JPH04224954A

JPH04224954A - 狭い間隙のプレート取付け装置および方法

Info

Publication number: JPH04224954A
Application number: JP9181191A
Authority: JP
Inventors: Albert Gevis; アルバート　ゲビス
Original assignee: Rockwell International Corp
Current assignee: Boeing North American Inc
Priority date: 1990-04-24
Filing date: 1991-04-23
Publication date: 1992-08-14
Also published as: DE69104764T2; DE453794T1; EP0453794A1; CA2038809C; DE69104764D1; EP0453794B1; CA2038809A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は印刷プレートを印刷プレ
スの回転シリンダーに解除可能に連結するための印刷プ
レート取付け装置に関し、さらに詳しくは、印刷プレス
の回転シリンダーの表面の長手方向の取付け間隙内に保
持される印刷プレートの反対両端部にある尾部部材によ
って印刷プレートがシリンダーに取付けられるようにな
されている取付け装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】印刷プレスの回転シリンダーの表面の細
長い、長手方向の取付け間隙の内方の空所内に解除可能
に保持されるようになされた、印刷プレートの平らな可
撓性本体の反対両端部の尾部部材により、印刷プレート
を印刷プレスの回転シリンダーに取付けることは公知で
ある。

【０００３】このプレート、すなわちプレート本体と、
圧延鋼またはその他の適当な材料によってこのプレート
本体と一体的に形成される尾部部材とはともに約０．２
０３ないし３．０５ｍｍ（８ないし１２ｍｉｌ　）の厚
さを有する。この型式の公知の印刷プレートにおいては
、使用可能の最も小さい間隙の大きさは、プレートの厚
さの少なくとも１０倍である。特に、良好に作動するこ
とが知られている最も小さい間隙は厚さが約３．１２４
ｍｍ（１２３ｍｉｌ）である。

【０００４】回転シリンダーの表面のこのような間隙は
シリンダーの不平衡状態を生じさせ、高い印刷速度にお
いて筋目を生じる（ｓｔｒｅａｋｉｎｇ）傾向を有する
。間隙が大きい程振動が大きく、筋目を生じる問題も大
きくなることは知られている。従って、今まで可能であ
ったよりも間隙を小さくするか、間隙を全くなくすこと
に多くの努力がなされていた。

【０００５】公知の印刷プレート取付け組立体において
は、尾部部材はともに実質的に平らになされて印刷プレ
ート本体に対して鋭角に伸長している。先導縁部の尾部
部材は間隙内に挿入されて縁部の廻りに鉤止めされる。次にこの本体の反対端部の尾部部材が間隙に対向するよ
うに位置決めされるまで可撓性本体がシリンダーの廻り
に巻付けられるのである。次にこの反対端部の尾部部材
は先導縁部の尾部部材に沿うようにして間隙内に挿入さ
れて定位置に錠止めされるのである。

【０００６】公知の印刷プレートにおいては、これらの
間隙が大きくて、そのために錠止め機構が尾部部材の変
形を生じさせる恐れのある位置に尾部部材を保持するよ
うに尾部部材に屡長手方向の緊張、すなわち歪みを与え
ていたのである。このような変形は間隙内で尾部部材が
閉塞を生じるか、または間隙が比較的大きい時にも後で
の取外しを阻止する恐れがあるので、回避するのが望ま
しいのである。また変形がなくても、この間隙を約３．
１２４ｍｍ（１２３ｍｉｌ　）の最小間隙寸法よりも小
さくしようとする試みは、１つの尾部部材を、別の尾部
部材が既に挿入された後で間隙内に挿入するのを困難に
するのである。さらに、間隙寸法が小さいことは公知の
印刷プレートにおいては、挿入した後で尾部部材を取外
すのが不可能な程の困難を生じさせる恐れがあったので
ある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
、公知の印刷プレート取付け装置に比較して取付け間隙
の最小寸法を実質的に減少させることができ、また印刷
プレートを緊張させる錠止め機構を回避できるような印
刷プレート取付け装置を提供することである。

