JP2762422B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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Description
光材料、感材と略す場合がある)を処理する感光材料処
理装置に関する。
工程で処理され、カラー感光材料は、露光後、発色現
像、脱銀、水洗、安定化等の工程により処理される。
には発色(カラー)現像液、脱銀処理には漂白液、漂白
定着液、定着液、水洗には水道水またはイオン交換水、
安定化処理には安定液がそれぞれ使用される。
これらの処理液中に浸漬され処理される。
よって行なわれている。
れてきており、各処理液にて処理液の使用量を減少させ
ることが望まれている。
発により、感光材料は写真店等の店頭でも処理されるよ
うになってきているため、装置の小型化が望まれてい
る。
の部材により形成され、狭幅の通路で順次連結された複
数の洗浄室と、 前記各洗浄室内を順次通過するよう感光材料を搬送す
る搬送手段とを有することを特徴とする感光材料処理装
置」 を提案している(特願平1−27034号)。
洗)以外の現像、脱銀等の処理に適用したものも提案し
ている(特願平1−90422号)。
光材料を順次通過させる搬送手段とを有するラックを処
理槽に着脱自在に装填してなる感光材料処理装置であっ
て、 処理槽内に感光材料が最初に通過する処理室を含む第
1領域と、感光材料が最後に通過する処理室を含む第2
領域とを仕切る仕切部材が前記ラック側に設置され、仕
切部材の端部が処理槽内面に係合して前記第1および第
2領域間の処理液の流通を実質的に遮断するよう構成し
たことを特徴とする感光材料処理装置」 を提案している(特願平1−248930号)。
理効率が向上することから処理液の使用量を少なくする
ことができるという効果を得ている。
幅の通路で連結されているので、各処理室間で処理液同
士の混合がほとんどなく、処理液の供給方向に従い、各
処理室内の処理液の液組成の濃度比が維持されるからで
ある。
水)の供給方向に従い水洗水の汚れの度合が変化し、水
洗水の供給方向と逆方向に感光材料を搬送させることに
より、感光材料は順次きれいな水洗水で処理されること
になり、水洗効率が向上する。
成の濃度比を維持するために、一般には、所定の遮蔽手
段を設置して各処理室間の液の混合を防止している。具
体的には、浮力を利用した弁やクランクアームの回動を
利用した遮蔽板やスリット状の開口を有する円柱体の回
転を利用したローラ式シャッタなどを用いている。
ける液の混合防止効果が十分ではなく、この点の改善が
望まれている。
度比の維持の向上を図ることができる結果、処理効率が
良化し、装置の小型化を図ることができる感光材料処理
装置を提供することにある。
って達成される。
幅の通路とを交互に設け、 この狭幅の通路で順次連結された複数の処理室を有す
る連続処理路を形成し、 ハロゲン化銀感光材料が、前記各処理室を順次通過す
る間に各処理室および通路内に満たされた処理液と接触
して処理がなされるように構成されており、 前記各狭幅の通路に、少なくとも1対以上のブレード
を、前記ハロゲン化銀感光材料の非通過時にてブレード
の先端部同士が接触するようにして設置し、 前記処理室に、少なくとも一対の搬送用ローラ対を設
置し、 この搬送用ローラ対と前記通路間にハロゲン化銀感光
材料を案内するためのガイドを設けたことを特徴とする
感光材料処理装置。
理液が前記連続処理路内に供給されるように構成された
上記(1)に記載の感光材料処理装置。
れて連続処理路が形成されており、かつ狭幅の通路に
は、少なくとも1対以上のブレードを感材の非通過時に
てその先端部同士が接触するようにして設置しているの
で、各処理室間にて処理液の供給方向に従い、処理液の
液組成の濃度比が維持され、処理効率が向上する。
用すれば、各処理室間における液組成には濃度比が付与
されるものであるが、通路にブレードを設置することに
よって、この濃度比は飛躍的にかつ長期間に亘って維持
されることになる。
接触し、感材に担持された液を除去するブレードのスク
イズ作用により、感材による処理室から処理室への液の
持ち込みが少なくなる。
ード間の微小間隙を通して生じるので、ブレードによる
液流通の遮断は大きく、各処理室間の液の混合が防止さ
れる。
処理時に行なうことが好ましく、処理の休止時にても各
処理室における処理液の液組成の濃度比は維持される。
に適用した場合の一構成例を示す断面側面図、第2図
は、第1図中のII−II線での断面図、第3図は、第1図
中のIII−III線での断面図である。これら図に示すよう
に、本発明の感光材料処理装置1は、所定の容積を有す
る縦長の処理槽2を有する。この処理槽2内には、ラッ
