JPH02200323A - プレス金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプレス金型に関するものである。

従来の技術 近年、プレス金型においては高精度な形状９寸法を持っ
た製品が大量に生産されることが要求されてきている。

高精度な製品形状寸法を与える要因の一つとして、材料
を金型内部に供給する送り装置の優良さがあげられるが
、さらに、送シ装置により金型内部に送られてきた材料
を、その幅方向に規制し位置決めする、材料ガイドが製
品形状寸法に与える影響は大きく、材料ガイドの在り方
が問われてきている。

以下図面を参照しながら、上述した従来のプレス金型の
一例について説明する。

第４図は従来のプレス金型の上死点状態の縦断面図を示
すものであり、第６図は第４図におけるＡＡ断面矢視図
を示すものである。

第４．６図において１は本プレス金型によシ加工される
材料、２は材料送り装置で、材料１を金型内部に送給す
る。３は固定材料ガイドで、下ダイセット４にボルト６
によって固定されたダイズレ−トロに固定されている。

７はストリッパープレートで、上ダイセット８よシスト
リッパ−ボルト９により上下可動に吊るされ、かつバネ
１０によシ押圧されている。パンチプレート１１は上ダ
イセット８にボルト１２によって固定されている。

パンチ１３は前記パンチプレート１１内に挿入されてい
て、ボルトト１４によってパンチプレート１１に固定さ
れたプレート１５と、上ダイセット８とに挟持されてい
る。

以上のように構成されたプレス金型について、以下その
動作について説明する。

第６図に示すようにダイプレート６の面上に、材料１の
送シ方向に対し直角方向に一定の間隔をもって設けられ
た固定材料ガイド３０間に、送り装置２によって材料１
が挿入され金型内部に供給される。両側の固定材料ガイ
ド３・と材料１の送り方向に沿った両側端１ａ、１ｂと
の間にはある一定のすきまがあらかじめ設定されている
。材料１が金型内部に供給されると上ダイセットが下降
し、成形がなされる。成形が完了すると、上ダイセット
は下死点状態から、第４図に示す上死点状態に移行し、
移行し終えると材料１が送り装置２により一定のピッチ
だけ送り方向へ送られて位置決めされると、上ダイセッ
トは再び下降して成形がなされる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、不均一幅の材料や
幅方向に波打ち現象のでている材料が、固定材料ガイド
３０間に送られてくると、固定材料ガイド３と材料１の
両側端１ａ、１ｂとの間のすきまがまったくなくなり、
固定材料ガイド３と材料１の両側端１ａ、１ｂとの間に
摩擦を生じて材料１の送シを妨げる力が働く場合に、送
シ装置１によって材料１に加えられる負荷が材料１を変
形させ、製品の高い寸法精度が得られないという問題点
を有していた。

本発明は、高精度な製品形状寸法を得るために、材料送
り時に、材料と材料ガイドとの間に発生する摩擦を取シ
除き、しかも、プレス成形時には正確な材料幅方向の位
置決めを行うプレス成形金型を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のプレス金型は、被
加工材料を載置する固定のダイプレートに対向して上下
動可能な上ダイセットと、前記上ダイセットと一体とな
って上下動し、前記被加工材料に加工を施すパンチと前
記被加工材料に対向し、前記上ダイセットより下方に付
勢された状態で吊シ下げられて上下動し、前記被加工材
料と当接後は付勢力に抗して前記ダイセットと相対的に
接近するよう設けられたストリッパと、前記ダイプレー
ト上に固定され、前記被加工材料の一方の側端面と当接
して位置規正する固定材料ガイドと、前記ダイプレート
と前記ストリッパとの間にあって前記上ダイセットが下
死点状態では前記被加工材料の他方の側端面と当接して
位置規正し、上死点状態では位置規正を解除するよう設
けられた可動材料ガイドとからなるものである。

作用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、上死点状態の金型へ送シ装置によυ被加工材
料が供給される場合、可動材料ガイドによる被加工材料
の位置決めが解除された状態となっているため固定およ
び可動材料ガイドと材料との間に生じる摩擦が大きく減
じられ、送り方向の送υつかえが減少して送シ装置によ
って加えられる材料への負荷が除荷されるので、材料の
変形量は減じられ高精度な製品形状寸法を得ることがで
きる。

実施例 以下本発明の一実施例のプレス金型について、図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるプレス金型の下死点
状態の側断面図を示すものである。また、第２図は同プ
レス金型の上死点状態の部分平面図であり、第３図は、
第２図においてプレス金型が下死点にあるときの可動材
料ガイドの状態を示す部分平面図である。

第１．２．３図において２１は材料、２２は固定材料ガ
イド、２３は可動材料ガイドである。固定材料ガイド２
２は、下ダイセット２４にボ／ｌ／）２６によって固定
されたダイプレート２６に固定されている。一方、可動
材料ガイド２３は、その上下面を押えつけプレート２７
と、下ダイセット２４にボルト２８によって固定された
ピース２９とにより挟まれ、可動材料ガイド２３とピー
ス２９とのあいだには可動材料ガイド２３を材料２１の
進行方向に対し直角方向に材料２１より通ざかる方向に
付勢するようバネ３ｏが挿入されている。

アーム３１はボルト３２によって上ダイセット３３の側
面に固定されている。ストリフパブレート３４゜は上声
°イセフト３３より不トリッパボルト３６により上下可
動に吊るされ、かつバネ３６によりダイプレー）２６の
方向に押圧されている。３８はパンチプレートで上ダイ
セット３３にボルト３９によって固定され、パンチ４ｏ
は上記パンチプレート３８内を貫通していて、ボルト４
１によって固定されたプレート４２と上ダイセット３３
の下面とに挟持されている。

