JP3016055B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ

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JP3016055B2
JP3016055B2 JP5172795A JP17279593A JP3016055B2 JP 3016055 B2 JP3016055 B2 JP 3016055B2 JP 5172795 A JP5172795 A JP 5172795A JP 17279593 A JP17279593 A JP 17279593A JP 3016055 B2 JP3016055 B2 JP 3016055B2
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coil
casing
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electromagnetic actuator
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和宏 太田
健利 望月
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁やスイッチを作動す
るのに用いられる電磁アクチュエータに関し、特に、コ
イルと、このコイルを収容、支持する磁性体のケーシン
グと、このケーシングの一端に連結してコイルの中空部
に突入する固定コアと、コイルの励磁により固定コアに
吸着される可動コアとを備えた電磁アクチュエータの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる電磁アクチュエータは、例えば実
開平3−25083号公報に開示されているように、既
に知られており、上記のように固定コアをコイルの中空
部に突入させて配設すると、コイルの励磁時、可動コア
及び固定コア間に磁束が直線的に走り、大なる吸引力が
得られるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のかゝる電磁アク
チュエータでは、ケーシングの一端に中実の固定コアを
固着していたので、その製作に当っては、ケーシング及
び固定コアを個別に製作する工程、及びそれらを結合す
る工程が必要であり、生産能率が低い。その上、中実の
固定コアの採用によりアクチュエータの重量が比較的重
くなっている。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、従来通りの吸引力を確保しながら、ケーシング及
び固定コアの一体成形化を可能にして製作を容易にし、
しかも軽量化を図った電磁アクチュエータを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コイルと、このコイルを収容、支持する
磁性体のケーシングと、このケーシングの一端に連結し
てコイルの中空部に突入する固定コアと、コイルの励磁
により固定コアに吸着される可動コアとを備えた電磁ア
クチュエータにおいて、前記ケーシングは、一端に閉塞
端壁を一体に有する有底筒状に形成され、その閉塞端壁
の中心部には、外面が該閉塞端壁の平坦な外端面の内周
縁よりコイル側に凹入すると共に内面がコイルの中空部
に突入嵌合した中空カップ状の前記固定コアが成形され
ことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1において、電磁スプール弁1は、電磁
アクチュエータ2と弁ユニット3とからなっている。そ
の電磁アクチュエータ2は、ボビン4に巻装されたコイ
ル5と、これを収容する磁性体のケーシング6とを備え
る。ケーシング6は一端に閉塞端壁6aを有すると共に
他端を開放した有底円筒状をなしており、その閉塞壁6
aの中心部には、外面7oが該閉塞端壁6aの平坦な外
端面の内周縁よりコイル5側に凹入すると共に内面7i
がコイル5の中空部に突入した中空カップ状をなす固定
コア7成形される。即ち、ケーシング6及び固定コア
7はプレス加工により一体成形される。そして、その固
定コア7はコイル5の中空部に突入するようボビン4の
内周面にその中間深さまで嵌合される。またボビン4の
残余の内周面にはスリーブ8が嵌合される。このスリー
ブ8は非磁性体であって、一端に閉塞端壁8aを有する
有底円筒状をなし、その閉塞端壁8aは前記固定コア7
の端壁に重ねられる。
【0008】ケーシング6の開放端には磁性体のヨーク
板9が接合され、これによってボビン4及びスリーブ8
がケーシング6内に保持される。
【0009】また弁ユニット3は、外周に複数の接続ポ
ートP1 〜P5 を有する支持体10と、この支持体10
の有底円筒状ハウジング孔11に装着される弁筒12
と、この弁筒12の弁孔13に摺動自在に密合するスプ
ール弁体14とを備える。支持体10は非磁性体であっ
て、その一端には、ケーシング6の開放端のフランジ6
bが前記ヨーク板9を挟んだ状態でボルト16により固
着される(図2参照)。
【0010】弁筒12は磁性体であって、その一端に形
成された、電磁アクチュエータ2の一要素となる案内筒
部17は前記ヨーク板9を貫通して前記スリーブ8にシ
ール部材18を介して嵌合される。またこの弁筒12
は、案内筒部17に連なる段部19をヨーク板9に当接
させた状態で保持されるもので、その保持のために、ハ
ウジング孔11の底部に画成された油室20には、弁筒
12をヨーク板9側へ付勢する保持ばね21が収納され
る。
【0011】この弁筒12には、スリーブ8内に開口す
る案内孔22が形成されており、この案内孔22は段部
23を介して前記弁孔13に連なる。また弁筒12に
