JPH0384Y2 - - Google Patents

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JPH0384Y2
JPH0384Y2 JP9096886U JP9096886U JPH0384Y2 JP H0384 Y2 JPH0384 Y2 JP H0384Y2 JP 9096886 U JP9096886 U JP 9096886U JP 9096886 U JP9096886 U JP 9096886U JP H0384 Y2 JPH0384 Y2 JP H0384Y2
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flange
claw
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、セラミツクス製の爪を使用し、耐久
性に優れ、使用時に突き上げ感のない野球靴に関
するものである。
(従来の技術) 従来、野球靴は、靴底に鋼板を折曲した爪を複
数取付けたものが使用されているが、耐摩耗性に
劣る欠点を有していた。
このため、耐摩耗性の改善を目的として、セラ
ミツクス製の爪を使用したものが作られたが、使
用時にスパイクによる突き上げ感があり、また、
該爪が欠け易い欠点を有し、十分満足のいく野球
靴を提供するには至つていなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 使用時にスパイクによる突き上げ感がなく、耐
久性に優れた野球靴を提供する点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の野球靴は、以下の様な構成である。
セラミツクス製の爪tを硬質合成樹脂製のフラ
ンジfに埋設したスパイクSを形成し、フランジ
fより軟らかい強靭性合成樹脂製の靴底主体Aに
スパイクSを埋設し、これらに中敷及び甲皮を配
設したものである。
そして、爪tは、丸みをおびた先端1及び付根
部2を有する爪本体3を、複数の透孔4を有する
座板部5に突設し、爪本体3と座板部5にかけて
補強リブhを設けたものである。
フランジfは、爪tの座板部5を埋設して少許
厚肉の埋設部6の周囲に、複数の貫通孔7を有す
る少許薄肉の周縁部8を形成したものである。
(実施例) 本考案に係る野球靴は、第1図乃至第3図に示
したように、セラミツクス製の爪tを硬質合成樹
脂製のフランジfに埋設したスパイクSを、この
フランジfより軟らかい強靭性の合成樹脂製の靴
底主体Aに埋設して一体化し、これらに中敷及び
甲皮を配設したものである。
スパイクSは、第6図及び第7図に示したよう
に、セラミツクス製の爪tの座板部5を硬質合成
樹脂製のフランジfの埋設部6に埋設したもので
ある。
セラミツクス製の爪tは、第4図及び第5図に
示したように、丸みをおびた先端1及び付根部2
を有する板状の爪本体3を、複数の透孔4を有す
る座板部5に突設し、爪本体3の付根部2付近の
中央から座板部5にかけて補強リブhを設けたも
のである。
爪tは、アルミナ系、ジルコニア系等のセラミ
ツクス製であれば、原材料は、特に限定するもの
ではないが、3〜20mol%の酸化イツトリウムを
含有する酸化ジルコニウムを主材料にしたものが
好ましい。
フランジfは、硬質ウレタン、ポリアセタール
等の強靭性硬質合成樹脂製で、第6図及び第7図
に示したように、爪tの座板部5及び補強リブh
を埋設して少許厚肉とした埋設部6の周囲に、複
数個の貫通孔7を穿設した少許薄肉の周縁部8を
形成したものである。
靴底主体Aは、ウレタン、ナイロン等の強靭性
を有し、スパイクSのフランジfよりは軟らかい
合成樹脂製である。
次に、本考案に係る野球靴の製造方法について
説明する。
予め作成したセラミツクス製の爪tをフランジ
f成形用の金型内に配設し、硬質合成樹脂を注入
して、フランジfの埋設部6から爪tの爪本体3
が突出した状態のスパイクSを形成する。
このスパイクSを靴底主体A成形用の金型内に
配設し、強靭性の合成樹脂を注入して、野球靴と
した場合に力の係る部分に、爪tの爪本体3だけ
が接地面aから突出するように、スパイクSと靴
底主体Aを一体化した靴底を形成する。
