JPH0219559Y2 - - Google Patents

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JPH0219559Y2
JPH0219559Y2 JP13010383U JP13010383U JPH0219559Y2 JP H0219559 Y2 JPH0219559 Y2 JP H0219559Y2 JP 13010383 U JP13010383 U JP 13010383U JP 13010383 U JP13010383 U JP 13010383U JP H0219559 Y2 JPH0219559 Y2 JP H0219559Y2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えばデイーゼルエンジンの回転数
を制御する電子制御式ガバナに関し、特に最低ア
イドル回転の安定性の向上と走行時の応答性を両
立させた電子制御式ガバナを提供しようとするも
のである。
<従来技術> デイーゼルエンジンには周知のようにガバナが
設けられ、ガバナによつて燃料の供給量を制御
し、エンジンの回転が漸次上昇して暴走状態に至
ることを防止し、常に負荷とエンジンの軸出力と
が平衡状態となるようにしている。
従来は機械式ガバナが用いられているが、機構
の簡素化と、性能向上等を目的として最近は電子
制御式ガバナが採用され始めている。
こゝで一般に考えられている電子制御式ガバナ
の構成及びその動作について予め説明する。第1
図に電子制御式ガバナの構成を示す。図中101
はマイクロコンピユータを示す。マイクロコンピ
ユータ101は周知のように中央処理装置102
と、RAM(ランダムアクセスメモリ)103と、
ROM(リードオンリーメモリ)104、入力ポ
ート105、出力ポート106と、これら相互間
を接続するバスライン107とによつて構成され
る。
入力ポート105にはエンジンの回転速度を表
わす信号108と、アクセル109の踏込位置を
表わすアクセス位置信号111と、アイドル回転
数を決める設定信号NeAとが入力される。
出力ポート106には燃料噴射ポンプ118の
噴射量を制御するサーボ装置113を接続する。
サーボ装置113はラツク位置制御回路114
と、ラツク116を駆動する駆動手段115と、
ラツク位置センサ117とにより構成される。
つまり燃料ポンプ118には第2図に示すよう
に燃料の噴射量を制御するラツク116を有す
る。このラツク116をポンプ118の内部に向
つて押込むとき燃料の噴射量が増量され、ラツク
116をポンプ117から引き出す方向に移動さ
せると燃料の噴射量が減量される。ラツク116
は駆動手段115によつて駆動される。駆動手段
115はこの例では電磁ソレノイドによつて構成
した場合を示す。電磁ソレノイドの可動子119
はリンク機構121を介してラツク116に結合
され、可動子119の動きがラツク116に伝達
される。
リンク機構121はバネ122により反時計方
向に偏倚力が与えられる。この偏倚力によりラツ
ク116を燃料減方向に偏倚させている。駆動手
段115の可動子119には例えばコイル123
が巻装され、このコイル123と筒状磁石124
とによりコイル123に与えられる電流に比例し
た反発力を発生し、この反発力によりリンク機構
121を時計方向に回動させ、燃料増方向に制御
する。
ラツク116にはラツク位置センサ117が取
付けられ、このラツク位置センサ117の検出信
号が第1図に示すようにラツク位置制御回路11
4に帰還され、サーボループが構成される。
従つてマイクロコンピユータ101の出力ポー
ト106からラツク位置制御回路114にラツク
位置制御信号126が与えられると駆動手段11
5に励磁電流が与えられ、その励磁電流により可
動子119が駆動され、その駆動によりラツク位
置センサ117からラツク位置信号127が出力
され、このラツク位置信号127とラツク位置制
御信号126とが平衡するようにラツク116の
位置が制御される。
マイクロコンピユータ101のROM104に
は第3図、第4図、第5図に示すようなマツプ3
01,401,501が用意されている。第3図
に示すマツプ301はガバナ特性を与えるマツプ
である。このガバナ特性を与えるマツプ301は
エンジン回転速度Neとアクセル位置A0,A1,A2
……AMとにより燃料供給値Qを読み出す。マツ
プ301上にはアクセル位置A0〜AMの特定のア
クセル位置をパラメータとした燃料供給値Qを記
憶しているが、これら特定のアクセル位置A0
A1,A2,……AMの各間の燃料供給値Qは補間に
より算出するものとする。
入力ポート105に与えられた回転速度信号1
08と、アクセル位置信号111により第3図に
示すマツプ301をアクセスし、そのときのアク
セル位置と回転速度Neとにより燃料供給値Qを
読出す。
第4図に示すマツプ401は燃料供給値制限マ
ツプを示す。ガバナ特性を与えるマツプ301か
ら読出された燃料供給値Qと回転速度信号がこの
燃料供給値制限マツプ401に与えられ、回転速
度で決まる燃料供給値の最大曲線Qmとマツプ3
01から読出された供給値Qとが比較され、供給
値Qが最大曲線Qmを越えているときは、最大曲
線Qm上の値に制限し、最大曲線Qm以下である
ときはそのまま第5図に示すラツク位置マツプ5
01に与えられる。
第5図に示すラツク位置マツプはエンジンの回
転速度値Neと、マツプ301から読出された燃
料供給値Q又は制限値Qmとからラツク116の
目標位置を読出す。つまり回転速度Ne1と供給量
