JPH02191852A - 車輌制御用アナログ/デジタル変換装置 - Google Patents
車輌制御用アナログ/デジタル変換装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
、ノイズの影響を除去する車輌制御用アナログ/デジタ
ル変換装置に関する。
動車などの車輌制御、例えばエンジンの電子制御におい
ては、運転状態を検出する各種センサ類からの信号、す
なわち、クランク角センサ、車速センサなどのデジタル
信号、及び、吸入空気量センザ、スロットルポジション
センサ、冷却水温センサなどのアナログ信号を制御装置
に取込んで各種演算処理を行い、空燃比、点火時期など
を制御している。上記アナログ信号は、上記制御I装置
を構成するマイクロコンピュータなどでは直接扱うこと
ができないため、デジタル信号に変換する必要があり、
正確な制御を行うためには、高粘度のアナログ/デジタ
ル(A/D)変換が不可欠なものとなっている。
昭59−49351号公報に開示されており、この先行
例においては、エンジン運転条件を検知するアナログセ
ンサ群からの運転条件アナログ信号に対するA/D変換
処理に先立って、少なくともエンジン制御開始時に、オ
フセット電位に対プるA/D変換処理及び基準電位に対
するA/D変換処理を順次行い、以後当該オフセット電
位のA/D変換値と当該基準電位のA/D変換値とに基
づいて補正係数を算出すると共に、当該補正係数を輩に
、上記アナログセンサ群からの運転条件アナログ信号に
対するA/D変換処理によるA/D変換値を補正するよ
うにしている。
種々の電気的ノイズ、ずなわら、■接点類の開閉による
スパークノイズ、■パワートランジスタのオン、オフに
ともなうスイッチングノイズ、 ■点火系のスパークノイズ。
、オルタネータの電流などから発生する外部磁界の[i
誘導によるノイズ、など、比較的尖頭値の大きな種々の
ノイズが存在し、上記先行例においては、これらのノイ
ズによる影響を排除することは困難であり、上記ノイズ
の混入したアナログ信号を△/D変換すると誤差を生じ
、燃料噴射系、あるいは点火系などに誤動作を生じて、
エンジン出力の低下、排出ガス浄化率の低下、燃料消費
率の悪化などを招くという問題があった。
しては、フィルタなどを介してアナログ信号に混入した
ノイズを除去し、正確な△/D変換値が得られるように
しているが、上記吸入空気量セン(す、スロットルポジ
ションセンサ、冷却水温センサなどのアナログセンサ群
からのアナログ信号に混入したノイズを上記フィルタを
介して除去する場合、自動車などの環境下において発生
ずる上述のノイズは比較的尖頭値が大きいため、上記フ
ィルタの時定数をある程度大きくせねばならない。その
結果、上記アナログセンサ群からのアナログ信号に対す
る応答性が遅くなって信号波形が変化してしまい、その
A/D変換値が本来の値とは異なったものとなり、l1
jlll系に誤動作を生じる。また、上述のノイズの影
響を除去するため、ハードロジックなどを付加すること
は、必然的にコスト上昇を招く。
下においては、応答性の低下、コスト上昇などを招くこ
となく正確なA/D変換値を得ることは極めて困葺であ
った。
信号に対づる応答性を低下させることなくノイズなどの
影響を排除して正確なアナログ/デジタル変換値を得る
ことができ、しかも安価に構成できる車輌制御用アナロ
グ/デジタル変換装置を提供することを目的としている
。
る車輌制御用アナログ/デジタル変換装置は、運転状態
を検出するアナログセンサからのアナログ信号に対し、
所定の入力タイミングの都度、複数回のアナログ/デジ
タル変換を実行する入力手段と、上記入力手段で変換さ
れた複数のアナログ/デジタル変換値のデータ間の差か
ら、差分の少ない一群のデータを選択するデータ選択手
段と、上記データ選択手段で選択した一群のデータの平
均値を算出し、この平均値を上記アナログセンサからの
入力データとする入力データ算出手段とを備えたもので
ある。
グの都度、上記アナログセンサからのアナログ信号を複
数回アナログ/デジタル変換し、上記データ選択手段で
、これらの複数のアナログ/デジタル変換値のデータ間
の差から、差分の少ない一群のデータを選択する。すな
わち、上記複数のアナログ/デジタル変換値から差分の
大きいデータを除外することによりノイズなどの影響に
よる異常値を除去する。そして、これら異常値を除去し
た一群のアナログ/デジタル変換値から、上記入力デー
タ算出手段で平均値を算出し、この平均値を上記アナロ
グセンサからの入力データとする。
ナログ/デジタル変換装置の機能ブロック図、第2図は