そして、通常の方法により、この靴底に中敷及
び甲皮を配設して野球靴とするものである。
なお、前記実施例では、高さの低い補強リブh
を爪本体3と座板部5にかけて設けた例で説明し
たが、第11図に示したように、爪本体3の高さ
方向の中央から座板部5にかけて補強リブhを設
けた爪tを形成し、第12図に示したように、こ
の補強リブhの一部がフランジfの埋設部6から
露出した状態で、この爪tをフランジfに埋設し
たスパイクSを形成してもよい。
このように、補強リブhの高さを低くして、フ
ランジfの埋設部6に完全に埋設されるようにす
ると、使用中に爪本体3に泥等がこびり付きにく
いという長所があり、逆に、フランジfの埋設部
6から露出する程度に、補強リブhの高さを高く
すると、爪本体3をより一層強固に補強すること
ができるものである。
前記実施例では、互いに独立したスパイクSを
靴底主体Aに埋設した例で説明したが、第8図及
び第9図に示すように、爪tを埋設したフランジ
f三個を互いに連結板9で連結一体化し、靴底の
前踏部b又は踵部cより小形で略相似形としたス
パイクSを、靴底主体Aに埋設した野球靴として
もよい。
また、第10図に示したように、爪tを埋設し
たフランジf二個を互いに連結板9で連結して一
体化し、靴底の前踏部b用のセパレート型のスパ
イクSとして、靴底主体Aに埋設した野球靴とし
てをよい。
このように、連結板9で連結したスパイクSを
使用することにより、互いに独立したスパイクS
を使用する場合に比較して、靴底主体Aの成形時
に当該スパイクSを金型内に配する手数が軽減さ
れ、爪tがより強固に靴底に配設できる。
従つて、連結板9を設ける場合には、フランジ
fの周縁部8の貫通孔7を省略してもよい。
また、連結板9で連結したスパイクSを使用す
ることにより、互いに独立したスパイクSを使用
する場合に比較して、爪tに加わる力が靴底全体
により分散され、地面の凹凸により各爪tに不均
一に加わる力をより吸収して、一層履心地の良い
野球靴とすることができる。
前記実施例では、フランジfの周縁部8に貫通
孔7のみを設けた例で説明したが、第12図に示
したように、フランジfの周縁部8に貫通孔7と
突起10を複数個交互に、フランジfの埋設部6
を取囲むように、配設したスパイクSとしてもよ
い。
このように、フランジfの周縁部8に貫通孔7
と突起10を複数個配設したスパイクSを靴底主
体Aに埋設することにより、靴底主体A用の合成
樹脂が該突起10を包持して、スパイクSの周縁
部8に貫通孔7だけ設けた場合に比較して、該周
縁部8の強度を低下させることなく、靴底主体A
とスパイクSとをより強固に一体化できる。
また、この場合、フランジfの周縁部8に突設
する突起10の長さは、フランジfの埋設部6の
表面より低くても、高くてもよい。
フランジfの周縁部8に突設する突起10の長
さを、フランジfの埋設部6の表面より高くする
場合、靴底主体Aに埋設した時に、該突起10の
先端1が靴底主体Aの接地面aから少許突出する
ようにしてもよく、さらに、靴底主体Aの接地面
aから突出した該突起10の先端をかしめるよう
にしてもよい。
前記実施例では、フランジfの周縁部8に貫通
孔7を設けた例で説明したが、この貫通孔7に代
えて、周縁部8の外周に切欠を設けてもよい。
前記実施例では、板状の爪本体3を座板部5に
突設した爪tを使用した例で説明したが、略円錐
台形の爪本体3を座板部5に突設した爪tを使用
した人工芝用の野球靴としてもよい。
また、板状の爪本体3を設けた爪tと、略円錐
台形の爪本体3を設けた爪tを併用した野球靴と
してもよい。
(考案の作用効果) 本考案の野球靴は、前記の様な構成で、爪本体
3を突設した爪tの座板部5を、硬質合成樹脂製
のフランジfに埋設したスパイクSを形成し、フ
ランジfより軟らかい強靭性合成樹脂製の靴底主
体AにスパイクSを埋設しているため、使用時に
爪tの爪本体3に加わる力が、爪tの座板部5を
介してフランジf全体、靴底主体Aに順次伝わつ
て分散され、スパイクSによる突き上げ感のない
良好な使用性能を有するものである。
本考案の野球靴は、前記の様な構成で、爪tの
座板部5に透孔4を、フランジfに周縁部8を設
けているため、爪tの透孔4にフランジf用の合
