JPH02188950A - 電子部品のリード矯正機 - Google Patents

電子部品のリード矯正機

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Publication number
JPH02188950A
JPH02188950A JP587689A JP587689A JPH02188950A JP H02188950 A JPH02188950 A JP H02188950A JP 587689 A JP587689 A JP 587689A JP 587689 A JP587689 A JP 587689A JP H02188950 A JPH02188950 A JP H02188950A
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JP
Japan
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lead
claw
mechanisms
electronic component
press
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Pending
Application number
JP587689A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Shimazaki
島崎 義昭
Kenji Goto
賢二 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikegami Tsushinki Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は電子部品のリードを矯正する装置、特にフラッ
トパッケージ型のQFPのリードを有効に矯正すること
ができる電子部品のリード矯正機に関するものである。
(従来の技術) 本願人は従来より電子部品のリードをプリント配線基板
にあけた孔に自動的に挿入するIC自動挿入機を開発し
ている。また、チップ部品をプリント配線基板のポンデ
ィングパッドに自動的に装着する電子部品の自動装着機
も提案している。このような自動挿入機や自動装着機に
おいて、電子部品の適正挿入率や装着率を向上するには
、電子部品のリードを適正な方向に向ける必要があり、
そのためのリード矯正機も開発している。例えば、特開
昭62−285500号公報においては、リードを矯正
刃とプレス刃とによって所定の位置を越えて一方向に塑
性変形させた後、反対方向に塑性変形させてそのスプリ
ングバックにより所定の位置に戻すようにしたリード矯
正機が開示されている。このようなスプリングバックを
利用することによりリードをきわめて正確に矯正するこ
とができる。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来のリード矯正機においては、QFP型のI
Cのリードを矯正することはできるか、QFP型のIC
のリードを矯正することはできない。また、QFP型の
ICには、種々の形状や寸法のものがあるが、−台のリ
ード矯正機では対応することができない。また、同じ形
状寸法のものであっても、リードの材質が異なると、ス
プリングバックの変位量が異なるため、同じリード矯正
条件ではリードを十分正確に矯正することができない。
特に、QFPの場合には、配線基板の装着面にはクリー
ム半田が塗布されているが、クリーム半田層の厚さは約
0.2mと薄いのでリードが上下方向に0.2+++m
以上ずれていると、全リードの内、上方に曲がっている
リードはクリーム半田層に接触できず、炉内を通しても
半田付けができない場合が少なくなかった。
また、従来のリード矯正機においては、電子部品の本体
を押えて矯正するようにしているが、このようにすると
本体に過大な応力が加わり、本体を損傷する恐れがある
本発明の目的は上述した従来のリード矯正機の欠点を解
消し、QFPのような形状寸法の異なる電子部品のリー
ドを正確かつ効率良く矯正することができる電子部品の
