JPS63168103A - スポーツ靴の歩行用靴底 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ーズの歩行用靴底のほか，このような靴底を備えたシュ
ーズに関するものである。

靴の縁部にその長手方向軸線を横断する切り込みを入れ
て、後部に対し前部を相対的にねじれやすくした靴底が
既に知られている．例えばフランス公開特許出願第１，
２１８，１０１号明細書には、縁部から出発して足の土
踏まずの下に位置する靴底の区域に形成された横断方向
の複数本の切り込みによって靴底を分割した靴が記載さ
れている。該切り込みには、靴底全体を構成する材料よ
りも弾性率の高い材料を充填する。更に、フランス公開
特許出願第２，５５３・、６３６号明細書には、靴底中
間部がその外縁前部に沿って複数の切り込みを有し、こ
れら切り込み内にはこの靴底中間部の層を構成する材料
よりも耐久性の高い材料で製造された部材を充填した靴
底が記載されている。この後者の公開特許出願に記載の
配置構成は１歩行、競技、跳躍の際の歩幅の展開方向に
おいて靴底の可撓性と衝撃緩和特性を改善することを主
目標としている。

本発明は、特に、ゴルフの「スイング」運動の際１足の
回転を容易にするとともに、地面との最適な接触状態を
保証するように案出されたゴルフシューズの靴底に関す
る。

この目的のためのスポーツシューズ、特にゴルフシュー
ズの歩行用靴底は、側縁部の少なくとも１方に、互に間
隔を匠いて設けられ、靴底の該縁部内に現われ、且つ、
該靴底の中央部分に向って延びる一連のほぼ横断方向の
切り込みを有し、これらの切り込みは、該靴底を構成す
る材料の弾性よりも高い弾性を有するとともに該切り込
みの各々に収容された個別の弾性充填部材を形成する材
料で満たされており、また、該切り込みは靴底の前部区
域に沿って延びる少なくとも１の側方縁部の前部分内に
設けられ、該靴底上には靴の着用者の足甲部が支承され
、且つ、前記切り込みがグにその内端部を連結する軸線
の回りで横断方向に撓曲可能な少なくとも１の小舌状部
を画定することを特徴とするものである。

本発明の別の特徴によると、各可捕小舌状部は地面に食
い込む少なくともｌのスパイクを担持し、該スパイクは
、靴底を鋳造成形する際、該靴底に強固に固定されるか
、あるいは、靴底の鋳造成形時に上記可捕小舌状部上に
設けられる引っ掛は部材内に、成形後に固定される。

以下に、添付の図面を参照して本発明の様々な実施態様
を説明する。なお、本発明がこれら実施態様に限定され
ることはない。

図面に示した本発明の歩行用靴底は全体を参照番号ｌで
表示する。この靴底ｌは特にゴルフシューズ２の一部を
なすものであり、このシューズ全体は第２０図に示され
ている。この歩行用靴底ｌは、比較的硬質のプラスチッ
ク材料で鋳造成形される。

本発明によれば、該靴底の前部分は、ゴルファ−の足甲
部を支承する箇所に横断方向の柔軟性をある程度布する
ようになっている。これにより。

「スイング」の際に足の回転が容易になる。この目的の
ために、靴底ｌは、その前部分と少なくとも外縁１ａに
沿った部分で、弾性の異なる２種類の材料を組合せて使
用している。さらに詳しく説明すると、靴底ｌは、弾性
の異なるプラスチック材料で製造された２の部分Ａ、Ｂ
を含んでいる。゛靴底上の大部分を占める部分Ａは比較
的硬質のプラスチック材料を鋳造成形したものであり、
また、その外縁１ａの＃部分に沿って、特に弾性に富む
プラスチック材料、すなわち弾性率が靴底の主要部分Ａ
を構成するプラスチック材料よりもはるかに大きいプラ
スチック材料で再成形した部分Ｂを有する。この再成形
部分Ｂを構成する比較的弾性のあるプラスチック材料は
、互に離間し且つ靴底の主要部分Ａの成形の際に形成さ
れる一連の切り込み３を埋めている。第１図と第２図か
られかるように、これらの切り込み３は、主要部分Ａの
縁部４内に現われていて、靴底の中央長手平面の方向に
同一の相対的方位または異なる方位で延びている。該切
り込み３は、平行というよりは中央長手平面の方向に収
束する複数の面により画定されて三角形状を呈している
。従って、該切り込み３内には１弾性充填部材５が個別
に形成されるが、これら弾性充填部材は該部材と同時に
再成形により作られる縁部６により互に接続することが
できる。つまり、弾性材料からなる再成形部分Ｂは、第
１図と第２図に示した実施態様によれば、歩行用靴底１
の外Ｍｌａの一部を実際に形成する連続縁部６と、比較
的硬質のプラスチック材料からなる部分Ａの切り込み３
内に密に充填された鋸歯状をなす弾性充填部材５とで構
成されている。

