JP4666759B2 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4666759B2
JP4666759B2 JP2000398164A JP2000398164A JP4666759B2 JP 4666759 B2 JP4666759 B2 JP 4666759B2 JP 2000398164 A JP2000398164 A JP 2000398164A JP 2000398164 A JP2000398164 A JP 2000398164A JP 4666759 B2 JP4666759 B2 JP 4666759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
convex
scan
convex portions
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000398164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002192706A (ja
Inventor
哲洋 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000398164A priority Critical patent/JP4666759B2/ja
Priority to US10/022,339 priority patent/US6796648B2/en
Publication of JP2002192706A publication Critical patent/JP2002192706A/ja
Priority to US10/786,062 priority patent/US6890072B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4666759B2 publication Critical patent/JP4666759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録用紙上にインクを吐出し記録を行うインクジェット記録装置に関し、さらに詳細には、被記録用紙の全面に余白なく記録を行うインクジェット記録装置の高画質化に関する。
【0002】
【背景技術】
被記録用紙の全面に完全に一致した範囲だけ記録動作を行うことは、被記録用紙の形状誤差や、記録装置側の被記録用紙搬送精度等により現実的ではなく、通常は被記録用紙の端面から所定の距離だけ内側から記録動作を開始させるため、記録結果は端面に沿って余白を持った結果となるのが普通であった。
【0003】
しかしながら、銀塩写真のプリントサービスに見られるが如く、余白なしの記録結果を嗜好する人も多く、インクジェット記録装置においても、記録完了後の被記録用紙全面に余白なく記録を行う手段がいくつか実用化されている。
【0004】
それらの手段のうち、まだ公知とはされていないが、図18に示す発明特願平2000−28974号公報記載の発明の如く、記録ヘッドの走査方向と同方向に移動可能な記録シート支持部材50を持ち、記録シート検知手段51によって被記録用紙の幅を検知しつつ記録シート支持部材50を移動させ、1行の記録を複数に分割して実施することにより、所望の記録結果を得るものがある。
【0005】
一方、記録画像の高画質化技術としては,例えば,特開平8−25693号公報に開示される発明の如く,記録ブロックの被記録用紙搬送方向つなぎ部のスジを目立ちにくくする方法や、特開平7−52389号公報に開示される発明の如く,記録ヘッドから吐出されるインク滴のばらつきに起因する画像劣化を防止する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記背景技術に於いては、余白なく被記録用紙全面への高画質記録を行うには記録装置サイズの大型化、あるいは高コスト化を招くことがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決する本発明は、複数の凸部を所定方向に配列した支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記複数の凸部に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の先端部に対して縁なし記録を行うための記録手段と、前記先端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割手段と、を備え、前記記録手段は、前記複数の凸部の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記複数の凸部のうち凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、前記複数の凸部の全域に前記被記録材がある状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記複数の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、前記第1の走査および第2の走査において、前記凸部と凸部との間に相当する領域と前記複数の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録することを特徴とするインクジェット記録装置である。
【0011】
(作用)
上記の通り構成された本発明のインクジェット記録装置では,記録装置の複雑化あるいは大型化、およびコストアップを招くことなしに、余白なく被記録用紙全面に高画質な記録を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。
【0013】
(第一実施形態)
図1は、本発明を適用したインクジェット記録装置の一例の記録部に関して、説明に必要な部分だけ取り出して示した、模式的斜視図である。
【0014】
また、図12は、本発明を適用したインクジェット記録装置の一例の記録部全体を示した、模式的斜視図である。
【0015】
図1あるいは図12に於いて、10はインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、11は被記録用紙を案内・支持するプラテン、12はプラテンに接して配されたプラテンインク吸収体、13は被記録材たる被記録用紙、14はキャリアを支持するガイドシャフト、15はガイドシャフト14と共にキャリアを支持するガイドレール、30は記録ヘッド10を搭載して走査されるキャリア、31はキャリア30を駆動するためのキャリアベルト、32はキャリア30の駆動源たるキャリアモータ、33は被記録用紙13を搬送するLFローラ,34はLFローラ33と同軸上に固定されたLFローラギア、35はLFローラ33と対向して被記録用紙13を挟持するピンチローラ、36はピンチローラ35を保持するピンチローラホルダ、37は用紙搬送下流側で用紙を搬送する排紙ローラ、38は排紙ローラ37と同軸上に固定された排紙ローラギア、39は記録装置の各部を支持するシャーシ、40は積載された被記録用紙を1枚ずつ記録部に送り出すASF(automatic sheet feeder)、41は記録装置の外装である。
【0016】
最初に図1および図12を用いてインクジェット記録装置の全体構成を説明し、次に記録方法の詳細について説明する。
【0017】
