JPH02191404A

JPH02191404A - 運動靴用クリート

Info

Publication number: JPH02191404A
Application number: JP11784288A
Authority: JP
Inventors: Junichi Managaki; 真名垣　順一; Nakao Mikami; 三上　仲夫
Original assignee: Kyocera Corp; Morito Co Ltd
Current assignee: Kyocera Corp; Morito Co Ltd
Priority date: 1988-05-13
Filing date: 1988-05-13
Publication date: 1990-07-27
Anticipated expiration: 2012-12-08
Also published as: DE3915157C2; DE3915157A1; JP2686957B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、合成樹脂よりなるクリート基部にセラミック
製のチップを取り付けてなるクリートに関する。クリー
トまたはスタッドは、スパイクと異なり、丸みを帯びた
先端を有する。このクリートは、例えば°、サッカー靴
、野球靴、ラグビー靴などの靴底に使用される。

［従来の技術］スポーツ靴クリートにセラミック製チップを使用するの
は早くから知られている。例えば、イギリス特許第１２
７７６８４号明細書がある。

セラミック製チップは、クリート基部または靴底のプラ
スチック中に埋設される。ところが、プラスチックとセ
ラミックは馴染みが悪いので接合状態が長持ちしない。

そのため、激しい運動や、長時間の使用により、プラス
チックとセラミックの間に水や小石が入るようになり、
やがてセラミックチップがクリート基部や靴底から取れ
てしまうという事態がしばしば発生している。

この問題を解決するために様々な発明、考案が提案され
ている。例えば、西ドイツ実用新案第１８９９７２３号
、西ドイツ特許公開第３２３３９００号、実公昭５９−
４２８８９号、実公昭６２−１９２０５号、特開昭６２
−２７９０１号、特開昭６２−２０４７０１号、実開昭
５９−１３７１０４号などである。

これらの発明・考案は、セラミックチップの靴底側（以
下、靴底側を「上部」といい、接地側を「下部」という
）を膨出フランジ部としたり、このフランジ部に複数の
孔をあけたり、セラミックチップの上部を金属で覆った
り、クリート基部から上側に突出するねじを埋め込んだ
りしている。

［発明が解決しようとする課題〕セラミックチップ上部にフランジ部を設けたり、フラン
ジ部に複数の孔をあけたりするのは周方向の結合強度を
高めるためであり、クリート基部から上側に突出するね
じを埋め込むのは取付を容易にすると共にクリートの軸
方向の強度を増す意味もあるであろう。

このように、今までの技術のほとんどは、クリートの周
方向または軸方向のいずれかについてセラミックチップ
とプラスチックの密着性を改良しようとするものであっ
た。

また、クリートの周方向または軸方向の双方についてセ
ラミックとプラスチックの密着性を改良したものとして
、最後にあげた実開昭５９−１３７１０４号公報に記載
された考案がある。しかし、この考案は、セラミックチ
ップの先端まで開口しているので、この部分の合成樹脂
が使用中に摩耗して取れ、危険であるという欠点を有し
ている。

本発明は、クリートの周方向または軸方向の双方につい
てセラミックとプラスチックの密着性を改良した、セラ
ミックチップを有するクリートであって、しかも上記欠
点のないものを提供することを目的とする。

［！！！題を解決するための手段］上記目的を達成する本発明のスポーツ靴用クリートは、
合成樹脂よりなるクリート基部にセラミック製のチップ
を取り付けてなるクリートであって、前記セラミック製
チップは、露出部と埋設部とを有し、前記露出部は丸み
を帯びた先端を有し、前記埋設部は頂部から軸方向に向
かって窪みを設けると共に周方向には係止手段を設けた
ことを特徴とする。

