JPH0219596Y2 - - Google Patents

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JPH0219596Y2
JPH0219596Y2 JP3629981U JP3629981U JPH0219596Y2 JP H0219596 Y2 JPH0219596 Y2 JP H0219596Y2 JP 3629981 U JP3629981 U JP 3629981U JP 3629981 U JP3629981 U JP 3629981U JP H0219596 Y2 JPH0219596 Y2 JP H0219596Y2
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、常開バルブ装置を一体的に動作す
るようにした電磁ポンプに関するものである。
従来、電磁ポンプの吸引側通路と吐出側通路と
の間を常時は開にして短絡し、電磁ポンプが動作
した状態ではこの間を閉にして流体を吸引側から
吸引し吐出側に吐出するような構成を行なう場
合、吸引側通路と吐出側通路の間に別個の常開電
磁バルブを設け、電磁ポンプに通電するとき同時
に常開電磁バルブに電流を供給するようにしてい
る。
しかしながら、このような構成では、常開電磁
バルブが別個に必要となつてコストが上昇すると
ともに形状も大きくなり、また、電磁ポンプの動
作中は常開電磁バルブに連続して電流が流れるた
め消費電流が増大するという欠点がある。
このような欠点を解消するために、流路の間に
磁性材の補助ピストンを設け、励磁コイルが動作
してポンプ作用を行なうとき、この励磁コイルに
よつて補助ピストンを吸引して移動させ、流路を
閉じるようにした電磁ポンプが知られている(実
公昭43−29906号)。しかしながら、このような電
磁ポンプは補助ピストンが励磁コイルの軸心から
大きくずれた側方に配置されているため、構造が
複雑になるとともに形が大きくなるという欠点が
あつた。
この考案は従来のこのような欠点を解消するた
めになされたもので、その目的とするところは、
常開バルブ装置が簡単な構造でコンパクトに一体
に組込まれポンプ動作と連動してこのバルブが閉
じるようにした電磁ポンプを提供することにあ
る。
以下、この考案を図面によつて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案に係る電磁ポンプの一実施例
の縦断面図である。図において、非磁性材からな
る主シリンダ1は一方の端が本体ブロツク2の凹
部に挿入して固定され、他方の先端にはキヤツプ
形の封止体3が密着状に取付けられている。ま
た、主シリンダ1の外周には励磁コイル4を巻回
したコイルボビン5が配置されており、この励磁
コイル4を囲むように磁性材からなるカツプ形状
のヨーク6および円板形のヨーク7が設けられ、
それぞれ本体ブロツク2にねじ等により固定され
ている。
一方、主シリンダ1内の奥(図で上方)には軸
方向に移動自在に可動磁心8が収容されている。
この可動磁心8は、中心孔10aを有するカツプ
形に形成された磁性材からなり、その周面に90゜
間隔で軸方向に沿つて形成された4個の外部通路
となる外周部通路9を有する外部磁心10と、前
記中心孔10aに挿入され外部磁心10に同心状
に固定された円筒状の磁性材からなる内部磁心1
1とからなる。内部磁心11の円筒内には軸方向
に貫通して中心部通路12が形成され、この中心
部通路12には軸方向に間隔をおいて円筒体13
と円筒形のシート体14が挿入され固定されてい
る。このシート体14にはスプリング15によつ
てゴムボール16がシートされており常時はその
通路を閉じている。これらのシート体14、ゴム
ボール16およびスプリング15によつてチエツ
キ弁が構成される。
また、主シリンダ1内の中央部には、中心に軸
方向に貫通する中心部通路17が形成され、外周
面には90゜間隔で軸方向に沿つて4個の外部通路
となる外周部通路18が形成された円筒状の磁性
材からなる固定鉄心19が挿入され固定されてい
る。この中心部通路17には円筒形のシート体2
0が挿入され固定されており、このシート体20
にはスプリング21によつてゴムボール22がシ
ートされ常時はその通路を閉じている。これらの
シート体20、ゴムボール22およびスプリング
21によつてチエツキ弁が構成される。また、中
心部通路17の上方の開口部17aは広く形成さ
れ、ここに非磁性材からなる内部シリンダ23が
挿入され固定されている。この内部シリンダ23
内には前記可動磁心8の内部磁心11が摺動自在
に収容されるようになつている。なお、可動磁心
8の外部磁心10は主シリンダ1に摺動自在に収
容されている。
そして、可動磁心8と固定磁心19の間にはス