エンジン制御系の概略図、第3図は入力信号のタイムチ
ャート、第4図はアナログ信号の入力処理手順を示すフ
ローヂャートである。
は水平対向4気筒型エンジンを示す。このエンジン本体
1のシリンダヘッド2に形成された吸気ボート2a1排
気ボート2bには、インテークマニホルド3、エキゾー
ストマニホルド4が各々連設されており、さらに、上記
シリンダヘッド2には、その発火部を燃焼室1aに露呈
する点火プラグ5が装着されている。
1ンバ6を介してスロットルチャンバ7が連通され、こ
のスロットルチャンバ7の上流側が吸入管8を介してエ
アクリーナ9に連通されている。
吸入空気量センサ(図においては、ホットワイヤ式Jア
フローメータ)10が介装され、また、上記スロットル
チャンバ7に設けられたスロットルバルブ7aにスロッ
トルポジションセンナ11、アイドルスイッチ11aが
連設されている。
aに連通ずる各吸入ボート2aの直上流側に、インジェ
クタ12が配設されている。さらに、このインテークマ
ニホルド3に形成された冷却水通路(図示せず)に冷却
水温センサ13が臨まされている。
定クランク角度に突起(スリットでも可)を有するクラ
ンクロータ14が固設されており、このクランクロータ
14の外周にクランク角センサ15が対設されている。
管16に02センサ17が臨まされている。なお、符号
18は触媒コンバータである。
CPLJ<中央′a算処Flii2W>20.ROM2
1、RAM22、ADC(アナログ/デジタル変換器)
23、および、I10インターフェース24がパスライ
ン25を介して互いに接続されており、このI10イン
ターフェース24の入力ポートに上記アイドルスイッチ
11a1クランク角センサ15が接続され、また、上記
吸入空気岳センサ10゜スロットルポジションセンサ1
1、冷却水温センサ13、及び、02センサ17が上記
ADC23に接続されている。
には、駆動回路26を介して上記インジェクタ12が接
続されているとともに、上記点火プラグ5がディストリ
ビュータ281点火コイル27を介して接続されている
。
スイッチ11aからのアイドル信号、上記各センサ10
.11,13.17からのアナログ信号、あるいは上記
クランク角センサ15からのデジタル信号など運転状態
を検出する入力ブタが、上記ROM21に格納された制
御プログラムに従って所定の入力タイミングの都度取込
まれ、上記CPU20にて演算処理される。
サからの入力データは、上記I10インター7↓−ス2
4を介して取込まれ、一方、上記吸入空気間センサ10
、スロットルポジシコンセンナ11、冷却水温センサ1
3、及び02センサ17などのアナログセンサ群29か
らの出力は、−旦、アナログ/デジタル変換(A/D変
換)装置30にてノイズの影響を除去しデジタル信号に
変換されて取込まれる。これらの入力データは、上記C
PtJ20にてa#痒処理され、例えば、エンジン回転
数、吸入空気mなどのパラメータとして上記RAM22
に格納される。そして、上記CPU20では上記RAM
22に記憶されている各種パラメータに基づき燃料噴射
量および点火時期を演算する。
変換装置30は、第1図に示すように、入力手段31、
データ選択手段32、及び、入力データ算出手段33か
ら構成されている。
31a、A/D変換手段31b1記憶切換手段31G、
記憶手段31dから構成され、また、上記データ選択手
段32は、差分n山手段32a、記憶手段32b1比較
手段32C1検索手段32dから構成されている。
ンサ6T 29に対するチャンネルしレフト信号をA/
D変換手段31bに出力すると共に、例えばlQms毎
の所定の時間周期の入ツノタイミング、あるいは、エン
ジン回転に同期した入力タイミングを設定し、その入力
タイミングの都度、A/D変換手段31bに対するA/
D変換開始のトリガー信すを複数回出力し、A/D変換
を複数回実行させる。
され、上記入力タイミング設定手段31aからのチャン
ネルセレクト信号及びA/D変換開始のトリガー信号に
より、アナログ出力センサ群29からのアナログ信号を
選択的にA/D変換する。すなわら、所定の入力タイミ
ングに、上記アナログセンサ群29からのアナログ信号
、例えば上記吸入空気同センサ10などからのアナログ
信号を、上記ADC23にて複数回、例えば第3図に示
すように1回の入力タイミングに3回、A/D変換を連
続して実行し、そのA/D変換値を記憶切換手段31c
に出力する。
bで変換した複数のA/D変換値を、RAM22にて構
成される記憶手段31dのそれぞれ特定のアドレスに切
換えてストアする。
れぞれ特定のアドレスにストアされている複数のA/D
