JPH02193B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 オフセツトウエブ印刷機における連続したウエ
ブ上の印刷は通常、インキと水とにさらされてい
る印刷表面を有する薄く柔軟なプレートの使用に
より行われる。このプレートロールは前記の柔軟
なプレートを前記プレートロールの外側表面につ
よく押し当てて保持するためのしめ付け機構を受
け入れるように全長を横切つて延びたみぞ孔を有
して製造されている。普通の状況においては、こ
のプレートは内方に曲げられたタブまたはフラン
ジをその各端部に有し、一方の端部のフランジは
前記みぞ孔により形成されている端縁に直接係合
しまた他方の端部のフランジは前記プレートを引
きしめるように前記しめ付け機構により係合され
る。他の例において、しめ付け機構がプレートの
両端部に係合してこれを所定位置に保持する準備
がなされている。

プレートロールとプレートしめ付け機構との製
造において、協同する隣接したブランケツトロー
ルとのみぞを設けられた区域の端縁の衝撃から生
ずる振動またははね返りを減ずるため前記みぞ孔
の隙間の幅をできるだけ狭くすることが望まし
い。だが狭い隙間が用いられている場合、今まで
はプレートロール担持リングを取り除いて前記し
め付け部分を取り換える必要があつた。プレート
ロール支持システムを部分的に分解することなく
しめ付け部分を除去することは今までは比較的に
広い隙間を有するロールに限られていた。

本発明の要約 本発明の主たる目的はプレートロールを支持構
造体から分解する必要なくプレートロールから除
去されることのできる隙間の幅の狭いプレートし
めつけ機構を提供することである。

本発明の付加的目的はプレートロールが普通の
作動位置にある間に、プレートロールの狭い隙間
に挿入し且つ除去されることのできるトグルとカ
ム機構を有する改善されたプレートロールしめつ
け機構を有する改善されたプレートロールしめつ
け機構を提供することである。

本発明のその他の目的および利点は一部は明ら
かでありまた一部は添付図面についての以下の説
明で明らかとなるであろう。

本発明のよりよき理解のため、添付図面特に第
１図が引用されるが、この図において符号１０は
印刷機プレートロールの破り取られた一断片を示
している。プレートロール１０は可撓性のプレー
ト１２（第２図）を表面上に装架されるようにさ
れた外側表面１１を有している。プレートロール
１０はロール１０の幅全体を横切つて延びる長手
方向のみぞ１５を形成されている。また上記長手
方向のみぞ１５は比較的に狭い寸法、たとえば
12.7mmの隙間１６を有している。みぞ１５は図の
曲率半径を提供する形の底部表面１７を有してい
る。みぞ１５の側壁は前記ロール表面から内方に
また相互に関して外方に延びた上方部分１８と、
前記ロールの内方にまた相互に関して内方に延び
た下方部分とにより画定されている。上記壁をこ
のように形成することで、前記しめ付け機構がプ
レート１２を固定した場合弓形状の運動のため必
要な余地を有することができるように、隙間１６
より著しく幅の広い大きな容積が前記ロール内に
提供される。

再度添付図面において、底部表面１７は細長い
カム２５を受け入れているがこのカムは自由に回
転できるように底部１７の曲率半径に一致する曲
率半径を有している。カム２５は全体を符号２６
で示されているほぼＶ形状の切欠き部分を設けら
れている。

上端部の部分がプレートをしめつけるのに必要
な余地を提供するため符号３１で示されているよ
うに肉取りされている点を除いて横断面が実質上
三角形状をなしたトグル３０が壁１７，１８およ
び１９により画定された空洞内に装架されてい
る。さらにその上、前記トグル上の底部表面３２
は弓形状にされ且つカム２５の外側表面と一致さ
せる曲率半径を有している。２つの表面３２が一
線に集つて、トグル３０の厚さの実質上中点に位
置決めされているエツジ３３を画定する。Ｕ形状
のばね３５がトグル３０上に装架され、且つ上記
ばねの上端部３６は相互に向けて屈曲されてい
る。Ｕ形状のばねがこのように屈曲されているこ
とで、前記プレートを固定位置に保持するのにプ
レートの必要な係合を提供する。

