JPH02207759A - 水生動物養殖用人工飼料 - Google Patents
水生動物養殖用人工飼料Info
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- JPH02207759A JPH02207759A JP1029532A JP2953289A JPH02207759A JP H02207759 A JPH02207759 A JP H02207759A JP 1029532 A JP1029532 A JP 1029532A JP 2953289 A JP2953289 A JP 2953289A JP H02207759 A JPH02207759 A JP H02207759A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、アワビ、サザエ等の貝類や遊泳魚類や、ウ
ニ、カニ等の底生動物等の水生動物養殖用人工飼料に関
するものである。
ニ、カニ等の底生動物等の水生動物養殖用人工飼料に関
するものである。
（従来の技術）
貝類、魚類等の水生動物を養殖するための人工飼料には
次の諸条件が要求される。
次の諸条件が要求される。
（ａ）毒性のないこと。
（ｂ）飼育に適した栄養素を持ち、好んで食べられるこ
と。
と。
（ｃ）固形化したものが水中で短時間に原料本来の性状
に復すること。
に復すること。
（ｄ）水中において腐敗しにくいこと。
（ｅ）飼育槽内の海水の汚濁が少ないこと。
（ｆ）材料が安価であること。
（ｇ）製造工程が簡単であること。
（ｈ）原料粉末の粒子同志の接着が剥離せず飼料の形態
を維持できること。
を維持できること。
以上の諸条件を備えていればコストの低減、作業能率の
向上、養殖期間の短縮、養殖歩出りの向上環の効果が得
られる。
向上、養殖期間の短縮、養殖歩出りの向上環の効果が得
られる。
従来の水生動物養殖用人工飼料は、原料粉末をグルテン
を用いて混練し固形化したものが使用されていた。
を用いて混練し固形化したものが使用されていた。
（発明が解決しようとする課題）
上記した従来のグルテンを結合剤として使用したものは
、グルテンが粘着性を持つ蛋白質であるため水中におい
て腐敗しやすいといった問題があり、腐敗したものは水
生動物が食べないため飼育槽内に残存して水質汚濁の原
因となる。従ってこれを回収して除去する必要が生じる
。
、グルテンが粘着性を持つ蛋白質であるため水中におい
て腐敗しやすいといった問題があり、腐敗したものは水
生動物が食べないため飼育槽内に残存して水質汚濁の原
因となる。従ってこれを回収して除去する必要が生じる
。
この腐敗した飼料の除去には大変な労力を必要とし経費
が嵩ぼるとともに、飼料が無駄になることから飼料代の
高騰となってコストを引き上げるとともに、被養殖動物
の生育を阻害する結果となり、水中で腐敗しない水中動
物養殖用人工飼料が課題とされていた。
が嵩ぼるとともに、飼料が無駄になることから飼料代の
高騰となってコストを引き上げるとともに、被養殖動物
の生育を阻害する結果となり、水中で腐敗しない水中動
物養殖用人工飼料が課題とされていた。
本発明は上記した従来の課題を解決して、水中において
腐敗することの少い水生動物養殖用人工飼料を提供する
ことを目的とするものである。
腐敗することの少い水生動物養殖用人工飼料を提供する
ことを目的とするものである。
（課題を解決するための手段）
上記の目的を達するためのこの発明は、海藻粉末や魚粉
等の飼料用原料粉末の単体または混合物を、酢酸または
乳酸等の酸類の希釈液で溶解したキトサン溶液により混
練結合したものを板状、コイン状、その他適宜形状に成
形した後、乾燥固形化した、水生動物養殖用人工飼料で
ある。
等の飼料用原料粉末の単体または混合物を、酢酸または
乳酸等の酸類の希釈液で溶解したキトサン溶液により混
練結合したものを板状、コイン状、その他適宜形状に成
形した後、乾燥固形化した、水生動物養殖用人工飼料で
ある。
（作用）
本発明の主要部をなす飼料用原料粉末の結合剤であるキ
トサンは、節足動物、環形動物、軟体動物などの有機骨
格物質として存在するアミノ糖からなる多ＩＩ！［の一
種であるキチンの脱アセチル化物であって、通常はカニ
あるいはエビの甲殻を原料としてこれを洗浄し、細かく
砕き、あるいは粉末としたものを希塩酸で処理して炭酸
カルシウムを除き、アルカリ濃溶液で短時間処理して蛋
白質その他の挟雑物を除き水洗、乾燥して得られたキチ
ンを、さらに濃アルカリによってゆっくり加水分解して
脱アセチル化物であるキトサンが得られる。
トサンは、節足動物、環形動物、軟体動物などの有機骨
格物質として存在するアミノ糖からなる多ＩＩ！［の一
種であるキチンの脱アセチル化物であって、通常はカニ
あるいはエビの甲殻を原料としてこれを洗浄し、細かく
砕き、あるいは粉末としたものを希塩酸で処理して炭酸
カルシウムを除き、アルカリ濃溶液で短時間処理して蛋
白質その他の挟雑物を除き水洗、乾燥して得られたキチ
ンを、さらに濃アルカリによってゆっくり加水分解して
脱アセチル化物であるキトサンが得られる。
このキトサンは白色無定形粉末で、グルコサミンからな
