JPH02198869A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH02198869A
JPH02198869A JP1018229A JP1822989A JPH02198869A JP H02198869 A JPH02198869 A JP H02198869A JP 1018229 A JP1018229 A JP 1018229A JP 1822989 A JP1822989 A JP 1822989A JP H02198869 A JPH02198869 A JP H02198869A
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弘光 平林
Atsushi Arai
篤 新井
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Norifumi Koitabashi
規文 小板橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは複数
のインク液滴を重複ないし隣接させて画素を形成し、こ
の画素の構成によって画像等の記録を行うインクジェッ
ト記録装置に関する。
[従来の技術] この種の画素形成方式は複数のインクを用いカラー画像
を記録する場合や、画像の階調を表現する場合に用いら
れるものであり、複数のインク液滴を重複ないしは隣接
して被記録材に打ち込むことによってカラー画像の色再
現、あるいは画像の階調表現を行なうものである。
従って、この方式は、例えば普通紙のようにインク吸収
性が悪く、インクが広がりにくいばかりでなく発色性も
低い被記録材において、打ち込まれるインク量を増し、
所定の濃度を達成するために有効である。
さらには、被記録材が透過型011P  (オーバーヘ
ッドプロジェクタ)用の透明フィルム等の場合、これに
記録される画像は全体に透過濃度を増す必要があり、こ
の場合にも上記方式は有効である。
ところが、上記方式は、複数回の吐出によって1画素が
形成されることに由来する記録速度の低下、および画質
の劣化を生じる場合がある。
すなわち、1つの画素を形成するために少なくとも複数
回のインク吐出を行い、装置構成によっては複数回の走
査にかかる記録ヘッドの移動を行なわなけれらばならな
いため、1回の吐出で画素を形成する方式に比較して記
録速度(画像形成速度)が低下する。
また、複数回のインク吐出によって画素を形成するため
、一画素あたりのインク量が多くなり、OHP用のフィ
ルムのようにインク受容量が限られているものや、イン
ク吸収性の悪い被記録材の場合にはインク吸収の量また
は速度が限られ、画素からインクが溢れ出し、結果とし
て画質の劣化をもたらす場合がある。
特に、従来は各インク色に対応した複数の記録ヘッドは
、走査方向に配置される構成であったため、異なったイ
ンクを重複させるような場合には単位時間当りの打込み
密度が大きくなり、上記インク溢れの問題が顕著になっ
た。
以上説明した各問題点のうち、重複吐出による記録速度
低下の問題を解消するため、走査方向と垂直な方向に複
数の吐出口を配列して構成される、いわゆるマルチノズ
ルヘッドを用い全体の記録速度の低下を防ぐ構成や、所
定画素毎にインク吐出を間引いて記録を行う構成が従来
より採られてきた。
また、インク溢れの問題に対しては、単一の吐出口を有
した記録ヘッドを用い単位時間当りのインク打込み密度
を小さくしたり、コート紙のようなインク吸収性の優れ
た被記録材のみを用いて上記問題に対処していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記重複吐出を行う場合にマルチノズル
ヘッドを用いても、被記録材の紙送りを停止して、複数
回の走査を行うため、結果として記録速度の低下を防止
する効果は少ない。
また、インク吐出を間引いて記録を行う方式では、重複
吐出による記録速度の低下をある程度防ぐことができる
ものの、得られる画質には限界がある。
さらに、単一吐出口を有する記録ヘッドを用いた記録で
は、画質は保たれるが記録速度が著しく低下するという
問題を派生する。
また、インク吸収性の優れた被記録材のみを用いる場合
には、被記録材が限定されることによる使用者の不利益
、例えば多様な被記録材を用いることができない等の不
利益を生じさせる。