もちろん、この実施態様だけに限定されるものではない
。

該歩行用靴底の部分Ａの切り込み３は、互に、硬質の材
料からなる主要部分Ａの一部となり、且つ、該切り込み
３の内端部を通る線Ｘを中心として横断方向に可撓性を
有する小舌状部７を画定する。該小舌状部７には下方に
延びるスパイク８が固定されていて、靴２が地面に確実
に固定できるようになっている。

個々の弾性充填部材５は、該切り込み３が形成されてい
る箇所で、靴底の硬い部分Ａと同じ厚さにするか、ある
いは、それより薄くしてもよい。

従って、この場合、各々の弾性充填部材は、それが収容
される切り込み３を部分的に埋めることになる。或は、
その厚みを部分Ａより厚くしてもよく、この場合には、
該部材は切り込み３の上方に突出する。

可撓性のある小舌状部７は、第３図と第４図に示されて
いるように、個々の弾性充填部材５と同じ厚さにするか
、あるいは、それよりも薄くすることができる。後者の
場合、第５図と第６図に示されているように、各小舌状
部７を硬質の材料からなる靴底の主要部分Ａの縁部の下
部から外側に向けて延ばし、弾性材料Ｂで上から覆われ
るようにしてもよい。

ｆ１ｇ７図に示される本発明の変形実施態様によると、
Ｏｒ撓小舌状部７は、靴底の硬質主要部分Ａの上部から
外側に向かって延び、この場合、弾性材料Ｂからなる縁
部６の一部を覆っている。

第８図に示される本発明の変形実施態様によると、可撓
小吉状部７は主要部分Ａの厚みの中程で外側に向かって
延びているので、該主要部分の上方と下方に拡がってい
る弾性材料Ｂ内に埋設されることになる。

第９図に示される本発明の変形実施態様によると、該可
撓小吉状部７は靴底の外縁まで延びているため１個々の
弾性充填部材５は互いに分離している。この場合も、該
可撓小吉状部７を、第１０図に示されているように、靴
底の主要部分Ａの厚さと同じにするか、あるいは、第１
１図、第１２図、第１３図に示されているように、該主
要部分Ａの厚さより薄くしてもよい、すなわち、可撓小
吉状部７は、第１１図の場合には靴底の厚さの下部にあ
り、第１２図の場合にはＬ部にあり、第１３図の場合に
は中間部にある。

各種の小舌状部７が靴底の残りの部分と連接する部分で
ある撓曲線Ｘ（第１図）は、靴底の最も薄い区域で構成
することができる。この最も薄い区域は、その厚みを徐
々に変化させても、あるいは急激に変化させてもよい、
前者の場合には、この最も薄い靴底区域は徐々に狭くな
る区域で形成する。後者の場合には、この最も薄い靴底
区域は、靴底の上面に形成されるとともに、この靴底の
縁部とほぼ平行で、かつ、各種切り込み３の内縁を通過
する溝１０（第１４図と第１５図）により画定される。

しかしながら、この溝１０は靴底の下面に形成すること
もでき、また靴底の上面とＦ面に２本の溝１０を設ける
ことも可能である。この２木の溝は同一の垂直面内に配
置されて両者間に減少した厚み区域を画定し、小舌状部
７の撓曲を容易にする。

第１４図と第１５図には、各１のスパイク８を担持する
複数個の可撓小吉状部７を含み、上面に溝ｌＯを有する
靴底が図示されている。該切り込み３は靴底の外縁１ａ
まで延びているので１個々の弾性充填部材５は互いに分
離している。

第１６図に示される本発明の変形実施態様によると、靴
底は、その外縁１ａに唯２の切り込み３を含み、両者の
間には隣接する複数個のスパイク８を備えた唯１の可撓
小吉状部７が画定されている。この場合にも、該２の切
り込み３は溝ｌＯから靴底の外縁１ａまで延びているた
め１両者が外縁で接続することはない。