る塩基性多糖類であって、水に溶けにくいが酸類の存在
下で塩をつくって溶ける性質をもっていて、医薬品の原
料等に使用される。
る塩基性多糖類であって、水に溶けにくいが酸類の存在
下で塩をつくって溶ける性質をもっていて、医薬品の原
料等に使用される。
このキトサンを無毒性の酸である酢酸または乳酸の希釈
液で溶解したキトサン溶液により飼料用原料粉末を混練
結合させた水生動物養殖用人工飼料を水中に投入すると
、２０〜３０分後には飼料用原料粉末は水分を吸収して
本来の性状に復し、水生動物が好んで食べる状態になる
。このときキトサン自体は水に溶けないため水中で極め
て安定しており、飼料用原料粉末は相互の接着を維持し
、さらにキトサンは蛋白質を持たないため海水の温度変
化等により腐敗することがなく、従って水生動物が好ん
で食べるため、残存して養殖水槽内を汚濁することがほ
とんどなくなり、このため腐敗物を除去する作業が大幅
に軽減される。
液で溶解したキトサン溶液により飼料用原料粉末を混練
結合させた水生動物養殖用人工飼料を水中に投入すると
、２０〜３０分後には飼料用原料粉末は水分を吸収して
本来の性状に復し、水生動物が好んで食べる状態になる
。このときキトサン自体は水に溶けないため水中で極め
て安定しており、飼料用原料粉末は相互の接着を維持し
、さらにキトサンは蛋白質を持たないため海水の温度変
化等により腐敗することがなく、従って水生動物が好ん
で食べるため、残存して養殖水槽内を汚濁することがほ
とんどなくなり、このため腐敗物を除去する作業が大幅
に軽減される。
また、キトサンは貝類の殻部を構成する主要物質である
ことから、貝類の主食源であるコンブ、ワカメ、カジノ
等の海藻粉末をキトサンで結合したものは、アワビ、サ
ザエ等の貝類の養殖に最適なものである。
ことから、貝類の主食源であるコンブ、ワカメ、カジノ
等の海藻粉末をキトサンで結合したものは、アワビ、サ
ザエ等の貝類の養殖に最適なものである。
（実施例）
以下この発明を、アワビ、サザエ等の貝類養殖用の人工
飼料について説明する。
飼料について説明する。
酢酸（乳酸でもよい）の２％溶液１０ｃｃに対してキト
サン０．２５ｇの割合で溶解させたキトサン溶液をつく
り、このキトサン溶液１０！に対して、コンブとワカメ
の粉末を等量づつ混合した海藻粉末３゜５ ｋｇの割合
で混練したものをプレス成形して３０ｃｍＸ １０ｃｍ
Ｘ Ｏ，３ｃｍの第１図の如き板状物、あるいは直径
１．５ｃｍ、厚さ１．５ ｍｍの第２図に示す如きコイ
ン状物とし、これを乾燥炉に入れて温風乾燥して製品と
なる。
サン０．２５ｇの割合で溶解させたキトサン溶液をつく
り、このキトサン溶液１０！に対して、コンブとワカメ
の粉末を等量づつ混合した海藻粉末３゜５ ｋｇの割合
で混練したものをプレス成形して３０ｃｍＸ １０ｃｍ
Ｘ Ｏ，３ｃｍの第１図の如き板状物、あるいは直径
１．５ｃｍ、厚さ１．５ ｍｍの第２図に示す如きコイ
ン状物とし、これを乾燥炉に入れて温風乾燥して製品と
なる。
上記海藻粉末の粒度はあまり問題とならず大小混同され
ていても支障なく使用できる。
ていても支障なく使用できる。
また、海藻粉末と魚粉や殻物粉を適宜混合すれば、貝類
以外のエビや遊泳魚類等の飼料として好適なものが得ら
れる。
以外のエビや遊泳魚類等の飼料として好適なものが得ら
れる。
尚、本発明は現在試作し、試験中の段階であり効果を示
すまとまったデータが得られていないが、アワビの養殖
における少量の投与試験によれば、従来のグルテン結合
によるものは食べ残りが生じるのに対し、本発明品の場
合は食べ残りがほとんど見られず、上記した理論上の予
測効果を裏付ける確たる見通しを得ているものである。
すまとまったデータが得られていないが、アワビの養殖
における少量の投与試験によれば、従来のグルテン結合
によるものは食べ残りが生じるのに対し、本発明品の場
合は食べ残りがほとんど見られず、上記した理論上の予
測効果を裏付ける確たる見通しを得ているものである。
（発明の効果）
以上説明したこの発明に係る水生動物養殖用人工飼料に
よれば、飼料用原料粉末を水に溶解することのないキト
サンを用いて結合させたことによ４゜ す、水中に投入した場合、粉末同志の結合が溶けること
がないため粉末が遊離せず固形物のままに保ち得ること
と、キトサンは水中で腐敗しないこととにより、食べ残
ることがほとんど無くなり、飼料ロスが減少し、養殖槽
内の汚染が著しく軽減され、従来養殖業の最大の悩みで
あった腐敗物の回収除去作業が大幅に減少して経費の節
減を果たし、成長の促進による養殖期間の短縮が計られ
て経営の合理化が果たせるものである。
よれば、飼料用原料粉末を水に溶解することのないキト
サンを用いて結合させたことによ４゜ す、水中に投入した場合、粉末同志の結合が溶けること
がないため粉末が遊離せず固形物のままに保ち得ること
と、キトサンは水中で腐敗しないこととにより、食べ残
ることがほとんど無くなり、飼料ロスが減少し、養殖槽
内の汚染が著しく軽減され、従来養殖業の最大の悩みで
あった腐敗物の回収除去作業が大幅に減少して経費の節
減を果たし、成長の促進による養殖期間の短縮が計られ
て経営の合理化が果たせるものである。