リード矯正機を提供しようとするものである。
本発明の他の目的は電子部品本体を損傷することなくリ
ードを矯正することができる電子部品のリード矯正機を
提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段および作用)本発明の電子
部品のリード矯正機は、互いに直交するx、 y、  
z平面において、互いに一体的にXY平面内で移動可能
な第1および第2の移動テーブルと、これら第1および
第2の移動テーブルに互いに対向するように装着された
複数種類の第1および第2の爪機構と、これら第1およ
び第2の爪機構を独立に駆動する第1および第2の駆動
機構とを具え、前記第1および第2の爪機構はそれぞれ
独立にZ方向に駆動され、電子部品のリードの根元近傍
を押圧する位置決杓用爪と、リードの根元以外の部分を
押圧するプレス爪とを具えることを特徴とするものであ
る。
このうよな本発明のリード矯正機によれば、リードを矯
正すべき電子部品を形状、寸法およびリードの材質に応
じた種類の第1および第2の爪機構の間に配置し、位置
決め用爪によってリードの根元部分を抑えた状態で、プ
レス爪によりリードを所定の位置、例えば水平面内の位
置を越えて塑性変形し、次に反対方向に所定の位置を越
えて塑性変形させてそのスプリングバックにより所定の
位置に戻すようにすることにより、リードを正確に所定
の位置に矯正することができる。この場合、電子部品の
種類が異なるときには、第1および第2の移動テーブル
を移動させて、所望の第1ふよび第2の爪機構がそれぞ
れ第1ふよび第2の駆動機構と整列する位置とすること
により容易に対応することができる。
さらに、本発明のリード矯正機は、リードを矯正すべき
電子部品のそれぞれの側に配置された第1および第2の
爪機構と、これら第1および第2の爪機構を独立に駆動
する第1および第2の駆動機構とを具え、前記第1$よ
び第2の爪機構の各々は、電子部品のリードの根元近傍
を点接触状態で押圧する位置決め用爪と、リードの根元
以外の部分を面接触状態で押圧するプレス爪とを具える
ことを特徴とするものである。
このような、本発明のリード矯正機によれば、電子部品
の本体を押えるとなくリードの矯正を行うことができる
ので、電子部品を損傷する恐れがない。また、位置決め
用爪の先端を、例えば湾曲面としてリードと点接触する
ようにしたため、位置決め用爪でリードを保持した状態
でプレス爪によりリードを押すことによりリードと本体
とのつけ根の部分においてリードを湾曲させることがで
き、したがって矯正精度を向上することができる。
本発明はさらに、リードを矯正すべき電子部品のそれぞ
れの側に配置された第1および第2の爪機構と、これら
第1および第2の爪機構を独立に駆動する第1および第
2の駆動機構とを具え、前記第1および第2の爪機構の
各々は、電子部品のリードの根元近傍を面接触状態で押
圧する位置決め用爪と、リードの根元以外の部分を面接
触状態で押圧するプレス爪とを具えることを特徴とする
ものである。
このような本発明のリード矯正機によれば、リードの根
元部分を位置決め用爪で保持した状態でプレス爪により
リードを矯正することができるのでリードのあらゆる曲
がりに有効に対処できるとともに電子部品の本体を損傷
することはなく、さらにリードの根元部分およびそれ以
外の部分の湾曲をも矯正することができる。
(実施例) 第1図は本発明のリード矯正機の一実施例の構成を示す
部分断面斜視図である。本例では移動テーブルを上側回
転テーブル1および下側回転テーブル2を以て構成し、
これらは軸3により連結する。軸3の下端にはプーリ4
を固着し、このプーリにはタイミングベルト5を掛は渡
し、図示していないモータによって上側および下側のテ
ーブル1ふよび2を互いに一体的に回転できるように構
成する。これらの回転テーブル1および2の互いに対向
する表面にはそれぞれ複数種類の上側および下側爪機構
6.6−−−および7.7−−−を配置する。これらの
上側および下側爪機構6および7は互いに対向するとと
もに45°づつ円周方向に等間隔に配置されている。各
