JPH01209453A - 湿し水不要平版印刷版の製造方法 - Google Patents

湿し水不要平版印刷版の製造方法

Info

Publication number
JPH01209453A
JPH01209453A JP3620188A JP3620188A JPH01209453A JP H01209453 A JPH01209453 A JP H01209453A JP 3620188 A JP3620188 A JP 3620188A JP 3620188 A JP3620188 A JP 3620188A JP H01209453 A JPH01209453 A JP H01209453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
rubber layer
photosensitive
printing plate
base film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3620188A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Nakajima
彰久 中島
Norihito Suzuki
鈴木 則人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP3620188A priority Critical patent/JPH01209453A/ja
Publication of JPH01209453A publication Critical patent/JPH01209453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、湿し水不要平版印刷版の製造方法に関し、詳
しくは加筆や消去が可能な湿し水不要平服印刷版の製造
方法に関する。
[従来の技術] 従来、支持体上にシリコーンゴム層、感光層を順に積層
して成る18 L水不要平版印刷版材料を用い、該版材
に露光現像することにより、画線部を形成する技術は知
られている(特開昭55−70846号、同55−84
939号及び同50−68304号参照)。
[発明が解決しようとする[111 しかし、上記のようなシリコーン下層タイプの版材を用
いて得られた刷版の場合には、加筆や消去ができないと
いう欠点があり、また画線部のシリコーンゴム層への接
着性が悪いために、多数枚の印刷物を得ようとすると、
画線部が」れてしまうという欠点がある。
[発明の目的] そこで本発明の目的は、加筆や消去が可能であり、かつ
画線部が剥がれることがない湿し水不要平版印刷版の製
造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討の結果、本
発明に至った。
即ち、本発明に係る湿し水不要平版印刷版の製造方法は
、画線部を有する基体フィルム上に未硬化シリコーンゴ
ム層を塗、設し、次いで該シリコーンゴム層側に支持体
を圧着し、次いで該シリコーンゴム層を前記支持体上で
硬化させた後前記基体フィルムを剥離することを特徴と
する。
[作用] 本発明によれば、シリコーンゴム層を塗設する前に画線
部が基体フィルム上に形成されているので、画線部の不
都合箇所を加筆φ消去できる。
また本発明の製法により得られた刷版は、画線部が硬化
シリコーンゴム層に埋め込まれているため画線部が剥れ
たりすることがなく画像の安定性に優れている。
[発明の構成] 以下、本発明の湿し水不要平版印刷版の製造方法の一例
を添付図面に基き説明する。
先ず、第1図に示すように基体フィルムl上に感光性物
質を塗布乾燥して感光層2を形成し、次いで原稿フィル
ムを感光層z側にあてて露光し、現像液で現像すること
により第2図に示すような画線部2′を得る。なお画線
部2′は上記の方法によらず、例えば電子写真法等の手
段によって基体フィルムl上に形成することもできる。
次いで上記の画線部2′上に第3図に示すようにシリコ
ーンゴム層3を形成する。
次いで第4図に示すようにシリコーンゴム層3側を支持
体4に圧着した後、シリコーンゴム層3を硬化させると
共に基体フィルムlを剥離して、第5図に示すような湿
し水不要平版印刷版を得る。
以上の製法を更に具体的に説明する。
本発明に用いられる基体フィルムは、剥離性を有するフ
ィルムであり、片面マット化ポリオレフィン系フィルム
が好ましく、例えばポリプロピレン(PP)、 ポリエ
チレンテレフタレート(PET)等のフィルム、PPと
PETのラミネートフィルム、或いはこれらのポリオレ
フィン系フィルムをラミネートした紙等が挙げられる。
本発明において感光層から画線部を得る場合に用いられ
る感光性物質は、特に限定されず、先ず、従来公知の。
−ナフトキノンジアジド化合物の如きキノンジアジド型
のポジ型感光性物質が挙げられる。好適な0−ナフトキ
ノンジアジド化合物としては、米国特許3,048,1
20号明細書中に記載されているナフトキノン−(1,
2)−ジアジド−(2)−スルホン酸クロライドとフェ
ノールまたはクレゾール−ホルムアルデヒド樹脂とのエ
ステルがある。その他力用な0−ナフトキノンジアジド
化合物としては、例えば米国特許3,835,709号