プリング24、可動磁心8と封止体3との間には
スプリング25がそれぞれ介在されている。スプ
リング24はスプリング25よりばね定数が大き
く設定され、可動磁心8は固定磁心19に対して
軸方向に一定の間隔をもつて対向するように配置
されている。
一方、固定磁心19の下方の部分の外周面は外
周部通路18が形成された部分よりは外径が小さ
く形成されており、ここに非磁性材からなる内部
シリンダ26がはめ込まれ固定されている。そし
て、この内部シリンダ26と主シリンダ1との間
には外周部通路となる円筒状の空間27が形成さ
れる。この空間27内のヨーク7に対向する位置
には磁性材からなるリング磁心28が配置されて
いる。このリング磁心28はリングの一部が欠除
され通路が形成されている。そして、外周部通路
18に連通する前記空間27の下方の端は、本体
ブロツク2に形成された通路29を経て吐出口3
0に接路されている。また、固定磁心19の中心
部通路18の下方開口部は、同じく本体ブロツク
2に形成された通路31を経て吸引口32に接路
されている。
また、通路29と31の間には本体ブロツク2
内に中心部通路17とほぼ同心状に通路33が形
成されており、この通路33内には円筒形のシー
ト体34が固定され、さらに通路33の内径より
小さい外径を有するゴム体35がスプリング36
により押されてシート体34に接触してシートす
るようにゆるく軸方向に移動自在に収容されてい
る。一方、内部シリンダ26内には軸方向に貫通
した複数の中心部通路孔37を有する可動吸引磁
心38が軸方向に移動自在に設けられており、こ
の可動吸引磁心38と固定磁心19の下端面との
間にはスプリング39が介在されている。また、
可動吸引磁心38の下面中心には連結ロツド40
が固定されており、この連結ロツド40の先端は
シート体34を貫通してゴム体35の上面を押す
ようになつている。ここで、スプリング39はス
プリング36よりばね定数が大きく設定されてい
るため、常時は可動吸引磁心38はスプリング3
9に付勢されて下方に移動し緩衝材41に当接し
ている。可動吸引磁心38がこの位置にある場
合、ゴム体35は連結ロツド40に押されてスプ
リング36に抗して下方に移動しシート体34か
ら離れて通路を開くようになつている。したがつ
て、これらのシート体34、ゴム体35によつて
バルブ本体が構成され、さらにバルブ本体、スプ
リング36、可動吸引磁心38、スプリング39
および連結ロツド40によつて常開バルブ装置が
構成される。
なお、42,43,44,45はそれぞれ流体
の漏れを防ぐためのOリングである。
第2図は外部磁心10の斜視図、第3図は固定
磁心19の斜視図、第4図はリング磁心28の斜
視図である。
第3図において、19aはOリング43を入れ
るための溝であり、第4図において、28aはリ
ング磁心28の一部が欠除されて形成された通路
である。
次に、このように構成された電磁ポンプの動作
について説明する。
励磁コイル4には、商用交流を半波整流した電
流、または、発振器から出力される所定周期、所
定パルス幅のパルス状の電流が供給される。な
お、第1図は励磁コイル4に電流が流れていない
状態を示す。ここで、励磁コイル4は電流が流れ
ると励磁されて、ヨーク6,7、リング磁心2
8、可動吸引磁心38、固定磁心19および可動
磁心8からなる磁気回路に磁束が流れ、磁化され
た可動磁心8はスプリング24に抗して固定磁心
19側に吸引され第1図で下方に移動する。同時
に、磁化された可動吸引磁心38はスプリング3
9に抗して固定磁心19側に吸引され上方に移動
するため、連結ロツド40も上方に移動しゴム体
35はスプリング36に押されてシート体34に
シートし通路33は閉じる。そして、可動磁心8
の下方移動により、ゴムボール16は開きゴムボ
ール22は閉じるため、ゴムボール16と22間
にある流体は中心部通路12に入り、中心部通路
12に入つていた流体は封止体3によつて形成さ
れたシリンダ1の先端部の室に入る。したがつ
て、この室の流体は順次押されて外周部通路9,
18、シリンダ1と内部シリンダ26により形成
されたリンク状空間27およびリング磁心28の
通路28aを通つて通路29から吐出口30に吐
出される。次に、励磁コイル4に流れていた電流
がしや断されると、可動磁心8は吸引力がなくな
るためにスプリング24の復帰力により第1図で
上方に移動し元の位置に戻る。このとき、ゴムボ
ール16は閉じゴムボール22は開くため、負圧
となつたゴムボール16と22の間の室に吸引口
32から通路31を通つて流体が入つてくる。し
たがつて、励磁コイル4に断続電流が流れると以
上の動作が繰り返され可動磁心8は往復移動す
る。なお、励磁コイル4に流れていた電流が前記