【０００８】また、尾部部材またはこの尾部部材が取付
けられている印刷プレート本体を歪みを生じさせずに尾
部部材を間隙内に保持するように作用する尾部部材錠止
め機構を使用した印刷プレート取付け装置を提供するこ
とも本発明の１つの目的である。

【０００９】

【課題を解決する為の手段】これらの２つの基本的な目
的は、一部分、印刷プレスのシリンダーの表面に取付け
るために１対の反対両端部の間を伸長する平らな本体を
有する印刷プレートを提供することによって達成される
のであるが、そのために狭い間隙のプレート取付け装置
を有する前記反対両端部にて前記本体を前記シリンダー
に保持するための取付け間隙によって前記印刷プレート
が回転シリンダーの表面に取付けられるのである。この
狭い間隙のプレート取付け装置は、前記反対両端部の一
方にあて前記平らな本体から離隔するように伸長して前
記取付け間隙内に受入れられる第１の、実質的に平らな
尾部部材および前記反対両端部の他方にあって前記平ら
な本体から離隔するように伸長して前記実質的に平らな
尾部部材とともに前記取付け間隙内に受入れられる第２
の尾部部材を含んでいて、この第２の尾部部材は公知の
平らな尾部部材とは異なって実質的に湾曲しているので
ある。

【００１０】この湾曲した形状は少なくとも近似的にイ
ンボリュートの形状、すなわち緊張した伸長しない索が
固定された平面曲線から巻解される時の索の上の固定点
の軌跡であるのが望ましい。望ましい実施例においては
、前記実質的に湾曲した尾部部材はこれの湾曲形状に近
似するように相互連結される多数の実質的に平らな尾部
部材部片を含んでいる。

【００１１】上述の目的はまた一部分印刷プレスのシリ
ンダー内にあって前記取付け間隙を通って受入れられる
前記尾部部材の内の実質的に湾曲した方の御と組合うた
めの実質的に湾曲された壁部を有する間隙と連通する空
所と、この空所内に前記湾曲した方の尾部部材を保持す
るようにこの湾曲された壁部に対して湾曲した方の尾部
部材を押圧する装置とを含む狭い間隙の取付け装置を提
供することによって達成されるのである。

【００１２】次に、印刷プレートを回転印刷プレスのシ
リンダーに取付ける改良された方法も提供されるのであ
るが、この方法は、印刷プレートの材料の反対両端部を
曲げて中間の平らな本体の反対両端部に１対の第１およ
び第２の取付け尾部部材を形成し、この第２の尾部部材
が湾曲形状に曲げられるようにし、前記第１の尾部部材
をシリンダーの取付け間隙内に挿入し、中間の平らな本
体をシリンダーの廻りに動かし、前記第２の、湾曲した
尾部部材を前記間隙の追尾縁部および前記第１の尾部部
材の間の間隙内に挿入する諸工程を含み、従来よりも遙
かに狭い間隙の使用を可能になすのである。望ましい実
施例においては、第２の尾部部材は近似的なインボリュ
ート形状に曲げられている。

【００１３】本発明の第２の目的を達成する場合には、
シリンダーに対する狭い間隙のプレート取付け装置も提
供されるが、この狭い間隙のプレート取付け装置は、シ
リンダー内にあってこの間隙から伸長して１対の尾部部
材に対して相対的に合致されて、間隙内にこれらの１対
の尾部部材が完全に挿入された時にこれらの尾部部材を
組合う重ね合わされた関係で受入れる１対の壁部を有す
る空所と、この空所内にあって、錠止め部材およびこの
錠止め部材を動かして尾部部材の一方をこれの組合う壁
部に対して実質的に垂直な方向に押圧して錠止め部材を
空所内に摩擦的に保持する装置を含む錠止め機構とを含
み、尾部部材に対する歪み作用を減少させるようになす
のである。

