JP2003084412A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP2003084412A JP2001279208A JP2001279208A JP2003084412A JP 2003084412 A JP2003084412 A JP 2003084412A JP 2001279208 A JP2001279208 A JP 2001279208A JP 2001279208 A JP2001279208 A JP 2001279208A JP 2003084412 A JP2003084412 A JP 2003084412A
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    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/08Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、処理液の逆流の生じない迅速
処理の可能な感光材料処理装置を提供すること。 【解決手段】 水洗槽26には区画部材52が挿入され
ており、夫々独立した第1処理室90、第2処理室9
2、第3処理室94等が形成されている。ペーパーの処
理がある程度進むと、第1処理室90の水洗水は、漂白
定着槽から持ち込まれた漂白定着液により劣化し、漂白
定着液の成分によって比重が大きくなり、比重の大きい
第1処理室90の劣化した水洗水が比重の小さい水洗水
の入った下方の第2処理室92に流れ込もうとするが、
隔壁面に水洗水よりも比重の大きな弁体102が水洗水
に沈んで貫通孔100を閉塞しているため、第2処理室
92の水洗水の劣化を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を処理槽
の処理液に浸漬して処理する感光材料処理装置に係り、
特に、処理のため連続した処理室に補充液を安定に逐次
オーバーフローさせ、安定した処理性能を維持可能で、
かつ感光材料を迅速に処理可能な感光材料処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、感光材料、例えば、カラーペー
パーは、露光後、発色現像、漂白定着、水洗等の工程で
処理される。
【0003】発色現像には発色現像液、漂白定着には漂
白定着液、水洗には水道水、イオン交換水等が使用され
る。
【0004】このような処理は、通常、自動現像機等の
感光材料処理装置によって行われている。
【0005】自動現像機は、通常、発色現像槽、漂白定
着槽、複数(4槽前後)の水洗槽等を備えており、次槽
に搬送する際に、感光材料を一旦処理槽から出し、空中
を搬送してから次槽へ搬送する、所謂クロスオーバータ
イプのものが一般的であった。
【0006】近年、市場では、感光材料の迅速な処理が
望まれており、感光材料を空中で搬送することなく、複
数の処理槽を順次搬送するタイプの感光材料処理装置が
提案されている。
【0007】複数の処理槽を順次搬送するタイプの感光
材料処理装置として、例えば、特開平9−015812
号公報に提案されている感光材料処理装置があり、公報
の図4には、複数の水洗槽を縦横に配置し、これら複数
の水洗槽に感光材料を順次通過させるタイプの感光材料
処理装置が示されている。
【0008】感光材料の搬送方向に隣接する各槽間の隔
壁には、弾性体からなるブレードの取り付けられたスリ
ット状の通路が設けられており、感光材料はブレードを
弾性変形させて下流側の水洗槽へ搬送され、感光材料が
通過した後は、ブレードがスリット状の通路を閉鎖する
ように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−015812号公報に開示の感光材料処理装置で
は、最上部の水洗槽以外は、外気に触れる開口部が無
く、自由水面が無いため、オーバーフローによる既存の
水洗槽のように感光材料の処理の流れと逆に水洗水を向
流に流す、所謂カスケードができないため、各水洗槽へ
水洗水を順次送液するポンプを複数設ける必要があり、
構造が複雑化し、コスト高となっている。
【0010】一方、US特許6071020号には、処
理槽間にバイパスを設けることで、ポンプの数を少なく
できる感光材料処理装置が開示されている。
【0011】しかしながら、処理感材によって持ちこま
れる付着液(定着液等)により上流側の第1室目の水洗
槽の水洗液が最も汚れて液の比重が大きい。
【0012】このため、US特許6071020号に開
示されているような常に液が連続するようなバイパスで
は、連続的に感光材料を処理しているときは目的を達成
するが、感材処理が停止すると、水洗液の比重差によっ
て好ましくない逆流が生じることが判明した。
【0013】本発明は、上記事実を考慮し、構造が簡単
で、処理液の逆流の生じない迅速処理の可能な感光材料
処理装置を提供することが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の感光材
料処理装置は、通路により順次連結され、少なくとも2
個以上が上下に配置された複数の処理室と、前記通路に
設けられ、前記感光材料の非通過時には前記処理室の処
理液の通過を遮断し、前記感光材料の通過時には弾性変
形して前記感光材料の通過を許容するブレードと、前記
感光材料の処理量に応じて感光材料搬送方向下流側の処