に記載されているピロガロール−アセトン樹脂と0−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸クロライドのエステル、
特開昭55−76348号、同5G−1044号及び同
5B−1045号に記載されているポリヒドロキシフェ
ニル樹脂と0−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロラ
イドのエステル、特開昭50−113305号に記載さ
れているようなp−ヒドロキシスチレンのホモポリマー
またはこれと他の共重合し得るモノマーとの共重合体に
0−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロライドをエス
テル反応させたもの、49 公R49−17481号記
載のスチレンモノマーとフェノール誘導体との重合体生
成物と0−キノンジアジドスルホン酸との反応生成物、
またポリヒドロキシベンツフェノンと0−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸クロライドのエステル等が挙げられ
る。
かかるキノンジアジド型のポジ型感光性物質を含有する
感光性組成物は必要に応じて結合剤を添加することがで
きる0例えば好適なものとしてアルカリ水溶液可溶性の
7ポラツク樹脂が挙げられる。このようなノボラック樹
脂の例としては、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂、p−tert−ブ
チルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール変
性キシレン樹脂などを代表例として挙げることができる
。感光性組成物中のキノンジアジド化合物の量は10〜
50重量%であり、より好ましくは20−40重量%で
ある。また上記結合剤の配合量は感光性組成物中の45
〜80重呈%であり、好ましくは50〜70重槍%であ
る。
また、以下の感光性物質を用いることができる0例えば
、芳香族ジアゾニウム塩とホルムアルデヒドとの縮合物
で代表されるジアゾ樹脂である。#+fに好ましくは、
p−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドまたは
アセトアルデヒドとの縮合物の塩、例えばヘキサフルオ
ロ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、過塩素酸塩または
過ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生成物であるジアゾ
樹脂無機塩や、米国特許3,300,309号に記載さ
れているような、前記縮合物とスルホン酸類の反応生成
物であるジアゾ樹脂有機塩等が挙げられる。ざらにジア
ゾ樹脂は、好ましくは結合剤と共に使用される。かかる
結合剤としては種々の高分子化合物が使用され得るが、
好ましくは特開昭54−118613号に記載されてい
るような芳香族性水酸基を有する単量体、例えばN−(
4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、 N−(4
−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o−、m−
5またはp−ヒドロキシスチレン、o−、m−1または
p−ヒドロキシフェニルメタクリレート等と他の単量体
との共重合体、米国特許4,123,278号に記載さ
れているようなヒドロキシエチルアクリレート単位また
はヒドロキシエチルメタクリレート単位を主なる綴り返
し単位として含むポリマー、シェラツク、ロジン等の天
然樹脂、ポリビニルアルコール、米国特許3,751,
257号に記載されているポリアミド樹脂、米国特許3
.680,097号に記載されている線状ポリウレタン
樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート化樹脂、ビス
フェノールAとエピクロルヒドリンから縮合されたエポ
キシ樹脂、酢酸セルロース、セルロースアセテートフタ
レート等のセルロース類が包含される。
また重合体主鎖または側鎖に感光基として−CH= C
H−C−を含むポリエステル類、ポリアミド類、ポリカ
ーボネート類のような感光性重合体を主成分とするもの
も挙げられる0例えば、特開昭55−40415号に記
載されているような、フェニレンジエチルアクリレート
と水素添加したビスフェノールAおよびトリエチレング
リコールとの縮合で得られる感光性ポリエステル、米国
特許2,956,878号に記載されているような。
シンナミリデンマロン酸等の(2−プロペリデン)マロ
ン酸化合物及び二官能性グリコール類から誘導される感
光性ポリエステル類等が挙げられる。
さらにアジド基が直接またはカルボニル基又はスルホニ
ル基を介して芳香環に結合している芳香族アジド化合物
も挙げられる0例えば、米国特許3.096,311号
に記載されているようなポリアジドスチレン、ポリビニ
ル−p−アジドベンゾアート、ポリビニル−p−アジド
ベンザール、特公昭45−8613号に記載のアジドア
