JPH0220870A - 湿し水不要平版印刷版材料 - Google Patents

湿し水不要平版印刷版材料

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JPH0220870A
JPH0220870A JP17058388A JP17058388A JPH0220870A JP H0220870 A JPH0220870 A JP H0220870A JP 17058388 A JP17058388 A JP 17058388A JP 17058388 A JP17058388 A JP 17058388A JP H0220870 A JPH0220870 A JP H0220870A
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JP
Japan
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silicone rubber
printing plate
photosensitive layer
rubber layer
layer
Prior art date
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Application number
JP17058388A
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English (en)
Inventor
Norihito Suzuki
鈴木 則人
Akihisa Nakajima
彰久 中島
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、湿し水不要平版印刷版材料に関し、詳しくは
現像時の耐スクラッチ性、耐刷力の良好な湿し水不要平
版印刷版材料に関する。
[従来の技術] 従来、湿し水不要平版印刷版材料においては、支持体上
に感光層及びシリコーンゴム層を塗設したものが知られ
ているが、感光層とシリコーンゴム層との接着性か不十
分であり、耐刷性が劣るという問題や、長時間経時した
場合にその接着力が低下し、十分な画像か得られないと
いう聞届かあった。
感光層とシリコーンゴム層との接着性を向上させる手段
は、中間層を設けたり、シリコーンゴム層の改良による
方法が一般的であるが、感光層の改良によって接着性向
上をはかろうとする技術もない訳ではない。
米国特許3,890,149号にはジアゾニウム塩を光
カチオン重合開始剤とし使用した感光層について開示さ
れている。しかしこの感光層を用いた場合には、露光時
にガスが発生し、シリコーンゴム層が剥離し易くなり、
現像時の耐スクラッチ性が劣るという欠点があった。ま
た刷版を生保存したときに耐刷力が劣る、即ち保存性が
悪いという欠点があった。
[発明が解決しようとする課題] そこで本発明の目的は、シリコーンゴム層の接着性が良
好で現像時の耐スクラッチ性を有し、保有性に優れた刷
版が得られる湿し水不要平版印刷版材料を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討の結果、本
発明に至った。
即ち、本発明に係る湿し水不要平版印刷版材料は、支持
体上に、感光層及びシリコーンゴム層を順に有する湿し
水不要平版印刷版材料において、上記感光層が(a)エ
ポキシ樹脂及び(b)ジアリルヨードニウム塩、トリア
リルスルホニル塩又はメタロセン化合物の中から少なく
とも選ばれた光カチオン重合開始剤を含有することを特
徴とする。
[作用] 本発明特有の感光層によれば、露光時にガス発生するこ
とがないためシリコーンゴム層の剥離の問題がなく、感
光層とシリコーンゴム層との接着力が高くシリコーンゴ
ム層の耐スクラッチ性に優れ、またその原因は一義的で
はないが、結果として保存性に優れた刷版が得られる。
[発明の具体的構成コ 本発明の支持体としては、通常の平版印刷機にセットで
きるたわみ性と印刷時に加わる荷重に酎え゛うるもので
あることが好ましく、例えばアルミニウム、亜鉛、銅、