ク3が着脱自在に装填される。このラック3は、側板3
1、32を有し、これらの側板間には数個のブロック状の
部材(以下、ブロック体という)4が設置されている。
リプロピレン、ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ABS
樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等のプラスチック、アルミナ等のセラミックスま
たはステンレス、チタニウム等の各種金属等の硬質材料
で構成されている。特に、成形性に優れ、軽量で、十分
な強度を有するという点から、ポリプロピレン、PPO、A
BS樹脂等のプラスチックスで構成されているのが好まし
い。
いるが、中空部材(例えばブロー成形により製造され
る)として構成してもよい。
理するための空間である5つの処理室6A、6B、6C、6Dお
よび6Eが形成される。
る。
3000ml程度とすればよい。
および6Dと6Eとの間には、両処理室を連結する狭幅の通
路71、72、73および74が形成される。
料Sを搬入および搬出するための同様の通路75および76
が形成される。これらの通路71〜76の幅(有効スリット
巾)は、感光材料Sの厚さの5〜40倍程度の0.5〜5mm程
度とするのが好ましい。
なく搬送される。
10〜200mm、好ましくは20〜60mm程度とするのがよい。
連続処理路が形成される。
ド15が設置されている。
その先端部同士が接触して密着するようにしてブロック
体4に取り付けられる。そして、感光材料Sの通過時に
は、感光材料Sの進入によって先端部が押し広げられる
ような構成となっている。
大図が示されている。
体4に取り付けられる基部と先端に向かって厚さが漸減
する先端部を有するものから構成され、2枚の組み合わ
せで用いられる。また、ブレード15は、第4図(b)に
示すように、基部と先端部とが同一厚さのものであって
もよい。
端部の平均傾斜角度は一般に30〜60゜程度とするのがよ
く、特に30〜45゜程度とするのが好ましい。
レード15の全体の長さは、通路の有効スリット巾(w)
以上の長さとすればよいが、一般にはこの2〜20倍の10
〜50mmとするのが好ましく、特に好ましくは3〜10倍の
15〜25mmとするのがよい。
感材の非通過時でのブレード15の先端部同士の重なり
は、1〜10mm程度、特に2〜5mm程度とするのがよい。
は0.5mm以上とすればよく、特には1〜1.5mmとすればよ
い。
過時におけるブレード15の先端部同士の密着性が確保さ
れ、水洗水Wの流通を有効に遮断することができる。ま
た、感光材料Sの通過時の水洗水Wの流通もごくわずか
なものとすることができる。
ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、イソプ
レンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、
エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム等の各種ゴ
ム、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、アイオノマー樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂な
どの軟質プラスチック等の弾性材料であって水洗水Wに
悪影響を及ぼさないものであれば特に制限はないが、特
にシリコーンゴムであることが好ましい。
および6Eの中央部付近には、それぞれ1対の搬送ローラ
8が設置され、処理室6Cには、3対の搬送ローラ8が設
置されている。また、通路75の感光材料入口付近および
通路76の感光材料出口付近にも、それぞれ1対の搬送ロ
ーラ8が設置されている。
1、32に軸支されており、ローラ対の双方が駆動回転
し、ローラ間に感光材料Sを挟持して感光材料Sを搬送
するようになっている。
中垂直方向に延在する主軸82の所定箇所に固定されたベ
ベルギア83と、各搬送ローラ8の回転軸81の一端部に固
定されたベベルギア84とが噛合し、モータ等の駆動源
(図示せず)の作動で主軸82を所定方向に回転すること
により、ローラ対のうちの一方の搬送ローラ8が回転す
るようになっている。そして、各搬送ローラ8の回転軸
81の他端部には、ギア85が固定され、このギア85の噛合
により、ローラ対の一方のローラ8の回転が他方のロー
ラ8に伝達されるようになっている。
する耐薬品性を有するものであるのが好ましく、例え
ば、ネオプレン、EPTゴム等の各種ゴム、サンプレー
ン、サーモラン、ハイトレル等のエラストマー、硬質塩
化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂、P