【００１４】

【実施例】本発明の上述の目的、利点および特徴が以下
に詳しく説明されるが、本発明のさらに他の目的、利点
および特徴は、添付図面を参照して以下に行われる望ま
しい実施例の詳細な説明によって明らかになる。図１お
よび図２を参照し、本発明の狭い間隙のプレート取付け
装置を組込んだ印刷プレート１０の望ましい実施例は、
１対の反対両端部１４および１６の間を伸長する平らな
本体１２を有するように示されている。この平らな本体
１２は可撓性の、圧延鋼または同様の、約０．２０３な
いし０．３０５（８ないし１１ｍｉｌ　）の厚さを有す
る材料によって作られている。両端部１４および１６の
間のこのプレート１０の長さは、この特別な実施例にお
いては約５３．３４ｃｍ（２１ｉｎ）になされたプレー
トシリンダー１８の円周に合致されている。この長さは
また約０．６１ないし１．５２５ｍ（２ないし５ｆｔ）
の間で変化され得るシリンダー１８の円周にも合致され
るのである。このプレート１０の平らな、弾性的な本体
１２は、これをシリンダー１８の表面の廻りに巻付ける
ことによって取付けられるのである。巻付けられた後で
、この本体は第１の尾部部材２２および第２の実質的に
湾曲した尾部部材２４を含む狭い間隙の取付け装置を含
む装置によって反対両端部にてシリンダー１８に対して
保持されるようになっている。

【００１５】第１の尾部部材２２は平らな形状で、この
平らな本体１２の上をこれから離隔するように伸長して
この本体とともに約４４°の鋭角を形成している。第１
の尾部部材２２の長さは９．１９５ｍｍ（０．３６２ｉ
ｎ）で、端部１４にてこの本体に対して０．３８１ｍｍ
（０．０１５ｉｎ）の半径を有する曲げ部によって接合
されている。

【００１６】反対端部１６にある第２の湾曲した尾部部
材２４もまたこの平らな本体１２から離隔するように伸
長して実質的に平らな尾部部材２２とともにシリンダー
１８の取付け間隙２０内に受入れられるようになってい
る。本発明においては、上述の目的が実質的に湾曲した
形状を有する第２の尾部部材を設けることによって達成
されるのである。

【００１７】製造が困難なことのために、前記実質的に
湾曲した形状は、第２の尾部部材の実質的に湾曲した形
状に近似させるように相互連結される多数の実質的に平
らな尾部部材部片２４Ａ，２４Ｂおよび２４Ｃを作るこ
とによって達成されるのである。図１に示される望まし
い実施例においては、３つの平らな尾部部材部片２４Ａ
、２４Ｂおよび２４Ｃが相互連結されてインボリュート
の形状に近似するようになされている。図１に示された
特別な印刷プレートにおいては、これらの部片２４Ａ，
２４Ｂおよび２４Ｃの長さはそれぞれ１．７２７ｍｍ（
０．０６８ｉｎ）、９．９８２ｍｍ（０．３９３ｉｎ）
および８．０７７ｍｍ（０．３１８ｉｎ）である。部片
２４Ａは本体１２に対して直角を形成し、０．２５４ｍ
ｍ（０．０１０ｉｎ）の半径の湾曲部を有する。中間の
部片２４Ｂは平らな本体１２に対して相対的に８７°を
形成し、遠い方の部片２４Ｃは平らな本体１２に対して
相対的に７０°を形成している。部片２４Ｂおよび２４
Ｃの開始点における湾曲部の最大湾曲半径は０．７６２
ｍｍ（０．０３０ｉｎ）である。このようにして尾部部
材２４に対して実質的に湾曲した形状に近似した形状を
与えるための特別な形状および寸法が具合よく成功した
が、これの代りに、本発明の利点を保有しながら種々の
変更が行われ得ることは理解されなければならない。