鋼等の金属板、及びクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アル
ミニウム及び鉄等がメツキ又は蒸着された金属板1紙、
プラスチックフィルム及びガラス板、樹脂コート紙、ア
ルミニウム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプ
ラスチックフィルム、ゴム等が挙げられる。これらのう
ち好ましいのはアルミニウム板である。
本発明の感光層に使用されるエポキシ樹脂の代表例は、
下記のようなものである。
(1)ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応
生成物 (2)ノボラック樹脂とエピクロルヒドリンとの反応生
成物 (3)ビスフェノールFとエピクロルヒドリンとの反応
生成物 (4)テトラブロモビスフェノールAとエピクロルヒド
リンとの反応生成物 (5)環式脂肪族エポキシ樹脂(シクロヘキセンオキサ
イド基、トリシクロヘキセンオキサイド基、シクロペン
テンオキサイド基を有する化合物) (6)グリシジルエステル系エポキシ樹脂(多価カルボ
ン酸とエピクロルヒドリンとの反応生成物) (7)グリシジルアミン系エポキシ樹脂(アミンとエピ
クロルヒドリンとの反応生成物) (8)複素環式エポキシ樹脂(ヒダントイン環をグリシ
ジル化したヒダントイン型エポキシ樹脂及びトリアジン
環を有するトリグリシジルイソシアヌレート) (9)グリシジルアクリレートあるいはメタクリレート
と他のスチレン、メタクリル酸メチル、ヒドロキシスチ
レン、塩化ビニル、N−(4−ヒドロキシフェニル)ア
クリルアミド等のビニルあるいはアクリレートあるいは
メタクリレートモノマーとの共重合樹脂 エポキシ樹脂としては、この他にも、公知のエポキシ樹
脂すなわち分子当り少なくとも平均1個以上のエポキシ
基を有するものであれば何でも使用できる。
本発明において好ましく用いられるエポキシ樹脂は、上
記のうち(1)、 (4)のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂又は(5)′の環式脂肪族エポキシ樹脂であり、
さらに好ましくは(5)の環式脂肪族エポキシ樹脂と他
のエポキシ樹脂との併用である。
本発明において使用される光カチオン重合開始剤として
は、ジアリルヨードニウム塩、トリアリルスルホニレム
塩又はメタロセン化合物の中から選ばれる少なくとも一
種である。
本発明で用いられるジアリルヨードニウム塩としては、
下記−数式[I]に示す化合物を用いることができ、ま
たトリアリルスルホニウム塩としては下記−数式[11
1に示す化合物を用いることができる。
[Rh1−I−njつ”  〔LQl、10[I ]式
中、hはlであり、モしてjはlであるか又はhは2で
あり、モしてjはOであり、そしてR1とR2はh=1
でj=1である場合は互いに独立して非置換又は1個な
いし3個の置換基を有する炭素原子数6ないし18の一
価炭素環式芳香族基を表し、モしてh=2でj=0であ
る場合は非置換又は1個ないし3個の置換基を有する炭
素原子数12ないし18の二価炭素環式芳香族基を表し
、13 、 R4゜及びR5は互いに独立してR2の意
味のうちの1つを表し、LはB、P、As及びsbから
なる群から選ばれ、Qはハロゲン原子を表すか、又は1
つのアニオンLQ;中の基Qのいくつかは又水酸基を表
し得るものであり、そしてmはLの原子価から1引いた
値に相当する整数である。
炭素原子数6ないし18の一価炭素環式芳香側基の例と
してはフェニル基、ナフチル基、アントリル基及びフエ
ナントリル基が挙げられる。フェニル基が好ましい、こ
れらの基中に存在し得る置換基はアルキ基好ましくは炭
素原子数1ないし6のアルキル基例えばメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基
、n−ペンチル基又はn−ヘキシル基、アルコキシ基、
好ましくは炭素原子数1ないし6のアルコキシ基例えば
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブト
キシ基、n−ペントキシ基又はn−ヘキソキシ基、ハロ
ゲン原子、例えば弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃
素原子、アミノ基、シアノ基又はニトロ基である。
炭素原子数12ないし18の二価炭素環式芳香族基の例
としてはビフェニル−2,2′−ジイル基が挙げられる
好ましいハロゲン原子Qの例としては塩素原子又は特に
弗素原子が挙げられる。好ましいアニオンLQ+sはB
F、−1PF、−1ASF6−1SbFa−及び5bF
s(Ol()−である。
本発明で用いられるメタロセン化合物は下記−数式[m
lで示される。
[R6(Fe”R’)m ];”  [X ] −、t
    [m ]式中、Sはl又は2であり、tは1,
2,3゜4又は5であり、Xは非求核アニオンを表し、
R6はπ−アレーンを表し、R7はπ−アレーンのアニ
オン好ましくはシクロペンタジェニルアニオンを表す。
π−アレーンR6及びπ−アレーンのアニオンR7の例
はヨーロッパ特許A−94915号明細書中に認められ
る。
好ましいπ−アレーンR6の例としては、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼン、クメン、メトキシベンゼン、
メチルナフタレン、メトキシナフタレン、とレン、ペリ
レン、スチルベン、ジフェニレンオキシド及びジフェニ
レンスルフィドが挙げられる。
クメン、メチルナフタレン又はスチルベンが特に好まし
い。
非求核アニオンX−の例としては有機スルホン酸又はカ
ルボン酸のアニオンFSO,−又は上記において定義さ
れたアニオン[LQ■]−が挙げられる。
好ましいアニオンは部分的に弗素化又は完全に弗素化さ
れた脂肪族又は部分的に弗素化又は完全に弗素化された
芳香族カルボン酸、又は特に、部分的に弗素化又は完全
に弗素化された芳香族有機スルホン酸から誘導されるか
、又は好ましくはアニオン[LQml−である。
アニオンXの例としはBF、−1PF、−1AsFs−
1SbF6−1SbF50H−1CF、SO,−1C2
FS−3O3−1n−C,F、5O3−1n−CJsS
Oi−1n−CaF I JO+−1n−C,Fl 、
5O3−1C,F、SO3−、ホスホタングステート(
PO40W+ 23−)又はシリコタンクステート(S
iOnoW+□6−)が挙げられる。
PF5−1ASF6−1SbF、−2CF、5O3−1
C2F5SO3n−G、F、SO,−1n−C,F、S
O:+−2n−Cr、FxzSOz−及びn−CaF+
、SO3−か好ましい。
本発明に用いられる光力チーオン重合開始剤の具体例と
しては、トリフェニルスルホニウムへキサフルオロアン
チモン、トリナフチルスルホニウムヘキサフルオロアン
チモン、トリフェニルスルホニウムへキサフルオロホス
フェート、トリトリルスルホニウムヘキサフルオロアン
チモネート、4.4−ジメチルジフェニルヨウトニウム
へキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨウドニウム
テトラクロロボレート、ジフェニルヨウドニウムラメラ
クロロボレート、 本発明においては、上記ジアリルヨードニウム塩、トリ
アリルスルホニウム塩又はメタロセン化合物のうち一種
を用いてもよいが、二種以上を併用することもできる。
なお本発明の目的の範囲内て公知の光開始剤を含むこと
がてきる。
本発明においては、上記開始剤と増感剤や過酸化物と併
用することも好ましい。ここに増感剤としては、アント
ラセン、ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキ
サントン等があり、また過酸化物としては、クメンハイ
ドロパーオキサイド、ジターシャリ−ブチルパーオキサ
イト、ターシャリ−ブチルパーオキサイド等がある。
また上記以外に本発明の効果を損なわない範囲で、公知
の感光性物質を併用することもできる。
本発明のプライマー層の組成比は次の通りである。即ち
エポキシ樹脂100重量部に対して光カチオン重合開始
剤は0.1〜15.0重量部が好ましく、より好ましく
は0.1〜5.0重量部であり、増感剤は0.5〜3.
