JPH0220405A - 低温特性に優れたラジアルタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は一般舗装路は勿論、特に氷結路、積雪路にも適
した低温特性に優れたラジアルタイヤに関する。

（従来の技術） 従来、氷結路を走行する場合、タイヤの１・ｌ／ラッド
スパイクビンを打ち込んだいわゆるスパイクタイヤを用
いることが一般的に行われてきたが、近年スパイクタイ
ヤによる．路面の損傷及びそれに伴う粉塵の発生、浮遊
、さらには騒音等が大きな社会問題となっている．この
ため氷結路面でもスパイクビンを必要としない、いわゆ
るスタッド１／スタイヤを含むラジアルタイヤが強く要
望されて慇な。

氷雪路面、待に０℃付近でのゴムと路面の摩擦力の向上
には、ミクロの接触面積を大きくすること、即ちゴムの
弾性率Ｅｏ或いは硬度を低下させることによる効果が大
きいとされている。しかしながら硬度を下げすぎると一
般路での操縦安定性が悪くなる。

（発明が解決しようとする課題） 本発明の目的は低温特性の改善されたラジアルタイヤを
提供することにある。

（ｇ．題を解決するための手段） 本発明は２３℃での硬ｌ支が５５以下であるゴム組成物
の動的弾性率Ｅ゛の温度分散曲線に於いで、Ｅ゛の〃・
フス状憇域がら転移域への境Ｗ［１］の温度が５０℃以
下で、且−）転ｆｌｊｌ＆がらブム状高原繍への境界［
２］に於けるＥｏの値が５０ＭＰａ以下′Ｃ−境界［１
］〜境界［２］間の傾き（Δ１ｏ）ＩＥ’／ΔＴｅ鎗１
））の絶対値が４Ｘ　１０’−’（Ｍ　Ｐ　ａ／　’Ｃ
）以上であるゴム組成物より得られるトレッドを使用し
たことを特徴とする低温特性に優れｆ′、′：）ノアル
タイヤに係る。

本発明のタイヤの）　ｌ／ラッドゴム成分と１．では天
然ゴム（ＮＲ）、ブタジェンゴム（ＢＲ）、スヂレンブ
タジエンゴム（Ｓ［３Ｒ）、インブレンゴム（１１（）
及び（：ＦＬらのブ１７ン）ｔを使用することがで終る
が、ゴム成分中におけるスチレン量は２０重葉％以下と
するのが好ｔＬい。

本発明のゴム組成物２の２３℃での硬度は、５５以下で
ある１、硬度が５５を越える場合は氷結路面での制動性
の改良が見られない。

本発明のトレッドゴム組成物１ｊ、第１図に示す、１゜
うなゴム組成物の動的弾性率（Ｅｏ）の温度分散曲線に
於いて、Ｅｏのガラス状！！域から転移域への境界［１
］の温度が一５０゛Ｃ以下であることが必要である。Ｅ
ｏの測定は粘弾性スペクトロメーターを用いて、静的型
１５％、動的歪０．３％、振動１３１００ｆ（ｚの条件
により行った、この温度は示差走査熱量ま１゛（ＤＳＣ
）で測定するｆラス転移温度（Ｔｇ）とは異なるらので
ある。この境界［１］の温度が一５０℃より高い場合は
０℃附近での硬度が高くなるため、氷−路面には不適で
ある６本発明においては上記転移域からゴム状高原城へ
の境界［２］に於けるＥｏの値が５０７がパスカル（Ｍ
Ｐａ）以下であることが必！である。この値が５０ＭＰ
ａを越えると鰹は氷結路面での制動性が改良されない、
更に本発明では上記境界［１］〜境界■闇の傾と（ΔＩ
ｏｇＥ’／ΔＴｃｌ１ｌＩ））の絶対値が４　Ｘ　１０
−２Ｍ　Ｐ　ａ／　”Ｃ以−にでシャープであることが
必要で、この値より低い場合＋、ｔ　ｏ　′ｃ付近での
Ｅｏの値が高くなり、同様に氷ｆｉ路面には不適である
、 本発明では」−記の様にすることによりタイヤ使用上必
墾な温度範囲（−２０℃以」二）で極めて温度依存性の
少ないゴム組成物が得られる。

本発明のトド・ラド用ゴム紹戊物中には平均−大粒子径
が４０愉μ（４０ナノノーター、ｎ帥）以」二の充填剤
を主たる充填剤成分どして含むことが好ましい。

本発明で使用する上記充填剤の具体例と１−ではカーボ
ンブラック、ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アル
ミニツム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、酸化チタン等を挙げることがでさ、これら充填剤
の平均−大粒子径は好ましくは４０〜５０００岬μ、特
に好ましくは６０−２０００譲μの範囲である。上記４
０ｍμ以１−の粒子径の充填剤の一部、好ましくは約５
０重量％以下の範囲で４０鴎μ未満の粒子径の充填剤を
併用しても良い、尚、充填剤はゴム成分１００重ｉ部に
対して約４０〜１２０重量部用いるのが好ま１．い。

