JPH02205847A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH02205847A
JPH02205847A JP2513289A JP2513289A JPH02205847A JP H02205847 A JPH02205847 A JP H02205847A JP 2513289 A JP2513289 A JP 2513289A JP 2513289 A JP2513289 A JP 2513289A JP H02205847 A JPH02205847 A JP H02205847A
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JP
Japan
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photosensitive material
cleaning
liquid
processing
washing
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Application number
JP2513289A
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English (en)
Inventor
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、銀塩写真式複写機や自動現像機等に
適用され、感光材料の湿式処理を行なう感光材料処理装
置に関する。
〈従来の技術〉 銀塩写真式複写機や自動現像機においては、露光済の感
光材料に対して湿式処理がなされる。 この処理では、
通常、各処理槽に貯留された現像液、漂白液・定着液(
または漂白・定着液)に露光済の感光材料を順次浸漬し
た後、感光材料に付着したそれらの処理液を除去するた
めに洗浄が行われる。
この洗浄においては、一定の洗浄効果を得るための洗浄
液(洗浄水等)の使用量をできるだけ少なくすることが
要請されている。
洗浄液の使用量を節約するには洗浄槽の設置数を多(す
ればよいことが知られており、このため、従来では、複
数個(2〜9個程度)の洗浄槽を横方向に並設し、感光
材料を各洗浄槽を順次通過させて洗浄を行なう方法が採
られていた。
しかるに、この方法では、数個の洗浄槽を並設するため
、装置が大型化して広い設置スペースが必要となり、し
かも、洗浄に要する時間も長くなるという欠点がある。
また、このような欠点は、現像、漂白、定着、漂白・定
着等の他の処理についても同様である。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、装
置が小型で設置スペースが少な(、一定の処理効果を得
るのに必要な処理液の使用量を少な(することができ、
処理時間の短い感光材料処理装置を提供することにある
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、複数に区画された処理室と、 前記各処理室内を順次通過するよう感光材料を搬送する
搬送手段と、 少なくとも1つの前記処理室内に感光材料の搬送方向と
直交する方向の液流を形成しうる液流形成手段とを有す
ることを特徴とする感光材料処理装置である。
また、本発明は、複数に区画された処理室と、 前記各処理室内を順次通過するよう感光材料を搬送する
搬送手段と、 前記各処理室に処理液を供給する処理液供給手段と、 少なくとも1つの前記処理室内に感光材料の搬送方向と
直交する方向の液流を形成しうる液流形成手段とを有す
ることを特徴とする感光材料処理装置であるのが好まし
い。
また、本発明は、ブロック状の部材により形成され、狭
幅の通路で順次連結された複数の洗浄室と、 前記各洗浄室内を順次通過するよう感光材料を搬送する
搬送手段と、 前記各洗浄室に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、 少なくとも1つの前記洗浄室内に感光材料の搬送方向と
直交する方向の液流を形成しうる液流形成手段とを有す
ることを特徴とする感光材料処理装置であるのが好まし