本発明は上述した従来の問題点を解消するためになされ
たものであり、その目的とするところは、記録速度を低
下させずにインク吸収性にかかる画質の劣化を防止し、
併せて、多様な被記録材に良好に記録することが可能な
インクジェット記録装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そのために本発明では、インクを吐出するための吐出口
を配設した複数の記録ヘッドを有し、複数の記録ヘッド
の走査移動に伴って吐出口からインクを吐出して画像の
記録を行うインクジェット記録装置において、記録媒体
の搬送方向に関して相対的に上流側、下流側に隣接して
設けられ、夫々の吐出口が上流側域と下流側域とで互い
に重ならない位置関係に配置された第1記録ヘッド。
第2記録ヘッドと、相対的に上流側の第1記録ヘッドに
よる記録媒体上の第1インク液滴の画像と相対的に下流
側の第2記録ヘッドによる記録媒体上の第2インク液滴
の画像とが少なくとも重なるように記録する記録モード
とを有することを特徴とする。
より好適にはインクを吐出するための吐出口を配設した
複数の記録ヘッドを有し、複数の記録ヘッドの走査移動
に伴って吐出口からインクを吐出して画像の記録を行う
インクジェット記録装置において、複数の記録ヘッドの
各々と、複数の記録ヘッドのうち少なくとも他のいずれ
かとは、それぞれが配設する吐出口が走査方向において
、互いに重ならないよう配置され、当該重ならないよう
配置された記録ヘッドの走査8動による記録領域の幅の
紙送りを、走査穆動毎に行う紙送り手段と、紙送り手段
による紙送りに応じて複数の記録ヘッドの各々に吐出の
ための記録信号を供給する記録信号供給手段とを具えた
ことを特徴とするものである。
[作 用] 以上の構成によれば、1回の走査における各記録ヘッド
の記録領域が分割される。
これにより、1走査毎の紙送りおよび各記録領域に応じ
た記録が可能となる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例にかかるインクジニット記録
装置の主要部を示す側断面図である。
図において、1〜4はそれぞれ64個のインク吐出口を
有した記録ヘッドであり、これら吐出口に連通ずるイン
ク液路にはインクを吐出するためのエネルギーを発生す
る電気熱変換体が配設される。
また、記録ヘッド1,2.3および4はそれぞれ赤(R
)、緑(G)、青<8)および黒(K)のインクを吐出
する記録ヘッドであり、それぞれは、キャリッジ5の一
部をなすヘッド支持部12によってキャリッジ5に保持
される。これにより、第3図(^)に関して後述される
ように各記録ヘッドにおける吐出口配列の方向は副走査
方向をなし、かつ各々の吐出口は走査方向において重複
しない配置構成となる。
キャリッジ5は一対のガイドシャフト50と摺動可能に
係合し、後述のキャリッジモータによって走査方向(図
と垂直な方向)のB動が可能である。
記録ヘッド1〜4は、キャリッジ5を介して電気的に第
2図にて後述される本体制御部と接続されているほか、
キャリッジ5の移動に対して柔軟に対応するインクチュ
ーブ束6によってインクタンク部7のそれぞれの色のイ
ンクタンクに接続されてインク供給がなされるように構
成されている。一方、被記録材8は、給紙ガイド10を
介して搬送ローラ対9によって所定のタイミングで、順
次図中矢印方向に記録部まで搬送される。記録部では吸
着搬送ベルト11の静電吸引力で被記録材8を吸着し、
ベルト11の移動に伴って搬送ローラ対9と同期しつつ
吸着支持搬送され、所定の位置に順次停止して記録が行
われる。
第2図は、第1図に示したインクジェット記録装置にお
ける記録制御の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、5^は、ベルト、プーリ等のキャリッジ駆動機構
を介し、キャリッジ5を駆動するキャリッジモータ、2
0は制御部から供給される記録データに基き各吐出口の
吐出信号を発生するヘッドドライバである。30は、搬
送ローラ9や吸着搬送ベルト11を駆動するための紙送
り駆動部であり、主にモータ等によって構成される。
図中に示される制御部は、ホスト装置や記録装置各部と
データの授受を行いながら装置の制御にかかる処理を実
行するCP(1100,CPU100の処理におけるワ
ークエリアとなるRAM100A、および第3図(^)
および(B)に示されるような記録動作等の処理手順を
記憶するROM100Bを構成要素とする。
第3図(^)および(B)は、第1図に示した実施例に
おける記録方法を説明する概念図である。第3図(^)
で、R,G、B、に各色のインクをそれぞれ吐出する記
録ヘッド1〜4は前述したようにキャリッジ5のヘッド
支持部12の両面に対してそれぞれの吐出口配列3がヘ
ッド走査方向に対して垂直方向(副走査方向)になるよ
うに支持固定されている。
同図において、本来吐出口配列13は見ることはで籾な
いが、記録ヘッドを後方から透視して示している。すな
わち、記録ヘッドの吐出口配列の幅(図中、RL−Gl
−BL−KL)が隙間なくつながるように配置されてお
り、1回の走査によるそれぞれの記録領域(R,G、B
、K)は、同一の幅で連続的なものとなる。この記録領
域(R,G、B、K)に、前述のごとく被記録材8が搬
送されると、キャリツツジ5が走査して記録が開始され
る。
被記録材8は、搬送ローラ対9および吸着搬送ベルト1
1によって、第3図(^)の(第1走査)の位置で停止
する。この位置は、被記録材8の先端部かに記録領域に
ある状態であり、他の記録領域R,G、Bには被記録材
が到達していない、したがって、第1のヘッド走査にお
いては、Kヘッドによってのみ記録がなされる。
第1走査の後、被記録材8は搬送ローラ対9および吸着
搬送ベルト11によって再び搬送される。
第3図(^)から明らかなように、その搬送距離PLは
、吐出口配列の幅(RL、GL、BL、にL)と同一に
設定されている。第2走査では、第1走査でにインクの
ヘッド4による記録信号Klに応じた記録がなされた領
域はB記録領域に移動しており、Bインクのヘッド3に
よって記録信号B、に応じた記録が行われる。
一方、K記録領域に新たに搬送されてきた部分は、Kイ
ンクのヘッド4によって次の記録信号X2に応じた記録
が行われる。ここで、RおよびG記録領域にはまだ被記
録材8が到達していないので、Rインクのヘッド゛1お
よびGインクのヘッド2によって未だ記録を行わない。
第2走査の後、被記録材8は再びPL幅だけ搬送される
。第3走査では、81およびに1の記録信号によって記
録された部分にはGインクのヘッド2によって、記録信
号G、に応じた記録が成される。K2の記録信号によっ
て記録された部分にはBインクのヘッド3によって記録
信号B、に応じて記録される。また、K記録領域ではに
インクのへラド4によって記録信号に3が記録される。
第3走査の後、同様にPL幅だけ搬送され、第4走査を
行う。第4走査では、第1〜第3走査によって、にI+
Bl+Glの記録信号に応じて記録された部分にRイン
クのヘッドIによって、記録信号R1に応じた記録が行
われる。このようにして被記録材はPL幅ごとに黒、青
、緑、赤色のインクによって順次記録されてゆく。
第3図(B)は本例の記録ヘッドによりA4サイズの記
録を行う場合のヘッド走査ごとの各ヘッドの記録信号を
示したものであり、被記録材の後端部では、Kヘッドか
ら順に記録信号をなくしている。最終走査の記録が終了
した後、被記録材8は機外排出される。
ところで、第4図は、被記録材のインク吸収特性を示し
たものであり、横軸に吸収時間の平方根(F丁)、縦軸
にインク(水系)の吸収量(nJ2/m思2)を示した
0表1にインク受容層を設けた塗工紙では、短時間に多
量のインクを吸収することができるのに対して、本実施
例で用いられる非塗工紙は、初期吸収が低く、インクの
吸収に長い時間を要することが分かる。
また、第5図はほぼ同時に2色のインクを被記録材に打
ち込んだ場合の画像のにじみ度合い(2色のインクの境
界部の鮮明さ)を調べた結果を表にしたものである。こ
の表で、Q印は実用に耐えると判断したもの、Δ印はや
や画質の劣るもの、x印は全く実用に耐えないものであ
る。
この実験から、短時間のうちに記録できるインク量は、
非塗工紙では20 rl/sm2以下、塗工紙では25
 nfl、/ms’以下であることが分かる。この現象
は、第6図に示すメカ′ニズムによって生じていると推
察できる。
すなわち、インクの紙への吸収は、第6図(^)に示す
ように、接触、衝突、ドツト形成、浸透。
乾燥の順で行われると考えられる。第4図に示したよう
に、非塗工紙の場合、0.2 fl以下の時間では、1
1N12 nλ/鳳12以上のインクを吸収することは
できないので、はぼ同時にそれ以上のインクが打ち込ま
れるとインクが溢れ、第6図(B)に示すように、この
溢れたインクが先に紙の上に到達した隣接するインクに
引き寄せられて、その境界部ににじみを生じることにな
ると考えられる。
これに対して、本実施例では、1回の走査において記録
ヘッドごとの記録領域を分けて順次ヘッド走査を行つて
いるので、第7図に示すように境界部でのにじみが少な
くなる。
本実施例の効果を検証するために、下記の記録条件で記
録テストを行ったところ、境界部でのにじみの少ない良
好な記録画像が得られた。これに対して、ヘッドの配列
を従来のインクジェット記録装置のように各ヘッド記録
領域が重なるように構成して同時に記録したところ全く
実用に耐えない画像が得られた。
すなわち、本例はR,G、B、に4色のインクを用い7
色の記録が可能であり、記録密度3[10DPI、駆動
周波数5.4kHxで、A4サイズの被記録材に記録を
行った。この被記録材は打ち込まれたインク液滴の直径
が2倍に広がる2倍紙を用いた。
この場合、記録密度が360DPIであることより画素
サイズは7G、56μm角となり、この画素全体を埋め
るドツト径は100μ層となる。従って、2倍紙に打ち
込まれるドロップレット径は50μ霞、すなわちその体
積は65.5p mとなる。
このような条件で記録を行った場合、単色インク(1回
吐出)の面密度は13.2 r+IL/mm”、2色イ
ンク(2回吐出)の面密度は26.3 nj27mm”
となり、第5図に示したように非塗工紙に2色インクを
同時に重複または隣接した場合画像が不良となる。
以上の説明から明ら・かなように、本例は、2色インク
が短時間に重複または隣接することを排する構成とした
ので、非塗工紙のように吸水性の悪い被記録材にも有効
となる。
また、上記記録条件によれば、本実施例では、1回の走
査における記録領域を4つに分割しているので、A4サ
イズの記録に68回の走査を要する。
これは従来の装置構成に対して走査回数が3回増えるだ
けであり、記録速度の低下はほとんどないといえる。
これに対して、同じA4サイズを記録するのは従来のよ
うに記録領域を同じにして同一位置での4回の重複走査
により境界にじみを防止する場合には、4倍の280回
の走査が必要である。
また、例えばにインクのみの記録の場合は、66〜68
回目の走査は行わずに被記録材を排出するようにしても
よく、そうすれば単色記録の場合には記録速度の低下は
全く無くなる。
なお、被記録材がPUTあるいはPUTに吸水性の部材
をコーティングして形成される透明フィルムの場合にも
本例は有効である。
また、本実施例は、塗工紙のようにインク吸収性の優れ
た被記録材の場合でもより高画質の記録を得るのに有効
である。
第8図は本発明の第2の実施例を示す記録ヘッドの斜視
図であり、本例の記録ヘッドはフルカラーの記録に対応
した構成を有する。すなわち、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、ブラック(に)およびシアン(C)の各色イ
ンクに対応した記録ヘッドIA。
2^、3^および4Aを具える。
これら記録ヘッドの各々は128個の吐出口を副走査方
向に配列する。また、各色のインクタンクを一体に構成
するカートリッジタイプの記録ヘッドであり、従って、
インクが無くなると記録ヘッドごと他のカートリッジと
交換される。
本例のように高解像度記録を行う場合には、ヘッド間の
位置精度が高くなる必要があるが、本例の如くヘッドを
4色一体として交換することにより、出荷時に厳密な位
置合わせを行うことが可能となり、ヘッド交換式の装置
にあっても、ヘッドの性能を十分にひきだルた高画質記
録が可能となる。
第9図(^)および(B)は、第8図に示した記録ヘッ
ドによる記録方法を示す概念図であり、それぞれ第3図
(^)および(B)と同様な図である。
本例は、記録密度60011PIの記録を2倍紙に行う
構成を示す、すなわち、記録密度600DPIであるこ
とから、画素サイズ42.33μm角が定まり、前述と
同様にしてドロップレット直径30μ麿、その体積14
.2 pfとなる。
この結果、単色、2色、3色および4色のインクを重複
または隣接させて打ち込んだときの面密度は、それぞれ
7.9rl 7μm” 、 15.8nfL/mm’。
23.7n It /lan”、および31.6 nf
L/am”となる、再び第5図から明らかなように、本