リールスルファニルクロリドと不飽和炭化水素系ポリマ
ーとの反応生成物、また特公昭43−21067号、同
44−229号、同44−22954号及び同45−2
4915号に記載されているような、スルホニルアジド
やカルボニルアジドを持つポリマー等が挙げられる。
さら1こまた、付加重合性不飽和化合物からなる光重合
性組成物も挙げられる。また電子写真方式の印刷版に用
いられる感光性組成物も本発明を適用できる0例えば、
特開昭55−181250号に記載の電子写真を利用し
た印刷用原版に用いられる電子供与化合物、フタロシア
ニン系顔料及びフェノール樹脂からなる感光性組成物等
が挙げられる。
感光層には、上記の感光性物質以外に界面活性剤又はシ
リコーンプライマーを含有せしめることが好ましい。
界面活性剤としては、ノニオン系の界面活性剤が好まし
く、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ン、脂肪酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル
、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、プロピレング
リコ゛−ル脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、脂肪酸アルカノールアミド、アミンオキシドなど
以外にフッ素系界面活性剤を用いることができ、中でも
好ましいのはフッ素系界面活性剤である。
本発明に好ましく用いられるフッ素系界面活性剤として
は、例えば側鎖にフッ化アルキル基を有する(メタ)ア
クリレート重合体を挙げることができ、この際、標準ポ
リスチレン換算数平均分子量は30,000以下のもの
が好ましく、より好ましくは 2,000〜10,00
0の範囲にあるものである。
(メタ)アクリレ−)1合体の数平均分子量が30.0
00を越えると、塗布性改良の効果が十分でなくなる。
前記(メタ)アクリレート重合体における側鎖にフッ化
アルキル基を有する部分のアクリレート構造単位または
メタクリレート構造単位としては、例えば下記一般式 %式% (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nはO〜
20、aはO〜2、bはO−1の整数を示す、) または下記一般式 %式% (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nはO〜
10.mはO〜20、aはθ〜2の整数を示す、) で表すことができ、具体的には −CH2−111:H−−OH2−(:H−I υ−UH7(UP7〕3L;)’H2U−L;)12(
じ+’ ?) 3L;? 3−CHz−CH−−11;
Hz−CH−c=o                
 c=。
O−CH2(GF?) toCF30−GHz(CF2
) +oCF2HU−CH7(にP 2)20じ? I
       U−1;Hz(+;? 2)2o1.1
F2HU−じl’ 2にF 3           
      Ll−1j;? 2ノ2しF3−CH2−
CH7 C=O 0−(CF2)+sCF:+ 一0H2−CH− −CH?−CH− −CH2−C:H− −CH2−CH− −GH2−CH− −CH2−CH− −C)12−CH− −CH2−CH− −CH2−CH− −C:H2−CH− ! −C)12−C:H− す CH3 −CH2−C− CH3 −CH2−C− CH:i −CH2−C− ■ CH3 −GH2−C− ■ CH3 −CH2−C− CH3 襲 −CH2−C− CH3 −CH2−c− 薯 OH。
l −CH2−C;− CH3 CH。
−CH2−C− 曾 CH3 −C’rh−C− ■ CH3 暴 −CH2−C− ?H3 −CH2−C− 等を挙げることができる。前記側鎖にフッ化アルキル基
を有する(メタ)アクリレート重合体は、さらに側鎖に
フルキレンオキシド基或いはアルキル基を有するもので
あることが好ましい、側鎖にフッ化アルキル基を有する
(メタ)アクリレート重合体におけるアルキレンオキシ
ド基を側鎖に有する部分の7クリレ一ト構造単位または
メタクリレート構造単位としては、 例えば下記一般式 %式% (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nはO〜
6、騰は1〜10の整数を示す、)で表すことができ、
具体的には ・H 等を挙げることができる。
また、側鎖にフッ化アルキル基を有する(メタ)アクリ
レ−)ff1合体におけるアルキル基を側鎖に有する部
分の7クリレ一ト構造単位またはメタクリレート構造単
位としては、例えば下記一般式 %式% (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nは1〜
22の整数を示す、) で表すことができ、具体的には 0−C3HII         0−CbH+3等を
挙げることができる。
さらに、側鎖にフッ化アルキル基を有する(メタ)アク
リレート重合体は、側鎖に7リール基、アリレン基等を
有していてもよくアリール基、アリレン基等を有する部
分の7クリレ一ト構造単位またはメタクリレート構造単