これとは逆に、第１７図と第１８図に示される本発明の
変形実施態様によると、個々の弾性充填部材５は縁部６
を介して相互に接続されている。

第１７図に図示された靴底は、各１のスパイク８を担持
する複数個の可撓小吉状部７を含んでいる。これに対し
て、第１８図に図示された靴底は、第１６図の場合と同
様、隣接する一連のスパイク８を担持する唯ｌの可撓小
吉状部７を含む。

該歩行用靴底１を鋳造成形する際、この靴底の可撓小吉
状部７に各種のスパイク８を固定することができる。こ
の場合、スパイクは主要部分Ａを構成する硬質プラスチ
ック材料内に植込み保持される。

第１９図に示す本発明の変形実施態様において、スパイ
ク８は、靴底ｌの鋳造成形に祭し、該靴底内に形成され
る引掛部材１１内に押し込まれる。この引掛部材１１は
下向きの凹所１２を有しているため、この凹所内に押し
込まれたスパイク８の頭部を適宜に収容、保持する。

第２０図は、本発明の歩行用靴底を備えたゴルフシュー
ズの図である。

上述した本発明の諸実施例においては、再成形により形
成された弾性材料からなる部分Ｂは靴底ｌの外縁１ａの
側面にしか設けられていないが、同様の弾性材料からな
る部分を、該靴底の内縁ｌｂの前部分に、または、外縁
１ａと内縁ｔｂとに同時に設けることももちろん可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ゴルフシューズの一部を構成する本発明の歩
行用靴底において１個々の弾性充填部材を弾性材料から
なる縁部を介して互に連続した場合を示す底面図。 第２図は、第１図に示した歩行用靴底のｔ面図。 第３図は、第１図の■−■線に沿って見た横断面図。 第４ｒｇＪは、第１図の■−■線に沿って見た横断面図
。 第５図は、可撓性のある小舌状部が弾性材料層の下に位
置する一変形実施態様の部分概略平面図。 第６図は、第５図のＶｌ−Ｖｌ線に沿って見た横断面図
。 第７図と第８図は、別の変形実施態様を示す、第６図と
同様の横断面図。 第９図は１歩行用靴底の個々の弾性充填部材が互いに分
離している実施態様を示す底面図。 第１０図は、第９図のｘ−Ｘ線に沿って見た横断面図。 第１１図、第１２図、第１３図は、別の変形実施態様を
示す部分横断面図。 第１４図は、靴底の別の変形実施態様を示す部分底面図
。 第１５図は、第１４図の切断線画−ＸＶ線に沿って見た
横断面図。 第１６図、第１７図、第１８図は、靴底の別の変形実施
態様を示す部分底面図。 第１９図は、鋳造成形後の靴底の引掛部に嵌合したスパ
イクを含む歩行用靴底を示す部分横断面図。 第２０図は１本発明の歩行用靴底を備えたゴルフシュー
ズを示す概略側面図。 〔主要部分の符号の説明〕 １−一一一歩行用靴底 ｌａ、１ｂ−−−一側縁部 ３−−一一切り込み ５−−−一個別の弾性充填部材 ６−一一一級部 ７−一一一小吉状部 ８−一一一スパイク １０−一−−溝 １１−−−一引掛部材 ＦＩＧ、　　Ｉ ＦＩＧ、　２ ＦＩＧ、　３　　　　　　　　　　　　ＦＩＧ、　４Ｆ
ＩＧ、　６　　　　　　　　　　　ＦＩＧ、　５ＦＩＧ
、　７　　　　　　　　　　　　ＦＩＧ、　８匡 Ｑ　　　　　　　　ＣＤ ムー　　　　　　　　　匡 ＦＩＧ、　１９ ＦＩＧ、２０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、側縁部の少なくとも１方に、互に間隔を置いて設け
   られ、靴底の該縁部内に現われ、且つ、該靴底の中央部
   分に向って延びる一連のほぼ横断方向の切り込みを有し
   、前記切り込みは、該靴底を構成する材料の弾性よりも
   高い弾性を有するとともに該切り込みの各々に収容され
   た個別の弾性充填部材を形成する材料で満たされており
   、また、前記切り込みは靴底（１）の前部区域に沿って
   延びる少なくとも１の側方縁部（１ａ、１ｂ）の前部分
   内に設けられ、該靴底上には靴の着用者の足甲部が支承
   され、且つ、前記切り込み（３）が互にその内端部を連
   結する撓曲軸（Ｘ）の回りで横断方向に撓曲可能な少な
   くとも１の小舌状部（７）を画定することを特徴とする
   、スポーツ用靴の歩行用靴底。 ２、前記歩行用靴底（１）が横断方向に撓曲可能な複数
   個の小舌状部（７）を含むことを特徴とする、特許請求
   の範囲第１項記載の歩行用靴底。 ３、前記溝（３）の内端部が、互に、前記小舌状部（７
   ）用の撓曲軸（Ｘ）を構成する最小厚みの拡張区域によ
   り連結されていることを特徴とする、特許請求の範囲第
   １項又は第２項記載の歩行用靴底。 ４、前記最小厚み区域が、前記切り込み（３）の内端部
   間に延びる靴底の少なくとも一面に形成された少なくと