例の場合インクにじみを生じない許容範囲は2色インク
までとなる。
従って、第9図に示すように、2つのインク色に対応し
た記録ヘッドが記録領域を同一にすることが可能となる
。同図の場合、同図(^)に示すようにMインクおよび
Cインクの記録ヘッド2^および4^と、Yインクおよ
びにインクの記録ヘッドIAおよび3^とがそれぞれ記
録領域を同一とし、同図(B)に示すようなデータ形態
で77回の走査を行い^3サイズの記録をする。
第1O図は、第8図および第9図に示した記録ヘッドを
搭載可能なインクジェット記録装置の斜視図であり、キ
ャリッジ5は一対のガイドシャフト50と摺動可能に係
合し、キャリッジモータ5^の駆動によって、記録ヘッ
ドIA、2A、3^、4^による記録領域の走査を可能
とする。
第11図(^)および(B)は本発明の第3の実施例に
係る記録方法を示す概念図である。同図(^)から明ら
かなように、本例の記録ヘッドは、Pインクとにインク
に対応する各々の記録ヘッド1と4とがその吐出口配列
を紙送りの量だけ間隔をあけて副走査方向に配設される
すなわち、本例の記録条件は、記録密度300DPIで
あり、この場合、前述の2実施例と同様の過程でドロッ
プレット体は113pJZと定められる。このとき、単
色インクの面密度はi5.8 nλ/m履2となる。こ
れは第5図に示すように、非塗工紙の場合でも画像のに
じみは生じない範囲であるが、にじみの限界値に近い値
であるためにじみが生じることもあり得る。
従って、各記録ヘッド間に紙送り量に相当する間隔を設
け、これにより1回の走査および紙送りの時間によって
インク吸収を促進させるようにする。このようにすれば
インクにじみは確実に解消できる。
本例の構成は、各記録ヘッドが50個の吐出口を有し、
ヘッド駆動周波数4kHzで^4サイズの記録を行う、
この場合、第11図(B)に示すように72回の走査が
行われる。
なお、上述の各実施例では電気熱変換体等の熱エネルギ
ーによってインクを吐出するものとしたが、吐出エネル
ギー発生手段としてこれに限られないことは勿論である
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば、1回の
走査における各記録ヘッドの記録領域が分割される。
これにより、1走査毎の紙送りおよび各記録領域に応じ
た記録が可能となる。
この結果、全体の記録速度を低下させずに時間間隔をあ
けた重複記録を行うことができ、重複記録によるにじみ
等画質劣化を防止できるばかりなく、多様な被記録材に
対応することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例にかかるインクジェット
記録装置の側断面図、 第2図は第1図に示した装置の記録にかかる制御構成を
示すブロック図、 第3図(A)および(B)は、第1の実施例における記
録方法の概念図、 第4図は被記録材のインク吸収特性を示す線図、 第5図は被記録材の一インク密度に応じた画像評価を示
す説明図、 第6図I(^)および(B)は画像にじみの説明図、 第7図は本発明の実施例におけるインクの重ね方の説明
図、 第8図は第2の実施例における4ヘッド一体インクジェ
ットカートリッジを示す斜視図、第9図(A)および(
B)は第2の実施例における記録方法の概念図、 第10図は本発明の第2の実施例にかかるインクジェッ
ト記録装置の斜視図、 第11図(^)および(B)は本発明の第3の実施例に
おける記録方法の概念図である。 1.2,3,4,1^、2^、3A、4A・・・記録ヘ
ッド、5・・・キャリッジ、 5^・・・キャリッジモータ、 8・・・被記録材、 9・・・搬送ローラ、 11・・・吸着搬送ベルト、 12・・・ヘッド支持部、 20・・・ヘッドドライバ、 30・・・紙送り駆動部、 50・・・ガイドシャフト、 100−CPtl 。 100^…RAM 。 100B・・・ROM 。 ↓ 二二=:二二 ↓ 「二「=二■] ↓ [====二] ドツト@オへ 漫走 粒塊 1;じと← ↓ 1:し゛ノt (A) (B) 第 図 第 10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インクを吐出するための吐出口を配設した複数の記
    録ヘッドを有し、該複数の記録ヘッドの走査移動に伴っ
    て前記吐出口からインクを吐出して画像の記録を行うイ