位としては、例えば、 −C11,−CH−、−Cut、−CH−CI(t  
CH、Cut  CH− さらに、本発明に好ましく用いられる側鎖にフッ化アル
キルを有する(メタ)アクリレート重合体は、前記以外
の構造単位、例えば CFy  CFx   、 −C1l−−CI! −O
OH 等を有していてもよい。
また。
07F 15002NHs CsF I 7SO2N (C2Hs) OH2cOO
KCaF I 7S02NHC3H6N・(C)I 3
) 20文−C7j+5CONH(CH2hN・(CH
3)2C2HaCOO−08F +l5O2N((:z
Hs)02Hs(OC3H6) 50HC7F l 5
cONHc 3H6N・CCH3)2CCH2)2CO
O′CH2COO− C6F +3sO2NG386N・(CH))2CsF
uS(hN−(CH2hN・(CH3) 2C82CO
O−3H7 C3F l 7SO?NHc 3)16N゛(OH3)
2C2H50S−02002HsC7F+s(:0NH
Cx)lLN゛(CH3h(4−C8F usO2N(
CH3)CH20H202CCI−CH?CsF +7
S02N(C:)lx)(−CH2−CH++oHCr
:jOC7H5 等のフッ素系界面活性剤も用いることができる。
さらに、本発明に好ましく用いられるフッ素系界面活性
剤としては市販品を用いることもでき、例えばサーフロ
ンrs −38J、rS−382J、rsc−IOIJ
、rs C−102J、rsc−103」、rs C−
104J(いずれも旭硝子社製)、フロラードrF C
−430J。
rF C−431J、rF C−1734(いずれもフ
ロロケミカル−住友スリーエム社製)、エフトップrE
F352」、rEF301」、rEF 303J(いず
れも新秋田化成社製)、シュベゴーフルアーr8035
J、r8038J(いずれもシュベグマン社製)、rB
 M 100OJ、rBMllooJ(いずれもビーエ
ム・ヒミー社製)などを挙げることができる。
なお本発明に好ましく用いられるフッ素系界面活性剤の
フッ素含有割合としては、好ましくは5〜80重量%で
あり、より好ましくは8〜65重量%である。
上記の各種ツー2素系界面活性剤は、単独でまたは組合
せて用いることができる。
界面活性剤の添加量は、感光性物質の総重量に対して0
.0001−10重量%が好ましく、より好ましくは0
.0001〜2重量%である。
シリコーンブライマーは、カーボンファンクショナルシ
ランと呼ばれるものを主成分とし、これに様々な工夫を
施したものである0例えばアルキルシラノール、そのエ
ステル、オルガノアルコキシシラン類、例えばグリシド
キシプロビル基を持つアルコキシシラン、ビニルトリク
ロロシランなどの低分子量のシラン化合物を非極性溶剤
に溶解したものである。市販品として入手できるものと
してはトーレシリコーン社製ノPRX−304,5)1
−508.5)1−4094.5)1−1800.5H
−2280、東芝シリコーン社製のブライマーME−1
1などがある。
シリコーンブライマーの添加量は、感光性物質の総重量
に対して0.0001−10重量%が好ましく、より好
ましくは0.0001〜2重量%である。
感光層を形成するには、リバースロールコータ、エアー
ナイフコータ、メーヤへ−コータなどの通常のコータ、
或いはホエラーのような回転塗布装置を用いて、上記感
光性物質等を前記の基体フィルム上に塗布し、乾燥する
感光層の厚さは0.05〜logmが好ましく、より好
ましくは(1,5〜5μ厘である。
本発明において、感光層塗布液にはさらに、充填剤、色
素、染料、顔料、塗布性改良のための本発明の化合物以
外の界面活性剤及び他の常用の添加剤及び助剤を含有す
ることができる。
感光層への露光に用いられる光源は、紫外線発生水銀灯
、カーボンアーク灯、キセノンランプ、メタルハライド
ランプ、蛍光灯などが挙げられる。
本発明のシリコーンゴム層に用いられるシリコーンゴム
としては、次のようなくり返し単位を有する分子量数千
〜数十万の線状有機ポリシロキサンを主成分とするもの
が好ましい。
(−Si −0+11 ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1〜10のアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、アルキル基、ビニル基、
アリール基であり、Hの60%以上がメチル基であるも
のが好ましい。
本発明において有用なシリコーンゴムは、このようなシ
リコーン・ベースポリマーと1次にあげるようなシリコ
ーン架橋剤との縮合反応によって得られるものである。
(1) R−Si+OR′) (2) R−Si+OAc) (3)R−Si−(−ON=(:R′2hここでRは先
に説明したRと同じ意味であり、R′はメチル基、エチ
ル基などのアルキル基であり、ACはアセチル基である
これらのシリコーンゴムは市販品としても入手でき5例
えば東芝シリコーン社製YE−3085gがある。
また、その他の有用なシリコーンゴムは、−にに挙げた
ようなペースポリマーと1次のような繰り返し単位を有
するH型シリコーンオイルとの反応、或いはRの3%程
度がビニル基であるシリコーンベースポリマーとの付加