い。
また、前記いずれかの感光材料処理装置において感光材
料の非通過時に前記通路を遮蔽しうる遮蔽手段を設置し
た感光材料処理装置であるのが好ましい。
くイ乍用〉 このような構成の感光材料処理装置によれば、感光材料
を複数の処理室(洗浄室)にて順次処理(洗浄)するこ
と、および処理室において感光材料の搬送方向と直交す
る方向の液流が形成されていることにより、小量の処理
液(洗浄液)で高い処理(洗浄)効果をあげることがで
き、しかも感光材料の搬送経路長も短い。
また、隣接する処理室間を狭幅の通路で連結した構成の
場合には、必要以上の処理液の流通は生じず、各処理室
の処理液の液組成の勾配は保たれる。
そして、遮蔽手段を設けた場合には、感光材料の非通過
時に各通路を遮蔽するため、処理の休止時においても前
記液組成勾配が処理時とほぼ同様の状態に保たれ、よっ
て処理を再開した際にも効率の良い処理が可能となる。
〈実施例〉 以下、本発明の感光材料処理装置を添付図面に示す好適
実施例について詳細に説明する。
なお、本発明の感光材料処理装置は、現像処理、漂白処
理、定着処理、漂白・定着処理、浴現像処理等にも適用
可能であるが、洗浄処理に適用するのが最も好適である
ため、以下、洗浄処理を行うための感光材料処理装置に
ついて代表的に説明する。
第1図は、本発明の感光材料処理装置の構成例を示す断
面側面図、第2図は、第1図中の■−■線での断面図、
第3図は、第2図中のm−m線での断面図である。 こ
れら図に示すように、本発明の感光材料処理装置1は、
所定の容積を有する縦長の処理槽(洗浄槽)2を有する
。 この処理槽2内には、ラック3の側板31.32間
に設置されたブロック状の部材(以下、ブロック体とい
う)4および5がラック3ごと挿入されている。
これらのブロック体4.5は、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリフェニレンオキサイド(PPO)
  ABS樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂等のプラスチック、アルミナ等のセラ
ミックスまたはステンレス、チタニウム等の各種金属等
の硬質材料で構成されている。 特に、成形性に優れ、
軽量で、十分な強度を有するという点から、ポリプロピ
レン、ABS樹脂、PPO等のプラスチックで構成され
ているのが好ましい。
また、図示の例ではブロック体4.5は中実部材となっ
ているが、中空部材(例えばブロー成形により製造され
る)として構成してもよい。
ブロック体4は、ブロック体5の内側に挿入するように
なっており、この挿入状態で、感光材料Sを洗浄するた
めの空間である5つの洗浄室6A、6B、6C16Dお
よび6Eが形成される。 また、隣接する洗浄室6Aと
6B、6Bと60.6Cと6Dおよび6Dと6Eとの間
には、両洗浄室を連結する狭幅の通路71.72.73
および74が形成される。
また、洗浄室6Aおよび6Eの上部には、それぞれ感光
材料Sを搬入および搬出するための同様の通路75およ
び76が形成される。 これらの通路71〜76の幅は
、感光材料Sの厚さの5〜40倍程度とするのが好まし
い。
なお、後述する通路の遮蔽手段を設けない場合について
も、通路71〜76の幅は、前記と同様であるが、この
場合には通路の長さを比較的長くすることが好ましい。
また、通路71〜74の内壁面には、撥水化処理または
波板状の表面処理を施してお(のが好ましい。 これに
より、感光材料の通過性の向上が図れるからである。
各洗浄室6A〜6Eは洗浄液wt’満たされている。
ここで洗浄液とは、洗浄機能を有する液の他、安定機能
を有する液をも含む広い概念である。
洗浄液としては、水(水道水、蒸留水、イオン交換水等
)またはこの水に必要に応じて添加剤を含有させたもの
が挙げられる。
この添加剤は、例えば、無機リン酸、アミノポリカルボ
ン酸、有機リン酸等のキレート剤、各種バクテリアや藻
の増殖を防止する殺菌剤、防ばい剤、マグネシウム塩、
ビスマス塩、ストロンチウム塩、アルミニウム塩等の硬
膜剤、乾燥負荷、ムラを防止するためのノニオン、カチ
オン、アニオン、両性更にシロキサン等の界面活性剤等
