダヘッドガスケット９は、従来から知ら
れたメタルシリンダヘッドガスケットと同様に、エンジ
ンのシリンダブロック上面とシリンダヘッド下面との間
に挟持して、両面間の気密及び液密保持を図る。この場
合に於いて、前記連続部６、６を折り返す事により形成
された突片１０、１０は、上記両面間から突出させる。
【００１３】
【発明の効果】本発明のメタルガスケットの製造方法に
よれば、１枚の金属薄板を折り曲げる事で、２枚の金属
薄板を重ね合わせたメタルガスケットを得られる為、２
枚以上の金属薄板同士が分離しない様に、鳩目等の別部
品によってこの金属薄板同士を互いに束ねる必要がなく
なり、製造工程の簡略化と部品点数の低減とにより、メ
タルガスケットの製作費の低廉化を図れる。
よれば、１枚の金属薄板を折り曲げる事で、２枚の金属
薄板を重ね合わせたメタルガスケットを得られる為、２
枚以上の金属薄板同士が分離しない様に、鳩目等の別部
品によってこの金属薄板同士を互いに束ねる必要がなく
なり、製造工程の簡略化と部品点数の低減とにより、メ
タルガスケットの製作費の低廉化を図れる。
【図１】本発明のメタルガスケットの製造方法の第一工
程を示す平面図。
程を示す平面図。
【図２】同じく第二工程を示す平面図。
【図３】同じく第三工程を示す斜視図。
【図４】本発明の製造方法により造られたメタルシリン
ダヘッドガスケットを示す平面図。
ダヘッドガスケットを示す平面図。
【図５】従来のメタルガスケットの１例を示す平面図。
【符合の説明】 １ シリンダヘッドガスケット ２ ボア孔 ３ 小円孔 ４ 透孔 ５ 素板 ６ 連続部 ７ 素材 ８ 突条 ９ メタルシリンダヘッドガスケット １０ 突片
Claims (1)
- 【請求項１】 １枚の金属薄板を打ち抜く事で、同形同
大の１対の素板と、両素板を連続させる連続部とを形成
した後、この連続部を１８０度折り返す事により、上記
１対の素板を重ね合せる、メタルガスケットの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27192591A JPH0587246A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | メタルガスケツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27192591A JPH0587246A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | メタルガスケツトの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587246A true JPH0587246A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17506773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27192591A Pending JPH0587246A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | メタルガスケツトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587246A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5792673A (en) * | 1995-01-31 | 1998-08-11 | Yamaha Corporation | Monitoring of eching |
| JP2014228056A (ja) * | 2013-05-22 | 2014-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | ヘッドガスケット |
| US9970548B2 (en) | 2013-03-14 | 2018-05-15 | Federal-Mogul Llc | Multi-layer gasket |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02209673A (ja) * | 1988-04-21 | 1990-08-21 | Fel Pro Inc | 一体多層ガスケットおよびその製法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP27192591A patent/JPH0587246A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02209673A (ja) * | 1988-04-21 | 1990-08-21 | Fel Pro Inc | 一体多層ガスケットおよびその製法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5792673A (en) * | 1995-01-31 | 1998-08-11 | Yamaha Corporation | Monitoring of eching |
| US9970548B2 (en) | 2013-03-14 | 2018-05-15 | Federal-Mogul Llc | Multi-layer gasket |
| JP2014228056A (ja) * | 2013-05-22 | 2014-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | ヘッドガスケット |
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