PO、ナイロン、ポリアセタール(POM)、フェノール樹
脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテル
スルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、テフロン等の各種樹脂、アルミナ等のセラミック
ス、ステンレス、チタン、ハステロイ等の耐食性を有す
る金属類、またはこれらを組み合わせたものを挙げるこ
とができる。
〜74との間には、感光材料Sを案内するためのガイド9
が設置されている。
光材料Sが通過しうる間隔を隔てて対面設置されてい
る。
し、この湾曲部に沿って感光材料Sの方向を転換する反
転ガイド10が設置されている。
クや金属の板で構成されている。また、ガイド9、10に
はガイドを貫通する開口(図示せず)がほぼ均一に形成
されているのが好ましい。これにより水洗水Wの流通が
可能となり、循環が促進されるため、水洗効率が向上す
る。
の駆動系により感光材料Sの搬送手段が構成される。
連通する給液路11がブロック体4を貫通して形成されて
いる。また、処理室6Aの上方には、一端が開放し、他端
が通路75へ連通する排液路12がブロック体4を貫通して
形成されている。
に開放する給液管13および排液管14が設置されている。
そして、ラック3を処理槽2に装填した状態で給液路11
と給液管13、排液路12と排液管14がそれぞれ接続され
る。
であり、排液管14は、オーバーフロー等により処理後の
疲弊した水洗水Wのオーバーフロー液OF1を排出するた
めのものである。
第5図に示すように、この仕切部材17は、図中左側の斜
線で示す第1領域18と図中右側の交差鎖線で示す第2領
域19とを仕切り、両領域における水洗水Wの流通を遮断
するためのものである。
を含む領域であり、図示の例では2番目に通過する処理
室6Bをも含んでいる。
を含む領域であり、図示の例では最後から2番目に通過
する処理室6Dをも含んでいる。
は、テーパ(図中下方に向って幅が漸減する)が形成さ
れ、一方、これに対応する処理槽2の両側壁の21、22も
同角度のテーパ状となっている。これにより、ラック3
を処理槽2内へ挿入した際、仕切部材17の端部171、172
が処理槽2の側壁21、22の内面に係合し、第1領域18と
第2領域19とを区画する。このとき、係合部分は、ラッ
ク3の自重により密着し、水洗水Wの流通を実質的に阻
止する。
によるパッキンのようなシール部材を設置すれば、水洗
水Wの遮断性がより向上するので好ましい。
22のテーパ角度は特に限定されないが、好ましくは、鉛
直方向に対し、2〜10゜程度とされる。
同様のものが使用可能であり、また仕切部材17と各ブロ
ック体4や側板31、32とは別部材を接合したものであっ
ても一体的に形成されたものであってもよい。
動作について説明する。
水洗水Wが供給され、処理室6A〜6Eおよび狭幅の通路71
〜74には水洗水Wが満たされる。
ブレード15は水洗水Wの流通を遮断するように構成され
るため、水洗水Wの供給に際して感光材料Sにかわるシ
ート状のものを搬送して供給を円滑に行なうことが好ま
しい。また、各処理室6A〜6Eにそれぞれ給液口を設けて
水洗水Wを満たしてもよい。
処理室6A上方の通路75内の水洗水Wに搬入されると同時
に、給液管13から水洗水Wの補充が開始される。
Wの補充を開始するのは、ブレード15による水洗水Wの
遮断効果が大であるため、感光材料Sをブレード15に進
入させることによって始めて、水洗水Wが実質的に流通
するからである。
からオーバーフロー液OF1が排出される。
6A、6B、6C、6D、6Eの順に搬送される。
送方向と逆方向(カウンターフロー)である。
通路76内の水洗水Wから搬出されると同時に補充は停止
される。
持ち込みによる薬剤等に起因する各処理室における水洗
水Wの汚れ度は、ブレード15のスクイズ効果により、処
理室から処理室への持ち込みが極めて少なくなることか
ら、またブレード15の液の遮断性が極めて大ききことか
ら、さらには上記のように水洗水Wが供給されることか
ら、処理室6Aで大きく、処理室6B、6C、6D、6Eと次第に
小さくなり、この各処理室における液組成の濃度比は極
めて良好に維持される。
に減少させることができる。
押し広げる際にできる感光材料Sとブレード15間の間隙
で決定される流通量程度とすればよい。
送速度などに依存し、カラーペーパーを例にすれば、表
1に示すようなものとなる。
度の補充量であり、このような、補充量としても水洗不
良などによるステインの発生は全くない。
小型にすることができる。
レード15によって水洗水Wの流通が遮断されるため、水
洗水Wの混合はほとんど生じることはない。この結果、
処理を長期にわたり休止し、その後再開するような場合