が挙げられる。 または、L、 E、 West。
”Water Quality Cr1teria″P
hot、 Sci、 andEng、 。
vol、9 No、6 P344−359(1965)
等に記載の化合物を用いることもできる。
安定機能を有する液としては、例えば、pH3〜6の緩
衝能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリン)を
含有した液、酸化防止剤を含有した液等が挙げられ、必
要に応じて蛍光増白剤、キレート剤、殺菌剤、防ばい剤
、硬膜剤、界面活性剤、更にはこれらの組合わせ等を添
加することもできる。
このような洗浄液Wは、好ましくは、洗浄液供給手段に
より供給される。 この洗浄液供給手段は、例えば、リ
ザーバタンクと、該リザーバータンクに一端が接続され
た給液管と、該給液管の途中に設置された送液ポンプと
、排液管とで構成され(いずれも図示せず)、送液ポン
プの作動によりリザーバタンク内の新鮮な洗浄液を給液
管を通じて供給(補充)し、劣化した洗浄液を排液管を
通じて処理槽外部へ排出するものである。
洗浄室6Eおよび6Aの上部液面付近には、それぞれ前
記給液管の他端である給液口11および前記排液管の端
部である排液口12が設置されている。
感光材料Sの処理時(搬送時)には、給液口11から小
量(例えば、200〜500ml/m”)の新鮮な洗浄
液Wが洗浄室6E内に注入される。 すると、洗浄室6
E内にあったほぼ同量の洗浄液Wが通路74を経て下位
の洗浄室6Dへ流入し、同様に通路73、洗浄室6C1
通路72、洗浄室6B、通路71を順次経て洗浄室6A
へ流れ込み、排液口12からオーバーフローにより排出
される。
一方、感光材料Sは、図中矢印で示すごと(、洗浄室6
A、6B、6C,6D、6Eの順に搬送される。
従って、洗浄液Wの流れ方向(隣接する洗浄室間での移
動方向)は、感光材料Sの搬送方向と逆方向(カウンタ
ーフロー)である。 このようにすることにより、洗浄
効率が高まり、定の洗浄効果を得るにあたっての洗浄液
Wの消費量をより少なくすることができる。
また、各洗浄室内の洗浄液の組成には勾配が形成されて
おり、即ち洗浄液の新鮮な度合は、洗浄室6E>6D>
13c>6B>6Aとなっている。 このような液組成
勾配が形成されていることは、洗浄効率の向上に寄与す
るので好ましい。 本発明の感光材料処理装置lでは、
各通路71〜74が狭幅であるため、隣接する洗浄室間
において、必要以上の洗浄液Wの流通が生じず、よって
上記液組成勾配が保たれる。
このような洗浄室6A〜6Eに対しては、液流形成手段
が設けられている。 以下、この液流形成手段について
説明する。
第1図〜第3図に示すように、ブロック体5の内部には
、洗浄室6A〜6Eにそれぞれ連通する流路19A〜1
9Eが形成されている。
なお、これらの流路については、同様の構成であるため
、以下、洗浄室6Aに対応する流路19Aについて代表
的に説明する。
流路19Aの両端は、それぞれ洗浄室6Aの両側端に連
結されており、これにより洗浄室6Aと流路19Aとで
洗浄液Wの循環路が形成される(第3図参照)。
この流路19Aの途中には、例えばシロッコ型水車によ
るポンプ20が設置されており、該ポンプ20の水車2
1の回転により洗浄液Wが図中矢印で示すように循環す
る。 なお、第2図に示すように、流路19A、19B
および19c内における各水車21は、ブロック体5に
軸支された1つの回転軸22に固定されており、該回転
軸22の上端に設置されたモータ等の駆動源(図示せず
)により回転軸22を所定方向に回転すると、3つの水
車21が同時に同方向に回転するようになっている。 
このようft m成は、流路19E、19D8よひ19
G’においても同様である。
洗浄室6Aへの洗浄液Wの供給側の流路端部には、平板
を格子状に組み合わせた構造の整流板23が設置されて
いる。 これにより、洗浄槽6A内での洗浄液Wの液流
は、乱れを生じることなく感光材料Sと直交する方向(
感光材料Sの幅方向)に流れることとなる。
なお、洗浄槽6A内での洗浄液Wの流速は特に限定され
ず、低速から高速まで可能であるが、実用上、0.03
〜0.5m/sec程度とするのが好ましく、特に0.
