JPH02197585A - 銅及び銅合金の耐熱性変色防止剤 - Google Patents

銅及び銅合金の耐熱性変色防止剤

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Publication number
JPH02197585A
JPH02197585A JP1525389A JP1525389A JPH02197585A JP H02197585 A JPH02197585 A JP H02197585A JP 1525389 A JP1525389 A JP 1525389A JP 1525389 A JP1525389 A JP 1525389A JP H02197585 A JPH02197585 A JP H02197585A
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JP
Japan
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copper
discoloration
tarnish
temp
inhibitor
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Pending
Application number
JP1525389A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Maeda
昭朗 前田
Masaoki Fujita
藤田 昌興
Fumio Nakaya
仲谷 二三雄
Shinichi Wakita
真一 脇田
Hisatoshi Murakami
久敏 村上
Tsunehiko Terada
恒彦 寺田
Shohei Morimoto
昌平 森元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Kagaku Kenkyusho KK
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Kagaku Kenkyusho KK
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Kagaku Kenkyusho KK, Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Chiyoda Kagaku Kenkyusho KK
Priority to JP1525389A priority Critical patent/JPH02197585A/ja
Publication of JPH02197585A publication Critical patent/JPH02197585A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐熱性に優れた、銅及び銅合金の変色防止剤
に関する。
[従来の技術] 銅及び銅合金(以下、銅系金属という)を酸洗又は脱脂
した清浄な金属表面は、酸化等により変色し易い。特に
、120℃以上の高温下では、数秒以内に銅系金属本来
の光沢を失い、表面が赤変する。このような状態となる
と、電気特性が著しく低下して好ましくない。
従来、このような高温下での表面の変色を防止する手段
として、銀メツキ、ニッケルメッキ等のメツキ処理が施
されてきた。しかしながら、メツキ処理は、煩雑でコス
トアップの最大の原因となる。しかも、全くピンホール
なくメツキ処理することは極めて困難であり、この孔か
ら腐食が進行することがあった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上記問題点を解決し得て、銅系金属に
強固に付着するとともに、それ自身が優れた耐熱性を有
し、高温下での銅系金属表面の変色を有効に防止し得る
変色防止剤を提供する処にある。
[課題を解決するための手段] 本発明の銅及び銅合金の耐熱性変色防止剤は、一般式 
B (OR)   (OH)   ・・・(I)n  
   3−n [式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、nは1〜3
の整数を表わす。] で示される硼酸エステルを有効成分とするものである。
また、この変色防止剤には、タンニン酸及び/又はタン
ニン類化合物が耐熱性促進助剤として含まれることが好
ましい。
本発明の変色防止剤は、常温はもとより250℃以上の
高温に至るまでの広範囲の温度下で、長時間にわたって
銅系金属の変色を防止し得る優れたものである。
このような優れた効果は、本発明の変色防止剤に有効成
分として含まれる一般式(1)の硼酸エステルが、銅系
金属の表面に高融点の緻密な被膜を形成することによる
。また、タンニン酸及び/又はタンニン順化″キ惣が併
存すると、より緻密で耐熱性と耐久性に優れた被膜が形
成されて好ましい。
本発明の変色防止剤は、通常、有機溶剤の溶液として用
いられることが好ましく、特にアルコール溶液の状態で
用いられることがより好ましい。
本発明で用いる一般式(1)の硼酸エステルは、公知の
種々の方法で合成することができる。
例えば、硼酸1モルに対して1〜3モルのアルコールを
、無触媒、又は、酸、金属酸化物等の触媒の存在下で加
熱反応させれば、比較的簡単にエステル化反応が進行す
る。1モル脱水した段階で反応を停止すれば、モノエス
テルが得られ、3モルまで脱水すれば、トリエステルが
得られる。使用するアルコールは、炭素数が12以下の