本発明のラジアルタイヤは上記成分を通常の加Ｉ！装置
、ｆｌＪえばロール、バンバリーミキ→Ｉ−、ニゲ−な
どによ！）混練することにより得られるゴム組成物をト
レッド部に使用して常法により！ｌＩｌ！造′ｔ′トる
。また」−記成分の他に公知の加硫剤、加硫促進剤、加
硫促進助剤、加硫遅延剤、有８！過酸化物、補強剤、可
塑剤、泡化防止剤、粘府付与削、着色剤等を添加で詐る
ことは勿論である。

（発明の効果） 本発明の７’シアルタイヤは優れた低温特性を有し、一
般舗装路は勿論、特に氷結路、積雪路の走行に適してい
る。

（実　施　例） 以下に実施例及び比較例を挙げて説明する。尚、単に部
とあるは重量部を示す。

尚、低温特性は２３℃、−５部及（７−２０”Ｃにおけ
るショ゛７Ａ硬度を測定した。

実施例及（！比較例 第１表に記載のゴム１００部、充填剤各部、表記載のオ
イル各部、亜鉛華３部、ステアリン酸２部、老化防止Ｍ
（サント７＋／ツクス１３）１部、パラフィンワックス
１部、加硫促進剤（ＣＢ　Ｓ　）１．４部及びｆｆｌｆ
２Ｍを、ｌずンバリーミキサーにより４分間光分に混練
しゴム組成物を得、これをトレッドとするタイヤサイＸ
　１６５／　７０８　Ｒ１３のラジアルタイヤを常法に
より得ｆ′：、。

得られたゴム鰯、戊物を１６０℃で２０分間、モールド
加硫し、ＡＳＴＭ　　Ｄ２２２Ｈに従って硬度を測定し
た。結果を第１表に示す。尚、配合Ｎ００４・〜２６は
実施例であり、他は比較例である。

尚、ゴム配合Ｎｏ、９のカーボンは７アー木λ法にて９
１造されたガーマルタイプのカーボンｒ才）す、その池
のカーボンは７アーネス法ｌ二で！！遣さね、ｒｖ通常
タイプのカーボンである。ゴム配合Ｎｏ。６゜１２、１
．４．１６は各々、脂肪酸、アミノシラン、ビニルシラ
ン、ビニルシランにて表面活性化処理しｒ′、−もので
ある。

試験例 第２ｋに記載したＪ゛ム配合Ｎｏ。のｌレッドを用いた
ラフアルタイヤの氷雪路面捏縦安定性及び水上制動性を
下記方法にＪ：り測定した。結果を第２表に示す。

氷Ｖ路面操縦安定性： 気温−５℃から一２０℃の凍結１．た平地）ξ１土山間
の氷雪道路を点打し、揉縦安定注をフィーリング評価し
た。Ｂのタイヤを５点とＬ２．１０烈満点にて評価した
６点の高い程操縦安定性１ｉ良好−Ｃある。

氷上制動性： 水」二にて速度４０ｋｍ／’ｈの時点１゛急制動を与え
、完令に停止するまでの点打距離により制動性を評甑し
た。Ｂのタイヤを１００として制動距離の逆数を指数表
示［７た。数値の高い程良好である。

第 表 第２表より本発明のラノアルタイヤは氷ｉ路面操縦安定
性及び氷上制動性の両方において優れていることが明ら
かである。

【図面の簡単な説明】

第１図はトレッドゴム組成物の動的弾性率（Ｅ゛）の温
度分散曲線を示す。 （以　上） 出　願　人　　東洋ゴム工業株式会社 代　理　人　　弁理士　１）村　　巌 〃１月で

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）２３℃での硬度が５５以下であるゴム組成物の動
   的弾性率Ｅ′の温度分散曲線に於いて、Ｅ′のガラス状
   態域から転移域への境界［１］の温度が−５０℃以下で
   、且つ転移域からゴム状高原域への境界［２］に於ける
   Ｅ′の値が５０ＭＰａ以下で境界［１］〜境界［２］間
   の傾き（ΔｌｏｇＥ′／ΔＴｅｍｐ）の絶対値が４×１
   ０＾−＾２（ＭＰａ／℃）以上であるゴム組成物より得
   られるトレッドを使用したことを特徴とする低温特性に
   優れたラジアルタイヤ。