再び第２図において、プレート１２が突起部
（タング）４０を各端部に形成されている。プレ
ートが装架されるべきである場合、突起部４０の
１つが隙間１６を画定しているプレートロール端
縁の１つに係合し、また他方の突起部がばね部材
３５上のフランジ３６により係合される。

プレート固定機構をプレートロール１０の空洞
１５内に配置することが望まれる場合は、カム２
５が回わされて、切欠き部分２６が隙間１６を形
成している端縁の１つの上に横置するようにされ
る。さすればカム２５は回転されることができて
上記隙間をふれずに通過し且つ下方の壁１７と協
同する相互関係に挿入されることができる。カム
２５の直径は前記プレートを締付けるのに可能な
最大限のトルクを提供するように隙間１６の幅を
超過することは注目されるべきである。カム２５
の挿入後、トグル３０が隙間１６を通して下向き
に挿入され且つセンターリングばねにより第１図
の所定位置に保持される。上記のセンターリング
ばねはこの工業では普通であり、したがつて当業
者には周知されているので図示されていない。ト
グル３０が第１図に図示されている位置に挿入さ
れた後には、カム２５は回転されることが可能で
あり、したがつて上記トグルはたとえば第２図に
図示されているしめつけ位置を占有するように一
方向または他方向に押しつけられる。図面で判る
ように、カム２５の反時計方向の運動でトグル３
０が時計方向に回転され、それによりばね３０の
左方の突起部３６がプレート１２のタブ４０と係
合せしめられ、かくして上記プレートをロール１
０の外側表面に固定する。

【図面の簡単な説明】

第１図はプレート回転胴の一部分の部分的断面
図で、解放位置における改善されたプレートしめ
付け機構を示した図、第２図は係合位置における
しめ付け機構を示した以外は第１図に類似した図
である。 １０……印刷機プレートロール；１１……プレ
ートロール外側表面；１２……可撓性のプレー
ト；１５……長手方向のみぞ；１６……隙間；１
７……底部表面；１８……上方部分；１９……下
方部分；２５……細長いカム；２６……Ｖ形状の
切欠き；３０……トグル；３１……肉取り；３２
……底部表面；３３……エツジ；３５……Ｕ形ば
ね；３６……上端部；４０……突起部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 可逆輪転胴のためのプレート締着装置におい
   て、各端部に装架用突起部を有する可撓印刷プレ
   ートを支えるためのプレートロールで、長手方向
   のみぞを形成されているロールと；円の曲率半径
   を有する前記みぞ内の底部表面と；前記底部表面
   により画定される容積よりも大きい容積を画定す
   る前記みぞ内の側壁と；前記プレートロールのみ
   ぞを内に置かれた円形のカムで、前記底部表面の
   曲率半径にほぼ等しい曲率半径の弓形状の表面を
   備え、この弓形状の表面が前記底部表面に合致
   し、また該カムの長さに沿つて走る切欠き部分を
   有するカムと；前記プレートロールのみぞ内に置
   かれた棒状のトグルで、前記カムの回転に伴つて
   前記カムの弓形状の表面と合致してトグルを傾動
   姿勢に保持する１対の下表面を有する棒状のトグ
   ルと；前記トグル上に装架されたほぼＵ形状のば
   ねで、プレートに係合してこのプレートを前記ロ
   ール上の所定位置に保持するための上方自由端部
   を備えるばねとを組み合せて有するプレート締着
   装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のプレート締着装
   置において、前記トグル上の前記１対の下表面が
   １線に集まつて前記トグルの厚さの中点に位置決
   めされたエツジを画定するプレート締着装置。 ３ 特許請求の範囲第１項記載のプレート締着装
   置において、前記Ｕ形状のばねの自由上端部に最
   も近い前記トグルの端部が軽減されているプレー
   ト締着装置。