【００１８】図２をさらに参照し、シリンダー１８に組
合されるプレート取付け装置の特徴は、シリンダー１８
内にあって、実質的に湾曲された壁部２８を有する間隙
２０に連通する空所２６を含んでいることが判る。この
壁部２８の湾曲は実質的に湾曲した尾部部材２４に合致
して組合うように選択されている。図１の実質的に湾曲
した尾部部材２４に合致する実質的に湾曲された壁部２
８は、インボリュート曲線に近似するように湾曲した尾
部部材の部片２４Ａ，２４Ｂおよび２４Ｃにそれぞれ組
合う３つの平らな部分２８Ａ，２８Ｂおよび２８Ｃを有
する。何れにしても、尾部部材２４が間隙２０を通って
完全に挿入された時に、実質的に湾曲した尾部部材２４
が実質的に湾曲された壁部２８に対して具合よく合致す
るのである。

【００１９】図２に示されるように一旦定位置に配置さ
れると、回転錠止め機構の湾曲した、弾性的な錠止め部
材３０が実質的に湾曲した尾部部材２４の遠い方の部片
２４Ｃに押圧されてこれを湾曲された壁部２８に弾性的
に押圧して空所２６内に摩擦的に保持させるようになす
のである。この錠止め機構は、空所内でシリンダー１８
の軸線に平行な軸線の廻りに回転するように取付けられ
、空所２６の円筒形壁部２６Ａによって境界される錠止
めローター３２を含んでいる。図２に示される錠止め位
置から錠止め解除位置まで矢印３３の方向に回転される
時、弾性的な錠止め部材３０は湾曲された壁部２８から
係合を解除されるのである。

【００２０】この弾性的な錠止め部材３０は多数のねじ
３５によってローター３２に取付けられているが、これ
らのねじは取付けのために設けられているチャンネル３
６の下側に緊締されている。ローター３２は、このチャ
ンネルとは反対側に円筒形の壁部分３２Ａを有し、この
壁部が空所２６の組合う円筒形壁部分２６Ａ内に回転可
能に支持されている。

【００２１】湾曲した空所の壁部分２６Ａは間隙２０の
先導縁部２０Ａにて終端し、第１の平らな尾部部材２２
に合致する平らな壁部３４に接合されている。平らな壁
部３４はシリンダー１８の不規則形状の溝４０内に嵌合
される挿入体３８の側部に形成されていて、一方平らな
壁部分２８Ａ，２８Ｂおよび２８Ｃはこの溝４０の壁部
自体によって境界されている。

【００２２】図３を参照し、錠止めローター３２はシリ
ンダー１８の一端部で空所２６から滑動によって取外さ
れるように示されており、また調節ねじ４２の近くで錠
止めされるようになっている。

【００２３】さて、図３の調節ねじ４２の前面でシリン
ダーの軸線に垂直な断面で見た状態の図４を参照すれば
、ウォームギヤ４４が錠止めローター３２に連結されて
調節ねじ４２のねじを附された部分４２Ａに係合してい
る。従って、調節ねじ４２が一方の方向に回転される時
、ウォームギヤ４４、従って錠止めローター３２および
弾性的な錠止めアームが一方の方向の図２に示される錠
止め位置に回転される。調節ねじ４２が他方の方向に回
転される時、ウォームギヤ４４は錠止めローター３２を
図４に示される錠止め解除位置に動かすようになす。

【００２４】印刷プレート本体１２は最初に平らな尾部
部材２２を完全に間隙内に挿入し、次に本体１２をシリ
ンダー１８の廻りにその通常の回転方向に巻付けること
によってシリンダー１８に取付けられるのである。平ら
な本体が総てシリンダー１８の廻りに巻付けられた後で
、湾曲した尾部部材２４が間隙２０を通してこれの追尾
縁部２０Ｂおよび第１の平らな尾部部材２２の間に完全
に挿入されるのである。この狭い間隙は尾部部材を錠止
め機構上に引張ることによって尾部部材に歪みを与える
錠止め機構の必要性を排除するのである。従って、尾部
部材２４に対して垂直方向にだけ押圧する錠止め部材３
０が、湾曲した尾部部材２４および錠止め部材３０が整
合された後で壁部２８に対して湾曲した尾部部材２４を
保持するのに使用されるようになされるのである。