Q1とにより目標ラツク位置M1が読出される。こ
の目標ラツク位置M1が出力ポート106を通じ
て第1図に示したサーボ装置113に与えられ、
ラツク116の位置がM1となるように制御され
る。
このような構成によりラツク位置が制御されエ
ンジンの回転速度が自然上昇しようとしたときマ
ツプ301のガバナ特性により燃料供給値Qが抑
制され回転速度の上昇が抑えられる。また回転速
度が実然低下しようとするとマツプ301のガバ
ナ特性により燃料供給値Qが増加方向に制御さ
れ、回転速度の低下が抑制される。
ところでアクセルペタルを踏み込まない位置
A0においてエンジンを空転させたとき、つまり
アイドリング状態において、エンジン毎に各部の
摩擦の具合等により回転速度にバラツキが発生す
る不都合がある。
このため電子制御式ガバナでは入力ポート10
5にアイドル回転数を決める設定値NeAを与え、
アイドリング時にはエンジンの回転速度Neが設
定値NeAとなるように制御するようにしている。
つまりマイクロコンピユータ101では設定値
NeAと実回転速度信号108の値Neを比較し、
その比較の結果偏差値が生じたときは、その偏差
値を比例、積分、微分演算して補正値を得るよう
にし、その補正値をマツプ301から読出した燃
料供給値Qに加えて燃料供給量を補正し、回転速
度が設定値NeAとなるように制御している。
この補正動作はアクセル位置がA0でエンジン
回転速度Neが設定値NeAを中心に上下の或る範
囲内に入つたとき実行される。
<従来の欠点> このようにアイドル回転速度が設定値NeAとな
るように比例、、積分、微分演算により補正した
場合次のような欠点が生じる。
例えば走行中にギヤ操作を行なうためにアクセ
ルペタルを離し、ギヤ位置を転換するときエンジ
ンは或る時間経過するとアイドル回転数に近ず
く、このためエンジン回転速度Neが先に説明し
た範囲内に入り補正演算動作が実行され、エンジ
ン回転速度が設定値NeAとなるように制御が行な
われる。こゝでギヤ転換操作が完了し、クラツチ
が継がれてアクセルペタル109を踏み込みエン
ジンの回転を上昇させると、エンジン回転の上昇
に伴なつて比例及び微分演算の演算出力は直ちに
消滅し、影響を与えないが積分演算による影響が
遅れて発生する。この積分演算出力がマツプ30
1から読出された燃料供給値Qに加わり、この結
果加速中に減速制御が行なわれ加速性を悪化させ
る欠点がある。
<考案の目的> この考案はアイドル回転速度を規定する補正演
算動作により加速性を悪化させるような不都合を
解消することができる電子制御式ガバナを提供し
ようとするものである。
<考案の概要> この考案ではエンジン回転速度がアイドル回転
速度を決める設定値NeAより低下した場合に限つ
て補正演算を実行させるように構成したものであ
る。
<考案の実施例> 第6図にこの考案の一実施例を示す。この考案
においてはマイクロコンピユータ101に実回転
速度Neと設定値NeAがNe<NeAの関係にあるか
否かを判定する手段601を設け、この判定手段
601がNe<NeAを検出すると、NeA−Neの値
を比例、積分、微分演算し、その演算結果をマツ
プ301から読出した燃料供給量Qに加算する。
判定手段601の動作は実際にはROM104に
書込まれたプログラムによつて実行される。この
考案による電子制御式ガバナの動作を第7図にフ
ローチヤートとして示す。
<考案の効果> 上記したようにこの考案によれば、エンジンの
回転速度Neが設定値NeA以下になつたときだけ
回転速度Neと設定値との偏差NeA−Neを比例、
積分、微分演算し、その演算結果をマツプ301
から読出した燃料供給値Qに加算し、燃料供給量
を補正するように構成したから、エンジン毎に摩
擦の具合によつてアイドル回転数にバラツキが発
生したとしても、そのバラツキの範囲を設定値
NeAより低い領域になるように予め例えば燃料噴
射ポンプの噴射特性を設定しておくことにより、
設定値NeAより回転速度Neが低ければ演算動作
が実行され、その演算結果を燃料供給値Qに加算
して補正することができる。よつてアイドル回転
速度は必ず設定値NeAに安定し、どのエンジンも
この設定値NeAの回転速度で回転する。よつてア
イドル回転速度が均一なエンジンを容易に量産す
ることができる。
また走行中において例えばギヤ操作を行なう場
合にアクセルペタルから足を離したとしてもエン
ジンの回転速度が短かい時間内でアイドル回転速
度NeAより以下に低下することは殆んどないもの
と考えてよい。従つて走行中にアクセルペタルが
踏まれない状態となつてもアイドル回転速度を補
正するためのP・I・D演算動作が実行されるこ
とはない。よつて走行中に特に積分演算が実行さ
れることはないからアクセルペタルの踏み加減以
外の要因でエンジンの回転速度が変化することが
なく、応答性のよいエンジンを提供できる。
<考案の他の実施例> 第8図はこの考案の他の実施例を示す。この例
ではエンジンの冷却水温度を測定し、冷却水の温
度が設定値以下となつたときはアイドル回転速度
Neを高目に設定できるように構成した場合を示
す。
つまり低温時は始動後にエンジンを早急に暖め
る必要がある。このため冷却水温度が或る温度以
下であることを検出し、その検出により例えばマ
ツプ301を読出すためのアクセル位置情報に補
正を加えエンジンの回転速度が自動的に高目の回
転速度となるようにし、エンジンを早急に暖める
ように構成したものである。
従つてこの例では入力ポート105に水温セン
サ801から水温検出信号602を与える。一方
ROM104には第9図に示すようなマツプ90