変W44fiに対し、互いの差(差分;絶対値)を算出
し、記憶手段32bにそれぞれの差分をストアする。
って算出された複数の差分を互いに比較することにより
、複数のA/D変換値における最頻値から離れた値を除
外し、上記記憶手段31dにおける一群のA/D変換値
のアドレスを検索手段32dに出力する。
出力された一群のアドレスを上記記憶手段31dから検
索し、そのアドレスにストアされているA/D変換値を
入力データ搾出手段33に出力する。
によって検索された一群のA/D変換値から平均値を求
め、この平均値を今回の入力タイミングにおける上記ア
ナログ出力センサ群29からの入力デー、夕として、上
記エンジン制御装置19に入力する。
Js程度の時間幅を有するものが最も多く、一方、1回
のA/D変換にM する時間は、通常40μs程度であ
るため、例えば3回連続してA/D変換を行う場合、3
回のA/D変換値のなかにノイズが混入している可能性
は1回以下であると考えられる。ノイズを含lυだアナ
ログ信号がA/D変換されると、そのA/D変換値は異
常な値となり、3回のA/D変換値の最頻値から最も離
れた値となる。従って、上記3回のA/D変換値に対し
、互いの差分を比較して他の値に対して差分が最大とな
る値を除外すれば、ノイズが混入した異常値を除去する
ことができる。その後、ノイズを含まない本来のアナロ
グ入力信号の2回の平均値をもって上記アナログ出力セ
ンサ群29からの入力データとすることにより、上記エ
ンジン制御装置19のノイズによる誤動作を防止するこ
とができる。
第4図のフローチャートに従って説明する。尚、ここで
は1回の入力タイミングに3回のA/D変換を行うもの
として説明する。
、入力タイミング設定手段31aからのチャンネルセレ
クト信qをADC23に出力し、例えば吸入空気量セン
サ10などからのアナ[1グ信号を上記A[)C23の
所定のチャンネルに取込むと共に、1回目のトリガー信
号を出力して上記アナログ信号をA/D変換する。次に
ステップ5102へ進んで、RAM22の特定アドレス
へそのA/D変換値△D1をストアする。
が上記入力タイミング設定手段31aから出力され、上
記ADC23にて2回目のA/D変換を行う。そして、
ステップ3104で上記RAM22の別の特定アドレス
へそのA/D変換値AD2をストアし、ステップ510
5へ進む。
1aから出力された3回目のトリガー信号を受(プで、
上記ADC23にて3回目のA/D変換を行い、ステッ
プ8106で上記RAM2.2の別の特定アドレスへそ
のA/D変換値AD3をストアし、ステップ5107へ
進む。
プ5104でストアしたA/D変換6!AO1及びAC
2の互いの差分M12を算出し、上記RAM22の所定
アドレスに一時保存する。
ステップ3106でストアしたA/D変換値AD2及び
AC3の互いの差分M23を算出し、上記RAM22の
所定アドレスに一時保存して、ステップ5109へ進む
。
プ3106でストアしたA/D変換値AD1及びAC3
から互いの差分M31を算出し、上記RAM22の所定
アドレスに一時保存して、ステップ5110へ進む。
た差分M12と上記ステップ8108で算出した差分M
23とを比較し、上記差分M12が上記差分M23より
も大きい場合、ステップ5111へ進み、一方、上記差
分M12が上記差分M23以下である場合は、ステップ
5114へ進む。
テップ5111では、上記ステップ8108で算出した
差分M23と上記ステップ8109で算出した差分M3
1とを比較し、上記差分M23が上記差分M31以下の
場合、ステップ5112へ進み、上記ステップ5104
での2回目のA/D変換値AD2と、上記ステップ81
06での3回目のA/D変換値AD3との平均値ADA
VEを算出(ADAVE −(AD2+AD3)/2)
し、この平均値A D AVEを上記吸入空気mセンサ
10からの入力データADとしてルーチンを終了する。
きい場合には、ステップ5111からステップ5113
へ進み、上記ステップ3102での1回目のA/D変換
値AD1と上記ステップ8106での3回目のA/D変
換値AD3との平均値A D AVEを算出(ADAv
E −(ADI +AD3)/2)L、、コノ平均値A
D AVEを上記吸入空気量センサ10からの人力デ
ータADとしてルーチンを終了する。
が上記差分M23以下である場合は、上記ステップ51
14で、上記ステップ5107で算出した差分M12と
上記ステップ5109で算出した差分M31とを比較し
、上記差分M12が上記差分M31以上の場合、上記ス
テップ5113へ進み、上記差分M12が上記差分M3