また、キトサンが貝類の成長にとって必要欠くべからざ
る物質であることから、特に貝類の養殖に顕著な効果が
期待できるものである。
る物質であることから、特に貝類の養殖に顕著な効果が
期待できるものである。
第１図は本発明の一実施例として板状に成形したものの
斜視図、第２図は同じく他の実施例としてコイン状に成
形したものの斜視図である。 特 許 出願人 水産科学株式会社 ＱΩ
斜視図、第２図は同じく他の実施例としてコイン状に成
形したものの斜視図である。 特 許 出願人 水産科学株式会社 ＱΩ
Claims (1)
- 海藻粉末や魚粉等の飼料用原料粉末の単体または混合物
を、酢酸または乳酸等の酸類の希釈液で溶解したキトサ
ン溶液により混練結合したものを適宜形状に成形した後
、乾燥固形化したことを特徴とする、水生動物養殖用人
工飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1029532A JPH02207759A (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 水生動物養殖用人工飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1029532A JPH02207759A (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 水生動物養殖用人工飼料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02207759A true JPH02207759A (ja) | 1990-08-17 |
Family
ID=12278724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1029532A Pending JPH02207759A (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 水生動物養殖用人工飼料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02207759A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010016738A (ko) * | 1999-08-03 | 2001-03-05 | 조재정 | 어류용 사료첨가제 제조방법 |
| JP2005060327A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Raifumin:Kk | 免疫賦活組成物 |
| CN102894201A (zh) * | 2011-07-28 | 2013-01-30 | 威海金牌饲料有限公司 | 幼鲍通用型高效膨化配合饲料 |
| CN102894202A (zh) * | 2011-07-28 | 2013-01-30 | 威海金牌饲料有限公司 | 稚鲍通用型高效配合饲料 |
| CN103380872A (zh) * | 2013-08-05 | 2013-11-06 | 青岛七好营养科技有限公司 | 一种大菱鲆成鱼人工颗粒饲料 |
| CN103583916A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-02-19 | 平潭综合实验区坛南湾水产食品有限公司 | 一种鲍鱼饵料及其制备方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60199353A (ja) * | 1984-03-22 | 1985-10-08 | Kiyoshi Kumabe | 稚魚用飼料の製造処理方法 |
| JPS6131045A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-13 | Kiyoshi Kumabe | 養殖魚への薬剤の投与方法 |
| JPS6359378A (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-15 | Kiteii:Kk | 物体の表面に主剤を固着させる剤及び方法 |
| JPS6416714A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-20 | Nanyo Kasei Kk | Bathing agent |
-
1989
- 1989-02-07 JP JP1029532A patent/JPH02207759A/ja active Pending
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| CN103583916A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-02-19 | 平潭综合实验区坛南湾水产食品有限公司 | 一种鲍鱼饵料及其制备方法 |
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