インクジェット記録装置は、以下に概略を示す順序に従って被記録用紙13に記録を行う。即ち,被記録用紙13は複数枚重ねてASF40の給紙トレイ上に載置される。給紙トレイ上の被記録用紙13は,図示しない給紙ローラの回転により最上位のシートから分離・搬送され,図示しない用紙搬送経路を通って用紙搬送部に送り込まれる。
【0018】
用紙搬送部は,LFローラ33およびピンチローラ35からなる。
【0019】
図示しないLFモータを駆動源として,LFローラギア34を介してLFローラ33に駆動力が伝達される。LFローラ33に対向して配されたピンチローラ35は、ピンチローラホルダ36を介して図示しない弾性部材によりLFローラ33に付勢されている。被記録用紙13がASF40より送られて来た後、LFローラ33を回転開始することにより,被記録用紙13の先端がLFローラ33とピンチローラ35のニップ部に挟持される。LFローラ33と被記録用紙13の間は摩擦係数が高く設定されているため、LFローラ33の回転に応じてほぼ滑りが無く被記録用紙13は搬送される。
【0020】
LFローラ33により搬送される被記録用紙13は,プラテン11に設けられたリブ列に案内・支持され排紙部に導かれる。なお、プラテン11に設けられたリブは,被記録用紙13との接触面積を小さくして抵抗を少なくするようにしており、これにより被記録用紙13はスムースに排紙部に搬送される。
【0021】
排紙部は,排紙ローラ37および図示しない拍車を備える(図12に於いて排紙ローラ37の上方に配される)。
【0022】
排紙ローラ37はLFローラ33とギア列により連結され、同期して回転する。また、拍車はピンチローラ35と同様に弾性部材により排紙ローラ37に付勢されているため,LFローラ33と同様に被記録用紙13を挟持して搬送することができる。
【0023】
基本的には被記録用紙13は、LFローラ33とピンチローラ35、および排紙ローラ37と拍車により挟持されて搬送されつつ記録動作が実施されるが、被記録用紙13の面積に対する記録部分面積を大きくするために,被記録用紙13の先端部を記録する時にはLFローラ33とピンチローラ35のみ,被記録用紙13の後端部を記録する時には排紙ローラ37と拍車のみに挟持されただけでも記録動作は可能である。
【0024】
キャリア部は、記録ヘッド10を保持したキャリア30と、キャリア30を被記録用紙搬送方向と直交方向に動作できるようにガイドするガイドシャフト14とガイドレール15からなる。キャリア30にはキャリアベルト31が取り付けられ、キャリアモータ32のプーリとシャーシ39に取り付けられたアイドラプーリとの間に張架される。このような構成により,キャリアモータ32の往復回転がキャリア30の往復直線運動に変換される。記録ヘッド10はプラテン11に対向しているので、記録ヘッド10に設けられたインク吐出ノズルからキャリア30の移動に同期したタイミングでインク滴を吐出することで、被記録用紙13へ行単位で記録を行うことが可能となる。
【0025】
被記録用紙13への記録が終了すると、前述の排紙部により被記録用紙13は記録装置外へ排出される。
【0026】
以上が、インクジェット記録装置の動作説明概略である。
【0027】
次に、記録方法の詳細、特に被記録用紙13の先端部および後端部への記録方法に関して、図1から図11を使用して説明する。
【0028】
まず、図10の用紙先端部記録動作を説明するフローチャートを用いて、用紙先端部の余白なし記録を説明する。
【0029】
ステップS1で、図示しないPE(ペーパーエンド)センサにより被記録用紙13の先端が検知されると、用紙先端部記録動作が開始する。
【0030】
次にステップS2で被記録用紙13先端が所定位置まで頭出しされるように、LFモータを駆動してLFローラ33を正回転させる。所定位置とは、図1に示す記録ヘッド10と被記録用紙13との関係を満たす位置である。ここで位置関係を明確にするために、図6に記録装置を図1矢印A方向から見た、模式的側面図を示す。同図に於いて、16は記録ヘッド10に設けられたインク吐出ノズル列である。吐出ノズル列16は、インク吐出ノズルが略直線状に複数個配列されたものであるが、このうち、用紙搬送方向から見て上流側の略半分を吐出ノズル列16bと呼ぶことにする。同時に、図7に示す如く、用紙搬送方向から見て下流側の略半分を吐出ノズル列16aと呼ぶことにする。
【0031】
用紙先端部記録動作時の頭出し所定位置は、被記録用紙13先端が吐出ノズル列16bの範囲内にあり、吐出ノズル列16bの最下流側から距離Lbだけ手前にある状態である。この距離Lbを設定する理由は以下の通りである。即ち、被記録用紙の搬送が理想状態にあり、被記録用紙13の先端位置と記録ヘッド10の吐出ノズルの相対位置が確定できれば、Lb=0として被記録用紙13の先頭部から記録動作を開始することにより先端余白無く記録することが可能であるが、実際には被記録用紙の位置を検出するPEセンサの精度不足があったり、被記録用紙13が若干斜めに搬送されて被記録用紙先端辺とキャリア30の走査方向が平行で無くなる場合があり、Lb=0としてしまうと、若干の先端余白の発生や、予期せぬ被記録用紙外へのインク滴吐出が発生してしまうことになる。このようなことを完全に防止する手段を講じることは不可能では無いが、かかるコストとのバランスを考慮すると得策ではない。以上より、適切な量のLbを設定することで、各種精度がある程度ばらついても被記録用紙13の先端が必ず吐出ノズル列16bの領域に有ることを保証することが可能となるので、先端余白が発生せずに済む。
【0032】
なおこの時、記録に必要なデータはLbの分まで見越しておく必要があるので、実際に被記録用紙上に記録されるよりやや大きな領域のデータを用意しておくことが必要である。以上で被記録用紙の頭出しが完了すると、次のステップで記録動作が開始する。
【0033】
次にステップS3で、先端部記録データの第二領域をマスクする処理を行う。これは、先端部の記録を複数パスに分割して実施するための処理である。図8に先端部記録データのマスク処理方法を示す模式的平面図を示す。同図に於いて、17は先端部記録データの全体範囲、18は先端部記録データ第1領域、である。また、データ第1領域18は、後述する先端部記録データ第2領域とは重ならない第1領域単独部18aと、先端部記録データ第2領域と重畳する第1領域重畳部18bから成っている。
【0034】
S3のマスク処理においては、1行分の先端部記録データ17に対して、先端部記録データ第1領域18部だけを記録するために、残りの部分をマスクして記録しないようにする。即ち、ホスト等から送られてきた先端部記録データと先端部記録データ第1領域18の記録部マスクとでANDを取り、図8でハッチングが掛かった部分の記録データのみを有効記録データとする。
【0035】
このとき、第1領域単独部18aの記録データは100%元のデータのまま記録を行うが、第1領域重畳部18bはランダムマスクパターンを用いて処理される領域である。これは、後述する如く、先端部記録データ第1領域18と先端部記録データ第2領域19は異なる記録ヘッド10の走査時に記録動作されるため、先端部記録データ第1領域18と先端部記録データ第2領域19との境界部に、インク滴により形成されるドットが埋まらずにわずかな隙間が空いてしまういわゆる白スジや、逆にインク滴が同じ場所に重ねて着弾するいわゆる黒スジが発生する可能性があることに起因する。白スジや黒スジの発生はキャリア30の搬送精度あるいは被記録用紙13の搬送精度、あるいは被記録用紙13の変形等に依存しているため、発生をゼロにすることは非常に困難である。これらの誤差があっても、記録結果上視覚的な影響を少なくできる技術として、ランダムマスク処理が行われる。これは、ドットの隙間や重なりが直線上に並ぶと人間の目に感知されやすいのに対し、ランダムな位置に隙間や重なりが発生する限り人間の目にはつきにくいという視覚特性を利用している。