成樹脂が侵入し、フランジfの周縁部8を靴底主
体A用の合成樹脂が包み、爪tとフランジf、フ
ランジfと靴底主体Aが強固に一体化されて、爪
tが靴底に強固に一体化されたものである。
本考案の野球靴は、前記の様な構成で、爪tの
座板部5に透孔4を設け、フランジfに周縁部8
を設けて、爪t、フランジf、靴底主体Aが強固
に一体化されているため、使用中に爪tに係る力
により、又は、靴底を曲げた時に、爪tとフラン
ジf、フランジfと靴底主体Aとの間に隙間がで
きるのを防止でき、さらに、この隙間に砂等が入
たり、爪tがぐらついたりして、爪tの寿命を縮
めることがない。
本考案の野球靴は、前記の様な構成で、爪本体
3の先端1及び付根部2を丸みを帯させ、爪本体
3と座板部5にかけて補強リブhを設けた爪t、
硬質合成樹脂製のフランジf、靴底主体Aが強固
に一体化されているため、使用時に爪tの爪本体
3に加わる力が、爪tの座板部5及び補強リブh
を介してフランジf全体、靴底主体Aに順次伝わ
つて分散され、爪tに加わる応力の集中が緩和さ
れ、爪tの爪本体3が折れたり、欠けたりせず、
セラミツクスのもつ耐摩耗性を十分に発揮でき、
耐久性に優れたものである。
本考案の野球靴は、前記の様な構成で、硬質合
成樹脂製のフランジfにセラミツクス製の爪tを
埋設したスパイクSを、靴底主体Aに埋設してい
るため、耐久性とのかねあいから比較的安価なも
のである。
本考案の野球靴は、前記の様な構成で、複数の
透孔4を有する爪tの座板部5を埋設した埋設部
6の周囲に、少許薄肉の周縁部8を形成した硬質
合成樹脂製のフランジfを形成しているため、爪
t、フランジf、靴底主体Aが、強固に一体化で
き、靴底主体Aの肉厚を薄くすることができ、軽
量で、屈曲性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る野球靴の底面図、第2図
は第1図の−線における一部省略拡大断面
図、第3図は第1図の−線における一部省略
拡大断面図、第4図は本考案に係る爪の平面図、
第5図は第4図の−線における断面図、第6
図は本考案のスパイクの一部切欠断面を含む正面
図、第7図は本考案に係るスパイクの平面図、第
8図は本考案に係る他のスパイクの平面図、第9
図は第8図のスパイクを埋設した野球靴の底面
図、第10図は本考案に係る他のスパイクの平面
図、第11図は本考案に係る他の爪の側面図、第
12図は第11図の爪を埋設したスパイクの正面
図である。 A……靴底主体、S……スパイク、a……接地
面、b……前踏部、c……踵部、f……フラン
ジ、h……補強リブ、t……爪、1……先端、2
……付根部、3……爪本体、4……透孔、5……
座板部、6……埋設部、7……貫通孔、8……周
縁部、9……連結板、10……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 セラミツクス製の爪tを硬質合成樹脂製のフラ
    ンジfに埋設したスパイクSを形成し、フランジ
    fより軟らかい強靭性合成樹脂製の靴底主体Aに
    スパイクSを埋設し、これらに中敷及び甲皮を配
    設してなり、 爪tは、丸みをおびた先端1及び付根部2を有
    する爪本体3を、複数の透孔4を有する座板部5
    に突設し、爪本体3と座板部5にかけて補強リブ
    hを設けてなり、 フランジfは、爪tの座板部5を埋設して少許
    厚肉とした埋設部6の周囲に、少許薄肉の周縁部
    8を形成した野球靴。
JP9096886U 1986-06-14 1986-06-14 Expired JPH0384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9096886U JPH0384Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

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JPS62203602U JPS62203602U (ja) 1987-12-25
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