前記係止手段は例えば貫通孔または貫通溝である。また
は、この係止手段は貫通孔および貫通溝の紹み合わせで
ある。

好ましくは、セラミックはサーメット、アルミナ、ジル
コニアのいずれかまたはこれらの混合物である。

好ましくは、埋設部の上方には、膨出フランジ部を設け
る。

窪みや貫通孔・貫通溝の数は本発明にとって問題ではな
いが、小さいものを多数設けるのは技術的に困難である
から、通常各１−３個程度である。

窪みは、比較的に大きいものを１個円柱状に設け、貫通
孔・貫通溝は、２細土文字状に設けるのが好ましい。

窪みや貫通孔・貫通溝の断面形状は様々なものを採用で
きる。例えば、円形、楕円形、長孔、十文字形なとであ
る。

［作用］本発明におけるセラミックチップの窪みや貫通口は軸方
向だけでなく、周方向にも延びているので、セラミック
チップと靴底プラスチックは強固に接合される。

［実施例］以下、添付の図面に基づき本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第３図は、本発明のセラミックチップｌを
クリート基部３へ取付けている状態を示している。セラ
ミックチップｌは、第２図に示すように、直接靴底の一
部であるクリート基部３に埋設されることもあり、また
第３図に示すように、ねじ７を有するクリート基部３ａ
を介して靴底５に取り付けられることもある。クリート
基部３および靴底５のベースは、プラスチック、例えば
、ナイロン、ポリウレタン、ジュラコン（商標）などで
形成される。

第４図ないし第７図は、本発明の第一実施例であり、上
部フランジ部２と、下部接地部４と、これらをつなぐ連
結部６が一体成形されているセラミックチップ１を示し
ている。

上部フランジ部２には、第４図ないし第７図に示すよう
に、軸方向に大きな円柱状の窪み８が設けられていて、
この窪み８は、貫通してはならないが、接地部４の近く
まで達している。窪み８の先端１０は、第５図および第
６図に示すように、やや尖っている。

連結部６は、上部フランジ部２及び下部接地部４よりも
小径であり、接地側に向かって直径が拡大している。第
５図ないし第７図に示すように、この連結部６のほぼ中
央に、断面が楕円状の貫通孔１２．１３が２本土文字状
に設けられている。

これらフランジ部２および連結部６はクリート３中に埋
設される埋設部分である。

接地部４は、クリート３から露出するｎ山部分である。

全体は比較的に肉厚であり、実際に接地する外側部分１
４はなだらかな円弧を形成している。

第８図ないし第１２図は本発明の第二実施例ら係るセラ
ミックチップ１ａである。全体の輪郭は第一実施例とほ
ぼ同じであるが、連結部６ａは接地側に向かって直径が
拡大しておらず、均等直径の円柱状である。

これらの図面に示すように、フランジ部２ａおよび連結
部６ａを貫く、断面が長孔状の、軸方向の窪み１５が形
成されている。

連結部６ａのほぼ中央には、第一実施例と同様に断面が
楕円状の貫通孔１２ａが１本設けられている。その結果
、前記窪み１５と交差する部分は、第１０図に示すよう
に十文字状となる。

結局、第二実施例が第一実施例と異なる主要点は軸方向
の窪み１５の形状だけということが出来る。

第１３図ないし第１７図は本発明の第三実施例に係るセ
ラミックチップ１ｂである。全体の輪郭は第二実施例と
ほぼ同じであるこの実施例では、フランジ部２ｂおよび連結部６ｂを貫
通する窪み１６は十文字形である。この十文字を構成す
る２本の直線各端部は、第１５図及び第１７図に示すよ
うに、連結部６ａの外周に露出して貫通孔１８．２０と
なっている。

第１８図ないし第２２図は本発明の第四実施例に係るセ
ラミックチップｌｃである。全体の輪郭は第二実施例と
ほぼ同じであるこの実施例では、フランジ部２Ｃおよび連結部６Ｃを貫
通する窪み２６は複雑な形状である。即ち、第１８図に
示すように、想像用２８に上下左右４箇所３０，３２，
３４．３６から逆三角形の出島３Ｂ、４０，４２．４４
を形成したような形状である。換言すると、中央のほぼ
正方形４６の空間の四隅に楕円４８，５０，５２，５４
を接続させたような形状である。これらの楕内部は、第
２０図に示すように、連結部６Ｃの外周に露出して貫通
溝５６．５８，６０．６２となっている。

第２３図ないし第２６図は本発明の第五実施例に係るセ
ラミックチップｌｄである。

全体の形状は今までの実施例と異なり、全体が均等直径
の円柱６４で、頭部にフランジ部がなく、小径の連結部
や膨出した接地部がない。明確な境界はないが、下の約
１／３　〜１１５が接地部となり、残りが埋設部分であ
る。