【００２５】上述にて特別な実施例が詳述されたが、特
許請求の範囲に限定されるような本発明の範囲から逸脱
しないで多くの変更が行われ得ることが理解されなけれ
ばならない。

【００２６】

【発明の効果】本発明は上述のように構成されているか
ら、公知の印刷プレート取付け装置に比較して取付け間
隙の最小寸法を実質的に減少させることができ、また印
刷プレートに歪みを与える錠止め機構を回避できるよう
な印刷プレート取付け装置が提供され、また尾部部材ま
たはこの尾部部材が取付けられている印刷プレート本体
を歪みを生じさせずに尾部部材を間隙内に保持するよう
に作用する尾部部材錠止め機構を使用した印刷プレート
取付け装置、および取付け方法が提供されるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の狭い間隙のプレート取付け装置を有す
る印刷プレート組立体の側面断面図。

【図２】本発明の狭い間隙のプレート取付け装置の望ま
しい実施例を組合され、図１の印刷プレートを取付けた
状態で示されている印刷プレートシリンダーの概略的断
面端面図。

【図３】図２の錠止め機構の詳細をさらによく示すよう
に組合されるシリンダーから一部分取外されている錠止
め機構の望ましい形態の斜視図。

【図４】錠止め機構が完全に組込まれて錠止め解除位置
にある状態の図３のシリンダーおよび錠止め機構を通る
断面端面図。

【符号の説明】

１０　　印刷プレート１２　　平らな本体１４　　平らな本体の端部１６　　平らな本体の端部１８　　プレートシリンダー２０　　プレートシリンダー１８の取付け間隙２０Ａ　
　間隙２０の先導縁部２０Ｂ　　間隙２０の追尾縁部２２　　第１の平らな尾部部材２４　　第２の湾曲した尾部部材２４Ａ　　実質的に平らな尾部部材部片２４Ｂ　　実質
的に平らな尾部部材部片２４Ｃ　　実質的に平らな尾部
部材部片２６　　プレートシリンダー１８内の空所２６
Ａ　　空所２６の円筒形壁部２８　　湾曲された壁部２８Ａ　　湾曲された壁部の平らな壁部分２８Ｂ　　湾
曲された壁部の平らな壁部分２８Ｃ　　湾曲された壁部
の平らな壁部分３０　　弾性的な錠止め部材３２　　錠止めローター３２Ａ　　錠止めローター３２の円筒形の壁部分３４　
　間隙２０の平らな壁部３６　　チャンネル３８　　挿入体４０　　シリンダー１８の不規則形状の溝４２　　調節
ねじ４４　　ウォームギヤ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　印刷プレスの回転シリンダーの表面に
取付けるために１対の反対両端部の間に全体的に伸長す
る平らな本体を有する印刷プレートであって、前記シリ
ンダーが前記本体を前記反対両端部にて前記印刷プレー
トを保持するための取付け間隙を有するようになされて
いる、前記印刷プレートにおいて、狭い間隙のプレート
取付け装置が、前記反対両端部の一方にあって、前記平
らな本体から離隔して前記取付け間隙内に受入れられる
ように伸長している第１の尾部部材と、前記反対両端部
の他方にあって、前記平らな本体から離隔して前記尾部
部材とともに前記取付け間隙内に受入れられるように伸
長している第２の、実質的に湾曲した尾部部材と、を含
んでいる印刷プレート。
【請求項２】　　前記湾曲した尾部部材が、これの湾曲
形状に近似するように相互連結された多数の実質的に平
らな尾部部材部片を含んでいる請求項１に記載された印
刷プレート。
【請求項３】　　前記実質的に湾曲した尾部部材が少な
くとも近似的にインボリュートの形状である湾曲形状を