    ンクジェット記録装置において、 記録媒体の搬送方向に関して相対的に上流側、下流側に
    隣接して設けられ、夫々の吐出口が上流側域と下流側域
    とで互いに重ならない位置関係に配置された第1記録ヘ
    ッド、第2記録ヘッドと、相対的に上流側の第1記録ヘ
    ッドによる記録媒体上の第1インク液滴の画像と相対的
    に下流側の第2記録ヘッドによる記録媒体上の第2イン
    ク液滴の画像とが少なくとも重なるように記録する記録
    モードと、を有することを特徴とするインクジェット記
    録装置。 2)インクを吐出するための吐出口を配設した複数の記
    録ヘッドを有し、該複数の記録ヘッドの走査移動に伴っ
    て前記吐出口からインクを吐出して画像の記録を行うイ
    ンクジェット記録装置において、 前記複数の記録ヘッドの各々と、該複数の記録ヘッドの
    うち少なくとも他のいずれかとは、それぞれが配設する
    前記吐出口が前記走査方向において、互いに重ならない
    よう配置され、 当該重ならないよう配置された記録ヘッドの前記走査移
    動による記録領域の幅の紙送りを、前記走査移動毎に行
    う紙送り手段と、 該紙送り手段による紙送りに応じて前記複数の記録ヘッ
    ドの各々に吐出のための記録信号を供給する記録信号供
    給手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 3)前記重ならないよう配置された記録ヘッドの前記走
    査移動による記録領域は、互いに連続していることを特
    徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録
    装置。 4)前記重ならないよう配置された記録ヘッドの前記走
    査移動による記録領域は、当該記録領域の幅の整数倍の
    間隔を有していることを特徴とする請求項1または2に
    記載のインクジェット記録装置。 5)前記複数の記録ヘッドの各々が配設する吐出口は、
    副走査方向に配列された複数の吐出口であることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載のインク
    ジェット記録装置。 6)前記複数の記録ヘッドの各々はインクを吐出するた
    めの吐出エネルギー発生素子として電気熱変換体にを有
    したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの項
    に記載のインクジェット記録装置。 7)前記第1記録ヘッドが前記搬送方向に関して記録可
    能な第1記録領域を同一の記録可能領域とすると共に前
    記第1記録ヘッドのある前記上流側域に配置された第3
    記録ヘッドをさらに有することを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。 8)前記第2記録ヘッドが前記搬送方向に関して記録可
    能な第2記録領域を同一の記録可能領域とすると共に前
    記第2記録ヘッドのある上記下流側域に配置された第4
    記録ヘッドをさらに有することを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。 9)前記第2記録ヘッドが前記搬送方向に関して記録可
    能な第2記録領域を同一の記録可能領域とすると共に前
    記第2記録ヘッドのある上記下流側域に配置された第4
    記録ヘッドをさらに有することを特徴とする請求項7に
    記載のインクジェット記録装置。 10)前記第1記録領域と前記第2記録領域は同一の幅
    であることを特徴とする請求項9に記載のインクジェッ
    ト記録装置。 11)前記第1記録ヘッドないし前記第4記録ヘッドは
    夫々異なる色のインクを吐出するもので、前記記録モー
    ドは、第2、4記録ヘッドによる第2記録領域の記録を
    行った後に第2記録領域を第1記録領域として重複記録
    を第1、3記録ヘッドにより行うものであることを特徴
    とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
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