第２３図ないし第２６図に示すように、頂部から軸方向
に大きな円柱状の窪み８ｄが設けられていて、この窪み
８ｄは、接地部４ｄ側に貫通してはいないが、接地部４
ｄ付近に達している。窪み８ｄの先端１０ｄは、第２４
図及び２５図に示すように、やや尖っている。

第２４図ないし第２６図に示すように、円柱６４のほぼ
中央に、断面がほぼ四角形の貫通孔１２ｄが１本設けら
れている。

各実施例のセラミック材料としては、軽量で靭性強度の
高いものが適当である。例えば、サーメット、アルミナ
、ジルコニアがあげられる。見掛は比重の重い超硬合金
は不適当である。

各実施例におけるセラミックチップは、それ自体公知の
製法、例えばセラミック射出成形法または乾式プレス成
形法などにより成形される。

各実施例のセラミックチップをクリート基部に埋設する
には、金型にセラミックチップを配置し、靴底用プラス
チックを注入すればよい。プラスチックは、注入の際に
各実施例の痛みや貫通孔を充填し、その結果、セラミッ
クチップと靴底プラスチックとを強固に接合する。

［発明の効果］本発明におけるセラミックチップの窪みや貫通口・貫通
溝は軸方向だけでなく、周方向にも延びているので、セ
ラミックチップと靴底プラスチックと強固に接合される
。

その結果、スポーツ靴を長時間使用してもセラミックチ
ップが取れたりするようなことは殆どなくなった。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は、本発明のセラミックチップをス
ポーツ靴のクリート基部へ取付けている状態を示してい
る。そのうち、第１図はその平面図、第２図は靴底型ク
リート基部へセラミックチップを取り付けた状態を示す
第１図におけるＸ−Ｘ線拡大断面図、第３図は他の例の
クリート基部へセラミックチップを取り付けた状態を示
す第１図におけるｘ−Ｘ線相当部拡大断面図である。第４図ないし第７図は本発明の第一実施例である。その
うち、第４図は、平面図、第５図は正面図、第６図は、
第４図のＡ−Ａ線断面図、第７図は第５図のＢ−Ｂ線断
面図である。第８図ないし第１２図は、本発明の第二実施例である。そのうち、第８図は、平面図、第９図は正面図、第１０
図は第９図のＥ−Ｅ線断面図、第１１図は第８図のＣ−
Ｃ線断面図、第１２図は第８図のＤ−Ｄ線断面図である
。第１３図ないし第１７図は、本発明の第三実施例である
。そのうち、第１３図は、平面図、第１４図は正面図、
第１５図は第１４図のＨ−Ｈ線断面図、第１６図は第１
３図のＦ−Ｆ線断面図、第１７図は第１３図のＧ−Ｃ線
断面図である。第１８図ないし第２２図は、本発明の第四実施例である
。そのうち、第１８図は平面図、第１９図は正面図、第
２０図は第１９図のＫ　−Ｋ線断面図、第２１図は第１
８図の１−１線断面図、第２２図は第１８図のＪ−Ｊ線
断面図である。第２３図ないし第２６図は、本発明の第五実施例である
。そのうち、第２３図は平面図、第２４図は正面図、第
２５図は第２３図のＬ−Ｌ線断面図、第２６図は第２４
図のＭ−Ｍ線断面図である。１　＋　　１　ａ＋　　１　　ｂ＋　　Ｉ　Ｃ，１ｄ。セラミックチップ２．６．、、埋設部（２，、、膨出フランジ部）（６゜１．連結部）４６１．露出部（接地部）３．３ａ、、、クリート基部８．１５，８ｄ、１５，１６，２６゜１２．１２ａ、１２ｄ、１３．１Ｂ、２０゜、ｒＭみ貫通孔５６．５Ｂ、６０，６２．、、貫通溝第１ズ

Claims

【特許請求の範囲】

合成樹脂よりなるクリート基部にセラミック製のチップ
を取り付けてなるクリートであって、前記セラミック製
チップは、露出部と埋設部とを有し、前記露出部は丸み
を帯びた先端を有し、前記埋設部は頂部から軸方向に向
かって窪みを設けると共に周方向には係止手段を設けた
ことを特徴とするスポーツ靴用クリート。