0重量部が好ましく、より好ましくは0.2〜1.0重
量部であり、過酸化物は0.1〜10.0重量部が好ま
しく、より好ましくは1.0〜3.0重量部である。
感光層には、上記以外に露光後或いは現像後に像を可視
化させるための色素(例えば、ビクトリアピュアブルー
BOH(保土谷化学社製)、オイルブルー@60:I 
(オリエント化学工業社製)等のトリフェニルメタン系
、ジフェニルメタン系色素等)、塗布性を改良するため
のアルキルエーテル類(例えば、エチルセルロース、メ
チルセルロース)、フッ素系界面活性剤、ノニオン系界
面活性剤(例えば、プルロニックL64(旭電化社製)
、塗膜の柔軟性を付与するための可塑剤(例えば、ポリ
エチレングリコール、リン酸トリクレジル、アクリル酸
又はメタクリル酸ポリマー)、安定剤(例えばリン酸、
シュウ酸、酒石酸等)を含有することができる。
本発明においては、支持体と感光層の間にプライマー層
を有していてもよい。
プライマー層は、特に限定されないが、光カチオン重合
開始剤で光硬化させたエポキシ樹脂、公知の熱硬化型の
硬化剤を用いたエポキシ樹脂などを用いて形成されるこ
とが好ましい。
ここに光カチオン重合開始剤としては、前記感光層で用
いた化合物と同一であっても、異っていてもよい。
本発明のシリコーンゴム層に用いられるシリコーンゴム
としては1次のようなくり返し単位を有する分子量数千
〜数十刃の主鎖中又は主鎖の末端にOH基を有する線状
有機ポリシロキサンを生成分とするものが好ましい。
+Si −0+n 古 ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1〜1゜のアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、アルキル基、ビニル基、
アリール基、シラノール基(OH基)であり、凡の60
%以上がメチル基であるものが好ましい。なお上記シラ
ノール基(OH基)は主鎖中又は主鎖の末端のどちらに
あってもよいが、末端にあることが好ましい。
本発明において有用なシリコーンゴムは、このようなシ
リコーン・ベースポリマーと、次にあげるようなシリコ
ーン架橋剤との縮合反応によって得られるものである。
(1) R−Si%OR’) (2) R−3i+0Ac) (3) R−3i+ON雪CR’2)!ここてRは先に
説明したRと同じ意味であり、R′はメチル基、エチル
基などのアルキル基であり、ACはアセチル基である。
これらのシリコーンゴムは市販品としても入手でき1例
えば東芝シリコーン社製YE−3085等がある。
また、その他の有用なシリコーンゴムは、上に挙げたよ
うなペースポリマーと、次のような繰り返し単位を有す
るシリコーンオイルとの反応、或いはHの3%程度がビ
ニル基であるシリコーンベースポリマーとの付加反応、
或いは該シリコーンオイル同志の反応によっ−ても得る
ことができる。
(式中、Rは先のRと同じ意味であり、mは2以上の整
数、nは0又は1以上の整数である。)このような架橋
反応によって、シリコーンゴムを得るためには、上記の
成分の他に、錫、亜鉛、コバルト、鉛、カルシウム、マ
ンガンなどの金属の有機カルボン酸塩、例えばラウリン
酸ジブチルスズ、スズ(H)オクトエート、ナフテン酸
コバルトなど、或いは塩化白金酸のような触媒が添加さ
れる。
また、シリコーンゴムの強度を向上し、印刷作業中に生
じる摩擦力に耐え得るシリコーンゴムな得るためには、
充填材(フィラー)を混合することもできる。予めフィ
ラーの混合されたシリコーンゴムは、シリコーンゴムス
トック、或いはシリコーンゴムディスバージョンとして
市販されており、本発明のようにコーティングにより、
シリコーンゴム膜を得ることが好ましい場合には。
RTV或いはLTVシリコーンゴムのディスバージョン
が好んで用いられる。このような例としては、トーレシ
リコーン社製syt Off 23.5RX−257、
SI+237などのベーパーコーティング用シリコーン
ゴムディスバージョンがある。
本発明においては、縮合架橋タイプのシリコーンゴムな
用いることが好ましい。
シリコーンゴム層には、更に接着性を向上させるために
アミノ基を有するシランカップリング剤を含有している
ことが好ましい。
好ましいシランカップリング剤としては1例えば次のよ
うなものがある。
(a) )IJcl(zcllJH(CI(z)isi
(OCH+)i(b)H2NCE、CH2NH(CH2
):+5i(OCE:+)2(CHi)(c)  H2
N(C11,)、5t(OEt)3本発明においては、
上記の成分の他に、シリコーンゴム層中に光増感剤を少
量含有せしめることかてきる。
本発明の版材を構成する各層の厚さは、以下の通りであ
る。即ち支持体は50〜400pm、好ましくは100
〜300u、m 、プライマー層は0.1〜1004m