【0036】
次に、ランダムマスク処理の具体的手段に関して述べる。図13は本インクジェット記録装置の電気回路硬性を示すブロック図であり、図14は4×4ドットのランダムマスクパターンの一例を示す図である。本実施例に於いては、50%デューティのパターンを最初に使用し、後に補完関係である50%デューティのパターンを使用することで、最終的に100%の記録デューティを得るようにしている。なお、このデューティ配分は任意で良く、最終的に重ね合わせた結果が100%になれば良い。また、パターンの生成に際しては、乱数を用いて随時発生させる方法を使用しても良いし、ROM63やRAM64にあらかじめパターンを格納しておき、その中から選択して使用するように構成しても良い。
【0037】
第1領域重畳部18bを記録する際にはランダムマスクパターンとして図14(A)を使用し、同図で黒丸で示された場所と記録データでANDを取って吐出データとし、データ転送回路66を介して記録ヘッドドライバ67にデータを転送する。
【0038】
なおここで、この先端部記録データ第1領域18は、プラテン11に設けられたリブ列の配置と同期ブロック形状のデータとしている。どのようにリブ列の配置と同期したデータブロックとするかを説明するために、次にプラテンの形状に関して説明する。
【0039】
図5はプラテン11とプラテンインク吸収体12の関係を示す、模式的斜視図である。前述した理由で、プラテンにはリブが設けられている訳であるが、本発明では、リブ列を複数組配している。図5(A)で示すように、プラテン11には被記録用紙搬送方向上流側の略半分までに略等間隔に並んだプラテンリブ列11bを配し、被記録用紙搬送方向下流側の略半分には、プラテンリブ列11bのリブ同士の略中央になるように、プラテンリブ列11aを配している。また、被記録用紙搬送方向で見ると、図6で示すように、吐出ノズル列16の上流側おおむね半分までプラテンリブ列11bが有り、吐出ノズル列16の下流側おおむね半分にプラテンリブ列11aが有る。以上のようなリブ配列を持ったプラテン11に、リブ以外の部分を埋めるかたちでプラテンインク吸収体12が配される。プラテンインク吸収体12は、パルプあるいは高分子等で構成された、インクの吸収効率が良好な物質からなっており、プラテン11のリブに対応する部分に穴の開いた形状である。このプラテン11とプラテンインク吸収体12とを組み合わせて、図5(B)で示すユニットとし、記録装置内に配している。
【0040】
以上のように略千鳥形状に配置されたリブを持つプラテン11の、上流側のプラテンリブ列11bのピッチに対応して先端部記録データ第1領域18が設定される訳であるが、さらに詳細には、先端部記録データ第1領域18は、プラテンリブ列11bのリブ同士の略中央になるように、設定している。よって、先端部記録データ第1領域18のピッチはプラテンリブ列11bのピッチとほぼ一致しており、その幅はプラテンリブ列11bのピッチの略半分である。
【0041】
以上にプラテン11のリブ列と先端記録データ第1領域18の関係を説明した。
【0042】
次にステップS4で、キャリア30の第1走査により第1領域を記録する。具体的には前述した如くキャリア30を駆動走査し、マスクされた記録データに基づいて記録動作を行う。記録ヘッド10の吐出ノズルから吐出されたインク滴は、被記録用紙13上に着弾して定着する訳であるが、図6に示すように、吐出ノズル列16bには長さLbの分だけ被記録用紙13に対向していない吐出ノズルがあるので、その部分から吐出されたインク滴は、直接プラテンインク吸収体12まで到達して吸収・回収される。また、第1領域の記録は、プラテンリブ列11bの無いところでのみインク滴を吐出するので、プラテンリブ列11b上にインク滴が吐出されることはなく、さらには、図8に示す通り、先端記録データ第1領域18に対応するのは吐出ノズル列16bの領域だけであるので、プラテンリブ列11a上にインク滴が吐出されることもなく、被記録用紙13外に吐出されたインク滴は、全てプラテンインク吸収体に吸収・回収される。
【0043】
なお、上記施策によりプラテン11のリブ上にインク滴を吐出させない理由は、以下の通りである。即ち、被記録用紙13はリブによりガイドされ搬送されているので、被記録用紙13の反記録面側とプラテン11のリブは摺動しており、万一プラテン11のリブ上にインク滴が付着していると、被記録用紙13の反記録面側がインクで汚れてしまう可能性が有るからである。
【0044】
図1は、この1行分の記録動作が終了した後の状態を示している図であり、第1走査によって被記録用紙13上に第1記録領域13aを形成している。
【0045】
次にステップS5で、所定量の被記録用紙13の搬送が実施される。被記録用紙13が搬送された後の状態を図7に示す。この時の被記録用紙13先端部は吐出ノズル列16a範囲に有り、吐出ノズル列16a最下流側から被記録用紙13先端までLaだけ離れたところまで搬送されている。Laが存在する理由は、図6の説明にてLbが存在している理由と全く同一である。また、このとき搬送量は吐出ノズル列16の被記録用紙搬送方向長さの半分以下の量にすると良い。これにより、効率良く吐出ノズル列長さを活用することができる。次にステップS6で、先端部記録データの第1領域をマスクする処理を行う。これは、ステップS3からステップS4で実施した記録の、残りの部分を記録するためである。図9に先端部記録データの2回目のマスク処理方法を示す模式的平面図を示す。同図に於いて、19は先端部記録データ第2領域である。また、データ第2領域19は、前述したデータ第1領域18とは重ならない第2領域単独部19aと、第1領域重畳部18bと重畳する第2領域重畳部19bから成っている。
【0046】
ステップS6のマスク処理においては、ステップS3のマスク処理で記録を行わなかった部分を記録するので、先端部記録データ第2領域19は先端部記録データ17に対して先端部記録データ第1領域18を反転した領域である。S4と同様に先端部記録データ17と先端部記録データ第2領域のマスクANDを取り、図9でハッチングが掛かった部分の記録データのみを有効記録データとする。すなわち、第2領域重畳部19bでは、図14(B)に示すランダムマスクパターンを使用し、同図で黒丸で示された場所のデータと記録データでANDを取って吐出データとし、データ転送回路66を介して記録ヘッドドライバ67にデータ転送する。このように記録動作を行うことで、先のステップS4の記録ヘッド走査時に記録されなかったドットが補完的に記録され、100%元のデータを保証している。
【0047】
ここで、図8および図9から明らかなように、第1領域重畳部18bおよび第2領域重畳部19bがあるため、記録データブロックの主走査方向合計長さLtotal=(L1+L2+L3+L4+L5+L6+L7+L8+L9+L10)+(L11+L12+L13+L14+L15+L16+L17+L18+L19+L20)は、主走査方向の有効記録長Lとの関係に於いて、Ltotal>Lを満たしている。
【0048】
次にステップS7で、キャリア30の第2走査により第2領域を記録する。この走査は、S4における第1走査の復時の走査で行っても良いし、一度第1走査のスタート点に戻ってから第1走査と同方向に走査しても良い。このとき、有効記録データのうち、被記録用紙13外にインク滴が吐出される部分は、先端記録データ第1領域18の設定とプラテンリブ列11aおよびプラテンリブ列11bとの関係により、プラテンリブ列11aのリブとリブの間であるため、プラテンリブ列11a上にインク滴が吐出されることは無い。これにより、被記録用紙13外に吐出されたインク滴は、全てプラテンインク吸収体12に吸収・回収される。
