JPH0220635Y2 - - Google Patents

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JPH0220635Y2
JPH0220635Y2 JP15473985U JP15473985U JPH0220635Y2 JP H0220635 Y2 JPH0220635 Y2 JP H0220635Y2 JP 15473985 U JP15473985 U JP 15473985U JP 15473985 U JP15473985 U JP 15473985U JP H0220635 Y2 JPH0220635 Y2 JP H0220635Y2
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tank
tube
tubes
bodies
adhesive
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はチユーブの端部をその横断方向から挟
持するようにして組立られる接合型の合成樹脂製
のタンク構造に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、自動車用熱交換器のタンクとして合成樹
脂製タンク本体が広く用いられている。このタン
ク本体は一端開口の外周に小フランジ状の裾部が
形成されている。そして、該裾部をチユーブプレ
ートの溝部に直接又はOリングを介して嵌着し、
該嵌着部を接着剤で接合したり、溝部周辺をカシ
メることにより、タンクの液密構造を形成してい
た。ところが、いずれの方法によつても、タンク
製作のために多くの工数を要し、面倒であつた。
それと共に、タンク本体の開口部外周に裾部が突
出しているため、その分だけ熱交換器全体が大き
くなる欠点を有していた。
〔考案の目的及び構成〕
そこで、本考案はタンクの組立の簡素化及び小
型化さらに耐久性向上のため、分割されたタンク
本体を互いに接合することによりチユーブプレー
トを兼ねたタンクを製作することを目的とする。
そして、その構成は次のとおりである。
即ち、一対の合成樹脂成形体からなるタンク本
体1,1の夫々の開口端を互いに整合するように
形成する。そして、両タンク本体1の開口縁に
夫々互いに離間して複数のチユーブ嵌着部3を形
成し、夫々のチユーブ嵌着部3が互いに平行に離
間した複数のチユーブ2の一部をチユーブの横断
方向から夫々嵌着し得るように構成する。そし
て、夫々のチユーブ2が前記チユーブ嵌着部3に
挟持されるように、両タンク本体1を整合する。
そして、該整合部同志及び前記チユーブ嵌着部3
とチユーブ外周を接着剤により接合したことを特
徴とする。
従つて、本考案によればチユーブプレートを兼
ねる一対のタンク本体1,1によりチユーブ2の
端部を挟持して接着固定することにより、タンク
を完成し得るから、その組立が容易で、且つ小型
化できる共に、耐久性を向上し得る。
〔考案の実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の一実施例につき
説明する。
第1図は本タンク構造の要部を示す分解斜視図
である。そして、第2図は同タンク構造を組み立
てた状態の一部破断要部平面図である。
この実施例では第1図に示す如く、タンク本体
1が一対の長尺な箱状の合成樹脂成形体からな
り、その開口部に互いに離間してチユーブ2の長
軸長さのほぼ1/2のチユーブ嵌着部3が形成され
ている。そして、このチユーブ嵌着部3の離間距
離が熱交換器コアのチユーブ2のピツチに等しく
形成されている。そこで先ず、第1図の如く各チ
ユーブ2,2の間にフイン4をろう付け固定した
状態の熱交換器コアを製作する。次いで、夫々の
タンク本体1,1の開口端及びチユーブ嵌着部3
に接着剤を塗布し、夫々のチユーブ2を挟持する
ようにチユーブ2の断面方向から一対のタンク本
体1,1を嵌着する。そして、第2図に示す如く
一対のタンク本体1,1の開口端面及びチユーブ
嵌着部3とチユーブ2とを接着剤5により接着固
定する。
なお、この接着剤5としては、ある程度の弾性
のあるものが選ばれる。例えば、二液付加反応硬
化性シリコン樹脂を主成分とする接着剤を用いる
ことができる。即ち、先ずタンク本体1の開口端
にポリイソシアネートを主成分とするプライマー
を塗布し、本剤として分子鎖末端ビニル基オルガ
ノポリシロキサン、硬化剤として分子鎖末端水素
基オルガノポリシロキサンを有する二液付加反応
硬化性シリコン樹脂を主成分とする接着剤を用い
ればよい。このように接着剤の使用は熱交換器コ
アの熱歪を吸収すると共に、熱交換器の耐振性を
向上させる。
〔変形例〕
なお、本考案は上記実施例に限定されももので
は勿論なく、例えば上記実施例では一列コアにつ
いて述べたが、複数列のコアの場合にはタンクを
長手方向に沿つて2以上に分割し、夫々の間を接
合して本タンク構造を形成し得る。又、タンク本
体1のチユーブ嵌着部3の縁部の厚みを他の部分
よりも厚くし、チユーブとの接合をより強くする
こともできる。
〔考案の効果〕
本考案の熱交換器の合成樹脂製タンク構造は以
上のような構成からなり、次の効果を有する。
(1) 夫々の開口端が整合する一対のタンク本体
1,1を有し、両タンク本体1,1のチユーブ
嵌着部3にチユーブ2がその横断方向から挟持
され、該挟持面及びタンク本体1の整合部が接
着剤により接合されたものであるから、タンク
の組立が簡素化し、結果として熱交換器を容易
迅速に製作することができ、それを安価に提供
できる効果を有する。
(2) 又、従来型タンク構造のように、外方へ突出
した小フランジ部を必要としないから、タンク
全体が小型化し、熱交換器の占有スペースを小
とし得る。
(3) 又、従来型熱交換器に必要とされたエンドプ
レートが不要である。しかも、熱交換器コア組
立後の最終工程でタンクとチユーブとの接合が
可能であるから、残留応力を生じさせない。従
つて、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタンク構造の要部を示す分解
斜視図、第2図は同タンクの組立状態における一
部破断要部平面図である。 1……タンク本体、2……チユーブ、3……チ
ユーブ嵌着部、4……フイン、5……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々の開口端が整合するように形成された一対
    の合成樹脂成形体からなるタンク本体1,1と、
    互いに平行に離間した複数のチユーブ2の一部が
    チユーブの横断方向から夫々嵌着し得るように、
    両タンク本体1の開口縁に夫々互いに離間して凹
    設された複数のチユーブ嵌着部3とを具備し、前
    記夫々のチユーブ2が前記嵌着部3で挟持される
    ように、前記両タンク本体1を整合すると共に、
    該整合部同志および前記嵌着部3とチユーブ外周
    とを接着剤により接合したことを特徴とする熱交
    換器の合成樹脂製タンク構造。
JP15473985U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0220635Y2 (ja)

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JPS6263593U JPS6263593U (ja) 1987-04-20
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JP4880095B2 (ja) * 2009-06-26 2012-02-22 株式会社Cku 熱交換器
JP7118236B2 (ja) * 2019-02-20 2022-08-15 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置

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