のようにしや断されたとき、可動吸引磁心38は
弱い残留磁界を有するような材料で作られてお
り、またスプリング39もスプリング24に比し
てばね定数が小さく設定されているので、短時間
の電流しや断では可動吸引鉄心38は復帰せず、
通路33は閉じたままの状態となる。
以後、可動磁心8の往復移動によつてこのポン
プ動作が連続して行なわれ、しかもこの動作中は
ゴム体35がシート体34にシートして通路33
を閉じているため、流体は吸引口32から流入し
て吐出口30から流出される。なお、励磁コイル
4に流れる電流が完全にしや断されると、可動吸
引鉄心38はスプリング39の力で復帰し通路3
3は開いた状態となる。
この電磁ポンプでは、シリンダの下方の端の中
心部に吸引側の入口が形成され、その外周部に吐
出側の出口が形成されているために同一面から直
接流体の吸引、吐出ができ、シリンダの上方の端
からシリンダ外部に形成した別の通路を経て流体
を前記下方の端まで導く必要がなくなる。
そして、この電磁ポンプは、非動作時は常開バ
ルブ装置によつて吸引口と吐出口は連通されてい
るが、励磁コイルに電流が供給されると、常開バ
ルブ装置のバルブ本体が閉じて通常のポンプ動作
が行なわれる。
以上の実施例では、中心部通路を吸引側、外周
部通路を吐出側にしたが、これを逆にすることも
できる。この場合、チエツキ弁の動作方向を逆に
することはいうまでもない。
このように、この考案に係る電磁バルブによる
と、常開バルブをポンプと一体に形成でき、しか
も常開バルブはポンプ動作中は励磁コイルに付勢
されて閉じるため、別個に励磁駆動用のコイルを
設ける必要がなくなり、また、シリンダ、固定磁
心、可動磁心および常開バルブ装置を励磁コイル
の軸心上に配置したため、構造が簡単になつてコ
ストが低減されるとともに形状も小形になり、し
かも消費電流も減少するという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電磁ポンプの一実施例
の縦断面図、第2図は外部磁心の斜視図、第3図
は固定磁心の斜視図、第4図はリング磁心の斜視
図である。 1……主シリンダ、2……本体ブロツク、3…
…封止体、4……励磁コイル、6,7……ヨー
ク、8,38……可動磁心、9,18……外周部
通路、10……外部磁心、11……内部磁心、1
2,17……中心部通路、14,20,34……
シート体、15,21,24,25,36,39
……スプリング、16,22……ゴムボール、1
9……固定磁心、23,26……内部シリンダ、
29,31,33……通路、30……吐出口、3
2……吸引口、35……ゴム体、40……連結ロ
ツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 非磁性材からなるシリンダ内に固定磁心と励
    磁コイルで付勢される可動磁心とを設け、前記
    シリンダ内において前記可動磁心に互いに隔離
    された中心部通路および外周部通路をそれぞれ
    形成するとともに、前記中心部通路および外周
    部通路にそれぞれ連通する通路間に前記励磁コ
    イルの付勢によつて閉じる単一の常開バルブ装
    置を設け、前記シリンダ、固定磁心、可動磁心
    および常開バルブ装置を前記励磁コイルの軸心
    上に配置してなる電磁ポンプ。 (2) 前記常開バルブ装置は、前記シリンダ内で前
    記固定磁心によつて吸引される位置に設けた可
    動吸引磁心と、バルブ本体と、このバルブ本体
    と可動吸引磁心とを結合する連結ロツドとから
    構成される実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電磁ポンプ。 (3) 前記常開バルブ装置は、前記固定磁心と可動
    吸引磁心間に設けた第1のスプリングと、前記
    バルブ本体を閉じるように作用し前記第1のス
    プリングより小さいばね定数を有する第2のス
    プリングとを備えた実用新案登録請求の範囲第
    2項記載の電磁ポンプ。
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JP5093090B2 (ja) 2008-12-25 2012-12-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 電磁弁装置および動力伝達装置
JP5093169B2 (ja) * 2009-03-24 2012-12-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 電磁弁装置

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