【0049】
図2は、この1行分の記録動作の第2走査終了後の状態を示している図であり、第2走査によって被記録用紙13上に第2記録領域13bを形成することによって、前述の第1記録領域13aと併せて先端記録データ17の1行分の記録が終了する。
【0050】
このように先端部第1記録データ18と先端部第2記録データ領域19の境界部に重畳部を設け、その部分にランダムマスクパターン処理を適用することにより、ドットのつなぎ位置がランダムになり、視覚可能な白スジや黒スジの発生を抑制できる。
【0051】
以上が用紙先端部の余白なし記録方法の説明である。
【0052】
なお、以上の説明では特に被記録用紙13の先端部の余白なし記録に関して説明したが、説明に使用した図1,2,8,9では同時に左端・右端も余白なし記録しているので、これに関して以下に説明する。
【0053】
被記録用紙13の左端・右端への余白なし記録を実施するには、被記録用紙とキャリア30のキャリア走査方向位置が理想状態に有れば端部ぎりぎりに記録を実施することにより余白なし記録を実現できる。しかし、実際にはユーザーによる左右方向の用紙セット精度等に依存して理想状態から外れることが多い。これを回避するために、センサ等を使用して被記録用紙13の左端・右端位置を検知して記録を行う手段を講じることは不可能ではないが、掛かるコストのバランスを考慮すると得策ではない。よって、被記録用紙13の幅以上の実記録領域幅を設定することにより、被記録用紙13外に幾ばくかのインク滴を吐出してしまって余白なし記録を行うことが現実的である。本実施例に於いても、この方式を用いている。
【0054】
即ち、記録データは設定された被記録用紙13のサイズより、図9のLlおよびLrの分だけ広めに設定されており、またLlおよびLrの領域には、プラテン11上のリブが無いようにあらかじめリブ列の配置が決められている。このように構成しておくことにより被記録用紙13の左端外あるいは右端外にインク滴を吐出しても、プラテン11のリブ上にインク滴が付着することが無く、余白なし記録を実現することができる。また、記録データとしては被記録用紙13の幅にLlおよびLrの分を加えた長さのデータを用意しておく必要がある。なお、上記構成だと未知サイズの用紙幅の被記録用紙が挿入された際にはプラテン11のリブ上にインク滴が付着する可能性はあるが、通常は定型サイズの用紙を使用する場合がほとんどであり、実用上問題ない。
【0055】
次に、図11の用紙後端部記録動作を説明するフローチャートを用いて、用紙後端部の余白なし記録を説明する。
【0056】
ステップS11で、PEセンサにより被記録用紙13の後端が検知されると、用紙後端部記録動作が開始する。用紙全面にわたる記録動作中には、被記録用紙13の後端部は記録動作途中の被記録用紙搬送時に検知されるので、どの位置で後端検知したかをメモリに記憶しておく。
【0057】
次にステップS12で、先に検知してメモリに位置を記憶していた被記録用紙後端位置から所定量だけ被記録用紙搬送が行われたかどうかを判断する。具体的には、被記録用紙13の後端部が吐出ノズル列16の範囲に入ったかどうかを判断する。入ったことが確認されたら次のステップに進む。
【0058】
次にステップS13で、後端部記録データの第2領域をマスクする。具体的手段は用紙先端部の余白なし印字実施時とほぼ同様であるので、説明は簡略化して行う。即ち、このステップでマスクしてしまう記録データは、プラテンリブ列11bと同位相の場所にあるデータであり、1行分の記録を分割して行う領域の境界部にはランダムマスク処理する領域を設ける。図3でランダムマスク処理を行う領域を説明する。同図に於いて、13dは第1領域単独部と既に記録が終了した領域の統合部であり、13eは第1領域重畳部である。第1領域重畳部13eには、被記録用紙先端部の重畳領域で実施したのと同様のランダムマスクパターンを使用し、ランダムマスク処理を行う。なお、後端部に於いても、被記録用紙13外へ吐出するインク滴の分まで見込んで被記録用紙13長さより長い記録データを用意しておくことが必要である。
【0059】
次にステップS14で、キャリア30の第1走査により第1領域の記録を行う。記録動作は用紙先端部の余白なし記録時と同様であり、よって、プラテンリブ列11b上にインク滴が付着することが無く、また被記録用紙13の外に吐出されたインク滴は、直接プラテンインク吸収体12に吸収・回収される。図3は、この1行分の記録動作が終了した後の状態を示している図であり、被記録用紙13上に用紙後端部記録以前に記録された領域と、第1走査による第1記録領域とが統合された領域13c、およびランダムマスク処理により50%デューティで記録された第1領域重畳部13eを形成している。
【0060】
次にステップS15で所定量の被記録用紙13搬送が実施される。被記録用紙13搬送後の被記録用紙13後端は、吐出ノズル列16a範囲にあり、またこの時の搬送量は吐出ノズル列16の被記録用紙搬送方向長さの半分以下の量が良い。
【0061】
次にステップS16で、後端部記録データの第1領域をマスクする処理を行う。これは、ステップS13からステップS14で実施した記録の、残りの部分を記録するためである。即ち、このステップでマスクしてしまう記録データは、プラテンリブ列11aと同位相の場所にあるデータである。ここで、図4でランダムマスク処理を行う領域を説明する。同図に於いて、13fは前述の後端部第1領域重畳部と同じ範囲の後端部第2領域重畳部であり、13gは後端部第2領域単独部、である。後端部第2領域重畳部13fには後端部第1領域重畳部13eで使用したランダムマスクと補完関係にあるランダムマスクを用いてランダムマスク処理を行う。
【0062】
次にステップS17で、キャリア30の第2走査により第2領域の記録を行う。記録動作は用紙先端部の余白なし記録時と同様であり、よって、プラテンリブ列11a上にインク滴が付着することが無く、また、被記録用紙13の外に吐出されたインク滴は、直接プラテンインク吸収体12に吸収・回収される。図4は、この1行分の記録動作が終了した後の状態を示している図であり、ステップS14までで記録が終了している領域13cとステップS17で記録を実施した領域13dが統合されて、被記録用紙13全面への記録が完了している。
【0063】
次にステップS18で、被記録用紙13を記録装置外へ排紙する。排紙動作は、前述した如く、排紙ローラ37と図示せざる拍車の作用により行われる。
【0064】
以上が用紙後端部の余白なし記録方法の説明である。
【0065】
以上の如く、先端余白なし印字、左端・右端余白なし印字および後端余白なし印字が実施可能となるので、所定被記録用紙の全面に余白なく印字を行うことができる。
【0066】
なお、本実施形態に於いては、プラテンリブ列は等間隔で並んでいるように説明してきたが、本発明はこれには限定されず、リブ間隔は不均等でも良い。その時は、プラテンリブ列Aはプラテンリブ列Bの隣接するリブ同士の略中央に配置していけば良いし、先端部記録データ第1領域18および先端部記録データ第2領域19は、それぞれプラテンリブ列11bとプラテンリブ列11aのリブ同士の略中央になるように設定し、その幅はリブ間隔の略半分とすれば良い。
【0067】
また、本実施例に於いては、ほぼ吐出ノズル列16の長さに相当する幅で1行分の記録を行うように説明してきたが、本発明はこれには拘束されず、吐出ノズル列16の長さ以下の幅で1行分の記録を行うように構成しても良い。これは、特に吐出ノズル列の実解像度以上の記録解像度を得たい場合等には、非常に有効である。
【0068】