爪機構は後述するようにリードの根元部分を押圧保持す
る位置決め用爪とリードを塑性変形させるプレス爪とを
具えている。また、これらの爪は上下方向に変位可能に
それぞれの回転テーブルlおよび2に装着されている。
また、これらの爪機構6,70寸法、形状および変位量
はリードを矯正すべき電子部品、すなわちQFPの寸法
、リードの材質等に応じて異ならせである。上側回転テ
ーブル1の上方には上側爪機構6aを駆動する上側駆動
機構8を配置し、下側回転テーブル2の下側には下側爪
機構7を駆動する下側駆動機構9を配置する。これらの
駆動機構8および9は固定フレームに装着されており、
これらの駆動機構によって挟まれる空間内に所望の爪機
構6,7が介挿されるように回転テーブル1および2を
回動させることにより所望のQFPのリードを矯正する
ことができる。
第2図は上側および下側爪機構6および7の詳細な構成
を示す縦断面図、第3図は上側回転テーブル1の一部分
を切り欠いて示す平面図である。
上側爪機構6は下側爪機構7の位置決め爪21に置かれ
たQFPのリードの根元部分と当接して位置決めを行う
位置決め用爪10と、リードの根元以外の部分と当接し
てリードを折り曲げてかつプレスを加えるプレス爪11
とを具えている。位置決め用爪10の基部はプツシ:L
12を介してプレス爪の基部の中央にあけた孔に上下方
向に移動できるように装着する。また位置決め用爪10
0基部の上端にはねじ13によりプレート14を固着し
、位置決め用爪がプレス爪から脱落しないようにする。
プレス爪11の基部の上面には3本のシャフト15の下
端を固着し、これらシャフトの上端は押え板16に固着
する。
また、これらシャフト15にはそれぞれ圧縮コイルバネ
17を設け、押え板16を上方へ偏倚するようにする。
シャフト15は上側回転テーブル1に設けたリニアボー
ルベアリング18により上下方向に移動可能に装着する
。さらに、位置決め用爪10に連結したプレート14と
押え板16との間には圧縮コイルバネ19を設け、位置
決め用爪を下方へ偏倚する。上側駆動部材8はエアシリ
ンダを具え、そのピストン8aが付勢されていないとき
にはピストン先端と押え板16の上面との間には隙間が
形成されるようにして、回転テーブル1.2が回転する
際にピストンと押え板が干渉しないようにする。
下側爪機構7はリードの根元部分と当接する位置決め用
爪21と、リードの根元部分よりも先端に近い部分を押
圧するプレス爪22とを具えている。
位置決め用爪21の基部はねじ23により下側回転テー
ブル2に固着するが、プレス爪22の基部は2本のシャ
フト24に固着し、一方のシャフトをブツシュ25によ
り回転テーブル2に対して上下に移動可能に装着する。
他方のシャフト24は回転テーブル2にあけたばか孔に
通す。位置決め用爪21とプレス爪22との間にはリニ
アボールベアリング26を配置し、プレス爪の基部中央
にあけた孔を経て上下方向に移動できるようにする。シ
ャフト24の下端は回転テーブル2から下方へ突出させ
、下側駆動機構9を構成するエアシリンダのピストンに
連結した円板27と対向するようにする。エアシリンダ
が付勢されていないときにはシャフト24と円板27と
の間に隙間が形成され、回転テーブルの回転に支障がな
いようにする。なお、第3図においては、QFPのリー
ド矯正位置の中心軸を符号Pで示す。
第4図および第5図はリードを矯正すべきQFPをリー
ド矯正位置Pに搬送し、矯正後排出するQFP搬送機構
を示すものである。このQFP搬送機構は、レール31
とこのレールと平行に配置したタイミングベルト32と
、レールに沿って移動自在に設けられたスライドプレー
ト33と、このスライドプレートをベルトと一体的に連
結するジヨイント34と、ベルトを駆動するパルスモー
タ35とを具えている。スライドプレート33にはエア
シリンダ36を固!し、このエアシリンダのピストン3
7の下端にはL形のバキュームダクトアーム38を固着
する。
このアーム38の先端にはQFP 39を吸着保持する
のに適した形状のノズル40を取付ける。アーム38の
上下方向の移動を案内するために、アームと一体に取付