が好ましく、より好ましくは1.0〜15gm、感光層
は0.05〜10 g m 、好ましくは0.1〜2I
LI6シリコ一ンゴム層は0.5〜1100IL、好ま
しくは1〜40p、taである。
本発明において、シリコーンゴム層の上面には必要に応
じて保護層を有していてもよい。
本発明の湿し水不要版材は、例えば次のようにして製造
される。
支持体上に、リバースロールコータ、エアーナイフコー
タ、メーヤバーコータなどの通常のコータあるいはホエ
ラーのような回転塗布装置を用い、感光層を塗布後、乾
燥させる。なお必要ならば該感光層と支持体との間に上
記と同様な方法でプライマー層を設けてもよい。次いで
感光層上にシリコーンゴム溶液を同様の方法で塗布し1
通常100〜120°Cの温度で数分間熱処理して、十
分に硬化せしめてシリコーンゴム層を形成する。必要に
応じ該シリコーンゴム層上にラミネーター等を用いて保
護フィルムを設ける。
以上のようにして得られた版材を用いて刷版を得るには
、原稿であるポジフィルムを版材表面に真空密着させ、
露光する。この露光用の光源は、紫外線を豊富に発生す
る水銀灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、メタル
ハライドランプ、蛍光灯などが用いられる。露光によっ
て感光層に光不溶化部を形成する0次いで未露光部を現
像液を用いて溶出除去して現像すると、画線部(凹部)
を形成する。現像液としては湿し水不要版材の現像液と
して公知のものが使用できる0例えば脂肪族炭化水素類
(ヘキサン、ヘプタン、′アイソパーE、)I、G”(
エッソ化学製脂肪族炭化水素類の商品名)或はガソリン
、灯油等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等
)、成はノ10ゲン化炭化水素類(トリクレン等)に下
記の極性溶媒を添加したものが好適である。
アルコール類(メタノール、エタノール、水等)、エー
テル類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ、メチルカルピトール、エチルカルピトール
、ブチルカルピトール、ジオキサン等)、ケトン類(ア
セトン、メチルエチルケトン等)、エステル類(酢酸エ
チル、メチルセロソルブアセテート、セロソルブアセテ
ート、カルピトールアセテート等)等 またクリスタルバイオレット、アストラゾンレッド等の
染料を現像液に加えて現像と同時に画像部の染色化を行
うこ、ともできる。
現像は、例えば上記のような現像液を含む現像用パッド
でこすったり、現像液を版面に注いだ後に現像ブラシで
こする等、公知の方法で行うことができる。これにより
、画像部のシリコーンゴム層と感光層が除かれ、支持体
又はプライマー層の表面が露出し、その部分がインキ受
容部となる。
インキ受容部の深さは感光層とシリコーンゴム層の厚さ
分だけであってもよいし、感光層もしくはシリコーンゴ
ム層の厚さ分たけてあってもよい。
なお必要に応じて、インキ受容部(画線部)の深さを浅
くするためにインキ着肉性物質な該凹部内に埋め込むこ
とも好ましい。
[発明の効果] 本発明によれば、シリコーンゴム層の接着性が良好で現
像時の耐スクラッチ性を有し、保存性に優れた刷版が得
られる湿し水不要平版印刷版材料を提供することができ
る。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳説する。
なお1部」とあるのは特に断らない限り、「重量部」を
表わす。
実施例1 通常の方法で脱脂したスムーズアルミ板上に下記組成の
プライマー層を乾燥膜厚で2.OIL簡になるように塗
布し、 120°C15分間加熱硬化させた。
プライマー、組 エピコート1001 (シェル化学社製ビスフェノール
A−系エポキシ樹脂、 エポキシ当量450〜500)     100部メチ
ルテトラヒドロ無水フタル酸   36部2.4.6−
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール     
        10部メチルセロソルブアセテート 
   600部トルエン              
  600部メチルエチルケトン         6
00部上記プライマー層上に、下記感光性組成物を乾燥
重量で0.2p、taになるように塗−布し乾燥して感
光層を形成した。
監i豆皿貞1 エピコート1004 (シェル化学社製ビスフェノール
A系エポキシ樹脂)75部アラルダイトCY176 (環状脂肪族エポキシ樹脂)25部 イルガキュアCG24−61 (チバガイギー社製メタ
ロセン化合物)3.0部 クメンハイドロパーオキサイド    2.5部アント
ラセン           0.25部次に、上記感
光層上に下記シリコーンゴム層組成物を乾燥重量で2.