1よりも小さい場合、ステップ5115へ進む。
1回目のA/D変換値AD1と、上記ステップ5104
での2回目のA/D変換値AD2との平均値ΔDAVE
ヲ算出(ADAVE = (AD1+AD2>/2)し
、この平均値A D AVEを上記吸入中気固センサ1
0からの入力データADとしてルーチンを終了する。
のA/D変換を実行する例について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく発生するノイズの時間
幅、発生頻度、入力タイミングの時間周期、A/D変換
時間などを考慮して1回の入力タイミングに4回あるい
は5回のA/D1t!L換を実行しても良い。
るアナログセンサからのアナログ信号に対し、所定の入
力タイミングの都度、複数回のアナログ/デジタル変換
を実行する入力手段と、上記入力手段で変換された複数
のアナログ/デジタル変換値のデータ間の差から、差分
の少ない一群のデータを選択するデータ選択手段と、上
記データ選択手段で選択した一群のデータの平均値を算
出し、この平均値を上記アナログセン1すからの入力デ
ータとする入力データ筒用手段とを備えたため、ノイズ
などの影響による異常値がアナログ信qに対する応答性
を低下させることなく除去できる。従って、耐ノイズ性
を大巾に向上することができ、しかb1ノイズ除去のた
めのフィルタなどハードロジックの付加が不要となって
安価に構成り゛ることができるなど優れた効果が秦され
る。
ナログ/デジタル変換装置の機能ブロック図、第2図は
エンジンM Ill系の概略図、第3図は入力信号のタ
イムチャート、第4図はアナログ信号の入力処理手順を
示すフローチャートである。 10.11.13・・・アナログセンサ、31・・・入
力手段、 32・・・データ選択手段、 33・・・入力データ算出手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 運転状態を検出するアナログセンサからのアナログ信
号に対し、所定の入力タイミングの都度、複数回のアナ
ログ/デジタル変換を実行する入力手段と、 上記入力手段で変換された複数のアナログ/デジタル変
換値のデータ間の差から、差分の少ない一群のデータを
選択するデータ選択手段と、上記データ選択手段で選択
した一群のデータの平均値を算出し、この平均値を上記
アナログセンサからの入力データとする入力データ算出
手段とを備えたことを特徴とする車輌制御用アナログ/
デジタル変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012844A JP2852059B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 車輌制御用アナログ/デジタル変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP1012844A JP2852059B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 車輌制御用アナログ/デジタル変換装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPH02191852A true JPH02191852A (ja) | 1990-07-27 |
JP2852059B2 JP2852059B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=11816701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1012844A Expired - Lifetime JP2852059B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 車輌制御用アナログ/デジタル変換装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
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1989
- 1989-01-20 JP JP1012844A patent/JP2852059B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2852059B2 (ja) | 1999-01-27 |
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