05〜0.2m/secとすれば感光材料Sの洗浄効率
の向上が著しいのでより好ましい。
また、流路19Aの途中には、ヒータ24が設置されて
い°木。 このヒータ24により、洗浄液Wを洗浄に好
適な温度(例えば25〜50℃)に加温する。 なお、
図示されていないが、温度センサ、マイクロコンピュー
タ等で構成される温度制御手段を設け、洗浄室6A内の
洗浄液の温度を一定に保持するような構成としてもよい
上記流路19Aに係る構成は、洗浄室19B〜19Eに
対する各流路についても同様である。 なお、最下部の
洗浄室6Cにおいては、該洗浄室6Cに2つの流路19
Cおよび19C゛が連結されており、洗浄液Wは、互い
に回転方向の異なる2重のループを形成するように流れ
る。
このような液流形成手段では、洗浄室6A〜6E内に洗
浄液Wの液流が形成されるため、感光材料Sの洗浄効率
が大幅に向上し、しかもその液流の方向は感光材料の搬
送方向と直交する方向(感光材料の幅方向)であるため
、前述した各洗浄室間での液組成勾配を維持することの
妨げとはならない。
なお、図示の構成例では、全ての洗浄室6A〜6Eに対
し液流形成手段が設置されているが、本発明では、一部
の洗浄室にのみ同様の液流形成手段を設けたものでもよ
い。
また、各洗浄室6A〜6Eにおける洗浄液Wの流速およ
び/または液温に差異を設けることもできる。
例えば、洗浄液Wの流速を、洗浄室6E<6D≦60≦
6B≦6Aとすることにより、洗浄効率をより高めるこ
とができる。
また洗浄液Wの液温を、洗浄室6E<6D≦6C≦6B
≦6Aとすることによっても、洗浄効率をより高めるこ
とができる。
さらに、各洗浄室における上記流速と液温の変化を組み
合わせることもできる。
なお、液流形成手段の構成は図示のものに限定されない
ことは言うまでもない。
さて、洗浄室6A、6B、6Dおよび6Eの中央部付近
には、それぞれ1対の搬送ローラ8が設置され、洗浄室
6Cには、3対の搬送ローラ8が設置されている。 ま
た、通路75の感光材料入口付近および通路76の感光
材料出口付近にも、それぞれ1対の搬送ローラ8が設置
されている。
これらの各搬送ローラ8は、ブロック体4または5に対
し、例えばビーム状の取付部材95を介して軸支されて
おり、ローラ対のいずれか一方または双方が駆動回転し
、ローラ間に感光材料を挟持して感光材料Sを搬送する
ようになっている。 搬送ローラ8の駆動機構は、第2
図に示すように、図中垂直方向に軸支された主軸82の
所定箇所に固定されたベベルギア83と、各搬送ローラ
8の回転軸81の一端部に固定されたベベルギア84と
が噛合し、モータ等の駆動源(図示せず)の作動で主軸
82を所定方向に回転することにより、各搬送ローラ8
が回転するようになっている。
この場合、最上部にある搬送ローラ8の回転軸81aは
主軸82とずれた位置にあるので、主軸82に固定され
たギア85を含む歯車列を介して主軸82と平行に支持
された従動軸86を設け、該従動軸86に固定されたベ
ベルギア83と、回転軸81aの一端部に固定されたベ
ベルギア84とを噛合させて回転軸81aを回転させる
。 さらに、回転軸81aには、ベベルギア84の内側
にギア87が固定され、該ギア87と他方の搬送ローラ
の回転軸81bの一端部に固定されたギア88とを噛合
させることにより両搬送ローラ8が同時に駆動回転する
各洗浄室内の搬送ローラ8では、一方のローラを駆動回
転させ、両ローラの周面同士が接触することによって他
方のローラを従動回転させる構成となっている(第3図
参照)。 なお、両ローラをギアで連結し、双方のロー
ラを駆動回転する構成としてもよい。
このような各搬送ローラ8の構成材料は、耐久性、洗浄
液Wに対する耐薬品性を有するものであるのが好ましく
、例えば、ネオブレン、EPTゴム等の各種ゴム、サン
ブレーン、サーモラン、ハイトル等のエラストマー 硬
質塩化ヒニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS
樹脂、ppo、ナイロン、POM、フェノール樹脂、シ
リコーン樹脂、テフロン等の各種樹脂、アルミナ等のセ
ラミックス、ステンレス、チタン、ハステロイ等の耐食
性を有する金属類、またはこれらを組み合わせたものを
挙げることができる。
洗浄室6A、6B、6Dおよび6Eの搬送ローラ8の上
下近傍には、感光材料Sを案内するための対をなすガイ