0JLmになるように塗布し、120 ’Cで4分間乾
燥し、シリコーンゴム層を得た。
シリコーンゴム 組 両末端に水酸基を有するジメチル ポリシロキサン(分子量 約ioo 、ooo)100
部 両末端にトリメチルシリル基を有する メチルハイドロジエンポリシロキサン (分子量 約2,500)        3.5部1
−トリメトキシシリルプロピル−3,5−ジアリルイソ
シアヌレート     3.3部ジブチル錫ジオクタノ
エート     3.3部アイソパーG(エッソ化学社
製)   1500部上記のようにして得られたシリコ
ーンゴム層の表面に厚さ12pmの片面マット化ポリプ
ロピレンフィルムをラミネートし、湿し水不要版材を製
造した。
現像液組成 アイソパーH(エッソ化学社製)25部ツルフィツト (クラレイソプレンケミカル社製)25部メタノール 
             25部トルエン     
           25部上記版材の上面にポジフ
ィルムを真空密着させてメタルハライドランプを用いて
露光した0次いてラミネートフィルムを剥離し、150
℃で3分間の熱処理を行った後、上記現像液を用い、現
像パッドでこすり、未露光部の感光層とシリコーンゴム
層を除去し、湿し水不要平版印刷版を製造した。
次いて上記の刷版を湿し水供給装置をはずしたハイデル
ベルグGTO印刷機に取り付け、東洋インキ社製TOY
OKING ULTRA TKUアクワレスG紅インキ
により印刷してたところ、最終印刷物に至るまてシャド
ウ部再現性に優れた印刷物が60,000枚得られ、耐
刷力に優れることが判った。
また上記の版材を40℃、 80$ RH″c1週間保
存また上記の版材を40℃、80% R)Iで1週間保
存した後、上記と同様にして印刷を行った。その結果、
保存前と同様に60,000枚のシャドウ部再現性に優
れた印刷物が得られた。
実施例2 実施例1において、感光層に用いたイルガキュアCG2
4−61に代えてトリフェニルホスホニウムへキサフル
オロアンチモンを用いた以外は同様にして印刷を行った
ところ、40,000枚のシャドウ部再現性に優れた印
刷物が得られた。保存性についても同様に良好であった
実施例3 実施例1において、感光層に用いたイルガキュアCG2
4−61に代えて4.4−ジメチルジフェニルヨウドニ
ウムヘキサフルオロホスフエイトを用いた以外は同様に
して印刷を行ったところ、45,000枚のシャドウ部
再現性に優れた印刷物が得られた。保存性についても同
様に良好であった。
比較例1 実施例1において感光層に用いたイルガキュアベンゼン
ジアゾニウムへキサフルオロホスフェイトに代えた以外
は同様にして印刷を行った。その結果、シャドウ部再現
性の悪い、刷版が得られ耐刷力は10,000枚であっ
た。
以上のことから、本発明の感光層を用いた場合、刷版作
成時のみならず、保存後においても非常に耐刷力が優れ
ていることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に、感光層及びシリコーンゴム層を順に有する
    湿し水不要平版印刷版材料において、上記感光層が(a
    )エポキシ樹脂及び(b)ジアリルヨードニウム塩、ト
    リアリルスルホニル塩又はメタロセン化合物の中から少
    なくとも選ばれた光カチオン重合開始剤を含有すること
    を特徴とする湿し水不要平版印刷版材料。
JP17058388A 1988-07-08 1988-07-08 湿し水不要平版印刷版材料 Pending JPH0220870A (ja)

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JP17058388A JPH0220870A (ja) 1988-07-08 1988-07-08 湿し水不要平版印刷版材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105273167A (zh) * 2014-06-19 2016-01-27 北京化工大学 芳茂铁盐作为碘鎓盐可见光下引发光固化的增感剂的用途

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CN105273167A (zh) * 2014-06-19 2016-01-27 北京化工大学 芳茂铁盐作为碘鎓盐可见光下引发光固化的增感剂的用途

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