JPH02203141A - 同時給排形レンジフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は厨房の油煙を排気するとともに外気を給気する
同時給排形レンジフードに関するものである。

従来の技術 従来のこの種の同時給排形レンジフードは一般に第４図
および第５図に示すような構成であった。

すなわち図示しない厨房器具上方に取シ付けられ下面を
開口したフード本体１０１は内部に電動機１０４と羽根
１０６を備えた送風機１０３を有し、この送風機１０３
の吐出口はフード本体１０１の天面に固定されたアダプ
タ１０６に接続される。

また、フード本体１０１の上方には給気ダクト１１６の
接続部１１１を有する給気ボックス１１０を有し、この
給気ボックス１１０には室内側給気口１１３を有する給
気ルーバ１１２が着脱自在に設けられている。またフー
ド本体１０１の前面を覆うように１フロントフード１０
２が設けられている。

上記構成において、調理時に発生した油煙は、送風機１
０３を運転することによシ、送風機１０３からアダプタ
１０６およびアダプタ１０６に接続された排気用ダクト
１０７を通シ屋外に排出される。一方油煙の排出時には
、台所等居室内の静圧が、室外よシも低下する。これに
伴い、給気用ダクト１１６を通シ、外気が給気ボックス
１１０に入シ、室内側給気口１１３を経由し、室内に供
給され、室内外の静圧差を解消するものであった。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、室外と室内は、給気用ダク
）１１！、給気ボックス１１ｏ、室内側給気口１１３を
通じて連通ずることとなる。したがって冬期、とくに寒
冷地においてレンジフードの運転時、室内外の静圧差を
解消するため、室外の冷気が給気ボックス１１０．室内
側給気口１１３を経由して室内に供給される。

また、レンジフード停止時であっても、室外において外
風が強く吹いたシした場合には、室外の静圧が高くなシ
、外気が室内に侵入してくる。

さらに、暖房した室内の空気をそのまま室外に排気し、
また調理によって発生した熱も利用することなく室外に
排出していた。

このようなことから、室内の温度の低下をまねいたシ、
暖房負荷を増加させるという課題を有していた。

本発明はこのような課題を解決するもので、レンジフー
ドの運転・停止にかかわらず、室内側の静圧差によって
室内に給気される外気が、冷気のまま侵入しないように
して室内の温度の低下を防止することを第１の目的とす
る。第２の目的は、暖房された室内の空気や調理によっ
て発生した熱をそのまま室外に排出してしまい、暖房負
荷の増加をまねくことを防止することにある。

課題を解決するための手段 第１の目的を達成するために本発明の第１の手段は、フ
ード本体に、室外と連通ずる給気用ダクトの接続部と室
内側給気口とを備えた給気用枠体を設け、この給気用枠
体の前記接続部と室内側給気口とを結ぶ給気通風路にＰ
ＴＣヒータを配設してなる同時給排形レンジフードの構
成としたものである。

第２の目的を達成する第２の手段は、水平側枠体と垂直
側枠体によシ内部が中空でほぼ逆り字状に形成したフー
ド本体と、前記水平側枠体の下面に設けた本体吸気口と
、前記垂直側枠体内にほぼ吸込口が対向するように前記
フード本体内に設けた送風機とを有し、前記水平側枠体
の天面上に、室外と連通ずる給気用ダクトの接続部と室
内側給気口とを備えた給気用枠体を設け、この給気用枠
体内の前記接続部と室内側給気口とを結ぶ給気通風路に
ＰＴＣヒータを配設してなる同時給排形レンジフードの
構成としたものである。

作　　用 第１の手段の構成により、レンジフードの運転時、停止
時のいずれにおりでも、室内側の圧力差によって室内に
給気される外気をＰＴＣヒータによυ加熱し、冷気の室
内への侵入を防ぎ、その給気温度はＰＴＣヒータの特性
によシ常に一定となる。

第２の手段の構成により、レンジフードを運転すると、
暖房された室内の空気および調理によって加熱された空
気は、本体吸気口から吸込まれ、水平側枠体を通って送
風機により室外に排気されるので、水平側枠体の天面の
温度がかなυ上昇し、この熱は、天面上に設けた給気用
枠体を排気流と対向して通り室内に給気される外気に与
えられ、ＰＴＣヒータの加熱とともに外気の温度を上昇
させ、給気は効果的に行われることとなる。

実施例 まず、本発明の第１の手段による一実施例を第１図にも
とづき説明する。

図におりて１は下面に開口した本体吸気口１゜を有する
フード本体であり、内部に電動機４と羽根６を備えた排
気用の送風機３を設け、この送風機３の吐出口を天面に
固定されたアダプタ６に接続している。また、フード本
体１の天面には室外と連通する給気用ダクト１１の接続
部＄を後面に有する給気用枠体である給気ボックス了を
設け、この給気ボックス７の前面開口部に着脱自在に室
内側給気口１２を有する給気ルーバ９を設けている。ま
た前記給気ボックス７内の接続部８と室内側給気口１２
とを結ぶ給気通風路にＰＴＣヒータ２を配設している。

上記構成において、調理時に送風機３を運転して調理に
よって発生した油煙を室内空気といっしょに室外に排出
すると、同時に室内外の圧力差により、室外の空気が給
気ボックス７の中に配設されたＰＴＣヒータ１１によっ
て加熱され室内に給気される。その際、給気量に比例し
てＰＴＣヒータ１１の発熱量が変化するため、給気量の
多いときは発熱量が大きく、給気量の少々いときは発熱
量が小さくなり、給気温度は常に一定温度となって室内
に吐出されることとなる。