けたプレート41に一対のシャフト42を固着し、これ
らのシャフトをスライドプレート33に固着したブツシ
ュ43により摺動自在に案内する。ノズル40はバキュ
ームダクトアーム、38に形成したダクトを介し、チュ
ーブ44を通って真空源へ連結する。
次に、第6図〜第8図をも参照してリード矯正動作につ
いて説明する。先ず、パルスモータ35を駆動して、ス
ライドプレート33を、リードを矯正すべき叶P 39
の待機位置まで移動させる。次にエアシリンダ36を駆
動してバキュームダクトアーム38およびノズル40を
降下させるとともにノズルから空気を吸引し、ノズルに
QFPを吸着保持する。
QFPを吸着後、エアシリンダ36を駆動し、アーム3
8およびノズル40を上昇させ、さらにパルスモータ3
5を駆動してベルト32を回動させ、スライドプレート
33をレール31に沿って水平方向に移動させ、QFP
 39を矯正機の上側および下側爪機構6および7の間
に進入させる。このときまでに上側および下側回転テー
ブル1および2はベルト5およびプーリ4を介して回動
され、ノズル40に吸着されたQFP 39に対応する
爪機構6.7が矯正位置Pに位置決めされている。第6
図Aに示すようにQFP 39が矯正位置Pに搬入され
たら、エアシリンダ36を駆動してノズル40を降下さ
せ、QFPを下側爪機構7の上に載置する。第6図Bは
このようにしてQFP 39のリードの根元部分を下側
爪機構7の位置決め用爪21上に載置した後、ノズル4
0からの吸引を止め、ノズルを再び上昇させた後にスラ
イドプレート33をスライドさせて上側および下側爪機
構6および7の間から脱出させた状態を示す。
次に、上側駆動機構8のエアシリンダを供給エア圧力3
kg/Crlで駆動して、そのピストン8aを降下させ
、その先端によって押え板16をコイルバネ17の力に
抗して下降させる。このとき、第6図Cに示すように、
コイルバネ19を介して位置決め用爪10も同時に降下
し、QFP 39のリードの根元の水平方向に張り出し
ている部分を下側爪機構7の位置決め用爪21との間で
押圧する。このエアシリンダのピストン8aのストロー
クは20mmである。このようにしてQFP 39を上
側および下側爪機構の位置決め用爪10および210間
で確実に固定することができる。また、これらの位置決
め用爪10.21の先端は平坦となっているので、リー
ドの根元部分の湾曲を補正することができる。このよう
にリードの根元部分を位置決め用爪10.21で固定し
た状態で、プレス爪11はさらに下降し、リードを下方
へ押し下げる。
第7図に示すようにQFP 39のリードは上方向に約
35°、下方向に約−45゛の傾きの範囲内でばらつい
ているのが一般的である。上述したように、プレス爪1
1をリードに押し当てて下方へ変位させることにより水
平面に対して一10°の傾斜となるように押し下げる。
これにより上方に湾曲していたリードは押し曲げられ、
総て完全な塑性変形領域に入る。第8図は横軸に曲げ角
度α(度)をとり、縦軸に荷重W(kg)をとって示す
ものである。
弾性領域まで曲げた後、荷重を取去ると最初の位置に戻
るが、完全塑性変形領域まで曲げると荷重を取去っても
元の位置には戻らず、変位量が残留することになる。こ
の場合、完全塑性変形領域まで曲げた場合には、曲げ角
度によらず戻り角度AおよびBは互いにほぼ等しくなる
。本発明ではこのような特性に着目して、上述したよう
にQFPのリードを水平に対して一10#となるように
曲げ、完全塑性領域に入るようにする。
次に、下側駆動機構7のエアシリンダを駆動してピスト
ンに連結した円板27を上昇させ、シャフト24を介し
てプレス爪22を上昇させる。このエアシリンダには4
kg/cutのエアーを供給する。また、ピストンのス
トロークは5IIIIllである。このようにして、リ
ードを第6図Eに示すように上側爪機構6のプレス爪1
1と下側爪機構7のプレス爪22との間に挟んで押圧す
る。エアシリンダの供給エア圧力は下側駆動機構の方が
大きくなっているので、プレス爪11および22は上方
へ変位し、リードは上方へ曲げられる。この曲げ角度を
一2°とする。