有するようになされている請求項１に記載された印刷プ
レート。
【請求項４】　　前記第１の尾部部材が実質的に湾曲し
ていない請求項１に記載された印刷プレート。
【請求項５】　　前記実質的に湾曲した尾部部材がイン
ボリュートの形状に近似するように相互連結された多数
の部片を含んでいる請求項１に記載された印刷プレート
。
【請求項６】　　少なくとも若干の前記部片が実質的に
湾曲せずに平らである請求項５に記載された印刷プレー
ト。
【請求項７】　　回転印刷プレスのシリンダーの廻りに
巻かれるプレートの可撓性本体を、これの反対両端部に
ある１対の尾部部材を受入れて取付けるための間隙を有
する前記回転印刷プレスのシリンダーにおいて、その改
良が前記尾部部材を前記取付け間隙内に保持するための
狭い間隙の取付け装置であって、前記狭い間隙の取付け
装置が、前記シリンダー内にあって、前記間隙と連通し
、前記取付け間隙を通して受入れられる前記尾部の内の
実質的に湾曲した方の尾部に合致するように実質的に湾
曲された壁部を有する空所と、前記湾曲した方の尾部を
前記湾曲された壁部に対して押圧して前記湾曲した方の
尾部を前記空所内に摩擦的に保持する押圧装置と、を含
んでいる回転印刷プレスのシリンダー。
【請求項８】　　前記空所が、前記湾曲された壁部に対
向していて、前記１対の尾部部材の内の実質的に湾曲し
ていない方の尾部部材と合致するように実質的に湾曲し
ていない第２の壁部を有するようになされている請求項
７に記載された印刷プレスのシリンダー。
【請求項９】　　前記押圧装置が前記湾曲した尾部部材
を前記湾曲された壁部に対して押圧するための錠止め部
材を含んでいる請求項７に記載された印刷プレスのシリ
ンダー。
【請求項１０】　　前記押圧装置が前記錠止め部材を、
前記湾曲した尾部部材を前記湾曲された壁部に対して押
圧させる錠止め位置と、前記湾曲した尾部部材が前記湾
曲された壁部に押圧されない錠止め解除位置と、の間で
動かす装置を含んでいる請求項９に記載された印刷プレ
スのシリンダー。
【請求項１１】　　前記錠止め部材が弾性的である請求
項９に記載された印刷プレスのシリンダー。
【請求項１２】　　前記押圧装置が、前記湾曲した尾部
部材との接触平面に対して実質的に垂直な方向で前記湾
曲した尾部部材に押圧されるようになされている請求項
７に記載された印刷プレスのシリンダー。
【請求項１３】　　前記湾曲された壁部が近似的にイン
ボリュートの形状である請求項７に記載された印刷プレ
スのシリンダー。
【請求項１４】　　前記壁部が前記湾曲された壁部の実
質的湾曲形状に近似するように相互連結された多数の壁
部部片を有する請求項７に記載された印刷プレスのシリ
ンダー。
【請求項１５】　　前記壁部が離隔された、実質的に３
．１２４ｍｍ（０．１２３ｉｎ）よりも小さい寸法の間
隙を形成するようになされている請求項７に記載された
印刷プレスのシリンダー。
【請求項１６】　　前記間隙が前記プレート本体の厚さ
よりも大きく、１．２７ｍｍ（０．０５０ｉｎ）よりも
小さい寸法を有するように選択されている請求項７に記
載された印刷プレスのシリンダー。
【請求項１７】　　前記間隙が先導縁部および追尾縁部
を有し、前記湾曲された壁部が前記追尾縁部に接合され
ている請求項７に記載された印刷プレスのシリンダー。
【請求項１８】　　前記実質的に湾曲された壁部に対し
て押圧される実質的に湾曲した尾部部材を有する印刷プ
レートと組合された請求項７に記載された印刷プレスの
シリンダー。
【請求項１９】　　前記実質的に湾曲した尾部部材およ
び前記実質的に湾曲された壁部の両者の形状が実質的に