理室に処理液を補充する補充装置と、前記複数の処理室
に前記感光材料を順次通過させる搬送装置と、感光材料
搬送方向下流側の前記処理室と、感光材料搬送方向上流
側の前記処理室とを連通し、前記処理液が通過可能とさ
れたバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられ、感
光材料搬送方向下流側の前記処理室の処理液が感光材料
搬送方向上流側の前記処理室へ向けて流れる前記処理液
の流れを阻止せず、感光材料搬送方向上流側の前記処理
室の処理液が感光材料搬送方向下流側の前記処理室へ向
けて流れる前記処理液の流れを阻止する逆止弁と、を備
え、前記逆止弁を構成する弁体は、前記処理液との比重
差によって生じる力によって弁座に付勢されている、こ
とを特徴としている。
【0015】次に、請求項1に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0016】請求項1に記載の感光材料処理装置では、
感光材料は、搬送装置により複数の処理室を順次搬送さ
れ、各処理室内の処理液にて搬送されながら処理され
る。
【0017】感光材料は次の処理室に移動する際、先端
部分がブレードに当接して弾性変形させ、これにより感
光材料は幅狭通路を通過して次の処理室へ侵入すること
ができる。
【0018】ここで、感光材料は、ブレードにしごかれ
ながら(摺動しながら)搬送されるので、感光材料に付
着した下流側の処理液が、上流側の処理室へ持ち込まれ
ることが防止される。
【0019】なお、感光材料の非通過時は、ブレードが
処理液の通過を遮断する。
【0020】また、補充装置は、感光材料の処理量(即
ち、処理液の劣化)に応じて感光材料搬送方向下流側の
処理室に処理液を補充する。
【0021】感光材料搬送方向下流側の処理室に処理液
を補充することにより、処理液は、バイパス通路を介し
て感光材料搬送方向上流側の処理室に順次補充される。
【0022】なお、弁体は、処理液との比重差によって
生じる力によって弁座へ付勢されているが、処理液を強
制的に補充することによって生じる圧力により弁体は弁
座から離れるので補充による処理液の流れは阻止されな
い。
【0023】一方、処理液の補充が行われていない場合
においては、弁体は、処理液との比重差によって生じる
力によって弁座へ付勢されており、これによってバイパ
ス通路を閉鎖して処理液の逆流を阻止する。
【0024】なお、感光材料に付着して持ち込まれた他
の処理液により、感光材料搬送方向上流側の上側の処理
室の処理液の比重が、感光材料搬送方向下流側の下側の
処理室の処理液の比重よりも大きくなる場合があるが、
この場合においても、弁体は、処理液との比重差がある
ので、その比重差によって生じる力によって弁座へ付勢
されてバイパス通路を閉鎖する。
【0025】したがって、感光材料搬送方向上流側の比
重の大きな処理液、即ち、汚れた処理液が感光材料搬送
方向下流側の処理室へ流れ込むことが無い。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の感光材料処理装置において、前記処理液を補充した際
に、前記処理液が上向きに流れるバイパス通路に設けら
れる前記弁体の比重をA、このバイパス通路の感光材料
搬送方向上流側の前記処理室に貯留された前記処理液の
比重をBとしたときに、A/Bを1以上1.5未満に設
定したことを特徴とする請求項2に記載の感光材料処理
装置。
【0027】次に、請求項2に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0028】請求項2に記載の感光材料処理装置では、
処理液を補充した際に処理液が上向きに流れるバイパス
通路においては、感光材料搬送方向上流側の処理室に貯
留された処理液が下向きに流れようとする。したがっ
て、弁体の比重を処理液の比重よりも大きく設定し、処
理液を補充していない場合においては、処理液に対して
弁体が沈む方向とし、弁体が沈む際に生まれる力(浮力
と逆方向の力)によってバイパス通路を閉塞する。
【0029】なお、A/Bを1以上1.5未満としたの
は、A/Bを1以上1.5以上にすると、バイパス通路
を閉塞する力は大きくなるが、処理液を補充した際に大
きな圧力差を与えないと弁体が動かず、感光材料搬送方
向上流側の処理室へと処理液を補充できなくなるからで
ある。
【0030】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の感光材料処理装置において、前記処理
液を補充した際に、前記処理液が下向きに流れるバイパ
ス通路に設けられる前記弁体の比重をA、このバイパス
通路の感光材料搬送方向上流側の前記処理室に貯留され
た前記処理液の比重をBとしたときに、A/Bを0.8
以上1未満に設定したことを特徴としている。
【0031】次に、請求項3に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0032】請求項3に記載の感光材料処理装置では、
弁体の比重を処理液の比重よりも小さく設定し、処理液
を補充していない場合においては、処理液に対して弁体
が浮く方向とし、弁体が浮く際に生まれる力(浮力)に
よってバイパス通路を閉塞する。
【0033】なお、A/Bを0.8以上としたのは、A
/Bが0.8未満になると、バイパス通路を閉塞する力
は大きくなるが、処理液を補充した際に大きな圧力差を