第9図は、このように口FP 39のリードをプレス爪
11、22の間に挟んで一2°の角度まで曲げ戻した状
態を示す拡大断面図である。プレス爪11および22の
端面は水平方向に対して一2°の角度だけ傾斜させであ
る。このようにプレス爪11によって一10°下方へ曲
げ、次にプレス爪11と22との協働により一2@まで
上方へ曲げ戻すことにより35°の範囲内で上方へ湾曲
していたリードをすべて完全塑性変形領域に入れること
ができる。一方、最初から一10°〜−45°の角度だ
け下方に湾曲していたリードは、プレス爪の間に挟まれ
て上方へ曲げられるため、やはり完全塑性変形領域に入
ることになる。また、プレス爪11.22の間で押圧す
ることにより第7図の左側のリードで示すように上方ま
たは下方に湾曲していたリードは平坦となる。
次に、上、下のエアシリンダを駆動して上側爪機構6を
上昇させとともに下側爪機構7のプレス爪22を下降さ
せ、QFP 39を開放する。このとき、リードは第8
図に示すようにそれが保有している弾性力で下方へ戻る
が、全てのリードは完全塑性変形領域まで曲げられてい
るので、そのはね返し角度はほぼ等しくなり、例えば1
°の変動範囲内で収まる。このようにして、全てのリー
ドを一5″±1°以内の範囲内に矯正することができる
般にクリーム半田層の厚さは0.2mm程度であるから
、リードの曲がりをこのように一5@±1°の範囲内に
抑えることができれば、リードとクリーム半田層とは十
分満足に接触するようになり、はんだ付は不良が発生す
る恐れはない。
上述したようにしてリードが矯正されたQFP 39は
搬送機構のノズル40により吸着し、次工程へ搬送する
ことができる。次に矯正すべきQFPの形式が前回のも
のと同一の場合には、回転テーブル1゜2を回転させな
いが、形式が異なるQFPのリードを矯正する場合には
回転テーブル1.2を回転させ、対応する爪機構6,7
を矯正位置に位置出しした後上述した動作を行う。この
ようにして、形状、寸法、リード材質の異なる種々のΩ
FPのリードを効率良く矯正することができ、矯正に要
する時間は0.5〜1.5秒である。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、幾
つかの変更や変形を加えることができる。
例えば上述した実施例では爪機構を回転テーブルに装着
し、この回転テーブルを回動して所望の爪機構を矯正位
置に位置決めするようにしたが、回転テーブルの代わり
にスライドテーブルを設け、これをスライドさせて所望
の爪機構を矯正位置に位置出しするようにすることもで
きる。また、上述した実施例ではリードを最初に一10
°まで下方へ押し下げ、次に一2°まで上方へ押し上げ
るように曲げたが、例えば総てのリードが上方へ曲がっ
ていることが保証されているような叶Pの場合には、下
方へ所定の角度だけ押し下げてプレスするようにしても
よい。さらに、上述した実施例では叶Pのリードを矯正
するものであるが、水平方向にリードが張出している他
の電子部品のリード矯正に適用することもできる。
上述した実施例においては、移動テーブルに形状、寸法
の異なる複数の爪機構を装着し、移動テーブルを移動さ
せて所望の爪機構を位置出しするようにしたが、本発明
では必ずしもこのように構成する必要はなく、1台の爪
機構を設けるだけでもよい。また、上述した実施例では
、位置決め用爪の平坦な先端面によってリードの根元付
近を押圧するようにしたため、この部分が湾曲している
場合、これを矯正することができる。また、位置決め用
爪で電子部品を保持するため、電子部品本体を支持する
機構を別個に設ける必要はなく、矯正機の構成を簡単と
することができるとともに電子部品本体を損傷する恐れ
もない。
第10図A−Dは本発明によるリード矯正機の他の実施
例の爪機構の構成および矯正動作を示す線図的断面図で
ある。本実施例においては上、下側位置決め用爪10お
よび21の先端を湾曲させ、リードLと点接触させるよ
うに構成する。一方、プレス爪11および22の先端は
平坦であり、水平面に対して5°傾斜している。第10
囚人に示すように位置決め用爪10.21でリードLの