においても、直ちに効率のよい水洗処理を行なうことが
できる。
知の制御方式および手段を用いて行なえばよい。
置する構成としたが、これに限定されることはなく、複
数対としてもよい。複数対とする場合は通常2〜5対で
あり、すべて同形状のブレードとしても、長さ等をかえ
たものを組み合わせて用いてもよい。
を向上させることができ、これによりさらに補充量を減
少させることができる。例えば、同条件で1対から2対
に増設した場合、2対のときの方が1対のときに比べて
20〜30%程度の減少となる。
非処理時に補充を行なうものとすることができる。
するバイパスを設けて、前段の処理室の補充量に相当す
る液量を後段の処理室に流入させればよい。
に適用するものとしたがこれに限定されるものではな
く、種々の処理に適用することができる。
水洗水の代わりに安定液を満たす点を除けば、水洗処理
装置と同構成とすればよい。
な装置を用いて同一槽で行なうものとする場合は、第6
図に示す構成の装置とすればよい。
室6Aの排液路12および排液管14を、給液路41および給液
管43として使用し、処理室6Cに処理槽2内における所定
の液面レベルを保持するように排液管44を設置するもの
とするほかは、本質的にその構成において変わるところ
はない。したがって、第1図に示すものと同じ部材であ
るものは同じ符号としており、その説明は省略する。
液)R1が給液管43から供給され、定着液(ないしその補
充液)R2が給液管13から供給され、排液管44からオーバ
ーフロー液OF2が排出されることとなる。この場合、処
理室6Cには漂白定着液が収納されることとなり、処理中
にて漂白液は感光材料Sの搬送方向と同方向(パラレル
フロー)の、また定着液は感光材料との搬送方向と逆方
向(カウンターフロー)の流れとなる。
種々の処理に適用するものとすることができ、このと
き、液の給排液管等を適宜選択することにより処理液の
流れを変えて使用するなどすればよい。
よるスクイズ効果や液の遮断効果が水洗処理と同様に得
られ、いずれにおいても処理効率が向上し、装置を小型
にすることができる。
発色現像液、漂白液、定着液、漂白定着液等の種々の処
理液は、公知のいずれのものであってもよく、これら処
理液の詳細については、日本写真学会編「写真工学の基
礎」コロナ社刊(昭和54年)P299「第4章現像処理」等
の記載を参照することができる。
光材料のいずれであってもよい。例えば、前記のカラー
ペーパーをはじめとして、カラーネガフィルム、カラー
反転フィルム、カラーポジフィルム、カラー反転印画
紙、製版用写真感光材料、X線写真感光材料、黒白ネガ
フィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等が挙げら
れる。
機、自動現像機、プリンタープロセッサー、ビデオプリ
ンタープロセッサー、写真プリント作成コインマシー
ン、検版用カラーペーパー処理機等の各種感光材料処理
装置に適用することができる。
は、これらに限定されるものではない。
比がきわめて長期に亘って維持される。
ことができる。
を行なった。以下にその一例を示す。
理装置を適宜以下に示すようにして変更して以下の実験
を行なった。
すような回転により通路の液の流通(図示実線)および
遮断(図示点線)を制御する回転式シャッターにかえた
装置(第7図には通路71部分の回転式シャッター16を代
表的に示し、シャッターにて液が接触する部分の材質は
EPTゴムである)。
用いた装置。
用いた装置。
理室6A、6B、6D、6Eで各々約1500ml、処理室6Cは3000m
l、通路巾は3mm、処理室間の通路の長さは60mmであっ
た。
白定着液を10vol%含む水洗水、第2室〜第5室には新
鮮な水洗水をそれぞれ満たした。
処理剤CP40FAのP2液を、水洗水はイオン交換水を用い
た。
(株)製のフジカラーFAペーパーを10分間処理してから
100時間放置した。
間、24時間、100時間にて、それぞれサンプリングし
て、漂白定着液の混合の程度(もれ量)を調べた。
ブレーションカーブより濃度を推定した。
洗水の補充を行なったが、このときの補充量も表2に併
せて示す。
装置Aでは、1時間後にはほぼ50%が混合し、24時間後
にはほとんど混合してしまうのに対し、ブレードを用い
た装置B、C、Dでは、100時間後であっても、それぞ
れ35%、5%、2%程度の混合しか生じなく、大巾な向
上が見られた。
し、所定処理後の前記カラーペーパーを処理時にて以下
に示す補充量で水洗処理した。
後)の写真性を比較したところ、装置Aではランニング
経過後のものに現像主薬等の洗い出しが十分でないなど
の水洗不良が観測されたのに対し、装置B〜Dでは開始
時と同等の良好な写真性のものが得られた。
ころ、装置Aでは、処理再開直後にて水洗不良が発生し