は、前記弁孔13を前記接続ポートP1 〜P4 に連通す
る複数の通孔H1 〜H4 が設けられる。
【0012】図示例ではスプール弁体14は磁性体であ
って、その一端には、前記案内筒部17に摺動自在に嵌
合して前記固定コア7に対向する、電磁アクチュエータ
2の一要素である可動コア25が小径の頸部26を介し
て一体に連設される。
【0013】頸部26のスプール弁体14側端部には前
記段部23に当接するサークリップがストッパ27とし
て係止され、このストッパ27を前記段部23との当接
方向へ付勢する戻しばね28がスリーブ8及び可動コア
25間に縮設される。而して、ストッパ27が段部23
に当接しているとき、可動コア25は一定の間隔をあけ
て固定コア7に対向するようになっている。
【0014】スプール弁体14及び可動コア25には、
それらの中心を貫通する一連の縦孔29が穿設され、ま
た頸部26には、縦孔29と交差する十字状の横孔30
が頸部26外周面に開口するように穿設される。
【0015】尚、前記油室20は接続ポートP5 を介し
て図示しないリザーバに連通される。
【0016】次にこの実施例の作用について説明する。
【0017】コイル5に通電すれば、その励磁により生
じた磁束が、図1に矢印で示すように、ケーシング6、
ヨーク板9、案内筒部17、可動コア25、固定コア
7、ケーシング6へと順次走り、それに伴い生じた吸引
力により可動コア25が固定コア7に吸着されるので、
それと同時にスプール弁体14が作動して接続ポートP
1 〜P5 の連通、遮断状態が切換えられる。
【0018】このとき、スリーブ8内の空所、案内筒部
17内の空所及びハウジング孔11の油室20の相互間
で、縦孔29及び横孔30を介して流体が移動するの
で、可動コア25及びスプール弁体14の作動は何等妨
げられない。
【0019】ところで、固定コア7は、ケーシング6の
閉塞端壁6aに一体成形されたものであるが、カップ状
をなしてコイル5の中空部に所定の中間深さまで突入し
ているので、コイル5の励磁時、可動コア25から固定
コア7にかけて磁束が直線に近い状態で走るので、その
間に発生する吸引力は前記従来のものに比し遜色がな
い。しかも固定コア7は中空であるから重量軽減にも寄
与する。
【0020】また可動コア25及びスプール弁体14は
磁性体により一体に形成されているが、可動コア25及
びスプール弁体14間には、それらより小径の頸部26
が存在し、しかもその頸部26には十字状の横孔30が
穿設されているので、断面積の絞り込みにより頸部26
には磁束が通りにくゝなっており、これによりスプール
弁体14への磁束の影響をなくし、若しくは著しく少な
くすることができるので、スプール弁体14への作動流
体中の鉄粉類の吸着を防ぐことができる。
【0021】上記実施例においては、本発明の要旨を逸
脱することなく、種々の設計変更が可能である。例え
ば、スプール弁体14を非磁性として、これに別体の可
動コア25を連結することもできる。また案内筒部17
を弁筒12の本体から分離し、その案内筒部17をヨー
ク板9と一体化すると共に、弁筒12を非磁性体とする
こともできる。
【0022】また電磁アクチュエータ2はスイッチの作
動用としても用いることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケーシン
グの閉塞端壁の中心部を固定コアとしたので、ケーシン
グ及び固定コアの一体成形が可能となり、これを能率良
く生産してコストの低減に寄与することができる。また
特に上記固定コアは、外面がケーシング閉塞端壁の平坦
な外端面の内周縁よりコイル側に凹入すると共に内面が
コイル中空部に突入嵌合した中空カップ状に形成される
ので、可動コアを軸方向に特別長くしたり或いは固定コ
アを軸方向に特別厚肉にしなくても、その両コア間を軸
方向に無理なく近づけることが可能となり、従って、
来のものと同等の十分な吸引力を確保しつゝ、両コアの
軽量化に大いに寄与することができる。しかも固定コア
は、その外面がケーシング閉塞端壁の平坦な外端面の内
周縁よりコイル側に凹入していて、その外端面外方に張
り出してはいないので、アクチュエータの小型化にも併
せて寄与することができる。更にその固定コアの外面凹
部は、コイル中空部に対応して深く形成できるため、該
固定コアの外表面積、即ち放熱面積を極力広く確保する
ことができて、アクチュエータの放熱性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁アクチュエータを備えた電磁スプ
ール弁の縦断面図(図2の1−1線断面図)
【図2】上記電磁スプール弁の平面図
【符号の説明】
2 電磁アクチュエータ 4 ボビン 5 コイル 6 ケーシング 6a 閉塞端壁 7 固定コア 25 可動コア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル(5)と、このコイル(5)を収
    容、支持する磁性体のケーシング(6)と、このケーシ
    ング(6)の一端に連結してコイル(5)の中空部に突
    入する固定コア(7)と、コイル(5)の励磁により固
    定コア(7)に吸着される可動コア(25)とを備えた
    電磁アクチュエータにおいて、前記ケーシング(6)は、 一端に閉塞端壁(6a)を一
    体に有する有底筒状に形成され、 その閉塞端壁(6a)の中心部には、外面(7o)が該
    閉塞端壁(6a)の平坦な外端面の内周縁よりコイル
    (5)側に凹入すると共に内面(7i)がコイル(5)
    の中空部に突入嵌合した中空カップ状の前記固定コア
    (7)が成形されることを特徴とする、電磁アクチュエ
    ータ。
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