1を用意する。このマツプ901は水温TWから
アクセル位置信号ACを読出す。水温がT2以上の
ときはアクセル位置信号ACはA0が読出される。
水温がT2以下になるとアクセル位置信号ACはそ
の値が漸次上昇し、温度T1で最高値AMとなる。
マイクロコンピユータ101は実アクセル位置
AIとマツプ901から読出されるアクセル位置
信号ACとを比較し、大きい値の方を選定し、そ
の大きい値のアクセル位置信号をマツプ301の
読出用に供する。
このように構成することにより水温がT2以下
になるとマツプ301に与えられるアクセル位置
信号はマツプ901から読出された信号ACとな
り、その値が水温TWの低下に伴なつて漸次上昇
するからマツプ301ではアクセル位置信号AC
の値が上昇することによつて選択するガバナ曲線
が例えばA1に移り読出される燃料供給値Qの値
が大きい値に変更される。この結果エンジンに供
給される燃料供給量が増加し、エンジンの回転速
度Neは上昇する。よつてそのときエンジンの回
転速度NeはNe>NeAとなり、アイドル回転速度
より高くなる。このときの回転速度は第10図に
示すようにマツプ301の例えばガバナ特性曲線
A1とエンジンの摩擦抵抗で規定される負荷曲線
1001との交点で決る回転数NeBに安定する。
エンジンが回転することにより水温TWが漸次
上昇すると、これに伴なつてマツプ901から読
出されるアクセル位置信号ACの値も漸次小さく
なり、マツプ301から読出される燃料供給値Q
はガバナ特性曲線A1からA0の間を補間して読出
される。水温TWが設定温度T2に達するとアクセ
ルペタル位置信号ACはAC=A0となり、アクセル
踏込量0%のガバナ曲線A0に至る。よつてこの
状態になるとマツプ301から読出される燃料供
給値Qは漸次低下し、これに伴なつてエンジンの
回転速度Neは漸次低下し、設定値NeAより低い
値となる。設定値NeAより低下すると先に説明し
た補正演算動作が実行され始めエンジンの回転速
度NeはNe=NeAの状態に制御される。
このようにこの第8図の実施例によれば周囲温
度、つまり水温TWが設定温度T2より低い場合は
エンジンのアイドル回転数が高目になるからエン
ジンを早期に暖めることができ、寒冷地での使用
に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子制御式ガバナの構成を説明
するためのブロツク図、第2図は電子制御式ガバ
ナの駆動部の構造を説明するための側面図、第3
図乃至第5図はマイクロコンピユータのROMに
書込んだ制御用マツプを説明するためのグラフ、
第6図はこの考案の一実施例を示すブロツク図、
第7図はこの考案の動作を説明するためのフロー
チヤート、第8図はこの考案の他の実施例を説明
するためのブロツク図、第9図は第8図の実施例
においてROMに書加えたマツプを説明するため
のグラフ、第10図は第8図の実施例の動作を説
明するためのグラフである。 101:マイクロコンピユータ、102:中央
処理装置、103:RAM、104:ROM、1
05:入力ポート、106:出力ポート、11
3:サーボ装置、118:燃料噴射ポンプ、30
1:ガバナ特性を与えるマツプ、601:エンジ
ンの回転速度が設定値NeA以下となつたことを検
出する判定手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクセル位置信号と、エンジン回転数検出信号
    とによりガバナ特性が書込まれたマツプから燃料
    供給データが読出され、その供給データにより燃
    料噴射ポンプのアクチユエータが制御されエンジ
    ンの回転数が規定されるように構成された電子制
    御式ガバナにおいて、アイドリング時にエンジン
    の回転数が目標回転数以下であることを検出する
    手段を設け、目標回転数以下の状態のときだけ回
    転数信号を少なくとも比例、積分演算して補正信
    号を得、この補正信号を上記燃料供給データに加
    算し燃料供給量を補正するように構成した電子制
    御式ガバナ。
JP13010383U 1983-08-22 1983-08-22 電子制御式ガバナ Granted JPS6038148U (ja)

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JP13010383U JPS6038148U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 電子制御式ガバナ

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JP13010383U JPS6038148U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 電子制御式ガバナ

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Publication Number Publication Date
JPS6038148U JPS6038148U (ja) 1985-03-16
JPH0219559Y2 true JPH0219559Y2 (ja) 1990-05-30

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JPS6038148U (ja) 1985-03-16

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