根元近傍を挟持した状態で、第10図Bに示すように上
側プレス爪11を降下させ、上方に曲がったリードを下
方へ押す。
この際、位置決め用爪10.21はリードと点接触して
いるため、この接触点の廻りにモーメントが発生し、第
10図Cに示すように電子部品39とリードLとの付は
根の部分の角度が修正されることになる。プレス爪11
がさらに降下すると、リードしの屈曲部Kが下側位置決
め用爪21の外側壁に当接し、この屈曲部での曲げ角度
が矯正され、すべてのリードは水平面に対して一10°
の角度下方へ傾斜した状態となる。この結果、先端が上
方に曲がっていたすべてのリードはそれらの付は根の部
分が下方へスプリングバック量の一3@以上に曲げられ
たことになり、完全に塑性変形領域に入ることになる。
次に、第10図Cに示すように下側のプレス爪21を上
昇させ、リードLを上、下のプレス爪10.22の間に
押圧する。このプレス爪10.22による押圧によって
リードの先端部分の湾曲が矯正される。また、下方に傾
斜していたリードがあれば、上方へ変位されることにな
る。
次に、第10図りに示すように上側プレス爪11を上昇
させ、さらに下側プレス爪22を、例えば0.3mm以
上上昇させ、リードの付は根部分を上方へ3゜以上回転
させる。その場合、全リードの先端は電子部品39の本
体の下面より下側に位置するように爪機構を構成する。
下側のプレス爪22を降下させてリードを解放すると、
全リードはその付は根の部分で反発し、スプリングバッ
ク量の一3°だけ下方に撥ね返る。このとき、全リード
が同一条件であるから、全リードの先端の下方への溌ね
返り量は等しく約0.1+nmとなる。最後に位置決め
用爪10を上昇させてリードを解放する。このようにし
て第11図に示すように全リードしの先端は設計値のδ
mmに対し約±0.05mm以下の高精度で位置決めさ
れることになる。
また、第12図A−Dに示すように、電子部品39の本
体とリードしの付は根部分が下方へ曲がっているような
場合にも上述した操作を行うことによって高精度のリー
ド矯正を行うことができる。
上述したように、下側プレス爪22が上昇し、その後上
側ブレス爪11が上昇するときに下側プレス爪が自動的
に上昇できるようにするために、上側プレス爪駆動用の
エアシリンダの供給エア圧を5kg / crl、下側
プレス爪駆動用エアシリンダの供給エア圧を4kg/c
rlとする。
上述したように、本実施例においては、電子部品を押え
ないのでその本体を損傷する恐れがないとともにリード
の根元近傍を点接触状態で押えることにより本体とリー
ド付は根部分との間の曲がりをスプリングバック理論を
適用して矯正でき、さらに上側プレス爪で押下げる際に
リード屈曲部を下側位置決め用爪の外側壁に当接させて
その曲がり角度を修正することができる。したがって、
種々の態様で曲がっているリードを約±0.05mm以
下の高精度で矯正することができる。
(発明の効果) 上述したように本発明による電子部品のリード矯正機に
よれば、複数種類の寸法、形状の異なる爪機構を移動テ
ーブルに装着し、矯正すべきリードの形状、寸法、材質
に応じて最適の爪機構を矯正位置に位置出しして矯正を
行うようにしたため、種々の電子部品のリードを効率良
く矯正することができるとともに全てのリードを所望の
角度範囲内に収めることができる。したがって、例えば
QFPのリードを矯正する場合、リードを一5@±1″
′の範囲内に入れることができるので、配線基板の接点
パッドに被着したクリーム半田層に確実に接触させるこ
とができ、接触不良が生ずる恐れはない。
さらに、リードの根元近傍を位置決め用爪で保持した状
態でプレス爪を押し当ててリードの曲がりを矯正するよ
うにしたため、電子部品本体を保持する必要がなく、し
たがって電子部品本体を損傷する恐れもない。この場合
、位置決め用爪をリードに点接触させるようにすると、
本体とリードとの付は根の部分でリードを曲げることが
できるので、この部分での不正な曲がりを矯正できる。
また、位置決め用爪を面接触で揮圧させることによりリ
ードの根元部分の湾曲をも矯正することができる。
このように、本発明のリード矯正機によれば、+35°