ダイプレート２６とストリッパプレート３４．パンチプ
レート３８はガイドボスト３７で位置決めされている。

以上のように構成されたプレス金型について、以下第１
図、第２図及び第３図を用いてその動作を説明する。

固定材料ガイド２２は、その頭部２２ａの下部をダイプ
レート２６に設けられた座グリ部２６ａに埋め込まれる
形で固定され、頭部２２ａの残り上部はダイプレート２
６の表面より突出し、材料２１が固定材料ガイド２２の
頭部２２ａとダイプレート２６との接触部のすきまに入
シ込まない構造をとり、固定材料ガイド２２の頭部２２
ａ側面に材料２１が接触してガイドされ送給される。

次に上ダイセット３３が上死点状態から第１図に示すよ
うな下死点状態へ移行する場合、アーム３１の先端部３
１ａが可動材料ガイド２３に設けられた斜面２３ａに接
触し、上ダイセット３３がさらに下降するとバネ３０を
圧縮しながら可動材料ガイド２３はダンプレート２θに
設けられた溝２６ｂに沿って、材料２１の方向に押しや
られ、可動材料ガイド２３の前面２３ｂが材料２１に接
触し、固定材料ガイド２２とで材料２１を挟み込み材料
２１の幅方向の位置決めが可能となる。ここで、材料２
１が固定材料ガイド２２と可動材料ガイド２３とによシ
位置決めされたときはじめて、ストリッパプレート３４
が材料２１に接触し、上ダ・ｆセット３３が下死点状態
になるまで材料２１を押えるよう下降ストロークに対す
アーム３１と可動材料ガイド２３の斜面２３ａとの当接
状態、斜面２３ａの傾斜角度等を調節し、設定している
。ストリッパプレート３４には、上ダイセット３３が下
死点状態になったとき固定材料ガイド２２及び可動材料
ガイド２３と接触しないように逃がし部３４ａ　、３４
ｂを設けである。

次に、金型が成形を完了したのち第１図に示すような下
死点状態から上死点・状態へ移行する場合、上ダイセッ
ト３３の上昇とともにアーム３１がその先端部３１ａを
可動材料ガイド２３に設けられた斜面２３＆上を滑らせ
ながら上昇していくと、バネ３０の付勢力によって可動
材料ガイド２３はダイプレート２６の溝２ｅｂに沿って
材料２１より遠ざかる方向へと押しもどされ移動し、固
定材料ガイド２２との間で挟持１位置決めされていた材
料２１を解放するアーム３１が可動材料ガイド２３から
離れて上死点状態になると位置決めから解放された材料
２１は送シ装置４４により送り方向へ送られる。

以上のように本実施例によれば、材料２１の幅方向を規
制し位置決めを行う両側の材料ガイドのうち、片側を可
動材料ガイド２３として材料２１の位置決め、及びその
解除を可能にし、金型が上死点状態では材料２１が材料
ガイドによって拘束を受けず、その幅方向では完全に自
由な状態のもとで、スムーズに送り装置４４によって送
り方向へ送られるため、送りによる材料２１の変形量は
減少し高精度な製品形状寸法を得ることができる。

発明の効果 以上のように本発明は、プレス金型のダイプレート面に
固定材料ガイドと、プレス成形時のみ材料を押え幅方向
の位置決めを行い、材料送シの際には材料から離れてい
るような可動材料ガイドを、それぞれ少なくとも一つず
つ設けであるので、材料をスムーズに送ることができ、
その結果として高精度な製品形状寸法を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるプレス金型の下死点
状態の側断面図、第２図は同プレス金型の上死点状態の
部分平面図、第３図は第２図においてグレア金型が下死
点にあるときの可動材料ガイドの状態を示す部分平面図
、第４図は従来のプレス金型の上死点状態の縦断面図、
第６図は第４図におけるＡＡ断面矢視図である。 ２１・・・・・・材料（被加工材料）、２２・・・・・
・固定材料ガイド、２３・・・・・・可動材料ガイド、
２６・・・・・・ダイプレート、３３・・・・・・上ダ
イセット、３４・・・・・・パンチプレート、４０・・
・・・・パンチ。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名＼ｒ ２ｆ−材料 ｒｚ−ＩＥＴ’を王Σ禾ｊ−フ・イシ ３ｏ−−−バネ ３ｆ−−−アー４ ３４−・−ストリノハ゛−プＬ−譬

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加工材料を載置する固定のダイプレートに対向して上
   下動可能な上ダイセットと、前記上ダイセットと一体と
   なって上下動し、前記被加工材料に加工を施すパンチと
   、前記被加工材料に対向し前記上ダイセットより下方に
   付勢された状態で吊り下げられて上下動し、前記被加工
   材料と当接後は付勢力に抗して前記ダイセットと相対的
   に接近するよう設けられたストリッパと、前記ダイプレ
   ート上に固定され、前記被加工材料の一方の側端面と当
   接して位置規正する固定材料ガイドと、前記ダイプレー
   トと前記ストリッパとの間にあって前記上ダイセットが
   下死点状態では前記被加工材料の他方の側端面と当接し
   て位置規正し、上死点状態では位置規正を解除するよう
   設けられた可動材料ガイドとからなるプレス金型。