反応、或いは該H型シリコーンオイル同志の反応によっ
ても得ることができる。
HR (式中、Rは先のRと同じ意味であり、mは2以上の整
数、nはO又は1以上の整数である。)このような架橋
反応によって、シリコーンゴムを得るためには、上記の
成分の他に、錫、亜鉛、コパノレト、鉛、カルシウム、
マンガンなどの全屈の有機カルボン酸塩2例えばラウリ
ン酸ジブチルスズ、スズ(II )オクトエート、ナフ
テン酸コバルトなど、或いは塩化白金酸のような触媒が
添加される。
また、シリコーンゴムの強度を向上し、印刷作業中に生
じる摩擦力に耐え得るシリコーンゴムを()るためには
、充填材(フィラー)を混合することもできる。予めフ
ィラーの混合されたシリコーンゴムは、シリコーンゴム
ストック、或いはシリコーンゴムディスバージョンとし
て市販されており、本発明のようにコーティングにより
、シリコーンゴム膜を得ることが好ましい場合には、R
T V 或いはLTVシリコーンゴムのディスバージョ
ンが好んで用いられる。このような例としては、トーレ
シリコーン社、1lJsyl Off 23.5RX−
257,5H237などのベーパーコーティング用シリ
コーンゴムディスバージョンがある。
本発明においては、上記の成分の他に、シリコーンゴム
層中に光増感剤を少量含有せしめることができる。
シリコーンゴム層の厚さは0.5〜100μmが好まし
く、より好ましくはl”40g+*である。
シリコーンゴム層を塗設する手段は特に限定されず、未
硬化のシリコーンゴム層が形成されればいかなる方法で
もよく、一般的塗布以外にラミネート等も含む。
本発明に用いられる支持体としては、通常の平版印刷機
にセットできるたわみ性と印刷時に加わる荷重に耐えう
るちのが好ましい0代表的なものとしてはアルミニウム
、亜鉛、銅、鋼等の金属板、及びクロム、亜鉛、銅、ニ
ッケル、アルミニウム及び鉄等がメツキ又は蒸着された
金属板、紙、プラスチックフィルム及びガラス板、樹脂
コート紙、アルミニウム等の金属箔が張られた紙等が挙
げられる。これらのうち好ましいのはアルミニウム板で
ある。アルミニウム板を使用する場合、公知の砂目型て
或いは陽極酸化処理されたものが好ましい。
砂目型て処理の方法としては、例えば機械的方法ニア1
!解エツチング方法が挙げられる0機械的方法としては
、例えばポール研H法、ブラシ研磨法、液体ホーニング
による研磨法、パフ研磨法等が挙げられる。アルミニウ
ム材の組成等に応じて上記の各種方法を単独或いは組合
せて用いることができる。
電解エツチングは、リン酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機
の酸を単独ないし2種以上混合した浴で行われる。
砂目型て処理の後、必要に応じてアルカリ或いは酸の水
溶液によってデスマー2ト処理を行い中和して水洗する
陽極酸化処理は、電解液としてT&酸、クロム酸、シュ
ウ酸、リン酸、マロン酸等を1種または2種以上含む溶
液を用い、アルミニウム板を陽極又はリン酸等の濃度1
0〜50%の水溶液で電流密度1〜10 A/dnfで
電解する方法などが挙げられる。
なおこれらの支持体上にハレーション防止その他の目的
でさらにコーティングを施してもよい。
支持体の厚さは50〜400 g tmが好ましく、よ
り好ましくは100〜300ル農である。
支持体上でシリコーンゴム層を硬化させる手段は特に限
定されず、自然硬化(風乾など)或いは強制硬化(加熱
など)のいずれであってもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、加筆や消去が可能であり、かつ画線部
が剥がれることがなく画像の安定性に優れた湿し水不要
平版印刷版の製造方法を提供することができる。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳説する。
実施例1 ポリプロピレン(PP)とポリエチレンテレフタレート
(PET)の共押し出しフィルムのPP側に、下記感光
性組成物をワイヤーバーで膜厚2井請になるように塗布
した。
[感光性組成物] 争ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−
スルホン酸クロライドとピロガロール・アセトン樹脂と
のエステル化合物(数平均分子量M、=1850、重量
平均分子m My−2200、縮合率30モル%)  
            1.7゜中フェノールトm−
、p−i合クレゾールとホルムアルデヒドとの共重縮合
樹脂(フェノール、m−クレゾール及びp−クレゾール
の各々のモル比が30:42:28、数平均分子量M。
=1360、重量平均分子量Mn=9140、住友デュ
レス社製、商品名5K−103)          
  8.49g◆p−tertオクチルフェノールとホ
ルムアルデヒドより合成されたノボラック樹脂とナフト
キノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−スルホン
酸クロライドとのエステル化合物(重量平均分子量)I
、−1800、縮合率50モル%)   0.18g争
オイルブルー雲803 (オリエンタル社製染料)0.