インボリュートの形状である請求項１８に記載された印
刷プレスのシリンダー。
【請求項２０】　　印刷プレートを回転印刷プレスのシ
リンダーに取付ける方法において、印刷プレート材料の
反対両端部を折曲げて、これらの中間にある平らな本体
の反対両端部に１対の第１および第２の尾部部材を形成
し、その際前記第２の尾部部材が湾曲形状に曲げられる
ようになす曲工程と、前記第１の尾部部材を前記シリン
ダーの取付け間隙内に挿入する工程と、前記中間の本体
を前記シリンダーの廻りに配置させる工程と、前記第２
の、湾曲した尾部部材を前記間隙の追尾縁部および前記
第１の尾部部材の間で前記間隙内に挿入する工程と、を
含んでいる取付け方法。
【請求項２１】　　前記第２の湾曲した部材を前記間隙
と連通する空所の対応する湾曲した壁部に対して押圧し
て、前記間隙に前記第２の尾部部材を作用的に保持する
ための押圧工程を含んでいる請求項２０に記載された方
法。
【請求項２２】　　前記尾部部材に歪みを与えるのを回
避するように前記第２の湾曲した尾部部材を押圧する位
置で前記第２の湾曲した尾部部材の表面に実質的に垂直
な方向に前記押圧工程が行われるようになされている請
求項２１に記載された方法。
【請求項２３】　　前記曲げ工程が前記第２の、湾曲し
た尾部部材を実質的にインボリュートの形状に曲げる工
程を含んでいる請求項２０に記載された方法。
【請求項２４】　　前記第２の、湾曲した尾部部材を実
質的にインボリュートの形状に曲げる曲げ工程が、イン
ボリュートの形状に近似するように前記第２の尾部部材
に沿って多数の引続く曲げを行う諸工程を含んでいる請
求項２３に記載された方法。
【請求項２５】　　印刷プレートの可撓性の本体の反対
両端部の１対の尾部部材を受入れて取付ける間隙を有す
る回転印刷プレスのシリンダーにおいて、その改良が、
前記尾部部材を前記取付け間隙内に保持するための狭い
間隙の取付け装置であって、前記狭い間隙の取付け装置
が、前記シリンダー内にあって、完全に前記間隙内に挿
入された時に前記１対の尾部部材を組合う重なり合う関
係で受入れるように前記１対の尾部部材に対して相対的
に合致されるような前記間隙から伸長する１対の壁部を
有する空所と、前記空所内にあって、錠止め部材および
前記尾部部材の一方をこれに組合う壁部に対して実質的
に垂直な方向に押圧して前記一方の尾部部材を前記空所
内に摩擦的に保持するように前記錠止め部材を動かす装
置、を含む錠止め機構と、を含んでいる回転印刷プレス
のシリンダー。
【請求項２６】　　前記錠止め部材が湾曲している請求
項２５に記載された回転印刷プレスのシリンダー。
【請求項２７】　　前記錠止め部材が弾性的である請求
項２５に記載された回転印刷プレスのシリンダー。
【請求項２８】　　前記動かす装置が前記錠止め部材を
前記尾部部材の一方に対して押圧される錠止め位置に回
転させる装置を含んでいる請求項２６に記載された回転
印刷プレスのシリンダー。
【請求項２９】　　前記回転させる装置が前記錠止め部
材にリンク結合されたウォームギヤを含んでいる請求項
２５に記載された回転印刷プレスのシリンダー。
【請求項３０】　　前記間隙が先導縁部および追尾縁部
を有し、前記尾部部材の前記一方が押圧されるようにな
された組合う壁部が前記追尾縁部に接合されている、請
求項２５に記載された回転印刷プレスのシリンダー。
【請求項３１】　　前記尾部部材の前記一方が押圧され
るようになされた組合う壁部が実質的にインボリュート
の形状を有する請求項２５に記載された回転印刷プレス
のシリンダー。