ド9が設置されている。
また、洗浄室6Cの搬送ローラ8間には、円弧状に湾曲
し、この湾曲部に沿って感光材料Sの方向を転換する反
転ガイド10が設置されている。
これらのガイド9および10は、例えばプラスチックや
金属の板で構成され、その板を貫通する開口90がほぼ
均一に形成されている。 これにより洗浄液Wの流通が
可能となり、循環が促進されるため、洗浄効果が高まる
このようなガイド9.10、前記搬送ローラ8およびそ
の駆動系により感光材料Sの搬送手段が構成されている
各洗浄室6A〜6Eの通路71〜76との接続部分には
、感光材料Sの非通過時にこの部分を遮蔽(封止)しう
る遮蔽手段としての弁13aおよび13bが設置されて
いる。 この弁13a、13bは、第2図に示すように
、いずれも両端が縮径した(円錐状の)ローラ状をなし
ているが、その構成は弁13aと13bとで異なってい
る。
弁13aは、その比重が洗浄液Wよりも小さく、よって
浮力により浮上し、各洗浄室6A〜6Eの上部を遮蔽す
るものである。 これに対し、弁13bは、その比重が
洗浄液Wよりも大きく、よって沈降し、各洗浄室6A、
6B、6D、6Eの下部を遮蔽するものである。
弁13aおよび13bの比重の調整は、それらの構成材
料の選択により行うことができる。
例えば弁13aおよび13bを中実ローラとする場合、
弁13aの構成材料として発泡ポリプロピレン、発泡P
P01発泡ABS等、弁13bの構成材料として硬質塩
化ビニル、ABS、PPO等を用いればよい。
また、弁13aが、洗浄液Wより比重が大なる材料で構
成されていたとしても、図示のごとく弁13aを中空ロ
ーラとすることにより浮力を与えることができる。
また、弁13bについても、金属等の芯材を入れる(図
示せず)ことにより、弁13b全体の比重を増大させる
ことができる。
なお、通路71〜76の遮蔽性を向上するという観点か
らは、弁13aおよび13bを、シリコーンゴムやその
他の各種エラストマー等の弾性体で構成し、またはこれ
らの材料で弁13a、13bのローラ周面を被覆してお
くのが好ましい。
このような弁13a、13bは、感光材料Sの非通過時
には通路71〜76の出入口を遮蔽しているが、感光材
料Sが通過する際には、感光材料Sに押圧されてブロッ
ク体4.5に形成された傾斜面14a、14bに沿って
転動し、感光材料Sの通過が可能となる。 そして、感
光材料Sが通過した後は、弁13a、13bが元にもど
り、再び通路71〜76の出入口を遮蔽する。
なお、遮蔽手段としては上記構成のものに限定されず、
例えば通路71〜74を遮蔽しうる可動式の遮蔽板、特
願昭63−142464号に記載されている流体(パラ
フィン、液晶、オイル等)による流体シャッター 磁性
流体によるシャッター、特願昭63−94755号に記
載されているローラタイプの遮蔽部材、特願昭63−9
4756号に記載されているスキージ−タイプの遮蔽部
材、またはその他のパツキン、ガスケット、ラビリンス
等を用いてもよい。
また、本発明では、必ずしも遮蔽手段を設けなくてもよ
い。
第4図は、本発明の感光材料処理装置の他の構成例を示
す部分断面平面図である。 同図に示す感光材料処理装
置1°は、洗浄液Wの液流形成手段が、処理槽2の外部
にある外部循環系として構成されるものである。
洗浄室6Aの両端に連通ずる流路は、それぞれ処理槽2
の側壁を貫通して開放し、入側開口25および出側開口
26が形成されている。
出側開口26には、配管27aの一端が接続され、この
配管27aの他端はサブタンク28に接続されている。
 また、サブタンク28の他所には配管27bの一端が
接続され、この配管27bの他端はポンプ29の吸入口
に接続されている。 さらに、ポンプ29の吐出口には
配管27cの一端が接続され、この配管27cの他端は
入側開口25に接続されている。
サブタンク28内には、ヒータ30が設置されており、
このヒータ30により洗浄液Wを洗浄に好適な温度(例
えば25〜60℃)に加温する。
また、サブタンク28には、洗浄液Wの新液W0を供給
するための供給口31が形成されている。 即ち、前記
と同様の処理液供給手段(図示せず)を設置し、そのリ
ザーバータンクから給液管を通じて新液W。が送られ、
供給口31からサブタンク28内へ供給(補充)される
このような循環系では、ポンプ29を作動すると、サブ