0B。
拳エチレングリコールモノメチルエーテル33層文 ・Fll:430(3 M社製界面活性剤)    0
.1gこれを30℃X 2sinで乾燥させた後、裏焼
きしたポジフィルムを感光層側にあてて紫外線露光機で
露光した.その後、市販のPS Posi用現像液SD
R−1(二二カ社製)で標準条件で現像したところ、き
れいな画線が得られた。
これをよく乾燥させ、この上に未硬化シリコーンゴム(
東芝シリコーン社製YE−3085)のトルエン溶液を
硬化後シリコーンが10終履になるように塗布した.そ
の後ドライヤーでトルエンを飛ばし、電解砂目立てした
アルミ板上にローラーで圧着した.これを室温で30分
放置し、シリコーンゴムを十分硬化させた後、基体フィ
ルムを剥離した.これを90℃XIO層inで十分に硬
化させた。
これをハイデルベルグ社製GTOにて印刷したところ、
10,000枚のきれいな印刷物が湿し水を与えること
なく得られた。
実施例2 ポリエチレンテレフタレート(PET)の片面をマット
化したものの反対側にポリプロピレンをラミネートした
ものに実施例1で用いた感光液をPP側に塗った.PE
Tにポジ印刷フィルムをあて露光した後,実施例1と同
様の方法で製版し、印刷を行ったところ、10,000
枚のきれいな印刷物が得られた。
実施例3 実施例1において界面活性剤を添加しない以外は同様に
して製版し、印刷を行ったところ、s,ooo枚のきれ
いな印刷物,が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の印刷版の製法の一例を示す要
部拡大断面図である。 l二基体フィルム 2:感光層 2′ :画線部 3:シリコーンゴム層 4:支持体 特許出願人  コ ニ ヵ 株 式 会 社代 理 人
  弁理士 坂口信昭 第1図 第2図 第3図 第4図 9′ 第5図 9′

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  画線部を有する基体フィルム上に未硬化シリコーンゴ
    ム層を塗設し、次いで該シリコーンゴム層側に支持体を
    圧着し、次いで該シリコーンゴム層を前記支持体上で硬
    化させた後前記基体フィルムを剥離することを特徴とす
    る湿し水不要平版印刷版の製造方法。
JP3620188A 1988-02-17 1988-02-17 湿し水不要平版印刷版の製造方法 Pending JPH01209453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3620188A JPH01209453A (ja) 1988-02-17 1988-02-17 湿し水不要平版印刷版の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3620188A JPH01209453A (ja) 1988-02-17 1988-02-17 湿し水不要平版印刷版の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01209453A true JPH01209453A (ja) 1989-08-23

Family

ID=12463126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3620188A Pending JPH01209453A (ja) 1988-02-17 1988-02-17 湿し水不要平版印刷版の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01209453A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6154222B2 (ja)
JPH01209453A (ja) 湿し水不要平版印刷版の製造方法
JPH01257949A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JP2651687B2 (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JPH01209452A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料の製造方法
JP2507395B2 (ja) 水なし平版印刷用原版
JP2622857B2 (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JPS62194255A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JPH0365539B2 (ja)
JPH03179446A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料の製造方法
JPS58163944A (ja) 湿し水不要平版印刷原版の製造方法
JPH0261730B2 (ja)
JP2507342B2 (ja) 水なし平版印刷用原版
JP2507470B2 (ja) 水なし平版印刷用原板
JPH01161242A (ja) 湿し水不要平版印刷版の製造方法及び湿し水不要平版印刷版材料
JPH03271742A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料の製造方法
JPH03249652A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JP2921092B2 (ja) 水なし平版製版用処理液
JPH0220871A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JPH0497359A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JPH02282257A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JPH03284752A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JPH01154159A (ja) 湿し水不要平版印刷版及びその製造方法
JPH07175209A (ja) 水なし平版印刷版の製版方法
JPH028847A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料