一価アルコールである。炭素数が12以上のアルコール
を用いると、充分な変色防止能を有する硼酸エステルが
得られない。また、アルコールの炭化水素基は、飽和又
は不飽和のいずれであってもよいが、多くの場合、直鎖
の飽和炭化水素基であることが好ましい。
このような硼酸エステルとしては、モノメチルボレート
、ジメチルボレート、トリメチルボレート、モノエチル
ボレート、ジエチルボレート、トリエチルボレート、ジ
プロピルボレート、トリイソプロピルボレート、モノタ
ーシャリ−ブチルボレート、トリブチルボレート、モノ
へキシルボレート、トリへキシルボレート、ジオクチル
ボレート、トリオクチルボレート、モノデシルボレート
、ジデシルボレート、モノドデシルボレート、トリドデ
シルボレート等を例示することができる。
本発明の変色防止剤は、上記した硼酸エステルの少なく
とも1種を有効成分として含有するが、被膜の耐熱性及
び耐久性を増大させて、変色防止効果の完全を期すため
に、タンニン酸及び/又はタンニン類化合物を添加する
ことが好ましい。このタンニン酸又はタンニン類化合物
としては、デブシド、ガロタンニン、支那産タンニン、
トルコ産タンニン酸、リマメリタンニン酸、ケブリン酸
、スマックタンニン、五倍子タンニン、エラーゲ酸タン
ニン、カテキン、カテキンタンニン酸、ケブラッチョタ
ンニン酸等の加水分解性タンニン、縮合タンニン等を例
示することができる。これらを併用すると、常温から2
50℃以上の温度にいたるまで変色防止能に優れた変色
防止剤を得ることができる。
これらのタンニン酸等は、硼酸エステル1重量部に対し
て0.01〜1.5重量部添加することが好ましい。こ
のような組成の変色防止剤で銅系金属を処理すると、2
10℃で48時間放置してもほぼ完全に変色を防止する
ことができる。
また、本発明の変色防止剤には、上記成分のほか、各鍾
の防錆剤、酸化防止剤、界面活性剤等を添加することが
できる。
本願の変色防止剤を銅系金属の表面に付着させて被膜を
形成するには、適当な有機溶剤に溶解させて、その溶液
を塗布もしくは噴霧する方法、またはその溶液中に銅系
金属を浸漬する方法等のいずれで処理してもよい。有機
溶剤としてはアルコールが好ましく、メチルアルコール
、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級
アルコールを例示することができる。これらの溶剤は容
易に蒸発し、その跡に金属表面に強固に付着した緻密な
被膜が形成される。
[発明の効果] 以上のように、本発明の変色防止剤は、金属表面に高融
点の緻密な被膜を形成するので、高温下においても、銅
系金属表面の変色を有効に防止でき、その効果は長時間
にわたって維持される。
よって、本発明の変色防止剤は、プリント配線板製造工
程におけるエツチングレジスト、電気製品の表面処理剤
、銅箔の変色防止剤等として、広く利用できる。
[実施例] 次に、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明する
実施例1〜22 ガラスエポキシ製基板の銅箔を、#300研磨紙で充分
に研磨した後、アセトン溶剤中で超音波洗浄し、次いで
10%塩酸に30秒浸漬した後に流水で2分間水洗し、
更にアセトンに浸漬した後に乾燥させた。この銅箔を第
1表に示した変色防止剤を含有する溶液に3秒間浸漬し
た後、乾燥させた。この変色防止剤を付着させた試験片
を、210℃で3時間加熱し変色試験を行なった。得ら
れた結果を第1表に示す。
比較例1〜4 従来より防食剤として用いられているトリアゾール及び
イミダゾールを、変色防止剤として用いた以外は、実施
例1〜22と同様にして、変色試験を行なった。その結
果を第1表に示す。
なお、表中の変色度は、JIS  K  2513の銅
板腐食分類表によった。
(以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式 B(OR)_n(OH)_3_−_n・・
    ・( I ) [式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、nは1〜3
    の整数を表わす。] で示される硼酸エステルを有効成分とする銅及び銅合金
    の耐熱性変色防止剤。
  2. 2.タンニン酸及び/又はタンニン類化合物を耐熱性促
    進助剤として含有する請求項1記載の銅及び銅合金の耐
    熱性変色防止剤。
JP1525389A 1989-01-24 1989-01-24 銅及び銅合金の耐熱性変色防止剤 Pending JPH02197585A (ja)

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JP (1) JPH02197585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067066A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Fujifilm Corp インクジェットヘッド及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013067066A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Fujifilm Corp インクジェットヘッド及びその製造方法

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