以上説明したように、本実施例の如くインクジェット記録装置を構成することにより、記録装置の複雑化あるいは大型化、およびコストアップを招くことなしに、余白なく被記録用紙全面に記録を行うことが可能となる。また、データブロックの境界部に視覚可能な白スジや黒スジが発生せず、高画質な記録を行うことができる。
【0069】
(第二実施形態)
第一実施形態に於いては、被記録用紙搬送方向1行分の記録は重畳領域以外は一回の記録ヘッド走査により1パスで記録したが、本発明はこれには拘束されず、被記録用紙搬送方向を複数パスの重ね合わせで記録することも可能である。
【0070】
以下、図面を参照して他の実施例を説明する。
【0071】
図15は、主走査方向および副走査方向に重畳領域を設けランダムマスク処理を行う際の、ランダムマスク種類を説明する図である。
【0072】
図15で示す、(A)〜(G)は、副走査方向の被記録用紙搬送を伴った状態変化を示しており、まず図15(A)で記録ヘッドの幅LHで主走査方向に1パス目の記録を行って副走査方向にLFだけ被記録用紙を搬送し、図15(B)で記録ヘッドの幅LHで主走査方向に2パス目の記録を行って副走査方向にLFだけ被記録用紙を搬送し、以下同様に距離LFずつ被記録用紙を搬送しながら順次パスを重ね、記録ヘッドが被記録用紙の同じ場所を4回通過することで1行の記録が終了する場合の例を示している。
【0073】
また、図15(A)〜(F)では、主走査方向は、第1実施例の被記録用紙先端部あるいは後端部の記録動作で説明したように2分割して1行記録を行っている。図15(G)以降は1行記録を1パスで記録する。
【0074】
本実施例では、4回の記録ヘッド走査で記録を完成させるため、1回の記録ヘッド記録幅LHを4分割してそれぞれに異なるランダムマスクパターン列を与え、4回の記録ヘッド走査で補完しあって100%の記録密度となるようにそれぞれに4種類のランダムマスクパターンを与えている。すなわち、16通りのパターンが必要であるので、本実施例では4×4のマトリクスを用いて定義する。
【0075】
また、主走査方向を2分割したそれぞれの領域は、2回の記録ヘッド走査で記録が完成されるため、1回の記録ヘッド記録幅LHを2分割してそれぞれに異なるランダムマスクパターンを与え、2回の記録ヘッド走査で補完しあって100%の記録密度となるようにそれぞれに2種類のランダムマスクパターンを与えてある。すなわち4種類のパターンが必要であるので、本実施例では4×4のマトリクスを用いて定義している。
【0076】
図16に、それぞれのランダムマスクパターンを示す。A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4、D1〜D4は、4回の記録ヘッド走査で記録を完成させる部分のパターンである。E1〜E2、F1〜F2は、2回の記録ヘッド走査で記録を完成される部分のパターンである。例えば、A1、A2、A3、A4を同じ場所で重ねて記録すると100%デューティとなるべくパターンが作成されている。
【0077】
図16のようにランダムマスクパターンを作成し、図15の手順で記録を行うことにより、被記録用紙13の先端から全面に100%デューティで記録が行われるものである。この際、1行記録に対して異なる複数のインク吐出ノズルで記録が行われるので、そのインク吐出ノズルの特性不均一性が平均化され、記録領域内での濃度ムラを見え難くできる。
【0078】
以上説明したように、本実施例の如くインクジェット記録装置を構成することにより、第1実施例に比して更に良好な、余白なしの被記録用紙全面記録が可能となる。
【0079】
(第三実施形態)
第1および第2の実施形態に於いては、記録データブロックは長方形になるように分割されていたが、本発明の趣旨はこれには拘束されず、以下のように構成しても良い。
【0080】
図17に、第3の実施形態の記録データブロック分割方法を示す。図17は、記録データブロックを平行四辺形に分割した一例である。図17(A)は先端部記録データ第1領域を示し、(B)は先端部記録データ第2領域を示している。それぞれの領域に重畳部18bおよび19bが存在し、重畳部分にランダムマスクパターンを適用して記録を行うものである。このように構成することによっても、記録データブロックの主走査方向合計長さLtotal=L1+L2+L3+L4+L5+L6+L7+L8+L9は、主走査方向の有効記録長Lとの関係に於いて、Ltotal>Lを満たしている。
【0081】
以上のようにインクジェット記録装置を構成することによっても、データブロックの境界部に視覚可能な白スジや黒スジが発生せず、高画質な記録を行うことができる。
【0082】
なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0083】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0084】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギに圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率よく行うことができるようになるからである。
【0085】
加えて、上例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0086】
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記録を行なうために有効である。
【0087】
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0088】
さらに加えて、本発明の液体噴射記録ヘッドを使用する記録機構を備えた記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録装置の複雑化あるいは大型化、およびコストアップを招くことなしに、余白なく被記録用紙全面に記録を行うことが可能となる。また、データブロックの境界部に視覚可能な白スジや黒スジが発生せず、高画質な記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部を示す、模式的斜視図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部を示す、模式的斜視図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部を示す、模式的斜視図である。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部を示す、模式的斜視図である。
【図5】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態のプラテン部を示す、模式的斜視図である。
【図6】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部を示す、模式的側面図である。
【図7】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部を示す、模式的側面図である。
【図8】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部分を示す、模式的平面図である。
【図9】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録部分を示す、模式的平面図である。
【図10】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録動作概略を示す、フローチャートである。