〜−45°の広い範囲に亘って曲がりを有するリードを
所望精度範囲内に矯正することができ、したがって電子
部品のリードをプリント基板の接点に正確かつ確実に装
着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるリード矯正機の一実施例の構成を
示す斜視図、 第2図は同じくその縦断面図、 第3図は同じくその平面図、 第4図はQFP搬送機構の構成を示す斜視図、第5図は
同じくその平面図、 第6図A−Eはリード矯正動作を示す縦断面図、第7図
は矯正前のリードの曲がりおよび湾曲状態を示す斜視図
、 第8図は曲げ角度と荷重との関係を示すグラフ、第9図
は爪機構の拡大断面図、 第10図A−Dは本発明によるリード矯正機の他の実施
例における矯正動作を示す図、 第11図はリード矯正後の電子部品を示す図、第12図
A−Dは他の矯正動作を示す図である。 1.2・・・上、下側回転テーブル 6.7・・・上、下側爪機構 8.9・・・上、下側駆動機構 10、21・・・上、下側位置決め用爪11、22・・
・上、下側プレス爪 特許出願人 池上通信機株式会社 第1図 第2図 B 第6図 第10図 3q ヘ 一一一 派 正  書 平成元年

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに直交するX、Y、Z平面において、互いに一
    体的にXY平面内で移動可能な第1および第2の移動テ
    ーブルと、これら第1および第2の移動テーブルに互い
    に対向するように装着された複数種類の第1および第2
    の爪機構と、これら第1および第2の爪機構を独立に駆
    動する第1および第2の駆動機構とを具え、前記第1お
    よび第2の爪機構はそれぞれ独立にZ方向に駆動され、
    電子部品のリードの根元近傍を押圧する位置決め用爪と
    、リードの根元以外の部分を押圧するプレス爪とを具え
    ることを特徴とする電子部品のリード矯正機。 2、前記第1および第2の爪機構の位置決め用爪によっ
    て電子部品のリードの根元近傍を保持した状態で、プレ
    ス爪をZ方向に見て第1の方向に移動させ、リードを所
    望の平面位置を越えて湾曲させ、次にプレス爪を第1の
    方向とは反対の第2の方向に移動させ、総てのリードが
    所望の平面を越えて完全塑性変形領域内に入るように湾
    曲させるように第1および第2の爪機構を構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の電子部品のリード矯正機。 3、リードを矯正すべき電子部品のそれぞれの側に配置
    された第1および第2の爪機構と、これら第1および第
    2の爪機構を独立に駆動する第1および第2の駆動機構
    とを具え、前記第1および第2の爪機構の各々は、電子
    部品のリードの根元近傍を点接触状態で押圧する位置決
    め用爪と、リードの根元以外の部分を面接触状態で押圧
    するプレス爪とを具えることを特徴とする電子部品のリ
    ード矯正機。 4、リードを矯正すべき電子部品のそれぞれの側に配置
    された第1および第2の爪機構と、これら第1および第
    2の爪機構を独立に駆動する第1および第2の駆動機構
    とを具え、前記第1および第2の爪機構の各々は、電子
    部品のリードの根元近傍を面接触状態で押圧する位置決
    め用爪と、リードの根元以外の部分を面接触状態で押圧
    するプレス爪とを具えることを特徴とする電子部品のリ
    ード矯正機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04107853A (ja) * 1990-08-28 1992-04-09 Nec Corp 外部リード矯正方法
JPH04171850A (ja) * 1990-11-05 1992-06-19 Nec Corp Icリード成形方法

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