   も１の溝（１０）により画定されていることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第３項記載の歩行用靴底。 ５、前記最小厚み区域が、漸次狭小になる区域により構
   成されることを特徴とする、特許請求の範囲第３項記載
   の歩行用靴底。 ６、前記靴底が実質的に硬質の材料でできている主要部
   分（Ａ）と個別の弾性充填部材（５）を構成する弾性材
   料でできている部分（Ｂ）とを含み、前記硬質主要部分
   （Ａ）の厚みが前記個別の弾性充填部材（５）を構成す
   る部分（Ｂ）の厚みに等しいことを特徴とする、特許請
   求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項又は第５項記
   載の歩行用靴底。 ７、前記撓曲可能な小舌状部（７）の各々の厚みが靴底
   の主要部分（Ａ）の厚みに等しいことを特徴とする、特
   許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項
   又は第６項記載の歩行用靴底。 ８、前記撓曲可能な小舌状部（７）の各々の厚みが靴底
   の主要部分（Ａ）の厚みよりも薄いことを特徴とする、
   特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５
   項、第６項又は第７項記載の歩行用靴底。 ９、個別の弾性充填部材（５）が互に独立していること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項、第２項、第３項
   、第４項、第５項、第６項、第７項又は第８項記載の歩
   行用靴底。１０、個別の弾性充填部材（５）が、互に、
   靴底（１）の外縁部の手前で、該靴底の縁部（１ａ）に
   沿って延びる同一弾性材料の１の縁部（６）を介して連
   結されていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項又
   は第８項記載の歩行用靴底。 １１、前記撓曲可能な小舌状部（７）の各々が前記靴底
   の下方部分から延び、且つ、前記弾性材料の層の下に位
   置することを特徴とする、特許請求の範囲第１項、第２
   項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項
   、第９項又は第１０項記載の歩行用靴底。 １２、前記撓曲可能な小舌状部（７）の各々が、前記靴
   底の上方部分から延び、且つ、前記弾性材料の層の下に
   位置することを特徴とする、特許請求の範囲第１項、第
   ２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８
   項、第９項又は第１０項記載の歩行用靴底。１３、前記
   撓曲可能な小舌状部（７）の各々が、前記靴底の厚みの
   中間部分から延び、且つ、該靴底の上方及び下方におい
   て同時に延びるプラスチック材料の層内に埋め込まれて
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項、第２項
   、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、
   第９項又は第１０項記載の歩行用靴底。 １４、スパイク（８）が切り込み（３）により画定され
   た前記靴底（１）の撓曲可能な小舌状部（７）に固定さ
   れ、且つ、靴底の下方へ延びていることを特徴とする、
   特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５
   項、第６項、第７項、第８項、第９項、第１０項、第１
   １項、第１２項又は第１３項記載の歩行用靴底。 １５、前記靴底が複数個の撓曲可能な小舌状部（７）を
   含み、その各々が各１のスパイク（８）を担持すること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１４項記載の歩行用靴
   底。 １６、前記靴底が互に隣接する一連のスパイク（８）を
   担持する単一の撓曲可能な小舌状部（７）を含むことを
   特徴とする、特許請求の範囲第１４項記載の歩行用靴底
   。 １７、前記スパイク（８）が、靴底鋳造成形の際、該靴
   底の撓曲可能な小舌状部（７）に強固に固定されている
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第１４項、第１５項
   又は第１６項記載の歩行用靴底。 １８、前記スパイク（８）が、該靴底成形後、前記撓曲
   可能な小舌状部（７）と一体に鋳造成形される引掛部材
   （１１）内で係合、保持されることを特徴とする、特許
   請求の範囲第１４項、第１５項又は第１６項記載の歩行
   用靴底。