【図11】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の記録動作概略を示す、フローチャートである。
【図12】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の装置全体概略を示す、模式的斜視図である。
【図13】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態の制御部ブロック図を示す、模式図である。
【図14】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態のマスクパターンを示す、模式図である。
【図15】本発明のインクジェット記録装置の第2の実施形態の記録手順を示す、模式的平面図である。
【図16】本発明のインクジェット記録装置の第2の実施形態のマスクパターンを示す、模式図である。
【図17】本発明のインクジェット記録装置の第3の実施形態の記録データブロックを示す模式図である。
【図18】本発明の背景技術を説明するための図である。
【符号の説明】
10 記録ヘッド
11 プラテン
11a プラテンリブ列A
11b プラテンリブ列B
11c プラテンリブ列C
11d プラテンリブ列D
11e プラテンリブ列E
11f プラテンリブ列F
11g プラテンリブ列G
12 プラテンインク吸収体
13 被記録用紙
14 ガイドシャフト
15 ガイドレール
16 吐出ノズル列
16a 吐出ノズル列A
16b 吐出ノズル列B
17 先端部記録データ
18 先端部記録データ第1領域
18a 第1領域単独部
18b 第1領域重畳部
19 先端部記録データ第2領域
19a 第2領域単独部
19b 第2領域重畳部
20 記録ヘッド吐出ノズル領域
30 キャリア
31 キャリアベルト
32 キャリアモータ
33 LFローラ
34 LFローラギア
35 ピンチローラ
36 ピンチローラホルダ
37 排紙ローラ
38 排紙ローラギア
39 シャーシ
40 ASF
41 外装
42 吐出ノズル面
43 吐出ノズル列B
44 吐出ノズル列Y
45 吐出ノズル列M
46 吐出ノズル列C
50 記録シート支持部材
51 記録シート検知手段
52 ミシン目
53 記録領域
61 CPU
62 GA
63 ROM
64 RAM
65 I/F
66 データ転送回路
67 記録ヘッドドライバ
68 モータドライバ

Claims (14)

  1. 複数の凸部を所定方向に配列した支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記複数の凸部に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の先端部に対して縁なし記録を行うための記録手段と、
    前記先端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割手段と、
    を備え、
    前記記録手段は、
    前記複数の凸部の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記複数の凸部のうち凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記複数の凸部の全域に前記被記録材がある状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記複数の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記第1の走査および第2の走査において、前記凸部と凸部との間に相当する領域と前記複数の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 複数の凸部を所定方向に配列した支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記複数の凸部に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の後端部に対して縁なし記録を行うための記録手段と、
    前記後端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割手段と、
    を備え、
    前記記録手段は、
    前記複数の凸部の全域に前記被記録材がある状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記複数の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記複数の凸部の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記複数の凸部のうち凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記第1の走査および第2の走査において、前記凸部と凸部との間に相当する領域と前記複数の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記データブロックを複数回の走査に分配するためのマスクパターンを用いて、前記中間領域の前記データブロックを前記第1の走査および第2の走査に分配するための分配手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記分配手段は、前記中間領域の前記データブロックのうち前記所定方向に隣接する中間領域のデータブロックには異なるマスクパターンを用いることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1の走査および前記第2の走査は、それぞれ1回の走査であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1の走査および前記第2の走査は、それぞれ複数回の走査であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 複数の凸部を所定方向に配列した支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録方法であって、
    前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記複数の凸部に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の先端部に対して縁なし記録を行うための記録工程と、
    前記先端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割工程と、
    を有し、
    前記記録工程では、
    前記複数の凸部の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記複数の凸部のうち凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記複数の凸部の全域に前記被記録材がある状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記複数の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記第1の走査および第2の走査において、前記凸部と凸部との間に相当する領域と前記複数の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  8. 複数の凸部を所定方向に配列した支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録方法であって、