タンク28内の洗浄液Wは、配管27b→ポンプ29→
配管27c→入側開ロ25→洗浄室6A−出側開口26
−配管27a−サブタンク28の順に流れ、循環する。
なお、このような循環系は、他の処理室6B〜6Eに対
してもそれぞれ同様の独立した循環系が設けられている
第1図〜第4図に示す感光材料処理装置では、各洗浄室
6A〜6Eはブロック体4および5により形成されてい
るが、本発明では、各洗浄室を区画する手段はこのよう
なものに限られない。 例えば、1つの処理槽内を剛体
または弾性体で構成される仕切り部材で仕切ることによ
り、複数の洗浄室に区画することも可能である。
この場合には、前記通路71〜74に相当するものは存
在しない。
また、隣接する洗浄室間の連通部分には、感光材料が通
過可能であり、かつ洗浄液の流通が頻繁に生じない程度
に小さな開口度を有する開口を形成するか、またはスキ
ージのような弾性部材を装着して洗浄液の流通を抑制す
るような構成とするのが好ましい。
本発明の感光材料処理装置に適用される感光材料の種類
は特に限定されず、例えば、カラーネガフィルム、カラ
ー反転フィルム、カラー印画紙、カラーポジフィルム、
カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真感光
材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光
材料等、各種感光材料が挙げられる。
なお、本発明の感光材料処理装置は、例えば、湿式の複
写機、自動現像磯、プリンタープロセッサ、ビデオプリ
ンタープロセッサー 写真プリント作成コインマシーン
、検版用カラーペーパー処理機等の各種感光材料処理装
置に適用することができる。
以上、本発明の構成例を挙げて説明したが、本発明は、
これらに限定されるものではないことは言うまでもない
置として用いた場合、洗浄室および通路の構成とともに
、洗浄室内に感光材料の搬送方向と直交する方向の洗浄
液液流が形成されることにより、感光材料の洗浄効率が
大幅に向上する。
その結果、従来に比べ、小型即ち設置スペースが少なく
、簡易な構造の装置で、一定の洗浄効果を得るのに必要
な洗浄液の使用量を少なくすることができ、また洗浄時
間も短(なる。
特に、遮蔽手段を設けた場合には、これにより処理体止
時において各通路が遮蔽されているため、各洗浄室にお
ける液組成勾配が処理時とほぼ同様の状態に保たれ、よ
って処理を再開した際にも効率のよい洗浄が可能となる
また、本発明の感光材料処理装置を洗浄以外の処理に用
いた場合でも、その処理において上記と同様の効果が得
られろ。
〈発明の効果〉 本発明の感光材料処理装置によれば、洗浄装
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置の構成例を示す断
面側面図である。 第2図は、第1図中の■−■線での断面図である。 第3図は、第2図中の■−ロ線での断面図である。 第4図は、本発明の感光材料処理装置の他の構成例を示
す部分断面平面図である。 符号の説明 1.1“・・・感光材料処理装置 2・・・処理槽 3・・・ラック 31.32・・・側板 4.5・・・ブロック体 51・・・溝 6A〜6E・・・洗浄室 71〜76・・・通路 8・・・搬送ローラ 81・・・回転軸 82・・・主軸 83.84・・・ベベルギア 85.87.88・・・ギア 86・・・従動軸 9・・・ガイド 90・・・開口 95・・・取付部材 1o・・・反転ガイド 11・・・給液口 12・・・排液口 13a、13b・−弁 14a、14b・・・傾斜面 19A、19B、19C。 19E・・・流路 20・・・ポンプ 21・・・水車 22・・・回転軸 23・・・整流板 24・・・ヒータ 19C“ 9D。 S・・・感光材料 W・・・洗浄液 Wl・・・新液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数に区画された処理室と、 前記各処理室内を順次通過するよう感光材料を搬送する
    搬送手段と、 少なくとも1つの前記処理室内に感光材料の搬送方向と
    直交する方向の液流を形成しうる液流形成手段とを有す
    ることを特徴とする感光材料処理装置。
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