たのに対し、装置B〜D、特に装置C、Dでは再開直後
から良好な写真性のものが得られた。
すように変更して以下の実験を行なった。
の回転式シャッターに変えた装置。
を1対用いた装置。
処理室6A、6B、6D、6Eで700ml、処理室6Cで1500mlであ
った。
長さは、1200mmであった。また搬送スピードは60cm/分
である。
室にも同じく漂白液、第3室には漂白定着液、第4、5
室には定着液をそれぞれ満たした。
置とこの漂白、漂白定着、定着を行なう装置とさらに水
洗、安定処理後乾燥する装置を設け現像処理が出来る様
にした装置を組み立てた。
て、以下のものとした。
ハース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型強塩基性
アニオン交換樹脂(同アンバーライトIRA−400)を充填
した混床式カラムに通水してカルシウムおよびマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/以下に処理し、続いて二塩化イ
ソシアヌール酸ナトリウム20mg/と硫酸ナトリウム150
mg/を添加した。この液のpH6.5〜7.5の範囲にあっ
た。
理テストを行なった。
それぞれ40秒、40秒、40秒であった。
続5時間処理を行なって、開始直後と1時間、2時間、
3時間、4時間および5時間の処理室6A、6Eの液をサン
プリングして漂白液と定着液の混合の程度(もれ量)を
調べた。
(ATS)の量を分析することで測定した。
補充液を補充し、第5室(処理室6E)へは定着補充液を
補充した。
装置Eでは1時間後には処理室6Aの漂白液の濃度が液混
合により低下し、5時間後には漂白液の濃度が40%にな
ったのに対し、ブレードを用いた装置Fでは、ランニン
グ5時間後においても漂白液の濃度低下は15%以下であ
り、大巾な向上がみられた。
た。
の残留銀量を比較したところ、装置Eでは30〜50μg/cm
2の残留銀が検出されたが、装置Fでは5μg/cm2以下の
残留銀しか検出されなく、何ら問題はなかった。
断面側面図である。 第2図は、第1図中のII−II線での断面図である。 第3図は、第1図中のIII−III線での断面図である。 第4図(a)および(b)は、それぞれ、第1図中のブ
レード部分を示す断面拡大図である。 第5図は、本発明の感光材料処理装置における第1領域
および第2領域を示す模式図である。 第6図は、本発明の感光材料処理装置の他の構成例を示
す断面側面図である。 第7図は、従来のシャッターを示す断面図である。 第8図および第9図は、それぞれ、本発明の感光材料処
理装置の各処理室における処理液の混合の程度を示すグ
ラフである。 符号の説明 1、1′……感光材料処理装置 2……処理槽 21、22……側壁 3……ラック 31、32……側板 4……ブロック体 6A〜6E……処理室 71〜76……通路 8……搬送ローラ 81……回転軸 82……主軸 83、84……ベベルギア 85……ギア 9……ガイド 10……反転ガイド 11、41……給液路 12……排液路 13、43……給液管 14、44……排液管 15……ブレード 16……回転式シャッター 17……仕切部材 171、172……端部 18……第1領域 19……第2領域 S……感光材料 W……水洗水 R1……漂白液 R2……定着液 OF1、OF2……オーバーフロー液
Claims (2)
- 【請求項1】処理槽内にブロック体を設け、 このブロック体により処理槽内に複数の処理室と、狭幅
の通路とを交互に設け、 この狭幅の通路で順次連結された複数の処理室を有する
連続処理路を形成し、 ハロゲン化銀感光材料が、前記各処理室を順次通過する
間に各処理室および通路内に満たされた処理液と接触し
て処理がなされるように構成されており、 前記各狭幅の通路に、少なくとも1対以上のブレード
を、前記ハロゲン化銀感光材料の非通過時にてブレード
の先端部同士が接触するようにして設置し、 前記処理室に、少なくとも一対の搬送用ローラ対を設置
し、 この搬送用ローラ対と前記通路間にハロゲン化銀感光材
料を案内するためのガイドを設けたことを特徴とする感
光材料処理装置。 - 【請求項2】前記ハロゲン化銀感光材料の処理時にて、
前記処理液が前記連続処理路内に供給されるように構成
された請求項1に記載の感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2155667A Expired - Lifetime JP2762422B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 感光材料処理装置 |
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