    前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記複数の凸部に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の後端部に対して縁なし記録を行うための記録工程と、
    前記後端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割工程と、
    を有し、
    前記記録工程では、
    前記複数の凸部の全域に前記被記録材がある状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記複数の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記複数の凸部の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記複数の凸部のうち凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記第1の走査および第2の走査において、前記凸部と凸部との間に相当する領域と前記複数の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  9. 前記データブロックを複数回の走査に分配するためのマスクパターンを用いて、前記中間領域の前記データブロックを前記第1の走査および第2の走査に分配するための分配工程を有することを特徴とする請求項7または8に記載のインクジェット記録方法。
  10. 前記分配工程では、前記中間領域の前記データブロックのうち前記所定方向に隣接する中間領域のデータブロックには異なるマスクパターンを用いることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録方法。
  11. 前記第1の走査および前記第2の走査は、それぞれ1回の走査であることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  12. 前記第1の走査および前記第2の走査は、それぞれ複数回の走査であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  13. それぞれ複数の凸部を所定方向に配列した第1の凸部群と第2の凸部群とを備える支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記第1の凸部群に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の先端部に対して縁なし記録を行い、前記第2の凸部群に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の後端部に対して縁なし記録を行うための記録手段と、
    前記先端部および後端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割手段と、を備え、
    前記記録手段は、
    前記第1の凸部群の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記第1の凸部群の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記第1の凸部群の全域に前記被記録材がある状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記第1の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記第2の凸部群の全域に前記被記録材がある状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第3の走査において、前記第2の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記第2の凸部群の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第4の走査において、前記第2の凸部群の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記第1の走査および第2の走査において、前記第1の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域と前記第1の凸部群の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録し、
    前記第3の走査および第4の走査において、前記第2の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域と前記第2の凸部群の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. それぞれ複数の凸部を所定方向に配列した第1の凸部群と第2の凸部群とを備える支持部材に支持された被記録材に対して記録ヘッドを前記所定方向に走査させるとともに、前記被記録材を前記所定方向と略直交する搬送方向に搬送することにより前記被記録材に記録を行うインクジェット記録方法であって、
    前記記録ヘッドに備えられた複数のノズルのうち前記第1の凸部群に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の先端部に対して縁なし記録を行い、前記第2の凸部群に相当するノズルを使用して前記被記録の前記搬送方向の後端部に対して縁なし記録を行うための記録工程と、
    前記先端部および後端部のデータを複数のデータブロックに分割するための分割工程と、を有し、
    前記記録工程では、
    前記第1の凸部群の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第1の走査において、前記第1の凸部群の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記第1の凸部群の全域に前記被記録材がある状態で前記先端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第2の走査において、前記第1の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記第2の凸部群の全域に前記被記録材がある状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第3の走査において、前記第2の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域の前記データブロックを前記被記録材の領域に記録し、
    前記第2の凸部群の少なくとも一部に前記被記録材がない状態で前記後端部に対して記録を行う前記記録ヘッドの第4の走査において、前記第2の凸部群の凸部の位置に相当する領域の前記データブロックを記録し、
    前記第1の走査および第2の走査において、前記第1の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域と前記第1の凸部群の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録し、