一方、レンジフードの停止時に、室外において外風が強
く吹いて室外の静圧が高くなると、外気が給気用ダクト
１１に入り、給気ボックス７を通って室内側給気口１２
かも室内に吹き込んでくるが、この通風路中に配設され
たＰＴＣヒータ２で加熱されるので、この場合も室外の
冷気がそのまま室内に侵入することを防止できる。また
レンジフード停止時の給気量は、一般に運転時に比べて
少ないが、それに比例してＰＴＣヒータの発熱量も少な
いので、この場合も給気温度は上記運転時と同様に一定
となる。

このようにして、レンジフードの運転・停止にかかわら
ず、室内外の静圧差によって室内に給気される外気が、
常に一定の温度に加熱されるので、冷気のまま侵入した
り、室内の温度が在室者に不快感を与えるような変動を
生じることを防止できることとなる。

つぎに、本発明の第２の手段による一実施例を第２図お
よび第３図にもとづき説明する。

図において、２１は水平側枠体２２と垂直側枠体２３に
より、内部が中空で＃１ぼ逆り字状に形成したフード本
体であシ、内部に送風機２４を吸込口２６がｎＪ記垂直
側枠体２３の内部に向くように設けられてｂる。また水
平側枠体２２の下面前部に本体吸気口２ｅを形成し、さ
らに、天面に給気用ダクトを接続し、前面を水平側枠体
２２の前面位置と一致させて室内側給気口とした給気用
枠体２８を設けている。この給気用枠体２８は水平側枠
体２２の左右方向の幅と同じにして幅大に形成し、また
内部の給気通風路にＰＴＣヒータ２７を配設している。

上記構成においてレンジフードを運転すると、調理によ
って加熱された油塵を含んだ空気は、本体吸気口２６か
ら吸込まれ、水平側枠体２２を通って送風機２４により
室外に排出される。また冬期、暖房された室内の空気も
同様にして排気される。したがって水平側枠体２２の天
面の温度はかなり上昇する。一方、この排気によって室
内の静圧が低下し、外気が給気用枠体２８を通って室内
側給気口２９から給気され、第１の手段による実施例と
同じ（ＰＴＣヒータ２７によって加熱されるが、水平側
枠体２２の天面を仕切板として排気と給気は広い面積で
対向するので、排気の熱が給気に与えられることとなる
。

このように、給気する外気をＰＴＣヒータによって加熱
することに加えて、排気と給気の間で熱交換が行われる
ので、暖房された室内空気の熱や調理によって発生する
熱をむだに排出することなく、有効に利用し、給気は効
果的に行われることとなり、暖房負荷の増加を防止でき
る。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれば
、レンジフードの運転・停止にかかわらず、室内側の静
圧差によって室内に給気される外気が、ＰＴＣヒータに
よって常にほぼ一定の温度に加熱されるので、給気が冷
気のままで室温を低下させること、また在室者に不快な
感じを与える室温の変動を防止できる。

さらに、このＰＴＣヒータの加熱に加えて、簡単な構造
により排気流と給気流この間で熱交換をすることができ
るので、室内の熱をむだに排出してしまうことなく、給
気の加熱に有効に利用し、暖房負荷の増加を防止できる
という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の手段の一実施例を示す同時給排
形レンジフードの側断面図、第２口拡同第２の手段の一
実施例を示す同時給排形レンジフードの側断面図、第３
図は同一部破断正面図、第４図は従来の同時給排形レン
ジフードの斜視図、第５図は同側断面図である、 １．２１・・・・・・フード本体、２．２７・・・・・
・ＰＴＣヒータ、７・・・・・・給気ボックス、８・・
・・・・接続部、１０゜２６・・・・・・本体吸気口、
１２　、２９・・・・・・室内側吸気口、２２・・・・
・・水平側枠体、２３・・・・・・垂直側枠体、２８・
・・・・・給気用枠体。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名１−
ｍ−７，Ｖヲシーイ本 ２・−−ｐｒｃと−９ ３・・−ｊピ；（、ノヨＬｌ卜」；喚」７−Ｊジームズ
「Ｊ、シフ；ζ １／・−・繁訃２（率夕°り）・

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）排気用の送風機を内蔵し、下面に開口した本体吸
   気口を有するフード本体に、室外と連通する給気用ダク
   トの接続部と室内側給気口とを備えた給気用枠体を設け
   、この給気用枠体内の前記接続部と室内側給気口とを結
   ぶ給気通風路にＰＴＣヒータを配設してなる同時給排形
   レンジフード。
2. （２）水平側枠体と垂直側枠体により内部が中空でほぼ
   逆Ｌ字状に形成したフード本体と、前記水平側枠体の下
   面に設けた本体吸気口と、前記垂直側枠体内にほぼ吸込
   口が対向するように前記フード本体内に設けた送風機と
   を有し、前記水平側枠体の天面上に、室外と連通する給
   気用ダクトの接続部と室内側給気口とを備えた給気用枠
   体を設け、この給気用枠体内の前記接続部と室内側給気
   口とを結ぶ給気通風路にＰＴＣヒータを配設してなる同
   時給排形レンジフード。