与えないと弁体が動かず、感光材料搬送方向上流側の処
理室へと処理液を補充できなくなるからである。
【0034】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の感光材料処理装置におい
て、前記弁体には、付近の前記処理液の流れによって前
記弁体を回転させる回転手段を有することを特徴として
いる。
【0035】次に、請求項4に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0036】例えば、上側の処理室の処理液の比重が下
側の処理室の処理液の比重よりも大きくなって、上側の
処理室の処理液がバイパス通路を介して下側の処理室へ
流れようとするとき、弁体は、この処理液の流れを阻止
しなければならないが、比重差によって弁体を動かそう
とする力は小さいため、弁体がバイパス通路に接触して
引っ掛かり、動かない場合が考えられる。
【0037】しかしながら、請求項4に記載の感光材料
処理装置では、付近の処理液の流れによって弁体に回転
力が生じて回転するため、弁体がバイパス通路に引っ掛
かってバイパス通路を閉塞できなくなる虞が無くなる。
【0038】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の感光材料処理装置におい
て、前記バイパス通路は、感光材料搬送方向下流側の前
記処理室と、感光材料搬送方向上流側の前記処理室とを
区画する隔壁に形成された貫通孔である、ことを特徴と
している。
【0039】次に、請求項5に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0040】バイパス通路を、感光材料搬送方向下流側
の処理室と、感光材料搬送方向上流側の処理室とを区画
する隔壁に形成された貫通孔としたので、配管等を処理
室の外側で引き回すことがなく、感光材料処理装置の部
品点数が増加せず、コストを抑えることが出来る。
【0041】請求項6に記載の感光材料処理装置は、通
路により順次連結される複数の処理室と、前記通路に設
けられ、前記感光材料の非通過時には前記処理室の処理
液の通過を遮断し、前記感光材料の通過時には弾性変形
して前記感光材料の通過を許容するブレードと、前記感
光材料の処理量に応じて感光材料搬送方向下流側の処理
室に処理液を補充する補充装置と、前記複数の処理室
に、前記感光材料を順次通過させる搬送装置と、感光材
料搬送方向下流側の前記処理室と、感光材料搬送方向上
流側の前記処理室とを連通し、前記処理液が通過可能と
されたバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられ、
感光材料搬送方向下流側の前記処理室の処理液が感光材
料搬送方向上流側の前記処理室へ向けて流れる前記処理
液の流れを阻止せず、感光材料搬送方向上流側の前記処
理室の処理液が感光材料搬送方向下流側の前記処理室へ
向けて流れる前記処理液の流れを阻止する逆止弁と、を
備え、前記複数の処理室は、前記感光材料が上方から下
方へ2以上の前記処理室を通過し、かつ下方へ搬送され
た前記感光材料が下方から上方へ2以上の前記処理室を
通過するように配置され、前記感光材料が上方から下方
へ搬送される処理室間に設けられる前記逆止弁において
は、弁座は弁体よりも下方に配置され、前記弁体は前記
処理液よりも比重が大きく、前記処理との比重差によっ
て生じる力によって前記弁座に付勢されており、前記感
光材料が下方から上方へ搬送される処理室間に設けられ
る前記逆止弁においては、弁座は弁体よりも上方に配置
され、前記弁体は前記処理液よりも比重が小さく、前記
処理液との比重差によって生じる力によって前記弁座に
付勢されていることを特徴としている。
【0042】次に、請求項6に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0043】請求項6に記載の感光材料処理装置では、
感光材料は、搬送装置により複数の処理室を順次搬送さ
れ、各処理室内の処理液にて搬送されながら処理され
る。
【0044】感光材料は次の処理室に移動する際、先端
部分がブレードに当接して弾性変形させ、これにより感
光材料は幅狭通路を通過して次の処理室へ侵入すること
ができる。
【0045】ここで、感光材料は、ブレードにしごかれ
ながら(摺動しながら)搬送されるので、感光材料に付
着した下流側の処理液が、上流側の処理室へ持ち込まれ
ることが防止される。
【0046】なお、感光材料の非通過時は、ブレードが
処理液の通過を遮断する。
【0047】通常時、即ち、処理液の補充が行われてい
ない場合においては、感光材料が上方から下方へ搬送さ
れる処理室間に設けられる逆止弁においては、弁体は処
理液よりも比重が大きいので、処理との比重差によって
生じる力によって下側の弁座に付勢されてバイパス通路
を閉鎖している。
【0048】一方、感光材料が下方から上方へ搬送され
る処理室間に設けられる逆止弁においては、弁体は処理
液よりも比重が小さいので、処理液との比重差によって
生じる力によって上方の弁座に付勢されてバイパス通路
を閉鎖している。
【0049】処理が進むと、感光材料に付着して持ち込
まれた他の処理液により、感光材料搬送方向上流側の上
側の処理室の処理液の比重が、感光材料搬送方向下流側
の下側の処理室の処理液の比重よりも大きくなる場合が
あるが、この場合においても、弁体は、処理液との比重
差があるので、その比重差によって生じる力によって弁
座へ付勢されてバイパス通路の閉鎖を維持する。
【0050】したがって、感光材料搬送方向上流側の汚
れた比重の大きな処理液の入った処理室が、汚れが少な
く比重の小さな処理液の入った処理室よりも上側に位置
しているような場合であっても、汚れが大きく比重の大
きな処理液が感光材料搬送方向下流側の下側に配置され
る処理室へ流れ込むことが無い。
【0051】また、補充装置は、感光材料の処理量(即
ち、処理液の劣化)に応じて感光材料搬送方向下流側の
処理室に処理液を補充する。
【0052】感光材料搬送方向下流側の処理室に処理液
を補充すると、補充することによって生じる圧力により
弁体は弁座から離れるので補充による処理液の流れは阻
止されない。
【0053】したがって、処理液は、バイパス通路を介
して感光材料搬送方向上流側の処理室に順次補充され
る。
【0054】
【発明の実施の形態】本発明の感光材料処理装置の一実
施形態を図1乃至図8にしたがって説明する。
【0055】図2に示すように、本実施形態の感光材料
処理装置10には、矢印L方向側の側面に感光材料とし
ての露光済みのペーパーPを供給する供給部14が設け
られている。
【0056】供給部14の矢印R方向側には、発色現像
液の貯留される発色現像槽22、漂白定着液の貯留され
る漂白定着槽24、水洗水の貯留される水洗槽26、ペ
ーパーPを温風乾燥する乾燥装置28が順に設けられて
いる。
【0057】なお、感光材料処理装置10の矢印R方向
側の側壁には、乾燥の終了したペーパーPを排出する排
出口30と、排出されたペーパーPを受け取る製品スト
ック部32が設けられている。 (発色現像槽)図2に示すように、発色現像槽22の上
方には、ペーパーPを発色現像槽22内へ搬送する搬送
ローラ38及び、発色現像処理されたペーパーPを漂白
定着槽24側へ搬送する搬送ローラ40が設けられてお
り、発色現像槽22の内部にはペーパーPを槽内で略U
字状に搬送する複数のローラからなる搬送装置42が設
けられている。
【0058】発色現像用の補充剤としては、例えば、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−〔β−(メタンス
ルホンアミド)エチル〕アニリン硫酸塩、ポリエチレン
グリコール、N−ラウロイルアラニンナトリウム、ジス
ルホエチルヒドロキシルアミン2ナトリウム塩、チノパ
ールSFP(チバガイギー社製)、亜硫酸ナトリウム、
臭化カリウム、ジエチレントリアミン5酢酸、p−トル
エンスルホン酸ナトリウム、水酸化カリウム、マンニト
ール、炭酸カリウム等が含まれるが、これら以外の成分
であっても良い。 (漂白定着槽)漂白定着槽24の上方には、ペーパーP
を漂白定着槽24内へ搬送する搬送ローラ44及び、漂
白定着処理されたペーパーPを水洗槽26側へ搬送する
搬送ローラ46が設けられており、漂白定着槽24の内
部にはペーパーPを槽内で略U字状に搬送する複数のロ
ーラからなる搬送装置48が設けられている。
【0059】漂白定着用の補充剤としては、例えば、ジ
エチレントリアミン5酢酸第2鉄アンモニウム1水塩、
エチレンジアミン4酢酸、マレイン酸、パインフロー
(松谷化学)、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、
チオ硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、臭化カリウ
ム、p−トルエンスルフィン酸、N−ラウロイルサルコ
シンナトリウム等が含まれるが、これら以外の成分であ
っても良い。 (水洗槽26)図1、3、4に示すように、水洗槽26
は、上部が開放され、縦長に形成されている。
【0060】水洗槽26の内部には、底部側の一部分を
除き、槽内を上流側と下流側とに区分する隔壁50が設
けられている。
【0061】水洗槽26には、隔壁50の上流側及び下
流側に夫々区画部材52が上部より着脱自在に挿入され
ている。
【0062】区画部材52は、互いに平行に設けられた
垂直方向に延びる縦壁52A及び縦壁52Bと、縦壁5
2Aと縦壁52Bとを連結する水平方向に延びる横壁5
2C及び横壁52Dを備えている。
【0063】横壁52C及び横壁52Dの中央部には、
各々ブロック状のブレード保持部材58が取り付けられ
ている。
【0064】ブレード保持部材58には、ペーパーPが
通過するスリット孔58Aが形成されている。スリット
孔58Aは、ペーパーPの搬送方向上流側がテーパー状
に広がっている。
【0065】スリット孔58Aの一方の内壁面には弾性
体からなるブレード60の基部が取り付けられており、
感光材料の非通過時では、ブレード60の先端が他方の
内壁面に弾性的に接触している。
【0066】区画部材52には、横壁52Cの上方に3
つのローラ対62が、横壁52Cと横壁52Dとの間に
2つのローラ対62が、横壁52Dの下方に2つのロー
ラ対62が配置されている。
【0067】これらのローラ対62は、シャフト62A
が縦壁52A及び縦壁52Bを貫通して回転可能に支持
されている。
【0068】縦壁52Aから突出した各シャフト62A
には、各々ギア64が取り付けられており、ローラ対6
2の一方のシャフト62Aに取り付けられたギア64
と、他方のシャフト62Aに取り付けられたギア64と
が噛み合っている。
【0069】一方、縦壁52Bから突出したローラ対6
2の一方のシャフト62Aには、べべルギア66が取り
付けられている。
【0070】縦壁52Bの外側には、垂直方向に延びる
主軸68が横壁52C及び横壁52Dに回転可能に支持
されている。
【0071】主軸68には、シャフト62Aのベベルギ
ア66と噛み合うベベルギア70が取り付けられてい
る。
【0072】なお、主軸68の上端は、装置本体側に設
けた図示しないローラ駆動用モータにカップリングを介
して接続される。
【0073】また、区画部材52には、最上部のローラ
対62上方及び下方、最下部のローラ対62の上方に、
ペーパーPをガイドするガイド部72A〜Cが設けられ
ている。
【0074】なお、上流側の区画部材52と下流側の区
画部材52とは、ブレード保持部材58の取り付け位置
が異なっている点を除けば、略左右対称形状である。
【0075】水洗槽26の内部には、隔壁50の両側に
各々第1の段部74及び第2の段部76が形成されてい
る。
【0076】ここで、隔壁50の上流側の水洗槽26内
において、第1の段部74の下側の幅寸法(図面の紙面
左右方向の寸法)及び奥行き寸法(図面の紙面裏表方向
の寸法)は第1の段部74の上側の幅寸法及び奥行き寸
法よりも小さく設定されており、第2の段部76の下側
の幅寸法及び奥行き寸法は第2の段部76の上側の幅寸
法及び奥行き寸法よりも小さく設定されている。
【0077】なお、第1の段部74及び第2の段部76
は、本実施形態では各々水平であり、各段部には弾性体
からなる一定厚さのシール部材82がネジ止め等で固定
されている。
【0078】区画部材52の横壁52C(横壁52Dも
同様)は、水洗槽26の内壁面に設けられた位置決め部
材91により保持されており、横壁52Cの下面が第1
の段部74のシール部材82に、横壁52Dの下面が第
2の段部76のシール部材82に密着している。
【0079】図1に示すように、2つの区画部材52が
水洗槽26に挿入され保持されると、水洗槽26内に
は、夫々独立した第1処理室90、第2処理室92、第
3処理室94、第4処理室96及び第5処理室98が形
成される。
【0080】図3乃至図5に示すように、横壁52C及
び横壁52Dには、上下に貫通する貫通孔100が形成
されている。なお、壁面の貫通孔100付近が逆止弁の
弁座となる。
【0081】第1処理室90と第2処理室92とを連通
する貫通孔100、及び第2処理室92と第3処理室9
4とを連通する貫通孔100には、逆止弁を構成する合
成樹脂製の弁体102が設けられている。
【0082】この弁体102は、水洗水の比重よりも大
きく設定されている。この弁体102の比重をA、この
貫通孔100の感光材料搬送方向上流側の処理室に貯留
された水洗水の比重をBとしたときに、A/Bは1以上
1.5未満に設定されている。
【0083】弁体102の材質としては、例えば、塩化
ビニル(比重1.40〜1.41)、アクリル(比重
1.2)、ポリカーボネート(比重1.2)等を用いる
ことができる。
【0084】なお、弁体102は、全体を単一の材質で
形成しても良いが、複数の材質で形成しても良い。例え
ば、比重を調整するために、内部に比重の大きな部材
(金属等)を埋設しても良い。
【0085】本実施形態では、弁体102の材質を、ポ
リプロピレンと塩化ビニルをほぼ1対1で混ぜたもの
(比重1.17)を用いている。
【0086】図6に示すように、この弁体102は、貫
通孔100の上側に配置される円盤状の弁本体102A
と、この弁本体102Aの中央に立設されて貫通孔10
0に挿入される軸部102Bを備えている。
【0087】また、軸部102Bには、貫通孔100の
下側に突出した部分の両側に三角形のストッパ102C
が形成されており、ストッパ102Cとストッパ102
Cとの間には溝102Dが形成されている。
【0088】弁本体102Aの外径Dは、貫通孔100
を閉塞可能なように貫通孔100の内径d1よりも十分
に大きく設定されている。
【0089】貫通孔100を水洗水が容易に流れるよう
に、軸102Bの外径d2は貫通孔100の内径d1より
も小さく設定されている。
【0090】一方のストッパ102Cの最外端と他方の
ストッパ102Cの最外端との距離Wは、貫通孔100
の内径d1よりも若干大きく設定されており、弁体10
2が貫通孔100からの抜けを防止している。
【0091】なお、この弁体102は、軸部102Bに
溝102Dを形成しているので、ストッパ102Cを下
方に向けて貫通孔100の上方から差し入れることによ
り、軸先端部分が弾性変形して、図6(A)に示すよう
に、両ストッパ102Cを貫通孔100の下方へ位置さ
せることができる。
【0092】なお、弁本体102Aの外周部には、軸方
向に対して傾斜した切欠102Eが一対形成されてい
る。
【0093】第3処理室94と第4処理室96とを連通
する貫通孔100、及び第4処理室96と第5処理室9
8とを連通する貫通孔100には、合成樹脂製の弁体1
04が設けられている。
【0094】この弁体104は、前述した弁体102と
同一形状であるが、その比重が水洗水の比重よりも小さ
く設定されている。なお、この弁体104の比重をA、
この貫通孔100の感光材料搬送方向上流側の処理室に
貯留された水洗水の比重をBとしたときに、A/Bは
0.8以上1未満に設定されている。
【0095】弁体104の材質としては、例えば、ポリ
プロピレン(比重0.91)、ポリエチレン(比重0.
91)等を用いることができる。
【0096】なお、比重を調整するために、内部に空間
を設けても良い。
【0097】本実施形態では、弁体104の材質をポリ
プロピレンとし、内部に空気室を設けて比重を0.8に
調整した。
【0098】第3処理室94と第4処理室96とを連通
する貫通孔100、及び第4処理室96と第5処理室9
8とを連通する貫通孔100に取り付けられる弁体10
4は、前述した弁体102とは取り付け方向が逆であ
る。
【0099】図1に示すように、本実施形態の水洗槽2
6には、新鮮な水洗水を補充する補充装置104が設け
られている。
【0100】なお、補充装置104は、水洗水を貯留す
る水洗水タンク106、水洗水タンク106の水洗水を
第5処理室98へ補充するポンプ108を備えている。
【0101】感光材料処理装置10は、ペーパーPの幅
とペーパーPの搬送量とからペーパーPの処理面積を演
算する図示しない制御装置を備えており、制御装置は、
処理面積に応じてポンプ108を駆動し、処理面積に応
じた水洗水が自動的に補充される構成となっている。
【0102】また、第1処理室90には、余剰の水洗水
を図示しない廃液タンクに排出するためのオーバーフロ
ー配管110の一端が設けられている。 (作用)次に、本実施形態の感光材料処理装置10の作
用を説明する。
【0103】ペーパーマガジン12から供給され、露光
部によって潜像が形成されたペーパーPは、スリット3
6を介して発色現像槽22に進入する。
【0104】発色現像槽22に進入したペーパーPは、
搬送装置42によって搬送され、発色現像液によって発
色現像される。
【0105】その後、発色現像処理されたペーパーP
は、漂白定着槽24に進入する。
【0106】漂白定着槽24に進入したペーパーPは、
搬送装置48によって漂白定着液中を水平に搬送され、
漂白定着液によって漂白定着される。
【0107】漂白定着槽24から出たペーパーPは、ロ
ーラ対62によって第1処理室90内に搬送され、水洗
水によって水洗が行われる。
【0108】その後、ペーパーPは、先端が、ブレード
60を弾性変形させてブレード60とスリット孔58A
の壁面との間を通過して第2処理室92に進入する。
【0109】このとき、ペーパーPは、ブレード60の
弾性力によってスリット孔58Aの壁面側へ付勢され、
これによってペーパーPは、ブレード60とスリット孔
58Aの壁面とによって両面がしごかれながら(摺動し
ながら)搬送されるので、ペーパーPに付着した上流側
の処理室の水洗水が下流側の処理室へ持ち込まれること
は殆どない。
【0110】また、ペーパーPが通過すると、ブレード
60の先端がスリット孔58Aの壁面に弾性的に押圧さ
れ、第1処理室90と第2処理室92とを隔離する。
【0111】以後同様にして、ペーパーPは、第3処理
室94、第4処理室96及び第5処理室98を順に通過
し、各々の水洗水によって水洗が行われる。
【0112】水洗の終了したペーパーPは、乾燥装置2
8にて温風乾燥された後、製品ストック部32に排出さ
れる。
【0113】なお、処理がある程度進むと、第1処理室
90の水洗水は、漂白定着槽24から持ち込まれた漂白
定着液により劣化し、漂白定着液の成分によって比重が
大きくなる。
【0114】そして、上側の第1処理室90の水洗水の
比重が、下側の第2処理室92の水洗水よりも大きくな
ると、比重の大きい第1処理室90の劣化した水洗水が
比重の小さい水洗水の入った下方の第2処理室92に流
れ込もうとするが、水洗水よりも比重の大きな弁体10
2は、水洗水中で沈んだままであり、水洗水との比重差
によって生じる力によって処理液の流れを阻止する方
向、即ち、下方へ付勢されて弁本体102Aが貫通孔1
00を閉鎖して水洗水の逆流を阻止する。
【0115】このため、第2処理室92の水洗水の劣化
を防止することができる。
【0116】さらに処理が進むと、第2処理室92の水
洗水も第3処理室94の水洗水よりも比重が大きくなる
が、この場合も同様に第2処理室92と第3処理室94
との間の弁体102の作用により第3処理室94の劣化
を防止することができる。
【0117】なお、第3処理室94と第4処理室96と
の間の貫通孔100に設けられた弁体104、及び第4
処理室96と第5処理室98との貫通孔100に設けら
れた弁体104は、水洗水の比重よりも小さいので、水
洗水との比重差によって生じる力(浮力)によって処理
液の流れを阻止する方向、即ち、上方へ付勢されて弁体
104Aが貫通孔100を閉鎖して水洗水の逆流を阻止
している。
【0118】なお、第3処理室94、第4処理室96、
及び第5処理室98において、処理が進むと、下側の処
理室の水洗水の比重が上側の処理室の水洗水の比重より
も大きくなるが、比重の大きな水洗水が比重の小さな水
洗水よりも下にある場合には、処理室間で処理液の比重
差が生じても、第1処理室90、第2処理室92、及び
第3処理室94のように水洗水の逆流は生じない。
【0119】水洗水の処理能力が低下するころになる
と、制御装置は演算したペーパーPの処理面積に基づい
てポンプ108を駆動し、水洗水を第5処理室98に補
充する。
【0120】これにより、第5処理室98の液面レベル
が第1処理室90の液面レベルよりも上がり、第5処理
室98と第1処理室90との間で圧力差が生じ、処理室
間の圧力差によって図7に示すように弁体102移動し
(なお、弁体104は、下方へ移動)、水洗水が貫通孔
100を図の矢印Aで示すように流れ、水洗水が第5処
理室98から第1処理室90へ順次流れ、水洗水の処理
能力が回復する。
【0121】なお、第1処理室90で余剰となった水洗
水は、オーバーフロー配管110を介して図示しない廃
液タンクに排出される。
【0122】このように、本実施形態の感光材料処理装
置10では、処理室毎にポンプを設けて水洗水を補充す
る必要がないので、構造が簡単で済む。
【0123】また、処理室間で水洗水の比重差が生じ
て、感光材料搬送方向下流側の処理室へ水洗水が逆流し
ようとすると、弁本体102Aの外周部に設けた軸方向
に対して傾斜した切欠102Eを流れる軸方向に対して
傾斜した水流の作用によって弁体102に回転力が生じ
て回転するので、弁体102が貫通孔100に引っ掛か
って貫通孔100を閉塞できなくなる虞が無い。なお、
本実施形態では、弁本体102Aの外周部に切欠102
Eを設けて弁体102を回転させるようにしたが、弁本
体102Aに斜めに孔を形成したり、プロペラを取り付
けても同様に弁体102を回転させることができる。
【0124】また、本実施形態の感光材料処理装置10
では、補充した水洗水を順次通過させるために処理室間
を貫通孔100で連通させており、配管等を処理室外側
で引き回すことがないため、感光材料処理装置10の部
品点数が増加せず、コストを抑えることが出来た。
【0125】なお、場合によっては、上下の処理室、例
えば、図8に代表して示すように、第1処理室90と第
2処理室92とを配管112で連通させ、配管112の
途中に貫通孔100及び弁体102を設けた補助室11
4を設けるようにしても良い。
【0126】また、弁体102は、図6に示す形状に限
らず、例えば、図9に示すような他の形状であっても良
い。
【0127】図9に示す弁体102では、軸部102B
の端部に円板状のストッパ102Fがネジ固定されてい
る。また、軸部102Bには、水洗水の通路102Gが
形成されている。
【0128】この弁体102は、通常は図9(A)に示
すように弁本体102Aが貫通孔100を塞いでいる
が、水洗水補充時では、図9(B)に示すように弁本体
102Aが持ち上げられ、通路102Gを介して水洗水
を流すことができる。
【0129】なお、弁体104も図9に示す弁体102
と同一形状にしても良いのは勿論である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置は上記の構成としたので、構造が簡単で、処理
液に逆流を生じることなく迅速処理が可能となる、とい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料の搬送方向に沿った水洗槽の断面図で
ある。
【図2】感光材料の搬送方向に沿った感光材料処理装置
の断面図である。
【図3】第1〜第3処理室の断面図である。
【図4】第3〜第5処理室の断面図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】(A)は逆止弁の断面図であり、(B)は逆止
弁の平面図であり、(C)は逆止弁の下面図である。
【図7】貫通孔に水洗水が流れている様子を示す逆止弁
の断面図である。
【図8】他の実施形態に係る感光材料処理装置の水洗槽
の要部を示す断面図である。
【図9】(A)は他の実施形態に係る感光材料処理装置
の水洗水の流れを止めている状態を示す逆止弁の断面図
であり、(B)は水洗水を流している状態を示す逆止弁
の断面図である。
【符号の説明】
10 感光材料処理装置 26 水洗槽 38 搬送ローラ(搬送装置) 40 搬送ローラ(搬送装置) 42 搬送装置(搬送装置) 44 搬送ローラ(搬送装置) 46 搬送ローラ(搬送装置) 48 搬送装置(搬送装置) 52 区画部材 58A スリット孔 60 ブレード 62 ローラ対(搬送装置) 64 ギア(搬送装置) 66 ベベルギア(搬送装置) 68 主軸(搬送装置) 70 ベベルギア(搬送装置) 90 第1処理室 92 第2処理室 94 第3処理室 96 第4処理室 98 第5処理室 100 貫通孔 102 弁体(逆止弁) 104 弁体(逆止弁)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路により順次連結され、少なくとも2
    個以上が上下に配置された複数の処理室と、 前記通路に設けられ、前記感光材料の非通過時には前記
    処理室の処理液の通過を遮断し、前記感光材料の通過時
    には弾性変形して前記感光材料の通過を許容するブレー
    ドと、 前記感光材料の処理量に応じて感光材料搬送方向下流側
    の処理室に処理液を補充する補充装置と、 前記複数の処理室に前記感光材料を順次通過させる搬送
    装置と、 感光材料搬送方向下流側の前記処理室と、感光材料搬送
    方向上流側の前記処理室とを連通し、前記処理液が通過
    可能とされたバイパス通路と、 前記バイパス通路に設けられ、感光材料搬送方向下流側
    の前記処理室の処理液が感光材料搬送方向上流側の前記
    処理室へ向けて流れる前記処理液の流れを阻止せず、感
    光材料搬送方向上流側の前記処理室の処理液が感光材料
    搬送方向下流側の前記処理室へ向けて流れる前記処理液
    の流れを阻止する逆止弁と、 を備え、 前記逆止弁を構成する弁体は、前記処理液との比重差に
    よって生じる力によって弁座に付勢されている、ことを
    特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理液を補充した際に、前記処理液
    が上向きに流れるバイパス通路に設けられる前記弁体の
    比重をA、このバイパス通路の感光材料搬送方向上流側
    の前記処理室に貯留された前記処理液の比重をBとした
    ときに、A/Bを1以上1.5未満に設定したことを特
    徴とする請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理液を補充した際に、前記処理液
    が下向きに流れるバイパス通路に設けられる前記弁体の
    比重をA、このバイパス通路の感光材料搬送方向上流側
    の前記処理室に貯留された前記処理液の比重をBとした
    ときに、A/Bを0.8以上1未満に設定したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の感光材料処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記弁体には、付近を流れる前記処理液
    の流れによって前記弁体を回転させる回転手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に
    記載の感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記バイパス通路は、感光材料搬送方向
    下流側の前記処理室と、感光材料搬送方向上流側の前記
    処理室とを区画する隔壁に形成された貫通孔である、こ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記
    載の感光材料処理装置。
  6. 【請求項6】 通路により順次連結される複数の処理室
    と、 前記通路に設けられ、前記感光材料の非通過時には前記
    処理室の処理液の通過を遮断し、前記感光材料の通過時
    には弾性変形して前記感光材料の通過を許容するブレー
    ドと、 前記感光材料の処理量に応じて感光材料搬送方向下流側
    の処理室に処理液を補充する補充装置と、 前記複数の処理室に、前記感光材料を順次通過させる搬
    送装置と、 感光材料搬送方向下流側の前記処理室と、感光材料搬送
    方向上流側の前記処理室とを連通し、前記処理液が通過
    可能とされたバイパス通路と、 前記バイパス通路に設けられ、感光材料搬送方向下流側
    の前記処理室の処理液が感光材料搬送方向上流側の前記
    処理室へ向けて流れる前記処理液の流れを阻止せず、感
    光材料搬送方向上流側の前記処理室の処理液が感光材料
    搬送方向下流側の前記処理室へ向けて流れる前記処理液
    の流れを阻止する逆止弁と、 を備え、 前記複数の処理室は、前記感光材料が上方から下方へ2
    以上の前記処理室を通過し、かつ下方へ搬送された前記
    感光材料が下方から上方へ2以上の前記処理室を通過す
    るように配置され、 前記感光材料が上方から下方へ搬送される処理室間に設
    けられる前記逆止弁においては、弁座は弁体よりも下方
    に配置され、前記弁体は前記処理液よりも比重が大き
    く、前記処理との比重差によって生じる力によって前記
    弁座に付勢されており、 前記感光材料が下方から上方へ搬送される処理室間に設
    けられる前記逆止弁においては、弁座は弁体よりも上方
    に配置され、前記弁体は前記処理液よりも比重が小さ
    く、前記処理液との比重差によって生じる力によって前
    記弁座に付勢されていることを特徴とする感光材料処理
    装置。
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