    前記第3の走査および第4の走査において、前記第2の凸部群の凸部と凸部との間に相当する領域と前記第2の凸部群の凸部の位置に相当する領域との間に位置する中間領域の前記データブロックを記録する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
JP2000398164A 2000-12-27 2000-12-27 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 Expired - Fee Related JP4666759B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398164A JP4666759B2 (ja) 2000-12-27 2000-12-27 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US10/022,339 US6796648B2 (en) 2000-12-27 2001-12-20 Ink jet recording apparatus and method for performing ink jet recording
US10/786,062 US6890072B2 (en) 2000-12-27 2004-02-26 Ink jet recording apparatus and method for performing ink jet recording

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398164A JP4666759B2 (ja) 2000-12-27 2000-12-27 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002192706A JP2002192706A (ja) 2002-07-10
JP4666759B2 true JP4666759B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=18863184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000398164A Expired - Fee Related JP4666759B2 (ja) 2000-12-27 2000-12-27 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4666759B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630558B2 (ja) * 2004-02-27 2011-02-09 キヤノン株式会社 記録装置及び回復制御方法
JP4617222B2 (ja) * 2004-08-30 2011-01-19 キヤノン株式会社 記録装置、記録方法および記録システム
US8764141B2 (en) * 2010-05-17 2014-07-01 Zamtec Ltd System for shaping media at printhead

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0752389A (ja) * 1993-06-30 1995-02-28 Canon Inc 記録装置及びインクジェット記録装置
JPH09277503A (ja) * 1996-04-10 1997-10-28 Canon Inc 記録装置及び方法
JPH1044519A (ja) * 1996-07-30 1998-02-17 Canon Inc 画像記録装置および画像記録システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0752389A (ja) * 1993-06-30 1995-02-28 Canon Inc 記録装置及びインクジェット記録装置
JPH09277503A (ja) * 1996-04-10 1997-10-28 Canon Inc 記録装置及び方法
JPH1044519A (ja) * 1996-07-30 1998-02-17 Canon Inc 画像記録装置および画像記録システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002192706A (ja) 2002-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6464316B1 (en) Bi-directional printmode for improved edge quality
JP5105777B2 (ja) 画像処理方法およびインクジェット記録装置
JP3560305B2 (ja) 記録装置およびチェックパターン記録方法
JP4926680B2 (ja) インクジェット記録装置
US6890072B2 (en) Ink jet recording apparatus and method for performing ink jet recording
JPH10250059A (ja) インクジェット・プリンタ用の印刷ヘッドを製造する方法及び印刷方法
JP4347535B2 (ja) インクジェット記録方法及び装置
JP3639703B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007144788A (ja) インクジェット記録装置
JP4566397B2 (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
JP3308790B2 (ja) プリント方法およびプリント装置
JP2002036515A (ja) 記録装置および記録方法
JP4648770B2 (ja) 画像記録装置、及びその画像記録装置の画像記録方法
JP4666759B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP4162760B2 (ja) インクジェットプリント装置
JP4208604B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置における記録制御方法
JP4632416B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2008023982A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US6604812B2 (en) Print direction dependent firing frequency for improved edge quality
JPH08174808A (ja) 記録ヘッド、記録方法、および記録装置
JP2002137374A (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録ヘッド
JPH10278246A (ja) インクジェット記録装置
JP2019181893A (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JP2003305830A (ja) 記録装置および記録方法
JP3728203B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees